Kobe City College of Nursing
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平
成
14
年 度 神 戸 市 看 護 大 学 共 同研 究 費 (
臨
床 ) 研 究実 績 報 告 書
平 成15
年1
月24
日 研究 課 題 名 :小 児 医 療か ら成 人 医療へ の移 行に関 する[矢療者 を 対 象とし た意 識 調 査にっ い て 研 究 代 表 者 :松森 直美 共 同研究 者 :二宮 啓 子*
t 蝦 名 美 智 子’
,
瀬 戸 美 子!’
,
毛 利 京子Z’
,
貮 方 映 子:t,
森田裕 美/tt,
木 多 由里21,
井上ひ ろ みt’
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神 戸 市 看護大 学,
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戸 市 立 中 央 市 民 病 院 【研 究 実 績の概 要 】1
は じめに わ が国で は,
医療の進 歩に よ り小児期に発症 し た疾 患を も ち成 人に達し なが らも小 児 科で の医 療を継 続してい る患 者が増えて い る。
この よう な現 状におい て,
昨 年 度は,
患 者や家 族 達が どのよ う な思い で闘 病して い る のか につ いて小 児 医 療か ら成 人 医 療へ の移 行に焦 点 を あて意 識 調 査 を行っ た。
そ の結 果,
「小 児 医 療を継 続して受 け て い る こ と に違 和 感を もっ て い な い」 や,
「成 人 医 療へ の移 行を希 望し な い」と回答し た患 者や家 族が約 6割に み ら れ た。一
方,
「移 行を希 望して い る 」と回 答した患 者は 2割 弱で あっ た が,
「希 望 を 自分か らは言い出しに く い」 と 回答し た患 者もいた。
ま た,
「必要 性に関してわか ら ない」 と 回答した患 者や家 族が約3
割に及ん で い た こと がわか っ た。
さ らに,
移行 する際の問題と して,
医 療 者と の信 頼 関 係を重 視し て い る と い っ た回答や小 児 科 と成 人の診 療 科との連 携の必要性 を 回 答し た患 者や家 族が多くみ ら れ成 長 発 達 段 階の 中で,
患 者を取り巻 く環 境 (特に医 療 者の関わ り)の整 備が重 要で あ ると考え ら れた。
また,
成 人 医 療へ の移 行に関 する情 報 提 供を行っ
て い くことの必 要 性 も 示 唆さ れ た。
そ こ で,
今回の調 査で は,
医 療 者に対して,
小 児から成 人へ の移 行 期に い る患 者の医 療に関する意識 調査 を行 うことに より,
現 状 を把 握し,
実 際 的な問 題 をさ ら に明 確 化 する こと を目的と した。2.
調査 方 法 および 対 象 対 象 者 :A
市 総 合 病 院の小 児 病 棟・
混 合 病 棟,
外 来,
成 人 を対 象とする診 療 科に所 属して い る看 護 師275 名,
医 師34名 調 査 方 法 :無 記 名に よ る質 問 紙 調 査と同 意が得られた場 合に の み半 構 成 的 面 接を行っ た。
調 査 内 容 :小 児 医 療か ら成 人 医 療へ の移 行の必 要 性,
実 際に移 行に関わっ
た際に問題となっ
た こと や患 者や家 族の反応,
移 行の際に考え ら れ る問 題や必要な配慮,
思 春 期 病 棟の設 置に関する意 見や要望な ど に 関 する意 識 調 査 分 析 方 法:質 問 紙に よ って得られた数 値 的な回 答に対し て は統 計 学 的な処 理を行い,
記 述 回答や面接に より得 ら れ た回答に対し て は,
内 容 分 析を行っ た。
倫理的配 慮 :調 査 対 象とする施 設,
病棟の代 表者に対して研 究 内 容および方 法に関 する説 明を行い同意を得た後,
こ の調査へ の協 力は所 属 長か らの強 制ではな い こ とや協 力の可 否が診 療や業務に支 障を来さ ない も の で あ ること,
同意 後も協 力の中 断が可能で あ る こ と,
匿 名性の保 持等を調査 用紙に明記し実 施した。3 .
調査 結果 お よび 考 察 配布数483名に対 し,
質問紙の返送が あっ た総 数は 309名で,
回収 率は 64.
0%で あっ た。
小 児 医療か ら成 人 医 療へ の 移 行の必要 性にっ い て は,
「必 ず 必 要であ る」29
名 (9.
4%),
「状 況に応 じて必 要で ある」215名 (69、
6%),
「ど ち らか と言う と必要ない」7
名 (2.
3
%),
「考え たことが ない の でわか ら ない」57
名 (18,
4%)で,
「全 く必 要 がない 」と回答 した人 はいな か っ た。
「移 行を勧め た いですか」と謡.
う質 問に対しては,
「状 況に応じ て勧め た い」 が209
名 (67,
6
%)で最 も多 く,
「考え たこ と が ない の でわ か ら ない」 が72
名 (23,
3
%)と次に 多か っ た。
移 行 を 勧め る か ど う か を 決定す る際に考え る事と して は,
「患 者の状況によ る 」120
名 (39.
0
%),
「患 者 自身の人 生や治 療上の必要 性 」75
名 (24.
4%),
「病 棟の受入体 制によ る」73
名 (23,
7
%)であっ た。 また,
移行 事例の経 験につ いて は,
「自 分 も同 僚 も 全 く経 験 が ない」 が199
名 (64.
4
%)で,
「自分が担 当した事 例が あ る 」44
名 (14,
2%),
「同僚の経 験し た事 例を 知っ て い る」52
名 (16,
8
%)であっ た。 移 行の適 応 年 齢に関して は,
「16− 18
歳」108
名 (34,
9
%),
「19− 22
歳 」109名 (35.
3
%)で最 も多かっ た。 移 行の際に必要な 配 慮 と して は 「患 者さ んの病 状や経 過 を引き継 ぐこと」 185名 (59.
9
% )で最 も多く,
「患 者さん 自身の こと を引き継ぐこと 」161
名 (52.
1%)が次 に多か っ た。 今 後,
統計的 な分 析を さ らに行い,
面 接で得 られた回 答と合 わせて総 合 的な調 査 結 果の 検 討を行 って い く 予定 で あ る。
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