• 検索結果がありません。

西アフリカの水田農業の持続可能な水田管理と土壌特性

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "西アフリカの水田農業の持続可能な水田管理と土壌特性"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)論 おばるむ. 氏. さんでい. 文. 内. 容. の. 要. 旨. えうえれ. 名Obalum,SundayEwele. 西 ア フ リカ で は 土 壌 侵 食 等 の 環 境 破 壊 が 広 が り農 業 生 産 性 を 低 下 さ せ て い る。 これ らの 土 壌 侵 食 は こ の 地 域 の現 在 の 農 業 生 産 性 へ の脅 威 で あ る と と も に 、 未 来 の 脅 威 で も あ る 。 本. 学 位 の 種 類. 博. 士(農. 学 位 記 番 号. 農 第186号. 研 究 は 、 低 地 を主 た る タ ー ゲ ッ トと して,Sawah(水 田)生 態 工 学 技 術 は 、 そ の 多 面 的 機 能 に よ り持 続 的 で あ る故 に 、 上 述 の 脅 威 に 対 処 す る 方 法 と し て 推 奨 す る こ と を提 案 し た い 。 Sawah(水 田)は 畔 で 囲 ん で 区 画 化 し、 代 掻 き と 均 平 化 を 行 い、 小 規 模 の 灌 概 と 排 水 等 の. 学). 水 利 施 設 を 有 す る 良 好 な 水 管 理 が で き る イ ネ(OryzasativaL.)の 圃 場 を意 味 す る 。 この Sawahと い う 低 地 の稲 作 シ ス テ ム 嬉 農 民 に 低 コ ス トの 土 壌 や 水 や 養 分 の管 理 技 術 を 与 え 、 高 い 生 産 性 を 達 成 さ せ る こ と に よ り,農民 に経 済 力 を 与 え る こ とに な る 。 しか し な が ら、 農 民 達 は 最 適 な 結 果 を 得 る た め に は 、 低 地 の 土 壌 の 立 地 特 性 や 水 文 の 状 態 よ 咳適 切 な 場 所 を. 学 位 授 与 の 日付. 平 成25年3月22日. 選 択 し 、 適 切 なSawahシ. ス テ ム を デ ザ イ ン し、 費 用 対 効 果 の 高 いSawahの. らに水 管理 を中心 とす る水 田管理 技術 埜. 学 位 授 与 の要 件. 学 位 規 程 第5条 該 当. 学位論文題 目. Soil properties. 開田技 能、さ. を取得 しな ければな らな い・. ナ イ ジ ェ リア の 中央 部 の ニ ジ ェ ー ル 州 の4箇 所 の 村 よ りSawahと して 管 理 さ れ た 圃 場 を 選 択 し 、 そ れ ぞ れ の 土 壌 を 比 較 し た 。 調 査 地 ご と に 斜 面 位 置 、水 田 の 履 歴 、 農 地 管 理 方 法 を. and. of Sawah-based. 田稲作技僻. sustainable. rice. farming. management in West. Africa. (西 ア フ リ カ の水 田 農 業 の 持 続 可 能 な水 田 管 理 と 土 壌 特 性). 調 査 し た 。 土 性 は 主 にsandyloamで あ った が 、4つ の 村 の 一 つ で あ るEjeti村 サ イ トの み clayloamだ っ た 。 シ ル トと 粘 土 の 比 を 母 材 の風 化 の 指 標 と して 使 い 、4ケ 所 の 母 材 を 評価 した と ころ 、4ケ 所 共 に母 材 は 若 く 風 化 ポ テ ン シ ャル が 低 い こと が 解 った 。 土 壌 有 機 物 は 8-2291kgの 範 囲 に あ り 、 最 も高 い の はEjetiサ イ トで あ った 。 ま た 、 団 粒 の安 定 性 、孔 隙 率 、 孔 隙 の 分 布 、 容 積 重 、 飽 和 透 水 性 か ら、 こ れ ら の 土 壌 の代 掻 き 後 の 、 構 造 的 、 水 物 理 的 な 特 性 を 比 べ た 。 こ の 結 果 はclayloam質 土 壌 で あ っ たEjetiサ イ トで 最 も 良好 な 特 性 を 示 した。粘 土の含有 量が増 え ると、粘 土の分散 性や全孔 隙量や 小孔隙量が 増え 、容積重 が 減 少 した 。 土 壌 有 機 物 は 土 壌 団 粒 安 定 性 と負 の 相 関 関 係 で あ っ た が 全 孔 隙 量 と は 正 の 相 関 関 係 で あ っ た 。 土 壌 化 学 性 で は 、 調 査 土 壌 は 弱 酸 性 ・強 酸 性(pHwater4.5-5.3)で あった。 全 窒 素 量(0.42-0.98g/kg)は 全 体 に 低 か っ た が 、 可 給 態 リ ン酸 量(11.5・26.Omg/kg)は 中 程 度 で あ っ た 。全 交 換 性 陽 イ オ ン と交 換 酸 度 の 量 は そ れ ぞ れ 、2.04-4.62cmolclkgと1.1-2.7 cmolc/kgで あ った 。 有 効 陽 イ オ ン交 換 容 量(ECEC)は 定 法 の 陽 イ オ ン交 換 容 量(CEC)よ り低 か った 。 この 結 果 、ECECを 基 準 と し た 塩 基 飽 和 度 は60.1%で 定 法 のCECを 基 準 した 場 合 は35.9%で あ った 。 これ ら の 土 壌 肥 沃 度 項 目 に お い てEjetiサ イ トは最 も 良 い 値 で あ っ た 。 シル トと 粘 土 と 土 壌 有 機 物 はCECと. 正 の 相 関 関 係 が あ り 、内 陸 小 低 地 の 土 壌 肥 沃 度 を管 理. す る上で重要 である。 ガ ー ナ の 南 部 、 ク マ シ付 近 のBiemsoNo.1村 の内陸 小低地 において、低地の微 地形 による 土 壌 の 水 が か り の 違 い が 、 水 田 土 壌 の 物 理 性 に 与 え る 違 い を 評 価 す るた め 、Sawahサ イ ト を 選 択 して 調 査 した 。Sawahフ ィ ー ル ドに お い て3つ の 微 地 形(河 川 沿 い の 自然 堤 防 的 部. 論 文 審 査 委 員(主. 査)教. (副主 査)教. 授. 授. 若. 八. 月. 丁. 利. 信. 之. 分riverleveeの 水 田,ア ッ プ ラ ン ドに 繋 が る や や 比 高 の 高 い低 地elevatedarea,両 者 に挟 ま れ る 後 背 湿 地 的 な 低 地depressedareaの3つ)を 選 択 した 。 川 の 流 れ 勾 配 に沿 っ て 、 そ れ ぞ れ の 微 地 形 部 分 の 上 流 部 、中流 部 、下 流 部 の3つ の 位 置 か ら土 壌 を サ ンプ リ ン グ した 。. 正. サ ン プ リ ン グ した 土 壌 よ り土 性 、 容 積 重 、 全 孔 隙 量 、 水 分 量 を測 定 した 。 土 壌 の 大 部 分 は 粘 土 で あ っ た 。 土 性 はriverleveeの 斜 面位 置 間 で は 同 じで あ った 。 全体 的 に 、riverlevee で はelevatedareaやdepressedareaに 比 べ て シ ル トの含 有 量 が 低 か っ た 。 容 積 重 、 全 孔 隙 量 、 土 壌 水 分 量 はdepressedareaの み 、 川 の 流 れ 勾 配 の 位 置 に よ り変化 し、 下 流 部 〉 中 流 部 〉 上 流 部 の順 で あ った 。川 の 上 、 中 、下 流 の 位 置 に 関 係 な く、3っ の微 地 形 に よ る 土 壌. (副主 査)教. 授. 松. 野. 裕.

(2) 特 性 は 異 な っ て お り、depressed>riverlevee>elevatedで あ っ た 。 砂 は シ ル ト と容 積 重 と 負 の 相 関 が あ り 、 シ ル トと 容 積 重 は 水 田 土 壌 へ の 水 が か り の 程 度 に よ り変 化 し た 。 シ ル ト 含 量 は あ ま り高 くな か っ た が 、 水 田 の 水 が か りの 良 いDepression部 分 に有 為 に 高 か っ た. 西 ア フ リカ の 低 地 土 壌 の 大 部 分 は 乾 季 の 間 に 硬 度 が 顕 著 に 高 ま る。 しか し、 こ の 現 象 の 農 学 的 意 義 と ア フ リカ に お け る この 現 象 に 対 処 す る 方 策 と して の 水 田 シ ス テ ム の効 用 に つ い て は これ ま ぞ ほ とん ど研 究 され て い な い 。2010年 と2011年 に 、乾 燥 に 伴 う低 地 土 壌 の硬 化. (R2=0.80)。 水 が か り の 程 度 の 影 響 を 受 け る 土 壌 の 容 積 重 と土 壌 水 分 はR2=0.9の 強 い相 関 関 係 を 示 した 。 今 回 の 土 壌 理 化 学 性 の 項 目 に お いて 、 川 の 上 、 中 、 下 流 と い う 位 置 に 関 わ り な く微 地 形 は 、 水 田 土 壌 の 理 化 学 性 へ の 影 響 が 大 き か っ た 。 調 査 地 の 内 陸 小 低 地 の 高 い シル ト含 有 量 と 低 い 容 積 重 の 土 壌 はDepression部 分 に見 られ 、 こ の 部 分 はSawah開 田. 現 象 とそ の 影 響 を モ デ ル 実 験 に よ り再 現 し た 。 ま た 、 水 田 に よ る水 管 理 に よ る 対 処 法 の 効 果 に つ いて 、 近 畿 大 学 奈 良 キ ャ ン パ ス の 温 室 に お け る ポ ッ ト試 験 によ り検 討 し た 。2010年 に 使 用 し た土 壌 の 土 性 は 砂 質 壌 土 で 炭 素 含 量 は9.07gkg-1で 、西 ア フ リカ の 低 地 土 壌 に 良 く. に好適 である。 ガ ー ナ 南 部 のKumasi付 近 の 別 の 粘 土 質 の 内 陸 小 低 地 に お い て 、Sawah水 田稲 作の継続 に よ る 効 果 を 調 べ る為 に 、Sawahの 継 続 期 間 の 異 な る 調 査 地(Sawah10年 目 、Sawah初 年、 Sawahで な い 稲 作 地)を 選 択 し湛 水 栽 培 した 時 と 、 して い な い 時 で 調 査 を 行 っ た 。Sawah. 似 て いた 。2011年 に使 用 した 砂 質 粘 土 質 壌 土 の炭 素 含 量 は33.93gkg'で 日本 の 平 均 的 な 土 壌 に 近 か っ た 。 乾 燥 処 理 に よ り硬 化 し た 土 壌(DHS)と 湿 状 態 に保 ち 未 固 化 土 壌(AMS)の 両 土 壌 と も木 製 の 棒 で 手 作 業 に よ り代 掻 き した の ち 、 ジ ャ ポ ニ カ 品 種 の 日本 晴 れ の21日 苗 を 移 植 した 。DHSとAMSと も以 下 の3段 階 の 水 管 理 状 態 で 管 理 した 。即 ち 、最 適 な 水 管 理(WR-1)、 不 適 切 な 水 管 理(WR-III)、 そ して 中 程 度 レベ ル の 水 管 理(WR-II)で ある。. 10年 目 の サ イ トはSawahで な い サ イ トに 比 べ て 土 壌 中 の 養 分 が 増 加 した 。土 壌 の 全 孔 隙 量 は 湛 水 下 でSawah10年 目>Sawah初 年>Sawahで な い 稲 作 地 の 順 にSawahの 継続 によ. イ ネ は 西 ア フ リカ の土 地 を 再現 す る為 、 無 施 肥 で 実 施 した 。 土 壌 の 容 積 重 は2時 間代掻 き を 行 った ポ ッ トでDHSとAMS共 に 減 少 した 。2011年 の 試 験 で は 西 ア フ リカ と比 べ て 有 機. り 向 上 した 。 容 積 重 の値 は こ の 逆 の 順 と な っ た 。Sawahで な い 稲 作 地 は 、 近 郊 の休 閑 地 よ り 上 記 の 土 壌 理 化 学 性 の 値 が 悪 く、持 続 性 が 低 か っ た 。こ れ ら の 値 は 時 間 と と も に悪 化 し、 Sawah初 年 の サ イ ト と有 意 に 異 な っ て いた 。 土 壌 の 水 ポ テ ン シ ャ ル の0∼300kPaの 値は代. 物 の 多 い 土 壌 で あ った た め 、 コ メ の 収 穫 期 に 、 容 積 重 と土 壌 硬 度 の 値 はAMS>DHSと な りWR・1<WR』,・nと な り 、乾 燥 に よ る硬 化 の 影 響 よ り乾 土 効 果 に よ り収 量 が 増 加 し た 。 植 物 の 地 上 部 バ イ オ マ ス は2010年 で は水 管 理 に影 響 を 受 け(WR・1>WR・II>WR・ 皿)、2011年 で は 土 壌 の 乾 土 効 果 に よ りDHS>AMSと な っ た 。分 げ つ 数 は2010年 では土. 掻 き と湛 水 に 重 要 な 項 目 で あ っ た 。2001∼2009年 に お い て 、Sawah10年 目 の サ イ トは Sawahで な い サ イ トに 比 べ て 持 続 的 に 平 均5倍 の コ メ の 収 量 が あ っ た 。2007∼2009年 の平 均 収 量 はSawah10年 目サ イ トで5.80Mg/ha、Sawah初 年 サ イ トで4.80Mglha、Sawah で な いサ イ トで1.10Mglhaで あ った 。2007年 で はSawah10年 目サ イ トか らSawah初 サ イ トの 収 量 を 引 い た 値 がSawahで な い サ イ トの 収 量 に勝 っ て い た が 、200812009年. 年 では. そ れ が 逆 に な った 。 これ ら の 結 果 はSawah(水 田)に よ る コ メ 生産 を 継 続 す る 農 業 的 利 点 を 示 して お り、 代 掻 き が 土 壌 の 水 分 状 態 を改 善 し、 畦 が 水 管 理 に 有 益 で あ る こ と を 示 す 。 ガ ー ナ にお い て 、Sawahシ ス テ ム は 伝 統 的 な 稲 作 シ ス テ ム よ り 高 い 生 産 性 が あ り、 そ れ は 代 掻 き に よ る効 果 で あ る 事 は 観 察 さ れ た が 、 代 掻 き の 明 確 な 効 果 は 明 ら か で は な い。 そ こ で 、6つ の 程 度 の 異 な る 代 掻 き(1回 、2回 、3回 、4回 の 代 掻 き 、4回 の 代 掻 き と 均 平 化 、 代 掻 き な し)に よ る籾 生 産 性 へ の 効 果 の 違 い を2009-2010年 の 作 付 け シー ズ ン(8月 から 12月)に 、ナ イ ジ ェ リ ア に お い て 実 施 し た 。調 査 地 は 全 て 平 地 で あ り、sandyloam(Akaeze サ イ ト)とloam(Adani,Ejetiサ イ ト)で実 施 した 。 調 査 地 は 畦 を 作 成 して 区 画 し、 そ の 後 、 耕 耗 機 で 代 掻 き を した 。1回 の 代 掻 き の 効 果 は 認 め られ た が 、代 掻 き1回 と4回 に は差 は 認 め られ ず 、 代 掻 き の効 果 は3つ の 調 査 地 で 同 じで あ っ た 。 苗 の 移 植 後10日 目の容積重 は代 掻 き あ りの 区 が な しの 区 に 比 べ て 、Akazeで22.4%、Adaniで15.8%、Ejetiで31,7%減 少 した 。 容 積 重 と 飽 和 容 水 量 は 移 植 後40∼120日 で は 代 掻 き の 有 無 間 で 同 じで あ った 。Ejeti の み で 、 代 掻 き 区 の イ ネ は 代 掻 き 無 しの 区 に 比 べ 、 地 上 部 が 高 く分 げ つ 数 も 多 か っ た 。 代 掻 き の 有 無 に よ る コ メ の 収 量 の 違 い は 年 間 を 通 じて 土 壌 が 湿 潤 で あ るAkazeとAdaniで 無 か っ た が(Akazeが3.71Mg/ha,Adaniが6.42Mg/ha)1回 の代掻 き区のコ メの収量が 双 方 と も最 も 高 い 値 を 示 した 。Ejetiで は 代 掻 き 区 が4.36Mglhaで 代 掻 き 無 し区 が1,81Mglha と な り代 掻 き の 効 果 が 見 られ た 。 これ らの 結 果 よ り年 間 を 通 じて 湿 潤 で な い 地 域 、 ギ ニ ヤ サ バ ンナ 帯 に あ るEjeti村 の よ う に 、 乾 季 が 明 確 な 地 域 で は 特 に 代 掻 き が 重 要 で あ り 、1回 の 代 掻 き で 十 分 で あ る こ とが 解 っ た 。. 壌 硬 度 が 高 くな る と 減 少 し 、2011年 で は 逆 で あ っ た 。 最 大 分 げ つ 数 は2010年 のイネの成 熟 期 でWR・1,WR一 豆>WR一 皿 で あ っ た 。コ メ の 収 量 と ワ ラ と根 の 重 量 は2010年 で はAMS >DHSで あ った が2011年 は 逆 で あ っ た 。 これ らの 結 果 よ り、土 壌 炭 素 はSawahシ ス テム にお いて低地土 壌の硬 化 に大きな影 響が ある事が 示唆 された。 炭素の少な い土壌 では コメ の収量 を減少 させな いため に湛水栽 培が 重要で あるが 、有機炭 素の豊富 な土壌で はコ メ収 量向上 には間断灌概 等の水 管理が有 用であ ると思われ る。.

(3) 論. 文. 審. 熱 帯 ア ジ ア や ラテ ン ア メ リ カ で1970年. 査. 結. 果. の. 要. 代 に実 現 した 緑 の 革命 は40年. サ プ サ ハ ラア フ リカ で 実現 し て い な い.一 方,30年. 旨. 以 上経 過 した 現 在,. 前 に 持 続 可 能 な食 糧 増 産 を実 現 した ア. ジ ア は,今 や 世 界経 済 の成 長 セ ンタ ー とな っ た.ア. フ リカ の 緑 あ 革 命 実 現 は,ア. み な らず 国 際社 会 の 重 要 な課 題 で あ る と同 時 に,広. 大 な 未 開 拓 の 土 地(と. を有 す る ア フ リカ は,将. 来 の 食 糧 基 地 に な り得 る可 能 性 も あ り,ア ジ ア 後 を 展 望 す れ ば 未. 来 の地 球 社 会 の 希 望 とも な る,全 体 で2000万ha,今 模 の灌 概 水 田 ポ テ ン シ ャ ル が 推 定 され る.そ. 後 の 技 術 革 新 に よ って は5000万ha規. の 半分 以 上 は農 民 レベ ル で の 水 田 開 発 が 可 能. な 内陸 小 低 地 や 数 百 ドル 程 度 の 簡 易 な ポ ン プでIha規 の 氾濫 原 が 広 範 か つ 無 数 に 分 布 す る.今 後10年 と して,農. フ リ カの. りわ け 低 湿 地). 模 の 灌 概 が 可 能 な 地 下水 位 数 皿程 度. 程 度 は,そ. の よ うな低 湿 地 を第 一 の ターゲ ット. 民 の 自 力に よ る 灌 概 水 田 開 発 に適 用 し,同 時 に幅 広 い 人材 養 成 が 重 要 で あ る.. 本研 究 で は ま ず ガ ー ナ とナ イ ジ ェ リ アの 種 々の 内 陸 小低 地 の 土 壌 特 性 を 水 田 開 発 の 持 続 性 とい う視 点 で 評 価 し、 粘 土 や 有 機 物 に加 え て 、 シル ト画 分 の 重 要 性 も 指 摘 した 。 っ い で ガ ー ナ の ク マ シ近 郊 の 内 陸 小 低 地 を選 び 、 内 陸 小 低 地 の微 地 形 の 差 に よ る 土 壌 の 水 が か りの 違 い が 、 水 田 土 壌 の 物 理 性 に 与 え る違 い を評 価 して 、微 地 形 に よ る 土 壌 特 性 は顕 著 に 異 な っ て お り、 水 田 適 地 の 選 定 の ポ イ ン トとな る こ と を 明 らか に した 。 さ らに 、 ガ ー ナ 南 部 の Kumasi付. 近 の別 の粘 土 質 の 内 陸 小 低 地 にお いて 、Sawah水. べ る 為 に 、Sawahの. 継 続 期 間 の 異 な る 調 査 地(Sawah10年. 田 稲 作 の継 続 によ る効 果 を調 目、Sawah初. 年 、Sawahで. な. い稲 作 地)を 選 択 し、湛 水 栽 培 した 時 と、して い な い 時 で 調 査 を 行 っ た。 この結 果 はSawah (水 田)に. よ る コ メ 生産 を継 続 す る農 業 的利 点 を 示 して お り、 代 掻 き が 土 壌 の 水 分 状 態 を. 改 善 し 、畦 が 水 管 理 に有 益 で あ る こ と を示 した 。 西 ア フ リカ の 低 地 土 壌 の 大 部 分 は 乾 季 の 間 に硬 度 が 顕 著 に高 ま る。 し か し、 この現 象 の農 学 的 意 義 とア フ リカ に お け る この 現 象 に 対 処 す る 方策 と して の水 田 シ ス テ ム の効 用 につ い て は これ ま で ほ とん ど研 究 され て い な い 。 そ こ で 、代 掻 き の効 果 を 明 ら か に す る モ デ ル 実 験 を 行 っ た 。 これ らの 結 果 よ りア フ リ カの 大 部 分 の低 地 の よ うに 、乾 季が 明 確 な 地 域 で は 特 に 代 掻 き が重 要 で あ り、1回 の代 掻 きで 十 分 で あ る こ とが 解 っ た 。 これ らの 結 果 よ り、土 壌 炭 素 はSawahシ. ス テ ム にお いて 低 地 土 壌. の 硬 化 に 大 き な影 響 が あ る 事 が 示 唆 さ れ た 。 炭 素 の 少 な い 西 ア フ リカ の よ うな 土 壌 で は乾 季 に よ る 土 壌 の硬 化 が コ メ の 収 量 を 減 少 さ せ な い た め に 水 田 によ る湛 水 栽 培 が 極 め て 有 益 であるが、有機炭素の豊富な土壌ではコメ収量向上には間断灌概等の水管理が有用で ある こ とを 示 し た。. よ っ て 、 本 論 文 は 博 士(農 学)の 学 位 論 文 と して 価 値 あ る もの と認 め る。 な お 、 審 査 あ た っ て は 、 論 文 に関 す る専 攻 内 審 査 お よ び公 聴 会 な ど所 定 の 手 続 き を 経 た うえ 、 平 成25年2月 8日 、農 学 研 究 科 教授 会 にお いて 、論 文 の価 値 な ら び に博 士 の学 位 を授 与 され る学 力 が十 分 で あ る と 認 め られ た 。.

(4)

参照

関連したドキュメント

管の穴(bore)として不可欠な部分を形成しないもの(例えば、壁の管を単に固定し又は支持す

現状と課題.. 3R・適正処理の促進と「持続可能な資源利用」の推進 自然豊かで多様な生きものと 共生できる都市環境の継承 快適な大気環境、良質な土壌と 水循環の確保 環 境 施 策 の 横

ポイ イン ント ト⑩ ⑩ 基 基準 準不 不適 適合 合土 土壌 壌の の維 維持 持管 管理

化管法、労安法など、事業者が自らリスク評価を行

(1) 建屋海側に位置するサブドレンのポンプ停止バックアップ位置(LL 値)は,建屋滞留 水水位の管理上限目標値 T.P.2,064mm ※1

機排水口の放出管理目標値を示す。 画においては1号機排水口~4号機排水口の放出管理目標値を設定していない。.. 福島第二原子力発電所 )

河川管理者又は海岸管理者の許可を受けなければならない

建屋水位・地下水位の監視と制御 特定原子力施設 (第23回)資料 監視・評価検討会 加筆.