長崎市監査公表第 16 号
地方自治法第 199 条第 1 項、第 2 項及び第 4 項の規定に基づき監査を実施したので、同 条第 9 項の規定により、その結果に関する報告を公表します。
平成 26 年 11 月 28 日
平成 26 年度
監
査
報
告
定期監査・行政監査
しごと改革室
〔総務局〕
企画財政部、総務部、理財部
〔市民局〕
市民生活部、福祉部、市民健康部
こども部
〔経済局〕
文化観光部、水産農林部
〔建設局〕
土木部、都市計画部、建築部
消
防
局
上下水道局
教育委員会
農業委員会
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第 1 監査の種類
定期監査及び行政監査
第 2 監査の対象
部 局 名 所 属 名 しごと改革室
総務局企画財政部 伊王島行政センター 総務局総務部 統計課
総務局理財部 契約検査課
市民局市民生活部 日見支所、東長崎支所
市民局福祉部 生活福祉 1 課、生活福祉 2 課
市民局市民健康部 地域医療室、伊王島国民健康保険診療所 市民局こども部 こども健康課
経済局文化観光部 出島復元整備室 経済局水産農林部 水産振興課 建設局土木部 土木維持課 建設局都市計画部 みどりの課 建設局建築部 設備課
消防局 警防課
上下水道局 水道建設課
教育委員会
施設課、伊王島教育センター、東公民館、戸石地区公民 館、日見地区公民館、健康教育課、矢上小学校、古賀小 学校、戸石小学校、橘小学校、諏訪小学校、桜町小学校、 高城台小学校、高城台小学校現川分校、伊王島小学校、 東長崎中学校、橘中学校、伊王島中学校
農業委員会 農業委員会事務局
第 3 監査の期間
平成 26 年 3 月 31 日から平成 26 年 11 月 13 日まで
第 4 監査の範囲
平成 25 年度の収入事務及び支出事務並びに物品管理事務
なお、収入事務については使用料及び手数料を、支出事務については需用費(上下水 道局は備消耗品費等)を重点項目とし、その他の科目については、必要に応じて対象 科目を抽出した。物品管理事務については、出先機関を対象に重要備品の管理につい て実施した。
第 5 監査の方法
第 6 監査の結果
財務に関する事務の執行並びに事務事業の経済的、効率的及び効果的な実施について は、おおむね適正なものと認められたが、一部において、次のとおり是正及び改善す べき事項並びに検討が必要な事項が見受けられた。
なお、軽微な事項については口頭で指導したので記述を省略している。
指摘事項(法令等に抵触するなど不適正な事項があり、是正及び改善を求めることが適 当と認めたもの)
1 収入事務について
⑴ 使用許可事務について
ア 学校施設使用許可 [施設課]
長崎市立商業高等学校の学校施設使用許可において、施設を使用させた後に使用 の許可をしている事例があったので、適正な事務処理を行われたい。
また、使用料を滞納している者に新たに使用の許可をしている事例があった。滞 納者への使用許可は禁じられてはいないが、適正に納付した利用者との公平性の観 点から適切ではない。
長崎市学校施設使用料等条例第2条第2項の規定どおり、使用料は滞納が生じない ように使用許可の際に同時に納入させ、同項ただし書きの規定により後日納付を認 める場合でも、遅くとも施設使用日までには納入させ、納入されない場合は使用許 可を取消すなど厳格な対応をとるとともに、滞納者への使用許可の取扱いについて 見直されたい。
イ 都市公園使用許可 [みどりの課] 都市公園の使用に係る各種許可申請書や減免申請書において、申請年月日が記載 されていない事例や受付印を押印していない事例が多数あり、また、占用許可申請 書には設計書、仕様書及び関係図面を添付しなければならないが、これらが添付さ れていない事例があったので、適正な事務処理を行われたい。
さらに、使用許可に際して指令番号簿による管理がなされておらず、また、申請 者に許可書が交付されていない事例もあったので、適正な事務処理を行われたい。
⑵ 使用料徴収事務について
ア 伊王島開発総合センター使用料 [ 伊王島行政センター] 担当者が使用料の算定を誤っていたが、決裁の際も見落とされたため、誤った使 用料を徴収していた事例があったので、適正な事務処理を行われたい。
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イ 教育財産使用料及び学校施設使用料 [施設課] 使用料の算定の際、1 円未満の端数処理を誤ったり、使用日数や施設数などを申 請とは異なる内容で算定したため、使用料を誤って徴収していた事例があったの で、条例及び申請内容に基づき適正な事務処理を行い、正確に使用料を徴収する よう留意されたい。
ウ 日見地区公民館使用料 [日見地区公民館] 職員が 記入する こととなって いる利用 許可申請書の 使用料の 欄に利用者が 誤っ た金額を記入していたが、職員が改めて使用料を算定することなくそのまま誤った 額で徴収していた事例があったので、適正な事務処理を行い、正確に使用料を徴収 するよう留意されたい。
エ 職員駐車場使用料 [ 伊王島行政センター、施設課] 期限までに使用料が納付されていない事例があったので、長崎市会計規則等に則 った適正な収納管理を行われたい。
オ 都市公園使用料 [ みどりの課] 物品販売などの商行為の許可に係る使用料の算定において、金銭授受を伴う商行 為の期間のみを使用料算定の対象とし、その商行為のための事前の準備あるいは事 後の撤去の期間については対象としていなかった。
しかしながら、準備・撤去期間は商行為と一体的なものととらえ、この期間も使 用料の算定対象とすることが妥当であると考えられるので、早急に事務処理の見直 しを検討されたい。
また、都市公園の各種使用料の徴収及び減免の伺いには根拠規定が記載されてい ないうえ、減免相当額も記載されていないため減額分がいくらであるかわからない など、使用料の徴収や減免に関して不適切な事務処理が見受けられたので改められ たい。
さらに、各種使用料が、納入期限までに納められていない事例があったので、使 用料は滞納が生じないよう使用許可の際に同時に納入させ、後日納付を認める場合 でも、遅くとも使用日までには納入させ、納入されない場合は使用許可を取消すな ど厳格な対応をとられたい。
⑶ 使用料の減免事務について
ア 出島入場料 [出島復元整備室] 入場料減免申請書を提出する必要がある者のうち、入場希望当日に現地で減免 の申し出を行った者については、入場料減免申請書の代わりに任意様式の減免申 請簿に記載させて承認している状況であったので、出島条例施行規則に則った適 正な事務処理を行われたい。
2 支出事務について
⑴ 物品購入事務について
ア 消火器購入ほか [伊王島行政センター] 予定価格が 5 万円を超える物品の購入については、原則として契約検査課に発 注を依頼することとなっている。しかしながら、自所属で発注していたうえ、2 者 以上から見積書を徴取する必要があるにもかかわらず、1 者からしか徴取していな いなど不適正な事例があったので、長崎市契約規則等に則った適正な事務処理を 行われたい。
さらに、予定価格が 5 万円以下になるように分割発注するという不適正な事例 もあったので、適正な事務処理を行われたい。
イ 普通紙ロールほか購入 [伊王島中学校] 予定価格が 5 万円を超える物品の購入については、2 者以上から見積書を徴取す る必要があるにもかかわらず、1 者からしか徴取していなかったので、長崎市契約 規則に則った適正な事務処理を行われたい。
ウ 見積書、納品書の徴取 [伊王島国民健康保険診療所、警防課] 見積書の日付、納入場所、納入期限を職員が記入している事例があり、また、 伊王島国民健康保険診療所においては、納品書の日付を職員が記入している事例も あった。不適正経理につながりかねないので、契約検査課の通知等に則った適正な 事務処理を行われたい。
⑵ 物品等の検査について [伊王島行政センター、伊王島国民健康保険診療所、 土木維持課、伊王島教育センター]
物品等の検査は、長崎市契約規則に規定された監督職員・検査職員指名簿で指名さ れた者が行うことになっている。また、この指名簿は、契約検査課からの通知により 年度ごとに作成することとなっている。
しかしながら、伊王島行政センター、伊王島国民健康保険診療所及び伊王島教育 センターにおいては、指名簿が年度ごとに作成されておらず、作成されていたもの も決裁がなされていなかった。また、土木維持課では指名簿そのものが作成されて いなかったので、規則等に則った適正な事務処理を行われたい。
3 物品管理事務について
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要望事項(経済性、効率性及び有効性の観点から改善について検討を求めるもの)
1 収入事務について
⑴ 都市公園使用料について [みどりの課]
都市公園の占用使用料などの各種使用料については、昭和 63 年 4 月から長年据え 置かれているものがある。使用料は、できる限り現在の実勢価格が反映されている ことが望ましいので、他の使用料条例等との比較検討や他都市の調査を行うなど、 必要に応じて見直しを行い、使用料の妥当性について検証されたい。
また、自動販売機の設置にかかる使用料は、一部の公園で競争入札が実施され、 大幅な増収が図られており評価できるものの、一方で、従来どおりの使用料を適用 している公園があるなど、取扱いに違いが見受けられたため、今後可能なものにつ いては、収入増を図るために競争入札の実施を検討されたい。
2 支出事務について
⑴ 薬品の発注方法について [健康教育課]
給食用食器の洗浄検査用薬品及び水泳プール水の水質検査用薬品の購入にあたっ て、多くの見積り辞退者が見られたが、これは、発注品種が多いため、一部の薬品 を取扱っていない業者があったためであると考えられる。
また、仕様書に記載された規格の内容が不十分であったので、今後は、対象薬品 を取扱っている業者の把握に努めるとともに仕様書への記載内容を見直すなど、よ り多くの業者が参加できるような発注方法を検討されたい。
3 物品管理事務について
⑴ 次の重要備品(一品又は一組の価格が 50 万円以上の備品)については、他の所属 を含め、その利活用について検討されたい。そのうえで、利活用できないものにつ いては、廃棄処分等の手続きをとられたい。
利活用されないで保管されている重要備品
所 属 名 重 要 備 品 名 取得年度 備 品 の 状 態
伊王島行政センター