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(1)

アイザワ証券投資リサーチセンター

北野ちぐさ

2018年5月23日発行/審査番号:180523-A2

アジア株式投資戦略

(2)

本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました 

年初からのアジア新興国金融市場

堅調なファンダメンタルズが株式市場を下支えか

中国

ベトナム

主な内容

(3)

本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました

年初からのアジア新興国金融市場

 今年に入り、米国の長期金利上昇に伴う米ドル高や、 米中貿易摩擦への懸念を背景に新興国からの資金流 出が目立っている。  株式市場も年初から荒い値動きとなっているものの、 米中貿易摩擦への過度な懸念の緩和、南北首脳会談 と金正恩氏の訪中実現、中朝会談の開催決定など、 世界的な雪解けムードを追い風に、4月半ばごろか ら落ち着きを取り戻りつつあるか? 現地 通貨安 現地 通貨高 (参考)バーナンキショックとは、当時米FRB議長のバーナンキ氏による量 的緩和縮小方針を受けた、金融市場の混乱。なかでも、脆弱な経済構造を抱 える新興国5通貨は「フラジャイル・ファイブ」と呼ばれ、大きく下落した。 インドルピー 22.1% アルゼンチンペソ 24.6% ブラジルレアル 18.7% トルコリラ 13.6% 豪ドル 15.5% ブラジルレアル 8.7% インドネシアルピア 15.0% ロシアルーブル 7.3% 南アフリカランド 14.0% インドルピー 5.4% トルコリラ 13.7% フィリピンペソ 4.9% ニュージーランドドル 10.0% 豪ドル 3.5% メキシコペソ 9.7% インドネシアルピア 3.0% タイバーツ 9.6% ニュージーランドドル 1.9% アルゼンチンペソ 9.3% カナダドル 1.8% フィリピンペソ 8.4% ユーロ 0.5% マレーシアリンギ 8.0% 韓国ウォン 0.2% ロシアルーブル 6.3% 南アフリカランド -1.0% カナダドル 4.5% メキシコペソ -1.2% 韓国ウォン 0.8% タイバーツ -2.0% 日本円 0.8% マレーシアリンギ -2.4% ユーロ -0.3% 日本円 -2.9%

世界主要通貨の対米ドル騰落率

バーナンキショック時 2018年年初来 ※バーナンキショック時は2013年5月1日~8月30日 ※2018年年初来は5月 11日まで ※赤字は「フラジャイル・ファイブ」       [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 2017年 2018年1~3月 2018年4月 2018年5月 NYダウ工業株30種 25.1% -2.5% 0.3% 2.3% ナスダック総合 28.2% 2.3% 0.0% 4.1% ブラジルボベスパ 26.9% 11.7% 0.9% -3.5% 日経平均株価 19.1% -5.8% 4.7% 2.1% 上海・深センCSI300 21.8% -3.3% -3.6% 3.9% 香港ハンセン 36.0% 0.6% 2.4% 0.8% 台湾加権 15.0% 2.6% -2.4% 1.6% 韓国総合 21.8% -0.9% 2.8% -2.2% タイSET 13.7% 1.3% 0.2% -1.5% ジャカルタ総合 20.0% -2.6% -3.1% -3.5% フィリピン総合 25.1% -6.8% -2.0% -1.9% ベトナムVN 48.0% 19.3% -10.6% -0.9% 世界の主要株式指数の期間騰落率 ※2017年は年間、4月は月間、5月は月初から18日まで  [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成]

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました

堅調なファンダメンタルズが株式市場を下支えか

 4月に発表されたIMFの世界経済見通しによると、先進国とASEANは1月発表の前回見通しから上方修正されるなど、 当面堅調な経済成長が見込まれている。貿易摩擦の拡大に留意する必要があるものの、中期的に新興国経済は5% 程度の成長を維持する見通しで、堅調なファンダメンタルズが株価を下支えする見通し。 2017年 3.8 3.9 (→ 0.0) 3.9 (→ 0.0) 2.3 2.5 (↑ 0.2) 2.2 (→ 0.0) 米国 2.3 2.9 (↑ 0.2) 2.7 (↑ 0.2) 日本 1.7 1.2 (→ 0.0) 0.9 (→ 0.0) ユーロ圏 2.3 2.4 (↑ 0.2) 2.0 (→ 0.0) 4.8 4.9 (→ 0.0) 5.1 (↑ 0.1) 6.5 6.5 (→ 0.0) 6.6 (→ 0.0) 中国 6.9 6.6 (→ 0.0) 6.4 (→ 0.0) インド 6.7 7.4 (→ 0.0) 7.8 (→ 0.0) ASEAN5 5.3 5.3 (→ 0.0) 5.4 (↑ 0.1) マレーシア 5.9 5.3 (↓ 0.1) 5.0 (↑ 0.2) タイ 3.9 3.9 (↑ 0.2) 3.8 (↑ 0.3) インドネシア 5.1 5.3 (↑ 0.1) 5.5 (↑ 0.2) フィリピン 6.7 6.7 (↑ 0.1) 6.8 (↑ 0.1) ベトナム 6.8 6.6 (↑ 0.3) 6.5 (↑ 0.2) 先進国 新興国 アジア新興国 ※前年比、単位:%  ※2018~2019年はIMF予想値 ※カッコ内は2018年1月時点の見通しからの変化幅、ただしASEAN各国は2018年1月 時点の見通しが公表されていないため、2017年10月時点からの変化幅 [出所:IMF、アイザワ証券作成] IMFの世界経済成長率見通し(2018年4月) 2018年 2019年 世界全体 -30 -20 -10 0 10 20 30 40 50 60 70 2017年 2018年(予) 2019年(予) ※2018年以降はブルームバーグコンセンサス(5月21日時点) [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] アジア主要株価指数のEPS成長率(前年比) (%)

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました 0 5000 10000 15000 20000 25000 30000 35000 40000 45000 50000 0 5000 10000 15000 20000 25000 30000 35000 40000 45000 50000 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005

日本の1人あたりGDPの推移とアジア諸国・地域の1人あたりGDP

日本の1人あたりGDP 日経平均 1964年 東海道新幹線開通 東京オリンピック 1970大阪万国博覧会1989年 日経平均株価最高値 日経平均 (円) フィリピン 2924米ドル ベトナム 2215米ドル インドネシア 3604米ドル タイ 5899米ドル 中国 8113米ドル マレーシア 9390米ドル 韓国 27561米ドル 台湾 22453米ドル イスラエル 37262米ドル 香港 43528米ドル シンガポール 52961米ドル 1人あたりGDP (米ドル) 日本の高度経済成長期 (1955年~1973年) インド 1723米ドル 一般的に1人あたりGDPが1000~3000米ドルの時に白物家電などの耐久 消費財が普及し始める。さらに、3000~10000米ドルの時に自動車など が普及し始め、医療、教育、レジャーなどのサービス支出が増加する。 ※日本の1人あたりGDPは1960~1979年までは国内総支出(GDE)を人口で除した値を使用し(1970年以前の米ドル換算レートは1米ドル=360円、それ以降はIMFデータを使用) ※アジア諸国・地域の1人あたりGDPは2016年のデータ [出所:内閣府、日本銀行、IMF、ジェトロ、アイザワ証券作成]

【参考】今のアジア新興国は日本の1970~1980年代?

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました

【参考】厚みのある労働力がアジア新興国経済を牽引

 アジア新興国経済の成長の源泉となっているのは、豊富な若年層人口と労働力だ。特にASEAN諸国の多くは、しば らく生産年齢人口の増加による持続的な成長が期待される。一方、すでに中進国入りを果たした中国とタイは高齢 化社会に突入したものの、産業の高付加価値化が経済成長を下支えする見通し。 インドネシア フィリピン ベトナム タイ 高齢化社会 中国 日本 超高齢社会 [出所:米国商務省国勢調査局による]

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました

【参考】アジア主要国経済を比較する

中国 ベトナム インドネシア タイ 面積 万㎢ 960.00 33.17 191.09 51.31 人口 億人 13.83 0.93 2.59 0.67 実質GDP成長率 % 6.7 6.2 5.0 3.2 名目GDP総額 億米ドル 112,180 2,053 9,320 4,070 1人当たりの名目GDP 米ドル 8,113 2,215 3,604 5,899 消費者物価上昇率 % 2.0 2.7 3.0 0.2 経常収支 億米ドル 1,964 82 ▲ 168 482 貿易収支 億米ドル 4,941 18 154 365 外貨準備高 億米ドル 30,978 369 1,164 1,719 シンガポール マレーシア フィリピン 日本 面積 万㎢ 0.07 33.29 30.00 37.80 人口 億人 0.06 0.32 1.01 1.27 実質GDP成長率 % 2.0 4.2 6.9 1.0 名目GDP総額 億米ドル 2,970 2,970 3,050 49,386 1人当たりの名目GDP 米ドル 52,961 9,390 2,924 38,917 消費者物価上昇率 % ▲ 0.5 2.1 1.8 ▲ 0.1 経常収支 億米ドル 565 69 6 1,873 貿易収支 億米ドル 828 244 ▲ 341 512 外貨準備高 億米ドル 2,464 931 807 11,883

アジア主要国の経済規模(2016年)

項目 項目 ※データは一部予測値を含む  [出所:ジェトロ、IMF、アイザワ証券作成]

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました 7.65 7.70 7.75 7.80 7.85 7.90 5000 10000 15000 20000 25000 30000 35000 香港ハンセン指数 米ドル/香港ドル(逆メモリ) 主要株価指数及び為替の推移(月足) [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 主要株価指数及び為替の推移(月足) [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 5.00 5.50 6.00 6.50 7.00 7.50 8.00 8.50 9.00 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 上海・深センCSI300指数 米ドル/人民元(逆メモリ) 主要株価指数及び為替の推移(月足) 主要株価指数及び為替の推移(月足) 支援材料  2018年3月に全人代が執り行われ、習国家主席の長 期政権が確実になった。  全体の成長スピードは鈍化しているものの、そのな かでロボット、通信など高付加価値産業が主導する 経済構造へと転換されている。  高付加価値産業の発展に寄与しているのが企業の研 究開発意欲で、2017年の国際特許出願件数では日本 を上回り、中国が世界第2位となった。  高付加価値産業の発展と同時に目立っているのが消 費の拡大で、数年のうちに、中国の小売総額は世界 最大の消費国である米国の水準を上回る見込み。 懸念材料  直近で最も懸念されているのが貿易戦争で、米中の 輸出関連政策の先行きに不透明感が強まっている点 が最大のリスクのひとつ。  物価上昇への懸念で、中国は国内物価上昇を抑制す るために国内の金融を引き締めるケースが多く、直 近の状況は、そろそろ物価高を警戒し始めている段 階か。  世界的に見て、2017年に値上がりが大きかった反動 で、2018年は各市場ともにボラティリティの大きい 値動きとなっている。 株高 元高 株安 元安

中国株式投資のポイント

株高 香港ドル高 株安 香港ドル安 中国本土 香港

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました  中国は2011年以降(第12次5ヵ年計画)、輸出・投 資型主導経済から消費主導型経済へと経済成長方式 を転換。これに伴い経済成長率は減速している。  名目GDPに占める最終消費支出のウェートは2016年 に55%まで上昇し、近年中国は消費大国へと変貌し た。この状況は、1975年前後に高度成長期から安定 成長期へと移行していった日本の状況に類似してい ると言える。 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 純輸出 最終消費支出 総資本形成 実質GDP成長率

中国の実質GDP成長率と需要項目別寄与度(前年比)

※2017年は1~6月期[出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] (%) 0 5 10 15 20 25 30 45 50 55 60 65 70 消費のウェート(左軸) 名目GDP成長率(右軸) 中国の名目GDP成長率と消費のウェート ※2017年以降の消費のウェートはWIND予想 [出所:ブルームバーグ、WIND、アイザワ証券作成] (%) 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 55% 58% 61% 64% 67% 70% 73% 76% 消費のウェート(左軸) 名目GDP成長率(右軸) 高度成長期 安定成長期 日本の名目GDP成長率と消費のウェート [出所:WIND、アイザワ証券作成]

消費大国へと変貌する中国

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました

中国企業は新たな成長局面へ

 2017年の中国の鉱工業生産(付加価値ベース)を見 ると、通信機器・PC、自動車、機械といったニュー エコノミーを代表する品目の伸びが目立っており、 産業の高度化が進行している。  中国企業の研究開発費が年々増加している。中国企 業は先進国企業の製品を模倣したり、多額の資本を 投じブランドや技術力を買い占める段階から、自ら イノベーションを起こし生産性を向上させる、新た な成長局面に入ったことを示唆していると言えよう。 0.0% 0.5% 1.0% 1.5% 2.0% 2.5% 3.0% 3.5% 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000

中国本土上場企業の研究開発費

その他(左軸) IT(左軸) 製造業(左軸) ※2017年はWIND予想 [出所:WIND、アイザワ証券作成] (億元) 製造業の 売上高研究開発比率 (右軸) 14% 13% 13% 12% 12% 12% 11% 11% 9% 9% 7% 7% 6% 6% 6% 5% 5% 5% 4% 4% 2% 0.3% -0.4% -2% -3% -4% -5% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 通信機器・PC 計測機器 ガス生産 自動車 医薬品 特殊機械 一般機械 電気機械 娯楽スポーツ用品 食品 製造業全体 金属加工 ゴム・プラスチック 鉄道船舶航空 アパレル 石油精製 靴・皮革 火力発電 紡績 化学原料 非鉄金属 鉄鋼 セメント 石炭 石油掘削 非鉄採掘 中国の鉱工業生産(2017年、前年比) オールド エコノミー ニュー エコノミー付加価値ベース [出所:WIND、ブルームバーグ、アイザワ証券作成]

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました

全人代で決定した主な方針

ポイント① GDP成長率目標を6.5%前後に設定 昨年の実績(6.9%)より低い6.5%前後に設定。 昨年出されていた「可能ならそれ以上を目指す」との文言を削除した。 ポイント② 消費の促進を図る 個人所得税の非課税レベルの上限を現在の3000元から5000元まで(推定)引き上げる。 自動車、化粧品、ワインなどに対する輸入関税の引き下げる。 ポイント③ ニューエコノミー産業の発展を目指す インターネットやビッグデータなど新興産業の発展を促すとともに、AIの研究開発・実用化を強化する。 製造強国に向けて、半導体、航空機エンジン、5G、新エネルギー車、新素材など、高付加価値産業の育成を目指す。 新エネルギー車の車両購入税に関する優遇措置(補助金支給)の期間を3年間延長する。 ポイント④ 民生を改善する 政府の福祉関連支出額は2017年に11.5%増と、GDP成長率を上回るペースでの伸びをみせた。 2018年も引き続き雇用、医療、福祉などの分野向けの支出増加方針を明言。 ポイント⑤ 国家主席:習近平、国家副主席:王岐山、首相:李克強の体制が確立 憲法改正により、国家主席と副主席について「2期10年」までとしていた任期上限を撤廃。 習政権は新たな任期が終わる2023年以降も継続でき、長期化する可能性も。  過剰債務による投資主導の経済成長から脱却し、消費やイノベーションが牽引する質の高い成長を目指すスタンスが鮮 明となった。ハイエンド製造や消費関連を取り巻く経営環境は一段と改善が見込まれ、持続的な成長が期待される。

大方針: 成長の質を高め、「中所得国のわな」からの脱却を目指す

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「中国製造2025」の概要と主な背景

分野 内容 1 次世代情報技術 半導体チップの国産化を強化、5G向け投資の拡充も 2 高度なデジタル数値制御の工作機械、ロボット 高い精度の製品開発を促進する 3 航空・宇宙設備 大型航空機の研究開発や月面探査事業の推進 4 海洋エンジニアリング・ハイテク船舶 深海探査・資源開発の強化、LNG船など競争力の向上 5 先進軌道交通設備 高速鉄道など世界をリードする鉄道システムの確立 6 省エネ・新エネルギー車 自主ブランド製品を世界の先進レベルにする 7 電力設備 水力・原子力発電設備の技術向上、新エネルギーの推進 8 農業機械設備 農機性能の改良で、農業をハイテク化する 9 新素材 特殊金属や高分子材料などの基礎研究、産業化を加速 10 バイオ医薬・高性能医療機器 バイオ、3Dプリンターなど新技術の応用実現 「中国製造2025」の10大重点産業の分野と内容 [出所:各種資料、アイザワ証券作成]  概要 2015年の全人代で提唱された長期計画。2025年までに「製造強国の仲間入りを果たす」という目標。最終的には建国 100周年を迎える2049年までに、技術力や品質などの総合力で世界最強クラスの製造強国となることを目論む。  提唱された背景 近年、中国は人件費の高騰や元高による輸出の鈍化などで海外からの対中投資が伸びなくなっており、周辺新興国との 競争優位性が損なわれている。また、品質やブランド力などの点で国際競争力のある製造業がほとんど育っておらず、 製造業強化が急務となっていた。  足元の中国製造業を取り巻く環境として、「中国製造2025」に加えて、モバイルインターネットやクラウドコン ピューティング、ビッグデータ、IoTなどを既存の製造業と結びつけ発展させることで、中国のインターネット企 業を世界的なグローバル企業へと育成する「インターネットプラス」という重要政策が進行している。

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました

MSCI指数採用により注目集める中国A株(1)

 中国では長い間、海外投資家は一部の機関投資家を除き、上海・深センB株市場と香港市場でしか取引ができな かった。しかし、2014年に上海・香港ストックコネクト(滬港通)、2016年に深セン・香港ストックコネクト(深 港通)が開始され、海外投資家も多くの中国有力企業が上場する上海・深センA株に投資できるようになった。  今年6月と9月の2回に分けて、中国A株の234銘柄が、世界の機関投資家がベンチマークとして採用するMSCIエマー ジング指数に採用される予定。中国A株の指数ウェートは0.73%にとどまるためそれほど大きくないが、中国A株が 国際分散投資の対象として認められたという心理的インパクトは大きく、しばらく中国A株が注目を集めそうだ。 [出所:アイザワ証券による]

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました  中国本土上場企業の2017年12月期決算は、売上高は 前年比18%増、純利益は同19%増と好調で、ともに 過去最高益を更新した。業績の好調さから見て、現 在の中国本土株式市場は過小評価されていると思わ れる。 浮動株の上位20銘柄のみをピックアップ ※洋河股フンは当社の取扱銘柄ではありません [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 市場 ティッカー 銘柄名 業種 上海A 600519 貴州茅台酒 酒造 深センA 002415 ハイクビジョン 電子機器 深センA 000333 美的集団 家電 上海A 601166 興業銀行 銀行 上海A 600000 上海浦東発展銀行 銀行 上海A 600104 上海汽車集団 自動車 深センA 000858 五糧液 酒造 上海A 601668 中国建築 建設 上海A 600900 中国長江電力 電力 上海A 600276 江蘇恒瑞医薬 製薬 深センA 000001 平安銀行 銀行 深センA 000725 BOEテクノロジー 電子機器 上海A 600887 伊利股フン 食品 上海A 600048 保利地産 不動産 上海A 600019 宝山鋼鉄 鉄鋼 深センA 002304 洋河股フン(※) 酒造 深センA 000651 格力電器 家電 上海A 601169 北京銀行 銀行 深センA 002027 フォーカス・メディア 広告 深センA 001979 招商局蛇口工業区 不動産

MSCI

新興国指数に採用された主な中国本土A株

17000 19000 21000 23000 25000 27000 29000 31000 33000 35000 1600 2100 2600 3100 3600 4100 4600 5100 5600 上海・深センCSI300指数 香港ハンセン指数

中国本土A株と香港株の値動き

[出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 香港株高、中国 本土A株の出遅れ が鮮明に

MSCI指数採用により注目集める中国A株(2)

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中国酒のトップブランド 貴州茅台酒(上海A:600519)

前年比 前年比 16/12 33646 12.2% 16718 7.8% 13.31 6.79 17/12 52659 56.5% 27079 62.0% 21.56 11.00 株式データ(2018年5月18日時点) 株価 739.32元(≒12909円) 売買単位 100株 時価総額 9287億元 実績PER 34.29倍 PBR 9.29倍 ※単位:百万元、ただし1株利益、1株配当は元 ※1株配当は株式分割・併合等調整済み 52週高値 799.06元 52週安値 436.20元 業績推移(連結) 決算期 売上高 純利益 1株利益 1株配当 350 400 450 500 550 600 650 700 750 800 850 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 出来高(百万株) 株価(元) 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 2013 2014 2015 2016 2017 売上高(左軸) 純利益(右軸) (百万元) (百万元) (百万元) (百万元)  ウィスキー、ブランデーと並ぶ世界3大蒸留酒、白酒(パ イチュウ)のトップメーカー。  同社ブランドの「茅台酒」は「国酒」とも呼ばれ、中国 の宴席には欠かせない高級酒のひとつ。小売価格が2000 元(約3.5万円)以上の高級白酒市場で5割以上のシェア を占める。「茅台酒」は高梁(コーリャン)を発酵・蒸 留し、数年かけて熟成させるという製造手法から、生産 量に限りがあり、供給不足が続いている。  「茅台酒」は公的機関向けの売上比率が高かったものの、 近年の汚職取り締まり強化を背景に減少、一方で中間層 の拡大を背景に若者など民間向けが伸びている。 [出所:貴州茅台酒、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 業績推移 株価チャート(週足)

中国株参考銘柄(1)

(17)

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監視カメラ世界最大手 杭州海康威視数字技術[ハイクビジョン](深センA:002415)

15 20 25 30 35 40 45 50 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 出来高(百万株) 株価(元) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 2013 2014 2015 2016 2017 売上高(左軸) 純利益(右軸) (百万元) (百万元) (百万元) (百万元) 前年比 前年比 16/12 31679 26.3% 7424 26.5% 0.94 0.40 17/12 41535 31.1% 9411 26.8% 1.03 0.50 株式データ(2018年5月18日時点) 株価 41.20元(≒719円) 売買単位 100株 時価総額 3802億元 実績PER 40.00倍 PBR 11.80倍 52週高値 44.59元 52週安値 25.90元 ※単位:百万元、ただし1株利益、1株配当は元 ※1株配当は株式分割・併合等調整済み 業績推移(連結) 決算期 売上高 純利益 1株利益 1株配当  監視カメラとレコーダーの分野で世界最大手。2016年の 世界シェアは21%と米国のハネウェル社やドイツのボ シュ社を抑える。  世界的にテロ等犯罪が増加するなかで、セキュリティに 対する需要が高まっており、中国政府を中心に政府当局 からの受注が好調に推移する。  近年は政府機関や法人向けのみならず、家庭用防犯用品 の需要が増加。そのほか、人工知能(AI)技術を使い、 監視カメラの映像から不審者を特定する動画顔認証技術 など、監視カメラで培った技術を生かした新規事業も順 調に成長している。 [出所:ハイクビジョン、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 業績推移 株価チャート(週足)

中国株参考銘柄(2)

(18)

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【参考】急増するハイクビジョン製の監視カメラ

[写真提供:アイザワ証券(2018年4月撮影)] 上海の南京西路にて実際に使われていたハイクビジョン製の監視カメラ  中国政府は現在、AIを用いた世界最大規模の監視カメラネットワーク、「天網(スカイネット)」の構築を加速し ており、当社上海駐在員事務所でも、上海の街頭でハイクビジョン製監視カメラの急増を確認している。現在、中 国全土では1億7000万台以上に上る監視カメラが設置されているが、うち約2000万台が「天網」に接続し監視機能 を果たしているという。

(19)

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中国の白物家電最大手 美的集団(深センA:000333)

25 30 35 40 45 50 55 60 65 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 出来高(百万株) 株価(元) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 2013 2014 2015 2016 2017 売上高(左軸) 純利益(右軸) (百万元) (百万元) 前年比 前年比 16/12 159842 14.7% 14684 15.6% 2.28 1.00 17/12 241919 51.3% 17284 17.7% 2.54 1.20 3548億元 株式データ(2018年5月18日時点) 株価 53.89元(≒941円) 売買単位 100株 時価総額 業績推移(連結) 決算期 売上高 純利益 1株利益 1株配当 52週安値 35.12元 実績PER 21.22倍 PBR 4.48倍 52週高値 62.69元 ※単位:百万元、ただし1株利益、1株配当は元 ※1株配当は株式分割・併合等調整済み [出所:美的集団、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 業績推移 株価チャート(週足)

中国株参考銘柄(3)

 中国最大の白物家電メーカー(世界でも最大規模)。主 に自社ブランド「Midea」を展開。IH調理器や炊飯器な どの小型家電や、エアコン、洗濯機などに強みをもつ。  豊富な資金力を背景に、2016年3月に日本の東芝の白物 家電事業、6月にイタリアの業務用エアコン大手Clivet社 を買収した。海外企業のM&Aや提携を通じて世界に販路 を拡大、海外売上比率は4割に達する。  2015年に日本の安川電機と提携し産業用ロボット分野に 参入。2016年にはドイツメーカーで、産業用ロボット世 界2位のクーカ社を買収するなど、収益基盤の拡大も狙う。

(20)

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中国のIT大手 騰訊[テンセント](香港:700)

200 250 300 350 400 450 500 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 出来高(百万株) 株価(香港ドル) 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 2013 2014 2015 2016 2017 売上高(左軸) 純利益(右軸) (百万元) (百万元) 前年比 前年比 16/12 151938 47.7% 41095 42.7% 4.38 0.61 17/12 237760 56.5% 71510 74.0% 7.60 0.88 売買単位 100株 株式データ(2018年5月18日時点) 株価 411.00香港ドル(≒5807円) 時価総額 3兆9060億香港ドル 実績PER 43.94倍 PBR 11.47倍 決算期 売上高 純利益 1株利益 1株配当 52週高値 476.60香港ドル 52週安値 260.40香港ドル 業績推移(連結) ※単位:百万元、ただし1株利益は元、1株配当は香港ドル ※1株配当は株式分割・併合等調整済み  中国のIT大手。オンラインゲームやSNS、広告、クラウ ド、モバイル決済など様々なITサービスを手掛ける。 2017年の売上構成は、付加価値サービス(ゲームと動 画・音楽ストリーミング)が65%、オンライン広告が 17%、その他(クラウドとモバイル決済)が18%。  同社運営のSNSアプリ、WeChat(微信)の月間アク ティブユーザー数は10.4億人。近年ユーザー基盤の拡大 に伴って広告とモバイル決済が急速に成長している。  モバイル決済サービス、WeChatペイはアリババのアリ ペイ(支付宝)と中国のモバイル決済市場をほぼ寡占。 中国のキャッシュレス化進展で更なる成長が期待される。 [出所:テンセント、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 業績推移 株価チャート(週足)

中国株参考銘柄(4)

(21)

本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました 前年比 前年比 16/12 15507 32.1% 4026 29.6% 3.28 1.47 17/12 21119 36.2% 5325 32.3% 4.35 2.10 ※単位:百万元、ただし1株利益は元、1株配当は香港ドル ※1株配当は株式分割・併合等調整済み 52週高値 185.00香港ドル 52週安値 81.43香港ドル 業績推移(連結) 決算期 売上高 純利益 1株利益 1株配当 株価 113.40香港ドル(≒1602円) 売買単位 500株 時価総額 1386億香港ドル 実績PER 21.15倍 PBR 6.42倍 株式データ(2018年5月18日時点) 40 60 80 100 120 140 160 180 200 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 出来高(百万株) 株価(香港ドル)

中国の大手音響部品メーカー 瑞声科技[AACテクノロジーズ・ホールディングス](香港:2018)

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 2013 2014 2015 2016 2017 売上高(左軸) 純利益(右軸) (百万元) (百万元) (百万元) (百万元) [出所:AACテクノロジーズ、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 業績推移 株価チャート(週足) 20

中国株参考銘柄(5)

 中国の大手音響部品メーカー。最大顧客のアップルをは じめスマートフォンメーカーなど向けに、小型スピー カーやマイクロフォンなどに部品を供給する。  2013年まで同社の売上高の大部分を音響部品が占めてい たが、近年感圧式振動モーターの売上高が急速に伸び、 2017年には音響部品を抜いて最大の収益源になった。  2017年に同社は研究開発費を大幅に増額し、①高音質な 超小型スピーカーモジュール、②高性能な光学レンズ、 ③5G対応のアンテナ・筐体といった新製品の開発に注力。 今後、新製品による業績の押し上げ効果が期待される。

(22)

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中国のスポーツ用品メーカー大手 安踏体育用品[アンタ・スポーツ・プロダクツ](香港:2020)

前年比 前年比 16/12 13346 20.0% 2386 16.9% 0.95 0.76 17/12 16693 25.1% 3088 29.4% 1.17 0.98 株式データ(2018年5月18日時点) 株価 44.25香港ドル(≒625円) 売買単位 1000株 時価総額 1188億100万香港ドル 実績PER 30.68倍 PBR 7.05倍 52週高値 48.10香港ドル 52週安値 21.42香港ドル 業績推移(連結) 決算期 売上高 純利益 1株利益 1株配当 ※単位:百万元、ただし1株利益は元、1株配当は香港ドル ※1株配当は株式分割・併合等調整済み 15 20 25 30 35 40 45 50 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 株価(香港 ドル) 出来高(百万株) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 2013 2014 2015 2016 2017 売上高(左軸) 純利益(右軸) (百万元) (百万元) (百万元) (百万元) [出所:AACテクノロジーズ、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 業績推移 株価チャート(週足) 21

中国株参考銘柄(6)

 中国の大手スポーツ用品メーカー。プロのアスリートや 一般消費者向けにシューズやウェアを製造販売している。 2017年の売上構成は、スポーツウェアが55%、スポーツ シューズが42%、その他が3%。  中国では生活水準の向上に伴って健康意識が向上し、マ ラソンやフィットネスなどのスポーツブームが起きてい る。同社は中国の地場ブランドとして人気があり、近年 業績が急成長している。  現時点で同社の売上高は、ナイキの約1/14、アディダス の約1/10にとどまるものの、今後中国のスポーツ用品市 場の拡大を追い風に更なる成長が期待される。

(23)

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(24)

本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました 10% 9% 8% 7% 7% 5% 4% 3% 3% 3% 41% (不動産)ビングループ (不動産)ビンホームズ (食品)ベトナム乳業(ビナミルク) (ガス)ペトロベトナム・ガス (銀行)ベトナム外商銀行(ベトコムバンク) (食品)サイゴンビール・アルコール飲料 (銀行)ベトナム投資開発銀行 (銀行)ベトナム産業貿易商業銀行 (食品)マッサングループ (石油)ペトロリメックス その他 [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] ベトナムVN指数構成比上位10銘柄 12000 14000 16000 18000 20000 22000 24000 26000 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 ベトナムVN指数 米ドル/ドン(逆メモリ) 主要株価指数及び為替の推移(月足) [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 株高 ドン高 株安 ドン安 支援材料  近年、中国の景気低迷や人件費の高騰などを受けて、 成長余力が大きく、政治的に安定しているベトナム がポスト中国として選択肢のひとつになっている。  2007年のWTO加盟を皮切りに、9つのFTAを締結す るなど、貿易自由化を推進。積極的に外国直接投資 を活用する中で、貿易赤字体質から脱却しつつある。  国内の規制緩和。まだ規制は多いものの、外国人に よる株式保有制限の緩和や不動産購入規制の緩和な ど、2016年以降緩和姿勢が本格化している。  交通渋滞が深刻化するなか、道路、鉄道などの建設 ラッシュが続いている。また、政府は対越投資を呼 び込むためにも、インフラ投資を活発化している。 懸念材料  ここ数年、物価の安定と金融緩和が景気を下支えし てきたため、物価動向に注意が必要か。ただ、2018 年1~3月期の消費者物価上昇率は前年同月比2.82% と政府目標の4.0%を下回っている。  米トランプ政権の保護貿易主義。米国の対越貿易赤 字額は中国や日本に比べると少額にとどまるため、 直接的な影響は限定的と思われるが、ベトナムの輸 出額の4割が米中向けのため、米中貿易戦争が深刻 化した場合、影響が懸念される。 ※5月18日時点

ベトナム株式投資のポイント

(25)

本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました  ベトナムの総人口は9600万人とASEAN3位の規模を誇る。  ベトナムの平均年齢は約30歳と若く、現在も人口は増加している。国連によると、2025年には1億人を突破する見 通し(日本は1966年に1億人を突破)。また、労働力人口は2040年頃まで増加が見込まれており、ベトナム経済 は今、日本の高度経済成長期のような活気に満ちている。  ベトナムの豊富な労働力を求めて、近年、外資製造業の進出が本格化している。 インドネシア 40.8% (2億6400万人) フィリピン 16.2% (1億400万人) ベトナム 14.8% (9600万人) タイ 10.7% ミャンマー 8.2% マレーシア 4.9% カンボジア 2.5% ラオス 1.1% シンガポール 0.9% ブルネイ 0.1% [出所:国際連合、アイザワ証券作成]

ASEAN

総人口の内訳(2017年推計値)

0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4

ベトナムの総人口と労働力人口

総人口 労働力人口 ※労働力人口は15~64歳の人口 [出所:国際連合、アイザワ証券作成] (億人)

日本の高度経済成長期のような活気に満ちるベトナム

(26)

本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました  ベトナムは、国内市場の成長性や安価な労働力、優 秀な人材、政治・社会情勢の安定などを理由に、 「ポスト中国」や「タイプラスワン」として海外企 業の注目を集めている。  ベトナムは主要都市が、ASEAN経済共同体の発足を 追い風に、近年インドシナ半島で急速にインフラ整 備が進められる経済回廊の発着点となっている。加 えて、「巨大消費市場」中国とも隣接しており地理 的メリットが大きい。

主な日本企業のベトナム進出状況

南北経済回廊 東西経済回廊 南部経済回廊 *北部進出企業 キャノン、デンソー、 住友商事、ニトリ、コ クヨ、王子製紙など *中部進出企業 エ ー スコ ッ ク 、 INAXなど *南部進出企業 味 の 素、 花 王 、 オ リ ンパ ス 、 ス ズキ、ワコール、 三 菱 自動 車 、 ヤ ク ル ト、 ロ ー ト 製 薬 、ソ ニ ー な 214 191 0 500 1000 1500 2000 2500

作業員(一般工職)月額基本給の比較

※2016年10~11月ジェトロ実施調査[出所:ジェトロ、IMF、アイザワ証券作成] (米ドル)

ポスト中国として注目を集めるベトナム(1)

 ベトナム政府は、海外からの投資を呼び込むために、 関税の撤廃や各種投資奨励策の実施、インフラ整備 などを加速している。

(27)

本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました  ベトナムの貿易自由化の促進に伴い、外国直接投資 (FDI)も増加。足元、FDI企業による輸出が輸出全 体の7割以上を占めるなど、FDIの伸長は経済成長の 原動力のひとつとなっている。  FDIの国別・地域別内訳を見ると、ここ数年サムスン グループなどによる巨額投資で、韓国からの投資が 最大であったが、2017年は三井石油開発などによる パイプライン整備事業や、丸紅・住友商事による火 力発電所建設事業など大型プロジェクトの認可によ り、4年ぶりに日本からの投資が最大となった。 発効時期 FTA等 1996年 ASEAN自由貿易協定(AFTA) 2005年 ASEAN・中国自由貿易協定(ACFTA) 2007年 ASEAN・韓国自由貿易協定(AKFTA) 2008年 日本・ASEAN包括的経済連携協定(AJCEP) 2009年 日本・ベトナム経済連携協定(JVEPA) 2010年 ASEAN・オーストラリア・ニュージーランド 自由貿易協定(AANZFTA) 2010年 ASEAN・インド自由貿易協定(AIFTA) 2014年 ベトナム・チリ自由貿易協定(VCFTA) 2015年 ベトナム・韓国自由貿易協定(VKFTA) 2016年 ベトナム・ユーラシア経済連合(EEU) 自由貿易協定(EEUVFTA) 2018年(予) ベトナム・欧州連合(EU)自由貿易協定(EVFTA) ベトナムのFTA発効状況 ※発効時期はベトナムにおける発効時期 [出所:ジェトロ、アイザワ証券作成]  ズン前首相は在任中(2006~16年)、2007年のWTO 加盟を皮切りに、9つのFTAを締結するなど、貿易の 自由化や対外直接投資の活用を推進。  トランプ政権発足以降、TPPの頓挫が懸念されたもの の、足元米国抜きで調整が進んでいる。また、ベト ナムは今後、最大の輸出相手国である米国と二国間 FTAの交渉を積極化する可能性があるだろう。 0 100 200 300 400 500 600 700 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 認可額(右軸) 実行額(右軸) 認可件数(左軸) (件)

ベトナムの対内直接投資(年次)

(億米ドル) ※新規・拡張合計、出資・株式取得は除く[出所:各種情報、アイザワ証券作成]

ポスト中国として注目を集めるベトナム(2)

(28)

本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました  ベトナムのコンビニは、広いイートインスペースを 併設し、無料でWi-Fiが利用できる店舗も多いことか ら、カフェ感覚で利用する若者も増えている。  英調査会社のIGDリサーチによると、ベトナムのコン ビニ市場規模は2017~2021年に、アジア地域で最大 となる年平均37%の成長が見込まれている。  2017年にセブン-イレブンが参入し日本でも話題に なったが、すでにビングループが展開するビンマー ト・プラスが1000店舗を出店し先行している。  ベトナムの総人口に占める富裕層・中間層の割合は、 2000年の約2割から2020年には約6割まで拡大する 見通し。購買力の向上により、ベトナムの小売売上 高は直近10年間で約5倍の20兆円(4000兆ドン)ま で拡大、消費関連企業への追い風となっている。  近年、特に都市部でライフスタイルの変化が進むベ トナムではコンビニエンスストアが急成長している。 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500

ベトナムの小売売上高(年次)

[出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] (兆ドン) ブランド名 本社 店舗数 ビンマート・プラス ベトナム 約1000店 サークルK 米国 約260店 ファミリー・マート 日本 約170店 ビーズ・マート タイ 約160店 ミニストップ 日本 約110店 セブン-イレブン 米国 約10店 GS25 韓国 ―

ベトナムの主なコンビニチェーン(2017年末)

[出所:各種情報、アイザワ証券作成] ※セブン-イレブンは日本のセブン&アイ・ホールディングスの子会社セ ブン-イレブン・インクがライセンス契約を締結 ※GS25は2018年1月に1号店を出店

中間層拡大で急成長するベトナム消費市場

直近10年間で 約5倍に増加

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました  これまでベトナムの自動車産業は完成車の輸入か、 部品を輸入し国内で組み立てる「ノックダウン方 式」による製造が中心であった。  2017年9月、不動産と小売を中核に近年多角化を進め るビングループが、自動車産業への参入と国内初と なる国産車ビンファストの開発を発表した。2019年 後半にセダンとSUVの製造を開始し、2025年に年間 50万台を生産する計画。実現化に向けて、独ボシュ や独シーメンスなどと提携した。  ベトナムは社会経済開発10ヵ年戦略(2011~2020 年)の中で、「2020年までに工業国化を達成する」 との目標が掲げている。自動車産業は裾野産業が広 いため、国産車の製造が成功すれば工業国化に弾み がつくと期待も大きい。 タイ インドネシア マレーシア ベトナム 生産台数 198.9 121.7 50.0 19.5 販売台数 87.2 107.9 57.7 27.3 自給率 228% 113% 87% 71% 1人当たりGDP 6336 3859 9660 2306

ASEAN

主要国の自動車自給率(2017年)

[出所:各種情報、アイザワ証券作成] ※単位:生産台数及び販売台数は万台、1人当たりGDPは米ドル  ※1人当たりGDPはIMF予想 0 20 40 60 80 100 120

ベトナムの乗用車販売台数(年次)

予想値はビングループ資料より [出所:ビングループ、アイザワ証券作成] (万台) 7人乗り 多目的スポーツ車(SUV) ビンファストによる 「パリ・モーターショー2018」出展予定車 5人乗りセダン [写真提供:ビングループウェブページより]

国産車の開発で工業国化に弾みがつくか

2029年には年間販売台数が 100万台の大台へ?

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました 国営企業 (100%政府出資) 投資家へ株式売却(IPO) 主に国内外の戦略的 証券取引所へ上場 政府保有の全株式放出 (一部企業を除く) 上場基準を満たしている 場合は1年以内 直近IPOを実施した主な国営企業  2017年11月~2018年1月 工業団地開発大手のベカメックスIDC  2017年12月 建設大手のソンダ総公社  2018年1月 国営石油ペトロベトナムグループの子会社3社 (ビンソン製油、PVパワー、PVオイル)  2018年2月 発電量で国内2位の第3発電総公社 近年の国営企業の大型上場 2016年12月 サイゴンビール(SAB) 2017年 1月 ハノイビール(BHN) 2017年 4月 ペトロリメックス(PLX) (参考)民間企業の大型上場 2017年 2月 ベトジェット航空(VJC) 2017年11月 ビンコムリテール(VRE) 2018年 4月 FPTデジタル・リテール(FRT) 2018年 5月 ビンホームズ(VHM) 今後予想される大型上場(民間含む) 航空最大手のベトナム航空 空港運営最大手のベトナム空港 (ともに2018年4~6月期?) 農機最大手のビーム 建材最大手のビグラセラ 近年の代表的な政府保有株の放出  2016年12月 ビナミルク株(VNM)をシンガポールの飲料大 手F&Nの子会社2社に売却(政府持ち分44.7% →39.3%)  2017年11月 ビナミルク株をシンガポールの自動車部品メー カーJC&Cに売却(政府持ち分39.3%→36.0%)  2017年12月 サイゴンビール株を東南アジアのアルコール飲 料最大手タイ・ビバレッジ傘下企業に売却(政 府持ち分89.59%→36.0%) 今後予想される主な政府保有株の放出 ビンミン・プラスチック(BMP) →タイ企業が子会社化か? FPT(FPT)、ハノイビール、ベトナム航空 IPO、上場、政府保有株放出 に関する最近の話題 ※ロードマップは主な流れで、手順が頃なる場合 もある

国営企業の民営化が海外マネーを呼び込む

国営企業の民営化(≒再編・政府株式放出)に向けたロードマップ

 国営企業数は1990年の1万2000社から2016年の700社まで減少した。国営企業の上場と政府保有株式の放出が海外 マネーを呼び込み、足元の株高を演出している。政府は2017~2020年に406社の政府保有株の売却を行い、民営化 を加速させる計画。一方で、日本ではIPOを行う場合、必ず証券取引所への上場を伴うが、ベトナムではIPOを実施 したにもかかわらず、上場に伴う情報開示義務等を回避するため上場しない企業も多くあり、改革が望まれる。

(31)

本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 外国人投資家の月間ネット売買額(左軸) ベトナムVN指数(月足、右軸) [出所:ホーチミン証券取引所、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] (兆ドン) 売り越し ベトナムVN指数と外国人投資家動向 買い越し ※外国人投資家動向は2009年以降 変更前 変更後 国の基幹分野等 関連法及び規定に従う (例:銀行は30%) 関連法及び規定に従う (例:銀行は30%) 具体的な規定がなければ49% 上記以外 49% 制限なし (ただし会社定款に別の定め がある場合はそれに従う) 政令 今後の 流れ 課題 [出所:各種情報、アイザワ証券作成] 外国人による上場企業の株式保有制限の変更点 保有制限 2015年6月26日公布、9月1日施行 各社は保有制限(緩和・撤廃等)を決定後、取締役会の議決、株主総会の 承認、会社定款の変更などを経て実施 保有制限が課される分野(国の基幹分野等)は計画投資省が選定中で明確 になっていない  2015年9月に、主に銀行を除く上場企業の外国人保有 制限が撤廃された。2016年7月にはベトナム市場を代 表する企業、ベトナム乳業(ビナミルク)の外国人 投資枠が撤廃された。  直近では、2017年9月にプラスチックパイプ大手のビ ンミン・プラスチックの外国人投資枠が撤廃された。 また、製薬最大手のDHG製薬は2018年1月1日付で外 国人投資枠を撤廃する計画であったが、現時点で実 施されていない。 30  ホーチミン市場に上場する全銘柄で構成されるVN指 数は、外国人の投資制限緩和や相次ぐ大型上場など 証券市場の改革を追い風に、直近、2007年につけた 史上最高値を11年ぶりに更新した。  市場の流動性が改善してくれば、多くのファンドが ベンチマークに採用するMSCI指数において、市場格 付けがフロンティア市場からエマージング市場へと 引き上げられる可能性があり、海外資金の流入が期 待される。

ベトナム株式市場は11年ぶりに史上最高値を更新

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ブームは続くのか?

2007年時のベトナム株ブーム

ベトナム株式市場規模(2007年末時点) 上場企業数 250社 / 時価総額 495兆ドン(当時の為替レート換算で約3.5兆円)  背景 ①新興国投資ブーム ②資源高 ③世界貿易機関(WTO)へ加盟 など  結果 市場規模が非常に小さかったため、少ない資金流入で株価が急騰しやすい状況であった。 最終的には日本からの投資信託などの資金が株高を演出したとの見方も。

足元のベトナム株ブーム

ベトナム株式市場規模(2018年3月15日時点) 上場企業数 736社 / 時価総額 3330兆ドン(約15兆円)  背景 ①国有企業の民営化 ②外国人による株式保有制限の緩和 など  見通し 依然として市場規模が小さなベトナムでは、これまで大型優良株ほど外国人投資枠の上限に達し、流動性の重石になっ てきた。したがってここまでの資金流入は急ピッチでやや過熱感があったものの、概ね実体を伴った上昇か。 足元、新興国からの資金流出傾向が続く中、ベトナム株式市場は史上最高値を更新し目先達成感が高まったことや、急 騰に対する反動(世界市場の中でほぼ独歩高であった)などから大きく調整している。 しかし中長期的に見れば、大型企業の上場(28ページ参照)や外国人保有制限の緩和などが、引き続き海外マネーを呼 び込むとみられる。加えて、MSCI指数において市場格上げが実施されれば、さらなる海外資金の流入も期待されよう。

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、本資料の最終ページに記載させていただきました 時価総額 予想PER ① ② ③ ④ (ドン) (円) (億円) (倍) VNM ベトナム乳業(ビナミルク) ● ● ● ● 食品 171100 838 12167 25.0 VCB ベトナム外商銀行(ベトコムバンク) ● ● ● ● 銀行 56500 277 11159 20.4 VIC ビングループ ● ● ● ● 不動産 123000 603 10986 40.1 MSN マッサングループ ● ● ● ● 食品 92500 453 4748 28.4 HPG ホアファットグループ ● ● ● ● 鉄鋼 53900 264 4727 9.0 ○ ROS FLCファロス建設 ● ● ● ● 建設 76300 374 3917 ― ○ STB サコムバンク ● ● ● ● 銀行 12750 62 1335 15.2 ○ BVH バオ・ベト・ホールディングス ● ● ● 保険 97000 475 2624 7.7 ○ NVL ノバランド・インベストメント・グループ ● ● ● 不動産 53000 260 2633 15.8 ○ SSI サイゴン証券 ● ● ● 証券 33000 162 838 13.5 ○ SBT タインタインコン・タイニン ● ● ● 農業 17450 86 620 15.5 ○ HSG ホアセン・グループ ● ● ● 鉄鋼 14000 69 447 3.9 ○ GAS ペトロベトナム・ガス ● ● ガス 115000 564 9929 22.1 ○ SAB サイゴンビール・アルコール飲料総公社 ● ● 食品 252400 1237 8201 32.5 ○ BID ベトナム投資開発銀行 ● ● 銀行 32950 161 4766 18.9 ○ PLX ベトナム石油総公社(ペトロリメックス) ● ● 石油化学 69000 338 5286 21.5 ○ NT2 ペトロベトナム・ニョンチャック2パワー ● ● 電力 29600 145 493 8.8 ○ CII ホーチミン市インフラ投資 ● ● 建設 30100 147 451 9.1 ○ DPM ペトロベトナム化学肥料 ● ● 化学 19000 93 443 10.8 ○ KDC キド・グループ ● ● 食品 35900 176 441 19.8 ○ BMP ビン・ミン・プラスチックス ● ● 建材 58000 284 356 11.0 ○ VJC ベトジェット航空 ● 空運 190000 931 4125 17.9 ○ CTD コテコンズ建設 ● 建設 144000 706 786 6.9 ○ DHG DHG製薬 ● 医薬 103000 505 653 20.5 × CTG ベトナム産業貿易商業銀行(ベトインバンク) ● 銀行 29450 144 4698 13.6 × MBB 軍隊商業銀行 ● 銀行 30300 148 2491 10.7 × MWG モバイル・ワールド・インベストメント ● 小売 106000 519 2033 13.1 × FPT FPT ● IT 60800 298 1584 12.8 × REE リー冷蔵電気工業 ● 電機 36200 177 635 7.0 × GMD ジェマデプト ● 海運 27900 137 624 ― VN30指数採用銘柄のMSCIフロンティア指数、海外上場有力ETF組み入れ状況(5月18日時点) ティッカー 銘柄名 指数・ETF採用 業種 終値 赤枠の5銘柄は、ベト ナムの代表的な指数 VN30指数をはじめ、 主要株価指数や海外上 場の有力ETFに多く採 用されており、外国人 投資家の注目度が高い 銘柄だ。 海外資金の流入が相場 を牽引する昨今、これ らの銘柄は引き続き堅 調な値動きが予想され る。 指数・ETF採用の①はVN30指 数、②はMSCIフロンティア、 ③はFTSEベトナム・インデッ クスETF(ロンドンなど海外上 場ETF)、④はVNM ETF(米国な ど海外上場ETF) ※円換算レートは1ドン=0.0049円 予想PERは2018年のブルーム バーグコンセンサスによる [出所:ブルームバーグ、各種情 報、アイザワ証券作成]

ベトナムの代表的な上場企業

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ベトナムの不動産大手 ビングループ(VIC)

20000 40000 60000 80000 100000 120000 140000 0 10 20 30 40 50 60 70 80 出来高(百万株) 株価(ドン) 前年比 前年比 16/12 57614 69.2% 2440 100.7% 1178 0 17/12 90355 56.8% 4247 74.1% 1729 未定 ※単位:十億ドン、ただし1株利益、1株配当はドン ※1株配当は株式分割・併合等調整済み 業績推移(連結) 決算期 売上高 純利益 1株利益 1株配当 PBR 9.16倍 52週高値 136800ドン 52週安値 39950ドン 売買単位 10株 時価総額 324兆4381億ドン 実績PER 71.14倍 株式データ(2018年5月18日時点) 株価 123000ドン(≒603円) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 100,000 2013 2014 2015 2016 2017 売上高(左軸) 純利益(右軸) (十億ドン) (十億ドン) [出所:ビングループ、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 業績推移 株価チャート(週足)  子会社を通じて、不動産開発、観光、小売、病院経営、 教育、農業を展開。大都市の一等地で「ロイヤルシ ティ」などの高級マンションを開発するほか、5つ星リ ゾートホテルの「ビンパール」を運営する。  2015年に家電小売事業とスーパーマーケット及びコンビ ニ事業に参入。これに伴う費用増加で2015年は大幅減益 となったものの、今後、個人消費の拡大や対越投資の拡 大を追い風に高成長が期待。さらに、2017年には自動車 製造への参入も発表、2019年までに国産車開発を目指す。  2017年11月に子会社のビンコム・リテール、2018年5 月に子会社のビンホームズがホーチミン市場に上場した。

ベトナム株参考銘柄(1)

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ベトナムの商業不動産開発最大手 ビンコム・リテール(VRE)

25000 30000 35000 40000 45000 50000 55000 60000 65000 0 20 40 60 80 100 120 出来高(百万株) 株価(ドン) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 5,000 5,200 5,400 5,600 5,800 6,000 6,200 6,400 6,600 2015 2016 2017 売上高(左軸) 純利益(右軸) (十億ドン) (十億ドン) (十億ドン) (十億ドン) 前年比 前年比 16/12 6386 7.2% 2437 123.6% 2081 ― 17/12 5518 -13.6% 2016 -17.2% 1061 未定 株式データ(2018年5月18日時点) 株価 46700ドン(≒229円) 売買単位 10株 時価総額 88兆7804億ドン 決算期 売上高 純利益 1株利益 1株配当 ※単位:十億ドン、ただし1株利益、1株配当はドン ※1株配当は株式分割・併合等調整済み 実績PER 44.02倍 PBR 3.41倍 52週高値 61500ドン 52週安値 40550ドン 業績推移(連結) [出所:ベトジェット航空、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 業績推移 株価チャート(週足)  ビングループ傘下で、ベトナムの商業不動産開発最大手。 「ビンコムメガモール」「ビンコムセンター」「ビンコ ムプラザ」などのショッピングセンターを、国内24都市 46ヵ所で展開。特にハノイとホーチミンで約6割のシェ アをもつ(売場総面積ベース)。  ベトナムでは都市富裕層や中間層の増加により近代小売 が急成長、2017年10~12月期の同社ショッピングセン ターの来店客数は前年同期48%増と高い伸びとなった。  2017年11月にホーチミン市場に上場。ベトナム小売市場 の長期的な成長期待が大きいなか、有力小売企業として 初の上場となり市場の高い関心を集めている。

ベトナム株参考銘柄(2)

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ベトナムの大手コングロマリット マッサングループ(MSN)

前年比 前年比 16/12 43297 41.4% 2791 88.8% 2481 2000 17/12 37621 -13.1% 3103 11.1% 2816 0 株式データ(2018年5月18日時点) 株価 92500ドン(≒453円) 売買単位 10株 時価総額 96兆8913億ドン 決算期 売上高 純利益 1株利益 1株配当 ※単位:十億ドン、ただし1株利益、1株配当はドン ※1株配当は株式分割・併合等調整済み 実績PER 32.85倍 PBR 6.53倍 52週高値 118000ドン 52週安値 39900ドン 業績推移(連結) 10000 30000 50000 70000 90000 110000 130000 0 5 10 15 20 25 30 35 出来高(百万株) 株価(ドン) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000 2013 2014 2015 2016 2017 売上高(左軸) 純利益(右軸) (十億ドン) (十億ドン) (十億ドン) (十億ドン) 前年比 前年比 16/12 43297 41.4% 2791 88.8% 2481 2000 17/12 37621 -13.1% 3103 11.1% 2816 0 株式データ(2018年5月18日時点) 株価 92500ドン(≒453円) 売買単位 10株 時価総額 96兆8913億ドン 決算期 売上高 純利益 1株利益 1株配当 ※単位:十億ドン、ただし1株利益、1株配当はドン ※1株配当は株式分割・併合等調整済み 実績PER 32.85倍 PBR 6.53倍 52週高値 118000ドン 52週安値 39900ドン 業績推移(連結) [出所:マッサングループ、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 業績推移 ベトナムの大手コングロマリット。2010年以降、積極的 なM&Aを通じて収益を拡大。子会社を通じて、食品・飲 料、畜産・飼料、鉱山開発、金融などの事業を手掛ける。  食品・飲料事業では、ヌクマム(魚醤)「Chinsu」、ベ

トナム醤油「Tam Thai Tu」、即席麺「Omachi」、イン スタントコーヒー「Vinacafe」などベトナムで極めて認 知度の高い製品を製造。魚醤・醤油は約7割、インスタン トコーヒーは約5割の市場シェアを有する。  会社側は、食品・飲料事業に並ぶ新たな成長エンジンの ひとつに食肉加工事業を据え、近年投資を加速。2020年 までに畜産・飼料市場で5割のシェアを目指す。 株価チャート(週足)

ベトナム株参考銘柄(3)

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ベトナムの上場鉄鋼最大手 ホアファット・グループ(HPG)

20000 25000 30000 35000 40000 45000 50000 55000 60000 65000 70000 0 50 100 150 200 250 300 出来高(百万株) 株価(ドン) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000 2013 2014 2015 2016 2017 売上高(左軸) 純利益(右軸) (十億ドン) (十億ドン) 前年比 前年比 16/12 33283 21.2% 6602 89.4% 4470 0 17/12 46162 38.7% 8007 21.3% 5551 0 株式データ(2018年5月18日時点) 株価 53900ドン(≒264円) 売買単位 10株 時価総額 81兆7594億ドン 決算期 売上高 純利益 1株利益 1株配当 ※単位:十億ドン、ただし1株利益、1株配当はドン ※1株配当は株式分割・併合等調整済み 実績PER 9.71倍 PBR 2.38倍 52週高値 67800ドン 52週安値 26869ドン 業績推移(連結) [出所:ホアファット・グループ、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 業績推移 株価チャート(週足)  ベトナムの上場鉄鋼会社最大手。建設用鋼材における市 場シェアは約25%と国内トップ。  主力の建設用鋼材のほか、オフィス家具・室内インテリ ア、冷蔵庫、建設機械、不動産、畜産・飼料なども手掛 ける。鋼材からインテリアまで一貫して取り扱う同社は、 不動産市況回復に伴う幅広い需要を取り込んでいる。  2019年にベトナム中部で高炉一貫製鉄所を稼働予定。 2017年に生産開始した日台系企業に続く、同国2件目と なる見込み。加えて、これまでベトナムが100%輸出に 依存していたPC鋼材生産工場も始動する計画で、今後同 社のプレゼンスは一層高まる見通し。

ベトナム株参考銘柄(4)

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保険を中核とした大手金融グループ バオ・ベト・ホールディングス(BVH)

30000 40000 50000 60000 70000 80000 90000 100000 110000 120000 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 出来高(百万株) 株価(ドン) 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 2013 2014 2015 2016 2017 経常収入(左軸) 純利益(右軸) (十億ドン) (十億ドン) 前年比 前年比 16/12 23281 25.6% 1123 -0.4% 1564 1000 17/12 29482 26.6% 1555 38.5% 2286 未定 実績PER 42.43倍 PBR 4.65倍 52週高値 111000ドン 株式データ(2018年5月18日時点) 株価 97000ドン(≒475円) 売買単位 10株 時価総額 66兆57億ドン ※単位:十億ドン、ただし1株利益、1株配当はドン ※1株配当は株式分割・併合等調整済み 52週安値 49000ドン 業績推移(連結) 決算期 経常収入 純利益 1株利益 1株配当 [出所:バオ・ベト・ホールディングス、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 業績推移 株価チャート(週足)  ベトナムの保険最大手。2017年の国内シェアは、生命保 険、損害保険ともに約2割でトップ(新規契約保険料収入 ベース)。筆頭株主のベトナム財務省に次ぐ、第2位の株 主は日本の住友生命で17.48%保有している。  ベトナム政府は、同国GDPに占める保険業界の寄与率を 4%にまで増加させる、という目標を掲げている。国の方 針に影響を受けやすい国営企業であるだけに、政策の恩 恵を受けると思われる。  近年は、ベトナム全体の所得水準の高まり、自動車保有 比率の増加などによって、保険加入に対する意識の高ま りが予想される。

ベトナム株参考銘柄(5)

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【参考】変わりゆくホーチミンの風景(1)

①~③はビングループが展開するスーパーマーケット「ビンマート」。④~⑥はビンコム・リテールが展開するショッピングセンター「ビンコムセンター」。 ⑦はビングループが展開するコンビニ「ビンマート・プラス」。⑧~⑩は外資系ドラッグストア「ファーマシティ」、近年ホーチミンで外資系ドラックストアが増加。 [写真提供:アイザワ証券(2018年2月撮影)]

(40)

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【参考】変わりゆくホーチミンの風景(2)

近年、ホーチミンではスーパーやコンビニなど近代小売が増加するも、まだ生鮮食品や日用品は伝統的な市場や地場の小規模食料雑貨品店での購入が中心。

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参照

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○齋藤部会長 ありがとうございました。..

○齋藤部会長 ありがとうございました。..

○杉田委員長 ありがとうございました。.

〇齋藤会長代理 ありがとうございました。.

○関計画課長

原則としてメール等にて,理由を明 記した上で返却いたします。内容を ご確認の上,再申込をお願いいた

○片谷審議会会長 ありがとうございました。.