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龍谷大學論集 468 - 004窪田 和美「真宗寺院における住職と坊守の役割 : 第8回宗勢基本調査からみる坊守の多面的活動」

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(1)

真 宗

寺 院

に お け る

役 割

8

勢 基 本調 査

らみ る

的 活

 

 

  美

 

  じ 

 

に       ぼ う も り

 

2004

平 成

16

)年

, 浄土

宗 本 願

派で は ,

 

守」 に

す る宗 門 法 規 の改正 が検 討された。 長 年にわ た り遵 守 された規 程に も,

社会

の 変 化に即 して

き時期

が 到

し た こ とで か 。

守 とい うの は, 多

教 団がある中で ,

真宗寺

院に

特有

の呼 称で ある。 通 常, 住 職の 配 偶 者を さ し て い が,

際上は, 必

しも住 職の 配 偶 老だ け を

坊守

としてい るわ けで は な い 。

 

こ こ で取 り上 げる第

8

回 宗 勢 基 本 調査

以 下, 「第

8

回調 査」 とい う

が,

宗 門

法 規の

正に直

的な影

え た と は

え ない 。 しか し調

の 分 析を進め て い くう ちに 図ら

も,

坊守

に関 する規 程の

正 に 迫 られて い る とい

実態

検証す

るこ とに な っ た 。

 

改 正をめ ぐる社 会 的 背

に は , 少 子 高

社 会が進 行 する なか女 性の 活 躍 する

機会

大 し, ジ ェ ン ダ ー意 識の 浸

とも相 まっ て , 活 動

な女 性が増 えて き た こ と があ

られ る。

他方

核 家族化

ん で,

家族 規模

縮小

した こ と

も決

し て 見逃 す こ とがで ない 。 ま た, 経

的に 豊か な社 会に 生 ま れ育っ た 成

年層

では, 晩

化の 傾 向 も顕 著に な っ て ぎた 。 こ れ らの 現 象は現 代日本の 一般 的傾 向で あるが,

院 族 の周辺に もあて は ま る こ とが らであろ う。 こ の よ うな現 実

社 会

に直

し た 課 題に対 応しよ うとす る

宗門

姿勢

が, 「坊

」 に

する

宗 門

法 規の 正 に 結びつ い た もの と思わ れ る。

化の すさ ま じい 現 代社 会に あっ て,

今後

の 宗

の 動 きに は ,注 目 して い きた い と考 える 。

 

般的

に仏

教 界

で は,

院 の

代表

で ある住 職の 活動は, 公 的で あ り

だ と され て い る。 これ に

して

職の

に は ,

職を

える とい う

の 下の 力持ち的イメ ージが

く, 私

内面

的で, い わ ゆ る

内助

重さ れて き た よ うに 思わ れ る。 一一・

118

 

真 宗寺院に お住職と坊守役 割(窪

(2)

 

し か し

真宗寺

院に お い て は,

祖で

親鸞

とそ の

妻恵

信 尼 とい う 一

の 夫 婦 が, 互 い に パ ー ト ナと し宗 教 施設 道 場

寺 院

に し , 教 化 活 動 を 展

して

た。 ま さ し

く親鸞

恵信

尼の よ

夫婦

とした

宗教

活 動 こ

宗教 団 と他の 仏

教 団 との

定 的

い で ろ う。

 

とはい う もの の 中世 鎌 倉 期か ら

百 年を経て, 開 教 当初の よ うに夫 婦が 互 い に

協 力

協 同

して,

寺 院護持

教化 活動

承で

時代

ばか りで は なか っ た。 宗 門とい えども, その時 代の流 れや

外側

か らの 力に

え ない 時 期 もあっ た と考 え られる。 しか し, ジ ェ ン ダ ー意 識が拡 大 す る現 代 社 会に あっ て, 住

守の

宗教活動

に 性 別

業の も とにある とは 言い 切 れな い 。 一

院の もとで

坊守

が 共に

して,

寺院護 持

教化活動

心 し て い る

は, 第

8

回調 査を通 じて読み と るこ とがで きた。 しか もこ れ まで の 宗

基 本 調

結果

とは異 な っ た側

えるこ とが で きたの で

る。

 

論 を 先

りす れ ぽ,

院で は, 住職 と

守が ともに寺 院 護 持 と教 化活

り組ん で い る様 子が実 証 された 。 さらに,

8

回調 査の 結 果か ら坊 守の

多面

的 な活 動 を 通 して, 社 会の

化 を とらえる こ と も可

で あっ た。 仏教の 他 宗

派に は , 住 職 配 偶 者の 役 割 さえ 明確でな く, 生 涯を通 じ て 内 助の 功を 強 要 され る ケース もあるとい 。 こ の

真宗

願 寺

派に お ける坊

する

宗 門

正 は,

会 意 識の

化に

応 して

施された もの で あり, この よ うな動 きが

次,

他宗

へ も拡が っ て い くこ とを期 待 し た い 。

1

8

i

調 査

特 徴

  第

1

節 宗勢基 本調査

概 要

 

こ こで 示 す 「宗 勢

本 調 査 , 浄土

宗 本 願

派 が,

門の

実勢

課       (1) 題 を

期 的に把 握 し, 宗 門の

実 振 興

の 基 礎

料を収 集 する こ とを 目標 とし て,

1959

昭和

34

) 年

よ り

数年

ご とに

施して い る

調

査である。

8

回調 査の

特徴

は,

宗 門寺

院の 基 本 的な

勢を把 握 する とい う

従来

の 目的 だ けでな く, 国       〔2)

内外

伝道

力に

推進す

る ため に 必 要な基

礎資料

収集

, 分

する こ とで あ っ た。

 

体的

に は,

 

1

院の

況,

  (

2

伝 道の 展

 

3

現 代社会

の 課 題 へ の取 り組み を把 握す る こ とを 目標とし て調査 票が作成 さ れた 。

 

調 査

対象

は, 全 国の

真宗

本 願

寺派寺

院で

る が, 悉

調

では な

院の

30

% を

区ご とに

無 作為

抽 出して

実施

するサ ン プル 調 査であっ た。 調

は,

2003

(平

15)年

6

出した

院に

調査 票

送付

した

え,

同年

7

龍 谷大学論 集 一

119

(3)

月10

日を

基準

日とし て,

調

入 を依

した、

回の 調 査

収率

は ,

49

6

で あっ た 。 本 調

の 回

収率

は, 回 を重ね るた びに 低 下 し てい る (図表

1

)。

 

調 査回

収率

の 低 迷は,

調

っ た こ とでは な く, む しろ現

代社

会 の 傾 向 と言え よ う。

セこ

2003

に施 行 された 「個 入 情 報の保護 に

す る

律」 が その

車 をかけた よ で, 一

般 的

民 感

し て は , 個 人 が

定 され るこ とだ け でな く, 個 人の 意 見や

えの

明を忌避 す る傾 向 が

強 く

な っ た よ うで

る。 さ らに, パ ソ コ ンや

帯電

話の

普及

っ て ,

量の 電 子

個人情報

の 流

事 故が

多発

して い るた め か , 人々 の 個 人 情 報に

する防 衛

識が

まっ て い る。 こ の 図表

1

  第

1

回か ら第

8

回の宗 勢基 本調 査 調 査 回

施年 調 査 対 象 回

率 (%) 調  査  報 告 第

1

回 昭和

34

年 (

1959

) 全

91

5

企 画調査室

末寺実態報告書」、 昭和

37

年 第

2

回 昭和

39

1964

全 寺 院

95

0

宗勢基本調査委員会

第2

回宗勢基本調査報告」 「宗報」第

32

号、第

35

号、昭和

40

年 第

3

回 昭和

45

年 (

1970

) 全 寺 院

97

0

企画室 「

3

勢基本 調査

報告」

宗報」 第

88

号、 昭和

46

年 第

4

回 昭和

51

1976)

96

3

宗勢総 合企画委員会

務室

4

回宗勢基本 調査 報 告」 「宗報」 第

152

号、 昭和

52

5

回 昭和

58

1983

寺 院 : 

2012

門徒 : 

2012

72

6

宗勢実態基本調査実施セ ンター 「宗勢 実態基本 調査 報告

「宗 報

」第253号

、 昭

61

6

回 平成元年 (

1989

) 寺院 :

2072

門徒 :

10360

64

3

6

回宗勢基本調査実施センター 「

6

宗勢

本調

報告」

宗 報」 第

306

号、 平成

3

年 第

7

回 平成

8

1996

)     全 寺 院 門徒:

1

ヶ寺あたり男女

1

50

6

7

回宗勢基本調査実施セ ンター 「第

7

回宗 勢基本 調査報 告」 「宗 報

」第

380

、 平成

9

年 第

8

回 平成

15

2003

   寺 院 : 

2965

門徒:

1

ヶ寺あたり男女各

2

49

6

8

回宗勢基本調査実施センター

8

勢基本 調査報 告」 「宗 報」 第

460

号、平成

17

出典 :第 8宗 勢基 本調査 実施セ ソ タ ー編     書』P.5 一 120 一 2005 年   『

8

宗勢基 本 調査 報告 真 宗寺院に おける住職と坊守の役割(田)

(4)

よ うな わけで , あらゆる調 査 の

施が, 非 常に困難 な 状 況に

っ てい る こ とも

事 実

る。

 

被 調 査 者の

か らすれぽ, 一

調 査

, どこ まで

実態

るのか とい う

見が しばし

ぼ提

示 されるが, 現 状で は こ の よ うな

調

に, 宗 門の

勢 等 調 査の 目的を 果た す 手だて がない とい うの も, 現 実 的       〔3) な課

る。

 

8

回調 査で は ,

2

つ の

式で 調 査 票が 作 成 された。 一

 

院 ・ 職 ・

守 用」 であ り, も う 一 門徒

A

」 「門

B

」 で あっ た。

者 は ,

院 住

坊守

が 回

する こ とを 想

し て い るが,

後 老

の 調 査

を二 通 り とし た の は,

 

現 在

寺 院

の 護

に 中心 的

割をに な っ て お られる」

門徒

と,       (4

護 持

的 役割

に な う

予定

」 の

門徒

とい うよ うに

世代

に よ る

識の違い を把 握 し よ うとした ため で る。 本

稿

で は, 「

院 ・住 職 ・

坊守用

」 か ら

られた 調 査

結果

に もとづ き, 主 に

職お よび 坊

か らの

調

果を も とに 分 析を

め てい くこ とにする。

 

2

 

院 ・住

・坊

基 本 的

 

調

果に よ る データ の

分析

は, あ くま で も

8

回調査か ら

られ た デ ータ に もとつ くもので

る。 したが っ て , 全 国の

真宗

本願

派の

院 の て に , こ の よ うな

傾 向

て は まるわけではな く,

統計

デ ー

論にす ぎ

ま た , 調

結 果の

分析

に も とつ く本

は , あ くまで も

説 の

証結果

として の試 論で あるこ っ て お きた い 。 なお, こ の 節で は, 寺 院 ・ 住 職 ・

守の基 本 的デ ータだ けに

れ る こ とに る。               ぽ う

 

さて住 職 とは,

の 首 長で ある僧 侶 の こ とで あ り, 住 持ともい う。 し か し

もり

とい う呼

は,

特有

の もの で

る。

真宗新辞典

に よる と, 「 一

留 守, また は守護を預か るべ き人の 意で , 寺 院 住

女をい う。 すな わ ち常       (6) に

に住し て住

内助

し て ,

機能

発揮す

の人」 となっ て い る。

 

住 職 の 配 偶

に 坊 守 とい う呼

存在

する こ とが, 仏 教 他 宗と異な る部

で ある。 その

背景

に は,

真宗

開祖

親 鸞

とその

尼に よ る

教 化活

動の 展 開に 由来する もの で る。 中世 以 来, 道 場を住まい とする 一 夫 婦

活動

, 道場 を 「

」 と呼ん で, その 主 を 「

主」 と呼び, 主が

留 守

中 に 道場 を

を 「

」 と呼んだの が,坊

の 起 源 と も さ れて い る。 し た が っ て

真宗

で は,

当初

か ら僧 侶の

妻帯

じて い ない 。 龍 谷大学論集 一 121 一

(5)

 

ところが

他宗

で は 明 治

初年

結婚

が 公 式に 認め られ た の で, 住 職の

偶 者に対 する呼

も定 まっ てい ない よ うで ある。 そ こ で , 住 職の 配偶 者は, 内助 の

徹す

る こ とが, その

め だ と考 え られてい る。 こ の

職 の配 偶 者の

置 づ け や役

を め ぐっ ての

論 が, 近

ジ ェ ン ダ ーに関わ る問 題 として とりあ げ    

c7

) られた。 本 調 査 結 果に よれば,

守の 仕

を して い るの は住

の 配 偶

が圧 倒         的に

く,

81

9

% で あ り (図表

2

), こ の こ とを確 認 して 先に 進め て い こ う。

 

8

回調 査は,

置 調 査 法を採

した の で , 住

職欄

は 住

が, 坊 守

守 に記入 して も らうこ とを

想 して

問 項 目を

作成

した 。 しか し各

院の

情に よ り必

しもそ うで は な く,

家族

か が

わ っ て

入 した とい うこ とも

え られる。 全

とし て は 住

職 欄

は住

が, 坊

守欄

は坊

が 記入 した こ とを

提に 論 述 してい

にする。       (9)

 

平 均年齢

は,

住職

59

4

で あ り,

坊守

57

4

であっ た 。 調 査 基 準 日が

2003

7

なので , 住

守の 双 方 とも団 塊の

世代

心に ,

戦後教

育 を

けた

た ちがその

くを

めて い るこ とに な る。

1996

7

宗勢

基 本 調 査

下,

 

7

調査

」 とい う

結果

と比

較す

る と, そ れ ぞ れの

年齢

職が

59

 

守が

56

っ た。 その 数 字は ほ とん ど

わ らない が, 調 査 時 点

(1996年)

年齢

で あ っ た こ とを

する と, 世

で は昭 和

10

代の

前 生 まれの 住職 と坊 守が多か っ た と言え よ う。 それに対 し て, 第

8

回調

で は ,

戦 中 も

し くは

戦後

生まれ で

戦 後教

育を

けた

た ちが回

者の 大

め て い る。 こ の こ とが,

後述

する

意識

化や

価値 観

変容

に影

えて い る と思わ れる。

 

そ れに仏

教他 宗

とは 異な り,

院に おける

住職

世 襲

制で ある こ

           

図表

2 

坊守の 仕事を し てい る人 (複数回答) 住職の配偶者   前 住職の     配偶者 住職後継者の

   

配偶

      住 職 その他 い ない

0

    

10

    

20

    

30

    

40

    

50

    

60

    

70

    

80

    

90

% 灘 }  ’ 写 藻 ℃許丼       ザ 、灘 灘 糶 吊糶     装’嵐   ^ヒ 脚 鴨譲、 韓 灘 簸 一

122

 真宗寺院住職坊守役割(田)

(6)

と, 住 職 の 地 位は生 涯

職であ り

ける こ とか ら,

実際

寺務

住職後 継者

ね られて い る 場 合 も 充 分 予 測され るところで ある。 つ ま り, 世

襲制

の 採

は, 住 職

後 継

者 が

組や

婿

入 り

に よ り

ま るこ とも

定で

る。 ま た住 職は

の 職

の よ うに, そ の地 位を

っ て

自適

とい う例は み られ ない 。 し た が っ て住職が

齢や病 気

療養

中と な れ ぽ, 住 職

継 者が住 職に

わ っ て

務に専 念

るの が現

る。 こ の よ うな場 合を考

す れ ば,

継 者の

意思

がそ の

結 果

反 映

さ れ てい るこ と も

推 測

さ れ る。

 

に,

院に おける住

と住 職の 配

者の 割 合で は, 両 者が

っ て い る

院 は,

84

3

% で あっ た (図表

3

)。 住 職 はい るが住 職の 配 偶 者がい ない

院は

10

7

%,

職はい ない が

住職

配偶者

がい る

寺院

1

3

%で

っ た。

配偶 者

がい な         い とい

住職

年齢

割 合

した

年代

40

未満

32

9

っ た。 こ の 中に は未

だ けでな く,

別や死別 も

ま れ て い る であろ うが, 結 婚 年 齢が 高 くなっ て い る とい う傾 向は, 国

調査 の

果 同様, 本 調 査か らも指 摘で きる の で る。

 

それで は , 住

職 配偶者

が い ない

院で は ,

際に

坊守

仕事

を し て い るの は, 誰で

ろ うか。 かつ て の

父 長 制 家 族の 時 代に は, 住

の き ょ うだい の 誰 か が

守の 役 割を果たす こ とも考 え られる。 し か し図

4

に よれ ぽ

40

と,

40

歳 未 満の 住 職の きょ うだ い の平 均 値は

2

5

人で あ り, あま りあて に で きない。 と,

ぽ住

がい ない

寺院

は,

前住

職の

配偶者

つ ま り住

の 母 が

守 の

をする の が

例であるが, そ の 母 がい ない と な れ ば, 住 職

身が坊

割まで

た さざる を

ない こ 。 そ うな ると

職 が

坊守

との 一人二

引 き受

ける こ とに な り,

多 忙

である と共に ひ じ ょ うに心許ない こ とに なる。 つ ま り

院は

危機的

状 況を迎えて い る こ とに な る と

え ない だろ うか 。 図表

3

  住 職 と住職配 偶者 が       い る寺 院の割合 (%) 図表

4

  住 職の きょ うだい 住 職の 配 偶 者 合計 い る い ない い る

84

3

10

7

95

0

住 職 いない

L3

3

7

5

0

合 計

85

514

5100

0

出典 :図表

1

同 じp

17

住 職 の 年 齢 40 40歳代

50

歳 代

60

歳 代

70

歳 以上 き ょ う だ い     (人 ) 2.52 .

53

24

24

3

  全  体 出典 :図表

1

p .

18

3

6

龍谷大学論集 一・

123

・一

(7)

図表5  寺院居住者の 人数 人   数    

0

   

1

   

2

   3  

4

   

5

   

6

 

78

人以上 第

3

回   (%)

2

82

38

312

318

223

318

99

04

.7 第 4 回   (%)

1

62

311

514

118

621

717

511

63

.2 第

7

回   (%)

4

016

719

.219 .

3

L4

813

.77 .

64

6

8

回   (%)

3

618

418

.514 .016 .

615

69

34

1

 

さ らに

図表

5

寺院居住者

人数

を み る と, こ の

調

査の 回 を重ね る ごとに,

居住者

減 少

して い る。

8

回調 査の

の 平

均 人数

4

.・

3

人で あ   り, 数

か ら判

する と

院 も 一

般家

同様 , 小 規

模 家

族の

向を 示 し て い る。 し か し

回 調 査の

結 果

住 者

人数

の 割

で み る と, もっ と も

い の は

3

い で

2

とな っ て い る。 さ らに

5

6

人 と

い てい るが, これ ま で の

3

回 ,

4

回,

7

回 調 査 と比

る と,

寺院居 住者

2

人 とい う

院の 割 合が増 加 しつ つ る。

 

5

3

回調 査

1970

45

されて い るが, こ の と きの

居 住 者は

も高い 居 住

割 合

5

, 次い で

6

人で ある。

院 居 住 者 も

次第

減少傾

向を示 し,

核家

族 もし くは夫 婦 家 族 とい うよ うに 一般 家 族 いパ し て い る よ , 居 住 人数だけか らみ る と,

機 感を抱か ざる を

ない

結 果

る。

 

要 約 す れ ば 次の よ うな こ とが指

で きる。 平

均年齢

か ら

推察す

る と住

世代

戦後生

まれ が 圧

倒的

であっ た が,

向 として は若

層よ り

高齢

者 層 が 高 くな っ てい る。

回の 調

査対

象 者の うちで 住

守とい う 一 夫 婦

っ て い る

寺院

は,

全 体

84

3

%で

り, 住

はい る が住

者の い ない 寺 院は

10

7

%で あっ た (図表

3

)。 寺 院の 居 住

数 も これまで の 調 査 と比 較 す れ ば,

減少

傾 向を

辿

っ て い る。 こ の よ うなこ とか ら住 職だ けでな く,

院で は, 一

遂 行

う多

危機 的状況

える よ うで る。 一

124

 

真宗職 と坊守役割 (

(8)

2

寺 院

に お

坊 守

 第 1 節  

宗 門 法 規にみ る坊

の 位 置づけ

 

につ い て,

宗 門法規

に は どの よ うに

規定

されて い るの か を みて い くが, その前に, 宗 門 法 規の構 造 と住 職につ い て も確 認し て お きたい 。 浄 土 真宗 本願       (1

派の 宗 門 法 規で は ,

 

「こ の 宗 門の 最

の 規 則は,

宗制

及び

法とする」 と さ れて い て, 国の 場合に お きか える と, これは最

法 規である 「

法」 に

該 当

す る。 した が っ て, あ らゆ る規 程は, すべ て こ の 「

宗 制

」 と 「

法」 の 規程に

す るこ とは認め られ ず, むし ろ拘 束とい うイ メ ー ジに近い もの で あろ う。

 

さて ,

程 に よれ ぽ,

 

「住

とは, 一

般寺

院の

及 び宗 教 法 人た る

       

管者

をい と されて い る。 つ ま り 一

寺 院 中 心 的 な存 在 あ り , 全 体の

理老の

を果たす とい うの で ある。 住 職の

任 務

に つ い て は, 次の よ う に され て い る。 住 職は,

寺 務

を 主

し, 教 義 の宣

, 法 要

儀式

の 執 行及 び門 徒の教 化

成に 努め, 所 属する 僧 侶 及び 寺 族の 教 導に 当た らなけ れ ぼ な らな (3) い 。 こ こ で も寺 院を中心 的に運 営 す る と同時に教 義を広め ,法 要や儀 式を執 行 し,

門徒

化 と育 成に

わ り,

自身

族 親 族に も

義を

える とい う, も っ と も責 任の ある 地位に

か れて い る。

 

これ に

し坊

は,

族の うち, 住

の 配

者 及び住 職で あっ た者の配 偶 者 又は住 職が適 当 と認め た

20

歳 以上 の 寺 族で, 寺 院 備 付の 坊

簿

に登 録さ れた 者で あり, その 職

は,

職を

補 佐

し,

化の

た り,

坊守式

受け

れ ばな らない そ して 所定の 研 修を経なけ れ ば, 坊 守式を 受 ける こ とがで きな (4) い と寺 族 規 程に よ り定め られてい る。

 

言 通 りに

釈 す れ ば

は 住

者 もし くは前 住 職の 配 偶 者

住職 の 母

, ある い は 成 年であ り住 職が適 当だ と認め た 者

きょ うだい や親 族

で ,

守 名

簿

に登 録を 要 す る。 坊

事は ,

住職

り, 坊

守式

け る こ とが

義 務

づ け られて い る。

職 務

が住 職の 補 佐だ とい う表 現は, 少な くとも

内助

に は た らない と考 える。 住 職を支 える とい う意 味 合い で は ある が, 公 的で外 面 的な住 職を支 えな が ら坊

と して の 人 格を認め た うえで の

佐 役と い う と らえ方が望 ましい と思 わ れる。

 

上記の 寺 族 規 程に み える 「

」 に つ き

明 を 加 えて お きた い

族 とは,

僧 籍

有す

み,

の 一

当す

院 備 付の

族名

簿

に 登

さ れた者を い

 

住 職 は住 職で あっ た 者 と同じ戸 籍にある者,

 

住 職の

血 族一親 等の 者及び こと同 じ戸

に ある者,

  住

職の

族で

職 龍 谷大 学論集 一 125 一

(9)

と同居 す る者,

 

こ の 他 住

及び住

で あっ た者の 親 族 並び に住 職 とな るべ

      (5)

者及

親 族

で ,

責任役 員

過 半数

同意

」 を さ して い う。 一 般 的 に は, 住

の 親 族で あるが, 同

家族 だ けに 限 らず 同居

族 や住 職 後 継 者の親 族

も想

されて い よ う。

 

すで に述べ

2004

16

11

月に宗 門の 定 期 宗 会の

決を もっ て,

 

「宗 則 第

ll号

」,

 

「宗 則 第

12

号」, 及び 「宗 則 第

17

号」 が 発

さ れ ,坊

に 関す る規 程に 大

な 改正 が 示された。

8

回調 査の 調 査 基 準 日が

2003

平成

15

7

月で

っ た が,

調

結果

が 公

さ れ る以 前に,坊 守に 関 する

正 の

きが あっ た の で , こ の 調 査 結 果 が

正の動 きに影

し た とい うわけで は ない 。

 

しか し

男女共

社会

基 本 法の 施 行や

性の

会 進 出が盛ん となっ た こ と 等 諸 般の社 会 的 状 況か ら判 断す れ ば,

門 法規に お ける これ まで の

族や

守 に

する規 程が現

わ な くな っ て きた こ とは

事実

で あ り, その こ とが 宗 門 とし て坊

の位

づ け を

見直

時期

て い る, と

断さ れ

正 に

びつ い た もの と思わ れる。 した がっ て ,

8

回 調査 実 施 段

で は 予 測して い な か っ た が,

2004

ll

月の

守に 関 する規 程の

正 は, ま さ しく時 期 が 到

し た もの と

え る。 そ して 本論で は,

正 の 要 因を

る こ と となっ たの で ある。

 

そ れで は,

守に

わ る主な

概 観

し て い

こ とに

る。 まず,

 

      (6) 則 第

11

号」 では,

族 と

守に

関す

基本的事

項 が,

 

程」 に よ り

め られる こ とにな っ た と してい る。 ま た 「宗 則 第

12

号」 は,

守 式に関す る基

本的事項

め た もの で , これまで の 「

坊守式規程

」 を

止 し て ,

た に

規程

                                                                  された。 さ らに 「

第17

号」 で は,

 

院 規 程」 の 一

る。

 

そ の

正 の

は, これ まで あい まい に さ れて い た坊 守の役 割につ き

族 規

定義

づけ がな された。

なわ ち

寺族規程

で は ,

用語

意義

とし て

院, 住職 住 職

代 務

が示 さ れ ,次い で

族 ,坊

裹 者に

して も

明文

化された 。

 寺 院規程

で は,

3

節寺族

及び

門徒総代等

規 定す

条項

が大

正され た。 こ れ まで

代表

者の

項と して

院 規程

25

条で は,

 

院に は

族 代 表 老を一人 置 き, 坊 守が これに当た る

改正前の 第

25

条 )」 となっ てい た。 つ ま り

代表

者は

守に

定さ れて い た ので

るが,

25

で は ,

族, 坊

代表

者を規

する条 項が

25

条 と さ れた。 そ し て文 言 も

 

「寺 院 に,

寺 族

, 坊

守及

寺族 代表 者

を置 き, その

選 定

方 法 な どにつ い て は, 別に

め る」 とな っ た。 すな わ ち,

守は,

族や

代表老

と並 列的に 位 置づ け ら 一

126

 

に お坊守役割(田)

(10)

れた。

25

に よれ ば,

院に は

然, 坊

か れ るべ きだ と

解釈

で きる。

 

れ ま

名簿

ま た は

削除

は,

住職

権 限

で な されて い たが, こ の 条

項 (第

26

条)

自体が 削除 された 。 坊 守は寺 院 備 え付 けの寺 族 名 簿に 登 録され る と共に ,

守 名 簿に も登

される。 また , 従 来

簿は

院が整 備すべ き 帳

簿

には

ま れて い なか っ た

(改

正前の 寺 院 規 程 第

30

1

3

が,

は , 寺 院が備えて お く

簿 とし て

簿及 び

名簿

とい うよ うに 明文 化 された。

 

ま た,

規 程は, 従

の 規 程をすべ て

止 して ,

たに

程 された。

守 式 の 受 式義 務

受 式 者 名

簿

, 坊 守 式

研修

な ど手

きに 関して は, き め細か く規 程 されて い る。 ま た こ れまで は み られ なか っ たが, 坊

修の

除に

る規 程が新たに け られ た。 こ れは 進

学率

の上

か ら

等 教 育を受 け る

坊守

加 して た こ を示して い る と言え よ う。

  浄

真 宗

願寺

宗法

寺族規

程,

規程

, 坊

式 規 程を

正する こ と で

が規 程上 も明確に位

られ た こ とは,

宗門

が社

の 変化に 即座に

応 し てい る とみ るべ

ろ う。 つ ま り, 女 性の

活躍

する

機会

が っ た こ とに加えて, 寺 院

護 持

, 教 化 活 動を して い く うえで , そ の 仕 事は住 職 を支 える だ けで , な く坊

とい う地 位 と

役割

院にはな くては な らない

在で ある こ とを 示 した もの で ある。

述する よ うに

院に お ける坊 守の 仕 事 内容が多

り, また

多様化

し て い る と同時に,

近年

の 一

般的傾 向

族 人数

少に伴 っ て , 住 職だけでな く

守に も複 数の役 割が期 待 されて い る と推 察 され る。

  坊

守の 地 位 と役 割が規 程上 明 らか に された こ

実 際

に お

守 の

割が 明確に され, 次の よ うな期

も掛か る ところである。 ま

, 仕 事 内容 に 関し て は, 一

任 ある態 度が要 求される。

職の

で, 内

とい う イ メ ー ジか ら

想されるあい まい な

割で は な く,

守が 一つ の

職務

として認 識 されて い る の で る。 そ し て

守に は , 今

主体

寺 院護持

活動

と い う

職務

り組む宗教 人 とし て の 態

が期 待 されて い る と言 えよ う。

  第

2

節  調査結果

か らみ る

坊守

の イメ ー ジ

 

上述の 通 り

門 法 規の

正 を経て ,

守は宗 門の 中で 明確に された。 し か しこ の こ とは , これ まで の あい まい さ を払 拭 す る とい うだ けで な く,

院 居 住 人

規模 が 小 さ くな っ た現

に お い て , 役 割分 担を 強 く打ち出して い て は

龍 谷大 学論 集 一・127 一

(11)

院経 営が

たせ ない との

危機

感を

ん で い る よ うに 思わ れ る。 しか し現 実の

院 活 動のなか で は , 法 規に 関わ り な く, 寺 院の

守は実に さ まざまの

割を担 っ て い るの で

る。 そ れで は, 第

8

調

査の

果か ら明 らか に な っ た

坊守

像を

え るこ とに しよ う。              図表

6

 住 職の配偶 者 (坊守)の年代割合

20

歳代

30

歳代

40

歳 代

50

歳代

60

歳代

7Q

歳代

80

歳代

0

5

10

15

20

25

30

35

% 國

7

8

平均 年齢

は,

56

5

っ た。

年代

別に みて み る と,

50

30

7

%, 次い で

60

歳 代

27

3

% と な っ て い る (図表 6 )。 図

6

の グ ラフ で 図表

7

 坊守の 出 自  

31

5

% 在家 一

128

一  真宗寺 院に お住 職 と坊守役 割 (

(12)

は, 前回

7

回調 査 との 比 較を表 してい るが, 全 体 的に は高齢 者世 代の 割 合が

くな っ て い る。

い で

坊守

の 出

は,

家 が

40

3

%, 次に 本 派

他寺

院が

31

5

%, 当該

院の 出身は

13

7

% と なっ てい る (図表

7

)。

年齢

別で み る と,

40歳 未

      (9)

で は在 家 出 身の

50

% 以上で あっ た

 

出身

教 区

は ,

東北

72

7

宮 崎 (

60

0

, 和

57

9

, 新

潟 (57

1

で あっ た。 若 年 層で 在

出身が 増 加 し て い る こ と が, 近

と言え る。

7

回 調

の 報

告書

に よれ ば, 「

守の 出

に つ い て , 当 該

院が約

15

%, 本 派寺 院が約

30

%, 在 家が 約

40

%で あ り, 従 来の 調 査で は ,

院 と

家の 割

が ほ ぼ

6

4

の 割

推移

してい て こ の

は,

回 図表

8

1

  坊守 が得度 を受 けて い る割合          無回答      

7

6

% 受 けて  

46

9

受けてい い  

46

5

%      図表

8

2

 坊守が教師資格を持つ 割合       無回答        

7

5

% もっ て い る  

10

0

% い い .

5

% 龍 谷大学 論集  一 129 一

(13)

図表

9

  住職とが仏教 ・浄土 真宗教育を受 けた ところ 複 数回答) 教   育   機   関 住 職 (%)

守 (%) 中央 ・東 京 ・地方 仏 教学院な ど 中央仏 教学 院の通信教 育 龍 大短大 部 ・旧制専 門部 ・九州 龍短 など その他 宗門関係 ・旧制専門学校な ど 龍 大 ・龍大大学院など その宗門関係大学大学院など 他宗派関係の短大 ・大大学院な ど 上記 以外の学校 学校で は仏教 ・浄土 真 宗教育は受 けて い ない

19

810

511

61

.151 .

51

31

513

.7

6

031

94

87

.82 .

75

32

. 

39

.038 .

4

出典 : 図表

1

同じ p ・

21

       

7

回 調査

も変わ らない 」 と記 述 されてい るが, 第

8

回調 査で は , 在 家出 身の 割 合がや や

くなっ た 。  これは か つ て の よ うに 「寺 院 女 子に は 坊 守 る た め 教 育 を との

言説

有効性

た な くな り, 同

偶 者

選択

して 当事

意志

が 尊 重 さ れ る よ うに な っ た か らであろ うか。 確か に, 坊

が 在 家 出

で あっ て も,

真宗

, 仏 教 教 育を 受 ける

会が拡 大 され,

寺務

関す

る場

で はパ ソ コ ン や

携 帯

電 話 等 発 達した

報 通 信

器 を活 用 する こ とで , これ まで とは異な っ た

寺院 経営

能性 もあ

る と思わ れ る。

 

次に

守 歴の 平 均 年 数を みて み る と

22

6

あ り

度を

けた坊

は,

45

9

%で る (図表

8

1

)が, 教

師資格

を持っ て い る

守は多 くは ない とい う

結果

であっ た。 (図表

8

− 2 )。 こ れに 対し

7

回 調査に あ げ られた 僧

つ 坊

は , 約

38

%で あり,

第 2

回調 査

(1964 (

昭 和

39

年 実

施)

以 降, 第

7

回調 査 ま         で は

守で

を持っ て い る

合は 調 査の た び に

実に

加 して い た 。

 

さ らに,

 

「学 校で は 仏 教 ・ 真 宗 教 育受 け い 」 坊 守

38

4

%で あるが,

 

「中央 仏 教 学 院の 通 信 教 育」 で 仏 教 ・

土 真

宗教

育を

けた

守 は, 他の

関 よ りも

断然

高 くて

31

9

% を 占め て い る (図表9 )。 これ は教 育

関を

用 した坊 守の 半

以 上 が, 通 信 教 育で仏 教 ・

真宗

を学んだ こ と に なる。

 

就 業に 関する調 査 結 果か らは, 以下の こ とが

明した。 まず 坊

以前に 自

以 外の職 業を 経

し てい る割 合は , 約

75

% で ある。 在 家 出身 者が

加 して い るこ とを併せ て 考え ると当然の 結 果だ と言え よ う。 その 職 種で は, 「 一

般学

一 130 一 真宗寺に おける住職と坊守の 割 (

(14)

10 

坊守就任前 後の 職 種 就 任前 (%) 就任後 (%) 農林漁業 商工 営業 会社員 ・団体の職員 宗門 関係学校の教 職 員般学校教職 官公庁 職員 自由業 (医師 ・弁護士 ・著 述業な ど) 宗門機 関の職員 他の寺院の寺務 ・法務職 員 その 従事し た こと は ない 1 .01 .

823

.74 .

132

08

01

.53 .

41

33

.624 .7

66613672432

10519300026

       

1

           

6

出典 :図表 1じ p .

25

            図表

11

坊 守会 (寺族婦人 会)へ 参加

       

まったく出席しない

 

無 回答      

65

% めった に出席 しない

7

0

% とどき 出席する

25

1

% つ 席 す  

53

5

% 校 ・

福祉 関

員」 が もっ とも

い で 「

会社

員 ・団

職員

」 で あっ   た (図表 10)。

 

そ れ で は,

守 就 任

業は ど うで

ろ うか 。

自坊

職 業

に 従

し て い る

守は,

35

%弱で

っ た。 その 職 種は坊

前 と同

で, 「 一

・ 福 祉 関 係 職

」で ある。 坊 守 就 任 後, 職 業に従 事し て い ない とい う割合 は ,

66

2

% を示し て い る 図表10

守に な っ て ,

院に か かわ る仕

い た め

守 との

が条

的に 困難で あるの か , あるい は職 業に従

し た くて も地域 性 の

就業機会

つ ける こ とが難 い のか , さま ざ ま な 理由が ある と思わ 龍 谷大 学論集  一 

131

 一

(15)

れる。 ま た

住職 自身

専業

兼職

る か に も影

けるで あろ う。 い

れ に し て も

守の

くは , 坊 守

就任後

自坊

の 職 業に従 事しない で, 坊 守を

業に して い る人が

い とい こ とで る。

 

こ こで坊

寺 族 婦 人 会

の 参 加につ い て もみて お きた い 。 こ れ まで か ら

門に おける教 化 団

で ,

守 会の 活動が もっ とも活 発で あ り, 活 動

果         や

える

影響

力 も大 きい こ とが

報告

さ れてい る。 そ こ で 坊

守会

加につ い て た

ねた 結 果は, 「いつ も出席 す る 」 が

53

5

%, 「ときどき

出席

す る」

25

1

%, 「め っ た に

出席

しない 」

7

0

%, 「ま っ た く出

しない 」

7

9

% と い うこ で あっ た (図表

11

)。 そ の 中で 「いつ も出

す る」 坊 守が

い 教 区は , 長 崎.佐 賀,

岡,

熊本

とい うよ うに 九 州の 教 区が圧 倒

で あっ た。

 

以上 の こ と を

に み て

8

回調

の結

か ら

か びあ がる坊 守の イメ ー ジ は ,

50

で , 戦

けた人た ち で ある。 割 合で み る と, こ の

代の 人た ちは

家よ り

院 出

身者

方 が

い と思わ れ る。 坊 守に な る以

業 経

る人 が

合 として

就任 後

守 とし ての 仕

に専 念 し て い て, 寺 族 婦 人 会に は で きる限 り参 加 し て い る と言え よ う。

 

3

 

住 職 と坊

同する

寺院

仕 事

 寺

院の

事は,

院 規模 の 大 小わ ら

ず多

くの

がある。 また 全 国レ ベ ル で み る と, 仕

事 内容

に よっ て は地 域の 特 性か ら誰 もが担 う仕

るい は誰 も関わ ら ない 仕 事な ど, 若 干の違い も生 じ て い る。 こ こ で は 寺 院の 仕 事 内容を

8

項 目列 挙し て ,

がその 仕 事に中心 的に

事してい るかをたずね た。

 

回の

第 7

回調 査で は, 寺 院の 事 業 活 動の 内容や儀 式や

中 行 事, 教 化 団 体 の

活動

な ど,

院の 仕

の 中で もい わ ば公 的

面に つ い て

問して い た。 しか し

1999

平成

ll

男女 共

社会基

施行

され, ジ = ン ダ ー

しい 概 念 も社 会に是 認 さ れつ つ あ るの で

の 仕

内 容を広 く と ら えて た ずねて み た。

 

とこ ろ で ジ ェ ン ダ ー とは, 一般 的 な生

学 的な

性差 (

で は な く、社 会 的 ・

文 化的

差を示 す

念で ある。 例え ぽ,

A

社会

で は, 子

が女 性の 仕 事だ とされてい るの に対 して ,

B

の 社 会で は 男性 の 仕 事 と さ れて い る 場合 が あ る。 こ の 場

合 男性

仕 事

, 女 性の 仕

と規 定 し て い るの は, その社 会で の 人々 の 意識や文 化の 違い に よる もの と考え る。 こ の よ うな違い を ジ ェ ン ダ ーに もと つ く性 差だ と考え るの で る。 した が っ て,

社会

文化

の なか で

機能

して い る男 女の 思 い こみ を ジ ェ ン ダ ー ・バ イ ア ス と呼んで い る

132

 

真宗寺 院に おける住職 と坊守の割(窪田)

(16)

 

こ の こ

仏教

領域 じる と以下の よ にな る。 こ れ まで伝 統 的に継

されて きた寺 院の 仕

は,

固定

的 な 性 別 役

割分業

の もとで

が れて きた の で は ない だ ろ

か。 その

仕事

は 個々 の

容に まで 踏み込ん で 決め た の で は な く, 男

る か ら とか女性だか らとい う

固定 的

性差

に よ る

め 方を し て い たにす ぎない の で は ない か, そ の こ とが 問 題 視され る べ で あろ う。 も う少 し 発 展 させ る と, 坊

とい う呼

が 示

よ うに , 住

公的側 面

い わ ば

台 的 な仕

をするの に

して ,

坊守

は私 的ないわゆる縁の 下の

力持

ち的な面だ けを 負っ て い るの で は ない か , とい うの が

寺 院

仕事

する 一

認識

た。

 

し か し

8

回調 査の 結 果は, 必

しもそ うで な く住職 と

坊守

同し て

従事

し てい る

事も み られた の で

る。

他宗

派で は, 表 舞 台の 住 職に 対 し て坊

は , あ くまで も

の 役ま わ りに 徹 す るこ とを求め られる よ うで あるが,

調

結果

で は,

職 と

守の 仕 事が

固定

的な もの ばか りで はな く, む し ろ坊

岐に

っ て い る こ とが

検 証

された の で ある。       が っき

 

設 問

で とりあ

た仕

事 内容

は,

 

儀」,

 

「月 忌

日の お参 り

」,

 

      と き 徒 の

) 年

忌法 要, 「内

へ の 出勤 」, 「 し た

 

, 「 陣 の

掃」, 厂本 堂の 荘 厳」 の

8

項 目で

る。 これ らを 住 職 と坊 守の 回答に も とつい て 比

した の が, 図

12

である。

 

そ れ に よ る と, 住

が 従 事 して い る仕

は,

割合

か らみ る と 「

儀」, 「

法 要

 

「内

へ の 出勤」,

 

「本堂 の 荘 厳」,

 

「月忌」,

 

内陣

清掃

」, 「境 内

掃」 と

く。 坊 守 も高い

に み る と, 「お斎 の した く」, 「

境 内

清掃

」,

 

「内

掃」,

 

「本 堂の

厳」 と

い てい る。

 

 

「月 忌」,

 

忌法 要」,

 

内陣

へ の 出 勤」 と 「お

の した く」 な どは, どち らか とい えば

割 分 担が な さ れて い る よ うに も思わ れ る が,

 

の 清 掃」,

 

「内陣の

掃」,

 

「本 堂の 荘 厳」 は 住

と坊

で 大 きな 差は ない た 図表

12

 

法要 ・葬儀などに 従事する人 (複数回答 ・回答寺院にする割 合)

0

   

10

   

20

   

30

   

40

   

50

   

60

   

70

   

80

   

90

  

100

% 坊 守 住 職 團葬 儀 田月忌 囗 年忌法 要 團内陣への出勤 匿お斎のしたくZ 境 内の清掃齪内陣の清掃 国本堂の荘厳 龍谷大学論集 一

133

図 表 5   寺院居住者 の 人数 人   数     0     1     2     3   4     5     6   78 人 以 上 第 3 回  (%)2。82.38. 312. 318.223.318.99.04.7 第 4 回  (%)1.62. 311.514. 118.621.717.511.63.2 第 7 回  (%)4. 016.719.219.3]L4.813.77.64,6 第 8 回  (%)3. 618.418.514.016.615.69.34.1   さ ら に
図 表 9   住 職 と 坊 守 が 仏 教 ・ 浄 土 真 宗教育 を 受 け た と こ ろ ( 複 数 回 答) 教    育    機    関 住 職 ( %) 防 守 ( % ) 中央 ・東 京 ・地方 仏 教学院 な ど 中央仏 教学 院 の 通信教 育 龍 大短大 部 ・ 旧 制専 門部 ・九州 龍短 な ど そ の 他 宗 門関係 短 大 ・ 旧 制 専 門学校 な ど 龍 大 ・龍大大 学院 な ど そ の 他 の 宗門関係大学 ・ 大学院 な ど 他宗 派 関係 の 短大 ・大 学
図 表 10  坊守 就任 前 後 の 職 業 職 種 就 任前 (%) 就任後 ( % ) 農 林 漁業 商 工 自 営業 会社 員 ・団 体 の 職員 宗門 関係 学校 の 教 職 員 一 般学校 ・ 福 祉 関 係 の 教職 員 官 公庁 職 員 自由業 (医師 ・ 弁護 士 ・著 述 業 な ど ) 宗門機 関 の 職員 他 の 寺院 の 寺務 ・法務職 員 そ の 他 従 事 し た こ と は な い 1 . 01. 823.74.132.08.01.53.41.33.624.7 6661367
図 表 14  住職 , 坊 守 が 門 徒 か ら受 け る 相談 1 住 職 諠 葬 儀 法 要 、 墓 坊 守 く 、 真宗 の 教え 、 住 職 作法      坊 守 住 職 鶤      § 宗教 上 の 問 題 坊守 § 鴇 、 住 職 縄 v 霹 坊 守 }   ,       、議 住 職 健 康 上 の 問 題 坊 守 ℃ 、  ^   瘢 近所 づ きあ い . 住 職 ・ 毒  . 坊 守 ・ 霾  轗 拿 醇 ’ 写 住 職 憩 . 坊 守 住 職 葦 坊 守 、老 人 問題町内の
+2

参照

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