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イワガキ種苗量産技術開発

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Academic year: 2021

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(1)

イワガキ種苗量産技術開発

<概要>

H25

29

年度の試験において,当年度内に当年度採卵群から

2.2

2.4

万個程度のイワガキ(

30

㎜サイズ)種 苗を生産することは可能となったが,本年度は,以前からの目標である当年度採卵群からの当年度内10万個 の種苗生産に向けて主に浮遊幼生飼育の検討を行った。

企画・栽培養殖部 研究員 小薗勇貴

<換水方法の再検討>

昨年度までの換水方法(同量同時注排水法)・・・注水した分だけ排水される方法(1日1回)

明確な原因が不明,そこで

H30

年度は換水方法の検討を行った。

120ml/s程度の注水でゆっくりと換水

・1〜1.8㎥注水/日(換水時間:2.54.5h)

メリット ・換水中は作業無し

・水槽替え無しで成熟幼生まで飼育可能 デメリット ・ストレーナーへの幼生吸着

+

長い換水時間

・換水効率に疑問(注水と飼育水の混合水を排水)

<課題:安定しない浮遊幼生期の生残率>

目標とする浮遊幼生期の生残率は

20

30%

150

万個体

/

槽ス タートで

30

40

万個体ほど)だが,現状として低く不安定である。

試験

-

1(ウニ式換水改良型)

今年度は2種類の新しい換水方法で飼育試験を行った。(1㎥ポリカーボネイト水槽を使用)

・・・一定量の飼育水を確実に換水する方法(1日1回)

<内容>

注水を行いながら

400L

の目盛りまで飼育水を排水し,

その後

600L

を注水。

®

確実に

600L

以上の飼育水を換水可能。

試験

-

2(サイホン式水槽替え

+ネット受け) ・・・幼生への物理的ストレス(ストレーナーへの吸着等)を

減らす方法(3〜5日に1回)

<内容>

1.水質を悪くする水槽底面の堆積物を残して,幼生と飼育水をサイホンで新たな飼育槽に移す。

(例)2回に分けて移槽する。※旧槽はサイホンの効果を高めるために,移槽前に注水し,満水(1200L)にした。

・1回目:旧槽1200L,新槽0L®旧槽600L,新槽600L

・2回目:旧槽1200L,新槽600L®旧槽900L,新槽900L

2.サイホンで移せなかった幼生をネットで受けて新たな飼育槽へ移す。

<結果と考察>

試験

-1

を3槽,試験

-

2を2槽で飼育試験を実施したところ,試験

-

1で1槽,試験

-

2で2槽の大量斃死 が起こった。最終的に試験

-

1区からは

34.2

万個体の(1槽平均:

11.4

万個体),試験

-

2区からは

0.8

万 個体(1槽平均:

0.4

万個体)の成熟幼生を得た。

この結果から,試験

-

1と2では試験

-

1のほうが,浮遊幼生飼育時の換水方法として適切であると考 えられた。

左:イワガキ浮遊幼生 下:イワガキ成貝

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