自閉症児を育てる母親への就学前後における支援と子育てに対する気持ちの揺れ
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(2) 持ちj r相談相手や相談機関jを尋ねた。最後. が明らかになった。また、親の会などで「先輩. に入学前後に欲しい支援を尋ねた。なお暇親. ママ」たちの経験を通して、親は子どもへの効. の子育てに対する気持ち」の揺れを詳細に捉え. 果的な教育サービスを求めて権利を主張しなけ. るために、r感情曲線」用紙に曲線で描いても. ればならないということを学んでいる。要望書. らう方法をおこなった。. を提出する親や、療育センターへ教師を連れて いく母親の姿から、アドボカシー(権利擁護). 皿.結果および考察. の意識が生まれてきていることがわかった。. 本研究で、自閉症児を育てる母親の子育てに. V.今後の課題. 対する気持ちは、r感情曲線」が示す図と発話. 本研究において、母親に入学時期を回想して. の分析から、就学前後(入学前1年間と入学後. もらったが、調査協力者の子どもの年齢の幅が. の夏ごろまで)において揺れているということ. 大きかったため、回想の質や内容にばらつきが. がわかった。その揺れに影響を及ぼしている要. 大きくなっていると予想される。今後は倫理的. 因として次の3点が挙げられる。. 配慮も考慮に入れながらも、子どもの年齢を小. ①子どもの障害特性. 学校の低学年とすることが望ましいと考えられ. ②母親の個人特性. る。. ③就学前後の支援のあり方 特別支援教育が本格的に実施されるようにな. り3年が経過していて、教員向けに自閉症を含. 主任指導教貴 小林 小夜子. む発達障害に関する研修が多く行われるように. 指導教員 秋光 恵子. なってきている。その成果としては、新しい環 境に慣れるための準備や、スケジュールをわか りやすく提示するなどの工夫が見られる。また 小学校に入学後は、特別支援学級の担任が多く. の母親の相談相手となっていることからも理解 される。しかし、現状では、就学先に要望を伝 えることを難しいと思っている母親や、教師の 発言で傷ついている母親もいる。また、個々の 教員によって子どもの理解や母親への対応の差 が大きく、母親たちの苦労も少なくないようで ある。今後支援者である教師の研修に、母親支. 援の観点からの研修も重要であると考えられ る。. 本研究の面接調査から、子育てに対する母親 の気持ちの不安という感情には、そのことから 引き出される前向きな気持ちも同時にあること. 一51一.
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