大学史資料室 : これまでとこれから
著者 藤井,健志
雑誌名 大学史資料室
ページ 2‑2
発行年 2012‑06‑20
URL http://hdl.handle.net/2309/159309
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大学史資料室
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大学史資料室
Tokyo G,kugei Univmity A,chives. 2012.6.20
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Tokyo Gakugei University Archives.大学アーカイヴズをめぐる全国的状況
教育学霜歴(大学史円料至至只) 君塚仁彦
研究教育機関である大学には、その括動の過程で作成したり、他から受領したりす ることを通じて蓄積された膨大な記録資料が保存されている口そのうち、歴史的・文 化的に霊要で、かつ継続的な価伯を持つものとして保存·管理されるさ まざまな記録 資料(文書記録だけではなく音声・晦像・映像・デジタル資料等も含む)、 また、閲比 や展示など公開のための機関・建物を大学アーカイヴズ(Univenuty A,chives)と言う。
1987年,H本で初めて国 または地方公共団体の公文杏保存・管理、公文杏館に関して 定めた「公文書館法」が悧I定されたが、この前年、大学アーカイヴズの必要性を痛感し た関係者が追絡協議会を立ち上げた。各大学には大学史編纂終了を機にアーカイヴズ を設立する流れがあるが、1996年には国内初の大学アーカイヴズに関する 全匡絹織 「全 国大学史資料協議会」が発足した。
大学アーカイヴズについては私立大学の動きがR立つ。しかし、国内初の大学アー カイヴズは国立大学が設立している。欧米の大学アーカイヴズを参考に1963年に発 足した「束北大学記念資料室」であるc 当時国内には、こうした大学アーカイヴズの設 置例はなかったが、その後整備がなされ2000年に「東北大学史料館」としてリニュー アルされた。同年には国内初の本格的な大学文書館である 「点都大学文書館」も設立さ れたが、国立大学では、法人化や2011年の「公文香等の管理に関する法律」施行後、
大学アーカイヴズに関する動きが活発になった。
汲在、国立大学では、東北大学、京都大学の他に、「北海道大学文書館」(2005年設立)、
「 東京大学大学史資料室」 (1987年設立)、 「名古屋大学大学文書汽料室」 (2004年設立、
爾身は1996年開設の 名占屋大学大学史資料室)、「広島大学文書館」(2004年設立)、「九 州人学人学文言館」 (2005年設立、前身は1992年開設の 九州人学大学史科室) 等が活 動を展関させている。その他、大阪大学には文書館設晋準備宰があり、また、一橋大学、
愛知教育大学、 京都教育大学でも大学アーカイヴズ整備に関する動きが兄られる。今 年、2012年には 「東京外国語大学又香飴」も発足した。本学の大学史資料室設立もこ のような動きに連なるものであると言えよう。
大学アーカイヴズは、大学の歴史に関する各種資料の収菜、整理、保存,閲覧、剃 査研究を行うことをB的としている。しかし国立大学は、"在意義そのものについて の具体的な説明が求められるようになってきている。大学アーカイヴズが、公開や研 究、教行・広報活動を通して大学全体の研究や教脊、施築立案や事務遂行に寄与する ことはもちろんである。同時に、自己および第三者による継絞的な点検・評価や危機 管理に対応し、組織としての説明責任を果たしてい(こと、大学の個性・存在滋義の さらなる明確化に寄与することなども今後の大切な役割になろう。我が国を代表する 国立教育系大学である本学の場合、それに加えて日本の教育史・教貝養成史、広(近 現代史研究への貞献が期符されることになる。その役割は決して小さくない。
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