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表層フィルターのU条件
著者 高橋 孝二
雑誌名 奈良教育大学紀要. 人文・社会科学
巻 30
号 1
ページ 113‑121
発行年 1981‑11‑25
その他のタイトル U‑analysis of Conditions on the Surface Filters
URL http://hdl.handle.net/10105/2398
表層フィルターのU条件
高 橋 孝 (奈艮教育大学英語学教室)
(昭和56年4月27日受理)
変形生成文法(TGG)の基本的な研究プログラム(1)は今や不動のものとなっている。
(1)人間の脳(brain)の形式的特性へのいかなる洞察を自然言語の文法研 究が提供するものであるか。
個々の人々が自然言語を話したり了解するとき、それらの言語行為は文法知識(grammatical knowledge‑competence)の他に信念や期待等のさまざまな相互作用を含むものである以上、
(1)への答えは自然言語の(文法モデル論)が外在(external)構造を統一する個人にとっては 無意識に存在するところの原理の体系の発見にその究極目標を置くものとして得られることにな る。この分析構造(analytic structure)としての原理体系はパラメータ付の潰鐸構造(deductive structure)なのであり、このパラメータの発見と固定化(丘xing)は一見形式的に無関係な文法現 象を統括する説明力を我々にもたらしてくれる。
本論考は、この路線上に位置づけられる文法の中核体系(core system)を特徴づける一つとし ての表層表示(surface representation)に作用するフィルターの許容条件(Unless Condition) について、これを「不要」なものとする必然性について吟味するものである。
1
表層構造の適格性(well‑formedness)は表層フィルター(surface filter)という配位データとし て描画されるが、フィルターの一般的特質については既に設計されていた。 (cf.筆者(1978))
(2)表層フィルターの発効様式(Chomsky & Lasnik (1977); (184))
*【。p1, ‑‑‑ tpn] unless C,ここで、
a. αは文法カテゴリーであるか無指定(unspeci丘ed)のままである。
b. tptは文法カテゴリーであるか終端記号である。
C. Cは(α <pu ‑‑‑ <pォ)に課せられるある種の条件である。
° t ° °
もし(2a)のαが指定の必要がなければ億城範囲(bracketed construction)は任意となり、
そうでなければフィルターはα領域(domain)に通用される。 (cf.筆者(1980))
次に記号列pl, ‑・・・, <pnの中に変項(variables)が含まれていないことに注意しなければなら ない。つまりフィルタ‑は連続構造体(continuous construction)の文法特質のみを考慮に入れ るという意味で局地的(local)な性質を本来的に持たされているのである。
ここで許容U条件が発効する具体例に入ろう。イタリア語は英語と異なる次のような表層配置 図(con丘gurations)を許すことが知られている。 (cf. Rizzi (1980))
(3)a.主語なし(subjectless)時制文
色partito (E. *Has left)
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b.主語と述語動詞の自由位置交替(inversion)
6 partito Giovanni (E. *Has left John) c. that‑*フィルタ‑違反(violation)
chi credi che 6 partito (E. *Who do you think that left) これらの例を説明するために、文法理論は表層に不在の(absent)主語が統語上のあるレベルで 空の名詞句ノード【Npe】によって抽象的に表示されることを要請し、かつまたこの空要素(empty element)が「適切に支配(properlygoverned)」されていることをも要請する。英・伊両言語の 個別的な差異は次のモデル化の中に収束して行く見通しが立つことになる。
(4)①空範ちゆうの原理(EmptyCategoryPrinciple)
②接合理論(BindingTheory)
③抽象格理論(AbstractCaseTheory)
(3c)のフィルターは1977の段階では次のように定式化が試みられていた(cf.筆者(1977)) (5)a.,,,COMpf
'{1}
b.*【冨COMP〔NPe〕‑‑‑】但しS‑やそのトレースが【>NP.‑】
°° の構造文脈中に含まれていれば許容される。
1977(FiltersandControl)以来、表層(S‑structure)フィルターの位置づけ部門(components) が検討されて来ているが、(4①)のECPは意味形式(LogicalForm)レベルでの原理である。
(5)の̀COMP‑t'効果(*tthatt])に作動するECPは次の説明様式を与えられる。
(6)ECP(Chomsky(1979))
[Npe]は適切に支配されていなければならない。
ここで、αが[±N,±VJでαがβを支配するか、αがβと同一指示 の関係にあるならばαはβを適切支配する。
Moveαによる誤生成の一つである「補文化辞一痕跡」現象の具現例は次のようなものである。
(7)a.WhodoyoubelieveMarylikesmost?
b.Whodoyoubelieveleftfirst?
c.WhodoyoubelievethatMarylikesmost?
d.*Whodoyoubelieve[埴生【rt]left丘rst]?
(7b‑d)が問題の具現例であるが、捕文が不定詞形式の場合と対比される。(cf.筆者(1980)) (8)Whodoyoubelieve【tohave王eft丘rst17
(7d)と(8)との対比は、埋め込み主語が付与されるnominative/nonnominativeの「格」機 能から「主格の島条件(NominativeIslandCondition)」に帰せられることになる。
(9)NIC(Chomsky(1980);(103))
主格照応句(nominativeanaphor)は‑S偵域で自由(free)であっては ならない。
(6)と(9)の原理を組み合わせることによって、(7d)のWh‑traceに関与する非文法性が COMPの二重充填(doubly丘Iied)に帰因することになるOしかし言語によってはCOMPの二 重充填を許すものもあることから、この方向での理論の修正がいくつか試みられている。
一つはH.Bennis(1980)で、主語位置からCOMP‑のWh‑移動が行なわれるとき、そのトレ
‑スは適切に支配されなければならず(ECP),それはトレースが同一指標を与えられ(coindexed) つつ支配されることを要請することになる。この原理から非文(7d)は、 COMP中の同一指標 を与えられたWh一句が、 COMPが枝分かれしない時に限って(governmentはc‑command概 念によって規定されるものであるから)主語位置のトレースを支配できるとすることによって、
説明がつく。更に捕文化辞が痕跡(トレース)に連結されることを許す言語(Icelandic他)の場 合には、支配カテゴリー(governor)をCOMP中のWh一句からCOMPそのものへ切り替える
ことが提案されている。
もう一つの修正は(9)のNICに(4③)の抽象格(Case)を組み込む方向からなされている。
(10)修正NIC (Kayne (1980))
主格照応句はS‑領域で格から自由(Case‑free)であってはならない。
この方向からは、COMP中のトレースが格標識を付与されていないために適切な接合カテゴリ ーを欠くものとして(7d)が説明されることになる.表層フィルタ‑からU条件を消す提案(10) は、関係節化による次のデータを格標識された(Case‑marked) Wh一句そのものが削除(deletion) 前にCOMP中に存在していたと徹すことによって適格とする(cf. (5))
(ll)a. I know the man that left丘rst.
b. A book has come out that should please you.
カインの方向は新に「格フィルター」を志向するものと考えられるが、 (7b)の同じように主 格の埋め込み主語を持つデータは、語い化された捕文化辞(lexical complementizer)がこの文で は生成されていないために、次の二点から適格文となる。
(12)① フィルター*【COMPαβ】 (α, β‑lexical or trace)が作動せず、主格ト レースは正しくS‑内で拘束されていること。
② 支配関係にあるα, β (α is governed by β)の間に、枝分かれする (branching)カテゴリー境界が現われていないこと。
cf. Whoi does John think 【ti 【ti saw Bil川
十 十t t
(7)で残っている目的語位置からのWh‑移動はどうなるであろうか。この場合(12①)の「二重 充填COMPフィルター」が効力を持たないことは次の文が適格であることからも明らかである。
(13) Whoi does John think 【【tithatHBill saw ti]】
この事実を説明するために前述の原理群を組合わせた効果が次のように得られている。
(14)① COMP中の格のつかない(non‑case‑marked)トレースは削除されること。
② 目的語位置のトレースは(9), (10)に従わなくてかまわないことO
(cf. [Npe】 cannot be free in S.) nOm
目的語位置の空の NP は常に動詞(verb)によって支配されるものであるから、適切支配
(Proper Government)の原理から(14②)が必然的に得られ、時制文の主語として空のNPは先
行カテゴリーと同一指標を付与される時に限って適切支配を受けることになり、 (7)のような主
語と目的語との非対称(asymmetry)は定義として条件化する必要はなくなるわけである。かくし
て、 1977段階で設定されていた「U条件」は他の原理群からの当然の帰結として不要のものとな
る。
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TGGの理論上の発展経緯は次の路線上に位置づけて考えることができる。
(15)広範囲の派生パラダイムから可能な拘束照応配置図による くantecedent‑anaphor)の連結理論‑。
この理論変更に登場するフィルターの概念は、個々の文法規則にではなく成分配置表示レベル に言及するものなのである。方向(15)を性格づけるモデルの位相は次の二つである。
(16)① 優先(primacy)
千 先行(precede) 統率(command)
上位(superior) (cf. A‑over‑A)
②局所(locality) 『霊芸霊霊imal distance)
移動規則適用後の出力構造が、移動されたカテゴリ‑がそのトレ‑スをc‑commandの位相で 優先相応の表示形式をとっているかを配置図的に検証するのが、フィルターの役割である。
前節で考察した原理群の骨格は、二つの境界(bounding)結節(α, β)間に認められる有界条 件(Subjacency)に求められるが(チョムスキ‑のピサ講義(1979春)でもこの概念は生きてい た)、この二結節条件(two‑node condition)を更につき進めて行けば只一つの境界結節のみに関 与する単一結節(one‑node)の表示条件が得られる筈である。
(17) ‑ 【α‑‑X‑‑】 ‑ (cf. Koster (1980))
Ⅹはα領域において自由(free)であり得ない(ここでⅩは空の要素)。
発現例
a.主語条件(the Subject Condition)
b.複合名詞制約(the Complex NP Constraint) c. WHの島制約(the Wh‑island Constraint)
(17)の儀域条件(Domain conditions)を規定する支配カテゴリーは極小(minimal)領域とし て与えられることになる。 (4②)の「接合理論」から導かれる NIC の中心概念は「支配
(government)であり、空結節の支配は次の形式上の依存関係として表示される。
(18) COMP
N V A P
くformally dependent)
rヽ
node
ヽ.メ
くis governed)
:空結節はその極小支配カテゴリーに一つ の依存先行詞(dependent antecedent) を持たなければならない。
このような連結理論の発展は更に二つの研究方向から支えられる。一つはMove αにかかわ る NP移動規則とWh移動規則とに認められる句構造そのものの性質による差異の究明にある。
(ここには「トレースの異化」という着想が成立すると思われる。) (19)① NP movement (cf.筆者(1980)也)
NP移動に関与する位置は二つの文法関係項(arguments)を必須の ものとして選択する構造保持の移動規則。
② Wh movement
文法関係項ではなく COMP位置に関与する有限(bounded)移動規則。
もう一つは前述の拘束牌応形式(Anaphora)にかかわり、移動と解釈の両規則を統括するレ ベルとしてのLF表示の諸原理を発見しようとするプログラムである。照応関係(Anaphoric relationships)への従来の二条件(20)は、
(20)① 指定主語(Speci丘ed Subject)条件(SSC)
② 時制文条件(TSC‑PIC)
OBモデル(1978‑)で次の純粋に統語上の概念によって置き換えられて来ている。
①t 主語:【NP, S】 <=> Opacity (格フィルター付)
②J主格(Nominative): 【NP, Tense] ラ NIC
これらの条件群をフィルター化するとき、 「U条件」による付加的規定はここでも不要となる。
l」‑
(21) *N [+Tense] cf. *John is believed 【t】 is stupid.
トnominative】 (APの右位置NPトレースには格がつかない。) しかしp‑句のトレースはCOMP中の中間トレースによって接合(bind)されるのでフィル ター(21)はかからない。
(22) Which books Alice believe 【喜【COMpt2】 [sti were out of print]】
このようにフィルターの組織化はいくつかの条件群が介在して来るが、 LFレベルでの究極的 な適格条件は「支配フィルター(Government Filter)」に帰せられることになると思われる.こ のとき、 (19)の二つの移動規則が作動する表示レベルが文法組織上異なることが予想されるが、
この点に関してはRiemsdijk (1980)の提案が注目される。
(23)
move Wh
D‑structures NP
I (ntermediate)‑structures
l
S‑structures PR l
t
LF
I
SI̲2
NP移動の後と些移動の前に中間(I)構造をレベル表示することによって、 (6)のECPを 逆の方向から支える「名詞句フィルター」 (24)から音形母体(phonological matrix)を有するこ
とへの素性指定[+lex】が不要になる。
(24) NP‑Filter
*【lex】NP: U条件‑主要語いカテゴリー H ([‑N])によって支配されること.
このフィルターでは、Whトレースが【+lex】に、 NPトレースが トIex】によって合図され ることになるが、支配(government)と支配カテゴリーという接合理論の根幹はここでも不動の モデルとして生かされている。
文構造の誤生成(misgeneration)に認められる種々の異なる型が統合されるためには、異なる レベル領域にも有効なフィルターが体系化によって得られなければならないが、各レベルにおけ る規則の定式化の差異がこのような方向から整理けれて行くのである。この統一化の視座は再び 次に求められる (cf. (4))
(25)① Case theory
② Empty category principle
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③ Binding conditions (cf.筆者(1979))
表層フィルターの「U条件」を包括する「支配接合(government‑binding)」の文法モデルは、
適櫓構造決定に参加する結節を単一化する G‑subjacent領域を優先させ、 Move αをLF レベ ルに移行させることを許すものであり、 NP‑to‑COMP規則が新しい役割を担うことになる。
(cf.筆者(1980))
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大範ちゅう(major categories)とその構成要素がどのような文法性質において互いに異なるか という問題は、本論考にとっても基本的な議論となる。文法カテゴリーの内部構造という視点か らは、例えばSやNPが主語位置に立てるという性質から他のカテゴリーと区別される。また 支配カテゴリーの相違が格付与(Case assignment)を構造的に決定することにもなる。主要語い (heads)の持つ語い的特質が下位範ちゅう化の枠組(frames)の異同につながることもあるし、
現実の文法現象が一見ばらばらに見えることもある。
このような現象をパラダイム化し、統合モデル論を志向する時に最も注意しなければならない ことは、いくつかの制約原理群が単に思考法(stipulation)上の違いだけによる帰結として与えら れているにすぎない場合がある、という事実である。 「U条件を不要と徹す」という理論上の筋 道を、この節で検討しよう。
筆者のピサ・ノートによれば、 NPやSまたはSが境界結節(bounding nodes)という特異性 を持ち、支配カテゴリー(governing categories)としても特別であり、更に接合理論(25③)に とってSとNPとが絶対(absolute)であると言うとき、自然言語が何故にそのようにdesignさ れているかの秘密が概念化によって探られるためには、各文法範ちゅうを超えたグローバルな文 法の組織化がどうしても必要となる(cf. (23))0 「思考文法」の変わり得る範囲を限定し、言語理 論に真の経験的内容を持たせるためにはこの作業が必須のものとなる0
「U条件が他の一般原理によって包括(subsume)されるためにこれを不要な付加条件と徹す」
という前節までの立論を支えている概念が「支配(Government)」であることは既に明らかである。
この「支配」が発現するsubtheory群が(25)によって与えられるが、この概念をさかのぼれば
「構成素銃率(c‑command)」に行きつく c‑commandモデルでは境界債域を上述の大範ちゅう 記号に求めることをせずに、例えば楠文の主語位置が母体文動詞によって支配されるか否かの問 題は、不定詞構文それ自体の展開債域に何らかの文法項目が存在するかしないかに依存すること になる(「拡大コントロール文脈」参照)。しかしこの方向から立てられる定義にも「U条件」が 依然として残る。
(26)極小構成素統率(minimal c‑commanding)
αがβにc‑commandされ、かつ、 αがγによってc‑command されγがβに よってc‑commandされるようなγが存在しない時に限って、 αはβによって 極小的に構成素統率されるo
U (nless)条件: βがαによってC‑commandされること。 (E. Reuland(1981)) この条件の具体的な検証はここでは出来ないが、ここでの「U条件」を消す方向としては「極 小支配カテゴリー」の再解釈にあると考えられる。
(27)極小支配カテゴリー(minimal governing category)
αがβの(潜在)支配項目(governor) γを内包する(contain)最小銃語カテ ゴリーであるか、 γの主語である時に限って、 αはβの極小支配カテゴリ‑で ある(R. Huybregts (1980))
これらの「思考」の更に源を探れば、生成文法の原概念である範ちゅう樹枝(categorial tree) を決定する枝分かれ結節(branching node)に最終的に行き当ることになる。
Aoun & Sportiche (1981)は「支配」と「C一統率」の構造環境を新しく性格づける試みととし て、基本的な二項関係(binary relation)を次のように設定する。
(28) R(α,β)
ここで、極大文法カテゴリー([±N】, 【±Ⅴ】)がαを上位支配(dominate)するな らば、このmaximal projectionはβをも上位支配することになる。
この関係パラメータが「支配」と「C‑統率」を基本的に規定することになる。
(29)① α c‑commands β iff R (α, β) (αとβはカテゴリ一句)
② α governs β iff[R(α, β) and R(β, α)】(αは霊体系のX: Tns, N, V, A, P) 前述の「支配」に対してSとNPとが絶対防壁(barriers)を構成するという理論化はこの段 階で自然な筋道となるとされる((29②)のβがS,NPであるようなαは存在しないからである と考えられる。)かくして、これまで提案されて来ている数多くの原理や一般化が制約の作用系 として構造文脈の新しい分類(classi丘cation)へと収束して行くことになる。
本論考の結びとして、埋め込まれたS捕文の主語NPにNP補語成分(NP complement)の 選択を規定する語い項目(‑matrix predicate)の持つ下位範ちゅう化特性から目的格(objective Case)を付与することが第1サイクルで不能であっても(筆者はこの構造を「埋め込みヘテロ 構造」と呼ぶ)、 Wh移動に伴ってCOMPが介入して来る場合に母体プレディケットがCOMP 中の【Npt】に格を付与することによって適格となる現象について吟味を加えようと思う。前節最 後に述べた「NP‑to‑COMP」のルートが担うもう一つの役割であり、ここではいかなる「U条件」
も一切不要である。
(30) *I assure you John to be the best.
・=> John, who I旦聖旦竺you [e] to be the best, ‑‑ (カイン(1980)による) 不定詞捕文の主語はその補文中のいかなる要素からもCaseを受けとめないのであるから上例 は非文である。この文法抽象格(Grammatical Abstract Case)がCOMPに関与する循環移動 によって次のサイクルに至るとき、 John に付与されていると言えるのは「格フィルター」から の支えがあるからである。
(31) *N, where N has no Case
くassure)タイプには claim/believe/know/say/imagine 等がすぐに見出されるが、このトレ ースが支配されるメカニズムは(29(診)から次のように模型化される。
(32) MV [comp 【NPt】】 (浸透支配(percolation government)
・govern による格付与あり) 。
このように動詞の補文の場合はS‑からの主語取り出し(extraction)が可能であり「ヘテロ」が 解除されるが、母体プレディケットが形容詞の場合には疑わしくなる0
(33) a. ? John I'm not sure has any friends.
b. ? Who are you glad left yesterday? (カイン(1980)による)
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MA 【 [Npt】] (浸透支配による格付与なし.)
l 十