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コンピュータをつかってぶんをつくろう

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Academic year: 2021

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聾学校小学部5年2組(重複学級)自立活動 学習指導案 指導者 ○○ ○○ 1 題材名 コンピュータをつかってぶんをつくろう 2 指導観 ○ A児は,知的障害を併せ有する聴覚障害児である。明るく活動的で人とかかわりをもつことを 好む女子である。学校生活では,教師をはじめとして低学年や幼稚部の友達に自分から積極的に かかわろうとする。しかし,自分の思いを話し言葉でうまく伝えることができず,力いっぱい抱 きしめたり,たたいたりという行動が時々見られる。コミュニケーションの手段は,音声,身ぶ り,手話,指文字,書き言葉である。語彙,特に動詞が少なく,教師からの質問に対しては,単 語で答える場面が多く見られる。また,手話や身ぶりで表現している言葉を書かせてみると子音 の置き換えによる間違いがみられ,言葉を正しく理解していないことが多い。学習に対しては, どの教科・領域も積極的に参加することができる。特に,操作や活動を伴う学習に対しては,集 中して取り組むことができる。しかし,教師から間違いを指摘されたり,言い直しを求められた りすると自分の行動に自信が持てなくなり,話ができなくなることがしばしばみられる。そこで, 自分が話していることに自信をもち,日常での会話を楽しんで行うことができるようになるため に,操作や活動を取り入れた学習を通して,動詞を中心とした語彙を増やし,2∼3語文での表 現の仕方を身に付けていくことが必要であると考える。 ○ 本題材は,日常生活で使う言葉を正しく理解し,「おもちゃをならべる」「たくさんのおもちゃ をならべる」程度の2∼3語文で話したり,書いたりできるようになることをねらいとした題材 である。乳幼児は,日常生活の中で周囲の人からの働きかけで自然に言葉を獲得していく。さら に,経験の拡大とともに言葉の範囲(語彙や表現方法)も広がり,やがて,文字へ関心をもつよ うになる。しかし,聴覚障害児は,聴覚を活用した情報が入りにくいため,言葉を育てるために 聴覚的,視覚的に配慮したかかわりや指導が必要である。また,知的障害児は,抽象的にものご とをとらえることが苦手で,発達がゆるやかであるため,経験や体験,操作や活動を伴った学習 や細かいステップによる繰り返しの学習をしていくことが大切である。そこで,経験したことや 発達レベルに合った言葉を選定し,視覚的に意味のとらえやすい絵に言葉(文字)を添え,それ を並べて文にしていく学習(絵文構成の学習)を細かいステップで行うことにより,A児が日常 生活で使う2∼3語文の表現の仕方を身につけることができると考える。さらに,児童の興味・ 関心の高い教具であるコンピュータを使って,自分で操作しながら正答・誤答を確認し,繰り返 し学習を行うことは,学習に対して主体的に取り組ませる上で意義があると考える。 ○ 本題材の指導にあたっては,身近に経験した「わいわいまつり」を話題に取りあげる。その際 には,生活単元学習と関連を持たせ,A児の活動している様子の写ったVTR,写真を使うなど して,児童が興味をもって取り組み,習得した言葉を日常生活や学習に生かせるようにしたい。 コンピュータを使った文を作る学習では,①写真を見て,「何」「どうする」に合う絵を選択する。 ②選択した絵に合う言葉を選んで合わせる。③「何をどうする」の文型に絵と言葉を並べて文を作 る。④文を読んで,意味に合う絵を選んで合わせる。⑤絵を見て文を書く。の5つの活動を行わ せる。同じ言葉を使った活動を細かいステップで繰り返し行い,絵を使って視覚的に確かめたり, 自分で間違いに気付いてやり直したりすることができるようにし,積極的に文作りに取り組ませ

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たい。また,前時の復習をする際には,理解に応じ選択肢を増やしたり,学習ノートの書式を変 えたりすることにより,学習の高まりを感じながら取り組めるようにしたい。全体を通して,A 児が表現したことを受け止め,正しい言葉を投げかけたりするやりとりやコンピュータを使って 確かめる活動を通して,新しい言葉を知ることのうれしさや文を書くことの楽しさを味わえるよ うにしていきたい。 3 題材の目標 ○ 体験したことについて語句や文の構成に気をつけて話すことができる。 ○ 正しい語句を用いて2∼3語文を作ったり,書いたりすることができる。 ○ コンピュータを使って繰り返し絵文構成の活動に取り組むことができる。 4 指導計画(全8時間) 第1次 わいわいまつりの様子を思い出そう 1時間 第2次 コンピュータを使って文をつくろう 6時間(本時)5/6 第3次 書いた文を友達に知らせよう 1時間 5 本時 平成16年11月4日 木曜日 第4校時 11:45∼12:30 自立活動室にて 6 本時指導の考え方 本時の学習は,自分の経験や行動・動作について,正しい語句を用いて2語文で表現できるよ うになることをねらいとする。まず,家庭学習の答え合わせや前時の復習でコンピュータを使っ て,理解度を自分で確かめさせることにより,自信をもって学習できるようにしたい。文を作る 活動では,前時までの学習でコンピュータによる絵文作り,写真カードの裏に書いた文の確認, 学習ノートに書くという手順が理解できてきたので,学習の流れが分かるように黒板に文字に絵 を添えたカードを提示し,読んで自分から学習が進められるようにする。そして,コンピュータ を操作して2語文を作ったり,学習ノートに書いたり,確かめて訂正したりする活動を通して文 の型の定着,語彙の拡充をはかっていきたい。最後に,文字カードを教師と交互に引き,文を作 るゲーム的な要素を入れて学習する中で,今まで学んだ語句の正しい使い方やいろいろな使い方 があることを感じ取らせたい。 7 本時の目標 ○ 写真や動画,絵カードを見ながら言葉や「何をどうする」の文の型に気をつけて話すことがで きる。 ○ コンピュータ操作やカード合わせを通して正しい語句を選んで2語文を作り,読んで確かめた り,書いたりすることができる。 ○ 画面の文字を読んで考え,絵や文字を選んだり,写真カードの裏に書いた文を自分で修正した りすることができる。 8 準備 ①写真カード,②絵カード,③コンピュータ,④自作ソフト,⑤わいわいまつりの木, ⑥文字カード,⑦学習プリント

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9 本時の展開 配 時 学習活動・内容 教師の支援 教材 教具 評価(めざす姿) つ か む 7 分 1 はじめのあいさつをす る。 2 学習活動を知る。 3 前時の復習をする。 ○指導者と声を合わせてあいさつをさせる。 ○前時の学習や手順を思い出させる。 ○板書する言葉には絵を添えて,言葉の意味を とらえやすいようにする。 ○本時の活動を順に並べて表示し,45 分の学習 の流れが分かるようにする。 ○コンピュータを使って前時の振り返りを行わ せる。 ③ ④ ? コンピュータ を使っ て正しい語句を選ん で2語文を作ること ができる。 さ ぐ る 23 分 4 コンピュータを 使って 文を作る。 (1) 動画を見て話す。 ・けんをもらう。 ・つくえをはこぶ。 ・ボールをわたす。 (2) 絵を選ぶ。 (3) 絵に合う言葉を選ぶ。 (4) 絵と言葉を 並べて文 を作る。 (5) 文を読んで 絵を合わ せる。 (6) 第1時に書 いたカー ドの文の正 誤を確か め る。 (7) 学習プ リ ン ト に書い てまとめる。 (8) 写 真を 見な が ら発 表 する。 ○指導者も文の型を意識して話し,聞かせる。 ○自分がしたことやすることを話すときに,手 話,指文字で表現させ,音韻と結びつけたり, 身ぶりや動作を交えたりして話させる。 ○単語での受け答えや身ぶり,動作での表現は, 指導者が受け止め,言葉を提示し,「何をど うする」の型で言い直しをさせる 。 ○画面の絵や文字は声に出して読ませる。 ○1 回で絵と言葉を合わせることができた 時は 賞賛し,意欲をもたせる。 ○発表する際には,声の大きさに気をつけるよ うに促す。 ○コンピュータで作った文と写真カードの裏の 文を比べて,赤ペンで付加,修正させる。 ○3種類の学習プリントを用意し,児童に選ば せる。 ○画面の文と比べて,自己採点させる。 ○発表できない時は,画面で答えを確かめさせ る。 ○発表する時は,音声に手話や動作を加えて意 味を確かめながら 発表させる。 ③ ④ ① ③ ④ ⑦ ③ ④ ① ? 動画を見て,正しい語 句や「何をどうする」 の文の型を意識して 話すことができる。 ? コンピュータ を使っ て正しい語句を選ん で2語文を作ること ができる。 ? 画面を見な が ら自分 で確かめることがで きる。 ? 正しい語句を使い,文 の型を意識して書く ことができる。 ? 写真を見て 文の型 で 発表す る こ と が で き る。 ひ ろ げ る 10 分 5 カードを合わせ,「何を どうする」の文を作る。 (1) 裏返しにした「何」「ど うする」のカードの中から 一枚ずつ選ぶ。 (2) 選んだカード について 意味が正しいか考える。 ○指導者と交互に行うことで意欲をもたせる。 ○絵カードと作った文をマッチングさせて意味 を考えやすいようにする。 ○カードの量を比較し,勝敗を決め,次の時間 への意欲をもたせる。 ② ⑥ ? 具体物を使 って動 作 化をしながら考え る ことができる。 ま と め る 5 分 6 今日の学習を振 り返え る。 7 おわりのあいさつをす る。 ○今日の学習で楽しかったところや難しかった ところについて話させる。 ○次時もコンピュータを使って確かめる学習と カード合わせを行うことを知らせる。 ○指導者と声を合わせあいさつをさせる。 10 A児の平均聴力,補聴器装用閾値 平均聴力 右 105dB 左 116dB 補聴器装用閾値 右 50dB 左 53dB

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11 評価表 項目 内 容 評価 単語で話す。 教師に言い直しを促されて正しい語句を使って「何をどうする」の文になるように話 そうとする。 ? 自分で正しい語句を使って「何をどうする」の文になるように考えて話したり,言い 直したりして話そうとする。 教師に促されてコンピュータで絵や言葉を選んで2語文を作ることができる。 自分から進んで繰り返しコンピュータ で絵や言葉を選んで2語文を作ることができ る。 ? 動画を読み取って,間違わないように考え,繰り返し絵や言葉を選んで2語文を作る ことができる。 教師に指示されながらカードの言葉を見直し,書きなおしたり,○をつけたりするこ とができる。 教師に聞きながらカードの言葉を見直し,書きなおしたり,○をつけたりすることが できる。 ? 自分からカードの言葉を見直し,書きなおしたり,○をつけたりすることができる。 教師と一緒に考えて書くことができる。 正しい語句を使い,「何をどうする」に気をつけて書こうとする。 ? 自分で正しい語句を使い,「何をどうする」に気をつけて書くことができる。 ヒントをもらいながら発表することができる。 何度かやり直しをして,言葉や「何をどうする」の文の型に気をつけて発表すること ができる。 ? 写真を見て言葉や「何をどうする」の文の型に気をつけて発表することができる。 教師と一緒に動作化ややりとりをして文の正誤が分かる。 ヒントの絵と見比べて作った文の正誤が分かる。 ? 文字カードを並べて文を作り,読んで文の正誤が分かる。

参照

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