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— 31 (1990)

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(1)

一 報 告 ー

R e p o r t s  

3 1

次南極地域観測隊昭和基地越冬

( 1 9 9 0 )

報告

内 藤 靖 彦 *

A c t i v i t i e s  of the Wintering Party a t  Syowa S t a t i o n  by the 3 1 s t   Japanese Antarctic Research Expedition i n  1990 

Yasuhiko NAITO* 

A b s t r a c t :   J a p a n e s e  A n t a r c t i c  R e s e a r c h  E x p e d i t i o n  (JARE) d i s p a t c h e d  two  w i n t e r i n g  p a r t i e s  t o  Syowa and Asuka S t a t i o n s  i n   A n t a r c t i c a .   The r e p o r t  d e ‑ s c r i b e s  t h e  a c t i v i t i e s  o f  t h e  JARE‑31 w i n t e r i n g  p a r t y  a t  Syowa S t a t i o n .   A t o t a l   o f  3 0  members, i n c l u d i n g  1 5  s c i e n t i s t s  and 1 5  l o g i s t i c s ,  had s t a y e d  a t   t h e  s t a t i o n   from 1  F e b r u a r y  1 9 9 0  t o   3 1   J a u n a r y   1 9 9 1 .   The major t a s k s   a s s i g n e d  t o   t h e   w i n t e r i n g  p a r t y  b y  t h e  JARE h e a d q u a r t e r s  w e r e  t o  c o n d u c t  more t h a n  6 0  i t e m s  o f   t h e  o b s e r v a t i o n  i n c l u d i n g  l a u n c h i n g  o f  t h e  o z o n e  s o n d e  and t o t a l  o z o n e  o b s e r v a ‑ t i o n  a s  a  r o u t i n e  m e t e o r o l o g i c a l  o b s e r v a t i o n ,  STS e a r t h q u a k e  o b s e r v a t i o n ,  f i e l d   e x p e r i m e n t s  o f  ACR program w i t h  m a j o r  f o c u s s  on t h e  i n t e r a c t i o n  b e t w e e n  s e a   i c e   and a t m o s p h e r e .   EXOS‑D and MOS‑1 s a t e l l i t e   o b s e r v a t i o n  and t h e  e x p e r i ‑ m e n t s  on p e n g u i n  f o r a g i n g  e c o l o g y  w e r e  a l s o   i m p o r t a n t  p r o g r a m s .   A l l   t h e s e   s c i e n t i f i c  e x p e r i m e n t s  w e r e  p e r f o r m e d  s u c c e s s f u l l y .   The p a r t i c u l a r  s u c c e s s  o f  t h e   f i e l d  e x p e r i m e n t s  o f  ACR  was p a r t l y  d u e  t o  t h e  b e t t e r  s e a  i c e  c o n d i t i o n  t h a t  g u a r ‑ a n t e e d  s a f e  a c t i v i t i e s  on s e a  i c e  t h r o u g h o u t  t h e  y e a r .  

R e g a r d i n g  t h e  m a i n t e n a n c e  o f  t h e  s t a t i o n ,  a  new program on t h e  w a s t e  d i s ‑ p o s a l  h a s  s t a r t e d  i n  r e l a t i o n  t o  t h e  c o n s e r v a t i o n  o f  t h e  A n t a r c t i c  e n v i r o n m e n t .   A  l a r g e  amount o f  t h e  d i s p o s e d  w a s t e  was b r o u g h t  b a c k  t o  t h e  c o u n t r y .  

要旨:第

3 1

次昭和基地越冬隊

3 0

名は

1 9 9 0

2

1

日より翌

1 9 9 1

1

3 1

まで昭和基地に滞在して,基地の維持・管理をしつつ種々の観測,設営の活動を行 った.定常観測として気象,電離層,地球物理の観測をほぽ例年どおり実施した.

例年と異なる点は,例年より多いオゾンゾンデ観測と

STS

高精度地震計の本格的 運用であった.研究観測は,気水圏系による海氷現場観測を主体とした「海氷ー大 気相互作用の研究」の種々の観測,宙空系,気水圏系による

EXOS‑D, MOS‑1

星などの衛星観測,生物・医学系によるペンギン類の採食生態の種々の観測が中心 課題であった. これら以外にも多くの観測を年間を通して実施し予定どおりの成果 を得た.設営面でも多くの活動を行った.基地の管理・維持については,隊の安全 管理の面からも施設,設備の点検を年間を通して実施した.特記すべき点は,冬期 に発電機の

2

機並列運転を本格的に行ったこと,廃棄物処理を本格的に実施したこ とである.廃棄物処理については,焼却炉の運用,廃棄物の持ち帰りなどを行っ た.野外活動は海永旅行を中心に実梅したが,年間を通して安定した海氷に恵まれ 予期以上の成果を得た.航空機の運用も海)

K

の安定

i

こより年間を通して行うことが できた.内陸旅行は夏と冬明げにみずほ,及び秋に

H‑180

までの旅行を実施した.

6 5  

*国立極地研究所.

N a t i o n a l  I n s t i t u t e  o f  P o l a r  R e s e a r c h ,   9 — 10, Kaga 1 ‑ c h o m e ,  I t a b a s h i ‑ k u ,  Tokyo 1 7 3 .  

南極資料,

V o l .3 6 ,  No. 1 ,   6 5 ‑ 8 2 ,  1 9 9 2  

Nankyoku S h i r y o  ( A n t a r c t i c  R e c o r d ) ,  V o l .  3 6 ,  No. 1 ,   6 5 ‑ 8 2 ,  1 9 9 2  

(2)

1 .   は じ め に

3 1

次南極地域観測隊昭和基地越冬隊(以下第

3 1

次昭和基地越冬隊)は,

1 9 9 0

2

1

日より昭和基地,みずほ基地の運営を第

30

次昭和基地越冬隊から引き継ぎ,これを維持 しつつ所定の観測を実施し,

1 9 9 1

1 月 3 1

日基地の運営を第

3 2

次昭和基地越冬隊に引 き継いだ.

3 1

次昭和基地越冬隊の任務は,定常観測,研究観測実施計画で定められた約

2 1

項目

60種類の観測の実施及び基地の維持整備と観測支援のための設営業務の遂行である.中で

も,研究観測として気水屈系による[南極域における気候変動に関ずる総合研究計画(ACR)]

4

年目に当たる研究計画(海氷ー大気相互作用に関する研究)の実施であった.計画は年 間を通して海氷上で気象,海氷,海洋観測を行うもので,特に秋,冬,春の

3

回にわたって 予定したリュツォ・ホルム湾横断定点観測は長期の長距離海氷旅行を必要とし,過去に例を 見ないものであった.非常に幸いなことに,海氷は低温のため予想をはるかに上回る厚さと なり所期の計画を完全に実施することができた.このほか地球環境問題と関係して,気象定常 のオゾン観測,気水圏系による大気微星成分濃度の観測や多目的アンテナを用いての

EXOS‑

D

衛星,

MOS‑1

衛星の観測も重要な観測計画であった.観測実施計画の概要は表

1

に示す とおりである.

昭和基地の維持・整備に関ずる仕事として第

3 1

次昭和基地越冬隊は廃棄物処理を積極的 に行う計画で,焼却炉の搬入も行い,年間を通してこれの運用を実施ずると共に廃棄物の持 ち帰りも行った.

2 .   第 3 1 次 昭 和 基 地 越 冬 隊 の 編 成

3 1

次昭和基地越冬隊は表

2

に示すとおり

3 0

名からなる.編成において例年とあまり 変わることはなかった.しかし,昭和基地の規模とその任務を考えると設営隊員の数が少な

く手薄であった.

3 .   越冬経過概要

3 1

次越冬隊の主要な任務は,基地施設の適切な管理,維持と計画された観測や設営業 務の安全で効率的な実施である.基地施設の管理,維持についてぱほぼ例年どおり実施した が,電力供給については例年と異なり,冬期間のみ

2

機並列運転を初めて行った.また,廃 棄物処理についても新たな試みとして焼却炉による焼却と持ち帰り処分の作業を行った.観 測計画では,定常気象部門において年間約

50箇とオゾンゾンデ飛揚回数が増加された以外

はほぼ例年どおりの定常観測項目を実施した.研究観測では,「南極域における気候変動に 関ナる総合研究」が

5

年計画の

4

年目に当たり,海氷ー大気総合作用の解明が中心課題と なった.この研究計画実施のため,第

3 1

次昭和基地越冬隊は,秋,冬,春の

3

回リュツォ・

(3)

T a b l e  I .  

第 3 1 次 昭 和 基 地 越 冬 ( 1 9 9 0 ) 報 告

1 昭和基地越冬観測項目

R e s e a r c h  programs of JARE‑31 a t  Syowa S t a t i o n .  

61 

象 常 観

定 測 地 上 気 象 観 測 高 層 気 象 観 測 オ ゾ ン 全 量 観 測 特 殊 ゾ ン デ 観 測

観 解

射 気

極 地 地 潮

1 , '  

理 球

テレメトリーによる 人 工 衛 星 観 測 極 域 じ ょ う 乱 と 磁 気

圏構造の総合解析 気

1

電 離 層 定 常 観 測

[ 地

宙 空 系 研 究 観 測

離 観

光 ・ 夜 磁

気 庄 , 気 温 , 風 向 , 風 速 等 9 項 目 の 連 続 観 測 積 雪 ・ 雲 ・ 視 程 ・ 天 気 等 の 観 測

レーウィンゾンデ観測

(1日2

回 ) ドプソン分光光度計観測

オゾンゾンデ,輻射 ノゞンデ観測(オゾンゾンデ 年 5 0 回,輻射ソンデ年 1 0 回 )

1

サンフォトメークー観測

析!衛星受信, FAX 天気図による解析 他 l 氷厚,雪尺測定他

I イオノゾンデ,ォーロラレーダー, リオメータ ー,電界強度(オメガ電波受信, NNSS 受信ャ

GPS 受信等)

光'全天カメラ観測

気 [ 地 磁 気 三 成 分 と 全 磁 力 観 測

震 ! 短 周 期 及 び 長 周 期 地 震 計 に よ る 自 然 地 震 観 測 汐 検 潮 儀 に よ る 潮 位 連 続 観 測

EXOS‑D の受信及びクィックルック観測 ULF, 

気 水 圏 系 研 究 観 測 南極域における気候変 動 に 関 す る 総 合 研 究

観 測 点 群 に よ る 超 高 層 観 測

海氷ー大気相互作用

大 気 状 態 の 年 々 変 動

人 工 衛 星 観 測 広 域 気 象 観 測 生 物 ・ 医 学 系 研 究 観 測 ! 環 境 モ ニ タ リ ン グ

ヒトの生理学的研究

超高層現象のモニタリング観測(地磁気,

VLF,  HF, CNA) 

電離層構造の観測(掃天リオメーター, VHF ド ップラーレーダー, NNSS 衛 星 受 信 , GPS 受 信 ) オ ー ロ ラ 光 学 観 測 (CCD カメラ,フ

ァプリ・ペロー分光観測,多色フォトメーク ー観測等)

昭 和 基 地 ( 内 陸 無 人 観 測 , マ ラ ジ ョ ー ジ ナ ヤ 基 地)(地磁気, ULF 等の観測)

無人気象,海洋観測(リュツォ・ホルム湾 2 点 ) 海氷素過程観測(昭和基地付近の人工プール における海氷成長過程の実験)

オングル海峡横断海洋観測(定常的観測 CTD 他 ) リュツォ・ホルム湾の海洋定点観測 (CTD 他 ) 海氷ー大気熱収支観測(人エフ゜ールにおける放

射観測他)

大気微量成分連続観測(二酸化炭素,

窒素酸化物,オゾン等)

大気サンプリング(航空機による各層大気サン フ リ ン グ 月 1 回 )

NOAA 衛星受信, MOS‑1 受 信

みずほ基地無人気象観測(あすか周辺無人気象 観測)

土壌細菌,土壌藻類採集

大型動物センサス(ペンギン類,アザラシ類)

アデリーペンギン, ウェッデルアザラシ生態調

(TDR, アルゴステレメーター, 自動方探 システム他)

寒冷環境への生理的適応(心電図解析)

メタン,

内 陸 旅 行 宙 空 系 研 究 観 測 気 水 瀾 系 研 究 観 測

年 2 3

夏 1 回,春 1 2 回} H‑180,  みずほ基地:無人観測器保守

(4)

2

3 1

次南極地域観測隊昭和基地越冬隊隊員名簿

T a b l e  2 .   W i n t e r i n g  p e r s o n n e l  of JARE‑31 a t  Syowa S t a t i o n .  

5

且 誠 竺

5

t C

︳ ぉ

小 さ

笠 中

竹 蔽 以 上 い 森 ば 柴 空 大 一

年齢*

や す ひこ I 

I 48 

国立極地研究所研究系

‑ 43 

気象庁観測部

3 4  

気象庁観測部

夫 ぉ 32 

気象庁観測部

27 

気象庁観測部

ひろ

弘 28 

通信総合研究所電波部

竺 I 24 

国立極地研究所事業部

(茨城大学大学院生)

ゅ g

幸 3 9  

国立極地研究所資料系

I

樹 35  , 

通信総合研究所電波部

I

26  I

東北大学理学部

電 離

空物

I t

竺蘭豆正窃英

2 1

次越冬,

,  2 7

次越冬,

20• 2 4

越冬

; 

25

次越冬,

I  I 

25

次夏,

英国基地

チリ基地

,,

み J

が ざ I 沢 ず わ わ I

た隆かあ隆

↑ `  輝

4 3 1 9     I 

北犯道大学低温科学研究所国立公害研究所

I  39  J :  

越教育大学学校教育学部

27 

国立(北極海地道研大究学所大事学業院部生

わた

生 物 ・ 医 学 系 綿

3 0   機 械

真ま清し田た

雄 お

44 

) 部

2 7

次越冬

1 i

 

も り

し唸

3 9  

国立(ヤ極ン地マ研ー究デ所ィ事ー業ゼ部ル(株))

1

堀 ま り 辺 べ

27 

国立(い極す地ゞ研自究動所車事(業株部 

み 水 ず

i  3 4  

工業技術院電子技術総合研究所

国立極地研究所研究系

3 0

次夏

は 日

44  3 3   28 

調

望 伶 浩

且 ゼ 田 囁

賛 い 上 砂 岡 狂

e

内 徳 品 門 い 森 さ 佐 か 加 芦 厨 は 熊

1,1|1,1一,'

9_ 一— I 信 理 空 般

た 田

3 1   25  3 2  

音 几 n 又

昇瞑工巴手

ぉ 夫 涵 秀 し 二 ロ 美 し 司 砂 博 豆 誡 区 冶

0

已 ひ ま ゆ

条 き

[

m

紅 昭

3 5   3 4   3 2   3 3   26 

国立極地研究所事業部

(日本電信電話(株))

熊本電波工業高等専門学校

1海上保安庁警備救難部 海上保安庁讐備救難部 国立極地研究所事業部

((株)東條会館調理部)

1 国立極地研究所事業部

(北海道立北見病院)

国立極地研究所事業部 国立極地研究所事業部

(日本フライングサービス(株))

'国立極地研究所事業部

1国立極池研究所事業部

i

国立極地研究所事業部

(日本電気(株))

8

4 1   2 2  

‑ 1

̀

'

1

l , 9 │

, 1 1

*年齢は出港時.

(5)

3 1

次昭和基地越冬

( 1 9 9 0 )

報告

69 

ホルム湾東半分の海域に野外調査隊を送り出した.幸い,氷厚は例年になく厚く,海氷上で の行動に不安はなかった.反面氷の穴開け作業に多くの人手を要した.その他の研究観測と しては,宙空系による「テレメトリーによる人工衛星観測」や気水圏系による「人工衛星観 測」も主要な観測課題であり,多目的アンテナによる

EXOS‑Dゃ MOS‑1

衛星の受信を,

昼夜を分かたず年間通して実施した.以上は,隊が中心課題として取り組んだ観測であるが,

これ以外にも宙空系の超高層現象のモニタリング観測,気水圏系による各種の大気微量成分 連続観測,生物,医学系によるペンギン類の各種観測等も重要な観測課題であった.野外行 動は年間を通じて断えることがなかった.内陸旅行は秋と春に

H‑180

とみずほ基地に,宙 空系,気水圏系による無人観測器の保守,ルート整備等の目的で実施した.一方,海氷,沿 岸旅行は例年になく多く実施した.年

3

回の気水圏系による海氷調査旅行,生物・医学系に よるリーセル・ラル七ン半島先端部へのコウテイペンギン調査旅行,同じく夏期に行ったア デリーペンギン調査のためラングホブデぬるめ池小舎での長期滞在等が主なものであった.

3 1

次昭和基地越冬隊は上記の活動のほか,安全管理も主要な課題とし,年

2

回の施設 点検,数回の建屋安全点検,毎週の建屋小点検,月

1

回の火災訓練,その他物品の整理整頓 等を行った.

以上のように限られた人数で多くの課題を持っての越冬であったが,予定以上の成果を得 た.その活動の概要は以下のとおりである.

2

天候は

2

月としては記録的に悪く,

3

回のブリザードに見舞われた.天候には恵 まれなかったが,活発に行動し越冬生活に入った.「しらせ」支援日数が例年の約半分と少な かったため

2

月も夏作業期間とし,夏期間に残った塗装工事

( 1 0

居,地学棟),廃棄物処理,

不要大型物品デポ,作業工作棟床塗装等の作業を実施した.海氷が比較的安定していたため,

海氷上での作業も早目に立ち上げることが出来,航空機の運用再開,気水圏系による海氷定 点観測用

5mx5m

プール作製を行った.その他観測,設営も順調に越冬態勢に入った.

3

前月に引き続き天候は不順で,野外行動に影響を受けた.観測関係は,定常・研究 観測とも基地における観測を予定どおり立ち上げることができ順調に経過した.設営関係は 主に安全点検,廃棄物管理を軸に行動した.火災報知器,消火器,暖房機,電気配線の総点 検,不要物品整理等を行った.野外行動として,ルート工作を行い,とっつき岬,

S ‑ 1 6 ,

ラン

グホブデのルートを完成した.

4

天候は下旬に,

1 0 3 1 . 5mb

の史上

1

位の高気圧を記録するほどの安定した高気圧 に恵まれ,良好に経過した.海氷も安定し,隊の活動は計画どおり野外活動を中心に進み,

H‑180

内陸旅行,リュツォ・ホルム湾海洋観測旅行,オングル海峡海洋観測を実施した.基 地観測も順調に進み,ォーロラ観測も本格化した.設営関係も雪上車の整備を開始する等旅 行に協力する形で進んだ.

5

野外行動としてリュツォ・ホルム湾海洋観測,オングル海峡横断観測を実施した.

(6)

基地における観測・設営活動も順調に経過した.しかし,月末には

1 0 0k l

タンクの漏水によ り荒金ダムの水位が低下するというトラプルが発生した. ラジニーター回路を停止し,応急 対策を採り,大事には至らなかった.各部門とも調達参考意見作製のための在庫調査に追わ

れた.

6 極夜期を迎え,また越冬前半の締めくくりの月として,各部門とも外作業より室内 作業を中心に行った.特に調達参考意見作製のため在庫物品調査を行った.野外活動は基地 周辺でのみ実施した.観測関係はオーロラ観測が順調に進んだが,

NOAA衛星受信ヽンステ

ムにトラブルが続発した.設営関係は機械部門が相変わらず多忙で,車両,電気系統,新発 電棟ヽンステムの点検に追われた.特に,新発電棟、ンステムの機器に老朽化が目立って来たた

め点検・整備を重点的に行った.

7

月始めに越冬後半の計画,特に野外行動を中心に人員配置等の計画を作製し全体 会議で決定した.

7

月ぱ越冬後半の最初の月であるが,天候は最悪となった.ブリザードは

ほとんど途切れることなく襲来し,その数は

9回 (A級

3回

B級

4回

C

2回)と

なり,記録される範囲で最高となった.気温は非常に高く推移し,最高気温ー

2 . 6 ° C

(

1

位),月平均気温ー

1 0 . 9 ° C

(

1

位)を記録した.同様に風も強く瞬間最大風速,

5 1 . 0 m/s 

1

位),月平均風速

1 2 . 0 m/s 

(

1

位)を記録した.天候には恵まれなかったが,隊の 活動は順調に進み,オングル海峡横断観測,かなめ島ルート偵察等の野外行動も含め計画を 予定どおり消化した.

8月

天候に恵まれ,予定どおり二つの大きな海氷旅行を行った.リュツォ・ホルム湾海 洋観測旅行とリー七ル・ラルセン半島コウテイペンギ ノルッカリー予備調査旅行である.昭 和基地での活動は観測・設営とも順調に進んだ.冷え込みが増し,電力消費量もピークに近 づいたため,新発 2• 3号機の並列試験運転を行った.航空機も月末から運航を再開した.

このほか第

3

回調達参考意見(最終回)の作製作業を行った.

9

天候は前月に引き続き安定し,気温も低く経過した(月平均気温ー

2 3 . 5 ° C ,

1

位).海氷は非常に安定し,海氷上での活動は最盛期となり,リーセル・ラルセン半島コウテ

イペンギ ノ本調査旅行,前月から実施のリュツォ・ホルム湾海洋観測旅行, ラングホブデ海 洋観測等を計画どおりに実施した.基地での観測も計画どおり進み,オーロラ光学観測は最 後の月となったが予想以上のオーロラの出現に恵まれた.設営関係では,予想外の低温によ

り電力需要が低下せず,電力供給不足が発生したため,発電機の 2機並列運転を本格的に実 施した

( 8

29

1 0

前月までの低温から一転して気温は高目に推移し

( 1 0

月 平 均 気 温 ー

1 1 . 2 ° c ,

2

位),天気は月全般を通してぐずつき気味であった.野外行動は,みずほ旅行,リュツォ・ホ

ルム湾海洋観測旅行を実施した.基地活動は観測・設営ともに順調に進んだ.月末には夏作 業を控えて一部道路の除雪を開始した.また,北の浦の海氷面に,氷上輸送路の雪面保存の

(7)

3 1

次昭和基地越冬

( 1 9 9 0 )

報 告

7 1  

ため立ち入り禁止区域を設けた.

1 1

野外行動ぱ,旅行をすべて終了し,ラングホブデ袋浦に長期滞在してのペンギン 調査のみを実施した.基地では観測・設営の通常の活動以外に,夏作業として廃棄物整理,

除雪,夏宿舎整備,装輪車整備等を実施した.

1 2

1 0居住棟,地学棟塗装工事を月前半に実施した.月後半には第 3 2

次観測隊 の一部が基地入りし

PPB

実験を共同で実施した.このほか廃棄物整理,除雪,道路補修を行 った.

1

PPB

共同実験を実施したほか,第

3 2

次観測隊物資荷受け,持ち帰り物品集積作業 を実施した.また引き継ぎや第

3 2

次夏作業にも協力した.

4 .   観測経過概要 4 . 1 .  

定 常 観 測

4 . 1 . 1 .   極光・夜光

全天カメラ:

3月 9

10月 1 0

日の間,

1 1 8

日に渡り計

2 5

10000

フィートのフ ィルム撮影を行った.

4 . 1 . 2 .  

地 磁 気

1)  地磁気三成分観測: フラックスゲート型磁力計により三成分観測を実施した.

2)  地磁気絶対観測: フラックス磁力計の基線値決定のため偏角,伏角,全磁力の観測

7

1 0月を除き毎月 1

回実施した.

4 . 1 . 3 .  

電離層

1 )  

電離層垂直観測:

9‑B

型電離層観測装置を用いて

1 5

分ごとの観測を行い,

35mm

フィルム

5 2

巻,ディジタルカ七ット

M T3 7

巻のデータ収録.

2 )  

リオメーター観測:

2 0 ,   3 0 ,   4 5   MHzの銀河雑音を連続観測し,チャート及びデータ

ロガーにデータ収録.

3 )  

短波電界強度測定:

8 ,   1 0  MHz

標準電波

JJY

を受信観測し,チャート及びデータロ ガーのデータ収録.

4 )  

オーロラレーダー観測:

5 0 ,   1 1 2   MHz

によるオーロラレーダー観測をし,チャート 及びデータロガーにデータ収録.

5 )  

オメガ電波受信観測: オメガ受信機により

1 0 . 2 ,1 3 . 6  kHzオメガ電波を観測し,チ

ャート及びデータロガーにデータを収録.

4 . 1 . 4 .  

気 象

1)  地上気象: 気圧,気温,風向・風速,全天日射,日照時間,雲,視程,天気,大気現 象の通年観測を行った.

2 )  

高層:

1

2

( 0 0 ,12UTC)

高度

25km

までの気温,気圧,風向・風速,湿度の

(8)

ゾンデ観測を行った.

3 )  

特殊ゾンデ: オゾソゾンデを年間

4 8

回周期的に飛揚した.輻射ゾンデは年

1 0

回飛 揚した.

4 )  

オゾン全量: 荒天のため観測出来なかった

7

月を除き直射光,天頂光,月光のよる 観測を延べ

2 2 4

日行い, ショート反転観測

2 3

, ロング反転観測

1 8

回行った.

5 )  

日射観測: 直達日射計及びサンフォトメーターによる大気混濁度の観測を行った.

6 )  

天気解析: 航空機の運航や野外行動のため天気解析を行い,天気情報を提供した.

7 )  

その他観測:

S‑16

無人気象観測,海氷上の積雪観測を行った.

4 . 1 . 5 .  

地 震

1 )  

単周期

(HES

型)地震計,長周期

(PELS‑73

型)地震計を用いて,各三成分の観測を 行い,自動地震観測装置を除いておおむね順調にデータを収録した.アナログモニター記録 から年間

9 6 5

回の地震を読み取った.

2 )   STS

地震計: 広 帯 域 高 惑 度 特 性 を 持 つ

STS

地 震 計 に よ り 三 成 分 の 地 震 記 録 を 得

4 . 1 . 6 .  

潮汐

1 )  

検潮儀観測:

1 9 9 0

1

2 2

日(第

3 1

次設置)に設置した水晶式検潮儀により年 間連続してアナログ及びディジタル記録を収録した.

2 )  

重力観測: ラコステ重力計

( G ‑ 4 7 7 )

を地震計室に設置し潮汐による重力変化を連続 記録した.

4 . 2 .  

研 究 観 測

4 . 2 . 1 .   宙空系

1 )   EXOS‑D

衛星受信: オーロラ観測を多目的アンテナ及び

I S I S

用アンテナを用いて 実施し,

S ‑

バンド

1 6 0 0

バス,

UHF6 0 0

パス以上を受信した.

2)  超高層モニタリング: 西オングルテレメーター基地,昭和基地情報処理棟において

CNA, VLF

自然電波,

ULF

地磁気脈動,地磁気変化,ォーロラ光強度の観測を順調に実施

した.

3 )  

オーロラ光観測:

SIT

テレビカメラ,スキャニング・フォトメーター,固定三方位 フォトメーター,多色フォトメーター,

CCD

カメラ,ファブリペロー分光器による観測を

3

2 2

9

2 2

日の間に実施した.

4 )   VHF

ドップラーレーダー観測:

50MHz

ォーロラレーダーを使用しラジオオーロラ の反射波を受信し,反射波のドップラーデータを収録した.

5 )   NNSS

衛星受信: あすか観測拠点と同時観測により,全電子数等に関する面的なデ ータを取得した.

8 )   GPS

観測:

GPS

受信を行い,電離層じょう乱が測位精度に及ぽす影響を測定した.

(9)

3 1

次昭和基地越冬

( 1 9 9 0 )

報 告 73 

9 )  

無人観測:

H ー 180

において無人観測器用燃料発電気の稼働試験を厳冬期を中心に行 った.

1 0 )  

マラジョージナヤ基地における地上観測:

1 1

1 7

日マラジョージナヤ基地にフラ イトし,機器のメンテナンスを行うと共にデータを持ち帰った.

4 . 2 . 2 .  

気水圏系

1 )   MOS

衛星受信観測:

MOS‑la

2

10

月まで,

MOS‑lb

1 0

1

月末ま でそれぞれ

1 5 5

96

回受信した.

2 )   NOAA

衛星受信観測:

NOAA‑11

号衛星の受信を

402

NOAA‑9

号を

1

回行 った.

3 )  

無人海洋・気象観測: バッダ沖,ラングホブデ沖定着氷上で気湿,風速,日射量,気 圧,雪温の気象ブイと流速計の海洋ブイを設置し年間のデータを取得した.

4 )  

定着氷下海洋観測: オングル海峡横断海洋観測を

4

定点で

4 , 5 ,   6 ,   7 ,   9 ,   1 1 ,   1 2  

月に実施した.また, リュツォ・ホルム湾海洋観測をパッダ沖,ラングホブデ沖,弁天島沖

11 14

定点で秋,冬,春に

3

回実施した.

5 )   AXBT

観測: 航空機を利用しての海洋観測として

AXBT

観測を昭和基地北方のフ ローリードで七スナ機を用いて

3 , 4 ,   9 ,   1 1 ,   1 2 ,   1

月に

1 9

回実施した.

6 )  

海氷過程の通年観測: オングル海峡に

5 m

四方のプールを作成し,

3

8

日より気 温,水温,氷温,塩分,積雪,氷厚の観測を

1 2

1 0

日まで行った.

7 )  

淡水の流入と混合過程の観測: ホブデ湾において

9

1 1

月の

2

3

定点で

CTD,

各層観測,流速の観測を行った.

8 )  

海氷上熱収支観測: オングル海峡海洋観測プールで,上下方向の長・短波放射観測,

1 ,   2 ,   4 ,   5  m

の風向・風速,気温,湿度の観測,雪温,氷温,積雪の観測を

4

12

月 ま で行った.また超音波風速計による特別観測を 7 回観測点で行った.

9)  大気中の二酸化炭素,メタン,オゾン濃度の観測: 非分散型赤外分析計,ガスクロマ トグラフィ,オゾン分析計により年間連続観測を実施した.

1 0 )  

大気中の窒素酸化物,一酸化炭素濃度の観測:

NOX

分析計,非分散型赤外分析計に より連続観測を行った.

1 1 )  

成層藤の二酸化窒素,オゾン濃度の観測: 分光、ンステムにより観測を行った.

1 2 )  

大気中の二酸化炭素のサンプリング: 液体空気精製装置によりサンプリングを行っ たが液体空気製造装置故障のため途中からサンプリングを中止した.

1 3 )  

大気中の巨大粒子濃度の観測: ベータ線ニアルゾル測定装置で測定した.

1 4 )  

大気ニアルゾル中の元素組成観測: ベータ線ニアルゾル測定装置で測定した.

1 5 )  

微量気体測定用大気鉛直サンプリング: ピラタス機により高度

3000 24000

フィ ートまでのニアサンプリングを行った.

(10)

16)  微量気体測定用大気地上サンプリング: 各種サンプリング装置で定期的にサンプリ ングを行った.

1 7 )  

みずほ基地無人気象測器保守: 夏期と冬明けの

9

月に実施した.

4 . 2 . 3 .  

生物・医学系

1 )  

アデリーペンギンの生態調査:

1990

年夏育ずう期,

1 9 9 1

年春産卵期,抱卵期,

1 9 9 1

年夏育ナう期に調査を行った.調査は採食頻度,採食時間,採食場所,潜水行動,胃内容物,

ひなの成長について方向探知機,潜水記録計等を用いて行った.なお,餌生物分布について の調査を魚群探知機を用いて行ったが,氷状が悪くデータは得られなかった.

2)  大型動物センサス: アデリーペンギン, コウテイペンギン,ウェッデルアザラ、ンの 個体数調査を例年どおり実施した.アデリーペンギン調査では二番岩と竜宮岬で新たにルッ

カリーを確認した.

3 )  

大型動物自動追跡等: リーサーラル七ン半島クック岬付近のコウテイペンギン

5羽

にアルゴス送信機を装着し,移動状況の追跡調査を行った.またウェッデルアザラ、ン

2

頭に 潜水記録計を装着し,

1 4

2 1

日間の連続記録を得た.

4 )  

寒冷環境への生理学的適応調査: 心電図,血圧の連続

24

時間記録を

5 0

サンプル得

5 )  

土壌細菌,土壌藻類のサンプリング:

1 9 9 1

1

月末東オングル島のみで実施した.

4 . 3 . 4 .  

寒冷地工学

みずほ基地雪洞のゆがみ測定:

1 9 9 0

1

月及び

1 0

月にみずほ基地ボーリング孔のゆが みの測定を行った.

5 .   設営経過概要 5 . 1 .  

機 械

5 . 1 . 1 .  

電力設備

原動機ぱ

500

時間,

1000

時間点検を実施し,年間を通じて大事にいたるトラブルはなか った.最近の電力需要の増加傾向から冬期間に

2

機並列運転を計画し,

8

月上旬に

2

週間 の実験並列運転を実施した.しかし,

8

月下旬電力需要の急増から原動機に負荷がかかり衛 星受信棟計算機が停止するトラブルが発生した.再び並列運転に切り替え全停には至らなか

った.第

3 1

次発電機負荷状況,最近の電力需要の傾向を図

1

に示す.

配線工事関係は夏期間架空線ラック工事を行ったため,越冬中は主に情報棟,気象棟,内 陸棟等の内部配線工事を中心に実施した.

5 . 1 . 2 .  

造水関係

5

1 8

日に

1 0 0k l

タンクの水温が急低下した.原因はタンク内のラジニーター継ぎ手部 が破れたためで,タンクのオーバーフローと荒金ダムの水位低下も同時に発生した.対策と

(11)

3 1

次昭和基地越冬

( 1 9 9 0 )

報告 75 

0-2 8

次 ー

A‑29

30

次 一

o‑ 3 I

1 5 0   J  . . . . . . . .  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・  ・ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .  

k l '  

1 2 5  

1 0 0  

75 ................................................................................................................................................ . 

5 0   2  3  4  5 

7  8  ︐  1 0   I I   1 2  

1

1

28 31

次観測隊の消費電力変化

F i g .   1 .   Monthly and y e a r l y  c h a n g e  of e l e c t r i c  power s u p p l y .  

してタンク内にポンプを投入してラジニーターを介さずにダムに水を送り返し循環させた.

また凍結防止に投げ込みヒーターをタンクとダムに投入した.幸い荒金ダムの凍結も決定的 状態にいたらず水不足を回避できた.

5 . 1 . 3 .  

防火・消火設備

安全対策の面から,防火・消火設備にぱ十分留意した.年間

2

回の暖房機点検,第

9 , 1 0  

居住棟の火災報知器新システムの入れ替え工事を実施した.暖房機については,暖房機室や 暖房機とダクト回りの整理整頓を定期的に実施した.消火器の配置点検,薬剤交換を実施す ると共に毎月

1

回消火訓練を行った.また,新たに防火・防煙マスクも個室等に配置した.

5 . 1 . 4 .  

車両関係

装輪車は

3月と 1 2月の夏作業前後に点検修理を実施した.このため夏作業時に車両トラ

ブルしま全くなかった.雪上車は

3

月から

1

月の越冬終了直前まで実施した.旅行は海氷旅 行が例年になく多く,また長距離旅行が多いためそれに使用予定の

SM‑25,SM‑40型雪上

車の整備は特に力を入れ,旅行前後には入念に整備を行った.このため旅行に支障を来すト

ラブルはなかった.しかし,新たに搬入した

SM‑311雪上車は新車にもかかわらず足回りの

トラブルが続発し,結局持ち帰ることとなった.

SM‑50

型雪上車は

5月と 8

月に

S‑16

り昭和基地に持ち帰り整備して,内陸旅行に使用した.しかし,冬期の海氷調査旅行にも,氷 厚を確認の上使用し

t

こ.フルドーザー スノ モービル, ミニプルドーザー等は年間休むこ

となく使用したため整備作業も年間を通して実施した.

5 . 1 . 5 .  

燃料

普通軽油は夏に「しらせ」からバルク燃料として

340tを見晴らし貯油タンクに受け入れ

(12)

単位

I ,

グリースのみ

kg

! u  

残量+持込量持込量

2

3

4

5

6

7

8

9

I O

I u

1 2

1

消 費 合 計 南 極 軽 油

1 6 .  0 0 0   I 

8 0 0   4 0 0   1 0 0   2 0 0   4 . 5 0 0   2 0 0   9 . 8 0 0   1 6 .  0 0 0  

4 2 1 6 0 .  0 , 0 0 0 0 0     2 1 6 8 ,  0 . 0 0 0 7 0     2 1 6 9 ,  0 . 5 5 0 1 0     3 1 0 5 . . 6 2 4 0 0 8     3 1 1 4 . .  8  3 0 3 2 0     3 1 1 4 . .  7  5 0 3 0 8     3 1 4 2 .  5 . 9 5 0 0 8     3 1 0 6 .  0 , 8 0 3 0 5     3 8 9 . .   8  7 4 0 0 4     3 2 . 9 0 4 ゜ ゜ ゜ ゜   3 1 .  6 4 5   3 1 .  9 4 6   3 7 .  5 0 0   3 9 3 .  6 08  

普 通 軽 油

4 6 7 .  5 0 8   8 8 7 , 5 0 8   8 5 9 .  5 0 1   8 2 9 .  9 5 0   7 7 9 . 3 0 2   7 6 7 .  9 7 0  

7 3 6 .  4 3 2   7 0 3 . 4 7 4   6 6 6 . 6 3 9   6 2 7 . 8 9 5   5 9 4 .  9 9 1   5 6 3 .  3 4 6   !  5 3 1 .  4 0 0   4 9 3 . 9 0 0   4 9 3 .  9 0 0 ‑8 6 .  0 0 0   4 0 7 .  9 0 0  

南 極 灯 油

4 0 . 0 0 0  

I. 

0 6 0   2 , 0 7 9   3 . 0 1 0   3 .   7 1 0  

4 , 4 0 0   4 , 0 7 0   4 . 6 5 0   4 . 9 0 0   2 . 3 6 0   1 .   6 3 0  

I. 

5 1 0  

l. 

0 2 1   3 4 . 6 0 0  

4 0 . 0 0 0   3 8 . 9 4 0   3 6 .  6 6 1   3 3 . 6 5 1   2 9 .  9 4 1   2 5 .  5 4 1   2 1 .  4 7 1   1 6 . 8 2 1   1 1 .  9 2 1   9 .   5 6 1   7 .   9 3 1   6 .   4 2 1   5 . 4 0 0   5 .   4 0 0  

讐 通 灯 油

゜ ゜ ゜ ゜ ゜ ゜ ゜ I  o I  ゜ ゜ ゜ ゜

2 0 0   6 0 0   2 0 0   2 0 0   6 0   1 0 0   8 0   6 0 0   1 5 0   3 0 0   1 1 0   2 0 0   I  2 .  8 0 0  

4 , 2 0 0   4 . 2 0 0   4 , 0 0 0   3 , 4 0 0   3 .   2 0 0   3 . 0 0 0   2 . 9 4 0   2 .   8 4 0   2 .  7 6 0   2 .   1 6 0   2 . 0 1 0   1 .   7 1 0   ) .   6 0 0  

I. 

4 0 0  

I. 

4 0 0  

エ ン ジ ン 油

2 0 0   4 3   2 4 9   1 6 3   7 0   3 7 2   1 7 7   8 1   2 0 0   1 4 2   2 0 0   4 3  

I. 

9 4 0  

L ‑ V X 3 0 l   6 .   5 0 0   6 . 5 0 0   6 .   3 0 0   6 . 2 5 7   6 . 0 0 8   5 . 8 4 5   5 .   7 7 5   5 .   0 4 3   5 . 2 2 6   5 .   1 4 5   4 .   9 4 5   4 . 8 0 3   4 . 6 0 3   4 , 5 6 0   4 .   5 6 0 + 2 4 0   4 .   8 0 0  

南 極 エ ン ジ ン 油

9 0 0   2 0   8 0   1 0 0   1 8 0   4 0   8 0   1 0 0   1 9 0   5 0   1 0   3 0   2 0   9 0 0  

9 0 0   8 8 0   8 0 0   7 0 0   5 2 0   4 8 0   4 0 0   3 0 0   1 1 0   6 0   5 0   2 0   ゜ ゜

南 極 ギ ャ ー 油

5 0 0  

5 0   8 0  1 0   2 0   0 :  2 0  1 5   ,  4 5   8 0   3 2 0  

1 4 0   6 4 0   6 4 0   5 9 0   5 1 0   5 1 0   5 0 0   4 8 0  

4 8 0  

4 6 0   4 6 0   4 4 5   4 0 0   3 2 0   3 2 0  

2 0   2 0   6 0   8 0   ゜ ゜ 3 0   2 0   2 0   3 0   4 0   .  2 0   3 4 0  

4 8 0   4 8 0   4 6 0   4 4 0   3 8 0   3 0 0   3 0 0   3 0 0   2 1 0   I  2 5 0   2 3 0   2 0 0   ,  1 6 0   1 4 0   1 4 0 + 2 6 0   4 0 0  

プ レ ー キ 油

I I  2 0  

゜ ゜ ゜ ゜ 2 8  

2 9   4 9   I  4 8   4 7   I  4 2   3 7   3 6   .  3 4   3 3   3 0   3 0   I  3 0   3 0   3 0  

7 6  

ト ル コ ン 油

4 0   2 0  

2 0   2 0   ゜ ゜ 1 0   2 0   1 0   ゜ ゜ 4 0   1 4 0  

1 2 0   1 6 0   1 4 0   1 4 0   1 2 0   1 0 0   1 0 0   1 0 0   9 0   7 0   6 0   6 0   6 0   2 0   !  2 0  

  I  '

6 0 0   1 0 0   6 0   1 2 0   2 0 0  

゜ ゜

゜ ゜ ゜ ゜ ゜ 4 8 0  

4 8 0   1 .   0 8 0   9 8 0   9 2 0   8 0 0   6 0 0   6 0 0   6 0 0   6 0 0   I  6 0 0   6 0 0   6 0 0   6 0 0   6 0   6 0 0 + 4 0 0   1 .   0 0 0  

グ リ ー ス 油

8 0   I  1  1 0   3  2  5  o  I 

゜ ゜ ゜ ゜ 2 8  

2 4 k g   1 0 4   I  1 0 3   1 0 2   9 2   8 9   8 5   t  8 0   8 0   8 0   8 0   8 0   8 0   I  7 6   7 6  

ナイプライン

Zz

1 0 0   5 0   3 0   8 0   ゜ ゜ ゜ ゜ ゜ 2 0 0  

4 6 0  

8 6 0   8 6 0   7 6 0   7 1 0   6 8 0   6 0 0   0' 

゜ ゜ ゜ ゜ ゜ 4 0 0   4 0 0   4 0 0  

航 空 ガ ' ) リ ン

1 1 .  0 0 0   6 0 0  

l. 

2 0 0   1 .   8 0 0  

゜ ゜ ゜ 4 0 0   4 0 0  1 .   s o o   I  2 .   o o o   6 0 0   1 .   3 0 0  

アプガス

t s . o o o   I  2 9 . 0 0 0   2 8 .  4 0 0   2 7 . 2 0 0   2 5 . 4 0 0   2 5 . 4 0 0   2 5 . 4 0 0   2 5 . 4 0 0   2 . 5 0 0   2 4 . 6 0 0   2 4 .  6 0 0   2 2 .  8 0 0   I  2 0 .  2 0 0  

l. 

6 0 0   I .   6 0 0  

ジ ェ ッ ト 燃 料

3 2 . 0 0 0  

I. 

0 0 0   3 . 0 8 0   6 0 0   8 0 0   8 0 0   2 . 2 0 0   2 .   2 0 0   I  2 .   2 0 0   2 . 2 0 0   3 ,   0 0 0   I  2 ,   3 2 0   2 0 0  

2 0 0 JET‑Al  6 . 0 0 0   3 8 . 0 0 0   I  3 7 .  0 0 0   3 3 . 9 2 0   3 3 . 3 2 0   3 2 .  5 2 0   3 1 .  7 2 0   2 9 .  5 2 0   I  2 7 .  3 2 0   .  2 3 .  5 2 0   2 5 .  1 2 0   2 2 .  1 2 0   2 2 . 8 0 0   1 5 .  8 0 0   !  1 5 .  8 0 0  

2 0 0  

6 0   6 0   6 0   2 0   4 0  

8 0   1 0 0   4 0   6 0   5 2 0  

5 2 0   7 2 0   7 2 0   6 6 0   6 0 0   ,  5 4 0   5 2 0   I  4 8 0   4 8 0   4 8 0   4 0 0 ・   3 0 0   2 6 0   2 0 0   2 0 0  

表 2 第 3 1 次南極地域観測隊昭和基地越冬隊隊員名簿 T a b l e  2 .   W i n t e r i n g  p e r s o n n e l  of JARE‑31 a t  Syowa S t a t i o n .  担 当 5 謡岩正 且 誠 竺5藤芦村窄ば杢田 t C 高 晨 麓 ︳ ぉ 小 さ 笠 中 氏竹蔽以上い森ば柴空大一長象層理系 名 年齢*や すひこ I 靖彦I48  国立極地研究所研究系石‑43 気象庁観測部幸34 気象庁観測部夫ぉ32 気象庁観測部じ司27 気
図 3 リュツォ・ホルム湾にできたリード ( 1 9 9 0 年 4 月 22 日 ) F i g .   3 .   Large l e a d  was formed i n  Lutzow‑Holm Bay i n  t h e  l a t e  A p r i l  1 9 9 0 . 

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