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成田市場の今後のあり方について(答申) 成田市公設地方卸売市場運営審議会 会議概要|成田市

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答 申

平成25年12月26日

成田市公設地方卸売市場運営審議会

(3)

1 運営審議会への諮問について

平成25年10月16日成田市公設地方卸売市場運営審議会に対し、成田 市長から諮問された「成田市場の今後のあり方について」は、下記のとおり 検討した。

記 検討した内容

①成田市場の将来性について ・推進すべき戦略

・青果部の平成30年度の取扱高見込み ・水産部の平成30年度の取扱高見込み ・戦略の順調な推移による決算見込み

・有意性の高い他の戦略を進めた後、国際的な物流の状況を踏まえた展開 ・独立採算を見込んだ場合の施設使用料

②廃止した場合の影響について

・近隣生産農家が少量でも出荷できる場、近接性を備えた卸売市場が廃止とな

ることは、看過できない

・生鮮食料品等の流通の基幹的なインフラとしての役割を果たしている

・市場を存続させる

③整備手法のあり方について

・新地移転には、移転の為の用地確保や手続きに時間と費用が膨大となる ・耐震補強は市場運営に支障をきたし、数年後には移転または再整備を検討

する必要性が生じ、時間と費用が必要となる ・現地での再整備は可能である

・現地再整備は市場用地に制限があるものの、将来性に見合った面積は確保 できる

・青果棟及び水産棟を現在の管理棟、青果棟の位置に集約し、段階的に再整備 を実施することで、市場機能を停止させることなく整備することができる ・現地での再整備を図る

④水産棟の跡地利用について

・加工処理施設等の付加価値を付けていくことは重要である ・配送等の企業を誘致となれば相応の土地が必要となる ・新しい戦略では新たな土地利用が必要となる

・将来の戦略展開の可能性を担保する

・市場開放の取組みなどを活かしながら、当面の有効活用策を検討 ・現段階で何に利用するかを決めることはできない

(4)

⑤管理運営手法について

・第3セクター方式は独立採算が基本となるため、使用料負担の増加が見込 まれるため、現在の市場事業者の経営状況からは困難である

・指定管理者制度への移行を検討する

2 審議会の判断

①成田市場の将来性について

以下の戦略により、青果、水産物各部門における取扱高の増加は十分に見 込める。

戦略1:信頼できる地元食材を、地域に暮らす人々に提供

戦略2:新鮮な食材の提供を目的とした、常設販売・業務用市の開催 戦略3:空港に近接した特性を活かし、成田地域産品の海外進出を目指す

青果部卸会社の目標取扱高20億円は、青果部ピーク時の約50%である ものの、現卸会社による出荷者への信頼回復の取り組み、冷蔵施設設置など の流通インフラの整備及び日本有数の肥沃な北総台地の農産物を大量に集荷 することより取扱高の増加は十分見込める。また、検討された戦略が順調に 推移した場合の効果、取扱高3億円増についても順調に推移すれば妥当であ る。

水産物部の取扱高87億円は、平成19年から平成23年の取扱高とさほ ど変わらず、平成24年以降は減少傾向にあるが5年後の目標数値としては 妥当であり、検討された戦略も青果部と同様に妥当である。

決算見込み及び独立採算の積算は適正である。

国際的な物流の状況を踏まえた展開については、公設市場のあり方を考慮 すれば有意性の高い他の戦略を優先することが望ましい。

立地特性として、日本の空の玄関である成田国際空港に近接し、東関東自動 車道や国道51号などの幹線道路に隣接し、産地と消費地を結ぶ交通網に恵ま れた環境にあり、将来展望として、農産物の輸出拠点としての展開も考えられ る。

②廃止した場合の影響について

報告書によると、本市場は少量でも出荷できることが農家の生産活力に多 大な影響を与えており、また、市内の生産者からは、本市場の近接性が高く 評価されている。本市場の廃止が、近隣生産農家に与える影響は看過できな い。

(5)

③整備手法のあり方について

平成23年度に実施した耐震診断により、震度6強での倒壊又は崩壊の危 険性がある施設であるため、対応は急務である。ゆえに、用地買収や都市区 画決定等による諸手続きに、時間を要する新地移転は現実的ではない。

補強による対応は、建物自体の耐用年数を延ばすことにはならず、また、補 強・改修工事による市場業務への影響は避けられない。その費用として十数億 円の費用をかけることは妥当ではない。

流通に適した環境を考慮すると、市場のある場所は現地が望ましい。 このため、市場用地に制限はあるが、市場機能を止めることなく、目標取扱 高に応じた規模として、青果棟・水産棟を集約して整備可能な必要面積を確保 できることから、現地再整備が適当である。

④水産棟の跡地利用について

現在の流通事情から、卸売市場でも加工処理施設等の付加価値を付けていく ことは重要であると考えられている。また、配送等の企業を誘致となれば相 応の土地が必要となる。

現在有する機能を取扱規模に応じて更新整備すると、借地部分に一部未利 用地を生じることが考えられるが、新しい戦略では一般客の来場や農産物輸 出などを見込んでおり、その拠点施設の立地には新たな敷地が必要となるこ とを踏まえ、借地の継続利用により将来の戦略展開の可能性を担保しつつ、 市場開放の取組みなどを活かしながら、当面の有効活用策を検討することを 基本的な考え方とする。

⑤管理運営手法について

第3セクター方式では、独立採算が求められる。ただし、調査報告書にお いて、独立採算とするには現行の施設使用料を約2倍にする必要があると報 告されており、現在の場内事業者の経営状況では、その負担が大きすぎるた め第3セクター方式の導入は困難である。

公設公営とすると、管理運営にかかる費用はほぼ現行のままとなるため、再 整備にかかる費用及び管理運営にかかる費用は、施設使用料という形で場内事 業者の負担となるが、場内事業者がどこまで負担することができるかは、十分 な検討を要する。

(6)

3 運営審議会の結論

成田市長から成田市公設地方卸売市場運営審議会設置条例に基づき、当運営 審議会に諮問された「成田市場の今後のあり方について」については、検討の 結果、上記のとおり答申する。

平成25年12月26日

成田市公設地方卸売市場運営審議会 会長 岩澤 貞男

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