高等学校段階での進路選択行動と時間的展望の関係-短期縦断的調査にもとづく検討-
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(2) Tab1e2 調査結果の集計 第1回 学年. 1年生. 2年生. 3年生. 人数. 18. 23. 32. 進路希望. 人数. 比率. 第2回. i%). 人数. 比率. そういった意味で、高校生が進路選択行動を 第3回. i%). 人数. 取る契機としては、卒業後の道を決める必要に. 比率. 迫られ、進路指導を繰り返し受けることによる. i%). 就噴希・望. 4. 22.2. 7. 38.9. 8. 4414. 進学希望 未定. 5. 27.8. 5. 27.8. 6. 33.3. など、消極的な要因が考えられる。であるなら. 9. 50.0. 6. 33.3. 4. 22.2. ば、時間的展望体験尺度の下位項員の得点や特. 就騎希望 進学希望 未定. 6. 26.1. 3. 13.0. 5. 21.7. 9. 39,1. 11. 47.8. 性的自己効力感尺度得点の中で連動しない項目. 34.8. 9. 39.1. 9 9. 39.1. 8. 就騎希望 進学希望 未定. 13. 40.6. I5. 46.9. 14. 43.8. 13. 40.6. 15. 46.9. 16. 50.O. 6. 18.8. 2. 6.3. 2. 6.3. が存在することもうなずける。. 39.1. 一方、キャリア教育を行い進路選択行動を 取るように促すことは、時問的展望を発達させ、 自己効力感をも高めていくことが期待される。. Fig1において、1年生では、進路希望の伸び. 浦上(1995)は、「自分の進路を自分で決める」. に対して進路希望先の具体性は変化せず、準備. ことに対する援助的介入の視座を持つ概念とし. 行動は逆に減少しているが、3年生では、進路. て、進路選択に対する自己効力概念が最も有用. 希望、進路希望先の具体性、準備行動が連動し. であると考えられる。特に、行動変容のために. ている様子が現れている。. 操作することが可能であることが、自己効力概 念の持っ特徴であると述べている。. 一ト進路希望がある. これらより、初期指導の目標として進路選択. 一■一進路希望先が具体的. に対する自己効力感を高めることが慣用である. 一‘一準備行動が有る. ことがわかる。. 100.m1. 杉村(1998)は,青年の身近な対人的文脈に. 90.“. 焦点を当てて,そこでの他者との関係性の観点. oo、“. 一0.0,1. から,青年期におけるアイデンティティの形成. oo、帆. をとらえ直すことを目的とした。アイデンティ. 50.“. ティ形成は,自己の視点に気づき,他者の視点. 仰.“. 30.㎜. を内在化すると同時に,そこで生じる両者の視. 20.“. 点の食い違いを相互調整によって解決するプロ. 10.“. セスであると言うことができると述べている。. o.㎜. 1回2回3回1回2回3回1回2回3回. これらのことから、進路指導を実りある取り. 1年生 2年生 3年生. 組みとするためにも、授業や行事など学校生活. Fig1進路希望、具体性、準備行動の有無に関. 全般について、アイデンティティの形成を助け、. する学年別、調査期別の実態. 自己効力感が高まるような体験を積めるように デザインすることが求められる。そして、全て の学校教育活動をキャリア教育の視点を含めて. 4.総合考察 全体を通しての印象は、高校生にとって進路. 検討すことも無意味ではなかろう。. 希望を決めることは、必ずしも進路選択行動と. 呼べない感がある。特に多くの1年生と2年生 にとって進路とは漠然とした将来イメージでし. 主任指導教官:藤生 英行. かないのかも知れない。そのイメージが具体化. 指導教員 :嶋崎 まゆみ. し、さらに準備行動が伴って初めて進路選択行 動があったと呼べるのではないか。. 一117一.
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