Title
沖縄大学「学生生活支援室」一年半の活動状況報告−多様
な課題を抱える学生への支援の取り組み−
Author(s)
名城, 健二; 野村, 時子
Citation
沖縄大学人文学部紀要 = Journal of the Faculty of
Humanities and Social Sciences(10): 139-155
Issue Date
2007-12-31
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/6227
沖縄大学 人文IiL'部紀要 第 lOL3 2O()7
沖縄大学 「
学生生活支援室」一年半の活動状況報告
一多様 な課題 を抱 える学 生へ の支援 の取 り組 み I 名城 健二 野村 時子 要 約 本学は,多様な課題 を抱 える学生を支援す るために、2006年度か ら 「学生生活支援室」 を設 けた。一年半の活動の中で見えてきた ことは、利用する学生が増えている、専門的な相談 を求め る学生が多い、学生の抱える課題が深刻化 しているのでは、な どである。今後は、教職員の連携 強化 によ り支援体制を充実 させ、外部機関 との連携 を含めたチームアプローチの視点や学生のメ ンタルヘルス、発達障害学生の支援の強化 も求め られ る。そ して、多様な課題 を抱える学生を支 援するために、 ソーシャル ワー クの視点 を導入 した取 り組みが必要である. キーワー ド :支援室、多様な課題、 メンタルヘルス、発達障害、 ソーシャル ワーク 1. は じめに 本学は,2006年度か ら学生課 に学生の悩みや生活相談 を総合的 に受ける窓 口として 「学生生 活支援室 (以下、支援室)」 を設けた。その背景 には、経済的な ことや精神的な こと、講義 につ いていけない、やる気が起 こらない、友達ができないな どを理 由に休退学する学生が 目立ち始め た ことがあるoそれまでは、学生の抱える課題 に対 して、教務課や学生課な どがそれぞれ に窓 口 とな り対応 していたが,決 して十分でない状況であった。そ こで、常時学生の相談 を総合的な面 か ら対応す る場が必要 になったのである。大学が大 き く変わ ろうとしている (下山 :2007、藤 川 :2007)中、本学 において も、学生生活支援の必要性が増 したのであろう。支援室 の取 り組 みは、 一年半と短 い期間でまだ十分 と言えない状況にあるが、 これ までの活動をまとめ、その課 題の抽出や改善方法を示す ことによ り、今後の学生生活支援活動 につながることを期待 しここに 報告する。 2.2006年度 (以下、06年度) と2007年度4月∼9月の前期 (以下、07年度)の支援重活動状況 報告 (1)職員体制 06年度 の職員体制は,非常勤職員1人 (月曜 日か ら金曜 日まで6時間勤務、曜 日によって勤務 時間異なる) と本学教員の臨床心理士 (カウンセ ラー)1名 (毎週火曜 日の18:00-20:00) と非常勤の臨床心理士2名 (第2・4月曜 日17:30-19:30と第 1・3木曜 日15:00-17:00) である。 07年度の職員体制は、非常勤職員1名 (06年度 と同様) と本学教員の精神保健福祉士 (ソー シ ャル ワー カー)1名 (毎週金曜 日10:00-12:00) と非常勤 の臨床心理士 2名 (毎週 月曜 日 17:30-19:30と毎週木曜 日15:00-17:00)である。精神保健福祉士は、必要 に応 じて設 定 された時間外にも学生の相談を対応 し、関係機関や 自宅訪問 も行 っている.06年度 と異なるこ とは、非常勤の臨床心理士の勤務時間が倍 に増え、本学教員の精神保健福祉士が配置 された こと ー 13 9-沖縄大学人文学部紀要 第10号 2007 によ り、 ソー シャル ワー クの視点が導入 された ことである。
(
2
)支援室の利用状況及び状況分析 (∋利用者数 Ⅰ. 月毎利用者数 06年度 を月毎 に見 ると、10月に26名 と最 も多 く、次 いで11月20名,1月16名で後期の利用者 が増えて いる。支援室の本格的開設が、06年の5月であった ことを考 えると、前期は学生に対す る周知度が低か った こともあ り利用者が少なか った もの と考 える。後期は、学生、教職員への周 知 の工夫 を行 った ことによ り、利用者数が増えた もの と考 える。 07年度 の利用者延べ数 を月毎 に見 ると、4月19名、5月22名、6月26名、7月21名、8月15名、 9月21名である。06年度 に比べ、支援室の周知が学内にてよ り広 まった ことによ り、利用者が増 えた もの と考 える。■
1 1 1 --「▲-06年度 2 ll 15 14 60
26
20
14
16 9 4 Ⅱ. 月毎新規利用者数及び継続利用者数 06年度 の新規利用者実数は、一般相談 とカウンセ リングを合わせ ると83名 (57%)で、継続 利用者数 は、一般相談 とカ ウ ンセ リングを合わせ る と54名 (43%)、延べ人数は137名である。 継続相談 よ り、新規相談が29名多い。 このことは、一般相談 には履修方法や時間割の立て方の相 談な ど、単発的な相談が多 く継続支援 の必要性が低 いことも考 え られ る。反面、表面的な相談 に 終わ り継続支援が十分 に行 えて いない という見方 もで きる。 そ して、学生が支援室の継続支援 を 望 まなか った ということも考 え られ る。 07年度 の新規利用者実数 は、一般相談 とカウンセ リングを合わせ る と67名 (54%)である。-140-名城 ・野村 :沖縄大学 「学生生活支援壷」一年半の活動状況報告 継続利用者数は、一般相談 とカウンセ リングを合わせ る と57名 (46%)で、延べ人数 は124名で ある。継続相談よ り、新規相談が若干 (10名)多 い。 06年度 に比べる と、若干 (3%)継続的 に 相談 に来 る学生が増えて いる。一度支援室 に足 を運ぶ ことによって、心理的 に再来が しやす くな り、相談者 との信頼関係が構築で きているのであろう。加 えて、深刻な課題 を抱 える学生 も存在 し、継続的な支援の必要性が高い ことも背景にある。詳細 の把握 は,今後 の課題 に したい。 月毎新規利用者数及び継続利用者数 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 計 06年度 新規 2 9 9 9 3 0 17 13 7 8 2 4 83 継続 0 2 6 5 3 0 9 7 7 8 7 0 54 計 2 ll 15 14 6 0 26 20 14 16 9 4 137 07年度 新規 18 12 12 12 7 6 67 継続 1 10 14 9 8 15 57 計 19 22 26 21 15 21 124 06年度 新規/継続利用者率 カウンセリン グ2'6!続 ゝ /′ T \ \ 一般相談新規 37% 一般相談 継‡売 17% カウンセ ング ・新 20% 07年度 新規/継続利用者率 28% カウンセリ グ ・継続 -
141-沖縄大学人文学部紀要 節10弓・2007 Ⅲ.月毎男女別利用者数 06年度 は、男子94名 (69%)、女子43名 (31%)である。 8月 と9月は、大学 の夏休み期間中 で、特 に9月は支援壷 の利用者が いなか った。 男女別では、男子が女 子の倍以上で、男 子の相談 が多 い ことが分か る。 これは一般的 に男性が、友人等 に個 人的な悩みや不安 を相談 しない傾向で ある ことを考 えると、本学 の男子学生 もその傾向があるもの と推測できる。友人に相談できない 分、支援室 に来室 しているのか も知れない。一方女性 は、一般的 に友人同士で相互の不安等の相 談 を話す傾向があ り、本学の女子学生 も同様 の傾向があると推測できる。 07年度 は、男子84名 (68%)、女子40名 (32%)とな って いる。傾向 と しては、06年度 と同 様である。 月毎男女別利用者数 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
計
06年度 男 1 8 8 9 1 0 20 16l
l
10 6 4 94 女 1 3 7 5 5 0 6 4 3 6 3 0 43 計 2 ll 15 14 6 0 26 20 14 16 9 4 137 07年度 男 13 16 13 16 9 17 84 女 6 6 13 5 6 4 40 計 19 22 26 21 15 21 124 06年度 男女別利用者女 31% ■■■■■■■■■■ 男 07年度 男女別利用者 3%%T 65%一1
42-名城 .野村 :沖縄 大学 「学 生生活支援室」 -一年半 の活 動 状況報 告 Ⅳ,月毎所属別利用者数 06年度の所属別は、法経学科 (以下、法経)66名、国際 コミュニケー シ ョン学科 (以下、 国 コム)15名、福祉文化学科 (以下、福祉文化)30名、その他26名であった。その他 には家族、 教職員、院生、卒業生、科 目等履修生が含 まれ る。 中で も、家族か らの相談 は深刻で、子 どもの ことを不安 に思 い、 どうした ら良いのか悩んで いる家族 の存在が見 える。今後 は、 さ らに家族相 談 を視野 に入れた取 り組みが必要 となって くるであろう。 法経の利用者が最 も多か ったのは,学科 の在籍者数 に比例 して いる ことと、 問題発見演習 Ⅰの 取 り組みが強化 され、欠席 の多 い学生の情報が教員 よ り支援室 に提供 された ことが考 え られ る。 本学の07年2月末 日の学科別学生数 (一部、二部 の合計) は、大学院21名、法経960名、国コム 477名、福祉文化524名で合計1,982名 となっている。 07年度の 所属別は、法経33名、 国コム44名、福祉23名、 こども文化学科 (以下、 こども文 化)2名、その他22名 となっている。07年度 の4月に開講 した、 こども文化 の利用者が少ないの は、在籍者数が少ない ことが理 由である。国 コムの利用者は、半期間であるにも関わ らず、06年 度よ り29名増えている。発達障害な どの課題 を抱えた学生の、継続的な相談が増えたためである。 「その他」 には06年同様、家族 の相談が含 まれ る。家族の相談で特徴的な ことは、一度支援室 に 来室 した家族は、その後複数回支援室 を訪れ る ことである。今後 も、家族 の継続的な支援が求 め られる。 また、職員か らは、発達障害学生の対応 の仕方が分か らない、家族や 自身の ことな どの 相談がある。本学 の07年度の学科別学生数 (一部、二部合計) は、07年9月末 日で大学院17名、 法経1,111名、国コム495名、福祉文化494名、 こども文化53名で合計2,170名 となっている。 月毎所属別利用者数 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 計 06年度 法経 0 4 4 7 1 0 15 12 10 5 6 2 66 国コム 1 2 2 1 0 2 4 2 1 15 福祉文化 0 2 3 2 1 0 8 2 2 7 2 1 30 その他 1 3 6 4 4 0 1 2 2 2 1 0 26
計
2l
l 15 14 6 0 26 20 14 16 9 4 137 07年度 法経 8 8 4 7 1 4 33 国コム 6 9 13 7 5 5 44 福祉文化 3 3 3 2 6 6 23 こども文化 0 0 1 0 1 0 2 その他 2 2 5 5 2 6 22計
19 22 26 21 15 21 124-143-沖縄大学人文学部紀要 第10号 2007 06年 度 月 毎 所 属 別 利 用 者 数 口その他□福祉文化■国コムロ法 経
30
25
20
1
1
5
0
0
5
b
t
一-三
且
甘
二
月 .
-
R
9
,♂ ♂ や Q
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,♂ ♂ や ♂ や ♂ r
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q,
07年 度 月 毎 所 属 別 利 用 者 数 ロ こども文化ロ福祉文化■国コムロ■その他法 経 30 25 20151
500
ゝV.
月毎学年別利用者数 06年度の学年別では 1年次32名、2年次33名、3年次27名、4年次が18名、その他27名である。 1年次 と2年次の利用者が多い。その理 由は、 「問題発見演習Ⅰ」 を履修 中で欠席が多 い学生への 連絡、対応 によるものである。1年次に単位取得できず、2年次 に受講する学生が存在することも 裏づける。 07年度 の学年別では、 1年次が 11名、2年次が27名、3年次が23名、4年次が41名、その他22 名 とな り、4年次 の利用者が最 も多 い人数 とな って いる。その理 由は、4年次の 単位履修や就職活 動の相談が増えた ことがある。 ー144-名城 ・野村 :沖縄 大学 r′芦生生活支援室」一年半の活動状況報告 月毎学年別利用者数 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 計 06年度 1年次 0 3 1 3 0 0 7 4 6 2 5 1 l 323327 2年次 3年次 4年次 その他 0 1 1 3 1 0 9 6 3 6 2 1 1 3 4 1 3 0 6 4 0 2 1 2 0 1 1 2 0 0 3 4 2 4 1 0 18 1 3 8 5 2 0 1 2 3 2 1 0 27 計 2
l
l
15 14 6 0 26 20 14 16 9 4 137 07年度 1年次 1 1 3 2 4 0 ll 2年次 7 4 6 2 4 4 27 3年次 2 4 5 4 2 6 23 4年次 7l
l
7 8 32 5 41 その他 2 2 5 5 6 12224 計 19 22 26 21 15 21 06年 度 月 毎 学 年 別 利 用 者 数 ー そ 0'ロ4年jF次 30 25 20151050t
k
R
⊂: 子≡ 芸コ3年次 lR
二百
巳
07年 度 月 毎 学 年 別 利 用 者 数 ● そ の 他ロ4年 次 □ 3年 次 ■ 2年 次 ロ 1年 次 3025 20 15 10 5 0ゝ
ー1
45-沖縄大学人文学部紀要 第10号 2007 Ⅵ.月毎の主な相談内容 相談 内容の分類は、琉球大学保健管理セ ンターが使用 している 「相談内容 の分類」 (琉球大学 保健管理セ ンタ一報 :2006)を参考 にした0 06年度の延べ利用者数の主たる相談内容 (カウンセ リング利用者の内容は把握できていないた め に除 く) を分類す ると、 「進路修学」27名、 「心理性格」7名、 「対人関係」1名、 「学生生活」 38名、である。 「その他」5名は相談以外の対応 となっている。 07年度の延べ利用者数の主たる相談内容を分類すると、 「進路修学」51名、「心理性格」14名、 「対人関係」26名、 「心身健康」13名、 「学生生活」10名、 「その他」10名 となっている。 「進路 修学」相談は全体 の60%を占めているが、 これは4年次の就職活動支援や単位履修 に関する相談 な どの増加 によるものである。相談内容 の内訳は、主な相談 (主訴) のみカウン トしているが、 支援室 に来室す る学生の相談は多岐に渡 り、主訴以外 に複数 に渡 る相談内容 に及ぶ ことが多い。 例えば、 「対人関係」が上手 くいかず、 「学生生活」が上手 く送れないな どがある。実態 としては、 延べ94件の主訴以外の相談内容がある。 学生の中には、精神疾患や発達障害 (自閉症、アスベルガー症候群、多動性障害な ど)、 引き こもり、 リス トカ ッ トを繰 り返す、虐待 を受けている、眠れないな ど、多様な課題を抱え相談に 来 る者 もいる。今後は、それ らの学生に対す る専門的な支援の充実 も求め られる。 また、新入生 の大学生活への不適応 の状況 も多々み られた。特 に、離島か ら出てきた学生が友達を作れず、教 員や親 にも話せない状況で孤立 し、不登校 になっていた学生 もいた。そ ういった学生の状況把握 のためにも、タイ ミングを逃 さず 「声かけ」す ることが重要である。以下は学生相談の主な内容 である。 (1) 進路修学相談 (休学、退学、転学部、転学科、単位取得、進路、就職な ど) ・特 に病気ではないが,身体の調子が悪 く、講義 に出ていない ・卒業単位取得 に向けて履修計画を立てたい ・他大学に行 きたい、 自分が 目指 していた もの と違 う ・通院のため講義 を欠席す るが診断書 を提出す る必要があるのか ・学校が面 白くないのでやめたい ・進路の相談,資格 とりたい、語学留学 したい ・専門学校 (公務員試験対策) に行 きたい ・登録科 目の検討、チ ェックをしてほしい ・将来の目標が定 まらない ・就職活動のこと、適性 について相談 したい ・講義中の教員の言葉使 いに傷ついている ・家族の突然の入院で進路選択 に迷っている ・体調悪 く講義 に出ていない、後期は休学 を考 える ・卒業単位 のチ ェックをしてほしい ・ゼ ミでの発表が苦手で困っている ・講義 についていけない ・大学 に行 けない ・家で休んでいる ・後期の時間割相談 をしたい
-146-名城 ・野村'沖縄大学 「学生生活支援室」一年半の活動状況報告
(
2)
心理性格 (心確的な悩み、性格理解、 自己の心理的状態な ど) ・身体 に関する悩み、不安がある ・中学で不登校 していた ・性格 をなお したい ・つい他人に合わせて しまって断れない ・エゴラム (心理テス ト) を受けたい (3)対人関係 (友人関係、異性関係、家族関係な ど) ・人との関わ りにこだわ りがある ・講義中、た くさんの人の中に長時間いるのがつ らい ・アルバイ ト先での人間関係が上手 くいかない ・友人、家族、周 りの期待 に重圧 を感 じる ・友人がつ くれない ・家族状況が大変である ・自分の家族の ことで相談 したい (4)学生生活 (奨学金、学費、経済的問題、サークル活動、住居、 アルバイ ト、生活上の様 々 な問題な ど) ・学内駐車場の予告な しの使用不可、長田駐車場のパニ ック状況、車の接触事故弁償問題な ど で困っている ・アルバイ トと学業の両立が難 しい ・学生生活 ヒの 日常の相談が したい ・奨学金を受けたい ・奨学金の申請願書で書けない箇所があって困っている ・アルバイ トするか、サークル活動するかで迷っている ・飲酒運転で検 間に合い、罰金支払いな どで経済的にや っていけない ・学費が支払えない ・友人、家族、周 りの期待 に重圧 を感 じる ・深夜のアルバイ トで体調 を崩 している ・家族介護のために講義 に出 られな くなっている ・休みがちになって講義 に出づ らい ・学費分割納入 日の延期について相談 したい (5)心身の健康(心理面あるいは身体面での健康上の問題な ど) ・心身の不調で3年間単位が取れなかった ・精神的なス トレスを抱えている ・夜眠れない、悩み ごとがある ・家族 との関係で悩んでいる ・大学に行けず家で過 ごしている (6)その他 ・講義内容に関する意見 (科 目等履修生)があるー1
47-沖縄大学人文学部紀要 節10号 2007 ・ 「学生生活支援室」 について話 しを聴 きたい ・卒業後 の近況報告 に来た (卒業生) ・沖縄での生活事情な どの相談 を したい (特別科 目等履修生) ・体調のよ くない友人への対応 につ いて相談 した い ・子 どもが講義 に出ているか出席状況 を確認 した い (父母) ・子 どもが講義 に出 られ る状況 にな い (父母) ・前期 の講義 に出て いる様 子がない。後期 は出席 してほ しいと思 っている (父母) ・ハ ンデ ィをもった学生の就職活動への対応 について相談 したい (職員) 月毎主な相談 内容 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月3 12月 1月 2月 3月 計 06年度進路修学心理性格 00 22 01 01 20 00 29 1 01 50 01 31 277 対人関係 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 心身健康 0 01 04 03 0 0 0 0 0 0 0 0 0 学生生活 0 0 0 6 8 6 7 3 0 38 その他 0 1 3 0 0 0 1 0 0 0 0 0 5 計 0 6 9 4 2 0 18 12 7 12 4 4 78 07年度進路修学 ll 10 4 8 4 14 51 心理性格 1 5 3 4 1 0 2614 対人関係 2 5 8 5 3 3 心身健康 0 0 1 3 5 4 13 学生生活その他l 23 02 55 01 02 00 1100 計 19 22 26 21 15 21 124 *06年度は、カウンセ リングの件数、内容は含まれていない。 *07年度の主訴以外の相談内容は94件であった (06年度は、調査を行 っていないために把握 できていない)。 06年 度 月 毎 主 ta相 談 内 容 □ そ の他■学生生活□ 心 身健 康□ 対 人 関係 201816 14 ■心理性格 12 ロ進路進学 108
--1
48-名城 .野村 :沖縄大学 r学生生活支援室」一年半の活動状況報告
07
年 度 月 毎 主 な 相 談 内 容 D そ の他 ■ 学 生 生 活 □ 心 身健 康 □ 対 人 関係 ● 心 理 性 格 □ 進 路 進 学30
25
20
1
1
0
5
05
ゝ卦 -♂♂ や q
9
,
,c
b
q
,
♂ べ
倉♂ ㊥ ♂ r
b
q
,
②月毎来室の動機06
年度 (カウンセ リング利用者の内容は把握できてないために除 く)は、 自主的に来室 した学 生が50
名(
6
4%)
、教職員の勤め7
名(
9%)
、支援室か らの連絡 (電話、手紙) によ り来室 した学 生は1
4
名(
1
8%)
いた。ただ、06
年 は支援室の存在 を知 らない、利用方法が分か らないという 学生が多数存在 した ことが推測でき、利用者が限定 されていた ことも考 え られ る。 中には支援室 の存在 を知っていても、相談 に行 こうとしない (田原、他 :2007)
、 あるいは相談 した くない学 生 もいるのではな いだろ うか。 これは学生 にとって支援室への出入 りが周 囲か らステ ィグマ的 (他か ら区別 され批判的な視線 を受 ける) な対応 をされるのではないか という不安があることも 考え られる。07
年度は、 自主的に来室 したのが83
名(
67
%)
、教職員の勧め1
9
名(
1
5%)
、支援室か らの連 絡が1
3
名(
1
0%)
であった。教職員か らの勧めが、06
年 と比較す ると割合は倍近 く(
8%-1
5
%)
にな り人数は、07
年度は半期であるにも関わ らず、3
倍以上(
7
名-19
名) になっている。 これ は、支援室の存在や活用方法の認知度が高 ま り、 まだ不十分であるが、教職員 との連携が取れる ようになったと見て良いであろう。特 に、各学科 の 「問題発見演習Ⅰ・Ⅱ」 の担 当教員 との連絡 が密になってきている。06
年度、07
年度 とも、継続支援 を希望す る学生が いたために、 自主的 に来室する学生が6割強 と多 くなって いる。 自主的な来室が多 いということは、支援室での対応 にある程度、学生が満足 しているもの と見 ることができる。課題 としては06
年度同様、様 々な事 情で来室 しない学生 もいることが推測 され、 さ らにポスターやチ ラシ、ガイダンスでの支援室の 案内、学生を取 り巻 く関係者 (他部署や学科、教職員、学生間、父母) との情報交換、情報共有 などの連携の強化が必要である。-1
49-沖縄大学 人文学部だ要 箭 10号 2007 06年度来室の動機 項 目 自主的 教職 員 他部署 友 人の 支援室 計 学科
に
の勧め よ り 勤め 連絡 法経25
2
4
19
41
国際 コム4
1
1
0
3
9
福祉文化17
4
10
2
24
科 口等周作′巨2
0
0
0
0
2
卒業生2
0
0
0
0
_
2
計50
7
6
1
1
4
78
07年度来室の動機 項 目 自主的 教職 員 他部署 友 人の 支援室 そ の他 計 学科 に の勧 め よ り 勧 め 連絡 法経23
6
1
0
2
13
2
国際 コム36
3
10
4
1 45 福祉文化12
5
0
0
4
13
25 子 ども文化0
10
0
0
2
その他12
4
0
0
13
2
※2
7
20 ※ 図表の 「その他」の欄には、学生が直接来室する以外にソーシャルワーカーによる学生の 自宅訪問、関係機関訪問が含まれている。 - 150-名城 .野村'沖縄大学 「学生生活支援室」 -ヰ 半の活動状況報告 ③学科 との連携 Ⅰ. 「問題発見演習Ⅰ」欠席学生への対応 06年度は、前期に各学科 との連携の中で、新入生対象の必修科 目である 「問題発見演習Ⅰ」の 休みがちな学生への連絡 を各 クラスの担 当教員に協力依頼 した。支援室か らは、それ らの学生へ 手紙 と支援室案内のチ ラシを郵送 し、来室 を促す と共 に後 目電話で状況 を確認す る方法 を取 った。 07年度は、支援室の業務の一環 として、教職員 と支援室の連携 をさ らに進めた。具体的には、 06年度同様、 1年次対象の必修科 目 「問題発見演習Ⅰ」 における休みがちな学生へ各学科の担 当 教員が連絡 を取 り、その後、連絡のつかない学生へ支援室か ら文書 (手紙) を郵送 し、後 目電話 で状況確認 した。 06年度支援室か ら連絡 をした学生数等 項 目 学科 か ら依頼 のあった数 来 室 .応答 のあ っ 連絡 な し 学科 (支援室か らの手紙 郵送) た数 法経 37 23 14 国コム 12 6 6 福祉文化 3 3 0 計 52 32 20 07年度支援室か ら連絡 をした学生数等 項 目 学科 か ら依頼 のあった数 来 室 .応 答 のあ っ 連絡 な し 学科 (支援室か らの手紙 郵送) た数 法経 15 8 7 国コム 9 7 2 福祉文化 3 2 1 子 ども文化 1 1
0
Ⅱ. 「問題発見演習Ⅰ」欠席学生の反応 支援室か らの連絡は、本人の健康状態や生活状況、後期講義の出席の確認 を行 う程度 にし、欠 席理 由を深 く問うことは しなかった。それよ りも、学内に悩み事 を相談できる場所がある ことを 知 らせ、困った時はいつで も相談 に来るよう勧めることに留意 した。 学生の反応は、 「手紙 を開けて見 るまでは、退学 を進める内容か と思 い ドキ ドキ した。読む と そ うではなかったので安心 して来た」 と来室の動機 を語 る学生もお り、欠席学生の 「声かけ」が 再登校のきっかけになることを実感 したO 「講義 に出る」 と応 えた学生には、担 当教員 に会 って 話す ことを勧めた。 また、多 くの学生がアルバイ トと学業の両立に苦心 している状況が見 られたo ①支援室か らの連絡 (手紙、電話)の学生の応答 ・心理的な悩みがあ り通学が難 しい ・何 とな く行かなかった ・両親の病気で経済的に通学できない ・前期は何 とな く行けな くなったが後期は出ている ・アルバイ トに重点が行 き講義 に出 られなかった、後期は出る ・前期は登録 していたが定員オーバーで 「名前がない」 と言われた - 151-沖縄大学人文学部紀要 第10号 2007 ・後期出ているが、大学やめて専門学校 に行 こうか迷っている ・アルバイ ト、サークル、 自動車教習所通 いで講義休みがちになった ・深夜のアルバイ トで朝起き られず欠席が多 くなった、後期は出ている ・1年生の時、辞めようか と思 ったけど学生部の人に止め られた ・学費工面のため、 アルバイ トしていた ・仕事で忙 しい、近い内に支援室 に行 きます ・何単位取 らないと辞めさせ られるのですか ・前期は行 きづ らかった、6単位以下だ とどうなるのですか ・反省 して後期頑張 っている ・体調は悪 くない (声にハ リがない)が後期出ていない ・前期、後期の単位 を全然取 っていないので行 きづ らい ・後期 出ていない、個人的に考えていることがある ・強制退学があると友達 に聞いたのだけど ・深夜 までのアルバイ トで、朝起 き られず講義休みがちになった ・ 「問題発見演習」は取 り直すつ もりでいる ・体調悪 く休んでいる,休学 を考 えている ・5月休み明けに講義 に出るのが億劫 になっている ・学校休んで気になっていた所だった、 これか らで も講義に出る ・家族の介護のため休んでいる ②家族の応対 ・学校は行 っていると思 う、本人が忙 しいので詳 しいことは聞いていない ・アルバイ トに行 っているので本人に電話 させる ・本人に伝 える ・学校 に来ていないのですか 3.まとめ 支援室の一年半の活動で、主 に見えてきた ことをまとめると、 (1)支援室を利用す る学生数が増加 している (2)一般相談でな く、カウンセ リングな どの専門的な相談 に来る学生が半数以上である (3)学生の抱 える課題が多様化、深刻化 していることが考え られ、専門的な支援が必要 とな り、 職員体制 を充実 させ る必要がある な どを挙げることができる。 次 に、今後の取 り組みが必要 と思える (現在行 っていることの充実化 も含めて) ことは、 (∋入学直後 の大学適応支援 を全学的に取 り組む (特 に県外や離島出身学生) ②長期欠席学生 (1年次∼4年次 まで含めて)の対応方法を検討する (診多様化,深刻化する課題の支援方法を確立する ④学生のメンタルヘルスや発達障害を抱える学生の支援の充実化 を図る ⑤連絡の取れない学生への対応 と状況確認の効果的な方法を確立する ⑥学内の教職員 との連携方法 をシステム化する (∋家族相談 を充実 させる ⑧相談内容の分類、データ化 を見直 し、よ り詳細な実態を把握できるよ うする
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152-名城 ・野村 :沖縄 大学 「学 年牛活 支援 宅」 一年 半 の活 動状況報 告 ⑨学生生活支援 を充実 させ るために、 生活支援 を専門 とす るソー シャル ワーカー を支援室 に採 用 しソー シャル ワークの視点 を拡大す る ⑲職員のメンタルヘルス を意識 した取 り組み を行 う ⑪外部機関 との連携 も含めチームアプローチの視点 を導入す る ⑫教職員 に対す る研修 を行 う (発達障害や精神的な疾患 について) ⑱学生が相互に支援で きる体制 を整える な どである。 06年度、07年度に支援宝で対応 していた学生は、延べ人数261名 (実数 は147名)である。 こ れは、本学 の学生 (07年9月末現在、2,170名)の ごく一部であ り、潜在的にはさ らに多 くの学 生が悩みや課題 を抱えている ことが推測 され る。全ての学生 を支援す る ことは、現実的 に困難だ と思えるが、少な くとも課題 を抱 える学生の問題が深刻化す る前 に、何 らかの支援 を提供できる 体制 を学内に構築すべきである.支援室の利用 を促進す るため に、新入生オ リエ ンテー シ ョンや ガイダンスを活用 して、積極的 に支援室 をア ピール して い く必要がある。長期欠席学 生につ いて、 1年次は各学科 の問題発見演習担 当教員 との連携が上手 く行 きつつあるが、2年次∼4年次の学生 の情報が支援室 に入って こな い。それぞれ の学科、学年 の必須科 目を中心 に、その担 当教 員か ら も長期欠席学生の情報 を提供 して も らう必要が あろ う。 そ して、学 内の 「学生生活支援委 員会」 を軸 に、現在よ りもさ らに教職員 との情報交換、共有 の方法 を具体化 して いかなけれ ばな らない。 大学の進学率の高 ま りや少子化 の影響 によ り、大学入学が容易 にな った現在、多様な学生が大 学 に入学す るよ うになってきた (下 山 :2007)。学生の多様化 は、学生が抱 える心理的な問題 の 変化や学生相談 に対す るニーズの変化 につながる (藤川 :2007)。多様な学生の中には、発達障 害 を抱えた学生の入学 も増えているであろ う02005年に施行 された発達障害者支援法の第8条第 2項には、 「大学及び高等専門学校 は、発達障害者の障害の状態 に応 じ、適切な教育 上の配慮 をす るもの とす る」 と、大学側 の配慮 を求 めて いる0本学 の学 生 にも自閉症、 アスベル ガー症候群、 多動僅障害な どの発達障害 を抱 えた学生が いる。彼 らの共通 の課題が、 「大学で の過 ごし方が分 か らない」「親 しく話せ る友達が いな い」 な どである。講義 の合間や昼 食時 間な ど、孤立 して時 間を過 ごし、大学生活その ものがス トレス になっている。 ス トレスを抱 えた学生は発達障害学生だ けでな く、多 くの学 生が抱 える共通課題で もあろ う。 ス トレスが原因で情緒的 に不安定 になる学生 もいる中、学生のメンタルヘル スを意識 した取 り組 みの強化が必要で ある。元永 は、 「学 生の メ ンタルヘル スの問題 が多様化 して いる」 と指摘 し、 大学が学生の こころの支援 に前向きに取 り組む必要が ある (元永 :2007) としている。精神的 な疾患 を抱える、友人や家族、 アルバイ ト先での人間関係が上手 くいかな くリス トカ ッ トを繰 り 返す、 引き こもる、 うつ傾 向になる、虐待 を受 けて いる、眠れない、不安感が強 いな どの学生が 本学 にいる。 国立大学法人法 の第22条 には、 「学 生 に対 し、修学、進路選択及 び心 身の健康等 に 関す る相談その他 の援助 を行 う」 と記 され、学生のメンタル面 の支援 を明確 に位置づ けて いる。 今後は、発達障害や メンタルヘルスの課題 を抱 える学生の支援方法 を具体化 し強化す る必要があ る。 そ して、学生生活支援 を充実 させ るため に、 さ らに支援室 にソー シャル ワー クの視点 を導入す ることを提案 したい。古嶋は学生相談 を、 「複合的内容である」 (古嶋 :2006) と指摘 している。 社会の構造が複雑化す る ことで、学生の生活 にも変化 を与え、学生の課題 も多様化、深刻化 して いるのであろうO ソー シャル ワー クは、 「人 とその (生活)環境」 を視野 に入れ、そ の課題 にア プローチする.学生の抱 える課題は、学生個人の問題だ けではな く、広 く社会や生活 (家庭)環 境の影響 によるものが多いと考 える。07年度は、専任教員のソーシャル ワーカーが相談員 として
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153-沖縄大学人文学部紀要 第10号 2007 配置 されたが、本来業務 との中で、十分な ソー シャル ワー ク実践が行 えない現状がある。 他 に、カ ウンセ ラーや ソー シャル ワーカー、保健室、教職員 との連携や外部機 関の各専門家 を 含 めたチームアプローチの視点で学生を支援 してい く必要があるO多様な課題 を抱 えた学生を支 援す るため には、多 くの専門家の知識 と技術や視点が必要 とな るか らである。特 に保健室は、支 援室 と併用 して利用す る学生が いることか ら、定期的な ミーテ ィングの場 を設け十分な連携 を取 らなければな らない。 松原 は大学生像 を、 「無 目標 ・無気 力」「幼稚化 (退行現 象)」「社会性 に乏 しい」「集 団生活 を 好 まな い」 (松原 :1994)な どとして いる。それは、本学 の学生 にも当てはまることで、大学入 学後 に 目標 を失 う、友達がつ くれな い、周 りとコミュニケー シ ョンが取れな い、 いつ も自信が も てな い、言動が幼稚 とい う学 生が いる。 田原 らは、 「学生相談 の機能 を学生の人間形成 を促す も の と して捉 え直 し、大学教育の一環 として位置づ ける必要がある」 (田原、他 :2007)として い るO本学 も今後、多 くの学生のニーズ に応 え、質 の高 い支援が実践、展開で きるよ うに、支援室 を軸 に して学 内の支援体 制 を構築 、強化 して い くべ きで ある。幸 い、07年9月に文部科学省の 「新 たな社会的ニーズに対応 した学生支援 プログラム (以下、学生支援 GP)」 に本学の プログラ ムが採択 され、 この10月か ら3年半 とい う期 間で補助金の受給が決 まった。学生支援GPの予算 を活用 し
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1月か ら常勤ス クール ソー シャル ワーカーや事務職員が新たに採用 され る予定 となっ ている。学生 を対象 に した調査や研修会な どを実施 し、学生が相互 に支援できる場所や体制 を整 え、 グル- プワー クな どを行 い、学生支援 をよ り充実 して い く計画である。本学の新館 ピル建築 後 は、空 き部屋を含 め、学生支援 を意識 したハー ド面の強化 もされ る予定である。 生活 に課題 を抱 えた学生は、精神的 に不安定 とな り、大学 における学習意欲 も低下す るであろ う。 これか らの支援室の活動が、全ての学生が安心 して学生生活が送れ る環境 を保障 し、 さ らに 本学 の休退学 の改善 につなが る ことを期待 したい。 文献 苗場俊也 (2006) 「2005年度 学 生相 談 の概要 につ いて -学 内連携 ・「紹 介」 と 「つな ぎ」 -」 『学生相談室報告書第27号』、東京経済大学学生相談室pp,2-18. 下 山晴彦 (2007)「近年 の大学の変化 と学生相談 の役割」『精神療法』vol.33.No.5,pp.54ト546 田原博人、神代香代監修 『学生支援相談必携』 (2007)学生文化創造pp18-19 松原 達 哉 (1994)『メ ンタル ヘル ス ガイ ドー充実 した大学 生活 をお くるた め に -』 教育 出版 pp2-9. 元永拓郎 (2007)「大学 におけるメンタルヘルス と支援体制」『精神科臨床サー ビス』vol.7.No7. pp19-23 藤 川混 (2007)「教職 員 との コ ラボ レー シ ョンに基 づ く学生相 談」『精 神療 法』vol.33.No.5. pp553-557 琉球大学保 健管 理セ ンター (2006)「琉球大学保健管理セ ンタ一報24号 (平成15・16年度)」 p,34 - 154-A report on the activities of Okinawa University's "Student Life
Support Room" over an I8-month period.
- Building a support system for students with multiple
problems-Kenji NASHIRO Tokiko NOMURA
Abstract
Okinawa University established the "Student Life Support Room" in academic year 2006 to support students burdened with various problems. Looking back over the last one and half year's activities, it is evident that the number of students seeking special consultation has increased and the problems students face have become aggravated. The system of support will be enhanced in the future by strengthening the cooperation of school personnel. Adopting a team approach including cooperation with external organizations, consideration for students' mental health problems and strengthening the support for students with developmental disorder are needed. Further, an approach that incorporates the perspectives of social work is necessary to support students who have numerous problems.
Keywords: support room, multiple problems, mental health, developmental disorder social work