Title
沿岸域における波浪変形予知のための汎用モデル
Author(s)
筒井, 茂明
Citation
琉球大学工学部紀要(65): 1-12
Issue Date
2003-03
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12000/2222
Rights
琉球大学工学部紀要第65号,2003年 1
沿岸域における波浪変形予知のための汎用モデル
筒井茂明*
GeneralizedModelshrPredictionofCoastalWave-DefOrmationShigeakiTsuTsuI*
Abstract Anassumptionofcollinearstraightcoastlinesinthefarfie1.,traditionallyusedinwavemodelsfbrharbors,is alimitationtowavesimuIationsinthedomainextendingtoinfmity,sincethisassumptionisinvalidfbrmostrcal coastlinesByalleviatingthislimitationbasedonthegeometric-opticsapproximation,fUnctionsofmodelsfOr coastalwave-defbrmationaregeneralizedtobeabletopredictwavepattemsaroundthesemi-infinitebreakwaterandconvexandconcavecoasts,suchasbulkheadswithdiscontinuousalignmenLSeventestproblemsofwave
diffiPactionaresolvedbythcfiniteelementmethodbasedonthecoastalwave-defbrmationmodelscombinedwith theimtegrabIe,cubicinfiniteelement、AsaresuItofcomparisonwiththeanalyticalsolutions,thegeneralized modelsarefOundtobeeffectiveandaccuratefbrproblemsofwavescattermg. KeyWords:WavedefOrmation,Wavescattering,Infiniteelements,Convexcoasts,Concavecoasts,Breakwater. 1.緒言 る地形は,一定水深の直線海岸である. したがって,従来の港湾モデルにおいては,次のようにモ デルが設定されている.図-1に示すように,全海域を仮想 境界cにより解析対象領域。と遠方場である外部領域n.゜ に二分し,外部領域に対して次の3仮定が設けられる. (1)外部領域。・・での水深は一定である. (2)外部領域での左右の海岸線(A,A,)は同一直線上にある. (3)これら直線状の海岸線は波を完全に反射する. 解析対象領域Qでは海岸線および水深は任意に変化する ことが許される.この領域での所要の解は,外部領域Q_に おいて波の放射条件を満たす解と境界cにおいて接続する ことにより決定される. 沿岸開領域における波の屈折,回折・散乱などの波の変形 解析においては,緩勾配方程式(Berkhoffl972)あるい波の 非線形性を考慮したBoussinesq型のモデル方程式など(例え ば,Tsayら,1982;Liuら,1985;灘岡・中川,1993;磯部,1994; 喜岡・柏原,1995;筒井・大木,1918)が用いられる.これら の方程式を用いた有限要素法に基づく波の変形解析におけ る考え方は次の通りである. 無限遠まで広がった海域があり,その一部に離岸堤,港湾 などの海岸構造物・施設を建設すると,周辺海域では水深お よび海岸地形が変化し,波高分布などの波の諸現象も従前 に比べて変化する.しかし,鳥臓的にこれらの現象を見る と,この海域から十分に離れた地点まではその影響は及ば ず,遠方場での波動現象には変化が見られない.全海域での このような波動現象を対象とし解析するときには,数理解 析モデルを用いて境界値問題を処理することになる.この 処理に当たっては,遠方場での不変な波動現象は既知であ ることが要求される.そのためには,遠方場での現象の取り 扱いが容易であることが望ましく,最も簡単な波浪条件とな 受理:2002年12月9日 *琉球大学工学部環境建設工学科 DepLofCivilEngimceringandATchitcctuに,Facu1tyofEngrg. 図-1港湾モデルとその定義2 筒井:沿岸域における波浪変形予知のための汎用モデル (1)半無限防波堤 (2)凸型海岸地形 (3)凹型海岸地形 図-2各種の海岸地形モデル これらの仮定に対して,Panchangら(2000)は外部領域で の一定水深の仮定(1)が長周期波に及ぼす影響について論じ ている.現地海岸においては,通常,岸沖方向の水深変化が 卓越することから,そこでは岸沖方向のみの-次元的な水 深変化が仮定されている.しかし,一定水深の仮定によるこ の制約はモデルの設定を工夫することにより回避すること が可能である(TsutsuiLewis,1192).一方,Jeongら(1998) は第二の仮定,すなわち,外部領域で同一直線上にある海岸 線条件の緩和を試みている.その際には,無限遠での波の放 射条件を取り扱うため,放射方向では水深を一定と仮定し ている.他方,これと直交する方向には水深変化を許してい る.しかし,これらの仮定も現実の海岸地形とは相違する. 上述の3仮定は,外部領域における波動場を簡単にし,そ の取り扱いを容易にする.しかし,現実の海岸ではこのよう な理想的な地形は稀である.例えば,大規模な埋立てが行わ れる場合には,不連続な法線形状を有する隅角部周辺の波 高を推算することが要求される.このように,港湾モデルの 現地海岸への適用の際には,仮定②は厳しい制約となる. 本研究の目的は,仮定(2)および(3)を緩和し,現実の海 岸地形に適用可能な波浪変形予知のための汎用モデルを提 案することである.すなわち,外部領域での2海岸線は従来 の港湾モデルと同様に直線であるが,図-2(2)-(3)に示す ように,これらを延長すると任意の角yを成す凸型および凹 型の海岸地形を対象とする波浪変形予知モデルを提案す る.特に,角度v=Oの場合は図-2(1)に示す半無限防波堤 に,v=兀の場合は図-1に示す港湾モデルとなる. 外部領域Q_での波の放射条件の取り扱いについては,そ の方法の1つとして,級数解あるいは境界積分と接続する 取り扱いがなされている.これらの中で級数解を用いた混 成型の有限要素法(HFEM)(Chen・Mei,1975)は高精度な推 算結果を与えることが判っている.しかし,要素行列を導く 際に特異な行列が現れる.その特異`性を回避するためには 陽的な行列表示が必要であり,取り扱いが不便である.ここ では,HFEMと同様に,外部領域Q・・での水深を一定と仮定 し,可積分型の無限要素(筒井,1199a,1999b,2000)を用い て無限遠での波の放射条件を処理する. 本研究の構成は次の通りである.第2章では有限要素解 析のためのシステムについて述べる.第3章では,システム への外力決定に必要な凸型および凹型の海岸地形に対する 幾何光学的な波動場を定め,波の変形予知モデルを提案す る.第4章ではこの予知モデルを用いて,各種の海岸地形 に対する波高分布の数値シミュレーションを行う.それらの 結果は解析解と比較され,本モデルの妥当性および有用性が 示される.最後に,得られた結果は第5章でまとめられる. 2有限要素解析のためシステム 解析対象領域Qでの水深および地形は変化し,図-1に 示すように,そこには海岸線や構造物などの境界「Bあるい は水深不連続部T、が存在する.一方,外部領域Q~での水 深は一定と仮定され,無限要素はこの領域に適用される 全ての物理量は、代表水深Al;および重力加速度gにより定
義される基準長:Ai,時間:〃両,速度:(/雨による無次
元量である.静水面に座標原点を置き,水平方向に(X,y)-軸, 鉛直上方にZ-軸を採る.また,(ふり):領域Qおよびgooで の水面変動量,刀c:入射波および反射波などの幾何光学的な波,が:散乱波,C:波速,cg:群速度,⑩:周波数とする.
支配方程式は次式で与えられる.▽(ccgV勾十の2(c:/c)曲=Q領域Q内(')
▽(ccgV〃s)+の2(cg/c)’7s=O領域Q-内(2)
境界条件は次の通りである. 〃.W、,+"-.V(〃c+〃s)=O境界C上(3」) 白=77o+りs 境界C上(3.2) 境界TB上(4) "Bv曲=B白[…。ⅥJ:←、畠鮴「・上(5)
無限遠でのSommerfUdの放射条件(6) ただし,V=(3/8X,3/Dy),〃=±11±21...であり,(",〃-),〃B,〃D はそれぞれ境界CTB,rDでの外向き法線ベクトルを表す. 支配方程式(l〕は〃次のFourier成分波に対する非線形波動 方程式(筒井・大木,1998;Tsutsuiら,1998)であり,同式の右 辺のQは高次成分波を含む非線形項を表す.Q=oのときの 線形解析では,式(1)は緩勾配方程式となる.領域Q_での 水深は一定であるから,式(2〕はHelmholtz方程式となる. 式(3)は境界C上での水粒子速度および水面変位の連続条件琉球大学工学部紀要第65号,2003年 である.式(4)は境界「Bでの反射境界条件(TsutsuiLcwis, 1992)であり,係数Bは境界での波の反射率および境界への
波の入射角の関数である.式(5)は水深不連続部「Dにおける
境界条件(TsutsuiZamami,1193)であり,水深の深い側より浅い側へ波が伝播すると仮定して適用される.ただし,§。:水
深不連続部の位置,D:無次元係数である.なお,式(1)-(6) においては,Qを除く波動量は全て"次成分波に対するもの であるが,畠以外の添字〃は省略されている. 式(1),(2),(3.1〕,(4),(5)に対する弱形式は,形状関数wを 用いると,次式で与えられる. ろ無限要素による波動場の定式化の際に,近似的ではある が自動的に満たされる. 式(9)で与えられるベクトルMは,綾勾配方程式に相当 する式(1)の左辺より導かれ,幾何光学的な波(710)の境界c 上での法線微分に対する線積分で与えられる.したがって, 式(8)の右辺は幾何光学的な波により定められるシステムへ の外力と解釈できる.結局,式(8)に基づく数値シュミレー ション結果の良否は,境界c上での外力項を定める幾何光 学的な波動場の設定に依存する. 3.波浪変形予知のための汎用モデル岬虐汎Ⅶ‐…M`M}`。
÷lL("汎w-wwcwQ‐
-L…聯-1.叫鋤
‐し",〃M,(7)
さらに,式(7)の各項を離散化して得られる要素行列をそれ ぞれ(K},(K、J,{KE),{K、),(9)とすると,未知数である 水面変動量白に関する次の連立方程式が得られる.[;{k)‐;(K`)-用{K・)+星{KJ]{畠}
=:[(9)+(パー}{〃。)1(8)
ここに,ベクトル(9)は次式で与えられる.(91薑"ご川.“(9)
支配方程式(2)は外部領域9..における散乱波のみに対す るものであるから,式(7)を離散化して得られる結果におい ては,仮想境界C上での水面変動量が不連続となっている そこで,境界条件(3.2)を満たすため,次のような処理が行わ れている.すなわち,無限要素の要素行列{K_)と境界c上 の幾何光学的な波(〃c)より{【.」(刀G)なる量を求め,式(8) の両辺の対応する節点に付加されている.したがって,境 界c上では全体の水面変動量ムーワc+がが未知量となり, 境界条件(3.2)が満されている. 無限遠での波の放射境界条件(6)は,外部領域Q_におけ 3.1外部境界C上での外力の算定 前述のHFEMは高精度な計算結果を与えるが,図-1に 示したように,同一直線上にある直線海岸を仮定してい る.一定水深の直線海岸においては,幾何光学的な波は入 射波とその反射波のみである.したがって,式(8)の右辺の 境界c上での外力項は容易に定められる. より汎用性のある海岸地形モデルとして,図-2に示す 凸型および凹型海岸地形が考えられる.外部領域の2直線 海岸を延長してできる角vは,一般的にOから2兀の範囲を 変化することができる.これらのモデルが有用となるため には,図-3に示すように,2直線海岸が任意の角vを成す 隅角地形に対する周辺海域での幾何光学的な波を決定しな ければならない.その結果,システム(8)の右辺の外力が算 定され,所要の汎用モデルが構築される. 図-3に示すような2直線海岸より成る隅角部周辺の海 域は,幾何光学的な近似によると, (1)入射波9,とその反射波92が共存する反射領域, (2)入射波8,のみが存在する入射領域,および (3)幾何光学的な波が存在しない影の領域(回折領域) に分割される,幾何光学的な波動場は,これら各領域に応 じて定められなければならない.ただし,合い隣る2領域 の境界線上の共通点(図-3の●印)では,各領域に対応し た成分波を採用することが特に肝要である. 幾何光学的な影の領域が存在しない場合および凹型海岸 地形において生じる多重反射の場合にも,幾何光学的な近 似に基づき海域を分割し,それぞれの領域で成分波を特定 し,全海域での幾何光学的な波動場を定める必要がある. 32各種海岸地形に対する幾何光学的な波動場 ここでは§3.1で述べた幾何光学的方法により,各種海岸 地形に対する波動場を決定する. 図-1,2に示すように,正のエー座標を一方の直線海岸 に沿って採り,座標原点は2直線海岸の交点に置く.極座 標を(尼⑩とする.さらに,【:時間,A:波数,9,:入射波,8j(ノー2,3,…):反射波,畠(=".):境界C上での幾何光学的
な波動場,α:入射波の振幅,α:入射波の入射角,i=V二丁: 虚数単位とし,波動成分の時間項をexp(iのりとする. 議論を進めるに当たり,凹型海岸地形においては以下の ような注意が必要である.図-4(1)に示す兀<v<3兀/2の 場合,β=v-兀とおくと,波の入射角α=βおよびα=兀-2β のときに一方の壁面からの反射波が他方の壁面と平行にな る.したがって,β=兀/3を境に両者の大小関係が逆にな 図-3凸型海岸地形における幾何光学的な波動場4 筒井:沿岸域における波浪変形予知のための汎用モデル (「, '、/、 0V=O KL 図-5半無限防波堤 K)P (1)兀〈し〈3兀/2,0〈β=v-兀<兀/2 Kh (3)α=兀 鼻=9,,(O≦O≦21c)(114) (4)兀〈α〈2兀;0,=α-兀,02=3兀一α ら=[0,(に0〈0,);8,/2,(0=01); glKeI<8<02);81+93/2,(B=02); 9,+83,(B2〈0≦2兀)](11.5) (5)α=2兀 鼻=[0,(0≦e<冗);81/2,(0=n); 8,,(兀<e≦2九)](116) (c-1)凸型海岸地形:O〈v〈冗 図-6に示す凸型海岸地形に対する幾何光学的な波動場 の決定に必要な成分波は次式で与えられる. $ khKh (2)3冗/2<γ〈2兀,0<β=跡一V<兀/2 図-4凹型海岸地形での波の反射状況
る.一方,図-4(2)に示すような3兀/2<y<2兀の場合には,
β=2兀-Vとおくと,α=3β-兀およびα=兀-2βのときに
同様の現象が生じ,これらはβ=2兀/5を境に両者の大小関係
が逆になる.したがって,凹型海岸地形においては,v=4兀/3,
3冗/2,8兀/5を境に,場合分けをして考える必要がある. さらに,y〉5兀/3の場合には,(1)入射角によっては多重反射した波が隅角部の奥に集中し波高が大きくなり,このとき
には重複波の砕波の可能性が生じること,(2)実際の海岸地 形のほとんどはv≦5兀/3の場合に含まれると考えられるこ となどの理由により,凹型海岸地形としては兀<y≦5兀/3の 場合を解析対象とする.各種の海岸地形モデルに対する幾何光学的な波動場は,
波の入射角αに依存し,以下の諸式で与えられる. (A)島モデル島あるいは海岸構造物が外海に点在する本モデルでは,
無限遠における幾何光学的な波は入射波のみである.した がって,幾何光学的な波動場は次式で与えられる.4=81,(O≦e≦2,U),91=αexp{ikrcos(0-の)(10)
(B)半無限防波堤:v=O 図-5に示す半無限防波堤に対する幾何光学的な波動場 の決定に必要な成分波は次式で与えられる.’
81=αexp{ikrcos(0-②) 92=αKRexP{WCos(e+⑳} 93=αKLexp(iltrcos(0+α+2V)} (12.1) 図-6凸型海岸地形 ここに,KRおよびKLは壁面e=Oおよびe=-V沿いの波 の反射率である.座標原点は法線屈曲点に置かれている. (1)α=0 鼻=[8,,(0≦0<冗);8,/2,(0=兀); 0,(兀<e≦2兀一v)](12.2) (2)O<α<兀-V;0,=兀一α,02=兀+α 角=[8,+82,(0塁e〈0,);g]+82/2,(O=0,); g】,(e】<0<o2Xg】/2,(e=02); 0,(02<0≦2兀-V)](12.3) (3)α=兀-Vie,=兀一α 5k=[8,+82,(O≦e〈01);8,+82/2,(e=01); 8,,(61<0≦2兀一v)](12.4) (4)兀一y<α<兀iO,=兀一α,e2=3兀-α-2V 鼻=[81+82,(O≦e〈0,);8,+82/2,(O=0,); 9,,(0,<B<62);9,+93/2,(0=02); 8,+83,(02<0≦2兀-V)](12.5)}
8,=αexp{iArcos(0-⑳) 82=qKRexp{ikrcos(0+⑳} 83=αKLeXP(ib・COS(e+α)) (11.1) ここに,KRおよびKLは壁面0=OおよびO=2兀沿いの波の 反射率である.座標原点は防波堤先端に置かれている. (1)α=0 鼻=[8,,(o≦e<汀);g]/2,(e=穂); 0,(兀<0≦2兀)](11.2) (2)O<α<兀;0,=兀一α,02=兀+α ら=[81+82,(O≦e〈01);8,+82/2,(o=01); 8,,(0,<e<o2X8I/2,(0=02); 0,(02<0≦2兀)](113)琉球大学工学部紀要第65号,2003年 5 (5)α=兀;eF2兀-2V A=[8,,(O≦O〈0,);8,+83/2,(O=0,); 81+93,(0,<e≦2兀-1m(12.6) (6)兀<α<酌一V;01=α-兀,02=3兀-α-2V 白=[0,(O≦B〈81);8,/2,(0=01); 8,,(01<e<02);8,+93/2,(e=02川 9,+93,(02<e≦2兀一v)](12.7) (7)α=2兀一v;0,=兀一v A=[0,(に0〈0,);81/2,(8=0,); 8,,(0,<0≦2兀-1/)](12.8) (C-2>港湾モデル:v=兀
幾何光学的な波動場の決定に必要な成分波は,式(12.1)に
おいてv=兀として定められる.ただし,KRおよびKLは壁面
e=OおよびO=元沿いの波の反射率である. 図-7凹型海岸地形(兀<v<3兀/2) 81+83+82/2,(0=02); 81+83,(62〈0≦兀一β)] (5)α=兀-2β;0,=兀一α 鼻=[g'+82+83,(o≦o〈01); 9,+93+92/2,(0=01); 81+83,(8,〈e≦兀一の] (6)兀-2β〈α<兀一β;01=2β+α~兀'02=兀 ̄α 鼻=[81+82+83+gsKo≦0〈01); 81+82+93+85/2,(0=0'); 9,+92+g3KO,<O<02); 91+83+82/2,(e=02); 91+93,(02〈e≦冗一β)] (7)α=兀一β;0,=兀一α 鼻=[g'十82,(0≦0〈8[);81+82/2,(o=e'); 9,,(01<0≦兀一β)] (14.5) (14.6) (1)α=0,,魚=81,(0≦e≦庇)(13」) (2)O<α<兀;0,=兀一α 鼻=[8,+82,(に0〈0,); 91+(92+83)/2,(8=01); 8,+83,(0,<0≦兀)](13.2) (D-1)凹型海岸地形#1:兀<v<4兀/3図-7に示すように,β=v-兀とおくとO〈β<冗/3であ
る.幾何光学的な波動場の決定に必要な成分波は次式で与 えられる. (147) (14.8) (D-2)凹120.型海岸地形:v=4兀/3 幾何光学的な波動場の決定に必要な成分波は,式(14.1)に おいて炸冗/3として定められる.ただし,xRおよびKLは 壁面0=Oおよび0-V沿いの波の反射率である. (1)α=o;0,=兀-2β 鼻=[8,,(にo〈8,);81+83/2,(e=0,); 8,+83,(0,〈に兀一β)](15」) (2)O<α<β;6,=兀-2β-α,02=兀-2β+α 魚=[81+82,(O≦O〈01);8,+82+83/2,(e=01); 9,+92+93,(01<0<02); 8,+92+93+94/2,(O=仏); 8,+82+83+94,(02〈e≦兀一β](15.2) (3)α=β 白=8,十82十83,(O≦0≦兀一β)(15.3) (4)β〈α〈兀一β;0,=2β+α-兀,02=兀一α 角=[8,+82十83+85,(にe〈0'); 9,+82+93+85/2,(o=8,); 8,+82+83,(01<B<02); 81+83+92/2,(0=oユハ 81+83,(02<e≦兀一β](15.4) (5)α=兀一β;0,=兀一α 魚=[8,+82,(にe〈01);81+82/2,(e=01); 8,,(01<0≦兀一β)](15.5)I
8,=qexp{ikrcos(0-α)} 82=αK丹exp{ikrcos(0+α)} 93=αKLexp(Wcos(O+2β+α)} 84=αXRKLexp(iA「COS(0+Zβ-α)) 85=akRKLexp{ikrcos(0-2β-α)} (14.1) ここに,KRおよびKLは壁面e=Oおよび0=-V沿いの波 の反射率である.座標原点は法線屈曲点に置かれている. (1)α=O;0,=兀-2β A=[8,,(にe〈0,);8,+83/2,(e=01); 9,+83,(0,〈0≦冗一β0](14.2) (2)0<α〈β;,,=兀-2β-α,02=兀-2β+α 鼻=[9,+82,(にe〈01);81+82+83/2,(0=0,); g】+92+93,(0,<0<02); 81+82+83+84/2'(e=02); 9,+82+83+84,(02<O≦兀一β](14.3) (3)α=β;0,=兀-2β-α ら=[8,+82,(にo〈0,);9,+82+83/2,(e=0,); 9,+82+83,(0,〈0≦兀-β)](14.4) (4)β〈α〈兀-2β;0,=兀-2β-α,02=兀-α 皇=[8,+82,(O≦e〈e]);91+92+83/2,(e=0,); 9,+82+82,,(01<e<B2);》({①Ⅱや)㎡、配十曲軸十鈎凹+刷軸十一軸 轆(『①V①Ⅵ。)・輯十輯十週十一節]Ⅱぶ ぱIご+口NⅡ一m》罠-口、Ⅱ弓(巴 (い・韓一) [aⅥやVNや)一塁十週十認十一軸 》(感①Ⅱ。)両端函十寺函十m幽十卸軸十戸軸 }令①V①v[①)争い軸+マ鞄十[的十御酌十一軸 学(|①Ⅱ①)両、凹十崎鞠十国閲十N閲+『軸 {(|⑪V①ⅥC)←鑓十鑓十畠十一】]Ⅱ$ ご+国劇-陰Ⅱご巨-ご+興句Ⅱ【や質I胃VごV吾-屋寺) (『。韓一) [sⅥ①V二囮)与助十輯十圏+一曲 》(一①Ⅱ①)闘弓叱十『聞十駒』+、駒十一閣
一(|①VやⅥC)驍笛十寸唖十週十剣十一軸]Ⅱ$
ご+亘甸-膣Ⅱ[①輻亘べ-陰Ⅱ弓(己 (、。』[) [⑤Ⅵ①V劇①)・晶十誼十劃十一軸 季(N①Ⅱ①)司私鞄十寸餉十両蝿十御酌+[餉 串戸①V⑮V|①)晶蝿+寸鼬+、蝿十両】+(軸 媚(【①Ⅱ①)何毛』+頃軸十で軸十m”十N酌十一凹 蛎({①v①Ⅵ。)も叱十輯十晶十釘十認十{軸]M$ 己十胃-匡Ⅱござ-胃‐陰Ⅱ一色》胃‐陰vごvC(ぺ) (園。酌『) [⑤Ⅵ①V【①)《輯十『配 》({⑩Ⅱ⑩)鍔刷話坤十円蝿十一唾 》([①V⑯ⅥC)(輯十輯十【軸]Ⅱ頓 巨べ-筐Ⅱ百{。Ⅱ己([) .仰こい黒餐魍u一睡租凹蘂坦型睡幽韓倒.蝿穐世‐儲蚕哩 e鰹es坦亘Ⅱmも捕縄CⅡ①旧劉托-ざる鵲縄壁轌が一UU 、岬黒③侭叶P 精馬泣騨余掻弾鴎叡埋倶患e喪揖竪御岳朴謂E蝋.蝿穐艀 ご陰v亘V辺萬判〉鱒剖ニー高Ⅲ唾《U一炉端ヤ隈叩一画1国 迺晶v1v御直色、#聖署趾蟻剰曰(|‐」) (一.閣胄) -- (浸V1vご畠)選詞班蟻剰国②1国 {君+亘寸-①)ぬc:三島ロ『轌與】g】ロⅡト鞠 一合十胃十や)8.皇}s・』】曰】閨】巳Ⅱ輯 {s-回御十①)四。:語}目。q】瞠廷弓Ⅱ鐘 {き-吾-m)ぬ8皇{}畠⑨]轄瞠】ご側逼 {s+吾‐①)吻・・全}身心『】電Ⅱ釘 {s+①)⑫・・皇}島⑨』篭己Ⅱ錨 {sI①)ぬ。・皇}身じごⅡ|軸藷承
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鼻=81+82+84,(O≦e≦β)(2,.3)
4.数値計算例 島モデルおよび港湾モデルについては,これまでに種々 検証されている(例えば,Chen・Mei,1975;Bettessら,1984; Zienkiewiczら,1985;筒井,199,a,1991b,2000).ここでは,こ れらを除く凸型および凹型の海岸地形に対する波の変形 予知モデルを検証する.すなわち,上述の各種海岸地形に対8 筒井:沿岸域における波浪変形予知のための汎用モデル する汎用モデルをCATWAVES(筒井,2001)-3次の無限要 素を用いた有限要素法(筒井,2000)に基づく波浪解析システ ムーに組み込み,周辺海域での波高分布の数値シミュレー ションを行う.それらの結果と解析解との比較によりモデ ルの妥当性および有用性を検討する. 凸型および凹型の隅角部を成す海岸地形に対する解析解 として,一定水深および壁面の完全反射の条件の下に,次
の級数解(Stoker,1957;三井・村上,1967)が得られている.
§='wb)+2,畠cxp(iザ腿冗)ノヂ、(kDx
xcos号,mecos:"a(22)
ここに,Jβは,U次のBessel関数であり,パラメター腕は隅角 部の角vに対して,,z=2兀/(2兀-,として定められる.ただ し,~上式はv=0,兀/3,J[/2,27[/3,兀,47V3,37u/2,および5兀/3に対して成立する.式(22)による水面変動量は複素数で表さ
れるから,入射波高に対する任意点での波高比は,式(22)
の絶対値|‘Iで与えられる.数値計算モデルでの支配方程式は,式(1)において非線
形項をQ=oとして得られる緩勾配方程式である.なお,数値計算条件は,ハル=20,Ar。=5.0("水深,「。:外部境界c
の半径)である.また,壁面は完全反射壁(KR=KL=1)と
仮定する. (1)半無限防波堤 図-9は,図中の矢印で示すように,波の入射角がα=45゜, 90゜の場合の半無限防波堤(v=O)周辺の波高分布の比較を 示す.左右の図は,それぞれ本提案の汎用モデルによる数 値シミュレーション結果および式(22)で与えられる解析解を 示す.図中の実線は入射波高に対する波高比KがKZl, 破線はK<lとなる等波高線を示し,数値は波高比の値を 表す.等波高線の間隔は0.2である. 両入射角に対する汎用モデルによる数値シミュレーショ ン結果は,反射,入射,および回折の全領域にわたり,解析 解とよく一致している.この事実は,波の回折・散乱を取 り扱う場合,システムへの外力決定に対し§3で述べた幾何 光学的な方法が有効かつ適切であることを示す. ただし,波高比が小さくなる防波堤背後の回折領域とそ穂
(a)汎用モデルによる解熱
(b)解析解 (1)波の入射角α=45。+…
+whv.,
齢
(a)汎用モデルによる解 (b)解析解 (2)波の入射角α=90°図-9半無限防波堤周辺の波高分布(にO)
琉球大学工学部紀要第65号,2003年 9
埒
(a)汎用モデルによる解 (b)解析解 (1)波の入射角α=45。+…
(b)解析解 (a)汎用モデルによる解 (2)波の入射角α=90゜ 図-10凸60.型海岸地形周辺の波高分布(v=”3) (b)解析解 (a)汎用モデルによる解 (1)波の入射角α=45. 図-11凸90.型海岸地形周辺の波高分布(v=〃2)10 筒井:沿岸域における波浪変形予知のための汎用モデル
+…
+wiw.。
(a)汎用モデルによる解 (b)解析解 (2)波の入射角α=go。 図-11凸90.型海岸地形周辺の波高分布(に、2)(続き) Wavcs 222 ■ 一{ や 』 ■タ ヶ● ■ p0ら の/(ir
-■--口■■P⑤ ̄ ̄ ̄  ̄-◇ ̄ OJIi三H蕊蕊讓蕊讓:》
9L---. 2222 ZZZZ 】、2 】、2 §{ (a)汎用モデルによる解 (b)解析解 (1)波の入射角α=45゜癖
(a)汎用モデルによる解 (b)解析解 (2)波の入射角α=90゜ 図-12凸120.型海岸地形周辺の波高分布(v=2m3)琉球大学工学部紀要第65号,2003年 11 (a)汎用モデルによる解 (b)解析解 (1)波の入射角α=30゜ (a)汎用モデルによる解 (b)解析解 (2)波の入射角α=60。 図-13凹120.型海岸地形周辺の波高分布(v=4河3,β=7V3) lH (a)汎用モデルによる解(b)解析解 (1)波の入射角α=30。 (a)汎用モデルによる解(b)解析解 (2)波の入射角α=45。 図-14凹90.型海岸地形周辺の波高分布(v=3河2,β=河2)
蕊
1十$、 (a)汎用モデルによる解(b)解析解 (2)波の入射角α=30゜ (a)汎用モデルによる解(b)解析解 (1)波の入射角α=15。 図-15凹60.型海岸地形周辺の波高分布(v=5,3,β=祠3)12 筒井:沿岸域における波浪変形予知のための汎用モデル の近辺においては,工学上は無視しうる程度のわずかな差 異が両者に生じている.この原因として,海域の反射,入 射,および回折領域の遷移領域での波高には,境界c上での 幾何光学的な波動場の設定が微妙に影響しているであろう と考えられる.すなわち,境界c上の有限要素網の節点が これら領域の境界線上の共通点(例えば,図-3の●印)と 一致していなかったことが考えられる.有限要素網の生成 時に,その節点がこれらの共通点に配置されるようにすれ ば,より計算精度が向上すると考えられる. なお,本計算結果は,Bettessら(1184)による指数減衰特性 をもつ無限要素を用いた半無限防波堤周辺の波高分布に対 する数値シミュレーション結果より優っている. 参考文献 磯部雅彦(1994〕:非線形綴勾配方程式の提案,海岸工学論文集, VOL41,JSCE,ppI5・ 喜岡渉・柏原謙爾(1995):高次Boussimesq方程式とそのステップ地 形への適用性,海岸工学論文染,VOL42,JSCE,pp、166-170. 筒井茂明・大木洋典(1998):スロープおよびステップ型リーフ上で の波の非線形挙動,海岸工学論文集,VOL45,JSCE,pp4卜45. 筒井茂明(l919a):沿岸開領域における波動場解析のための新しい 無限要素,海岸工学論文集,Vol46,JSCE,pp、81-85. 筒井茂明(1999b):沿岸開領域における非線形波動解析のための新し い無限要素,琉球大学工学部紀要,VOL58,ppl7-27・ 筒井茂明(2000):沿岸開領域における非線形波動解析のための新し い無限要素(第2報)-高次無限要素と誤差評価-,琉球大学工 学部紀要,VOL59,pp39-5L 灘岡和夫・中川康之(1993):新しい非線形・分散性波動方程式によ る非線形波動解析の試み,海岸工学論文集,VOL40,JSCE,pP6-10、 三井宏・村上仁士(1967):海岸構造物不連続部の波高分布につい て(第2報),第14回海岸工学講演会講演集,JSCEopp53-59、 BerkhofEJ・CW.(1972):Computationofcombinedrefractionand diffraction,Proc・j3rhCoが、〃CO“、【jEi1g.,pp471-490 Bettess,P.,CEmsonandT、CChiam(1984):Amewmappedinflnite elementfbrexteriorwavepmbIcms.Mu恥2ricalMahDZfFmCmpled S)IFlF”(Eds.R、W、LewisemL),JohnWiley&SonsLtd.,pp489-504・ Be[tess,P.,SCLiangandJ・Bettess(1984):Diffractionofwavesby semi-infinitebrcakwaterusingfiniteandinfiniteeIements,仇L"lur・ Mmz.〃巴娩.illFhUids.,Vol、4,pp813-832・ JCC、9,W.M、,K、S、LceandW-S、Park(1998〕:Lomg-peliodwavc【Csponscs inaharborwithnarrowmouth,QwlalEngm“ri"g`ga26rhノCCE DemPm戒,pp、1182-1195. Panchang,V・CWDB、Xu,K・Schlenker,ZDcmirbUekmdM・Okihiro (2000):ExteriorbathymctnceflbctsinelliptichaJborwavemodels,"“ qfWmごnwZ)lpmlCbmmllaP1dOc“"EitgiPteemng,Vol」26.,pp、7178. Chen,HSandC・CMei(1975):Hybrid-elememtmethodfbrwaOeTwaves, Pmc・ノMD企"mg庇chni9皿eJCbPWMo“ノiPUgJ9万),Vol、1,pp、63-8L Liu,PhiUpL.-F.,SungBYoonandJ.T、KiIby(1985):Nonlinear泥fmction‐ difTractionofwavesinshallowwater,""r、Flzdid1Mごch.,VoLl53, pp,185-201 s[oker,』.』.(1957):W上Jr2rWmノ23,Pu応andAppLMath・ロImeTscicmcePub、 Inc.,NewYolk,p、567. Tsay,T-KandP.L・-F、Liu(1982)NumericalsoIu[ionofwaterwavc refiactionanddiffmctionproblemsintheparabo】icappIoximationJmR Ce叩/,y・他8.,V01.87,pp、7932-7940. TSU[Sui,SandD・P・Lcwis(1992):Waveheightpredictioninunboundcd coastaldomainswithba[hymetricdiscontinuity,α“他ノ動8.j〃JtW", JSCE,VOL34,pp・'45-158. Tsutsui,SandK・Zamami(1993):Jumpconditionofenergyfluxatthe Iincofbathymetricdiscontinuityandwavebreakingonthereefflat, CtI“mlE『i8.iPzJ上Upan,JSCE,Vol36,pp、155-175. Tsutsui,SoK・SuzuyamaandHOhki(1998):ModeIequationsofnonIincar dispersivewavesinshallowwatcramanapplicationofitssimplest versiontowaveevolutiononthcs[ep-typerCefCD“JUJEjzg."wK, JSCE,Vol、40,N0.1,pp、41-60. Tsutsui,S、(2001):CATWAVES-P“ictionoflinearandnonlincarwave motioninunboundedcoaStaIdomains,BiJll・FtJc.E)z8.,U"ん.q/MlE RylMGyIus,No.61,pp9-35・ Zienkiewicz,0.C,KBando,PBe【tess,CEmsonandT・CChian(1985): MappedinfinitcelemcntsfOrexteHorwaveproblems,mr.〃Ⅸ「、jbr ノVどmご「・jl化娩DdSm町9.,Vol2Lpp」229-125L (2)凸型海岸地形 図-9と同様に,v=Ⅳ3,兀/2,および2,3の凸型海岸地形 に対して,波の入射角がα=45.,90゜の場合の波高分布の比 較をそれぞれ図-10,11,および12に示す.いずれの場合 においても,数値計算結果と解析解との差異はごくわずか であり,波高分布の全体的な特性は汎用モデルによる数値 シミュレーションにより十分な精度で再現されている. (3)凹型海岸地形 図-13,14,および15は,それぞれv=47F/3,3河2,および 5河3なる凹型海岸地形周辺の波高分布の比較を示す.汎用 モデルによる数値シミュレーション結果は,図-9~12に示 した計算例と同様に,凹型海岸地形周辺の波高分布も十分に 再現している. 隅角部の奥近くでの波高比はそれぞれK=3,4,6に達す る.高波高で短周期の彼が入射する場合には,隅角部の奥 付近で重複波の砕波が生じる可能性がある長周期の波が入 射する場合には,波高が小さいときには波は砕波しないか もしれない.しかし,津波に対するGreenの法則に見られる ように,凹型海岸での波高推算の場合には,特に,V字型の 周辺海岸地形の及ぼす影響が大きいことが判る. 5.結 壷胆 本研究においては,沿岸域での波の変形解析に用いら れる従来の港湾モデルにおける前提,すなわち,遠方場で の2海岸線は同一直線上にあるとの仮定の緩和が試みられ, 現実の海岸地形に適用可能な波浪変形予知のための汎用モ デルが提案された.同時に,遠方場での直線海岸において任 意の波の反射率を採り得るように改善が行われた.得られ た主要な結果は,以下のように要約される. (1)沿岸での波の変形予測は数理的には境界値問題である. その解析のために要するシステムへの外部境界での外力決 定のため,各種の凸型および凹型の海岸地形に対する遠方 場での幾何光学的な波動場が定められた. (2)代表的な海岸地形での波の散乱問題に対して,本提案 モデルを用いた数値シミュレーション結果と解析解との比 較の結果,モデルの有用性および妥当性が確認された. (3)このモデルによると,半無限防波堤から従来の港湾モ デルを含む各種の凸型および凹型の海岸地形となる多様な 現地海域における波浪変形予知が可能である.