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リハビリテーションを行う上で、運動機能評価は重要である

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Academic year: 2021

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学位授与番号:甲947号

氏 名:宮村紘平

学位の種類:博士(医学)

学位授与日付:平成25年10月9日

学位論文名:

小児基本動作評価法の信頼性と妥当性に関する検討

主論文名:

Validity and reliability of Ability for Basic Movement Scale for Children(ABMS-C) in disabled pediatric patients. (小児基本動作評価法の信 頼性と妥当性に関する検討)

学位審査委員長:井田博幸教授

学位審査委員:岡部正隆教授、岡本愛光教授

東京慈恵会 医科大学電子署名者 : 東京慈恵会医科大学 DN : cn=東京慈恵会医科大学, o, ou, [email protected], c=JP

日付 : 2014.03.19 09:38:31 +09'00'

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論文審査の結果の要旨

宮 村 紘 平 氏 の 学 位 論 文 は 主 論 文 1 編 か ら な り 、 主 論 文 は 「Validity and reliability of Ability for Basic Movement Scale for Children (ABMS-C) in disabled pediatric patients」と題する英文論文でリハビリテーション医学講座 安保雅博教授の指導により作成され、Brain and Development誌に掲載されて います。以下、学位論文の要旨と審査結果について記載します。

リハビリテーションを行う上で、運動機能評価は重要である。本学のリハビ リテーション医学講座においてはAbility for Basic Movement Scaleを作成し、

その有用性について報告している。しかしながら、これは成人を対象に作成さ れた評価方法である。従来、小児の運動機能評価法にはPediatric Evaluation of Disability Inventory(PEDI)やGross Motor Function Classification System

(GMFCS)などが存在している。しかし、これらの方法は専門家による評価が

必要であり、また評価方法が煩雑であるなどの一般臨床において使用しにくい という課題がある。また、発達障害児の運動機能については学校、福祉施設、

家庭などで共有する必要があるため簡便な運動機能評価法を開発することが重 要である。そこで宮村氏は Ability for Basic Movement Scale for Children (ABMS-C)と い う 小児 の 運動 機能 評価 法を 作 成し 、こ の評 価法 の 妥当 性 を

GMFCSとの相関性で検討するとともに、ABMS-Cの再現性について検討した。

対象は平成22年3月1日から6月30日の4ヶ月間に国立成育医療研究セ ンターリハビリテーション科に受診した95名のうち、種々の除外基準をクリ アした45名(男児:29名、女児:16名)である。評価時の年齢は1ヶ月 から8歳8ヶ月(中央値:1歳3ヶ月)である。ABMS-C は頚部保持・座位保 持・平面移動・立位・歩行の5つの評価項目からなり、それぞれについて不可 能・部分修正・修正自立・可能の4段階評価を行った。評価は初診時にリハビ リテーション科医師が行い、2週間後に異なるリハビリテーション科医師が行 い、この二つの評価点数を比較することにより再現性を検討した。また、妥当 性を検討するため ABMS-C と GMFCS との相関について評価した。相関性の

検討にはSpearmanの順位相関係数を用いた。

ABMS-C と GMFCS との相関については R 値がー0.628からー0.7

84と統計学的有意差をもって高い相関性が認められた。また、再現性につい てはK 値が0.865から1.000と高い再現性が認められた。以上から宮

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村氏が開発した小児に対する簡便な運動機能評価法であるABMS-Cは再現性が 良好で、かつ妥当性のある評価方法であると結論された。

平成25年9月18日、岡部正隆教授、岡本愛光教授の出席のもと、学位審 査会を開催し、宮村氏による研究概要の発表に引き続き口頭試験を行った。

席上、

1、 評価方法の妥当性

2、 予後予測への応用の可能性 3、 総合得点の意義

4、 評価対象の妥当性 5、 年齢を考慮する必要性 6、 対象症例数の適切性 7、 本評価方法の適用年齢

8、 客観性に乏しい評価項目の存在 9、 評価場所の統一性

などに関して質疑応答があった。

その後、岡部教授、岡本教授と審議した結果、本論文は小児の運動発達障害 患者に対する簡便、かつ信頼性の高い運動機能評価法を開発したという点で臨 床的に有意義な論文であり、学位申請論文として十分、価値あるものと認めま した。

参照

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