<活動報告>
第4回 RECNA 運営委員会
【日時】 2014 年 3 月 12 日 午後 2 時 00 分~4 時 00 分
【場所】 RECNA 1 階 会議室
【出席予定】
構成委員 梅林 宏道(委員長)、広瀬 訓、三根 眞理子、中村 桂子、全 炳徳、冨塚 明、
菅原 親雄、調 漸、朝長 万左男、峠 憲治、西田 充、土山 秀夫、黒澤 満(添付資料 1、第 10~15 条)
特別出席依頼 片峰 茂学長
列席者 徳永哲郎、小川 幸伸、林田 志保、濱崎厚一、四條知恵
【議事】
1. 平成 25 年度の活動報告について
別紙 1 RECNA 活動報告(2013 年 4 月 1 日~2014 年 3 月 12 日)
別紙 2 平成 25 年度決算見込み
2. 平成 26 年度の事業計画について
別紙 3 2014 年度の RECNA 事業計画/ 同主要な行事と活動予定
3. 研究プロジェクト「北東アジア非核兵器地帯への包括的アプローチ」について 別紙 4 ワークショップⅢ(東京)の計画概要
別紙 5 ワークショップⅢ 準備状況
4. RECNAの中期的ビジョンについて 別紙 6 中期的ビジョン・討論メモ 5. その他(運営委員の任期更新など)
【添付資料】
1. 長崎大学核兵器廃絶研究センター規則
2. RECNA の活動クロノロジー(2013 年 4 月 1 日~2014 年 3 月 12 日)
3. ワークショップⅡ(ソウル)のプログラムと参加者リスト 4. 国連軍縮諮問委員会の国連事務総長への勧告 5. RECNA NPT 第 2 回準備委報告(長崎新聞連載) 6. RECNA 研究会開催一覧
7. 世界の核弾頭データポスター、しおり
8. 平成 26 年度特別経費概算要求概要及び研究実施体制ダイアグラム 9. 核兵器廃絶長崎連絡協議会 組織連携図
10. 韓信大学校との協定(英・日)
11. 韓国国立ソウル大学校との覚書(英・日) 12. 世界平和アピール七人委員会講演会チラシ 13. 報道記事クリップ
14. 世界の核弾頭一覧
15. ナガサキ・ユース代表団一期生募集チラシ 16. ナガサキ・ユース代表団二期生募集チラシ
17. 「ナガサキ・ユース代表団」を含む RECNA サポーター活動記録 18. 市民講座「核兵器のない世界を目指して」チラシ
19. 公開セミナー「北朝鮮の<今>を考える」チラシ
20. 公開国際シンポジウム「北東アジアの非核化と平和」チラシ 21. 公開セミナー「核の飢餓 核兵器がもたらす人類への脅威」チラシ 22. 全学モジュール担当者一覧
23. RECNAニューズレター(和文)vol2-1 24. RECNAニューズレター(和文)vol2-2 25. RECNAニューズレター(和文)vol2-3 26. RECNAニューズレター(英文)vol2-1 27. RECNAニューズレター(英文)vol2-2 28. Dispatches from Nagasaki #6
29. Dispatches from Nagasaki #7
30. 核兵器廃絶研究センター客員研究員内規
<活動報告>
RECNA 活動報告(2013 年 4 月 1 日~2014 年 3 月 12 日)
§1 活動内容の報告
平成25年度(2013年度)はRECNA設立2年目の年度であり、設立初年の意気込みを持 続しつつも、1年間の経験を踏まえた修正や調整を試みる年度であった。また、世界的な核 軍縮の困難さが目立った時期であり、その意味でアカデミアにおいても基礎固めに目を向け る時期であった。中心となった研究プロジェクト「北東アジア非核兵器地帯への包括的アプ ローチ」においては、韓国研究者との着実な協力体制の構築の必要性が認識された。また、
大学生を中心とした被爆地長崎発の対外的発信力の強化という課題(担い手育成の課題)に おいても、先を見据えた意識をもって取り組みが開始された。
時系列にまとめた全般的な活動クロノロジーを添付する(添付資料2)。
以下に、センター規則第 3 条に書かれたセンターの業務分類に従って標記期間の活動を報 告する。
(1)調査・研究
「北東アジア非核兵器地帯」設立へのプロセスについて考察し、提言する中期的な研究プ ロジェクト「北東アジア非核兵器地帯への包括的アプローチ」に、今年度も引き続いて取り 組んだ。前年度の第1回のワークショップⅠ(12年12月7日~10日、長崎、東京)を踏ま えて、当初は今年度2回のワークショップ開催を計画した。しかし、計画は野心的すぎると 判断され、計画を変更した。その結果、今年度においては第2 回「北東アジアの平和と安全 保障を構想する――北東アジア非核兵器地帯への包括的アプローチ:ワークショップⅡ」を ソウルにおいて開催した(13年6月20~22日)。参加者は韓国13人、日本6人、他海外6 人、計 25人(添付資料3)。この時期は朝鮮戦争の停戦協定(1953年 7月 27日)60周年、
朝鮮半島非核化6か国協議(第1回:2003年8月27日)10周年を前にした時期であり、韓 国では北東アジアの平和プロセス全般に関心があった。一連の行事はRECNAの他に長崎大 学、核兵器廃絶長崎連絡協議会、ノーチラス研究所、韓信大学(韓国)、同平和と公共性セン ターが共催し、広島平和研究所、ARIなどが協力した。ソウル会議から2人の海外ゲスト
(文正仁・延世大教授、エンクサイハン・モンゴル特命全権大使)が長崎における公開国際 シンポジウムに参加した(6月 23 日)。ソウル・シンポジウムに向けて、RECNAの責任 におけるSummary Reportがまとめられるとともに、それを含む英文でのWorkshop Report を作成した。これは、基礎文書として継続して役立っている。韓国での開催に当たっては、
全炳徳教授(兼務教員)から多くのサポートがあった。ソウル・ワークショップは、研究者 レベルにおける北東アジアの非核化努力が継続していることを国際的に示すものとして、時 局的な意義が大きかった。具体的には、国連軍縮諮問委員会において北東アジア非核兵器地 帯のテーマを発議させ、事務総長に勧告(訳:添付資料4)させることにつながった。また、
別の重要な成果として、韓国の研究者と目的意識を共有するためのスタートラインを敷くこ とができた。これらの成果は、第3回ワークショップに引き継がれる。
第 3 回ワークショップ(東京)に関する準備を開始した。事前の検討期間を経たのち、実
行委員会を13年11月1日に発足させた。テーマは「北東アジアの非核化と世界の非核化-
-北東アジア非核兵器地帯への包括的アプローチ:ワークショップⅢ」、開催日は14年9月 14 日(日)、15日(月、祝日)、16日(火)と決定した。計画の概要と準備の現状に関して は、第2議題に譲る。
核軍縮に関する政府間協議を調査、分析する活動に取り組んだ。2012年に引き続いて2015 年NPT再検討会議に向けた第2回準備委員会(13年4月 22日~5月3日、ジュネーブ)
をモニターし、日々の情勢をブログ発信した。2 名の教員(広瀬、中村)をジュネーブに派 遣するとともに在留教員・事務職員(梅林、宮崎)とチームを組んで取り組んだ。また、長 崎新聞との連携事業として、連載記事「RECNA・NPT 第 2 回準備委報告」(全 12 回)(添
付資料5)に取り組んだ。会議の主要文献は翻訳してウェブに掲載した。また、前年の第67
回国連総会の決定によって13年5月(14-21日)と8月(19-31日)に開催された初めての
「多国間の核軍縮交渉を前進させるための公開作業部会(OEWG)」のモニターに取り組ん だ。会議の主要文献の翻訳をウェブ掲載した。さらに第68 回国連総会第1委員会(10月 7 日~11月6日)のモニターに取り組んだ。そこで採択された注目決議のいくつかを翻訳しウ ェブ掲載するとともに、RECNAニューズレターVol.2、No.3に解説した(中村)。
核軍縮・不拡散に関係するRECNA研究会が今年度に12回開催された(添付資料6)。こ のうち、6回が広島、長崎の被爆に関する研究報告であったことは、今年度の特徴であった。
このことは、後述するように、この分野の若手研究員2人をRECNAの客員研究員として迎 えたことに関係している。
RECNAが取り組む市民データベース整備事業の柱の一つとして、世界の核兵器の現状(弾 頭と運搬手段)を追跡する文献調査に取り組んできた。そのために、兼務教員や学外研究者をま じえた核弾頭データ追跡チーム(梅林、中村、冨塚明、湯浅一郎(ピースデポ代表))が形成され て共同作業が行われている。8 月 1 日に基礎的データ整備が完了しウェブ公開するとともに、記 者会見を開いた。その際、調査結果のビジュアル化を図るために、核弾頭データポスターをデザ インし、お披露目した。後にポスターを読むための「世界の核弾頭データポスター、しおり」(添 付資料 7)を作成し一般市民や平和教育への利用の促進を図った(核兵器廃絶長崎連絡協議会の 事業)。10 月に長崎市長と教育長に面会して、活用の依頼を行った(調・協議会会長、中村)。ポ スターの韓国語版、英語版(電子版)も作成された。
平成26年度特別経費(プロジェクト分)概算要求として「国際ネットワーク型シンクタンク の形成による北東アジア非核化プロセスの研究」と題する研究企画の作成に取り組んだ(提出書 類のカバーページと構想図:添付資料 8)。学内の検討を経て 13 年7月末に文科省に提出された が、残念ながら採択されなかった。しかし、そこで検討された「北東アジア非核化のための研究 者ネットワーク」のアイデアや課題は、その後研究計画を立てる際の財産となっている。
共同研究の科研費申請(基盤研究 B、海外学術調査)「北東アジア非核兵器地帯設立への隘路と 打開策に関する調査」の申請に取り組んだ。米、韓、中を調査対象地域としたが、この調査研究 の側面的狙いの一つは、上述の将来的な内外の研究者ネットワークの形成に置かれた。結果は 4 月に開示される予定である。
(2)連携・協力
核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU協議会、調会長)が12年10月に発足して以来、RECNA は密接に連携して活動してきた(添付資料9)。RECNAの専任教員全員がその委員となっ ている。長崎県、長崎市(原爆資料館)、長崎平和推進協会、国立長崎原爆死没者追悼平和祈 念館などとの恒常的な連携・協力関係が協議会を中心に形成され、RECNAの研究、調査、
教育事業が長崎地域の核兵器廃絶の諸活動に活かされている。
研究プロジェクト「北東アジア非核兵器地帯への包括的アプローチ」を通じて諸大学その 他の研究所、国際団体、NGOとの協力関係が拡大、ノーチラス研究所とモートン・ハルペリ ン博士(元米大統領特別補佐官)のチームとは、緊密な協力関係が維持されている。また、
モンゴル特命全権大使であり退官後もモンゴル政府に影響力を維持しているエンクサイハン 大使も緊密な共同研究者となった。これらのつながりが、ワシントン、国連、北朝鮮への重 要なチャンネルの一つとなっている。ソウルでのワークショップの際に(2013年6月20日)、 ホストとなった韓信大学校(韓国)と長崎大学との学術交流協定(添付資料 10)が締結された
(RECNAが長崎大学での主管部局)。また、2014年2月1日には、韓国国立ソウル大学校・
統一平和研究院(IPUS)とRECNAとの間で研究連携・協力の覚書(MOU)が交わされ た(添付資料11)。
第 3回のワークショップ(東京)の準備過程を通じて、広島市立大学広島平和研究所(HPI)、
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)が実行委員会に参加するなど、従来よりも協力を深めた。
同時に新しく(財)日本国際問題研究所・軍縮不拡散促進センター(CPDNP)が共催団体に加 わった。HPI とは 12 年に包括的連携協定が結ばれているが、それに基づく第2回意見交換 会(13年9月11日)を広島市立大学で開催した。また、HPI、中国新聞とRECNAの3者 共催国際シンポジウムも定例化している(13年12月6-7日、広島市)。
PNND及びPNND日本との連携・協力は、ソウル・ワークショップをはじめ、さまざまな 機会を通じて継続した。14年2月25日~28日にワシントンDCにおいてPNND総会が開催さ れたが、その際にラウンドテーブル「北東アジアにおける安全保障と非核化:非核兵器地帯への 展望」(モートン・ハルペリン、ソ・ジェチュン、梅林宏道)が開催された。ここには、アンジェ ラ・ケイン国連高等代表や韓国の議員1名も参加した。
国際組織との関係では包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)のゼルボ新事務局長を囲むラウン ドテーブルへの教員やRECNA・サポーターの参加、ピーター・ヘイズ・ノーチラス研究所所 長のアンジェラ・ケイン国連高等代表との面会によるノーチラス・RECNA共同文書による北 東アジア非核化問題ブリーフィングなどによって、国際機関との連携努力が続いている。13年12 月には帰国中の国連軍縮局スタッフ河野勉氏とも意見交換の機会をもった。
日本政府外務省に対しては、国連軍縮フェローシップへの協力(13年10月3日、会食:広瀬)
や長崎大学における「岸田外務大臣と語る」会(外務省主催)などへの協力を行った。その際、
岸田外務大臣との短い懇談の機会があった(調、梅林)。
2015年パグウォッシュ会議世界大会の長崎開催が決定した(2015年10月31日~11月6日、
伊王島)。この過程において、調PCU協議会会長のイスタンブール会議(13年11月1-5日)へ の参加などパグウォッシュ会議、同・日本会議との連携、協力関係が作られた。RECNAにお いても2015年に向けて支援が続く。
13年11月2-4日、長崎地域の市民団体が中心に運営する核兵器廃絶地球市民集会ナガサキ
(実行委員長:朝長万左男客員教授)が開催されたが、RECNAサポーターを中心とする 学生の参加をはじめ、RECNA関係者がさまざまな形で協力した。また、11 月 30 日に世 界平和アピール7 人委員会の講演会「核抑止論と世界」をRECNAが共催した(添付資料 12)。
地域のメディアは、前述の長崎新聞におけるNPT再検討準備委員会の連載記事をはじめ、国 際ワークショップ、核弾頭データポスターなど、さまざまな角度からRECNAの活動を報じてい る。(記事クリップ:添付資料13)
(3)資料収集・保存
核兵器廃絶に関係する基礎情報を市民データベースとして整備し、ウェブ上で公開することが、
RECNA の重要な活動の一つの柱である。今年度においても、最新の主要文書の収集とデータベ
ース化に継続して取り組んだ。NPT関連や国連決議の翻訳、米国のZマシーン核実験実施状況の リスト化などの「定点観測」に加え、NPT再検討会議第2回準備委員会で南アフリカが発表した
「核兵器の人道的影響に関する共同声明」など核兵器の非人道性に関する一連の議論に関連した 諸文書や、「多国間核軍縮交渉を前進させるための公開作業部会(OEWG)」「核軍縮に関する国 連ハイレベル会議」など新たな取り組みに関する諸文書などの翻訳及び迅速な公開に力を入れた。
また、前述のとおり8月1日にウェブ公開した核弾頭データは、その後、米国及びロシアが開
示した新START条約に基づく新情報を受けて11月1日付のデータに更新した。更新の際には、
ウェブ公開時の技術的トラブルに対処し、あわせてより使い勝手のよい仕様にすべく脚注を「ポ ップアップ」様式にするなど見た目での工夫を取り入れ、デザインを一新した(ウェブ・トップ の表:添付資料14)。
一方、第1次整備計画に盛り込んでいた「引用文集」や「一般向け文献リスト」についての作 業は進んでいない。前者については、「被爆者のことば」引用集への取り組みを、客員研究員を中 心に始めている。
(4)啓発・教育
PCU協議会が主催する「ナガサキ・ユース代表団」プロジェクトにRECNAは全面的に協力 した(募集チラシ:添付資料 15)。書類審査と英語面接を経て選考された8名の若者(7 名が長 崎大学の学部生・院生、1名が長崎大学臨時職員)が4月から5月にかけてスイス・ジュネーブ で開催された NPT再検討会議第 2回準備委員会に参加した。現地での活動に先立っては、最新 の核軍縮・不拡散問題を学ぶとともに、英語によるコミュニケーション能力の向上をめざした勉 強会や集中講義などの多くの機会を設けた。また、現地での活動において参加者一人一人が責任 を持ち自発的に行動することを重んじ、さまざまなルートからの情報収集を行い、それぞれが興 味関心に沿った独自のプログラムを組み立て活動することに努めた。
こうした結果、現地においては、政府間会議や NGO 主催会議の傍聴と日々のブログ報告に加 え、多岐にわたる活動が実現した。「ナガサキ・ユース代表団」主催の国連内ワークショップの開 催や現地日本語補習校での平和教育授業実施はそれらの一部である。また、各国の若者 NGO メ ンバーらとの協力のもと、会議議長を務めたルーマニア大使をはじめとする政府関係者や NGO 専門家らとの意見交換の場も実現した。
ユース代表団メンバーは、帰国報告会の実施に留まらず、その後につづく長崎の大学生を中心 とした核問題関連活動において先導的役割を担っている。8月10日には「大学生が動き出す:核 の今、世界の未来」と題したディスカッション・イベントを長崎大学で開催した。11月3~5日 の「核兵器廃絶地球市民集会ナガサキ」においては第4分科会の企画運営を担い、いずれのイベ ントにも長崎内外の多くの若者の参加を得ることに成功した。また、代表団メンバーと海外の NGOとのネットワークも広がっている。10月30日にはスイス赤十字らが開催した核問題の国際 会議にユース代表団のメンバー2名が招待され、パネル講演を行った。
このように「ナガサキ・ユース代表団」の活動は、その実際の参加者のみに限らず、一種の起 爆剤として長崎の大学生の活動全体を活性化させることに貢献している。こうした機運を引き継 ぐべく、12月8日には「第2期生」の二次面接が行われ、1期生のOG2名を含む8名(全員が 長崎大学の学部生)が選考された(募集チラシ:添付資料16)。4月28日から5月9日にかけて ニューヨークの国連本部で行われる NPT 再検討会議第3 回準備委員会への参加に向けて、様々 な準備プロセスが始動している。
ユース代表団を中心とする一連のRECNAサポーターの活動記録を別紙にまとめた(添付資料 17)。
PCU協議会主催の平成25年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界を目指して」(添付資 料18)が13年4月11日から始まったが、14年3月15日まで計6回が行われる。RECNAは 講座の講師を務めた。講座への参加者は 50~60 名であった。連続講座の要約はウェブに掲載さ れた。また、平成24年度の市民講座の記録リーフレットの出版準備を整えた。市民講座とは別に 3回の公開シンポジウムないしセミナーを開催した(PCU協議会と共催)。ソウル・ワークショ ップへの事前学習のために来日した文炅鍊教授による 4 月の公開セミナー「北朝鮮の<今>を考え る-食糧事情と国際支援から」(添付資料 19)、6月のソウル・ワークショップ後の公開国際シン ポジウム「北東アジアの非核化と平和―モンゴルと韓国から非核政策の立役者を迎えて―」(文正 仁教授、エンクサイハン大使)(添付資料20)、7月の公開セミナー「核の飢餓:核兵器がもたら す人類への脅威」(アラン・ロボック教授)(添付資料21)である。
全学モジュール「核兵器のない世界を目指して」(添付資料 22)のモジュールⅡ(2 年次生対 象、5科目中3科目以上選択必修)が前期2科目、後期3科目開講された。受講生は、各科目20
~30名前後であった。モジュールⅠ(1年次生対象、モジュール選択者必修)は、後期に3科目 開講され、受講生は約90名であった。昨年度の「核兵器のない世界を目指して」モジュールの選 択者が約50名であったのに比べ、今年度の同モジュール履修を希望する学生は90名と大幅に増 加している。
(5)発信・出版
ウェブサイトは、マイナーチェンジを適宜実施しながら、改善を進めている。上述した市民デ ータベースは順次更新されており利用可能である。また、「世界の核弾頭データ」が2013年8月 にアップされ、順次英語版、韓国語版もアップされている。残念なことに、「レクナの目」、「にゅ うもん核軍縮・不拡散」の更新が現在滞っており、対策の検討が必要となっている。
定期刊行物に関しては、RECNAニューズレター(和文)Vol.2の第1号(添付資料23)、第2 号(添付資料24)、第3号(添付資料25)がそれぞれ、約1か月遅れで刊行された。第4号の刊
行は、予算の関係で、4月初旬にずれ込む予定である。紙版を3000部印刷し、DM送付するとと もに、pdf版の情報を電子メールで知らせている。ニューズレター(英文)Vol.2第1号(添付資 料26)が2013年8月、第2号が2014年2月に刊行された(添付資料27)。いずれも予定より も約2か月遅れであった。英文版は電子版のみの発行となる。ニューズレターは長崎大学学術研 究成果リポジトリに収納されている。
前述したように研究プロジェクト「北東アジア非核兵器地帯への包括的アプローチ」ワークシ ョップⅠの英文「Workshop Report」が昨年8月に刊行された。また、同ワークショップⅠの市 民向けカラー冊子の韓国語版(電子版のみ)も作成された。この作成に当たっては全炳徳教授(兼 務教員)に全面的にお世話になった。
英文による情報発信 “Dispatches from Nagasaki” (特報ナガサキ)は、No.6が13年4月 15日(添付資料28)、No.7が13年6月18日に(添付資料29)発行され、主要な海外メーリン グリストや個人リストに送付されている。
§2 運営に関する報告
RECNAの日常的な情報の共有は、教員(客員研究員を含む)、事務職員(学術情報部、広報戦
略 本 部 、 P C U 協 議 会 )、 担 当 理 事 が 加 わ っ た RECNA メ ー リ ン グ リ ス ト
([email protected])によって行われている。その上に立って、毎週金曜日にセンター 員会議が行われている。センター長出張時には、skype で結ぶインターネット会議を採用してい る。これに加えて随時専任教員会議を開催している。
研究プロジェクト「北東アジア非核兵器地帯への包括的アプローチ」Ⅲに向けての準備は、
現段階においては実行委員会(委員長:梅林)、事務局(事務局長:中村)の体制で行われて いる。
2013年11月1日付で、冨塚明准教授(水産・環境科学総合研究科)を新しい兼務教員と
してRECNAに迎えることとなった。冨塚准教授には、それ以前から核弾頭データ追跡チー
ムとして不可欠の貢献をして頂いていた。
RECNAに客員研究員制度を設けることになり、2013年10月2日に内規を定めた(添付 資料 30)。その結果、11 月 1 日付で四條知恵氏(「浦上の原爆の語り」で博士学位を取得)
と高山真氏(「長崎原爆被災の記憶」で博士学位を取得)の2名を客員研究員として迎えた。
さらにまた、2014年4月1日付でスチーブン・リーパー氏(公益財団法人広島平和文化セ ンター・前理事長)を客員教授に迎えることとなった。
上記の兼務教員の就任及び客員研究員の受入れ、兼務教員等の任期延長、客員教授新規採 用を議題として計3回の核兵器廃絶研究センター計画委員会(委員長:調漸)が開催された
(2013年10月3日、2014年2月5日、同3月7日)。
PCU 協議会のコーディネーターが常駐し、ボランティアの作業スペースともなる部屋が、
2013年4月より同じ建物の2階に確保された。客員研究員の机もそこに設置されている。