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ニューラルネットワークによるテクスチャ画像のセグメンテーション: University of the Ryukyus Repository

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Academic year: 2021

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Title

ニューラルネットワークによるテクスチャ画像のセグメ

ンテーション

Author(s)

吉弘, 満美; 陳, 延偉; 仲尾, 善勝

Citation

琉球大学工学部紀要(60): 73-78

Issue Date

2000-09

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12000/1956

Rights

(2)

bWノW[..;:総記醤第60号.2000H1: 73

ニューラルネットワークによるテクスチャ画像のセグメンテーション

占弘満美*,陳延偉*,仲尾善勝*

Ab9t「act

IIlUlisp6lpcnanapproacllbascdonancumlnetworkandsimulatcdanncalingisproposcdIbrimagc

sc8II1cI1tationTllcconneclingwcightsof1hcncumlnctworkarclminedtoeMmctIhcspaIi&'1画turcso「tllc

lcxIurcilI1agcalldIhcnUlcnctwoTkisuscdloaccomplishlbaIurcscgmcntalionThesiIuuI1aIcdalmcnIingis

uscdIbrIrnining・Tllcsimulalionresul【sdemonstraIcdlhcapplicabiIilyo「lhcproposcd紐pp「odlch.

K(!yw()「。&:m(パIur(1s(1答、(1、いい()、,neurillnetwork,simul劇1.0(I制nnefllingAR-m()〔ICI

蝉をノ'1いずに;}蝉を群勒にすることができる Simul&'1.(X[Ann()alinglIl(以下SAと略)をllI いてその有効性もポナ. 2.特徴戯の抽出モデル テクスチャ画像のセグメンテーションには, まずテクスチャ画像の特徴灘を抽出し,その 特徴量をもとに入力画像を各テクスチャごと にセグメンテーションを行う.従来2次元場 回帰モデルが用いられてきた.本研究では, 空間的にパターンを学習できるニューラルネ ットワークモデルを提案する. 2.12次元場自己回帰モデル 1はじめに l1lii像I鰡繊・EII1カギの分野における lLW『m(1,t&,い()、(セグメンテーション)とは, 'j・えらオLた人/Jlqli像からそこでの認識・理解 の対象となる「もの」に対応する部分領域を 切り出すことである111.人間の視覚パターン 認赦に近い機能を持つシステムを実現するこ とは難しく,未だに決定的な手法が確立され ていない.セグメンテーションを行うために はまず,対象物に関する知識を与える必要が あり,有効な特徴が多いほど能率がよい111. 特徴hhllj力法には,主なものとしてパワー スペクトル,自己相関関数及び2次元場自己 向帰モデルl2I等がある.2次元場自己回帰モ デルは,1次元時系列データに対する自己回 帰モデル'31の概念を拡張したものであり,自 身を推定する際に前方の画素のみに依存して いるので,空'1M的パターンをもつ2次元画像 の特徴を定金に杣'11できず,複雑なテクスチ ャIuli像に対して精度のよいセグメンテーショ ンができない.そこで,本研究では,新たに 空間的にパターンを抽出できるニューラルネ ットワークモデルを提案し,従来の2次元場 自己回帰モデルとの比較により,ニューラル ネットワークモデルの有効性を示す.また, テクスチャ画像データをこれら2つのモデル に適用する際には,計算を複雑にする偏微分 2次元平面上の離散データを表現するモデ ルとして,1次元時系列データに対する自己 回帰モデルの概念を拡張した2次元場自己回 帰モデルがある.2次元場自己回帰モデルを 図]に示す・式(1)に示すように画像内の,Iiii素

の濃度j[(/が,その近傍のijIii索の濃腫を線形結

合したものと白色ノイズで示される. ’2

xザーヱヱ`M-,.企,M,,α"=0(1)

P=09=O

ここで,α'9は自己回帰モデルの係数であり,

自己回帰係数と呼ばれる.この係数は,テク スチャ画像によって異なるので,特徴量とし てテクスチヤ画像のセグメンテーションに用 いられる.2次元場自己回帰モデルをネット ワーク形式で表したのを図.2に示す.また, セグメンテーションの対象となる画像の各テ クスチヤ要素に-つずつ専用のネットワーク

が必要である.図1に示す画素xvに対して

受理:2000年6月26日 念琉球大学工学部電気駐子工学科 (DepLorElecricalandEIcctmniCEngjnee『ingFacofEng, UnivcTsi1yoflheRyukyus.)

(3)

吉弘・隙・仲尾:ニューラルネットワークによるテクスチヤ画像のセグメンテーション 74 入力層h 中間鰯I j----->』

'

荊亭‐徴 10 図1.2次元場自己回帰モデル 図3.ニューラルネットワークモデル

S二二=#。

△■■■p|■▽ ・た。□・ ●P』 ●一■●■●■● 工兀 入力 出力 中間層: Pb

」[`'

Zxi・のiル

x'=

(3)

〔Yα,‘

死j-1.ノー

yl=

(4)

1+exp(-xl+Bi)

図2,2次元場自己回帰モデルのネットワーク表現

その推定値は式(1)のようになる.入力デー

タには,図1のような8近傍(p=2,q=2)画素を

用いる.

”=ヱルのポ

(5)

出力層:

また,出力信号と教師信号との二乗誤差は,

次式のように与えられる.

出力え,と真値xiiとの平均二乗誤差は

E蛾=77F了

(2)

jVjVT

E=ZZZ(`ノア-W(6)

〃=17=1ノ

で表される.自己回帰係数apvは,式(2)の評

価関数とする最小二乗誤差EARを最小にするこ

とによって求まる.

2:O)である.jVTはテクスチヤの数であり,

ここで,dTは教師信号(Tbxturel:1iTbxture 」Vはトレーニングデータセットの数である.

図3に示すネットワークの重み係数Cuibと

鰯こま=襄濡`I謬震iili灘石踊

最小化することによってネットワークの重み

係数(特徴量)を求めることができる.

本研究で提案するニューラルネットワーク

モデルと従来の2次元場回帰モデルと比較す

ると,以下のような長所がある.

(1)2次元場自己回帰モデルが時系列の

学習を拡張したものに対して,ニューラルネ

ットワークは空間的なパターンが学習できる.

(2)2次元場回帰モデルが線形モデルに対

して,ニューラルネットワークが非線形モデ

ルである.

(3)2次元場自己回帰モデルを用いてセ

グメンテーションを行う場合,それぞれのテ

2-2ニューラルネットワークモデル

後述のシミュレーション結果に示すように,

2次元場自己回帰モデルでは,テクスチャ画像

の特徴を完全に表すことができず,精度の良

いセグメンテーションができない.そこで,

新たに空間的にテクスチャ画像の特徴(テクス

チャのパターン)を抽出できる,図3のような

3層ニューラルネットモデル[5]の適用を提案

する.ネットワークの入出力関係は次のよう

な式で示される.

(4)

jjiC球ノビ樵[,験祁紀要第6Oザ.2000年 75 クスチヤに対応するネットワークが必要であ り,襖靴である.一方,ニューラルネットワ ークを川いる」』Ir介,-.つのネットワークで済 むのでシステムが慨めてiiiiiiiとなる. 無限の繰り返しで大域的な最小値に収束する ことが証明されている. そのフ[1-チャートを図4にボす.

3.SimuMtc(lAnnCilling(SA)

|:述のご・つモデルにおいては,従来評価関 数の岐小化にそれぞれ最急降下法と誤差逆伝 搬法が)|Iいられてきた.いずれの方法も勾配 法であり,複雑なlii微分が必要とし,局所的 な解に陥りやすいなどの欠点がある.本研究 で'7k,jAQ(2)とjJM())の評{il[i関数の最小化 にSAをノ1lいる.SAIノ.《では,局所的段小値に 陥るのを防ぐため,評価関数(平均2乗誤差) Eが増えるIllrも式(8)に示す確率関数で解 候補を受け入れるようにし,問題を解決して いる'41. パラメータを初期化し誤差Eを計算 パラメータを変化ざせ誤差11】・を計算化させ誤差11】・を計算 パラメータを 81⑥ llB EI AA △E=Iロ.-E Mi3<⑪ Iロ.-囮 確率PTAPG Ve偶 温度Tを下げる 温度T no 終了条件 STOP

P…,(-芋)

図4.sAのフローチャート 4.シミュレーション結果と考雰:

(7)

ここで,刀ま温度である.ネットワークの温 度Tが高ければ極小値から脱出できる確率が 大きくなるけれども,平衡状態になるのに時 間がかかる.温度が低いと平衡状態に速やか に到達することができる.これらのことから, 焼きなまし法と呼ばれるSA,最初はネット ワークの温度Tを高く設定し,その後ネット ワークの温度Tを徐々に下げていき大域的な 11妙1,値に速やかに収火する方法である. SAを効果的に実行する際の問題は,温度 Tの冷却スケジュールである.冷却スケジュ ールにはさまざまなものが提案されているが, 本研究ではS・GemanとUGelnanによって提案 された,以下に示すような冷却法でスケジュ ーリング[6]を行う.

『(M)=,、鍔`)

(8)

ここで,tは反復回数である上式の冷却スケジ ュールで十分緩やかに冷却すると,理論的に 提案する手法の有効性を検証するためにシ ミュレーションを行った.今回のシミュレー ションには,図5に示す(a)と(b)の2種類の テクスチャ画像とその合成画像(c)を用いた.

薑i薑|鑿薑臺臺薑

(a) (b) (c) 図5.(a):Tbxturel(b):TbxtuIPe2(c)合成画像 4.12次元場自己回帰モデル ・学習アルゴリズム [手順1]初期特徴パラメータを乱数で発生 させ,入力データから推定される自身の

(5)

吉弘・陳・仲尾:ニューラルネットワークによるテクスチヤ画像のセグメンテーション 76 がより小さい場合,新しい重み係数を受 け入れる.それ以外の場合は,手||頂2に係 る.(SA) [手順4]すべての重み係数を変奥させた後 手順3を満たしていれば,試行|可数mを 1,+1とし,冷却メケジュールによりりくのi1,11. 度を設定し手順2に戻る.(SA) [手順5]終了条件を満たすか,設定誠イル|数 を終了した場合,動作を終了する. ・セグメンテーション方法 [手順l]最適な重み係数を般疋したlXl3に,lく す1つのネットワークに分馴したいul1i像 のデータ(制限のない+)d))を人ノノする. 画素を原画素と比較する.その二乗誤差 を評価関数とし計算する.

[手順2]近傍の乱数を発生させ,同様に推定

二乗誤差を計算する. [詞1項3]評価関数を比較し,その差分を計算 する. [手順4]差分が0以下の場合,つまり誤差が 減少した場合はⅢ推定解を受け入れる. もし,誤差が増加した場合は,範囲Oか ら1の乱数を発生させ,確率Pがより小 さい場合,推定解を受け入れる.それ以 外の場合は,手順2に戻る. [手順5]すべてのパラメータを変更させた 後,手順4を満たしていれば試行回数n を、+lとし,冷却スケジュールにより次の 温度を設定し手順2に戻る. [手順6]終了条件を満たすか,設定試行回数 を終了した場合,動作を終了する. ・セグメンテーション方法

[手順1]分割したい入力画像の前方の近傍

画素を入力データとし,それぞれのAR ‐NETに入力.

[手順2]それぞれのAR‐NETの出力を

WTA(:Winner-Takes-A11Block)で比較

し,勝者(もっとも原画素に近いもの)と

なるテクスチャに分類される.

4.3シミュレーション結果 セグメンテーションの結果を図6に示す. Tbxturel mexturP2 (a〉 4.2ニューラルネットワーク Texturel mDXture2 (b〉 図6.(a):自己回帰モデル8近傍による分割の結果 化):ニューラルネットワークによる分割の結製 ・学習アルゴリズム

[手順l]重み係数を乱数で発生させる

〔手順2]入力Texturelの教師信号(teaching

signal)を1,入力Texture2の教師信号

を0とし,ニューラルネットワークに通

す.

[手順3]教師信号と比較しその差分を計算

する.差分がo以下の場合,つまりが誤

差が減少した場合,重み係数の更新を受

け入れる.もし,誤差が増加した場合は,

範囲oから1の乱数を発生させ,確率P

図6に示すような結果からロ時系列に基づ

いた2次元場自己回帰モデルよりも,空間的

にパターンを学習できるニューラルネットワ

ークモデルの方が,一定の周期,性を持つテク

スチャ画像の分類では,優れていることがわ

かった.また,ニューラルネットワークに従

来よく用いられているBP法も実際に実行さ

せ,比較した結果SA法の結果のほうが優れて

(6)

琉球大学J瀞:部紀鰹第60号.2000年 77 おり,SA法の適用の有効性も示すことができ た[71. 4.4カメレオン画像のセグメンテーション _ラルネットワークモデルのシミュレーショ ン結果により,ほぼ完全に2種類のテクスチャ ニューラルネットワークモデルによる単純 な合成画像(図5)のセグメンテーションの結 果は,図6に示すようにほぼ完全に分割する ことができた. そこで,このニューラルネットワークモデ ルを用いて,より複雑な画像のセグメンテー ションにも適用できるかどうか,シミュレー ションを行った.今回複雑なテクスチャ原画 像として用いたものは,図7(a)に示すカメレ オン画像[8]である.目標であった複雑な画像 のセグメンテーションの結果を図7(b)と7(c) に示す. 複雑なテクスチャ画像に対しても,ほぼ完 全に分割できていることが分かる.しかし, 輪郭部分が若干,完全な分割ができていない. (a) 5.まとめ 従来の2次元場自己回帰モデルでは,自身を 推定する際に前方の画素のみに依存するので, 空間的パターンをもつ2次元画像の特徴をつ かみきれておらず,完全なセグメンテーショ ンの結果を得ることができなかった.また, セグメンテーションを施したい画像のテクス チャ要素の数だけのARネットが必要となり 非常に複雑である. そこで本研究では,新たに空間的にテクス チャ画像の特徴(テクスチャのパターン)を学 習できる,ニューラルネットワークモデルを 提案し,セグメンテーションに適用した. 提案したニューラルネットワークモデルは, 教師信号による訓練で1度学習してしまうと, 決定した最適な重み係数をもつ同様のネット ワークに,セグメンテーションを施したい画 像を入力するだけで分割結果が得られるので, 極めて簡単(単純)である. これらの利点から,本研究で提案したニュ (b) 巳ID (c) 図7.(a)カメレオン原画像;(b)分割結果(Texzurel) (c)分宵11結果(Tecture2).

要素をもつ画像をセグメンテーションするこ

(7)

78 謝弘・隙・イ【ML:ニューラルネソトワークによるテクスチヤUW像のセグメンナーショツン とができ,また2次元場自己回帰モデルとの比

較により,その有効性を示すことができた

また.学習にSAを採用し,従来のBP法より 収束が早かった. さらに,単純な合成画像のほかに,同様の 方法で複雑なカメレオン画像のシミュレーシ ョンも行った.その結果,輪郭部分は完全と は言えないが,カメレオンをセグメンテーシ ョンすることに成功した.

今後の課題として,複雑な繭像の輪郭細部

の分割の糖度向上,及びより多くのテクスチ

ャ要索をもつiiHi像やIi1i期性のないlI11i橡への蝋

用などが砦えられる. 6.参簿文献

111小川英光:“パターン認織・理解の新たな腰

電子情報通信学会,三美印刷株式会社(199`I)

[21大恵俊一郎:!`2次元場自己回帰モデルを用

たテクスチヤの織別方法,,,電子精報通信学会論

文誌DVbLJ70-D,No.9,pp・'736-1741(1987).

I3I日野幹雄:“スペクトル解析",朝倉書店

(昭和52年10月))pp86-90,ppl52-153

[41s・Kirkparticketal:“Optimizationby

SimulatedAnnealmg",SCIENCn,VbL220 Nb、4598,pI)671-681,(1983).

[51馬場則夫etaL:“ニューラルネットの蕪礎

用"Ⅲ共立出版,(1994).

[6]S・GemanandDGeman:腕SLochasticlne1axntion,

Gibl〕sdisLribution,andthel〕ayssi2】n

restorとltionorinMHgGs,,,11畑[i)リヤビ、畠.、 VbLPAMI-6,1〕17.721-744(1984).

[71XZeng:privatecommuniclhtion・

'81蝋子情報通信学会PRMU研究会主催アルゴ

リズムコンテスト

httpWyokoya・aistnara・acjp/PRMU/bontest99/

参照

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