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論文内容要旨
TeriparatideAdministrationIncreasesPeriprostheticBoneMineral I)ensityAfterTbtalKneeArthroplasty:AProspectiveStudy
ヒト副甲状腺ホルモン誘導体(テリパラチド製剤)投与によって人工 膝関節周囲骨密度は上昇する:前向き研究
TheJournalofArthroplasty Vol.33 No.1P.79−85 2018年掲載 外科系 整形外科学 鈴木達矢
〈背景・目的〉 人工膝関節置換術(以下TⅨA)術後の重要な合併症の中 にインプラント周囲骨折がある.この骨折の原因はインプラント周囲骨密 度低下にあると言われている.またテリパラチド製剤(以下PTH製剤)は 現在利用可能な骨形成促進作用のある最も強力な製剤である.これまでの 研究で,TXA術後の人工膝関節周囲骨密度にPTH製剤が影響し,骨密度
の上昇が報告されているが,報告の数は少ない.さらに大腿骨側,脛骨側 を同時に評価した報告は今までにない.我々はPTH製剤が大腿骨および 脛骨側における人工膝関節周囲骨密度低下を抑制すると仮定し,調査を行
った.
〈対象および方法〉 骨粗髭症と診断され,PTH製剤を導入したセメント レスTKA術後患者のうち,導入前,6か月,12か月経過の評価が可能で あった17例22膝(全例女性)を対象とした.また,同時期に測定を行い,
背景を揃えたコントロール群17例22膝を設定した.PTH製剤は1日製 剤と1週間製剤があり,それぞれの特性,利便性をよく説明したのち患者
に選択させた.導入前,6か月,12か月経過における人工膝関節周囲の関 心領域骨密度を測定し,評価した.同時に腰椎・大腿骨の骨密度を測定し
た.検定にはt一検定,共分散分析を用いた.
〈結果〉6か月経過で投与群のほうが,コントロール群よりも大腿骨顆部 後方,脛骨外側領域において有意に骨密度の上昇を認めた.同様に12か
月経過で大腿骨顆部前方,大月退骨顆部後方,脛骨遠位領域で有意に骨密度 の上昇を認めた.また有意差は認めないが,その他の領域でも投与群のほ うが,コントロール群を上回る結果となった.本研究でPTH製剤投与に よるコンポーネント周囲の骨密度上昇が見られた.
く考察〉TKA後のインプラント周囲骨密度に関しては,今までセメント
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の有無,ステム設計,ペグ・スクー」ユーの有粗インサートの種類(固定 式・回転式)など様々な比較がなされてきた.これらの研究では骨粗餐症 薬の投与は行われず,インプラント周囲のどの区域にも骨密度の増加は認
めなかった.