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Ultima III用中低温システムについて

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Academic year: 2021

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Ultima III 用中低温システムについて

科学分析支援センター 安武 幹雄

科学分析支援センターにある Ultima III で中低温の測定が可能となりました.本学の X-Ray Diffraction(XRD)シ ステムは,Rigaku 製-水平型 XRD システムで構成されています.これまでは専用マシンによる常温のみの測定で したが,中低温アタッチメントの導入で,-180~360℃間の測定が可能です.図1に Ultima III のシステムの外観を 示します.手前から,本体(取り付け後の中低温アタッチメント),液体窒素流量計,温度コントローラー,循環水調 節ユニット,システム制御-データ解析用 PC になります.本体に隠れて見えませんが,デュワー瓶(30L)に液体 窒素を充填し温度制御を行います.また,温度の維持,サンプルの劣化を防ぐため,真空ポンプを用いて減圧下 での測定を行います.

中低温ユニットの取り付け取り外し,設定には多少の時間を要するのが難点となりますが,一度取り付けてしま えば安定して装置を使うことが出来ます.

ここでは,中低温アタッチメントを取り付け後,システムの設定が終了したものとして説明します.通常システムを 起動すると図 2 に示すような画面になります.通常のシステムと変わらないように見えますが,温度を設定すること が出来ます.温度コントローラーから目的温度の設定することも可能ですが,PC からの設定の方が簡単です.図 2 では既に通常システムが起動しており,雰囲気をクイックすると温度条件を設定(PTC30)することが出来ます.使 用,昇降温速度,インターバル時間(測定開始までの保持時間),測定開始温度の 4 つの条件を入れ測定を開始 します.基本的には数点の温度条件を入力し測定を行います.到達温度の測定一点ごとに測定ファイルの回折 データを作成します.回折ファイルは,ファイル名+到達温度として出力されます(図 3).図 4 に回折結果を示し ます.回折の解析は通常測定と同じです.

図 1 XRD システム

埼玉大学科学分析支援センター MaLS FORUM No.6, (2009. 1)

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中低温アタッチメントが導入されたことによって,XRD+熱分析システムとして X 線回折を使うことが出来ます.

基本的には,科学分析支援センターある熱分析装置で相転位を確認した後に,中低温アタッチメントを用い XRD を行うことをお勧めいたします.当システムを研究などに十分ご活用してください.

図 2 温度条件の設定 図 3 各温度における XRD データ File

図4 中間相の解析

埼玉大学科学分析支援センター MaLS FORUM No.6, (2009. 1)

参照

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