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①外来患者数に基づく間接推定法、②多重代入

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Academic year: 2021

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- A. 研究目的

侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)は成人、特に高 齢者において重症化し、死亡のリスクとなる。肺 炎球菌ポリサッカライドワクチンが疾病負荷を 減少させるために有効であるが、日本における IPDの正確な発生率に関するデータは限られてい る。EU諸国からの報告によると65歳以上高齢者 の IPD 発生率は人口10万人対20-60である。しか し、日本の発生動向調査のデータに基づくと人口 10万人対 4 - 5 であり、サーベイランスの感度が十 分ではない可能性がある。本研究は全国10道県で 実施されているIPDサーベイランスで収集された データに基づいて、IPDの発生率を推定すること を目的とする。

B. 研究方法

研究班の枠組みで全国10道県で実施されてい るIPDサーベイランスで収集されたデータを用い て、①外来患者数に基づく間接推定法、②多重代 入法による推定法、③機械学習(サポートベク ターマシン)を用いた推定法で、19-64歳成人お よび65歳以上高齢者のIPD発生率を推定する。

(倫理面への配慮)

本研究はサーベイランスで収集された匿名情 報を用いる研究である。

C. 研究結果

①外来患者数に基づく間接推定法、②多重代入

法による推定法、③機械学習(サポートベクター マシン)を用いた推定法それぞれで、IPD発生率 は19-64歳について人口10万人対4.1、6.5、6.5、65 歳以上について14.6、27.4、27.5であった。

D. 考察

我々が考案した 3 つの推定法のいずれも EU 諸 国の推定値と比較可能な値であり、日本におけ る高齢者の IPD は海外と差がない可能性が考え られる。

E. 結論

日本の高齢者におけるIPD発生率はEU諸国と 同等である可能性がある。発生率の推定方法につ いては、さらなる精度の改善が必要である。

F. 研究発表 1. 論文発表

なし

2. 学会発表

なし

G. 知的財産権の出願・登録状況

1. 特許取得:なし

2. 実用新案登録:なし 3. その他:なし

厚生労働科学研究費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業)

分担研究報告書

成人IPDの発生率推定

研究分担者:鈴木  基 (国立感染症研究所 感染症疫学センター センター長)

研究要旨 本研究は全国10道県で実施されているIPDサーベイランスで収集されたデータに基づい

て、IPDの発生率を推定することを目的とする。①外来患者数に基づく間接推定法、②多重代入法

による推定法、③機械学習(サポートベクターマシン)を用いた推定法それぞれで、IPD発生率は

19-64歳について人口10万人対4.1、6.5、6.5、65歳以上について14.6、27.4、27.5であった。日本の高

齢者におけるIPD発生率はEU諸国と同等である可能性がある。発生率の推定方法については、さ

らなる精度の改善が必要である。

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