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1. 景気回復に向けた中小企業への支援拡充ならびに 宮城県 緊急経済産業再生戦略プラン の円滑な推進について 我が国の景気は 情報化関連分野でみられる在庫調整の動きや原油価格の動向 更には税や社会保険料引き上げによる国民負担の増大など 不安要素を抱えてはいるものの 企業収益の改善や設備投資の緩やかな

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平成 17 年 7 月

要 望 書

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1 1.景気回復に向けた中小企業への支援拡充ならびに「宮城県 緊急経済産業再生戦略プラン」の円滑な推進について 県 下 共 同 (要 旨) 我が国の景気は、情報化関連分野でみられる在庫調整の動きや原油価格の動 向、更には税や社会保険料引き上げによる国民負担の増大など、不安要素を抱 えてはいるものの、企業収益の改善や設備投資の緩やかな増加、更には個人消 費の持ち直しの動きが見られるなど、先行きについては、底堅く推移すると見 込まれております。しかしながら、地域や中小企業においては回復の実感は乏 しく、特に業種間や規模間での格差が大きく依然として厳しい状況が続いてお ります。 そのような中にあって、中小企業は、雇用者数の7割を占め、地域を支える とともに、新産業創出の重要な担い手としても、わが国経済に極めて大きな貢 献をしており、大企業の経営がよくなっても、健全な中小企業が活力を取り戻 さない限り、地域経済、更には日本経済の復活はありえません。 そのためにも経営基盤の脆弱な中小企業が自主自立を旨とし、リスクを伴う 経営改革・技術革新に取り組んでいかなければならないものの、厳しい環境の 中にあって、経営革新途上にある企業や、やる気と能力のある中小企業がその 力を如何なく発揮できるよう、金融面での支援措置、再生支援策、新たな事業 に挑戦する中小企業支援策の充実を図るとともに、技術革新や創業支援、産学 官連携の更なる推進を通して中小企業が本来持っているダイナミズムとバイタ リティーを存分に発揮できる環境の整備が求められております。 そのような中で、宮城県においては、総額562億円を投じ、宮城県経済の 活性化と雇用の安定を緊急的に確保することを目的に「宮城県緊急経済産業再 生戦略プラン」を策定し、17年度までの短期間で戦略性の高い16プロジェ クト77事業に取組まれ、数々の成果を上げられていることは高く評価される ところであります。 つきましては、最後の年を迎えた「宮城県緊急経済産業再生戦略プラン」の 成果が確実なものとなるよう、適切に事業を推進されるとともに、中小企業の 健全な成長・発展を通じ、地域経済が再生・活性化するための諸施策について も更に重点的に取り組まれますよう特段のご高配を賜りたく要望申し上げます。

(3)

2.仙台空港における新規路線(国内外)の拡充と利用者の利便性 向上を通じた利活用の促進について 県 下 共 同 (要 旨) 仙台空港は、平成2年、仙台∼ソウル間に東北初の定期便が就航以来、現在 では国際定期路線6路線、国内定期路線11路線(季節運航含む)に拡充され ており、着実な発展を続けております。 仙台空港における国内外の新規路線拡充については、昨年の9月に「仙台− 台北」路線が開設され、旅客実績についても順調に推移しており、今後は両国 の航空局間協議において運航可能となっている「仙台−タイ」路線の早期開設 が期待されているところであります。 また、空港へのアクセスにつきましては、定時性の確保、速達性、アクセス 時間の短縮及び大量輸送に優れた鉄道の乗り入れに向けて、「仙台空港鉄道㈱」 が、平成18年度の開業を目指し準備を進めておりますが、これとあわせて県 外利用客の更なる利便性の向上を図るため、中長距離バス路線の誘致を図る必 要があります。 つきましては、仙台空港が東日本の拠点空港として発展していくためにも、 新規路線(国内外)の拡充および仙台空港へのアクセス鉄道の早期完成と中長 距離バス路線の誘致を促進し、更なる利用者の拡充に努められますよう特段の ご高配を賜りたく要望申し上げます。

(4)

3 3.仙台塩釜港[仙台国際貿易港]の機能の整備促進について 県 下 共 同 (要 旨) 特定重要港湾仙台塩釜港[仙台国際貿易港]は、現在、国際コンテナ定期航 路4航路と東京・横浜・清水港を結ぶ内航フィーダー・コンテナ定期航路4航 路が就航しております。 港湾施設については、コンテナ船の大型化、コンテナ貨物の増大に対応する 水深 14mの高砂埠頭2号岸壁や背後のコンテナヤードも供用され、ガントリー クレーンも3基体制で稼動するなど、着実に整備が進められております。 しかしながら、仙台国際貿易港が名実ともに東北の国際物流拠点として発展 するためにも、より一層の機能強化を図ることはもとより、今後20 年間で 88%、 30 年間では 99%の確率で発生すると報告されている「宮城県沖地震」への対応 も必要不可欠であります。 つきましては、「国際的な交流物流拠点としての港湾施設の向上」および「仙 台塩釜港の防災機能の向上」ならびに「仙台国際貿易港背後地の基盤整備」と 「国際貿易関連業務支援機能」の更なる充実が早期に実現されるよう特段のご 高配を賜りたく要望申し上げます。

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4.「常磐自動車道」・「三陸縦貫自動車道」の建設促進ならびに 地域高規格道路網等の整備促進について 県 下 共 同 (要 旨) 宮城県における国土開発幹線道路など高規格の縦断・横断道の建設は、背骨 となる東北縦貫自動車道弘前線が既に東京都心部と直結しており、また日本海 側と太平洋側を結ぶ横断自動車道についても順次整備が進められております。 しかし、これらの効果を最大限に発揮するためには、東北を縦断する複数ル ートの整備や、横断自動車道の整備によるネットワークを構築することが不可 欠であり、とりわけ宮城県沿岸部を縦断する常磐自動車道、三陸縦貫自動車道 においては、東北縦断・横断自動車道と相俟って、沿線地域の産業・経済・文 化・観光など広域的な連携を進め、地域の発展や活性化を図る上で欠かすこと のできない重要路線であることから、一日も早い完成・供用が熱望されている 状況にあります。 特に三陸縦貫自動車道は、高速交通体系の空白地域である三陸海岸県最北部 地域において、厳しい経済環境下にある地域経済の活性化を図る上で重要な意 味をもつ路線であるのみならず、暮らしの安全確保のための救急医療活動や近 い将来に予測される宮城県沖地震のような災害時の救援・復旧のための防災道 路としても必要不可欠かつ早期の整備を必要とする路線であるものの、志津川 以北については、唐桑道路が整備開始された以外は、「本吉気仙沼道路」の概略 計画の発表等の進展はみられるものの、未だ基本計画区間に止まっており、早 急な整備促進が望まれております。 また、石巻市から古川市を通り新庄市に至る石巻新庄道路は、現在整備が進 められている新庄酒田道路につながり、石巻酒田道路として日本海側と太平洋 側の経済圏とを結ぶ新たなルートとして期待されており、さらには仙台都市圏 が東北の中枢的役割を担い、県内並びに東北の産業・経済発展に寄与するため にも、都市圏自動車専用道路の整備も急がれていることから、下記路線の整備 促進並びに早期完成について特段のご高配を賜りたく要望申し上げます。 記

(6)

5 2.国幹道に並行する自動車専用道路 仙台北部道路【常磐道に並行】 (利府しらかし台 IC∼富谷 JCT〔東北縦貫自動車道〕∼一般国道4号) 3.一般国道の自動車専用道路 三陸縦貫自動車道(河北 IC∼県境) 地域高規格道路 1.一般部 (1) みやぎ県北高速幹線道路((仮)登米 IC∼築館 IC) (2) 石巻新庄道路 2.都市圏自動車専用道路 (1) 仙台東道路 (2) 仙台南道路 (3) 仙台北道路 (4) 仙台バイパス (5) 仙台外郭環状道路 (6) 宮城県横断自動車道 (7) 仙台港連絡道路 (8) 仙台空港連絡道路

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5.中心市街地活性化と街づくり関連3法への的確な対応について 県 下 共 同 (要 旨) 県内の中小小売商業は、消費低迷や大型店の依然として続く都市郊外や隣接 市町への出店の影響を受け一段と疲弊の度を増し、商店街にあっては空き店舗 が増加する中、大型店の退店も加わり、崩壊の危機に直面し極めて深刻な事態 となっており、個店や商店街の自力再生は非常に困難な状態になっております。 このような中にあって、県内各地商工会議所は「都市経営」の観点を踏まえ、 当該自治体との連携のもと中心市街地活性化対策などを通じ、市域全体の活性 化を図るべく懸命に「まちづくり」に取り組んでおります。 さて、中小小売商業者や商店街を含む地域住民と自治体とが協働して行う「ま ちづくり」計画や事業を強力にサポートするであろうと大いに期待された「改 正都市計画法」「中心市街地活性化法」「大規模小売店舗立地法」のいわゆる「ま ちづくり3法」は「3法の整合性の確保」を明記した国権の最高機関の決議や 商工会議所による再三の「整合性ある一体的運用」の具申要望にも関わらず、 その実施運用主体であります都道府県・市町村にあっては、組織体制の不備や 縦割り行政の弊害に加え立法趣旨の違いなどで、3法各々の運用がなされスピ ードある成果が上がりにくい状態に陥っております。 さらには、県や市の主体による区画整理事業や市町村地域の開発行為許可に あたっては、既存の商業集積の崩壊を加速させる恐れのある「用途変更」を行 い、「まちおこし」に繋がらない巨大な大規模商業(集客)施設の集積の誘導を 目論むような提案もなされております。また、農地転用などが頻発する郊外開 発の現状を鑑み、農振法・農地法と関係法令等の一層厳格を徹底すべきであり ます。 特に大規模小売店舗立地法では、あいまいな生活環境の保持が指針となって いるため出店が容易になっており、ますます中心市街地の空洞化を進展させて いる状況にあります。本年は、同法の改定指針策定にあたり、法施行時および 施行後において顕在化した問題等に対し、現実に即した運用がなされるべきこ とから、真に「生活環境の保持」が可能な指針の見直しが求められております。

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7 実に展開するとともに、県・市民に対し複雑精緻な土地利用計画や都市計画に ついての知識やノウハウの普及啓蒙周知などを積極的に行い、法施行時に想定 されなかった、24時間営業や青少年問題等地域の生活環境保持のため、的確 な大店立地法の指針の見直しだけでなく法の改正がされるよう具申いたします とともに、特段のご高配を賜りたく要望申し上げます。

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6.官公需の地元優先発注並びに適正価格発注について 県 下 共 同 (要 旨) 我が国経済は、景気回復の手応えをつかみ始めたものの、年度後半にはその 回復ぺースのスローダウンが鮮明となり、地域経済や中小企業においても回復 の実感は乏しい、文字通り長い「踊り場」の状況にあります。 当地域においても、電子部品・デバイス、食料品工業などを中心に持ち直し の動きはあるものの、電気機械、情報通信機械などで厳しい状況にあり、建設 業においては、公共事業等をはじめとする建設投資の依然として減少もあって、 経営基盤は悪化を続け、大変厳しい状況にあります。 そのような中で、宮城県においては、総額562億円を投じて実施する緊急 経済産業再生戦略プロジェクトの推進にあたっては、経済効果拡大策として事 業の受発注での地元優先主義の徹底が盛り込まれたことは評価されるところで あります。 つきましては、地域の雇用を担い、かつ納税を担っている地元企業を育成し、 活性化させるため、下記項目への対応について特段のご高配を賜りたく要望申 し上げます。 記 1.地元企業への優先発注機会の確保 地域の雇用並びに納税を担う地元企業を育成・発展させるため、地元 企業を優先させる入札制度の検討 2.適正価格での発注 企業経営の健全性を保つため、原価計算に基づいた適正価格での発注 3.早期前倒し発注 地域経済の深刻な状況に鑑み、早期の前倒し発注

参照

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