中 学 校
平 成14年 度
教 育 研 究 員 研 究 報 告 書
総合 的な学習 の時間
東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン タ ー
平 成14年 度
教 育 研 究 員 名 簿(総 合 的 な 学 習 の 時 間)
区 市 町 村 名 学 校 名 氏 名
中 央 区 銀 座 中 学 校 澤 山 高 明
大 田 区 糀 谷 中 学 校 田 原 弘 一
北 区 北 中 学 校 宮 澤 伸 次
板 橋 区 向 原 中 学 校 柳 歓 子
練 馬 区 大 泉 学 園 中 学 校 佐 藤 清 江 戸 川 区 南 葛 西 第 二 中 学 校 藤 田 修 史
江 戸 川 区 小 岩 第 五 中 学 校 ○北 川 哲 郎
八 王 子 市 第 三 中 学 校 ◎平 戸 孝 幸
清 瀬 市 清 瀬 中 学 校 矢 部 昇
あ き る 野 市 御 堂 中 学 校 西 村 元 一
◎ 世話人 ○ 副世話人
担 当 東京都 教職 員研修 セ ン ター統括指 導主事 村 上 み な 子
目 次
1主 題設定の理由 2
皿 研 究 の概 要 1仮 説の設定 2研 究 内 容 ・方 法 3研 究 の 構 想 図
3334
皿 「総合 的な学習の時間」 に関する実態國査 1各 学 校 に お け る 状 況
(1)平 成14年 度 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 学 習 テ ー マ (2)「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に よ り 身 に 付 け さ せ た い 力 (3)「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 実 施 上 の 課 題
(4)生 徒 へ の 支 援 が 必 要 な 場 面 と 生 徒 が 支 援 を 必 要 と し て い る 場 面
(5)「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て 活 用 して い る 、 活 用 し た い 人 材 ・施 設 2公 立 図 書 館 の 利 用 状 況
(1)中 学 校 の 利 用 状 況
(2)中 学 校 の 図 書 館 利 用 上 の 課 題 3考 察
55555566667
‑n乙00
「総合的な学習 の時間」の学習支援 と評価
「総合的な学習の時間」 と調べ学習 多様な学習資源 と支援体制
「総合的な学 習の時間」 の評価 の実 際 (1)
(2) (3)
評価 の考 え方
ポ ー ト フ ォ リオ 評 価 の 活 用 学 習 段 階 別 評 価 規 準 の 明 示
〈 図1>多 様 な 学 習 支 援 と学 校 ・家 庭 ・地 域 の 連 携 に よ る 支 援 体 制
〈表1>学 習段階別の学習支援一覧
<表2>学 習 段 階 別 の 評 価 方 法 ・評 価 規 準 一 覧 4学 習段階別の学習支援 と評価
(1)課 題 設 定 の 段 階 に お け る 学 習 支 援 と 評 価
(2)課 題 解 決 の 段 階 、 学 習 の ま と め ・発 展 の 段 階 に お け る 学 習 支 援 と 評 価
8889999012445
1⊥11よ11⊥‑よ
V実 践 事 例 1
2
動 機付 けか ら課 題 設定 の 段 階 に お け る検 証 授 業 情報収集 の段階における検 証授業
16 16 20
VI成 果 と課 題 ・提 案 23
1
研 究 主 題
子 ど らが漿 し ぐ謂 べ学 」習 を蒼 め るた め の学 習15乞餐 と評i獅のエヲ∈
1主 題 設 定 の 理 由
社 会 の 変 化 に伴 い 、 子 ど も た ち に 必 要 と され るカ も 変 化 して き た 。 中 教 審 答 申(H8)で は 、 激 動 す る社 会 を た くま し く 生 き る 力 と して 、 「主 体 的 な 問 題 解 決 力 」 「豊 か な 人 間性 」 「健 康 ・体 力 」 を 挙 げ 、 そ れ らを 「生 き る力 」 と した 。 そ して 、 新 学 習 指 導 要 領 で は 、 これ を 受 け 「自 ら課 題 を 見 付 け 、 自 ら学 び 、 自 ら考 え 、 主 体 的 に 判 断 し て 、 問 題 を解 決 す る 力 」 を は ぐ くみ 「自 己 の 生 き方 を考 え る こ とが で き る 」 こ と を ね らい と して 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 が創 設 され た 。 そ の ね らい か ら、 自 ら課 題 を 設 定 し、 自 ら調 べ て 学 習 す る 問 題 解 決 型 の 学 習 が 求 め られ 、 豊 か な 体 験 や 様 々 な か か わ りを 大 切 に した 子 ど も た ち の 主 体 的 な 学 び が 重 要 視 され て い る 。
2年 間 の移 行 期 間 を 経 て 完 全 実 施 と な っ た 今 、 各 学 校 に お い て は 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 を充 実 す る こ とが 課 題 とな っ て い る が 、 現 状 は 、 様 々 な 課 題 を 抱 え て 実 施 して い る 状 況 が あ る。
研 究 員 の 月 例 会 の 中 で は 、 「体 験 学 習 を 行 った が 、 自 ら 課 題 を 見 付 け た り、 課 題 解 決 に つ な が る 情 報 を 引 き 出 す こ とが で き ず 、 子 ど も の 学 び が 深 ま ら な い 」 「課 題 を 決 め て 、 調 べ 学 習 を 始 め て も 、 何 を ど の よ うに 調 べ た ら よ い か 分 か らず 、 学 習 が 行 き詰 ま っ て し ま う」 「イ ン タ ー ネ ッ ト に 載 っ て い た 文 章 を 写 す だ け で 終 わ っ て しま い 、 理 解 した 上 で ま とめ る こ とが で き な い 」 な どの 問 題 点 が 挙 げ られ た 。 こ の こ とは 、 子 ど も た ち が 主 体 的 に 「調 べ 」 「学 ぶ 」 方 法 を身 に 付 け て い な い こ とが 原 因 とな っ て お り、 子 ど も た ち の 「調 べ 学 習 」 を 支 え る教 師 の 指 導 上 の 課 題 で も あ る と考 え る。 本 研 究 で 実 施 した ア ン ケ ー ト調 査 で は 、 子 ど もた ち は 「課 題 を 見 付 け る とき 」 「課 題 に つ い て 調 べ る と き 」 「学 習 を ま と め る と き 」 に 教 師 の ア ドバ イ ス を 求 め て い る。 教 師 は 、 支 援 の 必 要 性 を認 識 しな が ら も 「生 徒 へ の 支 援 の 方 法 」 を課 題 と して お り、 調 べ 学 習 に 戸 惑 う子 ど も た ち の 姿 や 支 援 に 悩 む 教 師 の 姿 が 推 察 で き る。 同 時 に 、 評 価 方 法 に つ い て も多 く の 教 師 が 課 題 と して お り、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 評 価 の 難 し さ を 表 して い る 。 教 師 が 子 ど も た ち の 学 習 活 動 を適 切 に 評 価 す る こ と は 、 子 ど もた ち の っ ま ず き に 気 付 く こ と で あ り、 自 らの 指 導 上 の課 題 を 見 付 け 修 正 す る な ど 、 学 習 を 支 援 を す る 上 で 不 可 欠 な 要 素 で あ る 。 ま た 、 子 ど もた ち は 、 適 切 に 評 価 され る こ とに よ り、 意 欲 を 高 め 、 学 び の 活 力 を 生 み 出 す 。 さ ら に 、 子 ど も 自身 の 評 価 や 子 ど も
同 士 の 評 価 は 、 自 らの 学 習 状 況 を 見 直 し、 学 習 を 充 実 させ る機 動 力 と も な る。
こ の よ うに 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お け る 学 習 支 援 と評 価 を 工 夫 し、 充 実 ・改 善 して い く こ と を 重 要 な 課 題 と して 再 認 識 し、 積 極 的 に取 り組 ん で い か な け れ ば な ら な い と考 え る。
ま た 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 実 施 に 伴 い 、 学 校 の 図 書 室 だ け で は な く公 共 の 図 書 館 利 用 も 急 増 して お り、施 設 の 環 境 整 備 や 利 用 上 の 新 た な 課 題 も浮 上 し て き た 。そ し て 、子 ど も た ち の 「調 べ 学 習 」 が 充 実 す る につ れ 、そ の活 動範 囲 は校内 か ら校 外 へ と徐 々に広 が りをみせ て きた。
そ こで 、 本 研 究 で は 、 子 ど も た ち が 主 体 的 に 「調 べ 学 習 」 を 楽 し く進 め る た め に 、学 習 に 関 連 す る様 々 な 学 校 内 外 の 学 習 資 源 に っ い て 整 理 す る と と も に 、 有 効 な学 習 支 援 と評 価 の 方 法 に つ い て 研 究 を進 め る こ と と した 。
皿 研 究 の 概 要 1仮 説 の設定
本研究 を進めるに当た り、次のよ うな仮説 を設定 した。
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て 、課 題 設 定 の 段 階(動 機 付 け ・課 題 発 見 ・課 題 設 定)、
課 題 解 決 の 段 階(情 報 収 集 ・情 報 処 理 ・考 察)、 学 習 の ま と め ・発 展 の 段 階(情 報 発 信 ・ 発 展)の そ れ ぞ れ の 学 習 段 階 に お い て 、 適 切 な 方 法 に よ る 評 価 と教 師 を は じ め とす る 様 々 な 学 習 支 援 が 有 効 に 機 能 し合 え ば 、 子 ど もた ち は 主 体 的 に 調 べ 学 習 を 楽 し く進 め る こ とが で き る で あ ろ う 。
2研 究 の 内 容 ・方 法 (1)実 態 調 査 の 実 施
各 学 校 の 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 取 り組 み 状 況 を 把 握 す る た め に 、 学 校 ・教 師 ・生 徒
・公 立 図 書 館 を対 象 に ア ン ケ ー ト調 査 を 実 施 し、 問題 点 や 課 題 を探 った 。 (2)各 学 習 段 階 にお け る 学 習 支 援 の 在 り方 の 検 討
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 学 習 支 援 を 学 習 に 関 連 す る 学 習 資 源 に着 目 し、 学 校 内 外 の 学 習 資 源 を 整 理 し た 。本 研 究 で は 、次 の よ う に 分 類 し学 習 段 階 ご と の 有 効 な 支 援 を 明 確 に し た 。
<学 習 支援 の分類>
r‑ ① 教 師 の支援
★意欲 を喚起 させ る支援 → 基礎知 識習 得時 の活 動意欲 の持 続、活動 停滞 時 の打 開のため の支援
★学習 スキル を向上 させ る支援 → 課題 焦点化 、情報の所在,学 習方 法、発表 のスキル に関す る支援
★学習 を深 め させる支援 → 問題 の提起 、考 えを深める ための問 いか けな どによる支援
② 子 ども同士 による支援
★ グルー プ にお け る話 し合 いな どに よる相互支援 ★発 表時 の相 互評価 による相互支援
③ 学校 外か らの支援
★ 人的支援 → 保 護者 、地 域の 人々、 専門家、企業 関係者 な どの学 校外 の人材
‑★ 物 的支援 → 図書館、博 物館 、美術館 、資料館 、情報セ ンターな どの 公共施設 、企 業 、民間施設 一ノ (3)各 学 習 段 階 に お け る 評 価 規 準 の 明 確 化
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お け る 評 価 が 課 題 と され る の は 、 子 ど も に どん な 力 を 身 に 付 け る こ と を 目指 して い る の か 、 学 習 活 動 の ど の 場 面 を 評 価 した らよ い の か な ど、 評 価 の よ り ど こ ろ が 明 確 に され て い な い た め と 考 え る 。 そ こで 、 本 研 究 で は 、 単 位 時 間 に も応 用 で き る 学 習 段 階 ご と の 評 価 規 準 を 研 究 し明 確 に し た 。
(4)授 業 に よ る 検 証
本 研 究 で は 、 実 施 上 の 課 題 と な っ て い る 「自 己 の 課 題 を 設 定 す る 段 階 」 と 「課 題 解 決 に 向 け た 情 報 収 集 の 段 階 」 に お け る 検 証 授 業 を実 施 し 、 各 学 習 段 階 の 特 性 を 生 か した 多 様 な 学 習 支 援 と 評 価 の 在 り方 に つ い て 検 証 し、 そ の 有 効 性 を 明 らか に した 。
3一
3研 究 の構想 図
高度情報 化
〈社 会 の 変 化 ・要 請 〉
経 済 ・社 会 の グ ロー バ ル 化 地 球 環 境 問題 価 値 観 多 様 化 少 子 高 齢 化 、 週5日 制 社 会 な ど
〈地 域 の 実 態 ・願 い 〉
*地 域 の 教 育 力 低 下
*地 域 へ の 愛 着 心希 薄 化
◎ 地 域 交 流 と して の 学 校
〈家 庭 の 実 態 ・願 い 〉
*家 庭 の教 育 力 低 下
*核 家 族 化 、 異 世 代 間 交 流 消 失
◎ 学 力 の 定 着 と健 や か な 成 長
〈子 ど も の 実 態 ・願 い 〉
*自 己表 現 力 ・社 会 性 ・規範 意識 の 低 下 ・実 体 験 不 足
◎ 自己実 現 、 仲 間 との学 び 合 い
〈求 め られ る教 師 の 資 質,能 力 〉
・豊 か な入 間性 、深 い子 ども理解
・専 門性 、指導 力
・責 任 感 と使 命 感
・柔 軟 な思 考、 発想 、創 造 力
・情 報 活 用 の実 践 力
・教 材 開 発 能 力
〈期 待 さ れ る 学 校 像 〉
・地 域 に根 付 い た 開 かれ た 学 校
・噛交 流 の 場、 生 涯 学 習 の 核 と な る信 頼 され る学 校
・個 に 応 じた教 育 を 実 践 す る学 校
・特 色 あ る教 育 を実 践 す る学 校
・時 代 の 変 化 に 対 応 で き る 学 校
〈目指 す 子 ど も 像 〉
・豊 か な 心 を もっ 子 ど も
・生 き 方 を考 え られ る 子 ど も
・他 とか か わ りを もて る子 ど も
・夢や 希 望 を もつ 子 ども
・様 々 な事 に 興 味 関 心 を も ち 課 題 を も て る 子 ど も
新学習指導要領 基本方針 一 瞳 懸 囎琶灘 癒 塗響 溝鐵錘 藤:羅驚瀞翻一
◇ 豊 か な人 間性 ・ ◇ 自 ら学 び ◇ 基 礎 基 本 の 定 着 社 会 性 ・国 際 性 自 ら考 え る 力 と個 性 化
◇ 特 色 あ る教 育
特 色 あ る学 校 づ く り
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の創 設 自 ら課 題 を 見 付 け 、 自 ら学 び 、 自 ら考
え 、 孟 体 的 に 判 断 し 、 よ り よ く 問題 を 解 決 す る資 質 や 能 力 を育 て る。
学 び 方 や も の の 考 え 方 を 身 に 付 け 、 問 題 解 決 や 探 求 活 動 に 主 体 的 、 創 造 的 に 取 り組 む 態 度 を育 て 自己 の 生 き 方 を考 え る こ とが で き る。
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仮 説「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 課 題 設 定 、 課 題 解 決 、 学 習 の ま とめ ・発 展 の 各 学 習 段 階 にお い て 、適 切 な 方 法 に よ る評 価 と教 師 を は じ め とす る様 々 な 学 習 支援 が 、 有 効 に機 能 し合 え ぱ 、 子 ど も た ち は 主 体 的 に
調べ学習を楽しく進めることができるであろう。
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i
r「研究 内容
〈1>「 総 合 的 な学 習 の 時 間 」 の実 態 調 査 を 行 い 、現 状 を分 析 し課 題 を探 る。
〈2>調 べ 学 習 の各 学 習 段 階 に お け る 「学 習 支 援 の 内容 ・方 法 」 及 び 「評 価 の方 法 と評 価 規 準 の 明 確 化 」
を図り、各学習段階の授業において検証する。
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II
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視 点1〈 課題 設 定 の段 階 〉
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視 点2〈 課 題 解 決 、 学 習 の ま と め ・発 展 の段 階 〉 動機 付 けか ら課 題設 定 の段階 の学 習活 動 の特性 情 報 収 集 か ら情 報 発 信 ・発 展 の 段 階 の 学 習 活 動 の を 探 り、 学 習 段 階 に応 じた 効 果 的 な 学 習 支 援 と評 特 性 を 探 り、 学 習 段 階 に応 じた 効 果 的 な 学 習 支 援 と 価 の 在 り方 につ い て 考 察 す る。 一 評 価 の 在 り方 に つ い て 考 察 す る。
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r‑「 lII r「 r「
検証1 検証2 公開授業
課題設 定の段階 の学習支 援 情報 収集 の 段階 の学 習 支援 発 表準備 の段 階の学習支援
と評 価 の 工夫 と評 価 の 工 夫 と評 価 の 工 夫
☆2学 年 「地 域 との 共 生 」 ★1学 年 「高 齢 者 との ふ れ あ い 」 ☆1学 年 「生 き方 を考 え る 」
L」 L‑」 LJ
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研 究のま とめ と評価
成 果 と 課 題 ・提 案
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皿 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」に 関 す る 実 態 調 査
研 究 を 進 め る に 当 た っ て 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に 関 す る ア ン ケ ー ト調 査 を 学 校 ・教 師 ・ 生 徒 ・図 書 館 を 対 象 と して 、 都 内67校 の 中 学 校 と都 内73館 の 公 立 図 書 館 の 協 力 に よ り実 施 した 。 対 象 人 数 は 中 学 校 に お い て 教 師131人 、 生 徒933人 、 公 立 図 書 館 職 員73人 で あ り、実 施 時 期 は 平 成14年9月 に 行 っ た 。な お 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 は 以 下 「総 合 」 とす る 。 1各 学 校 に お け る 実 施 状 況(複 数 回 答 可:単 位 は 人)
(1)平 成14年 度 「総 合 」の 学 習 テ ー マ
進 路 福 祉 ・ボ ランテ ィア そ の他 環境 学 校 地 域 の特 性 を生 か したもの 国隙 理 解 生 徒 の 興 味 関心 によるもの 情 報 {建康 0
コミュニケ ー ションの 力 目 掴 に角 か つてや り撫 く力
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(4)生 徒 へ の支 援 が必 要 な場 面 と生 徒 が 支 援 を必 要 としてい る場 面
動 機 付 け ・課 題 発 見 情 報 の 収 集 課 題 設 定 情 報 の 分 析 ・ま とめ 発 雍 自己 ・相 互 評 価 その 他
こ
一
0 50 100 150 2QD 250 300
83ー
ノ1
一
350(5)「 総 合 」 に お い て 活 用 して い る 、 活 用 した い 人 材 ・施 設(上 段 教 師 下 段 生 徒)
〈学校 内の 人材 〉 養 護教 諭
学年 外 の先生 栄養職 員 主事 教 育相 談員 その他
050100150200250300
パソコン室 図書室 体育館 ・多 目的室 等 視 聴覚室 進路資料室 その他
〈掌 校 外 の 人 材 〉
地域 の 人 公 共 施設職 員 保 護者 その他 0
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乳15翌…i至 ロ生 徒
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2公 立図書館の利用状況
(1)中 学校の利用状況
((2)は 複 数 回q可 、
ロよく利 用 され て いる 唖利 用 され てい る ロ少 し利 用 され てい る 口利 用され てい ない
〈学 校 外 の 施 設 〉
n451111 図 書 館. 443
昼■■ 彰 民 闇 企 婁
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博 物 館 ・温■o・ ■ テ ィア セ ン タ̲幽'nl
そ の 他B iii144。
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資 料 館 ・一 一 一 25 凸 偶 94
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情報センター 鯉 豊' ■'■1
0100200300400500
単 位 は%)
(2)中 学 校 の 図 書 館 利 用 上 の 課 題
79覧
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44%
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3考 察
く 学 校 の 実 施 状 況 〉
(1)平 成14年 度 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 学 習 テ ー マ
進 路 が 最 も多 い が 、 そ の 他 も 多 い 。 各 学 校 は様 々 な テ ー マ を 設 定 し、 学 校 独 自の 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 を 工 夫 し実 践 して い る。
(2)「 総 合 的 な学 習 の 時 間 」 に よ り身 に 付 け させ た い 力
考 え る カ ・情 報 を ま と め る力 ・発 表 す る力 ・表 現 す る 力 ・情 報 を集 め る 力 ・コ ミュ ニ ケ ー シ ョン の カ の 順 とな っ て お り、 各 学 習 段 階 に お け る実 践 ス キ ル を 求 め て い る0
(3)「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 実 施 上 の 課 題
カ リキ ュ ラ ム 作 り と学 校 全 体 の 共 通 理 解 な ど実 施 上 の 基 本 的 な 事 柄 が 上 位 を 占 め て い る。
ま た 、 外 部 の 人 材 活 用 、 評 価 、 生 徒 へ の 支 援 、施 設 利 用 上 の 問 題 な ど実 際 に 「総 合 」 を 進 め る 上 で の 具 体 的 な 課 題 も 多 く挙 げ て お り、 早 急 に こ れ らの 課 題 に 対 処 す る必 要 が あ る。
(4)生 徒 へ の 支 援 が 必 要 な場 面 と生 徒 が 支 援 を 必 要 と して い る場 面
生 徒 も 教 師 も と もに 支 援 を 必 要 と して い る 場 面 を 共 通 に認 識 して い る。 した が っ て 、 各 学 習 段 階 で の支 援 の 場 面 で 、 教 師 を は じめ とす る 「総 合 」 に か か わ る 人 々が 、 適 切 な 支 援 を す
る こ と に よ り、 「総 合 」 の 学 習 活 動 は 楽 し く充 実 した も の に な る と考 え る。
(5)「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て 活 用 して い る 、 活 用 した い 人 材 ・施 設
人材 で は 、 生 徒 は 、学 校 内 に お い て 学 年 の 教 師 以 外 の 人 々 か ら も広 く学 び の 機 会 を 求 め て い る。 ま た 、 学 校 外 の 人 々 との 交 流 も望 ん で お り、 こ う し た機 会 を 「総 合 」 の 中 で 多 く設 け る こ とが 、 生 徒 の 学 習 を よ り豊 か な もの に す る こ とが で き る と考 え る。
施 設 で は 、 学 校 内 は パ ソ コ ン 室 や 図 書 室 の 活 用 度 が とて も高 く な っ て い る。 イ ン タ ー ネ ッ トな どの 環 境 整 備 や 図 書 の 充 実 、 年 間 の 図 書 の 購 入 計 画 等 の 工 夫 が 必 要 で あ る。 ま た 、 進 路 が 学 習 テ ー マ で 多 い こ とか ら、 進 路 資 料 室 を充 実 す る こ とや 、 動 機 付 けや 課 題 発 見 の た め の 視 聴 覚 教 材 を提 供 で き る視 聴 覚 室 を 充 実 す る こ とが 必 要 で あ る。 さ らに 、 グ ル ー プ 学 習 を行 う際 の 多 目的 室 や 作 業 室 の 確 保 も大 切 で あ る。 学 校 外 で は 、 主 に 情 報 収 集 の た め の 図 書 館 、 資 料 館 な ど 、職 場 体 験 の た め の 民 間 企 業 や 福 祉 体 験 な どの た め の ボ ラ ン テ ィ ア セ ン タ ー な ど、
様 々 な 体 験 が で き る施 設 を 活 用 す る こ とが 考 え られ て い る。
〈 公 立 図 書 館 の利 用 状 況 〉 (1)中 学 校 の 利 用 状 況
学 校 外 の 活 用 施 設 と して の 図 書 館 は 「よ く利 用 し て い る 」 「利 用 され て い る」 を 合 わ せ る と58%と な り 、 「総 合 」 の 調 べ 学 習 を 進 め る上 で 、 中学 生 の 図 書 館 の 利 用 度 は 高 い 。 (2)中 学 校 の 図 書 館 利 用 上 の 課 題
図 書 館 の 利 用 上 の 課 題 と して 、まず 要 求 資 料 へ の 対 応 と事 前 の 連 絡 相 談 が 挙 げ られ て い る 。 同 じテ ー マ に 対 して 一 度 に 多 数 の 生 徒 が 来 館 し必 要 情 報 を 求 め る た め 、 図 書 館 側 は 対 応 に 苦 慮 して い る 状 況 が あ り 、 図 書 館 と学 校 との 連 携 の 在 り方 が 課 題 で あ る。 ま た 、 図 書 館 利 用 の 方 法 や 利 用 の マ ナ ー の 知 識 や 参 考 資 料 の 調 べ 方 を 子 ど も が 理 解 して い ない こ とが 多 く 、 学 校 側 が 図 書 館 利 用 に っ い て の 事 前 指 導 を し っ か り と行 う必 要 が あ る。
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N「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 学 習 支 援 と 評 価 1「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 と 調 べ 学 習
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 は 、 「自 ら 課 題 を 見 付 け 、 自 ら学 び 、 自 ら考 え 、主 体 的 に 判 断 し、
よ りよ く 問 題 を 解 決 す る 資 質 や 能 力 を 育 て る こ と 」 「学 び 方 や も の の 考 え 方 を 身 に 付 け 、 問 題 の解 決 や 探 求 活 動 に 主 体 的 、 創 造 的 に取 り組 む 態 度 を 育 て 、 自 己 の 生 き 方 を考 え る こ と が で き る よ う に す る こ と 」 をね ら い と して お り、 子 ど も た ち は 、 自 ら設 定 した 課 題 に対 して 、 自 ら課 題 解 決 の 方 法 を 考 え 、 計 画 的 に 学 習 活 動 を 進 め て い く 。 そ の 学 習 ス タ イ ル は 、 教 科 等 の 学 習 と 違 い 、 教 科 書 は 無 く 、 観 察 、 実 験 、 調 査 、 イ ン タ ビ ュ ー 、 討 論 な ど体 験 的 ・問 題 解 決 的 な 学 習 方 法 に よ り展 開 す る な ど 、 自 ら 考 え 、 判 断 し、 自 ら 調 べ る 学 習 で あ る と考 え る。
そ こ で 、 本 研 究 で は 、 この よ う な 学 習 ス タ イ ル の 特 性 か ら 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 全 学 習 過 程 を総 称 して 「調 べ 学 習 」 と した 。 そ して 、 学 習 の 進 め 方 や 学 習 内 容 か ら、 学 習 段 階 を 動 機 付 け ・課 題 発 見 ・課 題 設 定 ・情 報 収 集 ・情 報 処 理 ・考 察 ・情 報 発 信 ・発 展 に 分 類 す る と と も に これ ら の 学 習 段 階 の 学 習 状 況 か ら 、 さ ら に 次 の よ う に 分 類 した 。
① 「課 題 設 定 」 の 段 階(動 機 付 け 〜 課 題 設 定)
② 「課 題 解 決 」 の 段 階(情 報 収 集 〜 考 察)
③ 「学 習 の ま と め ・発 展 」 の 段 階
(情 報 発 信 ・発 展)
→ 「調 べ 学 習 」 の 土 台 を 築 く段 階
→ 「調 べ 学 習 」 の 情 報 を 収 集 ・処 理 し 考 察 す る 段 階
→ 「調 べ 学 習 」 の 発 表 に 向 け 、 考 え に 筋 道 を つ け 、 論 理 性 を 高 め る 段 階
2多 様 な 学 習 資 源 と 支 援 体 制
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 は 、 個 々 の 子 ど も た ち の 課 題 設 定 に よ っ て 、 学 習 内 容 や 方 法 が 方 向 付 け ら れ る 。 例 え ば 、 「高 齢 者 と の ふ れ あ い 」 が 課 題 で あ る 場 合 に は 、 図 書 館 や イ ン タ ー ネ ッ トで 福 祉 に 関 す る 調 査 を した り、 地 域 の 福 祉 施 設 の 訪 問 や ふ れ あ い 給 食 の 体 験 な ど 、 個 々 の 学 習 活 動 に 様 々 な 人 や 物 、時 間 、 施 設 な ど が 関 係 し て く る 。 こ の よ う に 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 を 実 施 す る に 当 た り、 何 が ど の よ う に か か わ っ て 学 習 が 展 開 さ れ て い くか を 明 ら か に し て お く 必 要 が あ る 。 そ こで 、 学 習 に 関 連 す る 学 習 の 教 材 と な る も の や 活 用 で き る 施 設 や 人 材 な ど 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 学 習 に か か わ る 全 て の 事 柄 を 学 習 の 資 源 を し て と らえ 、 人 材 や 施 設 な ど は 、 学 校 内 と学 校 外 と に 分 け て 整 理 した 。 ま た 、 教 師 や 様 々 な 立 ち 場 の 人 か らの 知 識 の 提 供 や ア ドバ イ ス な ど は 、 子 ど も の 学 習 活 動 に 直 接 的 に 働 き か け る 学 習 支 援 で あ る と と も に 、 図 書 室 や パ ソ コ ン 室 な ど の 学 校 内 の 施 設 や 図 書 館 、 情 報 セ ン タ ー な ど の 様 々 な 学 校 外 の 施 設 も ま た 、 子 ど も の 学 習 活 動 を 間 接 的 に 支 え る 学 習 支 援 で あ る 。 さ ら に 、 体 験 的 な 学 習 の 場 の 設 定 や ゆ と
りあ る 学 習 環 境 や 時 間 の 配 慮 な ど は 目 に 見 え な い 大 切 な 学 習 支 援 で あ る と考 え る 。
よ っ て 、 教 師 は 、 子 ど も た ち が 多 様 な 学 習 資源 と よ り よ い か か わ り方 が で き る よ う 配 慮 す る と と も に 、 校 内 体 制 づ く りや 学 習 環 境 の 整 備 を 心 が け 、 地 域 を 基 盤 と し た 人 材 や 施 設 な ど の 学 習 資 源 を 円 滑 に 活 用 す る シ ス テ ム 作 りが 課 題 と な る 。 そ こ で 、 図1(P10)の よ う に 、 学 習 資 源 を基 盤 と した 支 援 体 制 に っ い て ま と め る と と も に 、 学 習 段 階 ご と の 学 習 活 動 を想 定 し 、 関 連 す る 学 習 資 源 を 活 用 し た 具 体 的 な 学 習 支 援 の 在 り方 を 表1(Pll)の よ う に ま と め た 。
3r総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 評 価 の 実 際 (1)評 価 の 考 え 方
全 て の 教 育 活 動 に 評 価 は 欠 か せ な い 。 そ の 評 価 を 円 滑 に 且 つ 効 果 的 に行 う に は 、 「何 を 」 「誰 が 」 「ど の 場 面 で 」 「ど の よ う に 」 評 価 す る の か を 明 ら か に し て お く こ とが 大 切 で あ る 。
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 評 価 に つ い て は 、 こ の 時 間 の 趣 旨 や ね ら い を 踏 ま え て 、 子 ど も の 多 様 な 活 動 や 各 学 習 段 階 に 見 られ る 学 習 状 況 や 学 習 成 果 な ど に つ い て 、 教 師 ・子 ど も 自 身 ・子 ど も 同 士 ・学 習 に 関 係 した 者 な どが 、 子 ど もの 良 い 点 や 学 習 に 対 す る 意 欲 や 態 度 、 進 歩 の 状 況 な ど を 、 評 価 カ ー ドや ア ドバ イ ス カ ー ド、 感 想 、 対 話 な ど に よ り 、 適 切 に 評 価 す る も の と考 え る 。 そ し て 、 そ の 評 価 は 、 子 ど も の た め の 評 価 で あ る と 同 時 に 、 教 師 の た め の 評 価 で も あ り 、 そ の 後 の 教 師 の 支 援 ・指 導 に も 生 か さ れ て い か な け れ ば な ら な い 。
ま た 、 適 切 な 評 価 は 、 子 ど も の 学 習 意 欲 を 引 き 出 し 、 取 り組 ん で い る 課 題 に つ い て よ り深 く 考 え る き っ か け と な っ た り、 個 々 の 子 ど も の 学 習 活 動 の 修 正 や 充 実 を促 す な ど 、 学 習 支 援 と し
て の 機 能 が あ る と考 え る 。 (2)ポ ー トフ ォ リ オ 評 価 の 活 用
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 は 、 子 ど も た ち が 自 ら設 定 し た 課 題 に 対 して 、 自 ら考 え た 方 法 で 計 画 的 に 調 べ 学 習 を 進 め 、 一 人 一 人 の 子 ど も が 独 自 の 学 び を 創 造 し て い く学 習 で あ る と考 え る 。 そ の た め 、 一 人 一 人 の 子 ど も の 学 習 過 程 が 重 要 視 さ れ 、 各 学 習 段 階 に お い て 一 人 一 人 の 子 ど も
が 自 己 の 学 習 を 振 り返 り、 確 認 し た り しな が ら、 調 べ 学 習 を 進 め て い く こ と が で き る よ う な 評 価 の 在 り方 が 課 題 と な る 。 そ こ で 、 子 ど も が 自己 の 学 習 活 動 の す べ て を 学 習 フ ァ イ ル と して 集 積 し 、 学 習 内 容 や 学 習 成 果 を 自 己 評 価 や 相 互 評 価 を 計 画 的 に 行 い な が ら 、 独 自 の 学 習 フ ァイ ル に編 集 し て い く 「ポ ー ト フ ォ リオ 評 価 」 が 有 効 で あ る と考 え る 。.
各 単 位 時 間 ご と に 調 べ 学 習 で 得 た 資 料 や 感 想 、 作 品 や 報 告 書 、 メ ッ セ ー ジ 、 評 価 カ ー ドな ど が 学 習 フ ァ イ ル と して 綴 じ込 ま れ た ポ ー トフ ォ リオ は 、 学 習 の 見 直 しや 改 善 、 自己 理 解 や 自 己 実 現 に 役 立 つ と と も に 、保 護 者 を は じ め 学 習 に 関 係 した 人 々 と を 結 び つ け る 資 料 と して 、ま た 、 教 師 の 支 援 ・指 導 や 生 徒 理 解 の 資 料 と して 活 用 す る こ と が で き る 。
(3)学 習 段 階 別 評 価 規 準 の 明 示
一 人 一 人 の 子 ど も た ち の 学 習 状 況 を よ り適 切 に 評 価 し 、そ れ ぞ れ の 学習 活 動 を充 実 させ て い く た め に は 、 単 元 の ね らい や 予 想 さ れ る 学 習 活 動 を基 盤 と し て 、 評 価 の 観 点 を 定 め 、 単 位 時 間 ご と に活 用 で き る 評 価 規 準 を 設 定 す る 必 要 が あ る と考 え る 。
本 研 究 で は 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の ね ら い を 踏 ま え 、 各 学 習 段 階 の 子 ど も た ち の 学 習 活 動 を 予 想 して 必 要 と な る 力 を 考 え 、 生 き る 力 を は ぐ く む と と も に 、 調 べ 学 習 を 進 め る 上 で の 実 践 的 な ス キ ル を 身 に 付 け る こ と 目 指 して 次 の よ う に 評 価 の 観 点 を 設 定 した 。
① 関 心 ・意 欲 ・態 度 ② 課 題 発 見 力 ③ 学 習 を 見 通 す 力 ④ 情 報 収 集 力
⑤ 情 報 処 理 能 力 ⑥ 考 察 力 ⑦ 自己 表 現 力 ⑧ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力
⑨ 生 き 方 を考 え る 力 ⑩ そ の 他(そ の テ ー マ に よ る 固 有 の も の)
そ し て 、 表2(P12P13)の よ う に 学 習 段 階 別 の 評 価 方 法 ・評 価 規 準 の 一 覧 を 作 成 し 、 学 習 段 階 別 に 、 評 価 者 ・方 法 、 重 点 を 置 く評 価 の 観 点 、 評 価 規 準 を そ れ ぞ れ 明 確 に した 。
9
<図1>多 様 な学習 資源 と学校 ・家庭e地 域 の連 携 による支援体 制
蘇 灘 集 ど
醗
交流行 政
各区市町村教育委員会など
協 力 携
学 校
{'=
概 ・・謬
鱒 口口自旦貝り
の ㎜ 器
Cl.̀.p:i口 ロ ロ ロ1
協 近隣の学
欝
癖 皿
ロロロロロロ"口ロロ麺野δ「人 材 」
校 長 ・教 頭 ・教 員 ・養 護 教 諭 ・栄 養 職 員 主 事 ・教 育 相 談 員 ・ALT…
「施 設 」
図 書 室 ・パ ソ コ ン室 ・進 路 資 料 室 ・ 多 目 的 室 ・視 聴 覚 室 ・相 談 室 …
援
支
000000
「地 域 の 人 材 」 地 域 の 人 ・保 護 者 企 業 や 公 共 施 設 関 係 者 ・専 門 家 高 齢 者 外 国 人 oo名 人 …
連携
子 育て 支援 家 庭
支 援
協力
か か わ り
家
ふ れ あ い 増 均Cの 子 ど 看
画
サービ ス提 供
「地 域 の 施 設 」 図 書 館 ・美 術 館 博 物 館 ・資 料 館 福 祉 施 般 ・保 育 園 情 報 センター ホ'ランティアセンター 民 間 企 業 …
荘 β さカ る図 甕露 一 図書館 を活用 しよう1一
「総合的な学習の時間」の実施 にともな い、学校図書館や公立 図書館は学習情報を収集す る ための必要な施設 と して これまで以上 に利用 され るよ うになった。今、地域の図書館では、
学校 との連携を図 りなが ら次のよ うな取 り組みや 工夫が始 まっている。
*図 書館利 用案内やブック リス トを地域の小 ・中学校 に配布
*中 高校生対象のヤングコーナーの設置、ヤ ングタイムスの発行
*中 学校 か らのテ ー マ別 図書 の貸 し出 し依頼 に対 応
*図 書館見学、図書館 員体験受け入れ
*図 書担 当教員 と図書館職員 との連絡会 や研修会実施
*教 員向けの 図書館利用案 内作成配布な ど ★r図 書館 に連絡」が連携の第一歩!
<表1>学 習段 階別 の学習 支援一覧
騨彫いー牒朧慰爵曝㌦薬︑︑ρ〜磯臨懸骸醤雛
鞍懸
翻灘鐵 灘 灘 灘灘 灘灘 難 灘灘 灘灘鯉
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弊騨 響 蕪 ご鑛
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羅 織 驚
・学 習 の ね ら いや 方 法 を 知 る、
・学 習 の テ ー マ を 理 解 す る 。
・テ ー マ に 関 す る ビデ オ鑑 賞 や 講 話 を 闘 く。
・テ ー マ に 関 連 し た 体 験 を す る。
・ガ イ ダ ン ス の ま と め を す る 。
・これ ま で の 学 習 を 振 り返 る。
・自分 の 興 味 関 心 を 具 体 化 す る。
・ウ ェ ビ ン グで 発 想 を 広 げ る。
・テ ー マ に 関 す る 知 識 を 習 得 す る。
・発 見 した 課 題 を 発 表 す る 。
・発 表 に つ い て意 見 交 換 を す る。
・課 題 の 再 設 定 を 行 う.
・学 習 計 画 を立 て る
・何 を調 べ るか を 具 体 化 す る 。
・課 題 解 決 の た め の 情 報 源 を 探 す 。
蕪 難 灘
懲
欝
灘撚懲 懇 羅 欝
鞭 購 欝 撫
累・寒︑輸峯︑・,薯慧ぐこウヘー想塵︑讃・蹴の藩
鵬 噂 潔 諦
レ
欝 灘
灘 灘
・情 報 を 集 め る。
・課 題 に応 じて 必 要 な 資 料(情 報)を 選 択 す る。
・集 め た 資 料(情 報)を 自 分 の 考 え で 要 約 す る。
・ま とめ た も の を 総 合 的 に 考 え る。
・自 分 の 考 え を ま と め る。
・発 表 方 法 を検 討 す る。
・発 表 に使 う資 料 を選 択 す る。
・発 表 内容 、原稿 を検 討す る。
(論理 的 筋 道 の 明 確 化)
・発 表 物 を 自分 の 考 え で 工 夫 し て 作 成す る。
・発 表 の 事 前 準 備 や 打 ち 合 わ せ をす る。
・発 表(リ ハ ー サ ル)を す る
。
・新 た な 課 題 を発 見 す る。
・学 び を 自 己の 生 き 方 へ 発 展 さ せ る。
灘懇 懸灘灘 欝
・説 明
・事 例 の 提 示
・VTR ,写 真 、 新 聞 記 事 、 資 料 の 提 示
・体 験 学 習 の 場 の 設 定
・説 明 、 言 葉 か け
・学 習 の 振 り 返 り
・説 明、 言 葉 か け
・ア ドバ イ ス
・情 報 提供
・知 識 習得 方 法 の ヒ ン ト (ア ン ケ ー ト調 査 な ど)
・聞 く、 言 葉 か け
・ア ドバ イ ス
・対 話
・ア ドバ イ ス
・対 話
・情 報 源 の 資 料 や リン ク 集 の 提 示
・情 報 源 の 活 用 方 法 や マ ナ ー の教 示
・施 設 活 用 方 法 の教 示
・機 器 利 用 方 法 の教 示
・必 要 晴 報 の 確 認
・キ ー ワ ー ドの 誘 引
・ア トバ イ ス
(ラ イ ン マ ー ク 、 資 料 に メ モ 、 箇 条 書 き 、 キ ー ワ ー ト化、 図 式 化 、 グ ラ フ 化 な ど)
・ア ドバ イ ス
(類 似 性 の あ る も の の 整 理 、 関 連 性 に つ い て 思 考 判 断)
・対 話 に よ る考 え の 整 理
・発 表 方 法 の 例 示 (掲 示 物 、 ポ ス タ ー セ ッ シ ョ ン 、 パ ソ コ ン に よ る プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン ホ ー ム ペ ー シ な ど)
・ワー ク シ ー トに よ る 筋 道 の確 立
・対 話 に よ る筋 道 の 確 立
・対 話
・打 ち合 わ せ 項 目の 提 示
・発 表 の 注 意 事 項 の確 認
・評 価 カ ー ドに よ る ま と め の 教 示
・ワ ー クシ ー トに よ る ま と め の 教 示
・ア ドバ イ ス
・対 話
灘 嘆。醒無饗 購 輔.
・グル ー プ 内で 確 認
・ グ ル ー プ で 協 力
・グル ー プ 内で 意 見 交換
・グル ー プ 内 で 討 論 、 意 見 交 換
・グル ー プ 内 で 意 見交 換
・情 報 提 供
・ア ン ケ ー ト協 力
・聞 く 、 自 分 と の 比 較
・感 想、 意 見
・意 見 交 換
・意 見 交 換
・情 報 源 に つ い て のry報 交 換
・情 報 源 の 共 有
・マ ナ ー につ い て の 話 し 合 い
・話 し 合 い (個 別 、 グ ル ー プ)
・グル ー プ 内 で話 し合 い
・意 見 交換
・グ ル ー プ 内 で 話 し合 い
・話 し合 い (個 別 、 グ ル ー プ)
・グル ー プ 内 で 話 し合 い
・他 の 発 表 に 字 ぶ
・グル ー プ 内 で意 見 交 換
諦 舐 轟 罵 吐
・情 報 提 供
・事 例 の 提 供(講 話)
・施 設 の 提 供
・ア ドバ イ ス
・説 明、 言 葉 か け
・ア ドバ イ ス
・施 設 提 供
・情 報 提 供
・ア ン ケ ー ト協 力
・ア ドバ イ ス
・情 報 源 の 紹 介
・資 料 提 供
・施 設 紹 介 、 提 供
・ア ドバ イ ス
・ア ドバ イ ス
・ア ドバ イ ス
・発 表 会 場 提 供
・発 表 会 参 加
・意 見 、感 想
・対 話
一11一
<表2>学 習段 階別の評価 方法 ・評 価規準 一覧(1) 轄1灘灘
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難 藩 軒
灘 欝 翻 購 萱
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・観 察
・補 助 簿
・ ワ ー ク シ ー ト
・観 察
・補 助 簿
・ ワ ー ク シ ー ト
・ポ ー トフ ォ リ オ
・観 察
・補 助 簿
・ ワ ー ク シ ー ト
・観 察
・補 助 簿
・ポ ー トフ ォ リ オ
・観 察
・補 助 簿
・ ワ ー ク シ ー ト
・観 察
・補 助 簿
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・観 察
・補 助 簿
・ワ ー ク シ ー ト
・観 察
・補 助 簿
・ワ ー ク シ ー ト
・観 察
・補 助 簿
・ア ドバ イ ス カ ー ド
・観 察
・補 助 簿
・ポ ー トフ ォ リ オ
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価価平ド並†ドきロきの己一互一白力相力
・自 己 評 価 カ ー ド
・相 互 評 価 カ ー ド
・ポ ー トフ オ リ オ
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自力相力 価フ評ドトオ己一一リ自カポオ
・ 自 己 評 価 カ ー ド
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・ 自 己 評 価 カ ー ド
・ 自 己 評 価 カ ー ド
・相 互 評 価 カ ー ド
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・ア ドバ イ ス カ ー ド
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・進 ん で疑 問や 興 味 を もっ た こ と を 挙 げて い る 。
・意 欲 的 に 自分 の 課 題 を発 表 した り他 者 の 発 表 を 聞 い て い る。
・意 欲 的 に 自分 の 躁 題 の 問 題 点 を 見 付 け て い る。
・自 分 の 課 題 に つ い て 調 べ る内 容 を 具 体 的 に 考 え よ う と して い る。
・進 ん で情 報 を選 択 しよ う と して
い る。
・工 夫 して 情 報 を 再 編 集 し よ う と
して い る。
・意 欲 的 に よ りよ い発 表 に す る た め の発 表 方 法 を 考 え て い る。
。意 欲 的 に 発 表 物 を 作 成 し よ う と して い る.
・意 欲 的 に 発 表 し よ う とて い る。
・他 者 の 発 表 に 関 心 を も っ て い る。
・進 ん で学 ん だ こ と を 自分 の 生 活 に 生 か そ う と し て い る。
・疑 問 点 か ら 自 分 の 課 題 を し ぼ っ て い け る。
・課 題 の 発 表 か ら 問 題 点 を 探 し出 す こ と が で き る。
・発 見 した'課題 に つ い て 再 設 定 す る こ と が で き る。
・課 題 と 照 ら し 合 わ せ 調 べ る 内 容 を しぼ る こ とが で き る 。
・情 報 を 再 編 集 し な が ら 新 た な 疑 問 を 発 見 で き る。
なな考で要器をが必機題とにや課こ表品のるる発物どえき
・作 成 す る 発 表 物 の 課 題 を 明 確 に す る こ と が で き る。
・他 者 の 発 表 か ら 新 た な 疑 問 点 を 探 し 出 す こ とが で き る。
懇 鋤
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・講 話 、視聴 覚 教 材 、 体 験 か ら 自 分 の 学 習 を イ メ ー ジ す る こ と が で き る。
・テ ー マ に 沿 っ た 知 識 を 習 得 す る こ と が で き る。
性きか表向で発方こ
働 黎
課学明c・らをる
・情 報 収 集 の 可 能 性 な どを 考 え 課 題 の再 設 定 が
で き る。
・調 べ よ う とす る こ とが 自 分 の 課 題 と合 っ て い る か 判 断 で き る。
・必 要 な 情 報 を キー ワー ド化 す る な ど情 報 選 択 の 基 準 を 明 確 に で き る。
・類 似 性 、相違 性 、 関 連 性 な ど の 方 向 性 を も っ て 、情 報 を再 編 集 で き る。
・発 表 ま で の 見 通 しや 可 能 性 に つ い て 考 え る こ
と が で き る。
・作 成 上 必 要 な も の を考 え 効 率 的 に 準 備 を 進 め る こ と が で き る。
きすが自かとを生こ果や生成活うる⊃習生どえる学のに考き・分方かで
点課で問の見疑分発な自再
ロたらをる新か題き
・講 話 、 視 聴 覚 教 材 、 体 験 を 通 し て テ ー マ に 関 す る 知 識 を 得 る こ と が で き る。
・自 分 に 必 要 な 知 識 を 様 々 な 情 報 源 か ら 集 め る こ と が で き る。
・必 要 な 情 報 を 様 々 な 情 報 源 か ら集 め る こ とが で き る。
・必 要 な 情 報 の 所 在 や 収 集 の 方 法 を 考 え る こ とが で き る。
・再 編 集 の 祭 に 不 足 し て い る 情 報 が 何 か を 考 え 集 め る こ と が で き る。
・発 表 方 法 に つ い て の 情 報 を 集 め る こ と が で き る。
・そ れ ぞ れ の 発 表 か ら新 た な 情 報 を 集 め る こ とが で き る。
・自 分 に 必 要 な 新 た な 情 報 を 集 め る こ と が で き る0