東洋医学
〜基本講座〜
国際統合リハビリテーション協会 東北支部代表 認定アドバンスインストラクター 理学療法士 渡邉哲自己紹介
名前:渡邉 哲 (わたなべ てつ) 生年月日:1986年1月21日 29歳 ◯理学療法士 IAIR東北代表 ◯IAIR認定アドバンスインストラクター 出身:福島県郡山市出身 資格:理学療法士(8年目 仙台医療技術専門学校卒業) ◯ 福島県セラピスト協会 会員 ◯ 福島県冷えとりの会 〜ふくのしま〜 代表 ◯ 日本環境アロマ協会 アロマテラピー1級取得 ◯ アロマヒーリングインストラクター、アロマヒーリング講師 ◯ JPSAアシスタントプロスピーカーなぜ
、
東洋医学を学ぶのか?
今日の講義の内容
◯東洋医学的概念
→陰陽論、五行論、経絡について
◯根治法の概念の準備(陰陽五行論のベース)
◯経絡の使った治療テクニックの体験
◯五行論、経絡に沿った身体症状の評価
(脈診、腹診)
◯セルフコンディショニングについて
冷え
“冷え”チェック
□手足が冷えやすい □寒気を感じる時がある □のぼせやすい □お風呂から出てもすぐ冷める □食欲にむらがある □低血圧 □呼吸が浅い □ボーっとすることが多い □熟睡できていない □頻尿 or 下痢 □頭痛,肩こりがある □頭痛薬、鎮痛剤を多用している □血色の悪い顔色をしている □体力が著しく落ちた気がする □夏でも汗をかかない □刺激物、香辛料が好き □甘いものが好き □髪の毛が細く、ぱさつく □肌荒れがある □気分が落ち込みやすい /20“冷え”とは?
◯上半身より下半身、表面より深部の温度
→ 低い状態
◯手足や腰などがいつも冷たく感じる
→ 症状、体質
◯痛みと同じで、主観的な感覚
“冷え”と“寒さ”は違う
寒さは、(
大気の冷たさを感じたもの
)
冷えは、(
身体の中に取り込んだ冷たさ
、
緊張
)
(心もからだも「冷え」が万病のもと 川島朗著 冷えとりの手引書 進藤義晴著引用)冷えの現代医学的病態
血
行
不
良
栄養素が行きわたらない
有害物質が溜まり、 血管が詰まりやすくなる 酵素反応が鈍くなる 代謝↓↓免疫↓↓ 細胞の活性化 ↓↓血行不良↑↑
生活習慣病
がん
一種の循環不良、血流の不足、代謝の低下によって起こる 熱産生不足と考える。ホメオスターシス(恒常性)
・自律神経系:身体の働きを調整する(交感・副交感神経)
・内分泌系:ホルモンの分泌を調整する
・免疫系:外部から侵入する異物を身体から守る
これら、3つ機能がそれぞれバランスを保たれているのがホメオスターシス(恒常性)
という。 それは常々、変化している。 このバランスが崩れた時に、人は身体の不調を訴える。 ⇒不定愁訴・体調不良
冷えに関してどう対策
するか
??
◯ホメオスターシスが働きやすい温度がある。
(
37 )℃前後
が一番働きやすい
◯体温が低い人は、ホメオスターシス働きにくい
それぞれのバランスが取りにくい。
⇒ 身体の不調を起こしやすい。
◯ストレスとの関係 ⇒
つまり…体温の低下、冷えにつながる。
⇒
副交感神経を働かせる必要性↑悪循環
…
体温と症状の関係
<体温>
36.5℃〜
健康体、免疫力旺盛
36.0℃ 震えによって、熱産生を増加させようとする
35.5℃ 日常的に続くと ① 排泄機能低下
② 自律神経失調症状
③ アレルギー症状 出現
35.0℃
がん細胞が最も増殖
する、
免疫力低下
<
冷え対策
:温活>
◯“白湯”→ 副交感神経up(
内臓の動き活性化
)
→朝起きがけ、毎食毎、夜寝る前
◯ 足湯・半身浴
→38〜40℃。足か下半身だけ浸かる、10分。
◯ 靴下重ね履き
→最低2〜4枚。絹と綿。五本指。
◯ 食事
→温かいもの、消化の良いもの、旬のもの
最低3週間は継続!
(これが本当の「冷えとり」の手引き書 進藤義晴・進藤幸恵著より引用改変 IAIRブラッシュアップコース 講義資料より引用)東洋医学における考え方
外せないのが
…
・ 気(エネルギー)の概念
・ 陰陽論
・ 五行論
・ 経絡
東洋の世界の始まり
宇宙
気
陰陽
天地
万物
現代医学と東洋医学
現代医学と東洋医学の違い
(プロが教える東洋医学のすべてが分かる本 平馬直樹監修より引用)現代医学と東洋医学の治療観
・人体観の違い、治療観の違いに現れる。
◯現代医学:人体を細かく分析して、
病の原因を求めて治療を行う。
◯東洋医学:常に全体性を意識して、
治療を行う。
人を木に例えて考えています
。
骨盤 脊柱 血流 頭蓋骨 内臓 リンパ 硬膜 脳環境 脳脊髄液 浅 深 痛み 感覚障害 筋力低下 意識障害 上肢 下肢 体幹 骨 筋肉 神経 皮膚 睡眠障害 ROM低下 高次脳 機能障害 運動障害 メンタル↓ 食欲低下東洋医学的な健康観
・頭熱足寒(上実下虚)
典型的な未病状態
・健康な状態
頭寒足熱(上虚下実)
→ 中庸の状態
冷えの無い状態
気・血・水の流れが滞りない状態
陰陽論
陰陽論
◯あらゆるものが
(
陰
)と(
陽
)の二面性。
◯両面からのバランスで
成り立っている
◯陰と陽のバランスが
崩れると症状がでる。
太極図
陽
上 外 熱 男 夏
六
腑
陰
下 内 寒 女 冬
五
臓
太極(中庸) 四極 両儀 八卦 ・・・人の身体をいかに捉えるか?
<現代医学的視点> ・具体的 ・分析的 ・対象物志向 ・対症療法 ・介入主義 <東洋医学的視点> ・抽象的 ・全体的 ・包括的東洋的治療
(本治法)
現代的医療
(標治法)
東洋医学が考える身体のなりたち
【気、血、水(津液)、精】
◯気:生命活動の根源をなす
(エネルギー)
源
◯血:
水穀の精微
(飲食物を消化吸収したもの)から
作られたもの。血脈を巡り、栄養を全身に運ぶ。
◯水:血以外のすべての身体の
体液
。
汗、涙、鼻水、よだれ、リンパなど。
◯精:空気中の“清気、大気”、
両親から受け継ぐ“
先天の精
”
食物から生成する“
後天の精
”がある。
東洋の生理学
人間は、「気」「血」「津液」で生きている
水穀の精
生まれ持った精
空気中の精気
五臓六腑 気 血 水(津液) 身体へ人体の気
(1)オーラ
(2)熱気
(3)汗
(4)皮毛
(5)血脈
(6)肌肉
(7)筋
(8)骨
表・・・・・・・・・・浅い・・・・・・・・・・軟らかい 裏・・・・・・・・・・深い・・・・・・・・・・・硬い(4)肺
(5)心
(6)脾
(7)肝
(8)腎
(IRAブラッシュアップコース アドバンス講義資料より引用)生命エネルギー曲線
(精気曲線) <エネルギー低下の原因> 〇内的原因( ) 感情(七情) 喜・怒・思・悲・憂・恐・驚 ⇒ストレスパターン・性格 〇外的原因( ) ・環境(六因) 風・寒・暑・湿・熱・乾 ⇒気圧、外気温、湿度など 〇内的原因、外的原因以外 ・飲食 ・睡眠 ・疲労 ・外傷 など、生活習慣 〇先天的原因 ・遺伝 ・胎児期の状態 ・出産時のトラブル ー 0 年齢<内的要因>
・感情、ストレスパターン、性格などが影響する 内容 人間関係 親子、兄弟姉妹、夫婦、嫁姑、親戚、友人、恋人、上司、部下 学校関連 受験、入学、成績、部活、いじめ、天候、卒業、退学、PTA 職場関連 昇進、転勤、異動、ノルマ、失敗、失業、転職、多忙、退職 家庭関連 結婚、同居、別居、引っ越し、離婚、出産、育児、反抗期、 独立、死別、経済問題 恋愛関連 失恋、浮気、不倫、ストーカー、喧嘩 心理関連 将来への不安、現在の不満、怒り、恐怖、挫折、失敗。 健康関連 持病、ケガ、障害、妊娠、出産。 その他 友人の死、ペットロス、社会的事件、自然災害、生き甲斐喪失内的要因と精神面の関係
怒(肝):イライラ、頭痛、脳卒中、動悸、不眠
喜(心):集中力低下、不眠、不安
思(脾):胃潰瘍、動悸、不眠、物忘れ、心配事
悲、憂(肺):咳、息切れ
驚、恐(腎):大小便の失禁、白髪の増加、
精神不安、急な老化現象
怒・喜・思・ 悲・憂・ 驚・恐
⇅ ⇅ ⇅ ⇅ ⇅
肝 心 脾 肺 腎
<外的要因>
温度・湿度・気圧も関係している 6つの外的要因:風、寒、暑、湿、熱、乾
内容風
春に多い頭痛、鼻づまり、喉の痛み、まぶたのむくみ、めまいなど。。顔面などの上部に症状が見られる。移動性。寒
冬や気温の低い夏に多い下痢や吐き気などの症状があり。。皮膚や呼吸器官から侵入。手足の冷え、 寒気、吐き気、下痢、腹痛、手足の冷え、頭痛、関節の痛み。暑
夏に多い高熱、顔が赤くなる、多汗、のどの乾き、息切れ、脱力感など。。高熱や多汗で身体の水が失われる。湿
梅雨時期や夏に多い下痢、頭重感、尿の出にくさ、足のむくみ、倦怠感など。。粘り気があり、水に流れを悪くする。熱
季節性は特にない高熱、顔や目が赤くなる、精神不安、不眠、歯茎の腫れ、便秘。。上半身に高熱の症状がでる。乾
秋から冬にかけて多い口、鼻の中、皮、髪の乾燥、胸の痛みなど。。乾いた空咳や喘息など発生。<不内外因>
生活習慣
不内外因
内容
飲食
身体を冷やすもの常食、冷たい飲食、生もの、柑橘類、酢の物、甘味の取り過ぎ、鉱物類、栄養価の高 いもの過労
労働の質・量(肉体、精神労働)睡眠
熟睡度、夢。毒
薬品、石けん、洗剤、ピアスなど。感染症
細菌、ウイルス、真菌、寄生虫など。外傷
事故
交通事故、手術、打撲など。性行為
過度な性行為は、精気(腎気)を消耗させる先天因
内容
遺伝
遺伝的法則性のはっきりしたもの。
血友病、筋ジストロフィーなど。
胎児期
ストレス、喫煙、飲酒、薬物、ウイルス、
放射線など。
出産時
陣痛以上、逆子、産道の異常、帝王切開、
吸引分娩、鉗子分娩など
胎児、小児のアトピーや夜泣き、喘息の原因は???
五行論
五行論
◯古代中国の思想、宗教観からなる。
◯世の中に存在するものすべてのものを、
木
・
火
・
土
・金・水
に分類する考え。
◯東洋医学では、人体にも照らし合わせて考える。
それぞれが相互に関係しあっていることを利用。
◯経験則、傾向である。
ハリマ薬局ホームページから引用