九州大学応用力学研究所 Reports No.153(Sep. 2017)
全文
(2) Foreword The present issue of the Reports of Research Institute for Applied Mechanics, Kyushu University, Number 153 collects papers in commemoration of Professor Emeritus Kazuo Nakamura, who finished his carrier at Research Institute for Applied Mechanics, Kyushu University in March 2017. Professor Nakamura was given the Doctor of Engineering from Nagoya University in 1983. He became a Research Associate here at Research Institute for Applied Mechanics in 1977 and was assigned to Division of High Energy Applied Mechanics. He became an Associate Professor in 1984 and was transferred to Advanced Fusion Research Center (AFRC). He became a Professor in 1997 and moved to Division of Nuclear Fusion Dynamics. Professor Nakamura has been engaged in a lot of fusion projects and made considerable achievements in research field of plasma engineering science, electrical engineering science and plasma control engineering. In the High-Field Tokamak TRIAM-1 project from 1977, he was in charge of designing and manufacturing of condenser power supply and neutral particle energy analyzer, charge-exchanged neutral particle measurement in turbulent heating experiment, and soft X-ray measurement with Si(Li) in high-current density plasma. He was given the Doctoral Degree by the energy spectral analyses. In the Superconducting Tokamak TRIAM-1M project, he was in charge of plasma control, plasma heating, plasma diagnostics, maintenance of auxiliary devices (power supplies, evacuating system, etc.). After upgrade of poloidal field power supply including Motorgenerator, he was in charge of diamagnetic measurement of plasma. In the experimental operation, he was in charge of position and cross-section feedback control of non-circular cross-section plasma in long-time discharge. As one of the diagnostics and plasma controls, he investigated on magnetic sensorless sensing of plasma position from information of actuator and sensorless control of plasma position without magnetic sensor. He received the Commendation for Science and Technology by the Minster of Education, Culture, Sports, Science and Technology with the AFRC director of the time. In the CPD project, he was in charge of plasma control, sequence control of vacuum pumping system. As for the plasma control, he studied on ST plasma shape reconstruction by CCS (Cauchy Condition Surface) method in collaboration with JAEA and Tokai University. And he studied on analysis of CCS method and eddy current analysis. He studied on application of the CCS method to EAST and the eddy current analysis of EAST in collaboration with ASIPP in China. He investigated on fluid-solid interaction and unification of different codes in Gas Circuit Breaker as one of computer simulations of plasma-wall interaction. In the QUEST project, he was in charge of plasma control, magnetic field coil, power supplies for the coil, and the power station. As for the plasma control, he was engaged in plasma shape reconstruction from magnetic signals based on the CCS method. Against the inductive current drive, eddy current effect is taken into account in the plasma shape reconstruction. Concerning divertor configuration, he was interested in long-time and real-time control of plasma shape, and robust stabilization of vertical position instability. I’d like to express our sincere acknowledges to his thorough contributions and superior activities in our research institute. I’m sure that we endeavor further to aspire for fusion reactor. September 2017 Kazuaki Hanada Director Research Institute for Applied Mechanics.
(3) Prof. emer. Dr. Kazuo NAKAMURA.
(4) 中村教授の略歴 昭和 26 年 12 月 20 日. 愛知県に生まれる. 昭和 49 年 3 月 25 日. 名古屋大学工学部電子工学科 卒業. 昭和 51 年 3 月 25 日. 名古屋大学大学院工学研究科電子工学専攻(修士課程) 修了. 昭和 52 年 6 月 30 日. 名古屋大学大学院工学研究科電子工学専攻(博士課程) 中退. 昭和 52 年 7 月 1 日. 文部教官教育職(一)4 等級(九州大学助手応用力学研究所)に採用. 昭和 56 年 4 月 1 日. 九州大学大学院工学科研究科における学生の指導を命ぜられる. 昭和 58 年 11 月 30 日. 工学博士(名古屋大学). 昭和 59 年 4 月 1 日. 九州大学大学院工学科研究科における学生の指導を免ぜられる. 昭和 59 年 4 月 1 日. 教育職(一)2 等級(九州大学助教授応用力学研究所)に昇任. 昭和 59 年 4 月 11 日. 九州大学大学院総合理工学研究科の担当を命ぜられる. 昭和 62 年 5 月 21 日. 九州大学助教授応用力学研究所附属強磁場プラズマ・材料実験施設に配置換. 平成 7 年 4 月 1 日. 九州大学応用力学研究所高圧ガス製造施設保安係員を命ぜられる. 平成 9 年 4 月 1 日. 九州大学助教授応用力学研究所附属炉心理工学研究センターに配置換. 平成 9 年 6 月 1 日. 教育職(一)5 級(九州大学教授応用力学研究所)に昇任. 平成 9 年 7 月 1 日. 大学院総合理工学研究科指導官を命ぜられる. 平成 12 年 4 月 1 日. 九州大学大学院総合理工学府の担当を命ぜられる. 平成 12 年 4 月 1 日. 大学院総合理工学府指導教官を命ぜられる. 平成 13 年 1 月 6 日. 「中央省庁等改革のための国の行政組織関係法律の整備等に関する法律附則 第 3 条」により文部教官は文部科学教官となる. 平成 14 年 4 月 1 日. 九州大学教授応用力学研究所プラズマ・材料力学部門に配置換 任期は平成 20 年 3 月 31 日までとなる. 平成 16 年 4 月 1 日. 平成 15 年法律第 112 号附則第 4 条の規定により国立大学法人九州大学に承継. 平成 20 年 4 月 1 日. 任用を更新される 任期は平成 25 年 3 月 31 日までとなる. 平成 22 年 4 月 1 日. 応用力学研究所核融合力学部門教授に配置換 任期は平成 27 年 3 月 31 日までとなる. 平成 27 年 4 月 1 日. 任用を更新される 任期は平成 32 年 3 月 31 日までとなる ただし、平成 32 年 3 月 31 日以前に国立大学法人九州大学教員の定年に関する 規程に基づく定年により退職することとなる日を迎える場合は定年により退職. 平成 29 年 3 月 31 日. 平成 29 年 3 月 31 日限り定年退職.
(5) CONTENTS. Looking back on the project study of 44 years By Kazuo NAKAMURA………………………………………………...…………….........................1 From Glass Torus to Fusion Reactor -- Memory and Perspective -By Osamu MITARAI…….........………………………………………………………......................49 Present Status and Prospects of Control System on QUEST By Makoto HASEGAWA, Kazuo NAKAMURA, Kazuaki HANADA, Akihide FUJISAWA, Hiroshi IDEI, Kazutoshi TOKUNAGA, Yoshihiko NAGASHIMA, Takumi ONCHI, Aki HIGASHIJIMA, Takahiro NAGATA, Shoji KAWASAKI, Osamu WATANABE and Kengoh KURODA……………………………………………………………...........…….....75 Compilation of bathymetric data covering marginal seas By Katsuto UEHARA………………………………………….........………………………………...80 Large-eddy simulation of airflow over complex terrain and application to the wind turbine safety management By Yasushi KAWASHIMA and Takanori UCHIDA…………………….........……………….......96 Development of quantitative evaluation method of wake loss using mockup model of real wind turbine By Yoshihiro TANIYAMA, Takanori UCHIDA, Keiji MATSUSHIMA, Michiko NAKANO, Asako INOMATA, Shoichi TANAKA and Toshiki OSAKO……….................……………104 Study on particle balance in steady state operation with the QUEST wall model By Kazuaki HANADA……………………………...................................…...……………………109 Observations of Aerosols and Trace Gases around the Chikushi Campus of Kyushu University By Zhe WANG, Itsushi UNO, Kazuo OSADA, Xiaole PAN, Shigekazu YAMAMOTO and Yugo KANAYA..............................................................................................................113 Analysis of the Seasonal Variation in Atmospheric NH3 over East Asia By Zhe WANG, Itsushi UNO, Kazuo OSADA, Syuichi ITAHASHI, Keiya YUMIMOTO and Shigekazu YAMAMOTO……….............................................................................…..130.
(6) 九州大学応用力学研究所所報 第 153 号 (1 – 48) 2017 年 9 月. 四十四年間のプロジェクト研究を振返って 中村 一男 ∗1 ( 2017 年 7 月 31 日 受理 ). Looking back on the project study of 44 years Kazuo NAKAMURA E-mail of corresponding author: [email protected] Abstract In this article, I’d like to talk about a theory of the weak, by reviewing my project study of 44 years. In 1973, I entered in a research laboratory on nuclear fusion as an undergraduate student in Nagoya University and engaged in HYBTOK-Ia project study until leaving from the doctoral course in the second grade. In 1977, I moved to a research laboratory on nuclear fusion as a research associate in RIAM (Research Institute for Applied Mechanics), Kyushu University and engaged in TRIAM-1 (High-field Tokamak of RIAM), TRIAM-1M (Superconducting Tokamak of RIAM), CPD (Compact PWI experimental Device) and QUEST (Q-shu University Experiment with Steady-State Spherical Tokamak) project study until retiring from Kyushu University in 2017. Based on a logic of the weak, I’d like to say messages to the weak and to the strong. Key words : Theory of the weak, Project study, HYBTOK-Ia, TRIAM-1, TRIAM-1M, CPD, QUEST, Logic of the weak. 1.. はじめに. 花田所長より過分なるご紹介をいただきありがとうござ います (PPT-1)。 44年間のプロジェクト研究を振返ってということで、 お話させていただきます。大学の学部4年に入ってから4 4年間ですが、どのようにまとめるか考えた末、弱者の理 論ということで、弱者の誕生、弱者の成長、弱者の論理と いう順でお話させていただきます (PPT-2)。はじめに、弱 者の誕生ですが、愛知県一宮市千秋町という農村で生まれ ました (PPT-3)。名古屋市と岐阜市の中間に一宮市、その 一宮市は東西に長く、東部の千秋町というところは、西部 の本町から離れていまして、名古屋市と犬山市の中間で、 一帯が農村です (PPT-4)。 誕生後は、小学校、中学校、高校、大学、と順調に進ん でいますが、生まれた時代といえば1951年に日米安保 条約、高校時代には東大の入試が中止され、大学時代には 浅間山荘事件がありました。戦後の農家に生まれまして、 戦後のこの時期ですと街中ではずいぶん発展していたので すが、農家の復旧は遅れていました (PPT-5)。我々は、農 家の貧乏から這い上がるためには勉強せい、と言われて勉 強しました。小学校時代は生活保護を受け、中学校まで生 *1 九州大学応用力学研究所. 活保護を受けました。高校からは奨学金という制度があり ました。高校に入ったら質実剛健ということで、卓球部に 入り体も鍛えました。アルバイトもしました。高校時代は 農園で働いて、大学時代は生協で、マスター時代は私立大 学の実験助手のアルバイトをしました。 最初は貧乏から這い上がるために勉強し、鉄腕アトムに 出て来るお茶の水博士とか、電子計算機にあこがれて、電 子工学科に入りました。アルバイトで生計が立つようにな りますと、衣食足りて礼節を知る、ということで、最終的 にどう進むか、周りの状況としては東大の入試が中止され るとか、浅間山荘事件があったとか、そういったことで、 これから何をするべきかということで、最終的には核融合 に進むということを決めました。 奥田孝美研究室では、核融合を起こすためには最初、平 衡、安定性、輸送、そして最後に核融合が実現できるとい うことで、テーマとしては輸送現象というものが与えられ ました (PPT-6)。その輸送現象を解明するためには新しい 計測器が必要である、一つ新しい計測器が開発されれば一 つ新しい輸送理論が生まれる、ということで進めることに 成りました。それから44年間のプロジェクト研究が始ま りました。.
(7) 中村:四十四年間のプロジェクト研究を振返って. 2. 2.. HYBTOK-Ia プロジェクト研究. 最初は HYBTOK-Ia、もう4年のときから HYBTOK-. Ia のプロジェクトに入ることになりました (PPT-7)。ハ イブリッドトカマクですが Ia というのは大半径が 30 cm、 小半径が 8 cm、それからトロイダル磁場が 3.4 kGauss で す。特徴としては D 型断面トカマクです (PPT-8)。この 当時、予算の面もありますが、真空はバイトン O リング を使って油拡散ポンプで排気しました。リークテストはア ルコールとガイスラー管を使って行いました。特徴として は、D 型断面トカマク以外に空芯、これからのトカマクは 空芯、ということで、空芯になりました。そのためにプラ ズマの最初の種プラズマは同軸銃を使って作るということ. 1装置という方針でしたが、トカマクでもあり、ちょっと 高額でもありますので、このトカマクから2ドクター1装 置ということになりました (PPT-9)。私が担当したのが. PF コイル、ポロイダル磁場コイルの製作を担当しました。 それとそれに関連しましてコンデンサー電源でコイルに通 電するわけですが、その周期が短いのでそのコイルのイン ピーダンスを変成する、トランスを使って実効的に L を大 きくするためにインピーダンス変成器を作ることになりま した。HYBTOK-Ia 自身が真空容器とトロイダル磁場コイ ル以外は手作り、その手作りのうちのポロイダル磁場コイ ルとインピーダンス変成器を担当することになりました。 そして平角銅線を用いてそれにガラステープで絶縁しなが. になりました。それまでは研究室の方針として1ドクター. PPT- 1. PPT- 4. PPT- 2. PPT- 5. PPT- 3. PPT- 6.
(8) 九州大学応用力学研究所所報 第 153 号 2017 年 9 月. 3. ら巻くということになりました。フィーダー部とそのコイ. 8 kA 程度です。この制御は桜井さんという一年上のドク. ルとか電源関係はすべてねじ止めするというようにしまし. ターの人が担当しましたので、私は、オクタポール磁場配. た。したがって、電気的な設計は電気屋でしたのでしっか. 位ができたら、D 型断面プラズマを確認するための測定. りやりましたが、機械的な検討が足りないためか、毎年の. ということで、ラングミュアプローブを設置しました。こ. ように実験後修理するという始末でした。. れは、ちょっと見づらいですがリミッターです (PPT-11)。. しかし、分担して皆さんと作りまして、その後実験に. ここがリミッター、下側の半円形と上側の半円形のリミッ. 入りました。これが最初の私の実験です (PPT-10)。D 型. ターがあります。放射状に、孔がありますが、そこに四角. 断面ということで8重極磁場、オクタポール磁場を作る. い平板プローブを並べました。その当時はここからリード. コイルを配置しまして、この磁場中にプラズマとしては、. 線を出して、この先はガラスの電流導入端子で取り出しま. D 型断面プラズマを作る計画です。プラズマ電流としては. した。その当時、森さんというガラス細工の名人がいまし て、トーラスとか直線装置とかガラス管で作っていました が、電流導入端子もガラス管で作るということが可能でし た。結果としまして、このように測定でき、横軸がポロイ ダル方向の角度、内側のコーナーと外側のコーナーのとこ ろでイオンサチュレーションカレントがピークを持って、 このような D 型もしくは四角形のプラズマができている ことを確認しました (PPT-12)。それが EPS ヨーロッパ物 理学会で発表されました。 次に2番目の実験としましては、炭素不純物量の絶対測 定です (PPT-13)。先ほど述べましたように、これは放電 結果なのですが、8重極の磁場コイルでもってプラズマを 生成して、その後、8 kA しか流れないのとワンターンルー. PPT- 7. PPT- 10 PPT- 8. PPT- 9. PPT- 11.
(9) 中村:四十四年間のプロジェクト研究を振返って. 4. プ電圧が下がらないということで炭素不純物量を測定をす. を中退して就職するというのと同時期であり、最初に述べ. ることになりました。炭素不純物からの可視光の絶対測定. ましたように、伊藤智之先生がこの TRIAM-1 プロジェク. ということが難しいので、ここでは真空容器の中に水素と. トを開始するということが、もう決まっていました。それ. メタンを、最初に規定量のメタンを混ぜた水素ガス、それ. で就職が決まった最初は伊藤智之先生もプラズマ研究所に. を封入してプラズマをつけるということで測定しようとし. みえましたので、TRIAM-1 の設計を半年間くらいはプラ. ました。5%の炭素が含まれるようにメタンと水素を混合. ズマ研究所ですることになりました。最初に、TRIAM-1. して真空容器の中に入れて放電、そして水平方向の1点だ. の設計に入る前に、一番最初に始めた仕事は暖房機コント. けですけれども1mのツェルニターナー型の可視分光器で. ローラの製作ということです。その当時は暖房機にはコン. 炭素ラインを測ることによって、入れた既知量の炭素に対. トローラも何もなくて電源を入れれば入りっ放し、切った. してどれだけ増えるか、そしてその中にどれだけの炭素不. ら切れっ放しということでコントローラがない。それでは. 純物が含まれているかということの絶対測定を試みました。. 快適な研究ができないということで、それをタイマーでオ. これが波形ですけれども、左側がメタンを入れないとき、. ンオフする、それを自動的に行うというコントローラを作. 最初にピークがあって、更にピークがある。最初のピーク. ることになりました。私も最初は分らなかったのですが、. の違いから、結果的には同軸銃から3%の炭素が入ってい. 棚橋先生という人から教えていただきまして、リレーから. ると推測されます (PPT-14)。この後ろのピークの立ち上. タイマーの機能を教えていただいて、結果的にそのコント. がりスピードから計算すると、100 µs 当り3%の炭素がリ. ローラを作り上げることができました。そして動作試験に. ミッターとかライナーから入っているらしいということが. 見事合格して、その後制御シーケンスに関しては順調に任. 分りました。. せてもらえることになりました。. 3.. TRIAM-1 プロジェクト研究. 先ほど HYBTOK-Ia で言いましたように、今まで機械 的によく壊れていましたけれども、それと真空が悪くて不. これが終わって次に TRIAM-1 プロジェクトに参加する. 純物が多いということでしたが、伊藤智之先生の信念とし. ことになりました (PPT-15)。TRIAM-1 は私がドクター. ては、必ず真空としては銅ガスケット、その締め付けには. PPT- 14 PPT- 12. PPT- 13. PPT- 15.
(10) 九州大学応用力学研究所所報 第 153 号 2017 年 9 月. 5. トルクレンチを使う、リークテストにはマス分析を使った. するにあたって、新しい計測器を開発するということで、. リーク試験をする、ということで、真空に関してきちんと. 乱流加熱と併せて乱流加熱がイオン加熱をする、それでイ. する、それがトカマクを良くするということだということ. オン温度測定をするということで、まず NEA ですね、中. で、そこからスタートしました。制御シーケンスと真空と. 性粒子エネルギー分析器を開発して作ることになりました. いうところからスタートしました。そして、私も電気屋と. (PPT-17)。実際にはプラズマ研究所にいらっしゃいまし. いうことで TRIAM-1 の設計に関しては電気パラメータか. た川澄さん、角さん、野田さん、そういった方がもうプラ. らコンデンサー電源、そういったものを担当することにな. ズマ研究所では作られていましたので、そこに弟子入りし. りました。それ以外に、機械的によく壊れた HYBTOK-Ia. て教えてもらって自分なりに数値をすべて当たってから作. ですが、TRIAM-1 の場合にはしっかりした機械強度計算. ることにしました。その実験結果ですが、ここにあります. とか熱的な設計ですね、そういったものが学生でなく、教. ように、中性粒子エネルギー分析器でスペクトルを測定し. 員、職員になったということでそちらの方をしっかりする. ました (PPT-18)。2成分のバルク成分とテール成分があ. ということになりました。. り、時間的にプロットしますと、テール部分が乱流加熱パ. TRIAM-1 自身は主半径が 25.4 cm、小半径が 4 cm、40. ルスによって加熱され、それが decay すると共にバルクの. kG の強磁場トカマクです (PPT-16)。その強磁場に伴っ. 温度が上がる。そして1成分になった後、また両方とも一. て、更に機械強度の計算を念入りにすることになりまし. 緒に decay するという実験結果が得られました。. た。真空に関しては先に言いましたが、銅ガスケット、ト. 更にダブルパルスですが、このように同じ方向のパルス. ルクレンチ、ターボ分子ポンプということで進めることに. を2回、それから逆方向の、逆極性のパルスを2回印加し. なりました。それでこの 25.4 cm はちょうど 25.4 cm です. ました (PPT-19)。この加熱結果としましては、ここにあ. から 10 インチ、そういったインチ規格のパイプを使って. りますように第1成分だけこう加えるとここまで、第2成. 作ることになりました。強磁場トカマク以外に TRIAM-1. 分だけこちらの第2パルスだけ加える。足し合わせたらこ. の売りは乱流加熱、そこで私は最初に輸送現象をテーマに. PPT- 18 PPT- 16. PPT- 17. PPT- 19.
(11) 中村:四十四年間のプロジェクト研究を振返って. 6. うなるはずなのですが、同極性の場合には、こちらの第1. ましたが、Kadomtsev とかコピーがポスター発表を見に来. 成分を加えると却って低い、それが邪魔して、加算されな. てくれました。しかし、私は名前は知っていましたが、顔. いという実験結果が得られました。逆極性の場合には、こ. までは知らなくて、そのときにどなたですかと名前を聞き. のように見事に足し算になるということが分りました。こ. ました。すると、向こうは答えてくれるけれども、カドム. の時には東井先生もおられて共に乱流加熱、こちらに関し. チェフと言ってくれなくて、ロシア語式にカーダムチェフ. て論文を書くに当たってはご指導いただきました。この場. とか、そのときは全然分りません。学生時代は「これから. を借りてお礼申し上げます。. トカマクやるのだったらロシア語だ。」ということでロシ. このあと昭和58年ですが、箱崎キャンパスから筑紫キャ ンパスへの応力研の移転というものがありました (PPT-20)。 それに伴って TRIAM-1 自身も移転されますが、その応力 研が移転するには、まだトライアム実験棟ができていませ んでしたので、それができてから TRIAM-1 は遅れて移転 しました。新しい計測器を開発するということで、次なる ものはボロメータでした (PPT-21)。先ほどの乱流加熱で イオン温度を測って、上がったと言うことで、次はそのエ ネルギーバランスを計測するということです。ラディエー ションロスとしては15%、計算ですけどもそういった結 果が得られましたので、それに基づいてこれはフォトダイ オードですが、このフォトダイオードをアレイにしまし て、ラディエーション、真空紫外から赤外までの感度があ るフォトダイオードを並べまして分布を測定するものを設 計して製作までしました。これは LHD の計画共同研究で. PPT- 21. 作ることができました。しかし、この頃から TRIAM-1M の設計も始まっていまして、私は実験結果を得るところま ではタッチすることができませんでした。. 4.. TRIAM-1M プロジェクト研究. TRIAM-1M プロジェクトが開始されました (PPT-22)。 ここに書きましたが、TRIAM-1M 受変電設備、力率改善 装置、コンデンサー電源、サイリスター電源、今までと同 じように電源関係、それから制御シーケンス、そういった ものを担当することになりました。 この設計段階で、まだ完成する前の段階で EPS に行っ て、ポスター発表ですが、1M の紹介をすることになりま. PPT- 22. した (PPT-23)。その時には、つたない英語で説明してい. PPT- 20. PPT- 23.
(12) 九州大学応用力学研究所所報 第 153 号 2017 年 9 月. 7. ア語を日ソ協会まで行って勉強したのですが、その時には. 要がありました。これは断面ですが、この空芯でここに空. 全然分りませんでした。. 芯変流器、この補正コイルとしましてこことここに配置し. さてまた戻りますが、TRIAM-1M は超伝導トロイダル. まして、この真空容器のプラズマ領域における不整磁場が. 磁場コイルをもった、Nb3 Sn を用いた超伝導トロイダル. 小さくなるように、この巻き数とか位置を変えていきまし. 磁場コイルをもった、超伝導トカマクが超伝導であるがゆ. た (PPT-25)。もう一つ、このポロイダル磁場コイルとし. えに電磁誘導に制限がありました (PPT-24)。そのために. ては垂直磁場コイルを発生する2種類のコイル、SP コイ. トロイダル磁場コイルとしては、フラクショナルターン方. ルと SN コイル、正の曲率を持った SP コイル、負の曲率. 式を用いて、また空芯変流器ということで、プラズマを点. をもった SN コイルです。先ほどの超伝導コイルがこの部. けやすくするために不整磁場、その補正をしっかりする必. 分になりますが、ここに不整磁場の影響とか電磁誘導とか を小さくするために、必ずプラスマイナスで巻き戻すこと によって、このプラズマ領域のみに垂直磁場ができるよう に提案したのがフラクショナルターン、これがその構造で す (PPT-26)。電源から来たフィーダーをこちらから来ま して、ぐっとこう来てこう巻き戻して、ここのところでは 2分割でこれは組み立ての都合上なのですが、ここでは2 分割してここでは往復で打ち消し合うようにしました。し かし、誘導を小さくするためにターン数を少なくする必要 がありましたので、その分、不整磁場の影響も大きいです ので、このコーナー部ですね、それとかフィーダーの取り 出し口、そういったところの不整磁場を小さくする必要が ありました。そのために、単に製作上でしたら直角に曲げ た L 型のものを組み合わせればよいのですが、その時には. PPT- 24. 電流密度分布がこのように流れまして、ここに三角形状の ループ電流が流れる (PPT-27)。それでは、この不整磁場 が大きすぎるので、これをすこし行き過ぎて、上と下でダ イポールに成るようにします。さらにはこのように、プラ ズマ領域における不整磁場が小さくなるように、この銅だ けではなくて、ここに少し絶縁体ではなくて、半導体、抵 抗のあるものをいれて、ちょうど電流分布がもう少しダイ ポールよりも磁場が小さくなるように最適化しました。 引っ越したこのキャンパスですが、電源の話に戻ってし まいますが、この筑紫キャンパスには 4MVA という建屋 電源、それだけの電源がありましたけれども、トライアム の実験のためには更に 3MVA、 4MVA 必要だということ で、この受変電設備をこの筑紫キャンパスに新しく設置す. PPT- 25. PPT- 26. PPT- 27.
(13) 中村:四十四年間のプロジェクト研究を振返って. 8. ることになりました (PPT-28)。それを電気関係というこ. カマクらしく、ヒュージルダイアグラム、その中に放電の. とで私が担当しました。. 軌跡を描くとか、そういったことが起き、不安定性半径、. 実験に入ってですが、これが最初やはり空芯変流器、そ. MHD 不安定性関係の知見を得ることができました。. れはコンデンサ電源でやりました (PPT-29)。波形もこの. また電流駆動のほうですね。超伝導ということで、最初. ような滑らかなコンデンサ電源に特有な波形です。プラズ. から電流駆動で定常化を目指すということが計画されてい. マ電流としては 50 - 100 kA ということで、この SN コイ. ますが、ここでは私自身は電流駆動装置を最初担当してい. ル、SP コイル、こちらは当時、日立研究所の阿部さんが こちらで一緒に共同研究をしていまして、磁気プローブか らの信号を基に再構成した結果です。 ちょっと前後が入れ替わってすみませんが、やはり輸送 現象を知るためにということなんですが、その前に今回は 不安定性を研究するということで、MHD 不安定性を測定 する (PPT-30)。ここでは PIN ダイオードをずらっと並べ まして、Soft X-ray が出てくるプラズマ内部の様子を調べ ようということです。それに関しましては、これも東井先 生に大いにお世話になりました (PPT-31)。あと、実験に 当たりましては学生が頑張ってくれまして、シールドルー ムとかそういったものは全てその当時大日方くんという、 マスターの学生ですがそういったものを作って、各チャン ネルの測定をしまして、saw tooth および saw tooth の反 転半径とかを測定しまして、その頃としましては強磁場ト. PPT- 30. PPT- 31 PPT- 28. PPT- 29. PPT- 32.
(14) 九州大学応用力学研究所所報 第 153 号 2017 年 9 月. 9. なくてコンデンサー電源を担当していました (PPT-32)。. になった分、パワーとしては 1,400 kW から 125 MVA と. これは当時の森山さんという助手の方のものです。この最. いう約 100 倍ですね、そのパワーを得ることができます。. 初のところはコンデンサー電源で種プラズマを作るのです. さらに、電源に関しても第1ステップから第2ステップ. が、通常は先ほどもありましたとおり、このようにコンデ. ですが、増力電源としてインバータ電源、これは最初、第. ンサーの電流の立ち上がりのところでプラズマを点けます. 1ステップの場合は、実はインバータ電源はトランジスタ. が、今回は電流駆動で定常に引っ張るということで、コン. ですね、FET でやっていましたが、第2ステップでは電. デンサー電流の立ち下がるときに出るループ電圧、立ち上. 流が大きい、10 kA という大きい電流でしたので GTO、. がりのときよりも低いのですが、ここではクローバーの特. ゲートターンオフサイリスターを使ったインバータ電源を. 性をこれに特化して、クローバーによる減衰電流が一番大. 作ることになりました (PPT-34)。GTO としては、当時. きくなるようにして、この電圧で種プラズマを作って、そ. としては最高で 4.5 kV, 3,000 A のものを2パラで行いま. のあと 2.45 GHz の低域混成波電流駆動ですね、ここで電. した。最大電流としては 10 kA まで通電することができま. 流を立ち上げてできました。これは1分を達成しました。. した。両極性、プラスマイナス、両極性で通電することが. そういった成果が認められて、TRIAM-1M の増力電源. できました。. という道を辿ることになりました (PPT-33)。その基にな. プラズマ電流も 50 kA から 100 kA でしたが、これもこ. るものとして、電動発電機をまた私が担当することになり. の電動発電機の導入に伴って CT コイル電流をサイリスタ. まして、ここに MG ですが、電動発電機はまさに電力増. で立ち上げまして、その後、抵抗で遮断して、また逆方向. 幅器で、このモーター部分 1,400 kW ですが、ここに 300. に電流を両振りすることによって、プラズマ電流をここか. 秒間、5分間ですね、回転エネルギーに変換して電力を. ら立ち上げる (PPT-35)。結果的には、ここに示しますよ. 貯蔵します。それを3秒間、こちらの発電機から3秒間、. うに、こちらが先ほどと同じ波形で、これが実際の通電波. 125 MVA のうち、時間が 300 秒から3秒間、100 分の1. 形、それに伴ってワンターンループが、このようにできま して、この最初のところでブレークダウンし、その後の遮. PPT- 33. PPT- 34. PPT- 35. PPT- 36.
(15) 中村:四十四年間のプロジェクト研究を振返って. 10. 断とか反転、それから負群による立ち下げによってプラズ. ができるということで、このように先ほどと同じポートな. マ電流としては 200 kA から 300 kA といった電流が得ら. のですが、並べて分光測定をすることができるようになり. れるようになりました (PPT-36)。. ました。これが結果です。8.2 GHz のときの分布だと思い. そこで、電源のほうが終わりましたら、次は計測に戻っ て、不純物というよりも電流駆動ですね。高エネルギー電. ますが、放電後半で不純物が増えるという状況が伺えます。 先ほどからお気づきの方がいらっしゃるかもしれません. 子から次は真空紫外の分光ができる領域に入るのではとい. が、この成果とか全て書いてきましたけどもほとんどは、. うことで、真空紫外分光器計測を開始することになりまし. IAEA と日米ワークショップということで成果発表をしてお. た (PPT-37)。この設計製作をするに当たっては、平城先. ります (PPT-39)。電流駆動に関しまして、2.45 GHz に関. 生にほとんどしていただいたと考えています。ニコン・マ. する長時間運転としてまとめたものがこれです (PPT-40)。. クファーソンの真空紫外分光器です。この機械では、これ. 最初、1分の長時間が得られた後、その後、ホール素子に. 自身を一枚の御影石に載せたものです。通常ですと、これ は水平に置かれているのですが、トカマクの対称性のため に、それを90度回転させて、このようにスリットがトロ イダル方向を向くようにセットします。これによって、こ の性能はすばらしく、セットして一回目で不純物の時間変 化を測定することができました。赤道面だけですけども、 測定することができました。それが認められまして、次は、 これは日立製作所なのですが、こういった LHT という分 光器なのですがジョバン・イボン社から輸入したものです. (PPT-38)。それをこの大きさであればたくさん並べること. PPT- 39. PPT- 37. PPT- 40. PPT- 38. PPT- 41.
(16) 九州大学応用力学研究所所報 第 153 号 2017 年 9 月. 11. 変えることによってどんどん1時間まで伸びることができ. のニューロン細胞を模擬したもの、それを特化してそれを. ました。その後、Hα 一定制御とか、その辺はホール素子. 仮想パーセプトロンにして、入力に磁気コイルのデータを. は森山さん、Hα 一定制御は坂本さんといった方々が努力. 入れれば、こちらにプラズマ位置とか断面形状とか、そう. されまして、最高は5時間以上の長時間を達成しています。. いったものを出力するようにこの重みを決めるということ. 増力電源も終わり、次に前から設計とかいったものは進. で、そういったものをつくれば複雑な計算も、複雑な計算. めていましたが、不純物制御観測装置、材料関係と定常関. であれば、その複雑な計算よりも速く、実時間で制御でき. 係、トカマク、将来的には材料が大事になるということで. るのではないかということです (PPT-42)。これはその結. 設計が進んでいました。今現存のものとして二つ挙げてい. 果で、TRIAM-1M プラズマ位置制御のためのニューラル. ますが、高エネルギーイオン発生装置(渡辺英雄先生)と. ネットワークによるプラズマ位置予測ということで、プラ. か電子ビーム熱負荷発生装置(徳永和俊先生)とか、そう. ズマ・核融合学会誌に掲載されています (PPT-43)。. いったものがこのときに納められました (PPT-41)。これ. 次は、私も電流駆動、これは中村幸男先生がされていま. に関しましては、私は残念ながら参加する時間はありませ. したが、その後、学生の山ヶ城さんとか引き継いでいまし. んでしたし、その余裕は無かったです。残念ですが紹介は. たがその後、私も一緒にやることになって、実験は一緒に. これだけです。. やっていましたので、これはそのときの重畳実験、LHCD. 制御に関しましては、先ほどのように森山さんがホー. の重畳実験について Nuclear Fusion に出すことができま. ル素子を含めてやっていましたが、その当時、ドクターの. したので、その簡単な紹介ですけれども、やはり電気出身. 学生が一人いまして、彌政さんですが、「ニューラルネッ. ということで重畳した場合にどうなるかという解釈として. トワークをしたい。」ということで、そのとき同時に電気. はロワーハイブリッドの RF を入れたら、入れた量に対し. 通信大学から竹田先生が客員教授として来られていました. て必ず電流駆動はそのまま流れます (PPT-44)。必ずそれ. ので、それもあってニューラルネットワークでプラズマの. と瞬間的には逆方向にリターン電流が流れます。しかし、. 位置制御をしようとして、ニューラルネットワーク、人間. そのリターン電流はどこか流れやすいところ、そこに流れ ます。その後、リターン電流が流れやすいところは、抵抗 性をもっていればそのところの L/R の時定数で減衰する、 ということでこのパワーの違いによって、この重畳した結 果が変わるということを定性的にですが説明できるのでは ないかということです。. 5.. CPD プロジェクト研究. それで次は、先ほど TRIAM-1, TRIAM-1M 自身は主 に IAEA と日米ワークショップといった感じでしたが、こ こから弱者の変化ということで、私も平成 12 年、ちょっと 正確な資料は無いのですが、最初にジャパンチャイナワー クショップということで JAEA、原子力研究所だったかも しれません、JAEA、そこで日中ワークショップがありま. PPT- 42. PPT- 43. して、そこで電流駆動の発表をした後、これが基でそれ以. PPT- 44.
(17) 中村:四十四年間のプロジェクト研究を振返って. 12. 降は、日中ワークショップという感じで、中国、韓国、中. とで、今数えてみたら、このスタート、クンミンから、来. 国関係に行くことになります (PPT-45)。共同研究なども. 週またクンミンに行きますが、それを入れますと18回中. それを機会に、それを進めることになりました。この流れ. 国に行ったことになります。. としましては、任期制がスタートするということもありま. その後、CPD プロジェクトが始まることになります. して、私もワークショップだけではなくて自分自身で論文. (PPT-47)。この時には、センターの方がまず、伊藤智之. を書かなくてはいけないという、そういったこともあって 自分自身が変化しなくてはいけないという思いがあったの も事実です。その日中ワークショップを皮切りにして、そ のときの原研でありましたワークショップの後で中国科学 院の HT-7、そこへ行って、そこへ行くこと自身は最初に 日中ワークショップがクンミンで行われることが分ってい ましたので、共同研究をスタートするということで合肥の 中国科学院に行って、その後クンミンの日中ワークショッ プに参加するということにしました (PPT-46)。その後、 そのように合肥の方に行くことが多くなりました。途中か らは成都、チャンドゥの方にも行くようになりました。ま た、私は電気関係ですので、電気関係の国際会議が日中韓 で行われていましたので、そういった意味で、そのときは 日中韓香港ということで4年に一度は中国に行くというこ. PPT- 47. PPT- 45 PPT- 48. PPT- 46. PPT- 49.
(18) 九州大学応用力学研究所所報 第 153 号 2017 年 9 月. 13. 先生の退職、定年退職の直前に増員されまして、私もセン. 相当が 4 分野相当に増えましたので、その分、分担の数は. ター、ではなく施設にいたのですが、そのときに3部門、. 減りました。私として担当したのが、ここにありますよう. 3分野相当が増えまして、私自身は部門の方に移ることに. に、CPD の磁場コイルと・ ・ ・QUEST の磁場コイルと、ト. なりましたが、路線変更ですね。そういったものが、それ. ロイダル磁場コイル電源を担当しました。あと、QUEST. と同時に行われました、行われようとしていました。そこ. の磁場コイルの製作にあたり、このトロイダル磁場コイ. では、変化できるものだけが生き残れるとういことで、最. ル電源は、前の TRIAM-1M は超伝導コイルでしたので、. 終的には球状トカマクをすることにセンター、部門全体. そのときの電流は 6.2 kA で 10 V といったもので、電流. がそういうことになりました。これは小型 PWI 実験装置. も小さく、電圧も小さいということでした。球状トカマク. CPD ですが、球状トカマクで最近できた装置ですが、主. の場合にはトロイダル磁場は小さくても良いということ. 半径が 0.3 m、小半径が 0.2 m、トロイダル磁場が 0.25 T. で、水冷コイルによって定常運転が可能である。しかしな. です (PPT-48)。. がら、定常運転するにしても結果として電流としては 50. ここでは先ほどの日中交流に伴ってワンフォンさんという. kA, 50 V という電源ですので、それなりの電源が必要で. 留学生が私のところに来ることになりました (PPT-49)。こ. ある (PPT-51)。この球状トカマクの売りとして、次にダ. のコーシー条件面法、CCS 法という方法が、これは JAEA. イバータ配位プラズマを作るということでポロイダル磁場. の栗原さんが提案されたものですが、それ自身、私自身は. コイルに中間タップを設けて、いろんな配位ができるよう. 栗原さんを存じ上げていなかったのですが、御手洗先生か. に、またキャンセルコイルを製作して、ST の CS が小さ. ら紹介を受けてそれからは CCS 法ということで、私も勉. い、径の小さいものしかできませんので、漏れ磁場も小さ. 強すると同時に、留学生と一緒に使えるようにしようとい. くするということでキャンセルコイルを設けることにしま. うことで、留学生自身は計算機が得意でしたので、その原. した。QUEST を設置するに当たっては TRIAM-1M の跡. 理を一緒に勉強してコードを留学生が作るということで行. に据え付けるということで、その撤去を担当することにな. いました。CPD のフラックスループの信号を基にして、こ. りました (PPT-52)。また撤去するためにはその周りの計. のプラズマ内にコーシー条件面を設定して、その条件を未 知数として決定しまして、コーシー条件の境界条件が作る 信号が、そのフラックスループ信号に合うように、CCS 点 の値を求めて、真空磁気面だけですが、それを再構成する ということでできるようになりました。その留学生がドク ターを取った後も、この CCS 法は私が引き継いで改良を 進めていくことにしました。. 6.. QUEST プロジェクト研究. そして QUEST プロジェクトが次にスタートしました. (PPT-50)。CPD とほとんど同時に QUEST の設計も進 んでいましたが、人数が増えました、教員の数で 1.5 分野. PPT- 51. PPT- 50. PPT- 52.
(19) 中村:四十四年間のプロジェクト研究を振返って. 14. 測器とかは全て退避させてヘリウム液化冷凍設備、移動先. 中間タップとキャンセルコイルですが、中間タップは巻. に冷凍機がありましたので、それを撤去して TRIAM-1M. き数をいろいろと変えて、いろんなダイバータ配位ができ. の周りの計測器を避難しまして、その後、TRIAM-1M を. るように、タップを設けることになりました (PPT-55)。. 冷凍機のあったところに移動させて、そこの跡に QUEST. また、CS コイルの巻き数も、オーミックに関してですが、. を据え付けることになりました。. 巻き数も変更できるように設計を進めることになりました。. トロイダル磁場コイル電源に関しては先ほど述べました. QUEST 自身は東芝が担当しましたので東芝自身の設計が. ように 50kA, 50V 定常で作る必要がありましたので、この. 多いところがあります。キャンセルコイルに関しては、こ. 筑紫キャンパスには 4 MVA とトライアム実験用に 3 MVA. ちらで製作するということで御手洗先生が中心になって設. と 4 MVA がありましたが、QUEST になりまして、その. 計製作を進めました。この図面を描いて、ここにあります. 3 MVA を全てトロイダル磁場コイル電源で占有すること. ように、ちょっと見にくいかもしれませんが、この QUEST. になりました (PPT-53)。また電流は大きく、通常のサイ. の周りに C チャン、C 鋼を機械的に曲げて巻き枠を作っ. リスタ電源であれば電流は大きく、電圧は小さいので、こ. て、その上に通常の電力ケーブルですね、CV ケーブルを. のように2重の星型結線でリップルも少なく電流が大きく. 巻くという格好で作りました。センターソレノイドコイル. 電圧は低いという電源を開発することになりました。これ. とキャンセルコイルを併せまして、TRIAM-1M の時には. に関しましては、先ほど述べた増力電源もそうですが、電. 補正コイルというものを設けましたが、そうではなくてこ. 源に関しては愛知電機の皆様に大いに手伝っていただきま. こでは CS コイルとキャンセルコイル、この二つのみで真. した。ありがとうございます。. 空容器の中心にヌル磁場を作るということで、私自身、電 源関係で、制御については制御シーケンスを進めています。 プラズマの制御というところでは、長谷川さんが統合制 御ということで、今まで TRIAM-1M で中央制御、森山さ んが進めてきたプラズマ制御から、ガス制御ですね、これ. PPT- 53. PPT- 55. PPT- 54. PPT- 56.
(20) 九州大学応用力学研究所所報 第 153 号 2017 年 9 月. 15. は坂本先生、あとデータ収集、上瀧先生とかが進めて来ら. すが、ここにその再構成結果を示します。ここで用いたも. れたものですが、そういったものを全部一括して統合制御. のは、左側がフラックスループおよび磁気コイルを、その. ということで、長谷川さん、東島さんが頑張ってくれまし. 磁気センサー信号を基にして CCS 法、コーシー条件面法. て、今も改良を続けています (PPT-56)。. によって再構成した結果です (PPT-59)。そのダイバータ. 実験に関しまして、電源を担当したということで、最初. コイル電流を増やしていくことによって、ダイバータコイ. のオーミックプラズマの成功ですが、これは CT 空芯変流. ルが最大になって、その後ここに X ポイントができるので. 器コイル電源で、それの正群で励磁した後、遮断、一回目. すが、内側に触っています。その後センターソレノイドコ. の遮断でループ電圧が発生して、プラズマ電流の立ち上げ. イルの電流がゼロになりますと、ここが離れてデタッチし. ということで、このような電流を綺麗に得ることができま. て、これをシングルヌルと言うかダブルヌルと言うか難し. した (PPT-57)。これは、単にシンプルなトカマク放電を. いところですが、ダイバータ配位のプラズマを得ることが できました。こちらは中国との共同研究で、成都の SWIP. 得たということです。. QUEST の売りであるダイバータ配位を作るということ. から来られましたシアファンさんとの共同研究で導入した. では、次に、ポロイダル磁場コイルもたくさんの、TRIAM-. EFIT コードですね、これで再構成したもので、矛盾のな. 1M と同じように正曲率、負曲率を持つ磁場を発生する垂. い結果を得ることができています。. 直磁場コイルが設けられていて、巻き数も変えることがで. これはオーミックではなくて、RF 高周波によって電流. きますので、あらかじめそのダイバータ配位、D 型のダイ. を立ち上げ、維持する、そういったことができるように、. バータ配位が得られるコイル電流を流すことによってダイ. 途中スキップしてしまいましたが、私は高周波の方はほと. バータ配位を得ることができます (PPT-58)。電流波形に. んどタッチしていなくて、こちらの方でできるようになっ. 関しては、シンプルなものに比べれば、ゴツゴツはしてま. てからダイバータ配位を作るということで電源サイドとし て、コイル電流を固定して RF のダイバータ配位を作りま した (PPT-60)。この場合は、なぜかこのように、これは. EFIT で再構成した結果ですが、外側に中心がシフトして、. PPT- 57 PPT- 59. PPT- 58. PPT- 60.
(21) 中村:四十四年間のプロジェクト研究を振返って. 16. 内側セパラトリックス、X ポイントと X ポイントの間の強. れて、その結果は磁気計測に合わせるように表皮電流を決. 磁場側にはプラズマ電流の極性が異なった、反対極性の部. めてあげます。そうしますと、表皮電流を持った再構成は. 分が現れるという再構成結果が得られました。また、プラ. できますが、プラズマ形状がなんとなく気に入らないとい. ズマ電流をフィラメント電流と仮定して再構成しますと、. う結果でした。. プラズマ電流が最外殻磁気面よりも外に流れるという、そ. 次には、こちらの方の仮想 in-vessel コイルを置いた場. ういった結果が得られますので、そういったものを矛盾な. 合の方が良いわけですが、このときにはこの仮想 in-vessel. く説明するためにはどうしたらよいかということで、いろ. コイルの平衡は解いていません (PPT-62)。これ自身は固. いろと考えていました。. 定でそこに電流有りきとしていますので、それ自身の電流. これは、一つは、最外殻磁気面の外側に高エネルギー. を流して、その平衡を一緒に考えようということで、この. 電子による電流が流れれば、そこに実効的な、バーチャル. 中心コア部を流れる電流とスキンを流れる電流が、このよ. なコイルを置いて、そこに電流を流せば、この結果だけを. うに有効になってない、磁気島のようなそういったところ. 見ると、この結果からこのプラズマ電流の反対方向成分. で電流が同じ方向に流れている。先ほどの仮想 in-vessel. が出なくてリーズナブルな結果になります (PPT-61)。次. コイルと同じように流れて、平衡が保てないかということ. に、高エネルギー電子の軌道を考えた場合に、こちらの場. で、これも EFIT を改造しまして、この EFIT 自身は清. 合はトラップドパーティクルの影響でこういった最外殻磁. 華大学との共同研究で清華大学のドクターの方が Matlab. 気面の外に電流が流れるのではないかということで、仮. で EFIT コードを作られていましたので、そこの内容を改. 想 in-vessel coil を置いたわけですが、軌道計算をします. 造することによって、強引にこの所の、通常 AC トカマク. と、それ以外に高エネルギー電子は、この外側に、外側だ. とかそういったものでは、この電流の向きが逆ですが、そ. けではなくて hollow の形になります。Hollow でスキンカ. れが正の方向になるように強引に候補を作り上げました。. レント、そういったものが予想されましたので、その部分. 一応、磁気面関数になっていれば、どんな関数でも良いで. を EFIT の中にそういった候補としてスキンカレントを入. すので、そのようなものを与えて、最終的には計測値に合 うように決めてあげると、確かにこういったものが得られ ますが、それをどんどんイタレーションを繰り返していく と、結局、定常的な解は得られないということで、仮定は したものの、それを満足するような結果は得られません。 今後ですが、今考えていますのは、トロイダルフロー、ト ロイダル回転ですね。それがあると、外側に電流が流れや すくなるという平衡解を得ることができますので、その部 分を考慮すれば先ほどの表皮電流とか、こういった入れ子 になっていないとか、それを少しかどうかまだ定量的には 分らないですが、助ける方向ですのでそれを検討します。 あとは京大の LATE では再構成できたと聞いていますが、 高速電子の異方性ですね、高速電子があって異方性がある 場合に、その非等方な圧力分布を考慮した平衡を解く事に. PPT- 61. よってできないかということを定年後になりますが、して みたいと思っています。 あと科研費なのですが、最後定年間際になりまして通り ましたのがこれです (PPT-63)。球状トカマクにおけるプ ラズマエネルギーのセンサーレス反磁性測定、これ自身は、 この反磁性効果によってポロイダル方向に電流が流れます が、それはトロイダル磁場を減らす方向に流れます。そし たら、それ自身は反磁性ループを巻かなくてもトロイダル 磁場コイル自身に電圧が誘起されます。それで電源のモー ドを定電圧制御に変えてあげれば、その誘起電圧によって 電流も変化するでしょう。そうしたらその電流の変化を測 定してあげれば、その反磁性効果を測定してあげることが できる。これだけでは、NSTX とかそういったところでも. PPT- 62. 現実的には、こうしていますので、ここでは電流測定を光.
(22) 九州大学応用力学研究所所報 第 153 号 2017 年 9 月. CT で測定するということで科研費が通っています。. 17. Matrix Converter、電源の話になりますが、これは成都. この光 CT と言いますのは、このロゴスキーと同じよ. からリュウシャオロンさん、留学生がいましたので先ほど. うに光ファイバーを巻いて、そこに光を入れまして、その. のワンフォンさんと二人ですが電源関係の留学生で、もと. ファラデーローテーションを測定することでロゴスキーと. もとは電動発電機とかそういったことをやった人ですが、. 同じ原理によってコイル電流を測定することができます. こちらでは私の興味もあって Matrix Converter をしよう. (PPT-64)。まず最初は、クロスニコル法ですね。偏光子. ということで、Matrix Converter は 3 相の入力に対して、. と検光子を組み合わせて、その角度の変化からまずは60. この場合は一応、プラズマ制御に用いるということで単相、. ヘルツの電流を測定します。次に日立の阿部さんがされて. 3相から2相、単相を直接スイッチングによって得るとい. いたものですが、ループ型サニャック干渉計、それを組み. うものです (PPT-65)。しかし、これはいろいろなことを. 立てまして、このようにまた同じく60ヘルツの電流を測. 計算でするために、これを二つに分けまして通常通り、整. 定します。この後、回路は変えていませんが、まだできて. 流器部分とインバータ部分とに分けて、各々のスイッチン. なくて、阿部さんの案によれば反射型サニャック干渉計の. グ関数を作り上げるということです (PPT-66)。その留学. 方がノイズに強いということで、この科研費で協力いただ. 生のリュウシャオロンさんは、もともと電動発電機をして. いています飯尾先生のところも反射型サニャック干渉計を. いましたので、dq 変換、電動発電機、モーターとか発電機. 進められていますので、物は入っていますので、この反射. のほうでは良く使われている手法ですが、それを用いるこ. 型サニャック干渉計を組み上げて、測定をしたいと思いま. とによって、Matrix Converter の本質である力率がゼロ. す。最終的には、コイル電流、60ヘルツだけではなくて、. を達成することが、dq 変換を使えば簡単にできるという. 実際のコイル電流、最終的にはトロイダル磁場コイル電流. ことで、その dq 変換を用いて整流器を制御する。その後、. を測って反磁性特性ができればと思います。これも定年後. それができればインバータを用いて、インバータの出力は. になるかなと思います。. 普通の三角波 PWM ですね、パルス幅制御を三角波を使う ことによって作るということで、この両方を組み合わせれ ば、Matrix Converter の、間接方式の Matrix Converter と言っていますが、それによってこのように、これが電流 ですね、一次側は電圧と電流が同相であり力率1の電源を. PPT- 63 PPT- 65. PPT- 64 PPT- 66.
(23) 中村:四十四年間のプロジェクト研究を振返って. 18. 達成するということができました。これは、計算だけです. 最後ですが、電動発電機は先ほど言いましたように、電. が、定年後はこれを、この回路を実現するということで実. 力増幅器ですのでモーターを回転させて、その機械的エネ. 験することを楽しみにしております。. ルギーを発電機から取り出しています (PPT-68)。そのた. 電源の話で締めくくりたいと思いますが、この BH-FB 電. めに、外から制御しているものは、このモーターの回転数、. 源ですね、先ほどの GTO を用いた両極性の電源は、GTO. 加速するという液体抵抗の制御、それから発電機に関しま. のトリガー関係、ゲート関係が結構、電流値が大きく要る. しては回転エネルギーを電気エネルギーに変えるというこ. ために、その電源の故障が、ゲート回路の電源ですね、そ. とで、その励磁コイル、それの電圧、励磁コイル電流の制. れ自身の故障が起きて、短期間しか使えなくなるというこ. 御、その部分、そういった制御の元締めである制御計算機. とで、そのインバータ部を GTO から IGBT に変えるとい. で行いますが、それを制御シーケンサーに置き換えるとい. うことを行いました (PPT-67)。これも愛知電機にお世話. う改造をしたいと考えています。これも定年後になります. になりました。このように、この GTO 部分を IGBT に変. が、改造したいと思います。. えることによって、ゲート回路は電流がほとんどなくなり ますので、小さくなりますので、そこの部分の故障の確率 はぐっと減って、寿命はぐっと延びると考えています。. 7.. おわりに. 取り留めのない話かもしれませんが、一応、HYBTOK-Ia から始まりまして、TRIAM-1、TRIAM-1M、CPD、そ れから QUEST というふうに5個のプロジェクトを四十四 年間ですることができました (PPT-69)。九大に入ってか らは、TRIAM-1 からですから4個のプロジェクトに参加 することができました。おわりに弱者の理論ではなくて、 自称弱者の論理としましては、座右の銘、配布しましたパ ンフレットには書いていますが、座右の銘は、渡る世間に 鬼はいない、人間万事塞翁が馬、人事尽くして天命を待て。 最後ではないのですが、弱者へ、弱者から弱者へ贈る言葉 とすれば、人の行く裏に道あり 花の山、四十年間大変お 世話になりました。また弱者ではなく強者へですね、この プロジェクト研究を通じて積み上げたその先ですね、核融 合炉をぜひ実現して下さい。ということで、ご清聴ありが. PPT- 67. とうございます。. PPT- 69 PPT- 68.
(24) 九州大学応用力学研究所所報 第 153 号 2017 年 9 月. 中村教授の研究論文リスト. 19. Plasmas and Turbulent Heating in High-MagneticField Tokamak TRIAM-1, Rep. Res. Inst. App1.. 1) 桜井桂一, 中村一男, 田中裕二, 奥田孝美, 等価回路モ デルによるトカマク電流のシミュレーション, 核融合 研究, 第 33 巻 第 4 号 p.212 (昭和 50 年 4 月).. Mech. (Kyushu Univ.) Vo1. XXVII, No. 85, p.85 (1979 年 12 月). 12) 東井和夫, 伊藤智之, 河合良信, 平城直治, 中村一男,. 2) 中村一男, 桜井桂一, 畑 守, 田中裕二, 奥田孝美, トカ. 御手洗修, Confinement of Ohmic- and Turbulent-. マクシミュレーションにおける等価回路モデルと磁. Heated Plasmas in Small High-Field Tokamak. 場の拡散方程式, 核融合研究 第 34 巻 第 5 号 p.460. TRIAM-1, Proc. USSR-Japan Joint Seminar on. (昭和 50 年 11 月).. Plasma Diagnostics (Nagoya), 1979, IPPJ-438,. 3) 中村一男, 桜井桂一, 田中裕二, 奥田孝美, べローズ 中への磁場の浸込時間, 核融合研究 第 38 巻 第 2 号. p.224 (昭和 52 年 8 月).. p.115 (1979 年 12 月). 13) 東井和夫, 平城直治, 中村一男, 御手洗修, 河合良信, 伊 藤智之, Efficient Ion Heating of Tokamak Plasma. 4) 桜井桂一, 中村一男, 葛島敏彦, 田中裕二, 奥田孝美,. by Application of Positive and Negative Current. Positional Behaviour of the Plasma Column in a. Pulse in TRIAM-1, Rep. Res. Inst. Appl. Mech.. Shell-Less Octopole Tokamak, J. Phys. Soc. Jpn.,. (Kyushu Univ.) Vol. XXVII, No. 86, p.111 (1980. Vol. 43, No. 2, p.731 (1977 年 8 月).. 年 2 月).. 5) 中村一男, 桜井桂一, 田中裕二, 奥田孝美, Equivalent. 14) 中村一男, 平城直治, 東井和夫, 伊藤智之, Ion Temper-. Circuit Model and Magnetic Field Diffusion Equa-. ature Measurement by Neutral Energy Analyzer. tion in the Tokamak Simulation, Jpn. J. Appl.. in High-Field Tokamak TRIAM-1, Rep. Res. Inst.. Phys., Vol. 16, No. 9, p.1701 (1977 年 9 月).. Appl. Mech. (Kyushu Univ.) Vol. XXVII, No. 86,. 6) 奥田孝美, 田中裕二, 桜井桂一, 中村一男, Study of. p.125 (1980 年 2 月).. Magnetic Shaping in a Shell-Less Hybrid Tokamak. 15) 御手洗修, 中島寿年, 中村一男, 平城直治, 東井和夫, 河. with Octopole, Proc. 8th Eur. Conf. on Contr. Fu-. 合良信, 伊藤智之, Electron Density Measurements. sion and Plasma Phys. (Prague), 1977, p.121 (1977. in the TRIAM-1 Tokamak, Rep. Res. Inst. Appl.. 年 9 月).. Mech. (Kyushu Univ.) Vo1. XXVII, No. 86, p.147. 7) 桜井桂一, 中村一男, 田中裕二, 奥田孝美, 電導性シェ. (1980 年 2 月).. ルがないオクタポールトカマクにおけるプラズマ柱の. 16) 東井和夫, 伊藤智之, 平城直治, 中村一男, 御手洗. 平衡, 電気学会論文誌 A 第 97 巻 第 10 号 p.497 (昭. 修, 河合良信, Turbulent Heating Experiment in. 和 52 年 10 月).. High-Field Tokamak TRIAM-1, Proc. Int. Conf.. 8) 葛島敏彦, 上杉喜彦, 中村一男, 桜井桂一, 高村秀一, 田中裕二, 奥田孝美, HYBTOK 装置における可視 分光測定と不純物輸送, 核融合研究 第 39 巻 第 2 号. p.103 (昭和 53 年 2 月).. on Plasma Phys. (Nagoya), 1980, Vol. I, p.423 (1980 年 4 月). 17) 中村一男, 平城直治, 東井和夫, 伊藤智之, Derivation of the Radial Profile of Ion Temperature from the. 9) 中村一男, 上杉喜彦, 葛島敏彦, 桜井桂一, 高村秀一,. ”Measured” Energy Spectra of Charge-Exchanged. 田中裕二, 奥田孝美, 小型オクタポールトカマクにお. Neutrals, Rep. Res. Inst. Appl. Mech. (Kyushu. ける炭素不純物量の直接測定, 核融合研究 第 39 巻 第 2 号 p.121 (昭和 53 年 2 月).. Univ.) Vol. XXVIII, No. 87, p.1 (1980 年 7 月). 18) 平城直治, 中村一男, 東井和夫, 伊藤智之, Observation. 10) 奧田孝美, 田中裕二, 高村秀一, 桜井桂一, 中村一. of the Skin-Like Profiles of Electron Temperature. 男, 葛島敏彦, 松嶋 功, 鈴木 潮, 上杉喜彦, 他 16 名,. and Density of Turbulent Heated Plasmas in the. Shaping and Internal Structures in Non-Circular Tokamaks, Proc. 7th Int. Conf. on Plasma Phys. and Contr. Nucl. Fusion Res. (Innsbruck), 1978, IAEA-CN-37/T-2 (1979 年 8 月).. TRIAM-1 Tokamak, Rep. Res. Inst. Appl. Mech. (Kyushu Univ.) Vol. XXVIII, No. 87, p.13 (1980 年 7 月).. 19) 平城直治, 中村一男, 東井和夫, 伊藤智之, Ion Tem-. 11) 平城直治, 伊藤智之, 河合良信, 東井和夫, 中村一. perature Measurements of Turbulently Heated. 男, 御手洗修, Confinement of Ohmically Heated. TRIAM-1 Plasmas by the Doppler-Broadening of Visible Lines, Rep. Res. Inst. Appl. Mech..
(25) 中村:四十四年間のプロジェクト研究を振返って. 20. (Kyushu Univ.) Vol. XXVIII, No. 87, p.19 (1980. TRIAM-1, Jpn. J. Appl. Phys., Vol. 20, No. 4,. 年 7 月).. p.769 (1981 年 4 月).. 20) 東井和夫, 平城直治, 中村一男, 御手洗修, 河合良. 29) 東井和夫, 伊藤智之, 河合良信, 平城直治, 中村一男, 御. 信, 伊藤智之, Observation of Bulk-Ion Heating in. 手洗修, 中村幸男, 他 21 名, Experiments of Turbu-. a Tokamak Plasma by Application of Positive and. lent Heating and Control of Plasma Shape in Toka-. Negative Current Pulses in TRIAM-1, Nucl. Fu-. maks, Proc. 8th Int. Conf. on Plasma Phys. and. sion, Vol. 20, No. 9, p.1169 (1980 年 9 月).. Contr. Nucl. Fusion Res. (Brussels), 1980, IAEA-. 21) 伊藤智之, 河合良信, 東井和夫, 平城直治, 中村一男, 中. CN-38/X-4-3 (1981 年 7 月).. 村幸男, 御手洗修, 渡辺竹千代, 佐藤武道, Heating of. 30) 佐藤武道, 東井和夫, 中村一男, 中村幸男, 平城直治, 伊. Plasmas by Current-Induced Turbulence in High-. 藤智之, Soft X-Ray Measurement in the TRIAM-. Field Tokamak TRIAM-1, Bull. Am. Phys. Soc.,. 1 Tokamak, Rep. Res. Inst. Appl. Mech. (Kyushu. Vol. 25, No. 8, p.901 (1980 年 10 月).. Univ.) Vol. XXIX, No. 91, p.27 (1981 年 7 月).. 22) 伊藤智之, 河合良信, 東井和夫, 平城直治, 中村一男, 中村幸男, 御手洗修, 渡辺竹千代, 佐藤武道, Turbu-. lent Heating Experiments in High-Field Tokamak TRIAM-1, Proc. U. S. -Japan Workshop on Tokamak Results (Oak Ridge), 1980, p.1 (1980 年 10 月).. 23) 御手洗修, 渡辺竹千代, 中村幸男, 中村一男, 平城直 治, 東井和夫, 河合良信, 伊藤智之, Observation of. the Low-Frequency Ion Acoustic Instability in the Turbulently Heated TRIAM-1 Tokamak Plasma, Rep. Res. Inst. Appl. Mech. (Kyushu Univ.) Vo1. XXVIII, No. 89, p.61 (1980 年 12 月). 24) 御手洗修, 渡辺竹千代, 中村幸男, 中村一男, 平城直 治, 東井和夫, 河合良信, 伊藤智之, Measurements. 31) 中村一男, 中村幸男, 平城直治, 伊藤智之, Ion Energy Spectrum Just after the Application of Current Pulse for Turbulent Heating in the TRIAM-1 Tokamak, Rep. Res. Inst. Appl. Mech. (Kyushu Univ.) Vol. XXIX, No. 91, p.49 (1981 年 7 月). 32) 中村一男, 中村幸男, 平城直治, 伊藤智之, Radiation (UV-IR) Measurements in the TRIAM-1 Tokamak, Rep. Res. Inst. Appl. Mech. (Kyushu Univ.) Vol. XXIX, No. 91, p.61 (1981 年 7 月). 33) 平城直治, 中村一男, 中村幸男, 伊藤智之, Time Behaviours of Visible Lines in Turbulently Heated TRIAM-1 Plasma, Jpn. J. Appl. Phys., Vol. 20, No. 8, p.1507 (1981 年 8 月).. of the Dispersion Relation of the Low-Frequency. 34) 佐藤武道, 中村一男, 東井和夫, 中村幸男, 平城直. Ion Acoustic Instability in the Turbulently Heated. 治, 伊藤智之, Runaway Electrons in the TRIAM-. TRIAM-1 Tokamak Plasma, Jpn. J. Appl. Phys.,. 1 Tokamak, Rep. Res. Inst. Appl. Mech. (Kyushu. Vol. 20, No. 1, p.41 (1981 年 1 月).. Univ.) Vol. XXIX, No. 92, p.195 (1981 年 9 月).. 25) 平城直治, 中村一男, 東井和夫, 伊藤智之, Ion Temper-. 35) 伊藤智之, 河合良信, 平城直治, 中村一男, 中村幸男,. ature Measurements of Turbulently Heated Toka-. 菊池 満, 御手洗修, 渡辺竹千代, Turbulent Heating. mak Plasma by Doppler Broadening of Visible. of Well-Confined Plasma in the TRIAM-1 Toka-. Lines in TRIAM-1, Jpn. J. Appl. Phys., Vol. 20,. mak, Proc. 10th Eur. Conf. on Contr. Fusion and. No. 1, p.183 (1981 年 1 月).. Plasma Phys. (Moscow), 1981, Vol. 1, p.H-5 (1981. 26) 伊藤智之, 河合良信, 東井和夫, 平城直治, 中村一男,. 年 9 月).. 御手洗修, 強磁場トカマク TRIAM-1 研究成果報告,. 36) 中村幸男, 渡辺竹千代, 永尾明博, 中村一男, 菊池 満, 青. 九州大学応用力学研究所所報 第 54 号, p.15 (昭和 56. 木貴子, 御手洗修, 平城直治, 伊藤智之, Critical Con-. 年 2 月).. dition for Current-Driven Instability Excited in. 27) 川崎昌二, 中村一男, 中村幸男, 平城直治, 東井和夫,. Turbulent Heating of TRIAM-1 Tokamak Plasma,. 伊藤智之, 強磁場トカマク TRIAM-1 用のマイクロ. Rep. Res. Inst. Appl. Mech. (Kyushu Univ.) Vol.. コンピュータを用いたデータ処理装置の製作, 九州大. XXIX, No. 93, p.221 (1982 年 2 月).. 学応用力学研究所所報 第 54 号, p.61 (昭和 56 年 2 月).. 37) 中村一男, 平城直治, 中村幸男, 伊藤智之, High-Energy Ion Tail Formation due to Ion Acoustic Turbulence. 28) 平城直治, 中村一男, 中村幸男, 伊藤智之, Tempo-. in the TRIAM-1 Tokamak, Rep. Res. Inst. Appl.. ral Evolutions of Electron Temperature and Den-. Mech. (Kyushu Univ.) Vol. XXIX, No. 93, p.231. sity of Turbulently-Heated Tokamak Plasmas in. (1982 年 2 月)..
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