• 検索結果がありません。

東京都廃棄物審議会 (第8回) 平成17年7月29日(金)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "東京都廃棄物審議会 (第8回) 平成17年7月29日(金)"

Copied!
22
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

東京都廃棄物審議会

(第8回)

平成17年7月29日(金)

資 料

(目次)

1 東京都廃棄物審議会委員名簿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

2 東京都廃棄物条例(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

3 東京都廃棄物審議会運営要綱 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

4 諮問書(写) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

5 諮問の趣旨 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

6 東京都廃棄物処理計画 概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

7 東京都廃棄物処理計画における計画目標の進捗状況 ・・ 15

(2)

資料1

東京都廃棄物審議会委員名簿

(敬称略)

石塚幸右衛門 瑞穂町長 岡本 雅夫 都民委員

北村 喜宣 上智大学法学部教授 黒川 和美 法政大学経済学部教授

小泉 明 首都大学東京都市環境学部教授 崎田 裕子 ジャーナリスト・環境カウンセラー 薗田 綾子 株式会社クレアン代表取締役

辰巳 菊子 社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会理事 田中 勝 岡山大学大学院環境学研究科教授

中田 陽子 都民委員

野口貴公美 法政大学大学院政策科学研究科助教授 野崎 重弥 東久留米市長

野村 孝平 社団法人建築業協会環境委員会副産物部会部会長 畑 俊一 東京都リサイクル事業団体連合会会長

原山 進 社団法人東京産業廃棄物協会会長 広瀬 一郎 東京商工会議所常務理事

細田 衛士 慶應義塾大学経済学部長 室橋 昭 江東区長

安井 至 国際連合大学副学長

渡邉 孝芳 都民委員

(3)

資料2

東京都廃棄物条例(平成4年東京都条例第140号) (抄)

第4章 東京都廃棄物審議会

第24条 この条例の実施のための施策に関する事項を調査審議させるため、

知事の附属機関として、東京都廃棄物審議会(以下「審議会」という。 )を 置く。

2 審議会は、次に掲げる事項を調査審議する。

一 廃棄物の発生抑制及び再利用を促進するための施策に関する事項 二 廃棄物の適正処理を確保するための施策に関する事項

三 法第5条の3第3項の規定に基づく廃棄物処理計画に関する事項 3 審議会は、前項に規定する事項について、知事に意見を述べることがで

きる。

4 審議会は、知事が任命する委員20名以内をもって組織する。

5 委員の任期は2年とし、補欠の委員の任期は前任者の残任期間とする。

ただし、再任を妨げない。

6 特別の事項及び専門の事項を調査審議するため必要があるときは、審議 会に臨時委員を置くことができる。

7 特別の事項及び専門の事項を調査審議するため、審議会に部会を置くこ とができる。

8 審議会は、所掌事項の審議に際し、必要があると認めるときは、関係者 から意見又は説明を聴くことができる。

9 第4項から前項までに定めるもののほか、審議会の組織及び運営に関し

必要な事項は、知事が定める。

(4)

資料 3

東京都廃棄物審議会運営要綱

平成12年3月31日 11清ごみ対第815号

(趣旨)

第1 この要綱は、東京都廃棄物条例(平成12年東京都条例第29号。以下「条 例」という。)第24条第9号に基づき、東京都廃棄物審議会(以下「審議会」

という。)の組織及び運営に関し必要な事項を定めるものとする。

(組織)

第2 審議会は、次の各号に掲げるものにつき、当該各号に定める人数の範囲内 の委員をもって組織する。

(1) 学識経験を有する者 9名 (2) 都民 3名 (3) 事業者 5名 (4) 区市町村の長の代表 3名

(臨時委員)

第3 条例第24条第6項に規定する臨時委員は、調査審議する当該特別事項又 は専門の事項の内容を勘案して、知事が任命する。

2 臨時委員の任期は、調査審議する当該特別の事項又は、専門の事項の調査審 議に必要な期間とする。ただし、再任を妨げない。

3 補欠の臨時委員の任期は、前任者の残任期間とする。

(招集)

第4 審議会は、知事が招集する。

(会長)

第5 審議会に会長を置き、委員の互選によってこれを定める。

2 会長は、審議会を代表し、会務を総理する。

3 会長に事故あるとき、又は会長が欠けたときは、あらかじめ会長が指名する 委員がその職務を代理する。

(定足数及び表決数)

第6 審議会は、委員及び議事に関係ある臨時委員の半数以上の出席がなければ、

会議を開くことができない。

2 審議会の議事は、出席した委員及び議事に関係ある臨時委員の過半数で決し、

可否同数のときは、会長の決するところによる。

(5)

(部会)

第7 条例第24条第7項に規定する部会は、会長が指名する委員及び臨時委員 をもって組織する。

2 部会は、会長が招集する。

3 部会に部会長を置き、当該部会に属する委員のうちから会長がこれを指名す る。

4 部会長は、当該部会の事務を掌理する。

5 部会長に事故あるとき、又は部会長が欠けたときは、あらかじめ当該部会に 属する委員のうちから部会長が指名する委員がその職務を代理する。

6 部会長は、その部会の調査審議した結果を審議会に報告しなければならない。

7 部会の定足数及び表決数については、審議会の規定を準用する。

(関係者からの意見聴取)

第8 会長は、条例第24条第8項の規定に基づき、関係者から意見又は説明を 聞こうとするときは、当該関係者にその旨を通知する。

2 部会長は当該部会の審議に際し、必要があると認めるときは、当該関係者に その旨を通知する。

(会議の公開等)

第9 会議は公開とする。ただし、審議会において特に必要があると認めるとき は、非公開とすることができる。

2 会長は、会議の内容を記録した議事録を作成し、保存するものとする。

(幹事)

第10 審議会に幹事を置く。

2 幹事は、東京都職員のうちから知事が命ずる。

3 幹事は、会長の命を受け、会務を処理する。

(庶務)

第11 審議会の庶務は、環境局において処理する。

(委任)

第12 この要綱に定めるもののほか、審議会及び部会の運営に関し必要な事項は、

会長が審議会に諮って定める。

附 則

この要綱は、平成12年4月1日から施行する。

附 則

この要綱は、平成15年6月2日から施行する。

(6)

資料4

17環廃計第229号

東 京 都 廃 棄 物 審 議 会

東京都廃棄物条例(平成4年東京都条例第140号)第24 条第2項の規定に基づき、下記の事項について東京都廃棄物 審議会に諮問する。

平成17年7月29日

東京都知事 石 原 慎 太 郎

東京都廃棄物処理計画の改定について

(7)

資料5 諮 問 の 趣 旨

都は、東京都廃棄物審議会の答申を踏まえて、平成14年1月、 「東 京都廃棄物処理計画」を策定した。

計画では「循環型社会への変革」を基本理念に、最終処分量の削 減に向けた発生抑制・リサイクルの推進や環境への負荷が少なく信 頼性の高い中間処理及び最終処分の推進、不適正処理の撲滅など5 つの目標を掲げている。都は、これらの目標の実現に向け、家庭系 パソコンのリサイクルなどの新たな資源循環の仕組みの構築や、ス ーパーエコタウン事業における廃棄物処理・リサイクル施設整備の 促進などに取り組んできた。

本計画は、今年度で5年の計画期間を終了するが、更なる発生抑

制・リサイクルの推進と適正処理の徹底に向け、新たなステップを

踏み出すべく、廃棄物処理計画の改定を行う必要がある。

(8)

東 東 京 京 都 都 廃 廃 棄 棄 物 物 処 処 理 理 計 計 画 画

資料 6

( ( 概 概 要 要 ) )

●東京都廃棄物処理計画は、東京都環境基本計画を踏まえて策定する個別分野の計 画の一つであり、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第5条の3の規定に基づき、

初めて策定したものである。

●計画期間は平成13年度から平成17年度までの5年間である。

●この計画では、以下の緊急課題を解決し、循環型社会への変革を進めるための5 つの目標と14の施策を示している。

~東 ~ 東京 京の の廃 廃棄 棄物 物を をめ めぐ ぐる る5 5つ つの の緊 緊急 急課 課題 題~ ~

1 一般廃棄物の最終処分場の限界

区部では、中央防波堤外側処分場及び新海面処分場の後、東京港内に新たに最 終処分場を確保することは極めて困難であり、多摩地域についても、二ツ塚廃棄 物広域処分場の後、新たな処分場を確保できる見通しはない。

2 建設廃棄物をはじめとする産業廃棄物の大量発生

平成11年度の産業廃棄物の排出量は2,559万トン、この4割が建設廃棄 物である。今後、高度成長期に整備された建築物等が更新期を迎え、建設廃棄物 の排出量は大幅に増加すると予測される。

3 不足する産業廃棄物の中間処理施設・最終処分場

東京から排出された産業廃棄物の多くが他県で最終処分されている。全国的に 産業廃棄物の最終処分場がひっ迫しており、首都圏では、特に厳しい状況が続い ている。

4 後を絶たない不適正処理

都内では産業廃棄物の不法投棄が確認されることは少ないが、都内から排出さ れた産業廃棄物が他県に搬出され不法投棄される例が見られる。多摩地域では野 外焼却が後を絶たない。

5 有害廃棄物に係るリスクの拡大

PCB廃棄物は、保管が長期間にわたっていることから、管理の不徹底や事業 所の閉鎖に伴う紛失などの問題が生じている。また、家庭からも、在宅医療に使 用した注射針等が一般廃棄物として排出されているが、その増加が見込まれる。

(9)

~計 ~ 計画 画の の基 基本 本理 理念 念~ ~

基本理念:循環型社会への変革

恵み豊かな環境を維持し、人間の文化的な生活及び健全な産業活動を発展させて いくためには、次のような取組を促進するような仕組みを社会経済システムの中に 組み入れていかなくてはならない。

●製品の省資源化や長寿命化によって廃棄物等の発生抑制に取り組み、さらに、

コストや環境影響を考慮しつつ、リサイクルを進め、天然資源の消費量と廃棄 物の排出量の抑制を図る。

●それでもなお排出された廃棄物については、安全かつ適正に処理する。

●リサイクルや廃棄物処理の過程においても、エネルギー消費量の抑制や有害物 質の管理を徹底し、環境への負荷を最小化する。

施策の推進方策(1):都民、事業者及び行政の役割分担の明確化

■都民の果たすべき役割

使い捨て製品の購入を見直し、簡易包装の製品、繰り返し使用できる製品、再 生品等を選択し、消費活動を通じて廃棄物の発生そのものを抑制する。 など

■事業者の果たすべき役割

拡大生産者責任の考え方に基づき、自ら製造、販売した製品が廃棄物となった ものについて、これを引き取り、リサイクルや処理の責任を負う。 など

■都の果たすべき役割

適正な処理が確保されるように、事業者に対して必要な監視及び規制指導を行 う。国に対して、拡大生産者責任の強化や、廃棄物の定義・区分の見直しなど、

廃棄物・リサイクル関連法の改正・整備を提案する。 など

施策の推進方策(2):自治体間の連携

■区市町村との連携

区市町村に共通する廃棄物行政の今後の方向性を提起するとともに、区市町村 の自主性や独自性を尊重しつつ、区市町村間の広域的な連携を技術的に支援する。

■首都圏自治体との連携

七都県市の広域的な連携と役割分担の下、首都圏スーパーエコタウン構想を推 進するとともに、七都県市が共同して、産業廃棄物に関する税の導入や産業廃棄 物対策の共同実施について、早期の実現を目指していく。

~計 ~ 計画 画目 目標 標と と施 施策 策~ ~

5つの計画目標と14の施策

(次ページ以降)

(10)

計画目標2 環境への負荷が少なく、信頼性の高い中間処理、最終処分を 推進する。

・産業廃棄物の都内処理率の向上、医療廃棄物と PCB 廃棄物の全量都内処理

・効率的な一般廃棄物の施設整備の促進

・排ガス中のダイオキシン類を、平成 14 年末までに平成 9 年対比で90%削減

計画目標1 発生抑制、リサイクルを推進し、最終処分量を削減する。

(1) 発生抑制・リサイクル施策に関する区市町村への技術的支援

・家庭ごみ有料化に向けた区市町村への助言 など

(2) 最終処分量削減方策に関する区市町村への技術的支援

・エコセメント化事業の促進、溶融スラグの有効利用の促進

・廃プラスチック類のサーマルリサイクル等の促進 など

(3) 事業者自己回収の促進

・事業者自己回収の新たな仕組みづくり(情報機器類や在宅医療器具など)

・拡大生産者責任の強化に向けた容器包装リサイクル法等の改正の働きかけ

(4) 建設廃棄物等の発生抑制・リサイクルの促進

・環境確保条例に基づき建築物環境計画書を公表、建築物の長寿命化を促進

・廃棄物処理法に基づき産業廃棄物処理計画書を公表し、排出事業者の取組 を促進

・エコトライ協定(産業廃棄物適正処理・資源化推進協定)の締結 など

(5) 公共事業に係る産業廃棄物の最終処分量の削減

・都関連工事における建設副産物対策の推進 など

(6) 産業廃棄物の処理・リサイクル技術の調査研究

(7) 一般廃棄物処理施設整備への技術的支援など

・島しょ地域における施設整備への技術的支援

・コスト縮減等を進めるための区市町村への技術的支援

・区市町村間の相互協力のための調整 など

(8) 産業廃棄物処理施設整備の促進

・廃プラスチック類のガス化溶融等発電施設の整備の促進

・建設廃棄物等リサイクル施設の整備の促進

・処理施設の情報公開の促進 など

(9) 都・区市町村の処理施設への受入れ検討

・都の埋立処分場への産業廃棄物の受入れの検討

・区市町村の清掃工場での木くずの焼却・熱回収の検討 など

産業廃棄物一般廃棄物産業廃棄物一般廃棄物

・一般廃棄物…平成 17 年度の最終処分量を3割削減(平成 11 年度対比)

・産業廃棄物…平成 17 年度の最終処分量を5割削減(平成 11 年度対比)

(11)

計画目標4 有害廃棄物の適正管理及び適正処理の体制を整備する。

・PCB廃棄物については、10 年以内に無害化処理を完了させる。

計画目標5 都民、事業者、行政の役割分担を明確化し、それぞれの取組 と相互の連携を強化する。

計画目標3 不法投棄などの不適正処理を撲滅する。

(10) 産業廃棄物に係る規制監視体制の強化

・不適正処理対策の強化

・産廃スクラム 22(22 自治体の協議会)による広域的な連携の強化 など

(11) 適正管理・適正処理の推進のための事業者への情報提供など

(計画目標4にも対応)

・都独自の医療廃棄物処理従事者講習制度等の検討

・処理業者選定・契約のためのチェックリストの作成・普及 など

(12) PCB廃棄物の処理体制の確立

産業廃棄物産業廃棄物

・PCBの使用段階からの登録、使用状況の報告を求める。(東京都PCB 適正管理指導要綱)

・PCB廃棄物無害化処理施設整備の促進

・PCB処理に関するリスクコミュニケーションの推進 など

・シンポジウムの開催等による都民への問題提起

・環境学習などの推進 など

(14) 事業者等との連携の強化

・産業廃棄物問題協議会の場における事業者との連携

・業界団体等との連携 など

(13) 廃棄物行政への都民の参画

平成14年1月

東京都

(12)

資料 7

東京都廃棄物処理計画における

計画目標の進捗状況

(13)

計画目標1 発生抑制、リサイクルを推進し、最終処分量を削減する。

・一般廃棄物(ごみ)については、平成 17 年度の最終処分量を平成 11 年度対比で3 割削減する。

・産業廃棄物については、平成 17 年度の最終処分量を平成 11 年度対比で5割削減 する。

○ 一般廃棄物については、若干スケジュールの遅れはあるが、灰溶融施設及びエコ セメント化施設等を整備することにより、埋立処分量を削減できる見込み

○ 今後、プラスチックの3R(リデューズ、リユース、リサイクル)を推進するこ とにより、さらなる削減が必要

一般廃棄物 ごみ量

518 510

467 464 477 467

463

0 100 200 500

9年度 11年度 13年度 15年度 17年度 19年度 21年度

万トン

計画値

600

400 300

一般廃棄物 最終処分量

115 101 108

97 99

95 91

0 20 40 60 80 100 120 140

9年度 11年度 13年度 15年度 17年度 19年度 21年度

万トン

計画値

(14)

○ 産業廃棄物については、建設廃棄物のリサイクル等により、コンクリート・アス ファルト等の最終処分量が削減

○ プラスチックの3Rの推進、シールドトンネル工事に伴い大量に排出される建設 泥土の有効利用の促進などにより、埋立処分量の削減が必要

産業廃棄物 都内排出量

2,473 2,559 2,504 2,522 2,350

2,399 2,358

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

9年度 11年度 13年度 15年度 17年度 19年度 21年度

万トン

計画値

(都内で排出された) 産業廃棄物最終処分量

344 291

247 325

232 222

149

0 50 100 150 200 250 300 350 400

9年度 11年度 13年度 15年度 17年度 19年度 21年度

万トン

計画値

(15)

計画目標 2 環境への負荷を少なく、信頼性の高い中間処理及び最終処 分を推進する。

・産業廃棄物の都内処理率の向上を図る。医療廃棄物とPCB廃棄物については、

全量を都内で処理することを目指す。

・効率的な一般廃棄物の施設整備を促進する。

・排ガス中のダイオキシン類は、平成 14 年末までに平成 9 年対比で 90%削減する。

○ 建設廃棄物のうち、これまでリサイクルが困難だった混合廃棄物について、スー パーエコタウンの2施設を整備することによって、都内排出量の全量を処理でき る体制を確保

○ スーパーエコタウン事業として、平成 18 年 8 月から稼働予定の感染性廃棄物の焼 却施設において、都内から排出される感染性廃棄物のほぼ全量を処理できる体制 を確保

○ PCB廃棄物については、日本環境安全事業(株)の整備するPCB廃棄物処理施 設が平成 17 年 11 月から稼働し、平成 22 年度までに都内のPCB廃棄物の全量処 理を完了予定

○ 一般廃棄物処理施設における環境報告書の作成を普及促進するため、平成 17 年 3 月にガイドラインを策定

○ 排ガス中のダイオキシン類は、平成 15 年度までに 98%を削減

(16)

スーパーエコタウン事業で整備する施設の一覧

中央防波堤内側埋立地

城南島

・平成 16 年 12 月稼働

・処理能力 約 928 トン/日 建設混合廃棄物リサイクル施設

高俊興業㈱ ・平成 18 年 8 月稼働予定

・処理能力 廃プラ 550 ㌧/日 感染性 50 ㌧/日

(建設中)

東京臨海リサイクルパワー㈱

ガス化溶融等発電施設

・平成 17 年 11 月稼働予定

・処理能力 2 トン/日 (PCB分解量)

PCB廃棄物処理施設

日本環境安全事業㈱

(建設中)

・処理能力 約 110 トン/日

・平成 17 年度中に稼働予定 バイオエナジー㈱(建設中)

・処理能力 約 140 トン/日

・平成 17 年度中に稼働予定

㈱アルフォ(建設中)

食品廃棄物リサイクル施設 食品廃棄物リサイクル施設 廃情報機器類リサイクル施設

廃情報機器類等リサイクル施設

㈱リーテム

・平成 17 年 7 月稼働

・処理能力 約 300 トン/日

㈱フューチャー・エコロジー

・平成 16 年 4 月稼働

・処理能力 約 36 トン/日

㈱リサイクル・ピア

・平成 17 年 4 月稼働

・処理能力 約 961 トン/日 建設混合廃棄物リサイクル施設

(17)

計画目標3 不法投棄などの不適正処理を撲滅する。

○ 度重なる廃棄物処理法の改正に伴い、違反者に対する許可取消し等の行政処分を 徹底

○ 産廃Gメンによる不法投棄ルートの摘発に向けた取組

○ 産廃スクラム27による広域的監視を強化

○ 事後的な取締りだけでは不適正処理を抜本的に解決できないため、産業廃棄物の 排出事業者に適正処理のための取組状況について、処理業者には処理の状況につ いて、報告を義務付け、都が公表する制度を導入するため東京都廃棄物条例を改 正(平成 17 年 9 月施行)

○ 不法投棄が小規模化してきており、この傾向を踏まえた対策が必要

不法投棄の件数及び投棄量(関東1都6県)

5

10

23

21 19

9

7

4 153

214

528

298

419 391

217 242

0 100 200 300 400 500 600

8年度 9年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 投棄件数

0 5 10 15 20 25 30 投棄量(万トン)

投棄件数

投棄量

(環境省調査)

(18)

産 業 廃 棄 物 に 係 る 報 告 ・ 公 表 制 度 の 導 入 ( 概 要 )

排出事業者側の要因

安易な処理業者選定

処理業者まかせ

処理業者側の要因

能力を超えた過大な受注

不透明な処理 製造業 約15%

建設業 約80%

年間約 1100 万トン

(都内排出量。上下水汚泥を除く。)

産業廃棄物の排出

無許可業者等に よる違法ルート

中間処理 収集・運搬

(積替え・保管)

最終処分

(埋立)

不 法 投 棄

取締の強化

<法による規制>

排出事業者責任の強化 罰則の強化

行政処分の厳格化

<都独自の取組>

産廃Gメン

不法投棄ルートの摘発 産廃スクラム27

27都県市との広域連携に よる監視強化

スーパーエコタウン事業の 推進

臨海部に民間処理施設を立地

処理施設の整備 これまでの施策

適正処理を促す

新たな施策

報告・公表制度の創設(条例改正)

排 出 事 業 者

大規模な建設業・製造業・

病院など(約 1,300 社)

処 理 業 者

施設を持つ処理業者(約 780 社)

(積替え保管を行う収集運搬業者・処分業者)

公 表 都に報告

公 表 都に報告

産業廃棄物の減量・適正処理 を図るために講じている事項

廃棄物処理の管理体制 適正な業者選定 処理の履行確認 など

産業廃棄物の処理状況

運搬受託量、積替え保管場所ごとの保管量 処分受託量、処分後の持出量 その他適正処理の実現を示す事項 など

(19)

計画目標4 有害廃棄物の適正管理及び適正処理の体制を整備する。

・PCB廃棄物については、平成 22 年度までに無害化処理を完了させる。

○ PCB廃棄物については、日本環境安全事業(株)の整備するPCB廃棄物処理施 設が平成 17 年 11 月から稼働し、平成 22 年度までに都内のPCB廃棄物の全量処 理を完了予定

○ PCB廃棄物の確実かつ適正な処理の推進を目的に、ポリ塩化ビフェニル(PC B)廃棄物処理計画を策定(平成 17 年夏予定)

○ 医療廃棄物適正処理モデル事業(バーコード情報により、診療所等から排出され る個々の医療廃棄物を識別、追跡するシステム)の実施(3区でモデル実施)

○ 大規模病院を対象にして、病院から排出される感染性廃棄物について、排出先か ら中間処理施設で処理するまで、ICタグを活用して追跡するシステムを構築(平 成 17 年 10 月から事業開始)

○ 在宅医療廃棄物について、「薬局による使用済み注射針の回収事業」を平成 14 年 11 月から開始(平成 17 年 7 月現在、21 区 12 市 3 町 1 村で実施中)。平成 17 年度 中に区部及び多摩地域全域に拡大予定

薬 局 在宅

患者

地区 管理セ ンター

回 収 容 器 等配布

注射針の入っ た回収容器

特別管理 産業廃棄物

処理業者

(20)

計画目標5 都民、事業者及び行政の役割分担を明確化し、それぞれの 取組と相互の連携を強化する。

○ 都民、事業者及び行政の役割分担を明確にして、相互に連携して新たなリサイク ル・適正処理の仕組みを構築

☆ 薬局による使用済み注射針の回収事業

在宅医療の普及に伴い、家庭から排出される廃棄物の中に注射針等が混 入するケースが増えてきた。東京都薬剤師会は、都からの働きかけを受け て、薬局による使用済み注射針の回収システムを構築した。

撤退メーカー製パソコンなど回収義務者が不存在のパソコンについて、

都の働きかけに応じて、(社)電子情報技術産業協会の自主的取組として使 用済み家庭系パソコンを回収・リサイクルする仕組みを構築した。これに より、都内ではすべてのパソコンの回収・リサイクルする体制が整ったこ とから、都内区市町村では、ごみとしてのパソコンの収集を停止し、回収 実績を高めることにつながった。

☆ 家庭系パソコンのリサイクル

○ 「東京リサイクルハンドブック」や「東京都環境白書」などの刊行物を通じて、

東京における資源・リサイクルの現状や廃棄物処理の状況などを紹介するととも に、廃棄物問題について積極的に問題を提起

○ 東京都産業廃棄物対策推進協議会の場において、事業者と連携して、平成 15 年 5 月に新たな東京都産業廃棄物適正処理推進行動計画を策定

(21)

参考データ集

平成15年度 一般廃棄物の処理・処分の流れ図

(単位:千トン)

中間 処理量

(資源物の選別 を含む。)

5,161

直接 最終処分量

12

処理後量 1,539

減量化量 3,622

処理後 資源化量

640

処理後 最終処分量

899

資源化量 918

最終処分量 ごみ量

(排出量) 4,631 集団回収量

278

資源ごみ量 542

911

平成15年度 産業廃棄物の処理・処分の流れ図

(単位:千トン)

直接 再生排出量

46

(0.2%)

中間 処理量 23,278

(98.7%)

直接 最終処分量

252

(1.1%)

処理後量 7,932

(33.6%)

減量化量 15,346

(65.1%)

処理後 再生利用量

6,691

(28.4%)

処理後 最終処分量

1,241

(5.3%)

再生利用量

6,737

(28.6%)

最終処分量

1,493

(6.3%)

23,576

(100%)

排出量

(注)( )は排出量に対する割合を示す。

(22)

都内産業廃棄物種類別排出量

(上下水道業除く。)

(平成15年度)

その他汚泥 939

9%

その他 2,012

18%

建設泥土 2,475

23%

がれき類 5,526

50%

合計 10,952

(単位:千トン)

都内産業廃棄物業種別排出量

(平成15年度)

建設業 8,753

37%

製造業 1,774

8%

その他 424

2%

上下水道業 12,625

53%

合計 23,576

(単位:千トン)

都内から排出された産業廃棄物 種類別最終処分量

(平成15年度)

その他 517 35%

建設混合廃 棄物

135 9%

下水汚泥 27 2%

その他汚泥 53 4%

がれき 26 2%

建 73 48

合計 1,493

(単位:

設泥土 5

% 千トン)

再利用 111

減量化 49

最終処分 135 再利用

5,322

減量化 178

最終処分 26 再利用

444

減量化 1,297

最終処分 735 再利用

49

減量化

12,543 最終処分

33

0% 20% 40% 60% 80% 100%

混合廃棄物 がれき類 建設泥土 上水・下水汚泥

都内産業廃棄物種類別処理状況

(平成15年度)

(単位:千トン)

参照

関連したドキュメント

(1) 学識経験を有する者 9名 (2) 都民及び非営利活動法人等 3名 (3) 関係団体の代表 5名 (4) 区市町村の長の代表

我が国では、 2021 (令和 3 )年 4 月、政府が 2030 (令和 12 )年までの温室効果ガ スの削減目標を 2013 (平成 25 )年度に比べて

第1章 総論 第1節 目的 第2節 計画の位置付け.. 第1章

2016 年度から 2020 年度までの5年間とする。また、2050 年を見据えた 2030 年の ビジョンを示すものである。... 第1章

定を締結することが必要である。 3

(参考)埋立処分場の見学実績・見学風景 見学人数 平成18年度 55,833人 平成19年度 62,172人 平成20年度

※WWF; Assessing plastic ingestion from nature to people (2019). (出典)WWF; Assessing plastic ingestion from nature to

[r]