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環境コミュニティづくり

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(1)

r 行動する市民」を育む環境教育

比屋根 哲 連 合大学 院 ( 環境 教 育 学 )

環境コミュニティづくり

梶 原 昌五 教 育学 部 ( 生物学・環境教育)

(2)

r 行動する市民」を育む環境教育

比屋根 哲 ( 連合農学研 究科 環境 教育論 )

1 .はじめに

都市の自然再生に取 り組む主役は.他 な らぬ都市に暮 らす 人々 ( ‑市民)ですO 自 然再生の耶 L )組みには、市氏が助力で実行 で きることもあ ります し、J 】 民の側か ら行 政等の扶関に協力 を求めて共に実行す る場 合 もあ りますが,いずれにせ よ市民が主体 的に行動することが求め られ ます。 ここで は、行動するT T I 比への成長を促す環境教育 について考 えます。

2. なぜ環境教育が必要か

人問が生 きてい / .ためには、自然 はどう して も必嬰だといわれています。品田椛氏 ( 20 04 年) は. このことを科学的 に災証 し た研究者の一 人です。品田氏は、首都 圏 を 中心 に膨大なアンケー ト調査 を実施 し、 ま た明治期以降の観光就割か らそれぞれの時 代における人々のf r 動佃な どを詳細 に調査 し,様 々な角度か ら検討 した結 取、 どうや ら人口哲院が L平方 キロ メー トルあた り 2 , 000‑3. 000 人を超 えると, 人々の 自然環 境 に対する満足度が低下 し.花 を買った り 日帰 りの レジ1 ・ ‑に出かけた りといった、

自然を求める代慣行動が増加することを明 らかに しました。生蟻学では、生物の僻体

数は長期的にはほほ一定 に保たれ.ある程 度個体数が増えれば密匠の増加によって増 殖が低下 させ られる密度劾‑ B I t が知 られてい ます。品田氏 は,人の場合 も雷皮効果が生 活圏を^tぴr r , す行動 となって現れるとい う 興味戻い括采 を明 らかに したのです。

ここでい う人n密使が 1平方 キロメ ‑ ト ルあた l )200 0‑3, 0 00 人 とは どの ような機 所か というと、品田氏 はまだ線が姓かな閑 静な住宅地 として特徴づけてい ます。筆者 はかつて、盛岡市近郊 のJ l l滝沢駅J d辺や 娘子の住宅地の 人r l密度 を鯛べ たことがあ i )ますが、1 992 年時点で も3. O O O人/ h7 前 後あ r )ました。 このうち娘子の住宅地 はそ の後 さらに宅地造成がすすめ られましたが、

筆者 らが2 00 5 年 に火砲 した住民の意識調査 によると、典子の人 々はそれで も生活圏の 自然に耽ね満足 しているという結果で した。

このことは、私たちが実際に感 じているR 然の豊か さの悠覚 とは別に、生物 としての ヒ トはすでに自然の減少 について虹意識に 反応 し、た とえば 「 花 を買 う」等の自然 を 求める行軸 を耽 っていることを示 してい ま す。いいかえると、 この事実 は都市圏の自 然環境は私たちが意弘的に伽全する努力 を していかない と、知 らず知 らずの うちに快 適 な生活環境が失われることを強 く示唆 し

写真 l 滝沢村菓子の住宅地 閑静な住宅地でも人は自然を求めている。

7 3

(3)

ているといえます 。

都市のR然環境 を怒紙的に保全す る努力 をつづけるのき ま、簡単なことではあ りませ ん.そのためには,人々の自然に対する意 識 を高め、都市の自然 を保 全あるいは再生 しようとする行動力 を培 う収 r J組みが是非 とも必要ですO環境教育は、T r T 民の自然環 境 に対す る意純 を高め、その鎚全 ・再生に 取 り組む態度を醸成するためにも重要 な役 割 を持 っているといえます。

3 .環境への気づき .理解 ・ 行動

環境教育について、学問的に統一 きれた 足並はまだあ りません. しか し . 国際的な 説諭のなかで、現職教育の円標や理念につ いてはかな り明稀 にされて きました.

1 9 7 2年、世界各国で環境閉域が噴出 し, 人類の存続 に対す る危機ばか ら、l i f 界が一 丸 となって環境閉週に立 ち向か うために国 連人間環境会誹 は 開催 されました。そこで 採択 されたス トノクホルム宣 告では、私た ち白身 と子孫のために行動 しなければなら ないと述べ られ、塀噴教帯の E =一 別こついて も 「R己を取 り巻 く環境 をR己ので きる範 囲内で管理 した り、規制 した りす る行動 を 歩ずつ確実にす る人間を苛政す ることで ある」 と規定 されています。その後.環境 教育に特化 した盛要な国際会読 ( 1 97 5 年の 国際環境教育専門家会派 =ベオグラー ド会 読、1 977 年の環境教育枚肘間会読 = トビリ シ会議)等が開催 され、環境教育に関する 原則、包括指針, E l 漂段階等が次第に明確

にされてきましたb

これ らの詳細は他の文献にゆず りますが、

ここではその後、わか りやす く捉‑ ' T.された 環境教育の 3 段階 を意味す るキーワー ドに ついて紹介 します。そのキーワー ドとは、

u l .ab o ut 、 f otで.これ らの前置詞は 、Ed uc a t l On i n EnvL r OnmC nt (環境 の なか で の教育 ) 、Educ at i on a boutEnvi r onme nt

( 環境 についての教育 h Educ at 1 0m f orE l l VL r O nme l l I ( 環境 のための教育) の よ う に使 われ ます。

まず 、 I nですが、これは環境の現場 や 白 熊の中に身を置 くということで. とにか く 理屈抜 きで自然 と触れ、自然に対する 「 気 づ き」を促す という教育的アプローチです。

つ ぎに 、about は、碑に朱づ くだけでな く.

その環J 3 2についての 「理 別 」 を深める とい う教育的 アプローチを指 してい ま

.韻 後 に、f orは、 その蕊味の とお り 「環境 のた めに」 というアプローチで、 これは被教育 者の 「行動」を促すことを恐味 していますO

これまでの環境教掛 こ関する解吉 妃磐では、

ノ J 、 学校低学年では 「 欠づ き 」 ( l n) を中心 に、小学校 砧学年で は 「埋解 」 ( ヱ I bou t) を小 L、 に. そ して小学校 . ' E J 学年 以降 には r l l ・ 動 」 ( l o L ) を呼人 した現墳教育 を行 う とい う図式で説明 されてい ます。 まずは環 境 .自然に対す る 「 気づ き」か ら入 り.汰 第に環境 ・自紙への r理解」に高め、最後 には 「理解」の上に立って 「行動」で きる ように とい う流れで,わか りやすい図式に なってい ます。

しか し.注意 しなければならないことは.

写真 2 森林学習に出かける小学生

/ ‑ . /

(4)

た とえば中筋生 には 「 行動」の レベルQ )環 境教育 を要求 して よい等 と横桟的に考える のは危険だとい うことです。大人だって、

自然に対 して必要な 「 気づ き」 を経験 して いない人は少なか らずい ます。「 理解」 と なると、もっと多 くの人が経験 していない 可能性があ ります。 こうした 「 気づ き」や

「 理解」 を斧 ないで、い きな り 「行動」 を 要求 しても、環境教育の勤巣は まった く期 待で きません8位近、中学校の 「 農合的な 学習の時間」で,町内会の活動に生徒を参 加 させ、生徒 を託 された町内会はやるに事 欠いて.説明抜 きで町内の清掃所動 をや ら せたとい う話 をI i t I いた ことがあ ります.こ うした活軸が有効 なのは、+ ども連が小学 生 までの段階でゴ ミ問題 などを対象 に多 く の 「 気づ き」や 「 モ細字 」の体験 をしている 場合で、そうでない域合は執恥が期待で き ないばか りか、む しろ町内会 ( 地域)や学 校 に対す る不信感 を稚 くことに もな りかね

ませ ん。

このように、都市の自然を保全あるいは 再生する活軸につ いて も、は じめか ら 「 行 動」あ りきのf R墳教育の枇 l )組みを考える のではな く,地域 の大人や子 とものせ書 蝕や 経験の有 り様を見極めた、 無 理のない活動 といろんな人々が参加で きる多様 な取 り組 みが求め られているといえます。

4 .環境教育の童

環境教育の虫路的なゴールは、環境のた めに行動する人材 の育成です。 しか し、行 動に奉るまでの環境‑の気づ きと、環境に 対す る理解が重要なことは、先に述べたと お りです。現在.様々な ところで取 り組 ま れている環境敦L f tは、 この 「 朱 づ き」 と

「 確解」 を促す内容 のプログラム といって も過言ではあ りません。

ところが、学校でこの ような環境教育を 実接する際には願書 もあ ります。それは、

最近の 「 学力」低下の問敬 とも関わって、

環境教育にノ Jを捌 くよ り学ノ Jの付 く勉強を させ るべ きだとい う考 え方です。群青 は、

あるシンポジウムで環磁数百 を実践 してい る高校数静か ら、環境教 軌 二一生懸命耽 り 祖 んで も、校長やPTAか ら、 「そんなこと をして遊ばせて何になるんだ」 といわれ、

まった く評価l して もらえないという話 を聞 か されたことがあ りますO環境教育の実践

家 は、その効紫が どれほどの ものか現場体 験的に理解で きるのですが.第三者の Rに はなかなか見えに くいようですo Lか し.

学校現場で環境教育V ) 突抜に苦労 している 先生方 を支援す るためには、 まず はPTj l の方々すなわ ち市民に、環境教育活動の重 要性 を理解 していただかなければな りませ ん。そのためには、何 らかの形で環境教育 の効果を示すことが 巳・ 要になってきました。

5 .環境教育の効果を調べる

環境教育のみ成 らず、そ もそ も教育の効 果 を把揺することは.教育実践のあ り方 を 改善 してい くためにも韮%; な作菜です。

それては、 どの ように して環境教育の効 果 を調べればいいので しょうか。封敬や社 会等の教科では、教育効紫の測定はペーパー テス トを実施す ることである帯皮把握で き ます。先生方は、ベ‑/i‑テス ト0 )蒜. 紫か らチ ビもたちの埋僻皮をチェ yクし、B J i 解 で きていない匝所 の教え方 を振 り返 り、改 尊の努力 をすることにな ります。 しか し、

環境教育ではその効果 をペーパーテス トで 測定することが難 しいため、参加醗笥 引こよっ て子 どもの行動 を・ 分 q r L た り、感想文の内 容やア ンケー ト調査結果か ら推測 した りし なければな りません。ただ.感想文は子 ど もが正直な感想 を番 いているとは限 りませ ん し、教育 1ログラム実施直後に行ったア ンケ‑ トでは優等生的な回答 ( 調査者の意 図を察知 した模範的な回答) をして しまう ことが一般( , 二知 られてい ます。 また、参加 横車で教育実践者が 「 子 どもたちのE l が挫 いていた」な どと報告す るだけでは、校長 やPTA (d l民) を説得 で きないこ とは言 うまで もあ りませ ん。

それでは、どのようにすればよいのでしょ うか。以下に.筆者 らが試みた簡単な調査 方法の一端を船介しましょう。それは . フィー ル ド活動の事前 ・事後に行 う自由連想法 と い う7 ンケー ト調秀です。L d由連想法ア ン ケー トとは、「 森林」、「 環境」等の言糞 を 刺激語 として、この青紫か ら連想する別の 言紫 ( 名 詞や形容詞)をどん どん番いて も らう方紋で.回答結果 を. q l r 1 万・邸後で比較 す るものです。 この方法では、回答者は調 査者が どうい うL d谷 をJ g H寺しているのか想 像することが困難で、いわゆる優等生的な 回答 を して しまう恐れはほとん どあ りませ

/

J

(5)

んO

以下は 2001 年に 「記合的な学習の時間」

で森林活動 を実施 し た盛岡I I l 内の U 小学校 5 年年 ( 約 8 0 名)について、自由連想 アン ケー トを実施 した事例です。 この森林活動 の教育 目棒は.児塵が森の中で様 々な 「余 の繋が り」に気づ くことで した。 ここでは、

利敵語 として 「木」.「虫」、「 草 .「土」、

「 森」 の 5 つ を用 い、それぞれについて児 童が 自由に連想する言菜を背いてもらい ま した。ア ンケー トは、森林活軸前 ( 5 月 1 、 身近 な場所 での森林 7 1 6 . 動接 ( 9 月卜 林 間 学校での森林柄軌後 ( l l f l)の別 3 阿、まっ た く同 じ内容で実施 しました。

図 Lは 、3 回の回答語数の変化 をみた も のです。t g l か らわかるように,回答語数は 森林活動 を韮ねるごとにqHI I J Lてい ますD また.図 2は、回 答 朋歓で陳記入欄V ) 数 の変 化をふた ものです。 ここでは、森林活 動 を重ねるに逃れて軒記入回答が減少 して いることがわか ります。これらのことか ら、

多 くの児封 土 2 何の森林7 Mr J u を経 ることで、

活軸 フィール ドの主賓偶成箪繁である森, 士.葺等についての知紙あるいはイメージ

を徐々に撒持 していった と考 えられ ます。

つ ぎは, もう少 し丁の込んだ分析結果で す 。 この活動の教育 目標 は、児壷が森のr f l で様 々な 「命の繋が り」に気づ くことです。

ここで用いた 5 つの利敵言 責は、孫の中の命 ( 生 き物) 【 こ関わるキー ワー ドになってい ます。 だとすれば、「 命の繋が り」 に気づ くことがで き1 =生徒k、血恵三 崇のうちに.

それぞれの刺激語 に対す る回答で共通の言 葉をより多 く3 3 , 1 1 けるようになっているはず です。たとえば.一人の児童が刺激語 「 草 」

に対 して 「虫の食べ物」 と回答 し.同 じ児 玉が刺激語 「 ⊥」 に対 して 「 出のすみか 」

と回答 Lt . :とします。 これ ら‑ 2 つの回答に は 「 上 火」 とい う名詞が共通 にみ られ ます。

これは、瀬林 の摘 攻繁栄であ る 「 草」 と

「 土」 を関i g fして とらえることがで きてい ることを示 しています。

ここで 「gi Jに相当す る言柴を共通語 と 定義 します。凶 3 は、すべての回答語のな かでj t ; 池語が山める制令が どのように変化 したかをみた ものです。 この ように 、 2 岡 の森林活軸 を経 ることで、共通語が徐 々に 増加 していることがわか F )ます.教育心理

回 答 語 数 ( 個 )

100ヽ

8 0 1 i

601 i

40ヽ

木 虫 草 土 森 2 。㌔

図 1 3 巨】 の調査時点における回答指数の変化

0ヽ

無 記 入 欄 ( 潤 )

5 月 9 月 11 月 図 2 3 回の調査時点における無回答親の数の変化

7 6

5 月 9 月 1 1月

図 3 3 回の調査時点における共通語の数の変化

(6)

学では.こうした認識の深化を知池の構造 化 と呼んでい ますが、この例では、児変が 森の中で r命の繋が り」 を珪織で きるよう になってきたことを/ TC す lつの結果と解釈 で きそうです。

6.過去の野外体験度による 効果の違い

もう少 し、ア ンケー ト調香の話にお付 き 合い くだ さい0 回 4 は 、U 小学校 5 年生児 童で、過去に森林やR旅がいっぱいの場所 に出かけた検度 と、今現在、そうい う場所 に行 きたいか どうかを尋ねた質問をクロス して結果を示 した ものです。この間からは、

過去に自然や森林によく出かけL・ 児亜ほど、

今現在 もそういう場所 に行 きたいと思って いることがわか ります。

このことは、小学 5 年生段階で見た%L 合 も、それ以前の幼稚園や低学年で、 自然や 孫林 と触れる機会 をで きるだけ多 く提供 し

てあげることが大 切なことを示唆 していま す。 ここで、 園 上 目こおいて過去に自然 ・森 林体験 した頻1 9: に よる 3 つのグループの児 童は .U 小学校 の森林活動で,それぞれど の ように変化 したので し上うか。

図 5 は、過去の体験塀皮が異 なる 3 つの グループ別 に 、 5 月 . 9 月.11月の自由連 想ア ンケー トに よる回答語数 ( 平均値)の 変化 を示 したものです。

これをみると、過去 に自然や瀬林 にほと んど行かなかったグループは,他o )2グル‑

プと別の傾向を示 していることがわか りま す。 この解釈 は、比較的鵬単です。すなわ ち.過去にR然体験 をあ まI )してこなかっ た児童 は、近所 にあって い まとんと行 った ことのない森林 で新鮮 な刺激 をせけ、その

結果 9 月には蜘答語数が飛躍的に伸びた と 考 えられます。それに対 して他の 2グルー プの児童は、見慣 れた森林 にはそれほどイ ンパ ク トは感 じず、回答語数の変化 もわず かだったものが、は じめて訪れた林間学校 での森林活動では人きな刺激 を受け、その 後実施 した日月の調査時. r l で回答語数が飛 躍的 に伸びた と考 えられますC

この ように、子 どもの 自然体験の程度に よって、環境教育の効果 には追いが認め ら れ ます。この結果か らいえることは、子 と もたちにはできるだけ異 なるフイ‑ル ドで た くさんの自然や森林 を体験 させた方が よ いということです。多 くの炎 なる場所で森 林や 自然に触れ体験す ることで、子 ども達 は新 たな利敵 と感刺 を受け耽 り、 自然に対 する関心 を満めることが糊符 されます。

自由連想法による7 ンケ‑ トは.記述回 答のつ き災割に骨が折れる点があ り、 また シンブルな調査だけに得 られた典計結果か らそれほど多 くの傾向を引 き出す ことはで きない という F g i

があ ります。 しか し,そ の方法は非常に的埠で誰で も実施で きます し、先に述べた とお r )優 等生的な回答 を避 けて被験者のいわば 「本音 」に迫ることが で きるメリノトがあ ります。

環境教育の効泉を探 る方法には. この他 にも感想文の分析 など、いろんな方法があ ります。今後.都市の自然再生活動の場 で 行われる様々なJ Rり組みについて も、取 り 組みのねらいに即 して参加者がいかに変化

したかを確認する1 . : めの網杏を実施 し. よ r )効果的で悪衣のある取 L )組みに改善 し、

新たな教育 プログラム を創糾 してい くこと が求め られます。

′/

よ く 出 か け

たまには行った

ほとんど行かなかった 」 ̲ =

0 1 2 0 % 4 ( 】 1 6 0 % 8 0 % 1 0 0 1

■どちらかというと行きたく ない□どちらかというと行きたい

□行き1 = い □わからない

図 4 過去に近くの森に出かけた頻度と森に行く意思の関係

仰 30 20 1

回 等 語 数 二 三

十 ほ とんど行かな かった

」■‑たまに行った

」ト よく出かけた

5 月 9 月 1 1 月

図 5 過去に森に出かけた頻度別の

児童の回答語数の変化

(7)

7. 「 行動する市民」の ライフ ・ヒス トリー

以上に紹介 した小学校の事例 は、環境教 育では 「 気づ き」や 「 理解」 を促す ことを 目標 としていました。 しか し,環境教育の 最終的なゴールは、そこか ら 「 千 丁 動」 を促 すことにあ ります。それでは、 了とも達や 市民が 「 行動」に措み出すためには, どの ような教育活動が必要なので しょうか.残 念なが ら、「 行動」 については、 こんな授 業 を したら、あるいはこんな教育的 な活動 をしたら、必ず受講者が行動で きるように なるといった妙薬 はあ りませんo Lか し、

こんな耽 り組みが有効ではないか とい うヒ ン トを探 ることはで きますoそれは、今現 在、環境のために活動 している人J yの、こ れまでの環境に関わる生活体験 の歴史 ( ラ イフ ・ヒス トリー) を調べ、共通点 を探 る ことです。

筆者はこのような絶想で、致咋前に盛岡 市周辺や仙台市内で音 詩軌する森林ボランティ ア凶体や自然イ 呆誰は体の代表にインタピュ‑

調査 とアンケー ト調査を実施 し 、1 2 名の方々 について過去の森林体験 に何か共通 L J L . がな いか検討 したことがあ ります。インタビュー したのは 30 才代か ら7 0 才代で、年 まれ育っ た場所や現在の活動の場所 とスタイル, もまっ た く異な り、共通点 を拾い出すのは困難な ように思われましたo

L

か し、調査 の耗米、

以 卜のような低向をつかむことがで きまし

た 。

その 1つは,ほとん どの人が子 どもの頃 に強 く印象 に残る森林体験 をしてお り、 ま たその体験 には多 くの場合、親がかかわっ ていたとい うことです。た とえば、ある人 は終軌後 、 冬の寒 さを しの ぐための峻房用 の薪 督.親 にいわれて泣 く泣 く森に耽 りに 行ったことを語って くれ ました。 また、あ る人は父親 と森に行 き、笹ヤプをか き分け どん どん歩いてい く父親を泣 きなが ら追っ ていった経験 を語 って くれ ましたO

もう 1つの幌向は、 これ らの人々の多 く が、実際の瀬林破頓の現場 を見てお り、理 屈抜 きでその印象 を 心 に刻 んでいたことで す。ある人は、小学生のころ 登 I l l 途中で、

森の一部がはげ山状態 になっている光fl ・ t . r ̲ ・ い まで も鮮明に覚 えていると語 って くれま

したOそれは、誰 かに森林破壊 について脱

明 を受けたのではな く、あ りの ままの 自然 か ら感 じ取 った印象だ といいます 。

この調査では、こんな森林体験 をしたか ら現在 の自分の活動があるという、明確な bJ 谷 はほ とん ど聞 くことがで きませんで し た。 しか し、多 くの人が時代や場面は異 な るものの、以上のような類 似の撞験 を して いたことは興味深い点ですO

以上の網杏結果か ら、私たちは環境教育 上の重要 なヒン トを関ることがで きますO それは、子 どもの頃に日払についての体験、

しか も強 く印象に殆るような体験が重要で、

また、親が子 どもと体験 を分かち合うこと が大切 だとい うことです。 もちろん、子 ど もの頃にこうした体験 をもった人が 、 必ず 轄林や 自然【 の保全 ・再生の沼勅に取 り組 む ようになるわけではあ りません。 しか し、

こうした体験U )輔み重ねが.後に 「 環境へ の行動」に繋がる大 きな影響 を子 どもに与 える可能性 は期待で きるように思います。

B.環境教育プE )クラムの 実践

以上、環境教育の意衣 と、その効果 を測 定する意残 と方法についてお話 して きまし た。最後 に、巾民に よる都 r hの 自然再生の 取 り組みについて,その我礎 を作るための 身近な自然 をフィール ドに した環境教育実 践の留普 糾 二ついてお話 しでお きたい と思 い ます。

日 まずは簡単な活動から

都市の自然の保全 ・再生活動のための、

環境教育プログラムは、特別に用意されて はい ません。 もちろん、参考になる環境教 育 プログラムは多 くの沓活や文献で発表 さ れていますか ら、これ らを参考 に してプロ グラムを作成 ・実施することはで きますo L か し,環境教育 といって も、何をやっ ていいか分か らない場合は、 とりあえずそ の地域の自然を歩いて見てみ ましょうO郁 市の自然について、特別な解説はい らない と巴います。 まずは、自分が暮 らす術 にど んな自然があるのか、 また どのような状態 に置かれているのかを感 じることが大切だ と瞥い ますCその際,先 に述へたように、

で きれば規子で参加で きる気軽な活軸 を考 えるといいで しょう D

環境教育 泊軸 を介 画 した人は、その際 l ・ 二 は参加者の様子 をよ く見てお くことが大切

7 8

(8)

ですO これ も光に述べた とお り、同 じ自然 を見て も、その人の これまでのR然体験の 違い等により.参加者の反応は異なるもの です。以1 r q H二雑著がおイ L lき合い したU小学 校の森林活動では、妃立は森の中で花や虫, ゴミ等の様 々なもの を見出 しますが、これ らを包み込み.生 き物の繋が りの舞台になっ ている森林その ものには、ほとんど注 目 し ていないことを知 り少 し驚いた記憶があ り ます。これか ら.地域の自然 を活か L た環 境教育プログラムを考える場合は、 まず約 単な自然散策な どか ら活軸を開始 し、参加 者が何に興味や関心 を持っているか を見僻 めることが大切 だと思います。

2)活動後に振 り返 りの時間を持つ 環境教育砧劫は、一度だけで終 わるもの ではあ りません.これ も先に述べたように、

とくに子 どもたちには多 くの 白然体験 を提 供 したい もC )です。 ひとつの活動が終わっ たら、次の活動に描かすために、どんなと ころが良かったか、 また どんなところに改 善の余地があるかをスタ ノ7 の問で意見交 換 し、活動 を振 り返ってお くことが大切で す。 は じめか ら、' , ' t壁なプログラムを壮快 できるわけではあ りませんか ら.こうした 活動の振 り退 りは.活動内容 をよりよくL てい く上で大 きな力 にな ります。

3 )地域のフィール ドを活かす

環境教育 プログラムや、そのバーツであ るアクティビティは、これまで も本 なと■ の 形で多数紹介 されてい ます。 しか し、教育 実践家は、マニュアル化 された環境教育プ ログラムは意外 に使いに くいといい ますO それは、本では一般の森や R然 を対象に し たプログラムが紹介 されているだけで.午

か ら企画 しようとする具体的な都市の 自然 を前碇 には作 られていないか らです。身近 なフ ィール ドで環境教育を企画する場合 に は、既存の教育プログラムか ら学びつつ も、

そのフィール ドの特色、条件を活か した環 境教育 プログラムを⊥夫 し創出することが 重要だと思います。

4) 参加者とスタッフの条件を見極める 環境教育 プログラムは、その対象が大 人 なのか、子 ともなのか、あるいは親子 なの かで.内容 を工夫する必嬰があ ります。 と くに、子 どもを対象に したプログラムでは、

理解す るのが建 しい内容や学校での授業の 延長のような内容のプログラムは子 どもの 興味や関心 を引 き出す ことはで きません。

同様に、参加者の人数 も考賭 してお く必要 があ ります。プログラムによっては、多 人 数では限 られた時間内で終われない ものも 出て きますので、い くつかのグループに分 けて実施が可能か検討 しなければJ J Eらない 場合 もあ ります。 この ように、環境教育活 軸 を企画す る隙には、参加者が誰 なのか.

また どの くらいの人数が見込 まれるのかを あ らか じめ考慮 して無理のない活動 を企画 す ることが肝要です。

また、参加名の条件だけでな く、ス タ 7 7の条件 も考慮 してプログラムを考 えなけ れば成 りません。 どんなす ぐれたプログラ ムを考えて も、それを実行するための十分 な人数 とスキルを持ったス タ ッフが確保 さ れなければH滑な大行 は望め ません。東行 者側の条件 を考慮 した無坪のないプログラ ムを考えることが必要です。

5 )伝えたいことを明確 にイメージする 最初の活動は、先 に述べた ように街 の自

写真 3 雑木林での活動の様子

/ ‑ 9

(9)

然 を見て歩 くことで串足 り、とくに 牲しく

考える必安はないのですが、回を重ねると 環境教育 らしい, まとまったプログラムを 実施することが必要 になってきますDその 際に考えて はL いことは、プログラムの実 施者 ( ス タ yフ)A Iが,参加者に何 を伝え たいのか、あるいは何 に気づいてほ しいの か,明確なイメージを持ってお くことです.

スタ ノブ側が伝えたいことの明確なイメー ジを持つ と云 うことは、参加者に数え込む こと、知識 を押 しつけることを普味す るも のではあ りません。プログラムを実施する スタッフでさえ、ここで何に気づ き、理解 を深めることができるか イメージで きない ような企画では.参h者に期待する効果は 望めないばか りか、そ もそもス タ ノ7側の 活動に対す る奇欲が芯 まらないで しょう。

環境教育実践家の中には 「 参加者 には何 も 教える必安はない。 とにか く自然の中で遊 ばせればよい」 とい う人もお られます。そ hはそれでF u l 追いとはいえませんが、スタノ ブが 自倍 を持 ってプログラムを搬供するた めには,た とえ参加者 には伝えることな く 活動が終わったとして も.自分は参加者に 何 を伝えたいのか、 どんな体験 を推供 した いのか、プログラムの E l 棟が明櫛であるべ きだ と思い ます。 これが明確になって、は じめてその E l 標 を達成するためのいろんな 仕組み ( アクティビティ) を考え、活動の 効果 をr 冒 , ) めることがで きます。

また、プログラム終了時 (まとめの時剛 では、それな りの落 としところを決めて参 加者に解説できるように してお くことが重 要です。つ まり. R樺があ り.それな りの 手段 を講 じて,放校はポ イン トをFf l さえて 締め るとい うように、 プログラムに明確な ス トー リーを持たせ、参加者がプログラム の趣 旨を理解 し.主体的、E ]的意識的に参 加で きるようにプログラムを組み立てるこ

とが大切です。

6)参加者の安全確保を

実は、これが最も大切なことか もしれ ま せ んが、プログラムの究施者は、常に参加 者 の安全 を確保するための二 相範を考 えてお かなければ成 りません。都市の自然 とはい え.スズ メバチやマムシ,ツタウルシ等の 危険物が多数有 ります.事前に下見 を して、

危険な箇所 は避けるようにコース耽 りす る など、対策を考えることが大切です。 また、

最近は単発的な野外 イベ ン トで も加入で き る保険があ りますので,拍動内容によって は事前 に加入手続 きをしてお くことも必要 で しょう。

9. おbDに

環境教育7 名曲 は、取 り組めばす ぐに効果 があ らわれるというものではあ りません。

しか し,損初にも触れた ように、都市 の自 然 を保全 ・再生 してい く活動 は、そのすべ てを行政などにゆだねることはとうていで きませんO都 r hの 自然を, 寸 る取 り組みは、

やは りそこにクラス人々 ( 市民)の手で担 われる場面が多いはずです し,少 な くとも 市民の理解 と協力な くしては成果 をあげる ことはで きないで しょう。

環境教育 は、都 r hの 自然再 生 に向けて

「 行動す る市民」 を育てる意味で、地道で 大切 な取 り組みなのです。

参考文献

比屋根ff・畑r r l 勝也 ( 2001 年)森林活動家 の生活体験 に関する分一 折申例 一森林教育研 究への ライフヒス トリー法の応用 一.林業 経済研究.47 ( 2) 9 ・ 1 6.

石川聡子編 ( 20 07 年・ )ブラ ノトフォ‑ム環 境教育.2 56 pp 、東侶乱

川略宗継 ・市川管史 ・今村光 帝 ( 2002 年) 環境教育への招待. ミネJ L , ヴ7番房.

品田 伐 ( 200 4年) ヒ トと緑の空間 ‑かかわ りの原構嵐 2 3 8 pp.東海大学出版会.

β β

(10)

環境コミュニティづくり

梶原 昌 五 ( 教育 学部 生 物学 ・環境教育 )

これまでの準では環境保全についての泊 軌例 を紹介 して きましたが, ここでは環境 保全活軸 を地域 のコミュニテ ィを中心 とし た市民遊動の一部 としてみた槻/ l ] Lの、地域 の人々の投潮や働 きについて学んでい きた い と思い ます。

そ もそ も環境数奇 を行 うのは,幼稚園を 含めた小中高校、そ して大学 などの学校だ けではあ りません。学校 を卒業 して社会人 になった人こそ、環境について考え掠け.

自分が所拭する地域の一員 として環境 を守 る7 古動 を設けていかなけhばな りませんO 私たちの人生は、個人消費のためだけにあ るのではな く.他の人と共 に生 きるために あ ります。言い換 えれば、一人 ひとりが地 域社 会をどのように作ってい くかについて の貿任 を持っているとも言 えるのです。た だ、人は一人では何 もで きません。私たち は一人立ちして生 きていけるように教育 を 受けて きましたが、それは.淡争 によって 他 を流 して 人で年 きるためではな く、他 の人と共に生 きるための知議 と技術 を身に つけるためだったのです。他の人を支 えら れない人は.経済的に自立 しているとして も、丈夫な体を持 っているとしても、一 人 F 7 Z ' J ではあ りません。

さて、では地域 を作ってい くためには、

どの ようにすれば良いので しょうか。地域 f T : 民が力を合 わせて動 くためには、活軸の 方針や柄軌内容 を話 し合って決めていかな ければな りませんo Lか し、活動方針や活 動内件 を決めるために と・ 要なものがすべて 教科啓に沓いてあるわけではあ r )ません。

なぜ なら、地域には地域奴 白の課題がある か らです。それを見抜 き、話 し合って良い 解決策 を見つけ、解決に向けて共に行動す ることが.地域に住む住民として必要になっ て くるのです。それを学ぶのが、 この文革 の目的です。

1.コミュニティを 形づくるもの

私たちが私 たちの街を作 る とき、そこに

は どの ように ものごとを進めるかを決定す る横例 として自治体の試金があ り,決めた ことを行 う執行横牌 として行政があ ります。

日本が読会民主制をとる限 り、自治体 にこ の構造はな くなることはないで しょうo L か し、これ らの軌織 に任せておいただけで は,市民 は議員を選ぶ ことだけが街づ くり に関わる手段 で しかない とい うことになっ て しまい ます。

また、 内治体がその構成員である住民 よ りも.国などの大 きな者l 銭 と密接にr m併 し.

依存 しているはまり.地域性民の街づ くりへ の巴いが適切に実現されるとは限 りません。

この ような、国 と地方 自治体の一体化 と い う状況 を変 えるために.自治体では独 自 の条例を定めることができます。このとき、

私たちは地域住民 として、その制定に強 く 関わることがで きるのです。 さらにその条 例が広 く日本全体に適用できるものであれ ば,それはやがて法律 となって、 日本の政 簾になってい きます。

しか し, ここまでの道の りは険 しく、多 くの輔牲者 を出 してきたのです.た とえば 水侠柄 をご存知でLlうか。 これは、熊本 県の水俣市にある丁場の排水 に含 まれてい たメチル水銀によって引 き起 こされた公害 病です. これに対 して、 まず. u l . 者 と支接者 が立 ち上が りましたが、誰にも相丁に され ませんで した。 それどころか、企業か らの 圧力 や、7 l J F 究伐開のば らばらな研究結 果の 公表、 また、風評被害によって漁家の恩者 の生活は困窮 し、わずかな補悦金で無理や F )解決に結 び付 け られそうになるなど、被 害者の立場は成 しい もので した. しか し.

裁判で勝利 を得 ることにより、支援者 も増 え、水俣市はこれが企業の排水による公署 であることを認定 したのです。 さらに国が それ を認め ることで.企業はやっと排水の 垂れ流 しをス トップさせ ました。 もちろん こhで恩者が治 ったわけで もな く、生活に 対する補悦が十分になされているわけで も あ りませんが、これを教訓に.l u厚生省は 公害対紫郎我 をfrい、政W r T は1 9 6 7 1 1 ; ・ に 「 公

AJ

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書対策基本法」を作 り、幽民の鯉齢 と生活 環境 を守 る政策を打 ち出 しました。

ここに私たちは.救判が並要 な働 きをし つつ も、住民の訴えや活動、研先供関によ る庶L dの追究、行政機関による認定 と条例 作 りなどが、蕃 らしやすい コミュニティを 作 るために重要な肋 さを して きた英例を見 ることがで きるのです。

2 .舌Bl 件の はたらき

前節で紹介 しt . : 活動 は、恩者 と支接着だ けではで きませんで した.いろいろな立場 の人 ( 千体)が協力 したか らこそ.真実 を 明 らかに し、同や地方 自治体 な どを動かす ことがで きたのです。

私たちの岩手県で も.人 々が典 まり、公 害 を未然に防いだ光岡があ ります。 ここで はそれを紳介 しなが ら.私たちは どのよう な街づ くりをLでいけるのか一緒に学 んで み ましょうO

平成 2 叩、岩手県沿岸北, . Wの柾 r f 7 r J T H=、

大型のゴルフ槻建紋計画が持 ち上が りま し たO種市町は、農業、林紫、池井で伐 り立 つ町ですが、LTのヤマ七による既作物への 冷害、寒冷地のために育たない樹木 に追い 討ちをかける林菜全件の衰退 などで、その 経済は披弊 していました。そ こに降って湧 いたような大型開発の刑担J です。町では久々 の人型開発 で.的三 縄会は、税 金徴収 による 収入増 .新規有用による業者の流出防止.

ゴル フ場予定地の地柿名聞の紛争解決、農 協の不良債権解消、ゴルフ場利用者の町I J l での賀' 物等、良いことばか r )だとい うこと で.全会一致で訣敦 を決訳 しました。

ところが、このゴルフ場 は山の上に計画 され、その山を淀城 とす る2本の河 川が、

小 さな漁村に河口を開いていたのです。 こ の漁村 は玉J l l 浜 といい.たった 54 軒で漁業 協同組合を作 り.自然海岸 を鞍備 して、ウ ニや7ワビ、 ワカメや コンプをお もt ニ採取 して生活の程 としています。昔か ら, この 河川の 「流では砂鉄が取れました。 しか し、

その採取作業によって流れ出 る人並の土砂 で海はにごり. また.i l 毛は砂で憧われてい きました。 このため,地帯がで きな くなる ことがあ り.約 2 百年約の江戸時代 には、

#I 二対 して砂鉄採取の作gt l を r ・ 何 とか し、漁 菜補僻 を して欲 しいとの眺1 t ' t も1 7っていま す。つ まり、この日の上流で ゴルフ場建設

工事が行われれば、そ こか ら出た土砂 は必 ず川 を揺れて海に入 りますので、昔 と同 じ 公害が起 こる危険性があったのです。

ゴルフ糠な どの大y̲ 開発 を行 う菜者 は、

環境影替評価群 を作成 し、 自治体に剤画案 を凝出 し、開発の許可 を得なければな りま せん。 もちろんf r = 民 に説明 し、意見を聴呪 する必要 もあ ります。種市P rの地元住民は、

この計画に対 して懸念を未明 しましたoつ まり、ゴルフ場建設工事 によって、自分た ちの生7 1 6が危 うくなると訴 えたのです 。し か し建設会社 は計画 を進め ようとしました ので、 住民 は岩手県淡 紫協 同組 合連 合会 ( 以下、 県 t ・ : ・ 連 と略 します)に協J Jを求め、

それに応 じた県漁連は、岩手県知事に 「 臨 梅型 ゴルフ場班詮の規制 等 I i 現場保全に関す る要望沓 矧 卯 犬」 と 「 建設計画反対陳情 沓」 を投出 しました ( 平成 5 年 9 月)。

また、岩手県漁迎は、お もに岩手大学の 教繊貝で構成す る 「日本科学者金言 六岩丁支 部」 に、 ゴルフ場姓紋別画全体に対する意 見を求めました。支部では調査団を作 り、

現地調査 も行い、林菜の状況、地域の経済、

農薬の彩管、工斗i によって流出する土砂鼠 の 測定を1 7った研究者 もい ました。 このよ うに,英名の4 Tった環境影部評価番の徹底 検証 を行い、旋盤のある点に関 して意見 を 公開 しました ( 平成 6 年 2 月)。

お もな意見は.⊥串 に よる独英披苔の危 険性が高いことのほかに、建設‑ j T J 定地の地 椎名問の紛争は軽いこと、頓用は容か ら秋 までの臨時瞳用であること.建設予定地に 岩手県の土地が含 まれ.それは売れないこ と ( ず さんな計両)、地域 の他の ゴル フ場 では、利m者はまっす ぐ車で来てゴルフ場 内で買物 をするのでP Tでは買物 をしないこ

と、などが挙げられ ました。 これでは町 と しての利益 もあ りません。が、P )はこれに 対 し.玉川浜の上水道倣詮や道路の舗法 を 行わず.それはまるで建設に反対する住民 を村八分に しているようにさえ見 えました。

県漁連は、これ らの調査鵜紫 をもって 4 度Rになる⊥串反対の陳情 を行いましたが、

県ゴルフ場等大型規模開発4 1 ・ 為銅盤協読会 は計画を了承するなど、住民にとってはまっ たな しの状況になってい きました。

そこで、玉川浜漁協 と組合員51 人が原告 とな t )、ゴルフ場班紋 を進める会社に対 し て 「 種市町 ッ森地区ゴルフ域芽止め訴訟」

8 2

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を超 しました ( 平成 6 年 3 月) a

このことにより、訴訟支援の輪が広が り、

県内には訴訟を支援する会がで き、た くさ んの人たちが関わ りましたo/ トさな声 を軽 視 して、特定の菜者が大 きな利益を待 よう とし、その結果 として街が果過 してい くの を悌組 しているわけにはいきませんO締架、

この枚判は、地元住民、祈協、県E L I ・ ' ( 述、日 本科学者会吉 臥 いわで自然の会 などによる 証言に も関わらず、平成1 5 年1 0 月、盛岡地 方裁判所で棄却 され、いっほ う、会社側が 起 こ L た逆訴訟 も棄却 され.実質的にはゴ ルフ機建設は行われず、住民側の全面勝訴 に近い形 となって終わ りましたOなお、こ の間、岩手県は生活環境部を創設 し、県民 の生拓環境 を守 ることに力 を注 ぎ始めたの です。

3 .環 境NPO のはたら壬

さて、実は、前節の ような公害 とも呼べ る事態 に対 してそれをなん とかしようとr h 民や市民同体が反対所動 を繰 り広げる時代 は もう終わったU )か もしれません.環矧 問 趨一つ をとって も.今の時代は被害者 と加 害者の区別がはっきりしません。たとえば.

ゴミ開通においても.ゴミを出す人が決まっ ているわけではあ りません。産業廃棄物に して も、消費者が使 うか らそれらの ゴ ミが 出るのです。つ まり、敏富者 もその ような 商品を使 う消評者の一人であ り、被害者で あると同時に加害者に もな り得るからです。

これが現代U )環境問題の特徴です。 これを 解決するためには、やは り地域 には地域 に 合った肘筋 を考え、行動 してい くことが重 要にな ります。つ まり、地域 ごとに小 さな 取組み を確I j g : に実施 してい くことが、解決 への早道なのです。 このことを私たちは肝 にi P l じておかなければな りませんCすでに 法は公害企柔な どだけを相丁にするもので はな く 、1 99 3 年に制定された 「 環境基本法 」

にうたわれでいるように、国民全体 を対象 と L た ものに変更 されてお り、「 環境基 本 法」 に したがって、すべての法律の見直 し が行 われ 、20 03咋 7 月の 「 環境保全のため の意欲の増進及び環境教育の推進に関する 法律」 ( 環境保全活動 ・環境教育推進法) の成立によl )、主要な体 系整相 をすへで終 わっていますD

さて、 このように、 これ まで とは異 なっ

た地域づ くりを私たちはE l 指 してい くこと になったのですが.そこに用放 されたのが、

「 特定非営利活動法人促進法」です.

最近、NPOとい う言集 をよ く耳 にす る ようになって きまLL ・ O これは、「 NoT I Pr O f L tOl ・ ganl Z a t l O l l J または 「 No t ‑ f o r ‑ P r o f L t Or e r l . a l l L Z a t l O n 」の略で,広発では非営利団 体のことを 指 しますが、狭義では、非常利 での朴会員献活軸や慈献 古物 を行 う市民E f l 体のことを指 してこの ように呼び ます。た だ し、そのような団体 の1 日二は、社団法人 や財団法人、学校法人や宗教法人 も含 まれ ますので 、 u本では、特定非常利柄動促進 法 ( 1 99 と i 年 3 月成立)により法人格 を得 た 団体 の こ とをNPO 法 人 ( 特定 非営利 活軸 法人) と特別に呼び分けることが多 くなっ てい ますO

さて、 このようないわば民間比体は.環 境保全や環境教育の中で どの ような位附 を 占めているで しょうか。前出の 「 環境 保全 活動 ・環境教育推進法」の第‑餐 ( E I 的 J

では、「この法軌 ま、健全で恵み母か な環 境 を維持 しつつ、環境への負荷の少ない健 全な経済の発展 を回 りなが ら持続的に発展 す ることができる社会 ( 以下 「 打続可能な 社 会」 とい う。) を構築す る上で事業名.

国民 及 び これ らの者 の組織す る民 間凶体 ( 以下 「 国民、民間E E 体」 という。 )が行 う 環境保全活動並びにその促進のための環境 保全の意欲の増進及び環境教育が重要であ ることにかんがみ、 」 とうたわれてい ます。 この部分には、 この法律が作 られる に生 る原E E F 事情が書かれているわけですが、

要約す ると、Tf 民や国民が組織する民間団 体が行 う環境保全活動や環境教育が重要に なって きているのだ、 とい うわけですbそ して、その ような人々が作るのは、「 持続 可能な社会」ですO これが、私たちが今 め きすべ き 「 環境 コミュニティ」 なのです。

さて、いきな り法律を持 ち出 して説明 し たので、 とまといを覚 える人 もあるか もし れ ません。が, この法律 は 2008 年度に見画 す ことになっています。 ここに、国民や民 間団体の出番があ ります.その ときに大 切 なのは、個 人や民間団体が、その利害 を誘 導 しようとした り、曙好の ままに進めるこ とではあ りませんo国T . l Y ・も含めた地域が持 続可能であるということは、すべての構成 員が搾収 されることのない社会だ とい うこ

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とです。 これを公益 と呼 びますo法律が公 益性 を持 っている限 り.その法伴の成立 ま ではみんな. が協力で きる形で作菜が進 め ら

A、みんなが協力で きる枠組み を作ること が強 く意識 されていなければな りません.

ここが.これか らの環境 コミュニティづ く りを1 7ううえで、一番大切になって くると 私は考えています。

さて,環境 コミュニティづ くりには、み んなが協力できる枠組みが必要、 と杏 きま した。 ここでい う 「 みんな」 とは誰のこと で しょう。法律m語 では、「主体」 と呼 び ます。これは、各自治体、申第着、国民、

民間団体 などの、自主的に自分の活軸を規 定で きる存在の ことです。実は、これ らの 主体が、それぞれの利省に応 じて勝手な主 張 を操 り返すだけでは何 も決 まらず、何 も 進 まないで しょう。ですか ら,協力 してこ とに当たる必妾が あ るのです。 これ を、

「 協働取組」 と呼 び、別の青光 では 「 パ‑

トナーシ ノブ」 とも呼 んでい ます。実は, 先の 「 環境保全納軸 ・環境数台雑進法」で 諒 も重要な概念であると従 えられていますo 新 しい言柴ですが、恥21 条にあるように.

「 二以上の国民 、比 F i り団体等がそれぞれ適 切 に役割 を分担 しつつ対等の立場において 相互 に協力 して行 う環境保全の意欲の増進 その他の環境の保全にl 対する取組」 と定盤 きれていますので.缶味 をよくかみ しめて くだ さい。 もっとも並要なのは、各主体が

「 対等 な立場 において相耳に協力」す ると いうことです。 これが、今までの行政主導 の環境活動や紛争による解決 と異なるとこ ろです。

では.「協働」 の相手 は誰で し上う。そ

図 1 ワ‑クショップ ( KJ法)

8 4 1

九は誰で も良いのです。それぞれが互いに 尊重 し合い、対等な立場で話 し合 える鳩 を 作 ることが大切なのです。その場やそ うい う組A の一つ として、 ここで 「 NP O 法 人 環境パー トナーシ ップいわて」などのパー トナー シ ノブ点1 姑 な ど 、NP O 法人につ い ての基礎知韓 と実際の活動やかかわ りのあ る事案 について紹介 しますO

「 環境パー トナーシップいわて」は、岩 手県の環境基本計画 ( 1 9 9 2 年)に沿って、

行政主導で作 られた穀粒です。現在は特定 非営利活動法人化 し. 「 NP O 法人環境バ‑

トナーシ 7プいわて」になって、社会の公 益に対 して常任のある親総体別をとって活 動 しています。

「 NP ( ) 法人環境パー トナーシ Jプいわ て」の活軸は、多岐にわた ります.

現在は、岩手L L . A . 民情報交流センター ( 過 柿 :アイ‑ナ) 5 階にある 「 現場学習交流 セ ンター と、その中にある 「 皆丁 県地球温 暖化防止活動推進セ ンター」の迎密 を、岩 手県の委託 を受けて行っています。 この中 にた くさんの蔀菜があ りますが,それはぜ ひ実際に訪れ , 催 し 物 に参加 して、自分で 確かめて くださいO船介 もパ ンフレ ノトな

どに謙 ります。

ただ、 自主野菜 として もっとも大切 に し ている活動が、「 岩手県環境基本刑画市民 提案プロジェク ト」です。 これは.バ‑ I

ナーシ ップの梢神に則 り.岩手県の環境基 本計画に関連す るすべての岩手県の事業に 対 して,県民 として意見 を述べていこうと す るものですb環境 に詳 しい人だけが集 ま るのではな く, まずは勉強会をL PJ L 、 に行 っ て、それか ら試論に入ろう.という形を取っ ています。

図 1は、参加者がい くつか0 )グループに 分かれて岩手県の環境 について必要な もの やことは何か と考 えたワークシ ョyプの ま とめです。 これは K J 法 を応用 した もので、

参加者全 員が意見を布 き、それは無祝 され ない、 とい うものです. ポス トイ 7トに杏 いた意見は必ずグルー ピングされ、みんな が読めるようにな りますC これ こそが、参 b r l 型の挺光風摂なのです。

それぞれの グループで まとめた普兄は、

必ず他のグルーブに向けて発来 し.意見を

もらい ます。同 じような内容が省かれた紙

を並へて も、 他u )グループでのグルー ビン

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グ方法は必ず追い ます.そうやって、他の 思兄を取 り上げなが ら,訴鈴 を深めてい く ことがで きる手法です。

図 2は、場所のF 村係で、机の上( , こ広げた 古見用款 を参加者全日で見なが ら意見を交 換 している風債です。 ここでは釜石の未来 について 慈 し合 っていますが、釜石の方だ けでな く、他地域の人も参加 して、お互い の考え方を甥解す ることもで きました。 こ うい うところか ら新 しい発想が出て くるこ とがあるのです。

図 3 は 、「 NPO 法人環境 バ‑ トナ‑シ ッ プいわて」の新事業 を牛み出そうとしてい るワークショップです. ここでは、事前に 4 つの事業案が示 され、図ではその説明 を しているところです。説明の接.参加者は 自分が興味 をL B: えた群発 ごとに娘ま り、一 年間のき 1画をi 7 I でてい きます。 この ように Lて新 しい平菜 もみんなで考え. L hしてい き、

うま く進 むようであれば ,NPO 法 人か ら 活動補助金が出 ます。

図 4は、参加型肘論会を開 くためのプア

図 3 新事業創生ワークショップ

シ1 1テ一 夕一発成講睦の様子 ですが、出た 憩兄を黒板 にどん どん省いていきます。イ ラス トが入 ることもあ り、このようにすれ ば、議論が筋 を外れず、参加者全日の意見 を確認 しなが ら討論 を進めることがで きま す。 こうい う講座 も行って.地域のあちこ ちで若手県の環境 に関 して討論会が開ける ように支援 もしてい ます。

岡5 は、い よいよ韮点テーマに したがっ て討論 しているところです。 この中には大 学.高専、高校の先生 もいます。 また、県 の敬白 もい ます。農家のjlもいます。つ ま

り、いろんな人がJ J 圭まって、r l 手県V ) 環境 について考 える塊 を抱供 してい くことで、

県民の納得のい く施策をi Lててい くことが で きるのです。

図 6 は、 リンゴの花が咲 く 5 J Jに、 リン ゴ畑で電気 を使わない楽給によるコンサー

トを開催 している梯子です。 これはフォル クローロ。全国入会健勝.世界入会出場の グループを招 待 し . みんなで踊 りますO環 境の良い場所 で環境に負荷 ・ をかけないコン

図 4 フアシリテーシヨングラフィックス

図 5 集中討夏 鳥

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E i 1 6 リンj畑のコンサー ト

図 7 百万人のキャン ドルナイ ト

サー ト。 もちろん,地7 t ; の食材で作った料 理 もた くさん川 ます。 さらに,マイ管、マ イカ ノ ブ 、 マ イ井持参です。 なんと、 ゴ ミ Oにも取 り組んで、実現 してい ますC .

図 7 は、 キャン ドルナ イ トいわでの様子 です . 富至 と冬至のI k8 時か ら1 0 時 まで、

電気 を消 して過 ご しませんか ?とい う企画 で、全国のあちこちで行われてい ます。 こ れは少 し大 きなイベ ン トとして、おでって ホールで行われた ものです。百万 人のキャ ン ドルナイ トを提唱 した前者丁一 県知. S増E f l 寛也氏 と、同 じく提唱者の辻侶‑氏.そ し

て盛岡のノ ト乱家で u本ペ ンクラブ環境委員 の斎藤純氏の対談や、この写真の ように昔 の8本の暮 らしを再現 して入学生 と辻先生 や斎藤先生の対談、その他、毛先 を使わな いギターコンサー トなども企画 しました。

このほか、森川海 フォーラムや、植林、

環境 フォーラムでの活動哉介な ど、た くさ んのイベ ン ト、行都 を行 っています。

NP U法人が 瞥地 の任意団体であれば、

ボランティアや会費による運営 しかで きま せ んが 、NPO 法人 になれは、行 政 とパー トナーシ ノブを者l んで、自分たちの活動 目 的に合った補助金や委託金 を仕って野菜 を 行 うことがで きます。 また、市民提案プロ ジェク トのように、新 しい中英 を?. LL、そ れを枕東することで税金 を有効に放って環 境保全や環J T t 学習の活g r i l を尻r i i J することも で きるのです。 この ように して、私 たち住 民は.活動 をJ i . げ,地域や社 会全体 をだん だんと変えてい くことがで きるのです。

4 .持続可能な社会づくりに 向 けて

今まで環境関連の活動 を紹介 して きまし たが、ここでは、岡山T F のI i T . 山地区で1 了わ れている持耗可能な地域づ くりの様子 を紹 介 します 。

まず 、「 l x l 迎 持続 叫能 な槻党のための 教育の1 0 年」をご存知でLようか。これは、

日本政府が NGO とともに捉唱 した活助で、

2 0 0 5 年か ら 1 0 年臥 私たちの地球が今後 も 持続可憶な開発を設 けられるような しくみ を作るための敢育活動 を行 うものです。

私たちのこれ までの 「開発」 とは、 F I 焦 を破壊 し.そこに文明 を築 くことで した。

しか しこのことによって、 さまざまな問題 が生 まれて きてい ますOたとえば鎗囲o本 来は森の恵みによ り生活を営んでいた人々 那.生7 1 6の場である森か ら追い出 され,都 会倒辺のスラムで暮 らさざるを得 な くなっ ています。 また、水 を大最に使 う土地では、

草木が枯れ、砂漠化が進んでいますB また.

男女差別、障害者差別、国際紛争.国内紛 争によって国を追われる人、国を逃げ出す 人もいます。 さらに、倦かな国の飽食を支 えるために 発 しい国の産業構造が漁業か ら 農業に切 り替わって しまい.元の文化が崩 壊 して しまった国 もあ ります。 しか も農産 物が売れな くなると終わ りです 。 しか し、

私たち幾かな国に住む住民 は, 世界中にそ のような問題があることをよ く理解 してい ません。 これをなん とかす るためには,千 どもの教育 を学校 だけに任せてお くわけに はいきません。社 会に出て働いている大 人 たちも参加 して、みんなで持綬可能な朴会 はどの ように して作ることがで きるのか考 え、市 政 しなければな りません.そのため の教育f n境盤俺 を行 うのが 「 持続可能な問

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図 8 子どもの水辺てんけんプロジェク ト

発のための教育の1 0 年」なのです。

岡山r hの京 山地区では、公民館 を中心 と した、r T l 学校の学口内に住む住民が参加 し て、子 どもたちと一緒 に街づ くりを してい

ますO

凶 8は、地域の川の' 4 Jを良検 していると ころです.大人 も子 とt .も参加 しますが, 中心 は小中学年ですO この 流 動 を通 して、

子 どもたちが、多世代,多分野の大人たち と試論 をし、時にはサポー トを得なが ら, 包括的に解決方法を探 ってい くことがで き たそ うです。その結果、この活動に、伝萩 と近代化、人 々の暮 らしのあ り方、国際 ・ 地球的 T . I 課選 な どの視点が加 わ り、「持桂 可能な開発 や地域づ くりとは何か、 という 晃間の解決‑の道が見えて来たと言います。

何 よ りもすぼらしいことは、これ らの体験 を元 に して、子 ともたちが、相手が誰であ れ、堂々 と意見を述べ ることがで きるよう になったことです。

開山KEEPサ ミット ( 地域全体教育会 読) は、 その後岡山 T T fJ ; ・ . 山地区 ESD 推進 協読会へ とつながってい き.地域 の課題解 決に向けた地域 ぐるみでの取組みや、 コー デ ィネー ター養成 、ESD 推 進のための社 会体制や公的資金の売笑 を図ってい ます。

地区の多様な主体 ( 大学、学校 や町内会、

婦 人会、老 人会、企業 など広範な同体や個 人)が参画 してい ますが.子 どもが重要 な 主体 として参画 していることが最大の特徴 です。

こうい う活動 を耗けていった結果、子 と

図 9 岡山KEEPサミット

8/ ‑

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図1 8 国際会議で発言する小学生 ( 子ともだけの会議ではない)

もたちは自分たちが住 む地区に十分受け入 れ られていることを盤憐 I , = して、羊 斑極的に 地域づ くりにかかわるようにな ります. さ らに、下の図1 0 で7 7 < す ように、地. 域か ら世 界に向けて自分 の 古見を述べてい くことの で きる子 どもに成長す るのですo このよう な艇験 を横んだ子 ともたちが作 るコミュニ テ ィとは、いったい どうい うもので し上う かO私は考えただけで寂えをi ヱえるほどわ

くわ くしています。

5 .市民参画と協働について

さて.ここまで 「 環境 コ ミュニテ ィづ く り」 について一緒 に考えて きましたが、結 局の ところ.地域 に住 む住民が.それぞれ の立場 を持ちなが らも同等に患兄 を表明 し、

他の市民はそれを受け入れ、話 し合いによっ

て地域 を作ってい くことが、地域 にとって もっとも良い地域づ くりの道であると考え ています。 また、そのためには、多種多様 の土体が参画で きる 鮎 し合いの場が設けら れることが韮茨です し、そ こには行政の首 良 ( 市長など)が柿 髄的に悪見交換 に行 く ことも大切です。 また、個J iの泊動に際 し ては、行孜戦貝とはワ‑ クシ ョノブ等で十 分 に意見 を交換 し、 ときにはNPO 法人な どの団体 を作って公益事業 に関 しては十分 に住民の定見を取 り入れた計両を作 って安 住 を持 って1 1 ・ 勤 し.r h民だけでな く企粟 も 巻 き込んだ所動 を展 開す ることが、環境 コ ミュニテ ィをつ くる韮鼓なポイン トになっ て くると思います。

特 に、T T f 氏参加 について.T f T 民 と行政が

パ ー トナーとして どの ように協働で きるの かを考 え.行政 とのF i l ] に 「 パー トナーシッ プ協定」 を結ぶことも大切な行動 と言える で しょうO

参考文献

ここでは、学習U )ために参考になる懲籍 を紹介 します。

1 ) 環境 マ ネジ メン トとまちづ くり一参 加 とコ ミュニテ ィガバナ ンスー 」

川崎惟次 ・中n故怜 ・他t U和弘% i L 7 着、学芸 出版社、2 0 0 4 年。

2) 「 環境 保全活動 ・ 環境教育推進法 を使 いこなす本」

鈴木恒夫錨、r r l 火法規、2 0 05 年。

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おわDに

下台の閉場 を少 し深めに掘 ると、大 きな玉石がごろごろ山て きま す。大昔、川の氾濫原であったことがわか ります。 この頃は上白、

下台はあ まり聞かな くな りましたが.連なる河岸段丘の上位に私た ちの上mキャンバスがあ りますO この丘の東伯はす ぐ北山丘陵で森 林地帯が、西側は遠 くまで低地で田園地帯が広がるなか、私たちの 街がで きてい ます 。" J l lt森 と田圃が敵合 した街づ くりを学生 たち といっし上にやってみ よう"、本番のタイ トJ L 'を 「 都市の 自然再生 プランニ ング」 としたのはこうした理由か らです。

昭和で育ち長 く過ご した ものか ら見れば、都市の発達が何 を もた らして きたかははっきりしてい ます。山を壊 し,海や川 を汚 し、 さ まざまな生 きものたちの棲家 を荒 らしてきましたb このことか ら、

都市の 自然再生 とは.失われた自然 .きれいな水や空気、生 きもの たちを取 りもどし、いつ まで も健康 で安心 して怒 らせ る街をつ くる ことにな ります。都市の生態系は、私たち住民の大切な財産ですO 住民が中心 にな り、行政 、NPO 、]i 某所、学校などとノ J をあわせ、

専門家、研死者 らの肋言 を得て、都市の自然門生 に向けて一歩 を踏 み出 しましょう。

軌範 していただいた先生方の研究室を訊ね、本f L t 出版の趣 旨 と揺 業実施の ご協力 をお願い しました ところ、一様にご快訳‡をいただ き ましたが、それぞれ学内外でお忙 しく砥ぎ 粥されている方J Vはか りで したので、果た して原稿が集 まるか どうかたいへん不安で した。察 す るに、お正月や週末休みを返上 されたので しょう。 こちらでお願 い したテーマ通 りのものを,遅れることな くご傑出いただきました。

事前の許 し合いは必ず しも十分ではあ りませんで したが、原満 を読 ませていただ くと、各先生がお持 ちのインターフェイスが うまく機 能 しあってお り、全体 によくまとまったものがで きたと思 ってお り

ます。

教室で フィール ドを扱 う授業 を していると、教室の窓の外の向 こ うで超 きていること、人が施 していることを伝 えなければな りませ ん。 この頃はパ ソコンによるスライ ド映写が授業の主要 ツ‑ル とな り役立っていますが、それで も学生 たちが直に現地で見聞 きす る、

自ら身体 を動か してやってみるとは大 きな隔た りがあ ります。そん な隔た りを埋め ようとす るのが高年次課過料 E l「 都市の自然再生 プ ランニ ング」です。本授業では、学生たちが教室の窓の外の向 こう に見えたものに関心 をもち、 自ら進 んで出かけ汗 を流 して帰って く ることを願 ってい ます。

編者 を代表 L て 橋本 良二 200 8 年 2 月 25 日

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都市の自然再生プランニング

2 0 0 8 年 3 月 1 日 第 1 版発行 編集者 橋 本 良 二

比 屋 根 哲 発 行 者 地域環境再生研 究会

盛 岡市上 田 3‑1 8‑8 国立大学法 人岩 手大学 郵便番号 0 2 0‑8 5 5 0 電話 0 1 9‑6 21‑6 1 0 3 FAX 01 9‑6 21‑61 0 7 印刷所 杜陵高速印刷株 式会社

盛岡市川 目町 2 3‑ 2

工 S BN9 7 8‑ 4‑9 9 0 2 89 4‑2‑3C1 0 3 7

図 8 子どもの水辺てんけんプロジェク ト 発のための教育の1 0 年」なのです。 岡山r hの京 山地区では、公民館 を中心 と した、r T l 学校の学口内に住む住民が参加 し て、子 どもたちと一緒 に街づ くりを してい ますO 凶 8は、地域の川の' 4 Jを良検 していると ころです.大人 も子 とt .も参加 しますが, 中心 は小中学年ですO この 流 動 を通 して、 子 どもたちが、多世代,多分野の大人たち と試論 をし、時にはサポー トを得なが ら, 包括的に解決方法を探 ってい く

参照

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