CAI学習記録の分析方法(1)
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(2) . CAI学習記録の分析方法 (1). 中. 正. 川. 1. 目. 的. 筆者の勤務する函館分校に, 昭和46年3月に, 1端末(ティ ーチン グ・ マシン)の CAI シ ス テ ム 4年) 3月ま でに, 約20編の算数・数学の が設置され, その後, 4端末まで増えた, 筆者は本年 (5. 学習 プロ グラムを作成し, 此らの端末で, 小学生・中学生・大学生に授業を行い, その学習記録を 種々 な方法で分析した.. 端末数が1~4であっ たの で, 限られた期間 で, ある程度の学習者数のデータを得るために, こ れらの学習 プロ グラムの大部分は, 学習時間の平均が1時間以内の長さ であっ た. それ故, 学習記. 録を重回帰分析等の多変量解析で分析する場合には, 学習者数>フレーム数となり, 説明変量の選 択等をすることなく, データをそのまま用いることができた. 本年3月までの, CAIシステム での授業は, 筆者の代りにシステム で講義をすることを若干試み. たが, 多くは教授・学習過程の研究のための授業であっ た. 本年4月,30端末の CAIシステム が, 機械振興協会より寄贈され, 分校に導入された, 55年度 から, 筆者らの講義と平行して, 1期3 0時間程度の授業を, この C虹 システム で実施することを計. 画・準備している, 倉沢(1 ) によれば, 「教科教育の研究方法の主なものは, 第1は実験的ア プローチ, 第2は実 954 践的ア プローチ, 第3は歴史的アプローチ」 である.. 此の分類に従えば, 筆者の CAIシステムによる研究は, 本年3月までは主に実験的研究であり, 5 5年度からは実践的研究がか・なりの割合を占めることになる.. 筆者のこれま での分析は, 短 い学習プロ グラムによる実験的授業の学習記録に対するもので, 実. 践的授業の学習記録にこの分析を適用するためには, 種々の問題があると思われる. この問題を解 くためには, 今ま での分析方法を整理し分類することが必要であろう. 分析方法を整理・分類するには, 種々の観点があると思われる. 筆者は, 次の観点に従う,. (i). 学習者を1グルー プとした分析. 学習者を何らかの基準により, 2~3 グルー プに分けた分析 i i) 学習者個人に重点をおいた分析 (i 紙数の関係から, 本稿 では,「筆者の4 6年3月から現在までの CA工学習記録の分析方法の,(i) i) (i. i i による整理・分類の結果」 を報告し, (i i) ) による結果は稿を改めて述 べることにしたい, , (i. 205.
(3) . 中 (1 1). (1). 漸ス ト. 甲. 国 主 系 す り. 川. .. YES. YES. 合格点か. 区翌. (W). 前 提 テス ト. はじめ. 合格点か. 前足 提系 充ダ リ. 前足 提系 充ダ リ. NO. (m). NO. NO. ↓. 正. YES. 学習を続けるか YES. 学習得点は 基準以上か 基準以 Y. これま. NO 主 系 ダ リ { 2の2 ). 発 展 系 ダ リ. 図1. 主 系 ダ リ ) ( 2の1. 学習 プロ グラムの全体的フロ ー. 2, 学習者を1グルー プとした分析 ( 1 ) 学習者全体の全般的学習状況 従来, 筆者は次の点を要約 して述べた後, 学習記録の種々 な分析結果を報告している. ① どのような学習 プロ グラムか. ( a ) 学習 プロ グラムの概要 ( b ) 全体的なフロー ( ) 1 問 題 フ レ ー ム のフ ロ ー c ②. どのような学習者が学習したか. ( a ) (主として) 知能による内訳. b ( ) 前提テスト, 事前テストの成績 ③ 学習状況はどう であっ たか. 206. N.
(4) . CAI学習記録の分析方法 ( 1 ). 表1 教 科. ぢ曜. 対 象. 目. 標. 学習 プロ グラ ムの概要. 護扇 ムレー ム 名. 特. 長. 4 8. 参考フレーム、 ヒントフレームの用意されたプログラムの学習効 果を見る。. 6 9. M2の修正, 参考フレームを除き、 練習フレームを入れて、 M2 との学習効果の比較をする,. 8 0. M2 0の修正。 参考フレームの代りに、 問題フレームの中に参照教 材を入れた, M2、 M2 0との学習効果を比較する,. M2 0 1. 9 5. M2、 M2 0 0 0の修正, 教授フローがかなり異なっている。 、 M2 M2~M2 0 0との学習効果を比較する,. M. 4 0. 現場教師の作成したブック形式の学習プログラムをCAI学習プ ログラム化した, 両者の学習効果を比較する。. 0 8. M3の主系列を修正、 学習者の要求により発展系列に進める。. 4 8. 現場教師の原案をCAI学習プログラム化した, 学習過程の研究,. 6 0. M5を現場教師が修正, それをCAI学習プログラム化した, M5との学習効果を比較。. 8 0. M5 0を大学教官が修正。 一筆がきの規則を発見させる。. 4 8. 大学の講義の一部をCAI学習プログラム化し、 講義受講者の理 解状況を見る。. 4 9. M7の言語的定義に図形的説明を補足して、 M7との学習効果を 比較する,. 5 3. M7の言語的定義に図形的説明を発見させる問題フレームを加え た, M7、 M7 0との学習効果を比較する,. 8 7. ヒントを質問形式にして、 ヒントの理解度、 効果度を調べる,. 5 1. M1 o l lのヒントを説明形式にして、 M1 o l lのヒントと使用度、 要 求度、 効果度を比較する,. 8 0. M1 o l l 1 O 2の学習履歴により進む、 練習系列と発展系列のプ 、 MI ログラム。. M. 2. M 2 0. 数 学 M2 0 0. 3. 数 学 M 3 0 M. ぎ年 す. (補数を使って加法で. 6 0分. 行うアルゴリズム). 中学3年 数の集合と演算. 6 0分. 5. 数 学 M 50. せ年. M5 0 0 M. 二進法の減法. 位相的図形の見方. (一筆がき). 6 0分. 7. 数 学 M 70 大学1年 集合の対称差. 6 0分. M7 0 0 M1 o l l. 連立二元一次方程式の 文章題. 数 学 MIO12 中学3年 (合金の問題). 6 0分. MI 0 2 M. 6. 数 学 M 6 0 数 学 M. 賞3年. 8 中学2年. ぎ 数 学 M 9す. 3年. 2種類の中学校の教科書の例題をCAI学習プログラム化して、. 一次方程式の文章題. 6 0分. 8 0. (食塩の濃度). 4 0分. 6 3. M6の後半、 学習プログラムの長さ、 先行学習の影響の研究のた めM6の後半との学習効果を比較する,. (速さ、時間、距離). 6 0分. 0 8. シート学習のプログラムをCAI学習プログラム化して、 診断を する。 、. オイラーの多面体定理. 6 0分. 6 7. 現場教官作成の原案にヒントを付加してCAI学習プログラム化. 8 0. 小学校の算数の教科書の例題をCAI学習プログラム化して教科 書研究をする,. 一次方程式文章題. 算 数 A I 小学校 6年 問題の考え方. 6 0分. 教科書研究をする。. し原案とヒント付加プログラムの学習過程を比較する 。. ( a ) 数値化した学習過程 (学習得点と呼ん でいる) b ( ) 学習時間 ④. 学習効果は どう であっ たか.. ( a ) 事後テスト. ①の( a )は, 目的により, フレーム毎の内容を詳しく説明する場合 ステージ (し ・くつかのフレー , ムのまとまり) 毎に概要を示す場合もあ る.(後にその例を示す) 又 幾つかの異なっ た教材の学習 , プロ グラムについての分析結果を報告する場合は 更に簡単な表にする 最後の表し方 で 筆者が , , , 207.
(5) . 中. 正. 川. 101. cc.瀞^cc1十1 ccー=ー cc.竺2 cc.き3. Y Y Y. TYPE 注 意 ^cc2=O ^cc2当1. 正 客 Y. 正. N. I. ^cc2盟. N. ^cc2. cc.窪4. =0,. 解. Y. N. 正. ー Y. 践IN1 r. 履. ー-. -- -. ^cc2=O Acc2コ^cc2+I H I NT 10 3. HINT の実線がM1 ol l 点線はMI O1 2のフロー. 図2. M1ol1とMIO12の1問題フレ ームの教授フ ロー. 表2 学習過程の数値化. \\\\ ヒントの数 \\\\ \\\ \\\\型 学 習過 程. l. 0. 2. 3. A. B. A. B. A. B. A. B. 1回で正答. lo. I. lo. l. lo. l. lo. l. まちがいの注意又は点検後正答. 8. 2. 8. 2. 8. 2. 8. 2. 5. 3. 5. 3. 5. 3. 3. 4. 第1ヒントを見て正答 第2ヒントを見て正答 第3ヒントを見て正答 正解を見て正答. 208. 0. 3. 0. 4. 0. 5. 3. 4. l. 5. 0. 6.
(6) . 1 ) CAI学習記録の分析方法 (. 表3 全般的学習結果 プロ グラ ム. 名. M. 前提テスト 事前テスト ( 10) (1 0). 学習時間. (分). 事後テスト (10 ). 1,98 ( B ). 33.8. 6,3. 学習得点(型). 2. 8.4. M 20. 6,6. 0・0. B 2.08 ( ). 35.4. 5.4. M 200. 7,l. 0・0. 39.8. 6.8. 0,0. M 201. 5,8. 0,0. 2, 0 9( B ) 4( B 1 ) .8. 27,6. 5,7. M. 3. 7,5. 2,5. B 1. 77( ). 13.5. 6.5. M 30. 2.7. 2,4. 2.32 ( B ). 26.8. 7.3. 4.9. A 6,9 9( ) 6,6 3(勾. 52,7. 6.7. 59,3. 5.2. 45.2. 7.l. 51.9. 7.5. M. 5. M 50. 1.6. 7. 7,7. 0,0. B 2,2 0( ) 4 0( 8. 勾. M 70. 8.6. 0,0. 8.53 囚. 53.4. 7,6. M 700. 9.2. 0・0. 49,5. 7,8. M1oll. 7.4. 0.5. 8. 5 2( 舟 2 00( B ) ,. 14,8. 8,5. MIO12. 6,3. 0.2. 2. 52 ( B ). 25.I. 7.6. M 500 M. M. 8,1. 3.O. 6. 6,9. 2.5. 8.43 囚. 49.5. 6,9. M 60. 6,3. 0,4. 4. 2 1( 勾. 20.2. 6.6. M. 8. 5,7. 0,9. 6.44 閑. 63,4. 2.7. M. 9. 8,O. 0,0. 1, B 79( ). 29,4. 6.7. A. I. 8.7. 0.9. 7,13 囚. 40.3. 4,2. b 1 )の( 作成した プロ グラムの概要を示したのが表1 である.( )は, 図1のように4つの型にまとめる )は, 最近作成した学習 プロ グラムの1問題フレームのフローは相当複雑なの c ことができる. ①の( で, 1 フ ロ ー 図 で表 す こ と の でき る M 1ol1 と M IO12 の み を 図 2 で示 す,. ②~④ (但し,②の( )は別 の稿 で述べる)を全般的学習結果と呼び,1つの表にした, a a )の学習 .③の(. 過程の数値化は, その時々 で表2のABのうちの1 つを用いた. 表3は, 授業を行っ た各学習 プロ グラムの全般的学習結果 である. 表中の学習 号点は, 問題フレーム数が各プロ グラム によっ て異な る の で, 比較 し易く す る た め に, 1 問 題 フ レ ー ム 当 り に して い る. 又, M 5 と M 50 の 前 提テ ス ト の. 欄が空欄なのは, 原案作成者がこの学習プロ グラムに関しては前提テストの必要性を認めなかっ た からである, (後述) ①~④により, その学習 プロ ・グラムについての或る程度の学習状況の概観 が分かると思われる.. ( 2 ) 学習者全体のステージ毎又はフレーム毎の学習状況 ステージ毎の学習得点, 反応時間等は,( 1 )の①~④より若干詳しく学習状況を説明することにな. る, 表 4 は そ の 一 例 であ る. こ の 表 は, 学 習 プ ロ グラ ム M 7, M 70 , M700 のス テ ー ジ 毎 の 学 習 得. 点の学習者全体の割合 である. 例えば, M7, 第1ステージ, 1 0点の欄の56, 7%は M7の学習者全体のQI~Q 7 の 10 点 の 数 M 7 の 学 習者 数 × 7. ×10O. 209.
(7) . 正. 中 川. 表4 学習得点の割合(%). (M7, M70, M700). ス テ ー ジ. フレーム. プロ グラム. 群. Q・ ▲ ‘ }. I. Qヮ 十. 表5 ステ1 1. Q I. I. 1 1. m. 8点. 点 5,. 0点. 56.7. 10.8. 28.3. 4.3. 63.4. 7.5. 22,1. 7,0. M 700. 58.9. 8,8. 21.5. 10,8. 72.2. 10.8. 14.I. 3.O. 75.6. lo,7. 9,5. 4,2. Q17. M 700. 78.7. 9.O. 10.5. 1.9. 表6. M30のフレーム. 毎の学習得点 学 平. 習 均. M30のフレーム毎の. 反応時間 (単位は秒). スー ブ ー フ・ 反 レ ー・ ム ジ. 点. 得. 応. 平 均. S. D. 時. 間. S. D. SI. 44.26. QI. 55.74. 36.52 48.91. Q2 S6. 40.02 47.96. 35.40. Q3. 133,80. 98,68. Q4. 71,74. 57.63. Q5. 77.87. 49.43. Q6. 0.88. 69.85. 39.36. Q7. 2.52. 1.12. Q8. 58.30 55.67. 58,84 46.56. 2.41. 1.16. Q9. 93.70. 54.01. S25. 31.39. S26. 30.15. 20.39 18.32. S27. QIO. 34.74 61.80. 22.47 44,18. 1.59. 0.85. 3. 3,00. 1.23. 4. 2,48. 1.19. 5. 2.35. 0,87. 6. 2.59. 1.08. 7. 2.07. 0.94. 8. 2.04. 9 lo. 2.04. 1.08. IZ. 3.26. 1.09. 13. 2.67. 1.30. 14. 2.04. 1・lo. l. 1 1. M1ollのヒントの分析(%) ヒ. ン. ト. I. 2. 3. 要求度 理解度. 28.9. 20.2. 11,I. 60.7. 62.8. 79,I. 効 果 度. 87.5. 86.O. 26.8. 74.4 41.O. 210. 1 0点. 7. 2. 使用 度. 点. M 70. 0.55. 表7. 得. M 70. M. 1.22. 11. 7. 習. ~. Q8 2. M. 学. 86.O. 1 1 1. 58.34. S31. 33.30. I QI. 52.39. 34.45 35.70. Q12. 203.11. 144,98. S44. 42.94. S45 . Q13. 25,39. 32,12 14,93. 160.24. 133.77. S49. 51,39. Q14. 93.74. 95.45 70.69. S54. 24.70. 22.90.
(8) . CAI学習記録の分析方法 ( 1 ). を計算した数値 である. 表4 で, 各 プロ グラムのステージ毎の学習得点の比較と, ステージ毎の3 プロ グラムの学習得点の比較が可能 である, 前者は意味があり, 3 プロ グラムを通して, 第2ステー ジの方が第1ステージより学習状況が良いことが見られる, 後者は3 プロ グラムの学習者の等質性 を 調 べ な い 限り 意 味 が な い. こ の こ と に 関 して は, 別 の 稿 で述 べ る つ も り であ る.. 学習状況をステージ毎よりも詳しく知るには, フレーム毎に調べる必要がある, 表5と表6はそ の例 である.これらの表は学習 プロ グラムM30のフレーム毎の学習得点と反応時間の学習者全体の 平 均 値 であ る. 表 6 のフ レ ー ム 欄 の S は 説 明 フ レ ー ム, Q は 問 題 フ レ ー ム を 意 味 し て い る. 説明 フ. レームの反応時間は, 説明フレームのスライ ドが提示されてから学習者が読み終っ て ANS 鍵を押 すま での時間, 問題フレームの反応時間は, 問題フレームのスライ ドが提示されてから種々の過程. 2とQ 13が を経て正答を入力するま での時間 である. 表5と表6から, 学習者にとっ て, Q3, Q 1. 他の問題より難かしいことが見取られる. 又, 表6 よ り, 説明 フ レ ー ム は 問 題 フ レ ー ム よ り 反 応 時 間が小 であることが分かる.. ( 3 ) 各種教授法の学習状況 ( 1 2 )の他に, CAI特有の (中には筆者独得の) 教授法についての学習状況を調べる場合がある. ) ,( その例を報告する. lは,1問題フレームに段階的に与える3個の質問形式のヒントが用 意され ol 学習 プロ グラムM1. ているのが特長 である.又, 要求ヒントと誤答回数によっ て与えるヒントは同じ内容になっ ている, (図2参照) これらのヒントについて, 各種分析したのが表7 である. N:学習者全体の人数. U:ヒントを見た人数 D:ヒントを要求した人数 C:ヒントの質問に1度で正答した人数 B:ヒントを見た直後に問題フレームに正答した人数 とすると, 表中の使用度から効果度ま での数値は 要 求 度 = D ÷ U XIOO 理 解 度 = C ÷ U XIO0 使用度=U÷N XIO0 , ,. 効 果 度 = E ÷ U XIOO. で計算した結果である. 表7から, 使用度はヒントが後になるに従っ て当然のことながら小になる が, 要求 度は逆に大になっ ており, 理解度はヒントの順序に関係がなく, 効果度は要求度と同じ傾. 向になっ ている等が見られる. 01は, 1問題フレーム毎に2個の空欄があり, 2 もう1つの例を報告する. 学習 プロ グラムM2 個の空欄が共に正答でなければ, その問題フレームは正答と見なされない. 又, 学習者が1回目に 誤答を入力 した場合に, 空欄毎に再度答を入力させて, その 正誤を知 らせるフローになっ ている. 再度答を入力させて正誤を知らせる段階を点検と呼んでいる. この点検による解答状況の変化を調. べたのが表8 である. 表中の1回目の正答欄は1空欄だけが正答であっ た数で, 点検の欄の数値は 1回目の数値が点検により どのように分かれたかの人数と割合(括弧内の数)である”点検のフレー. ムのスライ ドには, 1回目に入力 した数値をそのまま入力するように指示しているが, 学習者は必 ずしも指示に従っ ているとは限らないことが表から分る. 2回目の数値は, 点検が終っ て再び問題 (1 フレームに戻り答を入力したときに,点検時の数値がどのように分かれたかの人数と割合 である. 回目, 点検) 又は (1回目, 点検, 2回目) の形式 で表現すると,(○, 0, ○) は(○, ○) の96%. (×, 0, ○) は (×, ○) の98%になっ ている. 前者は当然の数値 であるが, 後者は予期せ ぬ点 検の効果 である, 211.
(9) . 正. 中 川. 4) 学 習 状 況 の 多 変 量 解 析的 分 析 (. ′ 表8. )~( )の 分 析 方 法 は, 表 2 に よ る 1 3 今 ま で述 べ た( 1 問 題 フ レ ー ム の 数 値 化 さ れ た 学 習 過 程 (学 習 得. M 201の 点検による解答状況の変化 ( ) 内の数は%. 1 , 回 目. 点) 又はフレーム毎の 反応時間について,(i)目 i i) i)平 均 値 の 計 算,(i 的 に 合 っ た デー タ 整 理,(i. 点 ○ 0. i i) i) と (i 等 を 行 い, 主 と して (i 状 分 た か ら学 習 況 を 析 し .. 割 合 の 計算. O 0. 1 14人. 学 習 得 点 又 は 反 応 時 間 を 行列 (学 習 者, フ レ ー. ×. ム) に 整 理 し, 多 変 量 分 布 と見 な して, 多 変 量 解. )で得 ら れ な 1 )~( 3 析 の 種々 の 手 法 を適 用 す る と, ( か っ た 学習 状 況 が 得 ら れ る. そ れか ら は, 直 ち に. o O. 教育 的 に 意 味 付 け ら れる 結 果 も 得 ら れ る が, 更に 、 L 〃離i ぇ m ま 宏 ス ・室橋婆仇. ~ t. × X. Y 勺…ド◆ 盟女ご U“U o ド ( 十 サ ー 函 館 分 校 の C 紅 シ ス テ ム の 中 央 処 理 装 置 (し. 検. PU) は ミ ニ コ ン ピュ ー タ であ る が, こ れ を 使 っ て. 回. 目. 0 9 9人 O (8 6 8) x . ×. 9 5人 ( 96 0 ) .o. ○ 15人 O. 8人 (53 .3). 3.2 ( 1 ). × x. 46 7人 ( ,7). ” 1 6▲ 6人 ( 46 ) .5. ( O ). 憎 r 1 靭 q 6 2 6 ) 十( v7 十 ・り ▲ v ″人 \9 .. × x. 4人 (2 4) .. ^ 0 O. - = 6 8 (十 3- 5 ,6) 人. X ×. L - 12 3人 (6 4 4 ) .. 357人. ×. 2. 191人 入. ′ 卿 ( 5 3 ) U W0 ノ ・5 .. o 4人 (4,0 ). 相当程度の多変量解析の計算が可能である. 以下 に, 主として Cr江Jを使っ ての多変 量解析による学. 習の記録の分析について報告をする. ( a ) 相関と学習得点のマ トリ ックス. 2 つ以上の変量 (我々の場合はフレーム) の測定値 (我々 の場合は学習得点 又は反応時間) の1 次結合を合成変 量と呼ぶ. 1つの合成変量とこれらを構成している変量の相関関係を合成変量の構 造と呼 び, 相関係数 で表わす. これらの相関係数を成分とする列 ベ クトルを構造 ベクトルと呼ぶ, 合成変量を作るもっ とも簡単な方法の1つは, 変量又は標準化された変量を単純に合計すること 表9. 学習得点と構造ベクトル Q. 構 造 ベ クトル. 学習得点. 2.7. 13. .342. 9,8. 8.5. 14. 9.7. .229. 6,6. 15. .318 * .585. 4. .208. 8,8. 16. 4.7. 5. .356. 6.3. 17. 6. ,299 * ,528. 7.4. 18. .255 * .606 * .585. 5.I. 19. .285. 8.6. Q. 構 造 ベク トル. 学習得点. I. .324. 2. .201. 3. 7 8 9 lo 11 12. .299 * ,605 キ .463 キ ,498 * .447. 9.3 8.O 8.O. 6.I. 20. .342. 7.l. 7.4. 21. 4.8. 8.8. 22. 8.5. 23. .367 * .444 * .533. 5,3 4.2. 8.4 (学習得点はA型). 212.
(10) . CAI学習記録の分析方法 ( 1 ). 表lo 相関と学習得点の マトリ ッ クス. であ る, (セ ン トロイ ド法 と 呼 ば れて い る.). 学習得点 \ 主 題得点 相 面. 学習得点とセントロイ ド法で得られた構造ベ ク. トルの 一例 が表9 で あ る. 表 中 の * は 有 意 水 準. 5% で相関があることを意味している. 表9は学 習 プ ロ グラ ム M 5 の 学 習 記 録 に 対 す る 結 果 で あ. 5 以 上. 5 未 満. 有. り. A. B. 無. し. C. D. る. いく つ か の 学 習 プ ロ グ ラ ム に 対 す る 表 9 と 同. (学習得点はA型). 様の結果を,表10のマトリ ッ クスに当てはめて整 理したのが表11である.. 表1 0のAのフレームは問題なく, Dのフレームは修正が必要 であろう, BとCは種々 の問題 が考 えられるが, Bのフレームの多い学習 プロ グラムは全体として修正が必要と思われる. Cのフレー. ム の 多 いと き は, そ れ ら の幾 つ か を 1 つ のフ レ ー ム に 合 わ して も よ い であ ろう.. 表 11 でA の み の 学 習 プ ロ グラ ム は M 200 と M 7 であ る. M 200 は M 2 を「再修正」 した学習 プロ. グラム である. M7は大学生用 で, 他の中学生用の プロ グラムより, 筆者にとっ て 「作成し易い」 プロ グラム である, これらのことから, 相関と学習得点のマトリ ッ クス表11は, 学習 プロ グラム の. ある側面の評価に役立つと思われる. ( b ) プログラムの条件と α係数 )であらわす) データを行列(個体, 変量)に整理し, 列について標準化し( ” ) , 重みベクトル(Wj ‐ ) の中にある変動を, 分散分析の手法 を各成分にかけた行列を (WjZ”) であらわす. この (WZv に な ら っ て 表 12 の よ う に 分 け, α= 1 一 msγ/ ms と定義して α係数と呼ぶ. (芝, 1 967 ) この α係 数は変量間 (我々の場合はフレーム間) の同一個 体 (我々の場合は同一 学習者) に対する安定性を 各 プロ グラム の相関・学習得点 マトリ ッ クの成分. 表” プ ロ グ ラ ム. M. (相関係数). 0.25. 0,34. 0,24. 0.37. 0.32. 0,29. 0.21. 0.40. A. 15. 14. 17. 9. 15. 9. 17. 9. B. 0. 2. 0. l. 4. 0. 0. 0. C. l. l. 0. lo. 6. 0. 0. 3. D. 0. 0. 0. 3. 2. 3. 0. l. 2 M 20 M 200 M. 5 M 50 M. 6M. 7M. 8. 表12 重みづけら れた データ行列 の変動の分散分 析 変動図 全. 方. 和. 自由度. 2 体 Sr=刀、刀 (WJZ“). N″ 1. 2 劃 墓獲ろ ) ノ. N-1. 個 体 間 変 量 間 剰. 平. 余. sF. れ. Sf=0. ”-I. Sr=Sr-Ss-Sf. (N-1 ) ×( ) ’ z-1. 平. 均. 平. 方. ‐Z ) 2 1 1 1(W ぎせ 1i= 1 j “ = =’ “& ~“-1 (~,「1 ) sr. s ~-1. 劃蓋 w )」 , jるノ .s ~-1. , 刀sf=o. 鵬r wg買気』) 213.
(11) . 中. 川. 正. 表13 学習プロ グラムの条件とα係数 プログラム 条 件. M. 全 体 的 フ ロ ー 学. 前. 習. 提. 条. 習. 提. 条. M 200. M. 5. I. I. I. 中学生. 中学生. 中 学 生. 中学生. 件. 必. 必. 必. な. \\\ プログラム \\\ 条 件 全 体 的 フ ロ ー 学. M 20. 者. セントロイ ド法α係数. 前. 2. 要. 要. し. 0.801. 0.864. 0.855. 0.752. M 50. M. M. M. l. 6. 1 1 1. 者. 中学生. 件. な. セントロイ ド法α係数. 要. I. し. 0,782. 7 I. 8. 1 1. 中学生. 大学生. 中 学 生. 必. 必. 必. 要. 0,641. 要. 0.783. 要. 0.813. あ ら わ して い る.. 表1 3は, 幾つかの学習 プロ グラムの若干の条件と, その学習 得点をデータと してセントロイ ド法. で計算したα係 数の表 である.. 表1 3 よ り, α 係 数 の 比 較 的 小 さ い の は, M 5, M 50 , M6, M7 であ る. M5とM50は, 原案作成者の意図により 前提テストが用 意されていない. この プロ グラムの目標 は, 一筆 がきの原理を理解させること なの で, 提示されるスライ ドの内容が読めれば, 前提条件は 必要ないと判断したの である. 従っ て, 学習者の既習の数学的知識や 技能等は, この学習 プロ グラ ムの学習には余り関係がないことになる. 換言すれば, この プロ グラムに対する学習者の能力は 比 較的均質と見なせることに なる. M7は大学生用 の学習 プロ グラム である. 入学試験の合格者である大学生は, 義務制の中学生よ りは, 数学的能力は均質と見なすことができる. と言えそう である. M5, M50 , M7から, α係数を小にする要因の1つは, 学習者の均質 M 6 と 他 の プ ロ グ ラ ム と の 違 い は, 全 体 的フ ロ ー で あ る. 図 1 の (m) がM 6 のフ ロ ー であ る, こ の フ ロ ー の 主 系 列 2 の 1 と 2 の 2 は 教 材 が 同 じ であ る が, 2 の 2 の ス テ ッ プ は 2 の 1 よ り 相 当 粗. く, 学習得点は2の1と2の2は合計が同じに なっ ている. 学習 記録を調べると2の2は一般に2 )は,α係数を小にする今1つの要因 といえそう である. 1 1 の1より学習得点が悪い.全体的フロー(1. ) フレーム間, ステー ジ間の関係 ( c 前述のセントロイ ド法や後に用 いる各種 多変量解析の多くは, データ行列 (学習者, フレーム) からフレーム間の相関行列を求め, それから計算を始める. 従っ て, 分析した学習 プロ グラムの学 習得点と反応時間の相関行列は殆ん ど求めてある. その際, 知能と前提, 事前, 事後の各テス トの 点数と学習得点又は反応時間を間 隔尺度と見て, 此らの間の相関をピアスンの方法で相関行例を求 めるのが普通 である.. 学習者にとっ て比較的易しい プロ グラムは, 学習得点に 余り差はなく, 反応時間に差のある学習 記録が得られることがある. このような場合, 筆者は次のよう な方法 で学習得点を順位尺度化した. f j(単 Z番目の学習者のブ番目のフレームの学習得 点(B型)を尤” とし, そのフレームの反応時間を T X 順位を定 位は秒) とするとき (Xu , r“) の対を考える.ブフレーム で学習者の v の小さい方から 214.
(12) . CAI学習記録の分析方法 ( 1 ). 表14 M 500の学習得 点の相関検定 (左下半はピアスンの相関、 右上半はケン ドールの相関) 知 前 肯E 提. 知能. ※. 事 事 Q 前 ぞ 変 5. Q 7. ※. ※. 0. ※. ※. 0. -. ※. ※. -. 0. -. ※. 0. -. -. ※. ※ ※. 前提. 0. 事前. 0. -. 事後. ※. ※. ※. Q5. -. ※. -. -. Q7. -. -. *. -. 0. Q8. ※. 0. -. -. -. -. Q9. -. -. -. -. -. 0. Q Q Q Q Q Q Q Q Q Q Q Q 8, 9 lo ll 12 13 14 15 16 17 18 19 -. ※. -. ※. ※. -. 0. -. -. -. -. 0. -. -. -. -. 0. -. -. -. -. -. 0. 0. -. ※. ※. -. -. -. 0. -. 0. -. 0. -. -. -. -. 0. -. -. -. ※. 0. 0. ※. ※. ※. -. -. ※. -. -. -. 0. -. ※. -. -. QIO QII. -. -. -. 州. -. -. -. -. -. -. -. -. 0. -. 0. -. 0. -. -. O. -. 0. -. -. 0. - -. ※. -. -. -. ※. -. Q12. -. -. -. 0. ※. -. -. Q13. 0. -. -. -. -. 0. ※. -. ※. -. -. Q14. -. -. 0. 0. -. -. 0. -. -. -. -. 0. -. -. 0. 0. -. Q15. -. Q16. -. 0. -. -. 0. -. -. -. -. -. 0. ※. -. Q17. ー. -. -. -. -. -. -. -. -. -. ※. -. -. -. -. Q18. -. -. -. -. 榊. -. -. -. -. -. -. -. -. m. ‐. ※. 9 QI. -. -. -. -. -. -. ※. -. -. -. -. -. -. 0. -. -. 有意水準1%相関あり. 有意水準5%相関なし. - -. 0:有意水準5%相関あり. め, Xf jが同じ値であるときは 丁”の小さい方の順位を先にする. こうすると各フレーム毎に学習者 に順位が対応することになる. この場合は, 知能と前提, 事前, 事後の各テスト の点数は単純に大. より小に順位をつけ,これらを含めたフレーム間の順位相関の行列をケン ドールの方法 で計算する. 相関行列 は多変量解析の計算のためだけでなく, フレーム間或いは知能や各テストとフレーム間 の関係も見ることができる. これらの関係は, 相関係数よりも相関 のあるなしを検定した結果の方 が見易い. 紙数の関係もあるの で, ピア スンとケン ドールの相関係数を検定した結果のみをここに 示す. 表14は学習 プロ グラムM500の学習得点について, 上記の関係を見るため の相関を検定した 結果 である.. 表1 4から, 順位相関の方が相関のあるフレーム間が多い. ピアスンの相関あるフレーム間の多く は, 順位相関もあるが, その逆の成り立たないフレーム間もある. 又双方の相関のないフレーム間 もかなり見られる.. 他の学習プロ グラムの場合 でも, 学習得点はフレーム間で相関がないのが相当ある 又, フレー . ム間の相関の有無とフレーム間の論理的つながりとの間の関係は多様 である. この点を深く 調べる ことを目的とし, 次の分析をした. ある問題フレー ムの学習得点 (目的変量) は, 知能, 前提テス. トの点数, 既に学習している問題フレームの学習得点 (説明変量) により どんな1次式 で表わされ 215.
(13) . 中. 川. 正. 表15 M 200の偏回帰係数のt-検定の結果. 声 き き ご Q. I. 3 4. 知 能. 前 提. Q 1. 3. = ; -. 4. 6. 7. 9. 1o. ll. 13. 14. 15. 16. 17. 19. 21. 6. ※. ※. -. -. ※. 7. ※. ※. -. -. -. -. 9. ※. ※. ※. ※. ※. -. -. lo. ※. ※. ※. ※. ※. ※. ※. -. 11. ※. ※. ※. ※. ※. ※. ※. ※. 13. ※. ※. ※. -. ※. ※. ※. ※. -. 14. ※. ※. ※. ※. ※. ※. ※. ※. ※. ※. -. 15. -. -. -. ※. -. ※. ※. ※. -. -. ※. ※. 16. ※. -. -. -. -. -. -. ※. -. -. ※. -. -. 17. -. ※. -. -. -. ※. -. -. ※. ※. -. -. -. ※. 19. ー. -. -. -. -. -. -. ※. -. -. -. ※. -. -. -. 21. -. -. ※. -. -. -. -. -. -. -. -. -. -. -. ※. ※. 22. -. -. ※. -. -. ※. -. -. -. -. -. -. ※. -. -. ※. -. 23. -. -. -. ※. -. -. -. ※. ※. -. -. -. -. -. -. -. -. ※:危険率5% で0としない。. 22. .. - -. ※. -:危険率5%で0とみなす。. るかを計算する段階的重回帰分析 である. Z番目の学習者の 々番目の問題フレームの学習得点を 耳た , 知能を ん 前提テストの点数を 凡, 既 ブ=1, 2, …, た-1) とすると, 重回帰式 に学習している問題フレームの学習得点を Xu(. の各係数 α, β, の と定数Cを求めることになる. この係数は偏回帰係数と呼ばれている, 目的のフレームと説明フレームの間の関係は,.具体的な偏回帰係数の値より, 偏回帰係数を 0 と. みなすか どうかの検定結果の方が見易い. 紙数が限られているので, 偏回帰係数のt検定の結果だ けをここに示す.表15は学習 プロ グラムM200の段階的重回帰分析によっ て得られた偏回帰係数が. 0と見なされるか どうかを検定した表 である. 目的フレームに対して, 偏回帰係数が0でない説明 フ レ ー ム は, 0 であ るフ レ ー ム よ り 関 係 が 深 い こ と を 意 味 して い る. 表 16 は M 200の フ レ ー ム 毎 の. 内容を説明した表 ( ( 1 ) a )の プロ グラムの概要をもっ とも詳しく説明した例) である. , ①の( 表15と16を対照しながら, フレーム間の学習得点による関係と論理的つ ながりを調べて見る.. ここ で, 学習得点による関係は, 学習者の学習状況を統計的に調べた関係 であり, 論理的つながり は作成者側から見たフレーム間の関係ということになる. 目的フレームとしてのQI 0とQ 22 は, その説明フレームとの上記の2つの関係 で, 最も顕著に異なる傾向を示している. 表 15 で, 目 的 フ レ ー ム Q IOの係数はQ9以外はすべて0 でない 表1 6から, 作成者 である筆者 .. の論理によると, QI0とつながりのあるのはQ 1と Q9 であ る. こ の こ と は, 目 的 フ レ ー ム Q IOに ・ 関しては, 学習状況と作成者の論理とは隔絶しているように見える● .. 目 的フ レームQ2 2の学習に強い影響を及 ぼしているのは, 表1 5から, Q1, Q6, Q1 5 , Q I9. である, 筆者は, 表16から, Q22に論理的に関係の深いのはQ7,、Q1 5 9と見なす. 学習状 , QI 216.
(14) . CAI学習記録の分析方法 ( 1 ). 衷16 ー ジ I. フ レ ー ム. 主 C. I. Q C. I Q 8. C. 9. 2. Q. 4 Q. Q. 6. Q. 7 Q. Q. 9. 容. 導入 十進数の補数の定義、 例題、 楠数を求める 十進数の滅法を補数を使って加法で行なう方法 第1~第3段階 第4~第5段階 C 8 とC 9 の ま とめ. Q 3. C8~CI Oの理由の説明の前半. C 14. 3. 内. 練. C 1o 2. M 200の学習 プロ グラム の概要. 5 8. Q IO C 36 Q II Q 12 Q 13 Q 14. C 8~CI Oの理由の説明の後半. 補数をたす数を問う(Q5-補数をたす) C8~CI Oの小ステップの第1段階 C 8~CI Oの第2~第5段階 二進数の楠数の定義を考えさせる 二進数の補数の求め方 「二進数の減法を補数を使って加法 で行なう方法」 (同じ桁数) C36の 第1 段 階, C36の 第2段 階. Q, 1101一lolI 1 lollの 補数 は10O. C36の 第3 段 階. Q 15. 1101 2. 十 oloo. 3. 10001. 4. 4 C 52 Q 16 Q 17 Q 18 Q I9 Q 20 Q 21 Q 22 Q 23. 「同 上」(異なる桁数) C5 2の第1段階 C52の第2~第3段階 C52の第4~第6段階 C5 2の第1~第3段階 C52の第4~第6段階 C52の第1~第6段階. 5. ]. 10. 況と作成者 の論理で, Q1 5とQI 9は共通 である.. フレームとステージの関係は重相関係数を, ステージとステージの関係はカノニカル相関係数を 計算する必要がある. その例を報告する.. 表1 7は, M2, M20とM2 00のステー ジ毎の概要を示した表 ( ( 1 ) a )の例) である. 各プ , ①の(. ロ グ ラ ム の 第 6 ス テ ー ジ は 第 5 ス テ ー ジ の手 がか り を 減 ら し た フェイデ ィン グ , ステ ー ジ であ る 表 , 18は, 第5 ス テ ー ジ (説 明 フ レ ー ム) と 第 6 ス テ ー ジ のフ レ ー ム (目 的 フ レ ー ム) の 間 の 重 相 関 係. 数 である. 表1 9は, 第5ステージ (基礎ステージ) と第6ステージ (フ ェイ ディ ング・ステージ) の間のカノニカル相関係数 である.. 紙数の関係 で省略した偏相関行列と表1 8 9から , 表1. 偏相関係数 < 単相関係数 < 重相関係数. < カノニカル相関係数. となるよう である, このことから, 学習状況の傾向を見るためには, フレーム間だけでなく, フレー. ムとステージ, ステージ間も調べる必要があろう.. 217.
(15) . 中. 正. 川. 表17 M・ 2, M20, M,200の学習プロ グラ ムの概 要 M. M 20. 2. 主 I. M 200. 練. 主. C. I. C. I. C. I. Q. I. Q. I. Q. I Q. Q. 2. Q. 2 Q. C. 7. C. 3. Q. 9. C. 8. C. 9. C II. C 1o. 4. Q. 4. Q. Q. 5. Q. 十進数の補数. Q. 十数の滅法を楠数を使って 加法で行なう演算. 3. C 14. C 1o C 14. 2. 2. 容. 3. C 1o Q. 内. 練. 主. 6 7 Q 8 5 Q. Q. 4 Q. Q. 6. Q. 7 Q. Q. 9. 5. ス モ ーノレ・ス テ ッ プ. 8. C 14 C 21. 3. Q. 6. Q. Q. 7. Q II. 9 Q IO. Q. 8 Q 12. Q IO C 36 Q II Q 12. 4. Q 13 Q 14. 二進数の補数 「二進数の減法を補数を使って 加法で行なう演算」 同じ桁数. Q 15 C. 20 C 28. C 52. 9 Q 13 Q 14 Q 16. Q. Q IO Q 15. 5. 「同 上」 異なる桁数. Q II Q 16 Q 17 Q 17 Q 18 ス モー ル・ ステ・ツ プ. Q 12 Q 18 Q 13 Q I9 Q 20 Q I9 Q 20 Q 14 Q 21. Q 21. 6. Q 22 Q 15 Q 23. Q 22. 7. Q 16 Q 24. Q 23. 「同 上」 ステップが大きい 「同 上」 演算. 表18 重 相 関 係 数 説明フレーム. 目的フレーム. 重相関係数. 2. Q 9 ~ Q13. 4 Q1. Q 9 ~ Q14. Q15. .607 .603. 1%. (62人). Q13 ~ QI9. 1 Q2 Q22. ,815 .403. 1%. Q13 ~ Q21 Q13 ~ Q22. Q23. ,603. M. M 20. 4人) (3. 218. F. 検 1%. M 200. Q16 ~ QI9. Q21. .535. 1%. (65人). Q16 ~ Q21. 2 Q2. ,647. 1%. 定.
(16) . 1 ) CAI学習記録の分析方法 ( 表19 カノニカ ル相関係数 基 礎 ス テ ー ン フェ イディ ン グ・ ステー ジ カノニカル相関係数 M. 2. Q 9 ~ Q13. Q14 ~ Q15. .813. M 20. Q13 ~ QI9. 1 ~ Q23 Q2. .858. M 200. Q16 ~ QI9. Q21 ~ Q22. ,703. 語ミ I. 1 1. 1 1 1. 表20 学習得点のバリマ ッ クス 法によるフ レームの分類 M. 2. M 20. Q 2 . Q 7 . Q 8 Q13, Q14. Q4 , Q15. Q 3 . Q 4 . Q 5 Q 6. Q 9, QIO QII . Q13 , Q15. Q9 . QII . Q12 1 Q16 8 Q . , QI9 Q21 2 Q2 . , Q23. Q14 , Q15 . Q16. N. Q4. V. Q7 . Q 9. M 200. Q 1, Q 3, Q 6 Q7 . Q 9 , QII. Q13. 4 Q2 6 Q1 Q 1, Q 2. Q 5 QI9. Q6 , Q4 . Q9 QIO . QI1 , Q15 9 Q16 QI , , Q21 3 Q22 Q2 ,. Q14 , Q16 . QI9 Q17 , Q21. ( d ) フレームの分類 学習 プロ グラムのフレームを, 学習者の学習状況の傾向により分類するのに, 多変量解析の主成 分分析と因子分析を適用することができる.データとして学習得点を用 いて,因子分析の バリマッ ク ス法で問題フレームの分類を試みた例 が表2 0である. ここ でも, バリマッ クス法による構造ベクト ルと重みベクトルは紙数の関係 で省略し, 学習 プロ グラムM2, M20 , M200の問題フレームを分. 類した結果だけを示す, 表1 7と表20を対照しながら分類の結果を考察する, 同じ内容 で, 3プロ グラム共に同じ因子に 属するフレームは只1組, 2プロ グラムは7組 である, 各 プロ グラム で, 同一 因子に属 しているフ. レームを調べると, 最後の数フレームが同じ因子に属している傾向が見える, 併 し , 筆者が予期 し, 或いは多変量解析のテキストに紹介されている例のように, すっ きりした分類は できなかっ た. ( e ) 事後テストと学習状況. 筆者の CAIシステムによる実験授業 では, 学習者はシステム で学習する直前に前提, 事前テスト. を, 学習後に事後テストを受けている, 事後テストの成績が, 知能と前提条件及びシステム での学習状況により どのような影響を受けて. いるかを調べるのに, 事後テストと知能, 前提テスト, フレーム毎の学習得点との相関を見るのも 1つの方法であろう. フレーム数の多い場合には, フレーム 毎の考 察 が難 しく なるの で, いく つ かのステージの意味あるまとまり で見た方が傾向を把握し易いと考えた. 単に相関だけ でなく, 既 )で報告した重回帰分析により, 事後テストが他からどのように影響を受け るかを調 べた, 表21 c に( は こ の 一 例 であ る.. 表21は, 学習 プロ グラムM2, M20 0の事後テストを目的変量とし, 知能(偏差値の5段 , M20 階) 前提テスト 第1 2ステージと第3~6 ステージの学習得点 (A型) の平均を説明変量とし , , ,. て, 重回帰式の偏回帰係数と定数を計算した結果 である, 偏回帰係数を比較し易くす るため, 説明 219.
(17) . 中. 川. 正. 表21 事後テス トのための偏 回帰係数 M. M 200. M 20. 2. 平 均 平 均 均 偏回帰係数 (標平 準偏差値) 偏回帰係数 (標準偏差値) 偏回帰係数 (標準偏差値) 6.226. 知能偏差値段階× 2. 0,285. (1.764). 前 提 テ ス ト. 0.380. (2.480). 0.644. (2,441). 0.224. (2.325). 数 十 進 (1. 2ステージ) 進 二 数 (3~6ステージ) 定. 数. 事 後 テ ス ト. 7,508. 6.350. 5.810. 5.597. 0,184. (3.918). 0.252. (1.749). 0.735. (2,218). 0.601. (2.213). 6,000. 6.229. 7.782. 5,755. (5 77) .2. 8) (1,80. - 0.145. (2,156). 0.076. (1.903). 1.420. (2,125). 6.320 7,592. 7.366. - 4.316. - 5.368. - 4,275. 6,738. 0.i07. 6,426. 6.517. (3.072). (2. 86 5). 変量の数値をほぼ同じにすることを考え, 知能以外はいずれも10点が最高なの で, 5段階の知能の. 段階を2倍した,. 表21 で, 3プロ グラム 共通と見なせるのは, 定数が負 で絶対値が4~5 であるだけ で, 偏回帰係 数には共通性がなく, 特にM2 00の前提テストの係数が負 であることは解釈に苦 しむ,. 3. お わ り に. 学習者を1グルー プとした分析をまとめると, 学習効果, 教授法の優劣を調べるために, 2つ以 上のプロ グラム の学習記録 の比較は, 学習者の何らかの基準による等質性の保障がなければ無意味 3 )に つ い て は で あ る. 併 し, ① ~( (i) 2 つ以上のプロ グラムの比較の前段階として, 学習状況の概観の説明, (i i) 同 じ プ ロ グラ ム 内 のフ レ ー ム 間, ス テ ー ジ 間 の 比 較.. 4 等 で, 必要且有効 である.( )については, 学習者が等質 でなくとも, 似た プロ グラム では同じ傾向 を期待 したが, ほぼ期待はずれであっ た. 併 し (i i i) フ レ ー ム 間, フ レ ー ム と ス テ ー ジ 間, ス テ ー ジ 間 の 相 関.. (i v) 同じプロ グラム内 での予測. 等 では有効 であり, 未だ確定 できないが, 行列 (相関, 学習得点) による プロ グラムの評価, α係数 と プロ グラムの条件等は今後続けて調べる価値がありそう である.. 参考 文献 倉沢 剛(1 ) 教科教育の研究領域と研究方法 東京学芸大学教育研究所 第十一年報 95 4. 学芸図書株式会社 東. 京 967 ) 行動科学における相関分析法 東京大学出版会 東京 芝 祐順 (1 (本学教授・函館分校) 220.
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