• 検索結果がありません。

台湾における中国語教学とその研究状況について

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "台湾における中国語教学とその研究状況について"

Copied!
20
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

は じ め に

 本稿は台湾における外国人向けの中国語教学とその研 究の現状について、これまで台湾で公刊された専論の内 容を通じ、その傾向を論じるものである。

 なお台湾では、母語を中国語としない学生を対象に中 国語を教える際に、外国語としての中国語を呼称して「華 語」・「華語文」あるいは「華文」という。本稿では便宜 をはかり、「華語」・「華語文」・「華文」をそのまま使用 することを予めお断りしておく。

 台湾における外国人向けの中国語教育は、当時、台湾 師範大学文学院長であった梁実秋氏の推進で、1956年(中 華民国45年)に台北の台湾師範大学内に創立された「国 語教学中心」(中国語教育センター)が中心となって始 まった。設立以降、現在に至るまで台湾師範大学の国語 教学中心は、台湾における外国人向けの中国語教育の中 心となっており、海外から毎年大勢の中国語学習者が訪 れている。

 1971年になり、華僑に関連する事務を司る政府機関「僑 務委員會」は、大学の教育者などで構成される民間の協 議会に、世界華文教育協進会と呼称する学術組織を作り、

中華民国政府が進める国内および海外の中国語教育に、

民間の側から協力するよう要請した。それは、当該時期 に国際社会における中華民国政府の位置が大きく揺らい だため、各国との民間交流に軸足をシフトせざるを得な かったという状況が影響している。そのため中国語教育 においても、民間で華僑や外国人との交流や中国語を教 授するよう推進することになったのである。その結果、

1972年11月に「世界華文教育協進會」が設立され、その 大会が挙行された。その後1997年7月に正式名称を「世 界華語文教育學會」に変更し、現在に至っている。

 1965年にアメリカ合衆国は、アジアの人々に対する移 民法を修正し、多くのアジア系移民を受け入れるように なった。それにより台湾からもアメリカへと渡航する大 量の台湾移民が発生した。中華民国政府は、海外でも母 語である中国語や、中国文化の学習ができるよう、各地 に中華学校を設けるなど、設備の面で移民などの外国居

住者のニーズに応じて整備をすすめていたものの、実際 に教学にあたることのできる専門の教員数は甚だ少ない ものであった。そのため、世界華文教育協進会は、教員 の養成に力を入れるようになり、1974年にはその専門雑 誌である『華文雜誌』を創刊するに至った。こうした時 代背景のもと、『華文雜誌』は国内外の華僑や外国人向 けの中国語教育の交流の場となっていった。

 世界華文教育協進会のメンバーは、1992年に中華人民 共和国におもむき、中国における外国人向け中国語教育 の重点大学の学科を訪問し、学術交流を行った。その訪 問により、当会のメンバーは、当時の台湾では外国人に 中国語を教えるための教員を養成する専門の学科が大学 などの教育機関にない状況にあって、中国ではこの分野 の整備充実が大いに進められている現状に強い危機感を 抱いたのであった。そこで、世界華文教育協進会の副理 事長であった李教授は、台湾師範大学の学長・文学学 院院長・中国文学学科長の三者と会談し、台湾で外国人 向けに中国語を教える教員を養成するため、専門の大学 院を創立することを推し進めた。それが実り、1995年に は台北の台湾師範大学に「華語文教學研究所」(大学院)

が設立されるに至った。そのご当会は、2000年に初めて の中国語教育を専門に学習する大学の専門の学科「中原 大學應用華語文學系」の設立にも大いに力を致した。当 会は、海外との民間交流や学術交流などで培ったノウハ ウを生かし、台湾の外国人向けの中国語教員を養成する ために、大いに貢献したといえる

 当会は正式名称を「世界華文教育協進會」から「世界 華語文教育學會」に変更したように、当初はおもに華僑 を対象とした業務であったが、世界中における中国語の 重要性が高まるにつれ、中国語を学習する外国人が増え、

求められる職務内容にも変化が見られた。そのため、『華 文雜誌』に掲載される専論の内容も、華僑に関連する内 容が多数をしめていた時期から、幅広く国内外の中国語 を学ぶ外国人の学習状況についての紹介へと変化が見ら れるようになった。

 世界華文教育協進会とその後身である世界華語文教育 学会、ならびに台湾師範大学の努力にあずかって、現在

王     毓   雯

台湾における中国語教学とその研究状況について

1 以上の経緯については、『華文世界』100 期、2007 年を参照。

(2)

の台湾では、大学をはじめとする多くの研究・教育機関 で中国語の教育を専門とする教員養成のため、学科・大 学院(修士課程・博士課程)が新たに設立されている。

さらにこうした傾向をうけ、2004年になり台湾で初めて 中国語教育のための専門の学術論集『華語文教學研究』

が創刊されることとなった。

 本稿では、中国語教育に関する専論について、内容に より分類し、その傾向を検討すると同時に、2004年以降 に続々と刊行された中国語教育のための専門の学術論集 について紹介したい。さらに、それに掲載されている論 文をリストアップし、台湾における中国語教育の現場で は、どのような内容が論議されているか、概略分析を加 えたい。

1.中国語の教学・研究について

(1)研究論集の紹介

 台湾の大学をはじめとする研究・教育機関において、

外国人向けの中国語教学やその研究を目的として設立さ れたものは、台湾師範大学が1995年8月に設立した華語 文教学研究所(大学院の修士・博士課程を備える)を嚆 矢とする。これを契機として、1995年以降いくつかの大

学でも、中国語教員を育成するための学科や大学院、社 会人向けの大学院、ならびに教育機関が次々と設立され た。これらについては、前稿で紹介したので、詳細につ いてはそれを参照されたい

 さきに指摘したとおり、台湾において初めて創刊され た外国人向け中国語教学の学術論集は『華語文教學研究』

(2004年6月)である。その創刊以降、『臺灣華語文教學』

(2006年12月)、『中原華語文學報』(2008年4月)などの 学術論集が次々と創刊されるに至った。短期間のうちに、

中国語教育に関する論集が相次いで発刊されるに至った ことは、それだけ社会のニーズに沿って、関連分野の研 究者数が増加したことを示している。

 こうした学術論集が創刊されるまでは、中国語教育に 関連する専論や研究発表・レポートなどは、主に『華文 世界』に掲載されている。『華文世界』は、1974年6月 から2000年12月まで発刊されたが、経費上の問題で一時 停刊した。しかし、台湾における中国語教育の高まりの なかで、2006年5月からまた復刊している。

 これらの論集や学報の書誌情報を以下のように表に示 した。なお参考として覧下に『華文世界』についても掲 載しておく。

雑 誌 名 創刊年月 発刊状況 発 刊 機 構

華語文教學研究 2004年6月 半年発行(第1~6巻)

季刊(第7巻以降) 台北市:世界華語文教育會 臺灣華語文教學 2006年12月 半年発行 台北市:臺灣華語文教學學會 中原華語文學報 2008年4月 毎年4月・10月発行 中壢市:中原大學應用華語文學系

應華學報 2006年※  高雄市:文藻外語學院應用華語文系

※2008年以降中国語教学の論文を掲載 臺灣華語教學研究 2010年12月 半年発行 台北市:文鶴出版有限公司

華文世界 1974年6月 毎年3回発行 台北市:世界華語文教育會

(第96期[2001年6月]まで発刊、しばらく停刊後、

2006年5月から復刊)

 『華語文教學研究』を初めとする多くの学術論集の発 刊により、台湾での中国語教育に関する専論が、容易に 閲読できるようになった。さらに、掲載論文の内容傾向 を通じ、中国語教育界において、現在何が最もホットな 研究として論議されているのかといった、台湾での学問 潮流を迅速かつ総合的に把握できる利便性を生じた。

 これらの6誌は、台湾における中国語教育の現状につ いて考察する際に、まず依るべき資料として活用するこ とができよう。

 つぎに台湾における修士・博士論文について簡略に紹 介したい。

(2) 台湾の中国語教育に関する修士・博士論文  周知のように、台湾の各大学・研究機関における院生・

研究生への教育は、非常に厳格に行われ、修士であれ博 士であれ、提出される学位論文には、専著と等しいほど の習熟が要求される。そのため修士の学生は、ときには 在籍年数の3年あるいは4年をかけて修士論文の作成に あたり、学位取得を目的に提出された修士論文・博士論 文は、ハイレベルなものが多い。それらは提出された大 学・研究機関だけでなく、台湾国家図書館にも収蔵され、

研究のための閲覧の便に資している。よって台湾では、

修士論文・博士論文は、専著と同等として扱われ、公刊

(3)

されていなくとも、学生や研究者の専論・専著に引用さ れる性質のものである。そのため、学位請求論文の検索 サイトも充実している。台湾の各大学に提出された修士 号・博士号の学位請求論文のほとんどは、提出された大 学以外にも台湾国家図書館に収蔵されるが、それは台湾 国家図書館のホームページにある検索サイトで、容易に 調べることができる。また雑誌・論集に掲載する専論な ども検索することができるので、あわせ紹介しておく。

 台湾国家図書館HPにある検索サイト…

  http://www.ncl.edu.tw/mp.asp?mp=2

①「台湾博碩論文系統」…修士論文・博士論文に関す る検索サイト

台湾各大学の修士論文・博士論文の検索ができる。

②「台湾期刊論文系統」…雑誌・論集に関する検索サ イト

主に台湾で発行された雑誌、学術論集、大学の学報 などの検索ができる

 前述のように、台湾の大学やそのほかの教育・研究機 関での中国語教育の学習は、1995年に台湾師範大学にそ れを専門に学習する修士・博士課程が設立されたのを契 機とする。その後台北・台中・台南でその地域の教員養 成などを担い、センターとなる大学や教育・研究機関で も、中国語教育に関するコースや大学院修士課程が設立 されるようになった。そうした中国語教育の状況にあっ て、台湾における中国語教育に関する最初の修士論文は、

1997年6月に提出されたものである。その後中原大学応 用華語学科や高雄師範大学華語文教学研究所などの大学 からも修士論文が相次いで発表されるようになった。

 台湾で初めて「華語」教育を扱う民間の専門機関は、

前述のように1972年11月に設立された世界華語文教育協 進会であり、その後正式名称を世界華語文教育学会に変 更し、今に至っている。当会は1974年から雑誌『華文世界』

を発行し、台湾で最も早い時期より中国語教育に関する 情報を発信している。また当会の主催で、1984年12月か ら2011年12月まで、3年に1回「世界華語文教學研討會」

を開催しており、昨年で第10回を数えている。さらに大 学院生や研究生の発表・交流の場として、2008年から年 に1回「世界華語文教學研究生論壇」を開催し、後進の 育成に力を注いでいる。

2.中国語教学に関する論文件数とその分類  台湾師範大学に中国語教学を学習するため、大学院の 修士課程(1995年設立)・博士課程(2003年設立)が設 立されて以降、台湾の各地の大学や教育・研究機関でも 中国語教学の学部コースや大学院が設立整備され、多く の専門教員が排出されるようになった。しかし、当然の

ことながらそれ以前にも、「華語文」教学や研究につい ての専論が数多く発表されている。2004年以降、専門的 学術論集が随時発刊され、台湾における中国語教学の学 術研究は、ますます盛んになる傾向にある。

 本節では、こうした台湾における中国語教学の発展過 程において公刊された専論の件数について、発表された 年代とその内容により大別し、中国語教学に関する研究 傾向について考察したい。

 まず、台湾の中国語教学についての研究過程は、以下 のように四つの画期に分かれる。

 (1)1974年~1994年…おもに民間機関における中国語 教学が推進された時期

 (2)1995年…台湾師範大学に専門に学習する修士・博 士課程が設置された時期

 (3)1997年~2003年…台湾師範大学を中心に、大学に 専門の学科・大学院を設置、中国語教学のセンタ ーが各地に設立された時期

 (4)2004年~現在…多くの中国語教学を専門とする教 員が職を得るなどにより、実際に教学にあたり、

教育・研究が充実しつつある時期

 これにより四時期を①1974年~ 1996年②1997年~

2003年③2004年~現在に定め、分析資料としては、『華 語文教学研究』・『台湾華語文教学』・『中原華語文学報』・

『應華学報』『台湾華語教学研究』『華文世界』、修士論文・

博士論文、その他の雑誌に限り、近年、台湾で公刊され た研究論文の推移を見てみよう。

 この①から③時期に区切り、雑誌論文・論文集・学報・

学位請求論文に掲載されている中国語教学に関する専論 について、17項目に分類整理したのが下の表である。

【凡 例】

1.年代の縦列に示す数字は、公刊されている論文数で ある。

1.項目の分類は、論文の記載内容にもとづき筆者が行 った。

1.項目の9華語文教授法は、所謂漢語に関する全般の 学習を行うものであるため、漢字・口語・文章読解 なども項目の9にいれ、小分類により示した。

1.項目の15の論文数内にみえる「新移民」とは、主に 台湾人と婚姻関係のある外国人(主に東南アジアの 人々)を指している。これについての説明は、複雑 な台湾の社会的背景にまで及ぶため、今回は論文数 のみ示し、詳しい内容については、今回は触れない ことにする。

(4)

項     目 内       容 1974 1996

1997 2003

2004 2012

1 華語文教育総論 第二外国語としての中国語教育の総論 37 0 24

2 第二言語習得 第二言語の学習について 11 2 8

3 対比分析 言語や文化などに関する比較検討 8 0 6

4 発音・音韻学 発音学・音韻学についての研究 34 3 34

5 語彙 言葉の意味や用法についての分析 37 5 27

6 語義問題 言葉の意味とその用法の分析 4 10 29

7 社会言語学 社会言語学について 15 1 2

8 華語文教授と文化 中国語教学の教授法とその文化について 10 2 26

9 華語文教授法 中国語教学方法 25 1 63

9 − 1 漢字 漢字の教授法 50 1 25

9 − 2 聴 聞くことについての教授法 3 0 11

9 − 3 口語 口語言語についての教授法 1 0 10

9 − 4 文章読解 短い文や文章の読解 2 4 13

9 − 5 作文 短い文と文章の作り方 7 1 13

9 − 6 古語、文言、詩、詞 古語、詩、詞、曲を教材に応用する方法 4 1 15

9 − 7 修辞、成語 修辞、成語を教材に応用する方法 7 1 19

10 語法教授 文法の教授法 47 20 68

11 インターネット インターネットなどマルチメディアを中国語

教学に応用する方法 25 9 63

12 教材編纂 教材・シラバス作成や教室運営について 14 2 80

13 児童向けの華語文教学 主に華僑の子供、外国の子供向けの教育方法 7 0 29 14 華僑向けの華語文 華僑を対象とした中国語の内容・教授方法 13 2 8

15 海外華語教学 海外の中国語教育・学習について 66 2 45;

新移民:3

16 中国語検定 第二外国語としての中国語検定について 9 0 5

17 華語文教師の素養養成 中国語教員養成や教師としての素養について 8 0 52

(5)

 これら中国語教学に関する専論を、まずは各時期にわけ、論文数の多い順に1位から5位までを示せば次表のよう である。

 ①の時期である1974年から1996年は、台湾において外 国人向けの中国語教育が開始され始めた頃であり、その ノウハウを得るため、海外での外国語教育の状況を調査 した報告や、その分析が多い。しかも海外調査のほとん どがアメリカを中心とするものであり、ついでフィリピ ンやシンガポールなど東南アジア諸地域が占めている。

こうした傾向の背景は、アメリカの移民政策の影響によ り、1970年代以降、台湾からも移民の開放が進み、アメ リカに渡った人が急速に増加したことによる。アメリカ で職を得るためや、華僑の子弟教育の目的で華語文の学 習が盛んとなった。こうした時代背景に対応して、「華 僑向けの華語文」という項目の専論数も三時期において 最も多い傾向にある。

 ②の時期である1997年から2003年は、語法の分析と考 察や、文法の教授法、語義についての考察など、中国語 教学の実践で重要な分野が主に研究対象となる傾向にあ った。さらにそのころ、日常において必需品となりつつ あったパソコンやインターネットなどマルチメディアを 活用した教授法の考察やその開発についての研究が増加 する傾向も顕著に見てとれる。

 ③の時期である2004年から現在に至る2012年6月は、

教材の開発や編纂などの研究にも力が注がれていること が示すように、中国語教育の分野の幅が広がり、多種多 様な国々から留学のため台湾にやってくる外国人学習者 の需要に応じて、教材の開発が充実している。教材の内 容としては、聴く、話す、読む、書くことを有効にマス ターさせるために工夫したものや、学習者のニーズに沿 い、ビジネス・医療・サービス・新聞講読など様々な実 用的なテーマに分類して製作された教材も顕著に増え た。

 教学方法については、第二外国語の教授法の検討、ア メリカの学校で定められたAP語学の5Cの教授法を参 考に、それを教材に取り入れて応用することの論証が増 えた。

 インターネットなどマルチメディアに関連するものを 語学教学に応用することの分析考察、以前より盛んに行 われている。

 さらに、台湾大学の教員養成コースをはじめ、各大学・

教育機関や民間自治体に、中国語教学についての養成コ ースが増え、教員の資質や養成科目の内容についての考

察や論証が各時期のうちで最も多く論じられるが、学生 の資質の多様化により、この分野の考察は、今後もます ます重要となるように思われる。

 中国語教学に携わる教員の養成は、中華民国政府の政 策によって重点化されていることも、教員養成の重要性 や教員の就職状況を分析する論考が増えている要因の一 つであることを指摘しておきたい。

 このように、台湾での外国人向けの中国語教育は、当 初、おもにアメリカや東南アジアの華僑を対象として進 められていたが、時代の変遷とともにその需要も変化し、

第二言語としての華語の学習とは別に、海外からの留学 生に重点を移し発展していく傾向が見られる。教学上に おいても、学習者の母語や価値観の相違、学習目的によ り、教学内容もそれぞれのニーズに応じて対応できるよ うな教学能力の養成が求められるようになっている。現 状を示す一例として、台湾師範大学の取り組みを紹介し たい。台湾師範大学では、能力や学習の目的意識によっ て、より詳細に学習者を分類したうえで、華僑とそのほ かの外国人を対象とした中国語教育に学術・教学能力な らびに研究の面から総合的に取り組んでいる。たとえば、

教材の編纂・対象・年齢・需要に分け、その需要に応じ るような教学研究や教材が増える傾向にあるのは自然な ことであるように思われる。台湾における中国語教学の 取り組みについては、別稿において具体的に論じる予定 であるので、そちらを参照されたい。

 次節では、近年刊行された中国語教学に関する雑誌中 に掲載された論文を紹介し、研究の便に資したい。

3.  近年の中国語教学に関する論文紹介  本節では、近年刊行された中国語教学に関する学術誌

『華語文教学研究』・『台湾華語文教学』・『中原華語文学 報』・『應華学報』・『台湾華語教学研究』所載の研究論文 について、その内容にもとづき、前節で表示した項目に 分類して紹介する。

 とりあげる研究論文は、2004年6月以降に上記の学術 誌に公刊されたものであり、論文数は第二節に表示した 論文の一部であり、修士論文・博士論文もこれに入って いないことを、重ねてお断りしておく。

   順位

時期    1位 2位 3位 4位 5位

海外華語教学 漢字の教え方 語法教授 華語教育総論 語彙

語法教授 語義 インターネット 文章講読 語彙

教材編纂 語法教授方法 華語教学方法

インターネット 中国語教員の養成・素養 海外華語教学

(6)

1 第二外国語としての中国語教育についての総論

 台湾での第二外国語としての中国語教育の歴史や、その発展など全般について論ずる内容である。

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

曹瑞泰 臺灣對外華語教育政策發展―基於權責機

關與政策之分析 臺灣華語文教學 巻1期總號4 69 ~ 77 2008.06 夏誠華 從僑民教育走向華文教育 中原華語文學報8 1 ~ 18 2011.10

2 第二言語の学習について

 おもに第二言語の習得に関連する理論や習得方法、ならびにそのノウハウを中国語教学に如何に応用するかなどに ついての研究である。

著 者 論   文   名 雑 誌 名・巻 数 頁 数 出版年月

鄭昭明 第二語言的學習 華語文教學研究 第1巻第1期 159 ~ 169 2004.06 鄭昭明 意識與無意識的語言習得 華語文教學研究 第2巻第2期 1 ~ 20 2005.12

陳純音

From Input to Output: A Case Study of CSL Classroom Questioning(從語言輸入 到語言輸出:以華語為第二語言提問的個 案研究)

華語文教學研究 第5巻第1期 133 ~ 154 2008.06

陳淑惠 曾淑凰 陳淑珠

The Development of L2 Given/New Interpretation by L2Learners of Chinese:

Based on the Competition Model( 從 競 爭理論探討以華語為外語學習者已知/未 知訊息語用詮釋發展)

華語文教學研究 第9巻第2期 1 ~ 31 2012.06

3 言語や文化などについて比較検討する研究

 発音をはじめ、漢字・語法・語彙・言葉の使用方法、単文や文章の構成などについて、幅広く中国語と他の言語と の比較や、学習者の習得状況について比較分析する研究である。

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

張榮興 華語與臺灣手語動態空間結構之對比分析 華語文教學研究 第5巻第1期 87 ~ 112 2008.06 魏廷冀 從英漢對比分析談漢語空缺結構之類型 華語文教學研究 第5巻第1期 67 ~ 85 2008.06 柳玉芬 華語和越南語的名詞詞組與不定數詞的關

係研究 中原華語文學報 4 161 ~ 183 2009.10

張絮茵 英 漢 心 理 動 詞 對 比 分 析 ―hope及wish與

「希望」和「祝」 臺灣華語文教學 巻1期總號8 39 ~ 51 2010.06 魏廷冀 漢語的動詞刪略句與英漢對比分析 臺灣華語教學研究 第1巻第1期 81 ~ 109 2010.12

4 発音学や音韻学についての研究

 中国語の発音全般についての分析や、各言語学習者の発音を分析比較し、中国語教学に応用することなどの研究で ある。

(7)

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月 陳彩娥

李思恩 鍾榮富

音高與聲調的相互關係及其在華語文教學

上的 華語文教學研究 第1巻第1期 109 ~ 135 2004.06 劉若緹 華語教學中關於聲調教學之探討 華語文教學研究 第3巻第1期 151 ~ 167 2006.06 李菁菁 以越南語為母語的華語學習者語音偏誤調

分析 華語文教學研究 第3巻第2期 91 ~ 114 2006.12 杜文棠 話聲調談節奏 臺灣華語文教學 創刊號總號1 33 ~ 35 2006.12 曾金金

張月馨 陳靜子

線上聽辨聲調自我檢測系統效果評估 華語文教學研究 第4巻第2期 43 ~ 69 2007.12

羅勤正 環境染色、輸出對應理論,以及國語的零

聲母 華語文教學研究 第5巻第1期 113 ~ 132 2008.06 何沐容 語音之僵化現象與教學對策―以高級華語

程度之印尼、俄羅斯、韓國人士為例 臺灣華語文教學 卷1期總號4 21 ~ 30 2008.06

賴怡秀

Production of Mandarin Chinese Nasal Coda by L1 and L2 Speakers of Mandarin Chinese

(華語母語者與華語為第二語言學習者之華 語鼻音結尾發音之研究)

華語文教學研究 第5巻第1期 155 ~ 180 2008.06

胡潔芳 兒童漢語構詞覺識與聲韻覺識之關係 華語文教學研究 第5巻第1期 45 ~ 66 2008.06 許長謨 對外華語教學中舌齒音之音韻、拼音與詞

彙問題 應華學報4 261 ~ 281 2008.12

鍾榮富 司秋雪

從發音與聲學的對比分析探討美國學生的

華語擦音 華語文教學研究 第6巻第2期 129 ~ 162 2009.12 官英華

廖憲正 自動化華語聲調錯誤偵測系統之初探 中原華語文學報4 117 ~ 137 2009.10 邢志群 對外漢語聲調教學之現狀與教學法 臺灣華語教學研究 第1巻第1期 1 ~ 18 2010.12 廖淑慧

廖南雁

法語語者華語聲調習得之偏誤分析―從聲

學觀點談起 應華學報8 195 ~ 217 2010.12

陳菊詠 留學生聲調發音中的記憶錯誤和習得偏誤 華語文教學研究 第8巻第1期 27 ~ 45 2011.04 尤思怡

陳淑杏 卓素慧 常國禎

針對臺灣華語的輕聲實況調查 臺灣華語文教學 巻1期總號10 24 ~ 39 2011.06

林蕙珊 長沙連讀變調之謎 華語文教學研究 第8巻第2期 27 ~ 64 2011.08

5 語彙の意味や用法についての分析

 中国語の品詞の分類や、台湾と中国との語彙ならびに使用方法の相違について、学習者の各レベルで必要な語彙や 語彙数の検討、各国の外国語学習の到達度などに関する認識の相違についての研究である。

(8)

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月 蔡尚憶 漢語諧音詞的語意與語用功能 華語文教學研究 第1巻第2期 33 ~ 59 2004.12 洪惟仁 方言調查詞表的必要性與設計方法 華語文教學研究 第1巻第2期 121 ~ 144 2004.12 湯廷池

張淑敏 閩南語形容詞的重疊:形態、意義與限制 華語文教學研究 第2巻第1期 25 ~ 35 2005.06 宋如瑜 大學生口語現況調 華語文教學研究 第2巻第2期 89 ~ 107 2005.12 周玟慧 異序詞研究與對外漢語教學 華語文教學研究 第3巻第2期 55 ~ 70 2006.12 王 惠 從兩岸三地教材辭彙差異看海外華語教育 臺灣華語文教學 巻2期總號3 72 ~ 81 2007.12 步延新

張和生 義頻統計與對外漢語辭彙教學 中原華語文學報1 185 ~ 194 2008.04 賴秋桂

關瑞明 字彙含意的中英文認知差異 臺灣華語文教學 巻1期總號4 52 ~ 68 2008.06 陳靜雯 談臺灣電視新聞標題中雙關語的會話含義 華語文教學研究 第5巻第2期 157 ~ 177 2008.12 蕭宇超 從語料庫觀點探討古詩節律 華語文教學研究 第7巻第1期 1 ~ 25 2010.04 滕小春 漢語名詞的性質和數量詞使用的關係 華語文教學研究 第7巻第2期 25 ~ 38 2010.08 劉靜宜 電視廣告色彩詞之語法功能與文化密碼―

兼論色彩詞之華文教學技巧 中原華語文學報6 1 ~ 25 2010.10 黃麗儀 現代漢語詞彙搭配與以學習者習得認知過

程為中心的詞彙教學實踐 中原華語文學報8 43 ~ 57 2011.10 陳菘霖 漢語動詞「吃」從行動到遭受的語意延伸

―兼論辭彙化分類 華語文教學研究 第9巻第1期 51 ~ 72 2012.03

6 言葉の意味とその用法の分析

 中国語の意味の検討、使い方の分析、教授方法など具体的に論述する内容である。

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

蔡美智 華語語氣副詞「何嘗」教學研究 華語文教學研究 第2巻第1期 131 ~ 146 2005.06 陳韻竹 近義詞“美麗”與“漂亮”詞義辨析 華語文教學研究 第2巻第1期 101 ~ 130 2005.06 高婉瑜 勸諫辭令的語用分析―以〈觸龍說趙太后〉、

〈滑稽列傳〉為例 華語文教學研究 第2巻第1期 37 ~ 50 2005.06 鍾美蓮 廣告標語中固定語式的變異使用 華語文教學研究 第2巻第1期 67 ~ 84 2005.06 連金發 華語名前形容詞的語義探索 華語文教學研究 第2巻第1期 1 ~ 24 2005.06 黃郁純

以語料庫為本分析詞語搭配及近義關係 華語文教學研究 第2巻第2期 57 ~ 71 2005.12 黃郁純 說「放」和「擺」:從事件訊息結構和身體

動作動詞的詞彙語義進行初探 華語文教學研究 第3巻第1期 27 ~ 44 2006.06 謝佳玲 華語廣義與狹義情態詞的分析 華語文教學研究 第3巻第1期 1 ~ 25 2006.06

林佳儀

What Makes Chinese Idioms so Difficult to Understand? A Study of the Semantic Transparency of Chinese Idioms( 成 語 怎麼這麼難?中文成語的語意透明度)

華語文教學研究 第6巻第2期 163 ~ 188 2009.12

(9)

陳俊光

劉欣怡 漢語「好」的多視角分析與教學應用 華語文教學研究 第6巻第2期 45 ~ 98 2009.12 洪瑋 近義詞「製造」和「生產」辨析與對外華

語學策略 應華學報6 223 ~ 246 2010.01

蔡美智 「同樣、相同」不「一樣」:表相似近義詞

指稱功能辨析 華語文教學研究 第7巻第1期 57 ~ 79 2010.04 趙玉雯 那個是個?―以漢語為第二語言學習者

的「那個」一詞之使用 臺灣華語文教學 巻2期總號5 8 ~ 16 2008.12 陳俊光 漢語詞綴「們」的語義、篇章、語用探索

和教學應用 臺灣華語文教學 巻2期總號5 17 ~ 41 2008.12 傅國忠 從語義和句法互動的角度,看近義詞「美麗」

和「漂亮」 臺灣華語文教學 卷2期總號7 33 ~ 39 2009.12 林姿君 「也」的漢英語義對比分析 臺灣華語文教學 卷2期總號7 40 ~ 51 2009.12 尚國文 趨向動詞「上」、「下」多義性的認知基礎 臺灣華語文教學 卷1期總號8 6 ~ 18 2010.06 楊憶慈 《訓世評話》「打」字結構初探 臺灣華語文教學 卷1期總號10 51 ~ 59 2011.06 許長謨 詞義成分在TCSL的分析與應用―從「吃麥

當勞」談起 臺灣華語教學研究 第1巻第1期 19 ~ 38 2010.12 曹逢甫

陳菘霖 漢語動詞「生」的語意發展 臺灣華語教學研究 第1巻第1期 39 ~ 56 2010.12 蔡美智 華語近義詞辨識難易度與學習策略初探 臺灣華語教學研究 第1巻第1期 57 ~ 79 2010.12 郭永松 試析臺灣華語視覺感知構式「看」、「看見」、

「看到」與「看完」的語意區別 華語文教學研究 第8巻第1期 47 ~ 74 2011.04 吳佩晏

鄭 縈

從「依」、「據」與「依據」談華語近義詞

教學 臺灣華語教學研究 第2巻第1期 23 ~ 46 2011.06 蔡美智 過程方便,結果便利―狀態動詞事件結構

與近義詞教學 華語文教學研究 第8巻第3期 1 ~ 22 2011.12 王智儀 關係詞「因為、由於」的語意特徵與句法

功能探析―以語料庫為本的方法 應華學報10 203 ~ 236 2012.05

7 社会言語学についての研究

 普通話と方言ならびに口語や書体語について考察した論考である。

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

湯廷池 語言分析與華語教學 華語文教學研究 第1巻第2期 165 ~ 190 2004.12 陳俊光 淺談「漢語語言學」―建立「知其所以然」

的語言知識 臺灣華語文教學 創刊號總號1 80 ~ 81 2006.12

8 中国語教学についての教授法とその文化について

 社会文化による表現の相違、また言語がもつ奥深い慣習的・文化的な意義の検討、講義にどのように文化に関する 内容を取り入れて教学するかといった内容である。

(10)

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月 舒兆民 計量分析英日語人士華語學習者之拒絕中

介語 華語文教學研究 第4巻第1期 99 ~ 124 2007.06 張絮茵 商務漢語拒絕言語行為研究 華語文教學研究 第9巻第1期 73 ~ 98 2012.03 何淑貞 漢語中的文化意蘊 中原華語文學報1 17 ~ 32 2008.04 錢奕華

海外華語教學實習跨文化交際理論行動研 究―以臺北市立教育大學於泰國教學實習 為例

中原華語文學報2 243 ~ 269 2008.10 王 珩 華語問候語的文化背景與其跨文化教學 華語文教學研究 第9巻第2期 33 ~ 58 2012.06 夏誠華 海外華文教育與中華文化 中原華語文學報3 1 ~ 18 2009.04 楊藹瑩

陳麗宇

A Culture-Based Approach to Business Chinese Teaching

(以文化為基礎之商用中文教學)

中原華語文學報5 115 ~ 131 2010.04

夏誠華 中國文化領域課程創新教學芻議―以中原

大學應用華語文學系為例 中原華語文學報6 125 ~ 160 2010.1 謝佳玲 華語拒絕請求的策略分析:語體與語境的

作用 臺灣華語教學研究 第1巻第1期 111 ~ 137 2010.12 9 中国語教学方法

 外国語としての中国語に関する全般的な教授方法に関する考察、さらに講義での実施ごの成果の検討を行う内容で ある。

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

李英哲 言之有物:讓語言學習者做有意義的表達 華語文教學研究 第2巻第2期 21 ~ 35 2005.12 蔡喬育 加速學習教學策略在華語文教學上之應用 華語文教學研究 第3巻第1期 135 ~ 150 2006.06 陳燕秋 新聞選讀團體語言教學法實例 臺灣華語文教學 創刊號總號1 36 ~ 39 2006.12 顧安達 「所謂伊人,在水一方」―探討中文教學與

中文學習的三個面向 臺灣華語文教學 巻1期總號2 6 ~ 16 2007.08 鄭錦全 語言口耳相傳的距離與人際互動的範圍 華語文教學研究 第4巻第2期 1 ~ 11 2007.12 魏淑珠 童謠與兒歌在四聲發音教學上的應用 臺灣華語文教學 卷1期總號4 78 ~ 84 2008.06 蕭宇超

黃 婷 華語手指謠之韻律研究 華語文教學研究 第4巻第2期 29 ~ 42 2007.12 張于忻 華語文遊戲設計與實施 中原華語文學報2 113 ~ 133 2008.10 宋如瑜 從CSL到CFL情境的教學探討―應華系學

生的印尼實習反思 中原華語文學報3 75 ~ 91 2009.04 鮑紫玉 一種任務式教學法的實踐―用表演學中文 臺灣華語文教學 卷1期總號6 72 ~ 75 2009.06

陳思齊

Literature in the Classroom of Chinese as Foreign Language:Observations to a Beginner Class

(文學教學研究―華語教學個案分析)

中原華語文學報4 73 ~ 90 73 ~ 90

張國恩 能力導向之全方位華語學習 中原華語文學報5 1 ~ 27 2010.04 黃苕冠 策略教學對寫作後設認知變化影響的個案

研究―以中文為第二語言/外語學習者為例 中原華語文學報5 29 ~ 56 2010.04 張金蘭 5C理論在華語文教學中的運用 中原華語文學報5 71 ~ 90 2010.04

(11)

9−1 漢字の教授法

 漢字に関する教え方、日本の漢字との相違、繁体字、簡体字についての論証である。

著 者 論   文   名 雑 誌 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

鄭 傑 中日漢字調查研究與改善對日漢字教學 華語文教學研究 第1巻第2期 1 ~ 14 2004.12 曾榮汾 漢語俗字的演化 華語文教學研究 第3巻第2期 29 ~ 54 2006.12 黃沛榮 漢字的審思 華語文教學研究 第3巻第2期 1 ~ 28 2006.12 徐芝潁 漢字教學淺談 臺灣華語文教學 創刊號總號1 51 ~ 58 2006.12 張麗卿 繁體字能不能走進新加坡小學教室? 臺灣華語文教學 卷2期總號3 95 ~ 99 2007.12 張連航 偏誤分析與第二語言學習中的漢字教學 臺灣華語文教學 卷2期總號3 117 ~ 122 2007.12

莊雅州 論漢字教學的原則 中原華語文學報1 1 ~ 15 2008.04

張金蘭

「識寫分流」教學策略對外籍生漢字識寫能 力之影響―以非漢字圈零起點學生為主所 做的調

中原華語文學報3 55 ~ 74 2009.04

張于忻 資料庫系統在華語文教學上的運用

―以對外華語文識字教學順序為例 中原華語文學報3 129 ~ 143 2009.04 曾萍萍 從漢字詞彙運用看不同區域的文化衍變 華語文教學研究 第6巻第1期 113 ~ 131 2009.06 周亞民 漢字知識本體在漢字教學的應用 華語文教學研究 第6巻第1期 91 ~ 112 2009.06 鄧時忠 漢字繁簡體與美國中文教學 臺灣華語文教學 巻2期總號9 6 ~ 13 2010.12 美霞 漢語形聲字族聲符釋義之研究―與祭祀文

字有關的聲符為例 華語文教學研究 第7巻第3期 1 ~ 29 2010.12 賴秋桂 論漢字的部件―以「口」為例 中原華語文學報9 1 ~ 21 2012.04

9−2 聞きとりについての教授法

 聞きとりについての調査報告や、聞きとりについての教え方などを具体的に考察する内容である。

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

柯華 宋如瑜 張郁雯

僑生國語聽與讀理解能力測驗編製報告 華語文教學研究 第1巻第1期 53 ~ 65 2004.06

李和舫 華語教學策略之應用―以《生活華語》聽

力練習為例 臺灣華語文教學 巻1期總號4 14 ~ 20 2008.06 蔡 薇

黃恕寧

華裔與非華裔華語初學者聽力策略使用初

華語文教學研究 第7巻第2期 39 ~ 63 2010.08

9−3 口語表現についての教授法

 口語表現に関連する考察や調査報告などの論述である。

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

鄭秋豫 國語口語語篇韻律研究簡述 華語文教學研究 第4巻第2期 13 ~ 28 2007.12

(12)

吳福煥 劉永兵 趙春生

家庭語言背景與華語口語能力的關係―對

多語環境兒童華文教育的啟示 臺灣華語文教學 巻2期總號3 90 ~ 94 2007.12

馮樹勳 準備時間對以粵語為母語的香港小學學童

―口語表達成效的影響 臺灣華語文教學 巻2期總號3 100 ~ 107 2007.12 廖宜瑤

林芝如

華語教師實習―個別式口語教學之糾錯行

為探討,以印尼華裔語言學生為對象 中原華語文學報5 133 ~ 155 2010.04

9−4 文章の読解

 短文・長文文章の表現方法や読解に関する考察、ならびにその具体的な教授方法、如何にして読解力を習得させる かなどの内容である。

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

章 欣 華語篇章銜接手段教學初探 華語文教學研究 第5巻第2期 69 ~ 88 2008.12 張榮興 華語篇章中的攝取角度 華語文教學研究 第5巻第2期 47 ~ 67 2008.12 鍾鎮城 日籍學生之華語廣告招牌閱讀理解 中原華語文學報3 93 ~ 106 2009.04

胡月寶

第二語閱讀理解監控意識與理解力先導實 驗研究―以新加坡初中二年級閱讀教學為

應華學報6 201 ~ 221 2010.01

鍾鎮城 主流語言場域因素於華語閱讀歷程中的作

中原華語文學報7 35 ~ 56 2011.04

不同學習風格馬來西亞海青生之華語文閱

讀/教學策略 中原華語文學報8 59 ~ 78 2011.10

9−5 短文と文章の作成方法

 短文・長文の作文などの文章の書き方や、語感を如何に高めるかなどの教授方法についての考察である。

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

王培光 語感與寫作能力的相關研究 華語文教學研究 第1巻第1期 1 ~ 9 2004.06 柯華 作文評分標準研究 華語文教學研究 第1巻第2期 15 ~ 32 2004.12 宋如瑜 標點符號在閱讀中所扮演的角色 華語文教學研究 第3巻第2期 71 ~ 90 2006.12 朱湘燕 網路寫作方式對TCFL中寫作教學的影響 臺灣華語文教學 卷1期總號2 17 ~ 23 2007.08 謝奇懿 限制式寫作於華語文寫作教學之應用:

以章法學為主 應華學報5 225 ~ 262 2009.06

蔡美智 華語篇章銜接偏誤類型―以日本學習者為

華語文教學研究 第7巻第3期 31 ~ 53 2010.12

9−6 古語・詩・詞・曲を教材に応用した教授法

 文言、古典文学などを如何選択して、更に授業に取り入れ、学習者に触れさせるかについての内容である。

著 者 論  文  名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

洪 瑋 試探打油詩在對外漢語教學中的運用 華語文教學研究 第1巻第1期 67 ~ 78 2004.06

(13)

張玲瑛 臺灣華語中心與美國大學

對外古代漢語教材與課程之比較分析 臺灣華語文教學 巻1期總號2 24 ~ 35 2007.08 鄺允文

(口述) 談文言文教學:以第二語言教學為視角 臺灣華語文教學 巻1期總號6 67 ~ 71 2009.06 蒲基維 華語文教學與古典文獻閱讀 中原華語文學報4 41 ~ 71 2009.10 陳思齊 論文言文教學在華語教學的重要性―

以秦晉之戰教學方式為例 中原華語文學報7 161 ~ 183 2011.04

9−7 修辞・成語を教材に応用する方法について

 四字熟語、修辞を如何に授業に取り入れ、中国語表現を高める教授方法についての内容である。

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

張榮興 黃惠華

從心理空間理論看「最短篇」小說中之隱

華語文教學研究 第3巻第1期 117 ~ 133 2006.06 陳麗雪

連金發 華閩語固定語式動物詞的譬分析 華語文教學研究 第4巻第1期 125 ~ 136 2007.06 蒲基維 修辭學融入華語文教學的理論與實例 中原華語文學報2 87 ~ 112 2008.10 楊孟蓉

周世箴

運作的圖示解析於中文成語教學之應

華語文教學研究 第5巻第1期 29 ~ 44 2008.06

吳佩晏

張榮興 心理空間理論與《論語》中的隱喻分析 華語文教學研究 第7巻第1期 97 ~ 124 2010.04 賴文英 《世說新語》的成語化機制及其教學應用 華語文教學研究 第8巻第2期 1 ~ 26 2011.08 張榮興 從心理空間理論解讀古代「多重來源單一

目標投射」篇章中的隱喻 華語文教學研究 第9巻第1期 1 ~ 22 2012.03 呂緯青 論對外漢語跨文化隱教學 華語文教學研究 第9巻第2期 59 ~ 76 2012.06

10 文法の教授方法

 文法全般に関する考察、ならびにその教授方法の検討などの論述である。

著 者 論   文   名 雑 誌 名 ・ 巻 数 頁 数 出版年月

李英哲 語序同數量在空間或事物中分配的關係 華語文教學研究 第1巻第1期 11 ~ 22 2004.06 屈承熹 結構、功能、篇章:語法循序教學 華語文教學研究 第1巻第1期 33 ~ 52 2004.06 陳純音 談中介語與母語的交互影響 華語文教學研究 第1巻第1期 79 ~ 108 2004.06 湯廷池 漢語的動後成分:結構與功能 華語文教學研究 第1巻第1期 137 ~ 158 2004.06 陳純音 外國學生漢語疑問句習得之比較 華語文教學研究 第2巻第1期 147 ~ 173 2005.06 李菁菁 重動句新究 臺灣華語文教學 創刊號總號1 25 ~ 32 2006.12 陳麗雪 華閩語存在句中動詞的動相與格式的關係 華語文教學研究 第2巻第1期 51 ~ 65 2005.06 李明懿 「做完了」還是「做好了」?―淺論結果補

語「完」與「好」 華語文教學研究 第2巻第2期 73 ~ 88 2005.12 陳懷萱 漢詞反問句形式與意義分析 華語文教學研究 第2巻第2期 37 ~ 56 2005.12

参照

関連したドキュメント

 本稿は、法律の留保をめぐる公法の改革や学説の展開を考察することを

 日本語教育現場における音声教育が困難な原因は、いつ、何を、どのように指

金沢大学における共通中国語 A(1 年次学生を主な対象とする)の授業は 2022 年現在、凡 そ

これまた歴史的要因による︒中国には漢語方言を二分する二つの重要な境界線がある︒

本章では,現在の中国における障害のある人び

工学部の川西琢也助教授が「米 国におけるファカルティディベ ロップメントと遠隔地 学習の実 態」について,また医学系研究科

⑹外国の⼤学その他の外国の学校(その教育研究活動等の総合的な状況について、当該外国の政府又は関

[r]