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いしみ しんや(司書)
情報サービス課 石美 真也
『国際経済法』 中川淳司 [ほか]著 (有斐閣)vii, 340p
日本は多くの産品を貿易によって得ており、貿易は日本経済の大きな割合を占めています。貿易の動向は 日本経済に多大な影響を与え、貿易に関する法律がどのようなものであるかは大変重要です。国際化社会の 中で、貿易などに関する国際経済法の知識も必要となってくるのではないでしょうか。
本書ではWTO(世界貿易機関)に関する法を中心にして、国際経済法の全体像が解説されています。貿 易や国際投資に関する国際経済法、国際競争法、国際経済法刑法など、様々に分類される国際経済法の大半 が取り上げられています。また、各章の冒頭には「Summary」と「Key Words」が記されており、国際経済 法を知る上でのポイントがよくわります。国際経済が発展していくにつれ重要視される国際経済法について 学んでみましょう。
333.6-Koku
『国際経済開発論』 廣田政一, 寺崎克志 著 (学文社)vi, 171p
今日、世界の経済は、経済大国アメリカやユーロを誕生させたEU、発展途上の国々など関係が複雑で す。日本もこのような世界の国々との関係はますます重要性を増しています。世界の経済や社会が複雑化 していくなかで、国際経済についての知識を深めていくことが必要となってきています。
本書は、第1部「国際協力と国際開発」、第2部「国際経済の基礎知識」の2部から構成されています。第 1部では、ODA(政府開発援助)に関することや、発展途上国が抱えている諸問題などが記述され、第2 部では、これらの国際協力や国際開発の議論に関連する国際経済の基礎知識について解説されています。
具体的な数値や事例も多く取り入れられており、国際経済に関する知識や理論だけでなく実践的にも役立 つ内容です。国際経済を総合的に学ぶことができ、一読をお勧めします。
333.6-Hir
『アジア太平洋経済圏史』 川勝平太 編, 島田竜登 [ほか]著 (藤原書店)350p
世界の経済について考えるとき、日本経済や西洋経済を考えることが多かったのではないでしょうか。
アメリカやヨーロッパの国々の動向が世界経済に大きな影響を及ぼすのは事実ですが、アジア諸国の動向 も世界経済に大きく影響します。アジア諸国には著しく成長している地域もあり、注目されるところです。
本書では、アジア地域で経済が発展しているのは、大陸部ではなく、海洋部であることに着目していま す。そこで、大陸部をイメージする「アジア」や「東アジア」の概念とは分け隔てて、海洋部を「海洋ア ジア」と呼称して用いられています。日本についても、「海洋アジア」に属していると考えられます。こ の「海洋アジア」や太平洋諸島の国々の経済とその中での競争についてが論じられており、アジアの経済 を知る上でお勧めする書物です。
332.2-Ajia
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