ミツバチ科学21(4):154- 158 HoneybeeScience(2000)
バ ング ラデ シュの養 蜂 と ミツバ チ生 産物
Md.AbdulHannan
ミツバチは,植物 の花粉 と花蜜を食料源 とし て,-チ ミツ,蜂 ろう, プ ロポ リスなど人類が 多様 に利用で きる貴重 な物質を生産す る,経済 価値の高い昆虫である.地球上 に約3万種の蜂 が生息す るが,その大部分 は単独性, あるいは 非社会性であ り,-チ ミツを集 める社会性の蜂 はほんの数種 に限 られる (Torchio,1987). バ ングラデ シュ (図 1) では,幸 いこれまで に6種 の社会性のハチ,すなわちオオ ミツバチ Apisdorsata,トウヨウ ミツパテA.ceylana,コミツバ チA.florea,ハ リナ シバ チTrigona fuscobaltiata.マルハ ナバ チ2種Bombusex -imiusとB.montivagus (Bhuiya & Miah, 1990;Alam,1967)の生息が報告 されている. これ らの蜂がバ ングラデ ッシュの自然保護 と経 済向上 にきわめて重要な ことは明 らかである. ミツバチの利用 バ ングラデ シュのハチ ミツ生産では主 にセイ ヨウ ミツパテ と トウヨウ ミツバ チの2種 が利 用 されている.近年 は作物の花粉媒介分野での ミツバチ利用が増加 し,今後 も大 きな需要 の伸 びが予想 されている. この-チ ミツ生産 +ポ リ ネー ションという図式 は発展途上の各国 と似 た ものといえよ う. 熱帯地域養蜂 に関す る適切な知識 と, ミツバ チが環境内で果た している重要 な役割への理解 が不充分だ ったため,バ ングラデ シュではこれ まで養蜂 に対す る認識が きわめて低か った. し か し最近 は-チ ミツ生産や作物 のポ リネ一夕ー と しての利用が,村落開発 に不可欠 な,貴重 な 現金収入を もた らす要素 と見なされるよ うにな って きた.一般の人 々 も, ミツバチは巣箱で長 く飼養で きること, そこか ら-チ ミツを収穫 し て売れることなど,養蜂 に対す る意識がい くら か高 まっている. また多 くの農民が ミツバチ 1 群か ら上が る収益が,かな り大 きいことを知 る よ うにな った (表 1).本稿ではバ ングラデ シュ の養蜂 と ミツバチ生産物利用の現状を報告す る 調 査 方 法 ハ チ ミツと蜂 ろ うの価格 はハ ニーハ ンター ("mouwal" ハチ ミツ採 り, -チ ミツ売 りと呼 ばれ,野生巣を切 り取 り,ハチ ミツを採集 して いる人々),-チ ミツを生産 している団体,さら に村落地域住民か ら聞 き取 った. ダッカ県南西部 マダ リプール地方 にはオオ ミ ツバチが多 く分布す るので, これについて も調
表1 バングラデシュの ミツパテ生産物の生産者別市場価格1) 生産者 /生産地 ハチ ミツの価格/kg 蜂ろうの価格/kg 平均 ±標準偏差 平均 ±標準偏差 スンダ ル パ ン 230±21.6(n-3) 110±8.17(n-3) BSCIC 200 不 明 -ニー -ンクー 165±498(∩-4) 村民 30±34.9(∩-4) 国外産 475±25(∩-2) 不 明 非政
府
団 体 190±34.6(n-5) 120 1) 単位はタカ(Taka,Tk) 査 した.同地方 アムグラム村 のある家 には100 群以上 のオオ ミツバ チが いて,`その うちの数群 は家族が暮 らす家屋 の軒下 に営巣 していた.家 の人 はオオ ミツバチ とともに暮 らすのに何 も支 障を感 じていないよ うだ った (図2). バ ングラデ シュ養蜂 の歴史 南 ア ジア亜大陸 (特 に, バ ング ラデ シュ, イ ン ド,パ キス タン)で最初 の トウヨウ ミツバ チ 調査 は,1911年 にイギ リスの養蜂家 ニ ュー ト ン (彼 の開発 したニュー トン式巣箱 は現在 もバ ングラデ シュをは じめ南 ア ジア諸 国で利用 され ている) によ って行 われた.彼 は蜂群 を巣箱 に 移 して飼育す る,近代的 な養蜂技術 を広 めた. 以来 この地域 で は巣箱 によ る トウヨウ ミツバ チ 飼養 が一般 の人 の間 で も広 く行 われて い る. 1946年 に は マ- トマ ・ガ ン ジー の指 導 に よ り, ガ ンジス河 口近 く, ノア カ リにあ る聖 堂 (ノアカ リ ・ガ ンジー聖堂)で養蜂が始 め られ た. バ ング ラデ シュ独立 後 の1977年,S.A.L. 1タカニ約 2円(2000年9月) Dewanが商業養蜂 を最初 に始 め,後 に非営利 養 蜂 組 織 で あ るバ ング ラデ シ ュ養 蜂 研 究 所 (BIA,BangladeshInstituteofApiculture) も設立 した. ごく最近 ではバ ングラデ シュ中小 企業振興協同組合 (BSCIS,BangladeshSmall andCottageIndustriesCorporation)などの 開発関連機関が養蜂 を取 りあげ,小規模 なが ら - チ ミツ生産 を目指す活動 を支援 している. 国内 ミツパ テ生産物 に関す る資料 はきわめて 限 られ,ハ チ ミツと蜂 ろ う以外 の もの,すなわ ち収益性 の高 さが期待 され るプ ロポ リスな どは ま った く生産 されていな い.村落地域 の人 々は コロニー全体 を壊す,持続 的 とはいえない方法 でハチ ミツを採集,搾取 している.野生群 か ら の望 ま しい- チ ミツ採集 方 法,蜂 ろ うの利 用 法,巣 の 中 にプ ロポ リスが あ るのか ど うか な ど,養蜂 に役立っ情報 をまだ ほとん ど持 ってい ない.彼 らに ミツパテ との関わ り方,養蜂技術 を理論 的, また実践的 に指 導す るための援助団 体 などによる啓蒙活動,研修事業 などは, ほと ん ど進 んでいないのが現状 である. 図2 マグリプール近郊はオオ ミツバチが多 く,人家の軒先に営巣することも稀ではない156
トウヨウミツパテの養蜂
HossainandSharif(1988)はチ ックゴン県 北部 ミルサ ライ地区の養蜂植物 を詳 しく調査 し て報告 している.栽培植物 と野生植物 を合わせ て全1
41
種が挙げ られて いるが,これはバ ング ラデ シュの国土が養蜂振興 について大 きな可能 性を持つ ことを示 している. さ らにこれ らの植 物 を訪花 した ミツバ チ種 の約80%が トウ ヨウ ミツバチであ ったとい う. Hossainetal.(1989)は同地区の トウヨウ ミツバ チのハ チ ミツ生産 につ いて調査 して い る. ハチ ミツの生産 は4-5
月が ピークで,1
2
-2
月は欠乏期である. 流蜜期 には市場で通用 す る良質 なハ チ ミツが 1群 あた り3-5kg収 穫 される. トウヨウ ミツパテは野生 の ものが多 数生息 し,容易 にこれを とらえて飼 い始 め られ る. 自然巣では-巣 あた りのハチ ミツ収量 は2 -6kgであるが,8枚巣板のニュー トン巣箱 な ら1
群 で流蜜期 には毎週2
kgの-チ ミツが採 れる. 彼 らは ミルサ ライ地区で, トウヨウ ミツバチ が訪花す る2
2
種 (属)の植物 を記録 している. 主要 な蜜源植物 と してあげ られたものはサガ リ バ ナの一種Barringtoniaacutangula,フ トモ モの一種Syzigium fruticosum, ムラサキフ ト モモS.cumini,シ トロ ンCitrusmedica,ナツ メの一種Zizyphusmauritiana, ワサ ビノキの 一種Moringasp.などである. バ ングラデ シュの地域環境や風土 に即 した, かつ効率のよい蜂群管理方法を確立す るために は, これまでに も指摘 されて きたよ うに, まず 現地で ミツバチの訪花植物 を調べ る必要がある (IBRA,1985). これを基 に養蜂植物 カ レンダ ーなどを作成 し,そのよ うな裏付 けを得なが ら ミツバチ飼養 を進めた ときには じめて,商業養 蜂や養蜂普及事業を成功 に導 くことがで きる. アジア各国における土地の有効利用 とい う観 点か ら見て,バ ングラデ シュは大 きく後れを と っているが,反対 に,多様な在来植物が茂 る, 手つかずの広大な土地が,膨大な数の蜂の生息 を支えているといえる. 国内各地の森林,農耕 地,果樹園なども養蜂適地である.南西部 のス ンダルパ ン (ベ ンガル
語 では シュン ドルボ ンと 発音 :「美 しい森」の意)湿地帯,チ ックゴン丘 陵,東北部 シレッ ト地方,バーワル, モ ドゥプ ールの各地方 に広が る森林地帯などは養蜂 にと って極 めて有望な土地 といえる,セイヨウミツバチの養蜂
セイ ヨウ ミツバチは, ヨーロッパを起源 とす る導入種であるが, これを用 いたハチ ミツ生産 とポ リネー ション利用の需要が大 きくなってい る.国内の養蜂家, ミツバチ繁殖業者 ともに, セイ ヨウ ミツバチの優れた点,つ まり扱 いやす く,ハチ ミツ生産 に適 していて, よ り多 くの利 益 を上 げ られ る点を指摘す る.バ ングラデシュ ではセイ ヨウ ミツバチの人工授精 による,優良 系統選抜育種がい くつかの組織 によ って試み ら れたが,未だ成功 に至 っていない.屋外の蜂群 増殖 は現在各地で広 く行 われている. 信頼すべ き筋の情報 によれば, セイ ヨウ ミツ バ チは年 間 1群 あた り80kgの- チ ミツを生 産 で き る とい う. これ は生 産 者 価 格 で も約 16,000タカ (約32,000円) に相当す る.国民 1人当た りの国内総生産 (GDP)が約 340ドル (1997年 )のバ ングラデ シュにおいて.村落地 域 の婦人が これまでの収入 に加えて, これだけ の現金を手 にす ることがで きるな ら, これはも う大 きな稼 ぎだ といえる,養蜂普及事業
今年5月 に国営 テ レビが,中小企業振興協同 組合主催の養蜂普及事業 の模様 を伝えた. この 事業では同協同組合が養蜂研修を行 い,研修参 加者 には自宅で養蜂が始 め られ るように巣箱 と 蜂群 を分与す るとい うものである. このよ うな タイプの養蜂事業 は,バ ングラデ シュではごく 最近始 まった取 り組みであるが,特 に村落地域 を中心 に,次第 に多 くの人々に受 け入れ られつ つある. ミツバチを年間を通 じて飼養す るためには, ミツバチが採餌 に訪れ る養蜂植物 をよ く知 る必 要がある.養蜂家が参照利用で きるよ うに,秦蜂植 物 を中心 と した調 査 が進 め られて い る (Hossain eta1.,1989;Pasha eta1.,1991; Hannan,inpreparation).これまでの調査か
らバ ングラデ シュの ミツバ チの置かれた状況 が,かな り悪化 して いる ことが明 らかにな っ た.全国で進行中の環境破壊 (生息地の破壊, 餌資源,営巣場所の破壊,生息地への人間の侵 入,殺虫剤 ・農薬の使用,各種汚染など)がそ の原因である. もっと早期に,村落地域 の人々を対象 とした ミツバチの飼い方,-チ ミツ生産技術, さらに ミツバチを自分が育てる農作物の送粉 に利用す る方法 などを伝 え る研修事業が十分行えたな ら,養蜂がバ ングラデシュの農業生産,経宿の 健全な向上に,相当大 きく寄与できたのではな いかと悔やまれる. ミツパテ生産物 採集方法 :ミツバチは多様に役立っ有用昆虫 である.バ ングラデシュで も養蜂の重要性, 自 然 に対する寄与の大 きさが広 く理解 されるべ き 時期に来ている.養蜂 自体 も地域の実情に即 し た改良 された技術を開発 しなければな らない. 村落地域の人々が ミツパテ生産物を採集する方 法は2つある.1)野生巣の巣板を切 り出 し,ハ チ ミツを巣板か ら絞 り出す,巣板の残 りか ら蜂 ろうを精製する. 2) 蜂群が去 った後に残 され た空の巣板 (蜂 ろうだけ)を切 り取 って乾燥 し, 利用あるいは販売する (図 3). ハニーハ ンターは煙 を使 って蜂 を追 いは ら い,巣板を切 り出すが,今の方法では,そのコ ロニーの多 くの働 き蜂や幼虫を殺 して,群を弱 体化 させ,壊滅 させることになる. しか し彼 ら には次の収穫のために蜂群 を守 ろうとする意識 はないようだ. -チ ミツ :現在 も野生巣か らの採集が大半を 占めろ.森林省管轄下の各地の森林内で,管理 基準 に基づ き採集 され る.商業養蜂 はわずか で,その-チ ミツ生産量 は限 られる. 南西部 クルナ県一帯に広がるス ンダルパ ン湿 地帯 は,つい最近 までまった く人手が加わ らな か った原生林で,世界最大のマ ングローブ林地 図3 オオミツバチの巣を乾燥させる 帯だが, ここで-ニー- ンクーが採集する-チ ミツは生産量が最 も多 く,国内で広 く販売 され ている.1957-1977年の問, ス ンダルパ ン地 方か らは毎年173tが生産 されたとの記録があ る (UNESCO,1978). 地域内では他にNGO やその他の団体が養蜂支援事業を行 ってお り, 巣箱 による飼養管理 で- チ ミツを生産 して い る.その-チ ミツは市場 に出荷 されず,独自経 路で顧客に販売 されている. 蜂 ろう :-チ ミツと同様の方法で野生巣か ら 採集 されたものがほとんどで,巣箱内の群の蜂 ろうは市場 にでない.蜂 ろうは養蜂で用いる巣 礎の素材 として利用される.紙製,プラスチ ッ ク製の巣礎 はまった く使われていない. プロポ リス :プロポ リス抽出液 は知 られてい ない.巣箱で飼養される蜂群の巣枠へのプロポ リスの付着 は確認 されている.ねばねば したの りのような物質で,色は濃い赤か ら暗赤色. ア ピセラピー関連の需要が考え られるが, まだ販 売 目的の収集 は始まっていない. ローヤルゼ リー :バ ングラデシュでは現在のと ころ生産 されていない. 花粉 :巣箱か らの花粉収集 はまだ行われてい ないが, ミツパテが花か ら持 ち帰 る花粉荷を効 率よ く収集する方法を,熱心な研究者が検討中 である. 花粉媒介 :ごく限 られた作物や果樹に対 して ミツバチの巣箱を導入する方法だけが知 られて いる.現状では,ナタネ
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158 用 と作物生産 に与 え る効果 は, まだ村落地域住 民 には充分 には理解 されて いな い, 蜂毒 :これ もア ピセ ラ ピーでその薬理作用が 利用 され る重要 な ミツバチ生産物 であ るが, バ ング ラデ シュで は生産,利 用 されて いない. 生 産 物 の 利 用 世界 の他 の人 々 と同 じく,バ ング ラデ シュの 人 々に とって も, - チ ミツは副次的 な食 品であ あて,他 の食品 や飲 み物 と一緒 に摂取 され るこ とが多 い. ほか に伝統 医療 の中で もハ チ ミツは 幅広 く利 用 されて い る. 蜂 ろ うは 日常生 活 に深 く根 ざ した種 々の利用 法,例 えば,家具 のつや出 し剤,ロウソク材料, 雌 び き紙 な どが あ る.村落地域 の人 々が集 め, 精製 した ろ うは仲買商人 に売 られ るが,流通量 が大変少 な く, 出荷 が あ る とその都度処理 され る.一般市場 には蜂 ろ うは通常 出回わ らな い. ハ チ ミツの価格 が一 番高 いの は- リナ ンバ チ とコ ミツバ チの もので,他種 のハ チ ミツは,蜂 の種類 で はな く,蜜源 によ って価格 が決 まる. Pashaetal.(1991)に よれば,味 の良 い最上 の- チ ミツはス ンダルパ ンで とれ るツノ ミヒル ギ 属 (ヤ ブ コ ウ ジ科) の 一 種Aegiceroscor -niculatum)現地名 "khalshi"の もので あ る. 透 明で特徴 あ る味 と香 りを持 つハ チ ミツで,室 温 で はゆ っ くりだが,4℃ で は急速 に結 晶化 が 進 む. この- チ ミツはか な り高価 な もの とな る
まとめ
バ ングラデ シュで養蜂 を大 きな,成功 した産 業 に育成 す る ことは,決 して不可能 で はない. 我 が国 の気候,環境 に即 した,持続可能 な養蜂 形態 を開発 すれ ば, ミツパテの周年飼養が順調 に行 え るよ うにな ろ う. 村落地域 に養蜂 を取 り入れ ると,地域 の人 々 に次 の よ うな メ リッ トが あ る. 1.- チ ミツ生産 が増加 す る,2.農作物 (果樹, 穀物,疏菜 な ど)の生産 が向上 す る,3.収入源 が多様 にな る,4.就労機 会が増加 す る. 謝辞 本研究 を進 め るにあ た ってBSCISの Jagad-ish Shaha博 士 に多 くの 貴 重 な情 報 を提 供 し て い た だ い た.BCAS (Bangladesh Centre forAdvanced Studies)のSaleemulHuq所 長 には本研究 への着手 に理解 をいただ いた. ま たBIA (Bangladesh Institute of Apicuト ture)のNurullslam 氏 と BCASのMofazzal Hussain氏 には調査 に協力 いただ いた.合 わせ て感謝 申 し上 げ る. また,調査 で訪 れ た各地 で 親 切 に助 けて くれ たハ ニ ー- ンタ-や地 域 の 方 々に心 か らお礼 申 し上 げたい. (著者の住所 は下記参照) (翻訳 榎本 ひとみ) 参考文献Alam,M.Z.,1967.A reporton thesurvey of insectsandmitesofEastPakistan.EastPaki -stan.Xii
+
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Hossain,E.A.B.M.,M.SharifandM.R.Las -hkar.1989.Bangladesh∫.Zool.17(1):75-82. IBRA.1985.IBRA Newsletter6:7-8.
Pasha,M.K.,D.R.Ghosh and S.K.Roy. 1991.BangladeshJ.Bot.20(1):105-107. UNESCO.1978.UNESCO RegionalSeminaron
Human UsesofMangroveEnvironmentand ManagementApplication.pp.4-8.
HANNAN,MD.ABDUL Beekeeping andapicult -uralproductsinBangladesh.HoneybeeScience (2000)21(4):154-158. Bangladesh CenterFor Advanced Studies,House23,Road 1 0/A,Dha-nmondi,Dhaka-1209,Bangladesh.
InBangladeshalittleeffortwasmadeonthe production ofhoney commercially.Thereare only few private organizations that produce honeyandmarketitthroughtheirownentre -preneurs. Though the use ofwax has high demand,nonetheless,the production lS Very smallinamount.Onlyfew peopleusebeesfor pollinationoftheircropsotherwisenoneuseslt forthispurpose.Propolishasnouseandthe productionofitisnotknownuntilrecentlyin thisarena.