• 検索結果がありません。

論文内容要旨(甲)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "論文内容要旨(甲)"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

論文内容要旨(甲)

論文題名 Age and quality of life in patients with rheumatoid arthritis treated with biologic agents

(生物学的製剤治療中の関節リウマチ患者の年齢と QOL の検討:後向きコ ホート研究)

掲載雑誌名 Modern Rheumatology

専攻名 内科系内科学(リウマチ・膠原病内科学分野) 小黒 奈緒

【目的】生物学的製剤の登場により関節リウマチ(RA)患者の早期寛解が 得られ,QOL 向上が報告されている.これまで関節リウマチ患者では年齢 が高いほど QOL 低下の報告は散見する.生物学的製剤で治療した関節リウ マチ患者では効果と薬剤の継続期間が若年者と比較し,高齢者で低いこと が報告されている.生物学的製剤の治療を受けている患者で年齢の違いに よる QOL についての研究は限られており,今回,検討を行った.

【方法】対象は 2013 年から 2016 年に昭和大学病院,昭和大学横浜市北部 病院,昭和大学江東豊洲病院で外来または入院で生物学的製剤の治療をし た RA 患者 153 名.研究デザインは後ろ向きコホート研究.WHO で高齢者 は 65 歳と定義されており,年齢 65 歳以上を高齢群,65 歳未満を成人群 とし比較検討を行った.主要評価項目としては 6 ヶ月後 QOL(SF-36)と設 定した.統計解析は,記述統計,単変量解析は student t 検定,多変量解 析は線形回帰解析を行った.

【結果】年齢は 57[46.5-68.5],女性 85.6%であった.高齢群 59 名,成 人群 94 名であった.交絡因子として年齢,性別,導入時の疾患活動性

(DAS28 ESR)と ADL(HAQ),罹病期間,合併症(糖尿病,慢性腎障害,間 質性肺炎)の有無で調整した.線形回帰解析では 6 ヶ月後 MCS では両群に 明らかな有意差を認めなかった(p=0.948)が,6 ヶ月後 PCS は高齢群と比 較し成人群で有意に改善が見られた(p=0.0018).

【考察】身体機能障害を反映する HAQ –DI で交絡調整を行なったにも関わ らず,PCS において両群間に有意差が見られた.高齢群では ADL に影響を 及ぼしうる合併症であるサルコペニア,慢性閉塞性肺疾患:COPD や脳梗塞 後遺症,パーキンソン病などを並存するリスクが高いことが要因の一つに 考えられた.高齢者は大関節に罹患することが多い報告もあり,ADL に影 響されやすい可能性も考えられた.本研究の限界としては,大学病院とい

(2)

う背景から外的妥当性の低さや ADL に影響しうる合併症の有無や社会背 景因子(social economic status)などの未測定の交絡の存在が挙げられ た.逆に,強みとしては他施設研究であること,生物学的製剤治療中の関 節リウマチ患者で年齢と QOL を検討した新規の報告であること,

主要評価項目である SF-36 は Patient Reported Outcome であり,患者主 体の評価項目である点が挙げられた.

【結論】身体的項目において生物学的製剤を使用しても高齢者の QOL 改善 は困難なことが示唆された.

参照

関連したドキュメント

1991 年 10 月  桃山学院大学経営学部専任講師 1997 年  4 月  桃山学院大学経営学部助教授 2003 年  4 月  桃山学院大学経営学部教授(〜現在) 2008 年  4

本人が作成してください。なお、記載内容は指定の枠内に必ず収めてください。ま

全国の緩和ケア病棟は200施設4000床に届こうとしており, がん診療連携拠点病院をはじめ多くの病院での

訪日代表団 団長 団長 団長 団長 佳木斯大学外国語学院 佳木斯大学外国語学院 佳木斯大学外国語学院 佳木斯大学外国語学院 院長 院長 院長 院長 張 張 張 張

今日は13病等の短期入院の学生一名も加わり和やかな雰囲気のなかで

土肥一雄は明治39年4月1日に生まれ 3) 、関西

2018年6月12日 火ようび 熊本大学病院院内学級. 公益社団法人

 昭和大学病院(東京都品川区籏の台一丁目)の入院棟17