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ゴルディアン複体の双曲性について

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Academic year: 2021

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(1)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体 大域的性質 問題 λ G

ゴルディアン複体の双曲性について

市原 一裕(日本大学文理学部)

鄭 仁大 (大阪府立大学高等教育推進機構)

日本数学会

2012

年度 年会 東京理科大学神楽坂キャンパス

, 2012.3.26

(2)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体

大域的性質 問題 λ G

ゴルディアン距離

λ

:結び目の局所変形(例えば,交差交換)

ゴルディアン距離

2

つの結び目

K

K 0

λ-

ゴルディアン距離

d λ (K, K 0 )

= K

K 0

に変形するために必要な

λ

の最小回数

局所変形として交差交換

x d x

:(単に)ゴルディアン距離

平澤–内田(2002)

d x

を用いて,ゴルディアン複体を定義

(3)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体

大域的性質 問題 λ G

ゴルディアン距離

λ

:結び目の局所変形(例えば,交差交換)

ゴルディアン距離

2

つの結び目

K

K 0

λ-

ゴルディアン距離

d λ (K, K 0 )

= K

K 0

に変形するために必要な

λ

の最小回数

局所変形として交差交換

x d x

:(単に)ゴルディアン距離

平澤–内田(2002)

d x

を用いて,ゴルディアン複体を定義

(4)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体

大域的性質 問題 λ G

ゴルディアン距離

λ

:結び目の局所変形(例えば,交差交換)

ゴルディアン距離

2

つの結び目

K

K 0

λ-

ゴルディアン距離

d λ (K, K 0 )

= K

K 0

に変形するために必要な

λ

の最小回数

局所変形として交差交換

x d x

:(単に)ゴルディアン距離

平澤–内田(2002)

d x

を用いて,ゴルディアン複体を定義

(5)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体

大域的性質 問題 λ G

ゴルディアン距離

λ

:結び目の局所変形(例えば,交差交換)

ゴルディアン距離

2

つの結び目

K

K 0

λ-

ゴルディアン距離

d λ (K, K 0 )

= K

K 0

に変形するために必要な

λ

の最小回数

局所変形として交差交換

x d x

:(単に)ゴルディアン距離

平澤–内田(2002)

d x

を用いて,ゴルディアン複体を定義

(6)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体

大域的性質 問題 λ G

ゴルディアン複体

λ-ゴルディアン複体 G λ [中西–大山(2006)]

K : 3

次元球面

S 3

内の全ての結び目からなる集合

I G λ

の頂点集合(つまり

0–

単体)は

K

I n + 1

個の頂点

K 0 , . . . , K n

において,

i 6 = j

に対して

d λ (K i , K j ) = 1

であるとき,

K 0 , . . . , K n

n–

単体を張る

注意

λ = x

のとき,平澤

内田の定義した

G x

背景

様々な 局所的な性質の研究

大域的な性質は?

(7)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体

大域的性質 問題 λ G

ゴルディアン複体

λ-ゴルディアン複体 G λ [中西–大山(2006)]

K : 3

次元球面

S 3

内の全ての結び目からなる集合

I G λ

の頂点集合(つまり

0–

単体)は

K

I n + 1

個の頂点

K 0 , . . . , K n

において,

i 6 = j

に対して

d λ (K i , K j ) = 1

であるとき,

K 0 , . . . , K n

n–

単体を張る

注意

λ = x

のとき,平澤

内田の定義した

G x

背景

様々な 局所的な性質の研究

大域的な性質は?

(8)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体 大域的性質 問題 λ G

大域的性質

λ- ゴルディアングラフ G λ

G λ

1–

骨格

辺の長さを

1

として距離空間

さらに測地空間(

geodesic space

重要な大域的性質:グロモフ双曲性

Gambaudo-Ghys, 2005

x-

ゴルディアングラフ

G x

は双曲的でない.

拡張(堀内 – 大山)

G C

nは双曲的でない(

n 4

).

(9)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体 大域的性質 問題 λ G

大域的性質

λ- ゴルディアングラフ G λ

G λ

1–

骨格

辺の長さを

1

として距離空間

さらに測地空間(

geodesic space

重要な大域的性質:グロモフ双曲性

Gambaudo-Ghys, 2005

x-

ゴルディアングラフ

G x

は双曲的でない.

拡張(堀内 – 大山)

G C

nは双曲的でない(

n 4

).

(10)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体 大域的性質 問題 λ G

グロモフ双曲性

グロモフによって定義[

Gromov 1987

Γ :

連結グラフ(距離空間とみなす)

N (γ, ε)

γ Γ

ε-

近傍

δ-thin

Γ

内の

s 1 , s 2 , s 3

を三辺とする三角形

T

について

T

δ-thin s i N (s j s k , δ)

双曲性

Γ

δ-

双曲的(またはグロモフ双曲的)

任意の測地三角形が

δ-thin

δ 0

(11)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体 大域的性質 問題 λ G

グロモフ双曲性

グロモフによって定義[

Gromov 1987

Γ :

連結グラフ(距離空間とみなす)

N (γ, ε)

γ Γ

ε-

近傍

δ-thin

Γ

内の

s 1 , s 2 , s 3

を三辺とする三角形

T

について

T

δ-thin s i N (s j s k , δ)

双曲性

Γ

δ-

双曲的(またはグロモフ双曲的)

任意の測地三角形が

δ-thin

δ 0

(12)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体 大域的性質 問題 λ G

ゴルディアングラフは(非)双曲的か?

問題

G λ

は(いつ)双曲的になる(ならない)か?

——————————————————

デルタ変形[ Matveev 1987 ][村上 – 中西 1989 ]

問題

G

は双曲的になる(ならない)か? 注意:

∆-

変形 は

C 2 -

変形(

c.f.

[堀内

大山])

(13)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体 大域的性質 問題 λ G

ゴルディアングラフは(非)双曲的か?

問題

G λ

は(いつ)双曲的になる(ならない)か?

——————————————————

デルタ変形[ Matveev 1987 ][村上 – 中西 1989 ]

問題

G

は双曲的になる(ならない)か?

注意:

∆-

変形 は

C 2 -

変形(

c.f.

[堀内

大山])

(14)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体 大域的性質 問題 λ G

ゴルディアン複体の商空間

ι

:不変量

ι

により自然に定義される

K

上の同値関係

[K] ι

:結び目

K

が代表する同値類

(ι, λ)- ゴルディアン複体 G ι λ

I G ι λ

の頂点集合は

K ι = { [K] ι | K ∈ K }

I

i 6= j ∈ { 0, . . . , n }

に対して,

結び目の組

K i,j [K i ] ι

K j,i [K j ] ι

が存在して

d λ (K i,j , K j,i ) = 1

を満たす時,

n + 1

個の頂点

[K 0 ] ι , . . . , [K n ] ι

n–

単体を張る

G λ ι

G ι λ

1–

骨格,

(ι, λ)-

ゴルディアングラフ

(各辺の長さを

1

として

G λ ι

を距離空間と見なしたとき)

d λ ι

G λ ι

上の距離,

(ι, λ)-

ゴルディアン距離

(15)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体 大域的性質 問題 λ G

ゴルディアン複体の商空間

ι

:不変量

ι

により自然に定義される

K

上の同値関係

[K] ι

:結び目

K

が代表する同値類

(ι, λ)- ゴルディアン複体 G ι λ

I G ι λ

の頂点集合は

K ι = { [K] ι | K ∈ K }

I

i 6= j ∈ { 0, . . . , n }

に対して,

結び目の組

K i,j [K i ] ι

K j,i [K j ] ι

が存在して

d λ (K i,j , K j,i ) = 1

を満たす時,

n + 1

個の頂点

[K 0 ] ι , . . . , [K n ] ι

n–

単体を張る

G λ ι

G ι λ

1–

骨格,

(ι, λ)-

ゴルディアングラフ

(各辺の長さを

1

として

G λ ι

を距離空間と見なしたとき)

d λ ι

G λ ι

上の距離,

(ι, λ)-

ゴルディアン距離

(16)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体 大域的性質 問題 λ G

結果

∆-

変形と関係する不変量 :コンウェイ多項式

K

c.f.

Conway 1970

][岡田

1990

])

定理[市原 – 鄭 2011 ]

G

は双曲的.実際,

G

は実数直線

R

と擬等長. さらに

G

G

と一致することがわかるので,

G

自体も双曲的であり,実数直線

R

と擬等長.

(17)

ゴルディアン複体 の双曲性について

K.Ichihara I.D. Jong

ゴルディアン複体 大域的性質 問題 λ G

結果

∆-

変形と関係する不変量 :コンウェイ多項式

K

c.f.

Conway 1970

][岡田

1990

])

定理[市原 – 鄭 2011 ]

G

は双曲的.実際,

G

は実数直線

R

と擬等長.

さらに

G

G

と一致することがわかるので,

G

自体も双曲的であり,実数直線

R

と擬等長.

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