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牛乳パックの水車

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Academic year: 2021

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【特別支援学級:情緒障害】

図画工作科学習指導案

江田島市立三高小学校 指導者(T1)井川 栄子 (T2)宇根美奈子 1 日 時 平成○年 ○月○日(○) 第5校時 2 学 年 ○○学級 第○学年 1名 第○学年 1名 計2名 3 題材名 「牛乳パックの水車」 4 題材について ○ 児童観 本学級の児童は,『作ってあそぶ』を基本としていろいろな作品づくりを行ってきた。 児童が興味をもって取り組めるように,つくることについては,新聞紙やビニール袋,空箱 などを使ったおもちゃづくりや,やわらかい粘土や紙粘土を使った動物や花瓶つくり,描く ことについては,長い和紙にローラーや霧吹きを使い絵を描く活動を行ってきた。 こういった活動に対して,A児については,絵画や工作など何にでも興味をもち,見本を見 たり手順を聞いたりするとすぐに取りかかろうとする様子が見受けられる。B児については, 描画や工作には,興味を示す様子はあまりみられなかいが,見本を見たり指導者に誘われたり すると,表現をしようとする様子が見受けられる。しかし,A児が塗ったり切ったりしている のを見ても,興味を示さないこともあり,自分が表現していても集中力が続きにくいこともあ る。 図画工作科における「表現」,「材料・用具」については,A児は,色水をつくり,筆で塗 ったり,線に沿ったりしてはさみで切ることができる。また,テープを切り取ったりスティッ クのりをつけたりして貼り付けることもできる。B児は,はさみで切ったり,テープを切り取 ったりスティックのりをつけたりして貼り付ける作業が好きである。「鑑賞」については,A 児は,遊び方を見せると自分から遊ぶこともあり,また,うまく遊べないときには,泣き声を 出して指導者を呼ぶこともあり,意欲的である。 A児もB児も,自身が塗ったり切ったり貼ったりした自分の行為の結果を作品として確認し たり,自分で回したり動かしたりできる楽しさを伴う活動には興味をもって取り組むことがで きる児童である。 ○ 題材観 本題材は,子どもたちの大好きな遊びの一つである水遊びに使うおもちゃづくりである。水 圧でクルクル回る水車のような回転する素材は,外界に関心を向けにくい障害のある児童の物 を見る力をはぐくみ,興味・関心をはぐくみ,自発的な動きを引き出しやすいと考える。 また,耐水性の紙でできている牛乳パック,加工しやすい発泡スチロールや竹串など,扱い やすく加工しやすい材料を使い,児童の意欲を引き出したい。水遊びには最適な素材である。 また,作業工程もはさみで形を切り取って,軸を差し込めば作ることができるので,はさみ を使える児童には適した題材である。A児,B児のそれぞれの手指の巧緻性にあった楽しく遊

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べる素材であると考える。 ○ 指導観 指導にあたっては,児童の興味を喚起し,それぞれの思いに沿った表現を思い付くことがで きるよう,事前に水車の羽根の部分の形の違う作品を3種類作っておき,児童に作りたい水車 を選ばせる。そのとき,実際に水車を動かし,羽根がグルグル回るようすに興味をもたせ,作 る意欲を高めたい。 次に,つくり方を視覚的にわかりやすくするため,言葉や絵を使って説明していく。特に水 車の支柱や羽根の形がポイントになるので,児童に分かりやすいように切り取り線は描いてお くようにする。また,軸になる発泡スチロールは児童が切るには難しいので,差込を放射状に 切って準備しておく。竹串を差し込む際には,指導者といっしょに行い,けがをしないように 注意したい。 児童が見て気付いたことをもとに表現することを大切にし,でき上がったときには,ともに 喜び楽しく遊び,達成感をもたせるようにさせたい。 5 題材の目標 ・羽根の回るようすを見て思い付いたことをもとに,自分の思いに合わせた水車を工夫して 作る。 ・はさみで,線に沿って形を切り取る。 6 本時の目標 ・個々の目標 児童 これまでの様子 目 標 A 女 ・ びっくり箱や紙皿フリスビー などのおもちゃつくりでは,黒 い線に沿って,はさみで切るこ とができた。 ・ できたおもちゃで楽しく遊ん だ。 ・羽根の回るようすを見て,自分でも 回したり止めたりして遊ぶ。 ・厚さのある紙を,線に沿って切る。 B 男 ・ 黒い線があると線に沿って切 ろうとするが,線からずれるこ とがあるので支援や言葉かけ がいる。 ・ 作ったおもちゃで,少しの間 遊ぶことができた。 ・ 羽根の回るようすを見て興味をも つ。 ・ 指導者といっしょに,最後まで切 り取る。 7 準備物 牛乳パック,発泡スチロール,竹串,はさみ,たらい

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9 本時の展開 学 習 活 動 指導上の留意点(□課題,○支援,評価☆) A B 全体 1 見本の水車で遊ぶよう すを見せる。 2 学習スケジュールを聞 く。(5分) 3 牛乳パックの水車 を作る。 (20分) ① 牛乳パックを線に沿 って切る。 ② 発泡スチロールに羽 根をつける。 ③ 竹串を挿す。 ○話に集中できるよう聞 くように促す。 (T2) ○ 黒い線があることを 知らせる。(T2) ☆ 線に沿って切ることが できる。 ○ 発泡スチロールにしる しを付けておく。 (T2) ☆ 自分でしるしに気付 き,羽根を所定の位置に 差し込む。 ○ 発泡スチロールにしる しを付けておく。 (T2) ☆ 自分でしるしに気付 ○話に集中できるよう に促す。 (T2) ○ うまく切れないと きには,手伝いなが ら切るように促す。 (T1) ☆ 最後まで切ること ができる。 ○ 差し込む位置を指 さして気付かせる。 (T2) ☆ 指さしを手掛かり に,羽根を自分で差 し込む。 ○ 差し込む位置を指 さして気付かせる。 (T2) ☆ 指さしを手掛かり に,竹串を自分で差 ○ 興味をもたせ るために楽しく 遊ぶようすを見 せる。(T1) ○ 活動内容が分 かりやすいよう に紙芝居形式で 伝える。(T1) ○ 雰囲気つくり のために「さあ, 水車を作ろう。」 と,明るく呼び かける。 (T1) 見本の水車を見て 水車のつくり方を 知る。 牛乳パックを,はさみ で,黒い線に沿って切 る。 牛乳パックを,はさみ で,支援を受けながら 黒い線に沿って切る。 見本の水車を見て 水車のつくり方を 知る。 発泡スチロールに付 いているしるしに自分 で気付き,羽根を差し込 む。 指導者の指さしを 手掛かりに羽根を差 し込む。 発泡スチロールに付 いているしるしに自分 で気付き,竹串を差し込 む。 指導者の指さしを 手掛かりに竹串を差 し込む。

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④ 水車で遊ぶ。 4 片付ける。(5分) き,羽根を所定の位置に 差し込む。 ○ 他の牛乳パックに水を 汲んできて羽根にかける ように促す。 (T2) ☆ 水車の羽根が動くこと が分かって,水をかけて 遊ぶ。 ○ 楽しく遊んだことをい っしょに喜び達成感をも たせる。 ○ はさみの置き場は,決 めておく。 (T2) ☆ 自分で所定の位置には さみを戻すことができ る。 し込む。 ○ 羽根が回るように 水のかけ方をやって 見せる。(T1) ☆ 羽根に水をかける ことができる。 ○ 水車を作ったこと を誉め,成就感をも たせる。 ○ はさみの置き場は, 決めておく。 (T2) ☆ 支援者と一緒には さみを戻すことがで きる。 ○ 水車をたらい の中に置いて遊 ぶように指示す る。 (T1) ○ 仲良く活動で き た こ と を 誉 め,今後に意欲 を も た せ る 。 (T1) 水車の羽根が動くこ とを分かって水をか けて遊ぶ。 水車の羽根に水をか ける。 はさみを所定の位置に返して席に着く。

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