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3年間を振り返ってみて感じること(第9回ピア・スーパービジョン) 利用統計を見る

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Academic year: 2021

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Title 3 年間を振り返ってみて感じること(第 9 回ピア・スーパービジョン)

Author(s) 奈良部, 清香

Citation 聖学院大学総合研究所Newsletter, Vol.22-No.1, 2012.9 : 25-26

URL http://serve.seigakuin-univ.ac.jp/reps/modules/xoonips/detail.php?item_i d=3985

Rights

聖学院学術情報発信システム : SERVE

SEigakuin Repository and academic archiVE

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3年間を振り返ってみて感じること 奈良部 清香

① 現在の職業とこの仕事を目指したききっかけ  この仕事に興味を持ったきっかけは、専門学校 時代のクラスに「統合失調症」の方がいたことで す。

 優しくて気を遣ってくれる子だったのですが、

時々、私の中での「常識」だと思っていたものと は違った言動があり、戸惑うことが多くありまし た。

 初めは「臨床心理士になれば、この友人のこと ももっと理解できるようになるのでは?」と考え、

大学に入学しましたが、授業をいくつか受けてい く中で「生活の中での不便さや楽しさを、一緒に 悩んでいける精神保健福祉士」の仕事に惹かれる

ようになり、資格を取得しました。

②  3 年間を振り返ってみて

 卒業後は、今とは違う施設に就職したのですが、

社会人一年目の私は「理想10割:現実0」という 状況でした。スタッフの対応ばかりが気にかかっ てしまい、「自分の対応はどうか」ということに 目がいかなくなっていました。

 半年ほどして、今の職場に転職させていただき、

ただただ楽しく過ごしていました。

 2年目は、少し「自分」に目が向けられるよう になり、「メンバーさんとのかかわり方」につい て悩むようになりました。

 そして3年目の今、色々な話を聴き、経験をす る中で「焦りと葛藤」でとても苦しんでいます。

 例えば、グループホームの入居者の言動は、

「施設の中だからこそ許される」ようなものが多 く、「もっと地域の人とのかかわりが必要なので は!?」と強く感じていました。

 そんな中、あるメンバーさんの親戚の子が発症 してしまい、SOSの電話が施設に入りました。親 御さんはずいぶん前から「おかしな言動」に気づ いてはいたそうなのですが、誰にも相談できずに いたのです。その話を聞き、「何で、姉妹でもあ るメンバーさんや、スタッフに相談できなかった のか?」と考えてしまいました。理由はとても複 雑だとは思いますが、「その人(や他のメンバー さん)が、施設の中にしか居られない」ような、

通院したり施設と繋がることでの「プラスのイ メージ」が持てていなかったからなのではないか、

と感じてしまったのです。そして、「もっと社会 の中で役割を持つ機会を!」と、とても焦りを感 じました。

 「から回っているのかもしれない」という不安 も多くありましたが、「本当にから回っているの だ ろ う か ! ? た だ 動 け て い な い だ け な の で は!?」という不安が、頭の中でグルグルしてい ました。

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 ある日、メンバーさんにも「こんなことが必要 なのでは?」というような話をする機会があった のですが、その方に「確かに必要だと思います!

頑張ってください!」と言われてしまいました。

「一緒に頑張りましょう」という言葉を期待して いたのですが、この言葉を聞いて「やっぱりから 回っていたんだな。全然巻き込めていなかったの だな」と実感し、やっと冷静な気持ちになれまし た。

 もうすぐ4年目となりますが、今年は相手の ペースを感じとる努力をし、その速度に合わせな がらもしっかり動いていくようにしたいと思いま す。

(ならべ・さやか 社会福祉法人ブローニュの森  地域活動支援センター「アークスフォース」精 神保健福祉士、2008年度聖学院大学人間福祉学科 卒業)

参照

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