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ア ジ ア 養 蜂 研 究 協 会
役員の交代 と
第
3
回大 会 の展 示会報告
第
3
回アジア養蜂研究協会大会中の
1
99
6
年
10月 8日に総会が開催 された.酒井哲夫会長
の引退表明があり, またAAAへの期待に応え
うる体制作 りのため各セクションの責任者を複
数お願 いするなどの変更があった.
1
9
98
年第
4回大会までの新役員は以下の通 り:
会長 :
松香光夫 (玉川大学 ミツバチ科学研究施設)
副会長 :
Prof.L R.Verma(Dr.YSP園芸林業大 :イ
ン ド)
Prof.S.Wongsiri(チュラロンコー ン大 :タイ)
事務局長 :吉田忠晴 (玉川大)
会 計 :中村 純 (玉川大)
セクション責任者 :
・ミツバチ生物学
Prof.Guang-huangYang(農業科学院 :中国)
Prof.Bang-yuKuang(雲南農業大 :中国)
・ミツバチ病害虫
Prof.YongyootWaikakul(コンケ ン大 :タイ)
Prof.Kun-SukWoo(ソウル大 :韓国)
Prof.Christine Peng (カ リフォルニア大 :
USA)
セラリカ野田の展示ブースで
・ミツパテと環境
Dr.MakhdzirMardan(マ レーシア農業大)
Dr.OsmanKaftanoglu(チュクロバ大 : トル
コ)
・養蜂植物 とポ リネーション
Prof.R.C.Sihag(ハルヤナ農業大 :イ ンド)
Dr.C.R.Cervancia(フィリピン大)
・ミツバチ生産物
井上敦夫 ((秩)養蜂研究所)
Prof.YaacovLensky(ヘブライ大 :イスラエ
ル)
・養蜂技術
Dr.R.W.K.Punchihewa(農業省 :ス リランカ)
Mr.K.K.Shrestha(ICIMOD:ネパ ール)
・養蜂経済
Mr.Pham XuanDung(ミツパテ研究開発セ
ンター:ベ トナム)
・養蜂振興
Mr.AgusSulistianto(林業省 :イ ンドネシア)
Mrs.NguyenThuHang(ミツバチ研究開発
セ ンター:ベ トナム)
Dr.NaomiSaville(ICIMOD:ネパール)
展示会には各国の活動紹介や関係団体,企業
が12ブース出展 した. 韓国はソウル大学 ミツ
バチ科学研究所の紹介の他 に,韓国養蜂協会が
ミツバチ生産物の展示 とAAAロゴ入 りポロシ
ャツと韓国 うちわを販売 し,注目を集めた.ま
たこれまで個人 としてのみAAAに参加 してい
た中国が正式に入会す ることになり,中国養蜂
学会 も窓口を設け,数社の生産物展示 ブースと
共に各方面か らの問い合わせを受 けていた.
日本か らは(樵)セラリカ野田と玉川大学が出
展,以下の各社か らは協賛金をいただいた.改
めて厚 く御礼申 し上げる.
日本プロポ リス協議会, (育)天然園,(社)日
本養蜂 はちみつ協会, (秩)ナチュラルグループ
本社, (秩)トーメン.
なお,第3回大会全体の報告および参加記 は
次号 ミツバチ科学
1
8
巻1号 に掲載 される.
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研究施設紹介
(
5)
雲 南 農 業 大 学 東 方 蜜蜂 研 究 所
中国南西部の雲南省 はベ トナム, ラオス, ミ
ャンマーと国境 を接 し, 省内には25の少数民
族が生活す る,気候風土 は変化 に富み,多様で
豊富 な養蜂植物が一年 を通 じて開花す る. ア ジ
ア在来の ミツバチはオオ ミツバチ, ヒマラヤオ
オ ミツバチ, コ ミツバチ, ク口コ ミツバチ, ト
ウヨウ ミツパテの5種が確認 されている. これ
らは約百万群が省内に生息 し,雲南 はまさに天
然の ミツバチ遺伝子保存庫 の役割 を果た してい
る. またセイ ヨウ ミツバチ も導入 されている.
雲南農業大学東方蜜蜂研究所 (Apiscerana
Res.Inst.ofYunnan Agric. Univ.,Hei
Long Tan,Kunming,Yunnan,China)は
1985年 に創立 され,匡邦郁教授以下 13名の所
員を擁す る.下記の主要研究 テーマについてす
でに多 くの成果を得ている: ミツバチ種資源 ;
養蜂植物資源
;6
種 の ミツバチの染色体および
アイソザイム;アジア在来 ミツバチ種の管理技
術 ; トウヨウ ミツバチによる作物 ・果樹 の花粉
媒介 ; ミツバチ生産物の処理加工 と利用 ;省内
の少数民族への養蜂振興 ;優良女王蜂系統の養
成 ; ミツバチ生産物 の畜産 への応用.雲南農業
大学 の養蜂学専攻 の学生 も2年 間研究所 で学
び,約2百名の卒業生が養蜂分野 の研究者 と し
て中国全土 で活躍 している. 1997年 に大学院
修士課程 も開設 され る. 既 に20か国, 約百名
の ミツバチ専門家が当研究所 を訪れ,海外 との
交流,情報交換 も盛んであ る.
松香 はか (1994)が第 33回国際養蜂会議 の
折 に訪問 した記事 は, ミツバチ科学15(1):34
-39に掲載 されている.
参 考 図 書 紹 介
ミツパテの観察事典
「ミツパチ観察事典」小田英智 ・藤丸篤夫,億成社.
pp.39.1996.2,400円.ISBN4-03-527-240-x39.
学校 の図書 コーナーの一角に子供向けの ミツ
バチの本が何冊かおいてあ る. その中でいずれ
も汚れやす りきれが多 いのが ミツバチの生活や
お もしろさを写真で紹介 した本である.汚れて
いるのはそれだけ子供達が何度 も手 に している
ためで,見て理屈 な しにわか る写真 による紹介
が文章を中心 に した ものに比べ,子供の興味を
強 く引 きつけていることがわか る.
この 「ミツバチ観察事典」 もまた子供向けの
本で, カブ トム シ, タンポポ, テ ン トウム シな
どといった自然の身近 な動植物の観察事典 の中
の一冊 であり,多 くの美 しい写真を使 って ミツ
バチの不思議 な行動 やお もしろい生活を様々な
方向か ら措 いている.
構成 は ミツバチ王国への案内,花の蜜 を集め
る ミツバチ,花粉 を集 める ミツバチ, ミツバチ
王国の入 口,ハチ ミツの加工 と貯蔵,花粉 の貯
蔵,労で部屋を作 る ミツパテ, ミツバチの女王
・・・といったよ うな ミツバチの生活の様子のいろ
いろな場面 を18のテーマに取 り上 げ, それ ら
について詳 しく鮮明な写真 とともに解説 してあ
る. まず初めに外の花を訪 れている ミツバチの
働 きに目をとめさせ,次第 に巣箱の内側の活動
や生活へ と誘 い,外か らは見 られない不思議 な
巣箱の中の生活のお もしろさや不思議 さを紹介
してい く内容 にな っている.
この本が事典 として作 ってあるためか,全体
を通 じてのテーマはち ょっと見えに くいがそれ
ぞれの項 目や事柄 について詳 しく説明が してあ
り,子供達が これまでの本 と同 じよ うに興味を
持 って手 に取 る一冊 になるだろうと思われる.
(佐藤 邦明)