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約2000nmに及ぶ広帯域の レーザ駆動プラズマ光源

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Academic year: 2021

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Laser Focus World Japan 2011.6

19

新型レーザ

world

news

 米エネルゲティク社は、分光と撮像用 途向けに、深紫外(DUV)領域の170 nmから可視を通って赤外(IR)領域の 2100nmに及ぶ広帯域のスペクトルを出 力するレーザ駆動プラズマ光源を開発 した。無電極動作のEQ-99レーザ駆動 光源(LDLS)は、伝統的なアークランプ に比べて最高10倍の輝度と10倍の寿命 を持ち、スペクトル帯域幅が広い(図1)。

明るく小さなスポット

 LDLSは約1μm波長の連続波(CW) レーザダイオードを使用し、これをキ セノン充填バルブ内の小さなスポット に集光させる。動作用電極がないため 高ガス温度となり、効率(特に紫外域) が上り、従来式ランプの主要な劣化や 故障原因が取除かれる。高輝度と約 100μm径の小さなプラズマスポットサ イズの組合せによって、狭い分光計ス リットや非常に小さな光ファイバへの 効率の良い光結合または低発散ビーム へのコリメーションが達成される。  キセノンまたは水銀アークランプや 重水素ランプなどの従来方式では、輝 度、紫外(UV)出力、ランプ寿命がプ ラズマに電力を結合させるための電極 の使用によって制限される。電極はプ ラズマの温度を制限することによって 輝度を部分的に制限し、電極は熱くな るため連続的に腐食を起こし、電極材 料を管壁に堆積する。電極材料のこの 再堆積はランプの出力を連続的に低下 させ、おそらく1000時間ごとのラン プ交換が強いられる。そして、キセノン、 水銀、重水素のアークランプは一般に ミリメートル範囲のアークサイズをも ち、サブミリメートル幅の分光計スリ ットまたはサブミリメートルの光ファ イバへの光結合効率を低下させる。し かし、プラズマの直接加熱にレーザを 使う無電極LDLS技術は1万時間の寿 命をもち高効率で高強度結合した、小 型/高輝度のプラズマを生成する。

用途の拡大

 集束したLDLS出力は、ユーザがさ らにわずかな試料容量で高感度での検 出を必要としている高性能液体クロマ トグラフィ(HPLC)などの新しい用途 を可能にする。これらのわずかな試料 容量を検出するにはフローセルのサイ ズは100μm範囲となり、従来式重水素 ランプを使ったのでは光スループット が制限される。この用途において、LDLS はフローセルに容易に結合でき、信号が 二桁向上する。さらに、単一LDLSは、 広帯域応用をカバーするために必要で あった複数の光源の代替にもなる。 (Gail Overton)

約2000nmに及ぶ

広帯域のレーザ駆動プラズマ光源

LFWJ

990 EQ-1500 EQ-99 Xenon 75W Hamamatsu D2 30W 1.0E+03 波長(nm) ス ペ ク ト ル 放射輝 度(mW/mm 2/nm/sr) 1.0E+02 1.0E+01 1.0E+00 1.0E-01 1.0E-02 1.0E-03 890 790 690 590 490 390 290 190 図1 従来式のキセノンや重水素ランプに比べて、 LDLSはDUVの170nmから可視を通って 近赤外(NIR)までの領域において十分に高いスペクトル輝度レベルをもつ。(資料提供:エネルゲ ティク社)

参照

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