英語学習者の動機づけと目標志向性の関係性の調査研究 Ex p l o r i n g R e l a t i o n s h i p s Between EFL L e a r n e r s ' M o t i v a t i o n and Goal O r i e n t a t i o n s
今野 勝幸本
Kat s u y u k i KO NNO
I n t h i s study , r e l a t i o n s h i p s b e t w e e n s u b t y p e s of i n t r i n s i c a n d e x t r i n s i c m o t i v a t i o n a n d g o a l o r i e n t a t i o n s o f J a p a n e s e
EF し leamersw e r e i n v e s t i g a t e d . A t o t a l o f 1 36 u n i v e r s i t y s t u d e n t s
paロicipatedi n t h i s s t u d y a n d r e s p o n d e d t o a
5 ・pointL i k e r t s c a l e q u e s t i o n n a i r e . The r e s u I t o f c o r r e l a t i o n a l a n a l y s i s d e m o n s t r a t e d t h a t i n t r i n s i c m o t i v a t i o n was a s s o c i a t e d w i t h b o t h m a s t e r y a n d p e r f o r m a n c e ‑ a p p r o a c h o r i e n t a t i o n s . The r e s u l t a l s o showed t h a t m a s t e r y o r i e n t a t i o n s s howed a h i g h e r c o r r e l a t i o n w i t h e f f o r t t h a n p e r f o r m a n c e o r i e n t a t i o n s . I t wa s c o n c l u d e d t h a t
p巴dagogicali n t e r v e n t i o n s a n d c u r r i c u l u m s t o f o s t e r J a p a n e s e s t ud e n t s ' ma s t e r y o r i e n t a t i o n i s i m p o l t a n t f o r s u c c e s s f u l E n g l i s h l a n g u a g e l e a r n i n g .
1.はじめに
1. 1 内発的動機づけと外発的動機づけ
学視者向身の動機づけが,英語学習を成功させる窓要な 要因の l つであることについては,疑いの余地はないだろ う .
G a r d n e r
(1985)による統合的動機づけ(i n t e g r a t i v e
motivation) の枠組みが第二言語習得 (Second
l a n g u a g e a c q u i s i t i o n ;
SLA) の分野において提唱され,その枠組みを 用いた上て・言語学羽者の動機づけの構造が論理的かっ実 証的に不されて以来,様々な苫務学習動機づけの枠組みが 提唱されてきた。 中でも, 1990年代の内発的/外発的動機 づけ (intrinsica n d e x t r i n s i c
motivation; 蹟会, 2006) 、 2000 年代の研究国際的志向 (inlernationalp O S l u r e ; Yashima ,
2002) や期待価値理論 (expectancy-valuetheory; 磯田, 2008).し2 内己 (L2
s e l f ;
Dörny巴i, 2005) 符は現化においても注目 され, SしA 研究分野における動機づけ研究の発展に大き く貢献してきた理論的枠組みであると言えるだろう.これらの中で,本論で特に注目したいのが,内発的動機 づけと外発的動機づけの枠組みである.これらの動機づけ の概念、は本来,
De c i a n d R y a n
(1985) が提・唱した拘己決定 理論の中心的な概念である.内発的動機づけとは,ある行 動が,その行動そのものへの興味,楽しさ,興翁,好奇心 などによって支えられている状態を表す.ある学習者が,英裕在学習するのが楽しし、から英語学習をがんばってい る場合, 内発的に動機づけされていると与・えられる。つま り,行動すること円休が行動の目的・理由となっている状 態である. 一方, 外発的動機づけとは,ある行動が,それ を行った結果として得られるもの (e.g.,金銭的 ・ 物質的 な報酬)に動機づけられている状態を指す. 例えば, ある 学習者が英語のテストで良い成績を収めたいがために英 語の学習をがんばっている場合,外発的に動機づけられて
2016 年 2 月 26 f:I受理
・ 総合情報学部人間情報デザイン学科
いると言える。一般に,内発的動機づけの方が学習に正の 影響をもたらすと与-えられているが (Ramage, 1990) ,内 発的に動機づけられている学費者に外発的な動機を止チえ ると,内発的な動機が低下するとも明らかに怠れている
( R y a n . 1 9 8 2 )
1.2 自己決定理論援用の利点
内己決定理論を英語学曹のコンテクス卜に応用するに は, 3 つの利点、があると与えられている。まず l 点目は,
学智者の動機づけを尚いか低いか,もしくは内発的か外発 的か, のように単純な二項対校的に捉えず, [VJ機づけを細
分化して捉える点である.内己決定理論では動機の円己決
定度により,外発的動機づけは3 つの下伶項目に区別され る. 最も門己決定度が低い外発的動機づけ要因は f 外的調 整 J と呼ばれる. 外的鯛整によって動機づけられている場 合,学習者の行動は,その後『報酬が得られる J 等の期待 や希望という外的要因によって左右されていると言える.
次に自己決定度が低い外発的動機づけ袈因は「取入れ的調 整 J と師ばれ, rやらないと罪悪感を感じる jr後悔しそうJ f なんとなくやったほうがいいと思う J など,罪恋1惑や義 務感による動機づけである.少なくとも行動の必要性は内 ら感じているものの, rやらされている j 1.穫が依然として 強く,行動が向己決定的とは言えない. 最も自己決定度が 高い外発的動機づけ要因は「同一観的関整j と呼ばれ,行 動に伴う価値を見いだし (e.g. ,将来役 "5L ちそう,成長の ため),それにより行動することに動機づけられている状 態を指す.内発的動機づけに近い動機づけ概念として..15え られているが,行動することそのものが目的となってはい ないため,あくまで外発的な動機づけ概念である.しかし,
行動に付随する価値を円分の価値観に取り入れている,つ
まり,より内発的なものにしようとしていることから,円 己決定的な外苑的動機づけでめると思われ,また,門己決 定理論の中には無動機という慨念も想定され, どうせやっ ても上手く b、かない,など~理ノ)1惑や柿めの状態を意味する.
このように,細分化された動機づけ概念により,単純に動 機づけを二項対守.に従えるのではなく,どのような動機づ けの状態であるのかを詳細に記述できる点は, íl也の動機づ け理論にはない利点、である.
また,これらの動機づけは連続体を形成しており,内己 決定が利くなるほど,内発的動機に近づいていくと与えら れている.これが 2つ目の利点であると言えるだろう.な ぜなら,連続体を形成しているということは, 門己決定が 進むにつれ,内発的な動機づけに発展していくと与えるこ とができるためである.すなわち,学習者の動機づけの変 動・発進・衰退が想定された理論であるため,教育的な目 的のコンテクストに合致した理詰であるとJj・えることが できる.教師が英語学智者の動機づけを支援する,という モデルに適合していると言えるだろう.例えば,動機づけ の個人i去を詳細に捉え,それらに合った教育法を提案 ..r能
となる(底森,2006)
.
最後に,既に内発的動機づけを尚める教育的実践の効果 が,先行研究によって災証されている点である (e.g.. 府 公.2006: 問中,2010:
Konno,
2014). これらの研究では,グ ノレーププレゼンテーションやペアでのスピーキング常勤,ライティング情動における学習占・の内発的動機への教#
的介入をデザインし,一定期間以上の指導を行い,その効 果を災証している. 学習者の内発的動機づけを高める指場 をJj・える|民これらの研究の内容を~.15'にする二とにより,
理論に基づく指導を教室内で;た践することが uf 能である だろう. それは,教師のみならず,その指導を本受する学 生にもメリットがあると言えるだろう.
1.3 動機づけ研究の諜朗
SLA 研究分野における動機づけ研究は、おおよそ 3 つ の純顕に分けられる(鹿必.2006). 1つは動機づけの情 4iを明らかにする研究であり,める動機づけ要因は,その 他の関連要因とどのように関連するのか検証する。 2 つ円 は動機づけと具体的な学科行動や態度との関連を検証す る研究であり,動機づけ要因と学初方略などとの関連性を 分析する。 3 つ日は動機づけを市i める研究であり,ある動 機づけ観念を,例えば教師による教育的介入によりどのよ うに高めることができるのかを検証する研究である.これ までの研究では, 1 つ目の研究疎題はト分に取り組まれて きたものの,それ以外の研究は現α までも卜分ではないの が大きな問題点であると言える.今後は,これらの課題を 解決するような研究が望まれていると台えるだろう.
内発的動機づけについては, Ilíj節でも述べたように,ど のように指導により尚めることができるのかが検証され てきている。しかしながら, 3 つ自の課題である,内発的
動機づけと学習行動や態度との関連性については.あまり 検征されていないのが現状である.これまでの研究により,
内括的ilJ機づけは英語学習の緋統の意思 (Noels,
Pellelicr, Vallcrand,
&Clé
l11em, 2 0 0 0 ; Ramage,
1990) や学習方略の使 用頗度 (Schumidt&W a l a n a b e .
2001) との関連性が示唆さ れる.しかし,内発的に動機づけられた学習者は、どのよ うな行動を取り,どのような思々や態度を示すのか.視野 をより広めて検証を進める必要があるだろう.1.4 日保志向性と内発的動機づけ
人は,何らかの線胞を遂行したり,達成したりする際,
何からの目標を持つものとして与えられているが, その日 械の紙類によっては行動や態度が呉なると与えられてい る.一般に,このような口械は,学智志向性とパフォーマ ンス志向性に区分されるとJj・えられている (Oweck
&
L e g g c l l .
1988). 学費志向性とは,ある(学習}謀題の遂行 に際し,円分内身の能力やスキノレ,理解度を高め,個人を 発展させたいという学初日僚を持つ傾向を指す.他者のこ とは気にせず.内己の発展や好奇心,興味に集中した志向 性であると言える. 一方,パフォーマンス志向性とは, あ る~組の遂行に際し,他者に円分が有能であることを示す ことや,他者を上回りたいという遂行目標を有する傾向を 指す.内己に視点を置いた学初志向性とは巣なり,他者に 視点を置いた 1íx.1t的な志向性であると言える.パフォーマ ンス志向性は史1こ. r接近j と f 回遊j に区別される (Elliol& C h u r c h .
1997). 学膏者が向らの飽ノJに自信がある滋合,バフォーマンス桁向性は綾近であり,上述の通り,他者を j二同りたいという志向である. 一方,能力に内信がないゆ 合は回避となり,他者に飽 )J が低いと思われたくない,凶 っていると見られたくない,など,他者からの評価を気に し,避けようとする志向である(上7~J.
2 0 0 4 ) .
一般には,学習志向性が高いほど学習方絡を用いる頒度 が高く,特に、 労)J と時間を要してむ自分が縫実に理解で きるような学習方略を用いることが明らかにされている (柳j世 2006).また,学現志向性は内発的動機づけと関連 しており,パフォーマンス志向性・回避は内発的動機づけ を1111符すると考えられてきた (Elliol
& Harackiewicz, 1 9 9 6 ) .
rn らが有能でありたいJ としづ欲求が前提にあるという 点で,何者にはある粍度の共通点があると A考えられる。何 者の相関関係は無視できないものであると言えるだろう.
1.5 本研究の目的
以上,内発的動機づけと白保志向性を概観してきたが,
両者は相関関係があると身えられる.しかしながら, SしA の研究分野において臼様志向性が取り上げられることは 少なく,動機づけとの関連性も検征されては b 、ない. どの ような要因によって動機づけられている学習者は,どのよ うな目標志向性を持つのかを検証することは,動機づけと 行動・思.lj.態度の関連性を明らかにし,今後教師は学習号
者の動機づけとどのように向き合えば良いのかと言う点 について,示唆を行うことが ..r能となるだろう. したがっ て,本研究では, 白木人英語学習者の内発的動機づけは学 科志向性と,外発的動機づけはパフォーマンス志向性と関 辿すると仮定し,動機づけと 日係志向性の関連性を明らか にすることを目的とする。
2. 閥査方法 2.1 調査参加者
ノド調査は, 一般英語を受精する理系の私可f_大学 l 年生
1 3 4
~を対象とし, ~íj期終了!日I の7月に行われた. 対象者 は,情報系の学部 (11=
68) と理ぶ系の空宇都 (n=
68) の 常生であり,それぞれ一般英裕の授業を受講していた. 受 綿する主~illiの授業は腎熟度別に設けられており, 上{す.と中 恨の授業を受講する学生であった.多加者の大部分は男性 であった.2.2 調査マテリア Jレ
ノド研究では,先攻研究に基づき 5件法によるアンケート を作成し, 動機づけと目標志向性の測定を行った. 内発的 動機づけと外発的動機づけを 3111定する尺度はどのような
表 l
動機づけの下佼尺度のまとめ
尺度名 項目数 α
理由で英語を学脅しているのかを問うものであり,
Nocls , Pelletier, a n d C l e m e n t
(1999) と腐泌 (2006) を参与-に作成した(表 1). また, 目標志向性の尺度(表2) は.
Midgley, Maehr, Hr u d a .
Anderman,八 ndcl'l11an.Free
l11an, Gheen, Kaplan, KU
l11ar, Middleton, Nelson, Rocscr , & U r d a n
(20∞)を重量~.・に 作成された.もともとは英語によるアンケート項目であっ たため,筆者と英語教員歴が長く,笑 1吾教育学で修士号を 取得した大学教員の 2~ により M 本語に翻訳された.2.3 調査方法
上位のアンケー トを用いた閥査は. e ラーニングの学判 例'J.11 システム (Iearning
m a n a g c m e n t s y s t e
l11; LMS) の-.fín である Moodleのコース上にfA怠された.調査参加者はそ れらのコースにアクセスすることで,オンライ ン上で回答 することができた.2.4 分析・方法
各報動機づけの下伶尺度と白保志向性の関連性を検証 するために,相関分析を行った.
例 内発的動機づけ
3
同一視的捌整
3 . 7 3 . 60
英語の学習をしている時. n 分は向上していると感じるのが楽しいから.
門分の成長に役守.っと思うから.
取入れ的調整
3
外的制整
3
. 6 2 . 6 4
英語を勉強しておかないと,あとで後悔するかもしれな b、から. 英語を勉強しなければいけない社会だから.
合理動機
3
第ノJ
4
. 5 5 . 7 4
英絡は勉強しても, 成果が上がらないような気がする.
私は,英裕の勉強をとてもがんばっている.
表 2
ロ保志向性の下仲.尺度のまとめ
尺度名 項目数 α 伊l
学初志向性
5 . 7 6
ねの回線の l つは,新しい茶話の知識やスキルをたくさん身につけることだ.バフォー 7 ンスぶ向 性 ・接近
5 . 9 1
私の目標のiつは,内分が英絡が良くできることを周附に示すことだ.パフォーマ ンス ・ 志向 性 ・回避
5 . 8 4
私の目標のiつは,円分が炎絡が苦手であると周附に思わせないことだ.J. 結果と考察
3.1 記述統計値
内発的・外発的動機づけ,及び目標志向性の全体的な傾 向を杷腿するために記述統計怖が算附された(表3.
4 ) .
動燃づけについては.外売的動機づけ, 特に同一視的調整 と外的制盤の平均怖が前j ~、傾向が凡られた。今回の制査著書 加者については, 英諮学習に対して+:に外発的に動機づけ られているといえる.特に同一規的関整と外的調盤の平均t立が回すって高かったことに関しては,大学生を取り巻く 原療を考慮する必要がある.大学進学の際,そして大学入 学後も,何かと将来の進路について与・える機会が多くなる.
その中で,グローパノレ化が進んでいることが様々なメディ アで取り上げられている現住,炎 Ulが使えるようになるこ とはn分の将来的なキャリアの中で必要になると意識す る機会が多くなるため,同一視的~I盤が両い平均怖を-'1'し たと持・えられる.また. 1:1本の大学生にとって,笑諮の科
日の単位取得は卒業要件となっており,英語科目の好き嫌 いに関わらず授業に出席し,単位を取らぎるを得ない.そ のため,単伎や成績のことを:む摘しなくてはならず,必然 的に外的胴整が強まることがJ5・えられる.
一方.目標志向性については,乍脅志向性の平均値が,
他のパフォーマンス志向性よりも大幅に高い結果となっ
表 3
各自VJ機づけ下位尺度の担述統針航
AI
SD
内発的動機づけ3 . 0 1 0 . 9 9
同一悦的調整3 . 8 2 0 . 77
取入れ的制整3 . 4 4 0 . 8 4
外的制整3 . 8 7 0 . 77
無!WJ機2 . 4 1 0 . 8 4
. 1 < 4
各自様志向性下位尺度の記述統計倣
変数
M SD
学相志向性
3 . 9 2 0 . 6 3
ハフォーマンス志向性 ・ 接近
1 . 9 2 0 . 8 4
パフォーマンス志向性 ・ 回遊
1 . 95 0 . 8 4
3.2 相関分析
あれ、て,動機づけと日探志向性の関連性を検証するため に,相関係数を算出した(茨 5). まず,学習志向性は.
内発的動機,同一視的制整という,円己決定度が持活い動機 づけ製図と比較的強い相関関係を示した. これは,
E l I i ot&
l l a r a c k i c w i c z
(1996) 符の先行研究によって不された結果 を支持するものであり,英語学判というコンテクストにお いても,学脅志向性は英語学将者の動機づけを税明する妥 当な概念、であると言えるだろう.英語学習を楽しんだり,好奇心を持って英語学現に取り組む学現者ほど,また,将
1 < 5
各変数問の相関係、数
1. 学習
2. 後近 3. 回避 4. 内発 5. 同一視 6. 取入 7. 外的 8. 然動機 9. 努ノJ
2 . 2 9 6 "
N O l e . N=
134. ・ p>.05, ・・p>. 0 1
3 . 1 9 6 ' . 8 1 2 "
4 . 5 3 6 "
. 4 1 1 "
. 2 1 3 M i n
た.特に自を引くのが,パフォーマンス志向性の低さであ る.今回の開査参加者は,英和の学科について,競争的な 志向性を有しておらず,また,門らの不足している部分を 隠そうとせず,どちらかと言えば,内分内身の学事?と理解 に集中していることが示唆される.
ι.fax ま経度 尖度
1 . 00 5 . 0 0 ‑ 0 . 4 2 0 . 0 2 2 . 0 0 5 . 00 ‑ 0 . 5 1 ‑ 0 . 1 9
1 . 00 5 . 00 0 . 0 6 ‑ 0 . 5 3 1 . 00 5 . 0 0 1 . 67 ‑ 1 . 0 5 1 . 00 5 . 0 0 0 . 4 6
O. “
M i l l M a x
宣伝度 尖度1
. 80 5 . 0 0 0 . 3 3 ‑ 0 . 4 9 1 . 00 5 . 0 0 0 . 1 1 0 . 7 3 1 . 00 4 . 2 5 ‑ 0 . 1 2 0 . 7 7
来のキャリアを志向しながら英語学習に取り組む学習者 ほど,内らの能力を高めたり,スキ Jレを上述・させたりする ことを目標に英語学習に取り組んでいると言える.一般に,
内括的動機づけが尚い学習者ほど , f汚!IiIJや謀屈に積極的に なる傾向にあることからも分かるように,そのような学羽 者が学智志向性に関連する日慨を持つことは不思議では ないだろう.また, 1:1木もグローパJレ化を意識せざるを得 ない~境になりつつある中,英語は将来のキャリアに役吹 っと~える学習者が,内らの茶話のスキ/レを高めたいと」言 えるのも門然なことだろう
5 6
. 5 5 9 " . 2 89 "
. 2 5 6 " . 3 4 6 "
. 1 43 . 2 4 3 "
. 5 6 0 " .418
“. 6 4 1
7 . 3 3 3 "
. 3 6 7 "
. 3 0 2 "
. 1 4 1 . 4 57 . 6 1 2
8
・.232"
. 0 2 4 . 1 24
・.461"
‑ . 4 3 7 "
・.171
. 0 1 1
9 . 6 2 1"
. 3 6 1 . 2 0 3 . 7 4 5 "
. 7 7 4 "
. 5 46 "
. 3 8 6 "
・.512"
パフォーマンス志向性については,接近,回避共に外発 的動機づけとは弱い相関を示すに締まった一方,パフォー マンス綾近と内発的動機には中将度の相闘が見られた.こ れは,好奇心を持って笑初学羽に取り組む学現者ほど,他 者よりも勝りたいという志向性をある科度有する傾向に あったことをぷすと同時に,内発的動機づけが向.い学智者 の中には,学習怠向性とパフォーマンス志向性が併・存して いる uf能性を示す. 一見,これら 2 つの志向性は,向己と 他者という相反する対象を志向しており,排他的であるよ うにも思える.実際に,両者の問には低い相関が示されて いることからも,両者 lこ d郎、関迎性があるとは考えられて
ない. しかし, 木研究の結果は,内己 tk定度が高い動機づ
けを宥する同本人英語学習者ほど,双方の志向性を有する 傾向にあることを示している.
しかし,努ノJ との栂関関係に羽目すると,学習志向性は 比較的高い相関を/Ï'した一方,パフすーマンス志向性は弱 い伺闘を/~すに弱まった.このことから,学習の成否によ り軍事E なのは,学習志向性であることが分かる.倒Jm (2006) も,パフォーマンス志向性の舟i低に関わらず,学 科志向性が réi い学智者ほど学習}]It'~を使用する頻度が高 かったことを不しており,木研究の結燥を支持する.
-);,パフォーマンス回遊については,どの動機づけ要 閃とも~~~、指闘をぷすに伺まる一方で,令.て Æの相関であ ったことが興味深いと言える.{tÞAまから能ノJ が低いと見ら れたなく,という回遊志向性は,制本入学習者にとってネ ガティプに働くものではない吋能性が,与えられる.しかし ながら,努力との相関はかなり弱 b 、ものであり,パフォー マンス俊近と同様,茶話学習をがんばるための原動力には なり嫌いと言える. やはり,学智志向性を持つことができ るかどうかが,学習の成否をた右すると言っても良いだろ
っ.
3. 結論
本研究では,内発的・外発的動機づけと目標志向性の閃 連性を検証した学習志向性は n 己決定度が高い動機づけ 要因 (i.e.,内発的動機,同一観的網整)と比較的高い相関 関係にあること,そして内発的動機はパフォーマンス志向 性 (i.c.,接近)とも中科.度の相|刻関係にあることを示した.
動機づけがrÝiく,所開 fやる気がある J ~;本入学習者ほど,
n 分の英語のスキルを尚めたい,英語については他者より も後れていたい,という目標を持つ傾向にあると言える.
しかしながら, 努力との相関関係は,学習志向性の方が高
<
,英語学習への積径的な取り組みに影響するのは学習志向性の方であるという傾向も不された.
~f.,;r心を持って英語学習に取り組む学習者は,教科とし ての英語にそれほどほ抗感を持っておらず,また, どちら かと宮えば英語は好きな部類に人る傾向にあるのではな いだろうか.そのような学習者が,円分の英語のスキノレや 知識を高めるために楽しんで学智するのみならず,他者を
上回りたいという目探を持つ傾向にあるのは,英語が教科 として存化していることに加えて,やはり高校卒業まで受 験等による続争原境に身を置いていることが影響してい ると与えられるだろう.英語のみならずあらゆる分野にお いて,競争心というものは n 分の絡みを高めるためにíf(~
な役割を果たすと言っても過言ではないだろう.そのため,
パフォーマンス志向性そのものは決して悪ではないと苫 える.また,受験やテストがn:復する以上,続争という概 念を取り払うことは難しい.しかし,木研究は,学習の成 否をた右する uf能性が前i いのは,学習志向性の方であるこ とを不した.したがって, ~木の英語教合.全体の取り組み として,学習者個人が学初志向性を持てるよう支援する必 要があると同時に,大学英iì1i教育としても,受験をくぐり 抜けてきた学生に対し,政争ではなく円己の能ノJ やスキル を,w;めることに意識を向けられるような英語のカリキュ ラムや術導 ・ 支援を提供する必要があると言えるだろう.
テストの得点による野師システムではなく,自己の目標の 述成度を取入れる等,新たなム夫が必要となる. そのよう な場合,大切なのは個人が適切な目標を持つことができる よう,教員が支援することであると言えるだろう.
その一方で,ただ楽しいだけの授業に終止し,内己の日 仰を述成するだけにならないように間意することが必要 である.電要なことは,学習者が他かな英語力を身につけ ることであり,継続して適切な白標を持ち,それを達成し 続けることである.
最後に本研究の限界点を挙げたい l 点目は,調査協力 者の偏りである.本研究では 1 大学 2 学部の学生のみが ~!I 査対象であったため,本研究の結集を一般化することはで きない.今後は他の学部や偏ぷ1iI'(の巣なる大学からの学~
も捌査の来l象とし,様々な角度から検証すべきである。
2 点目は,木研究では,量的な分析・に留まったことであ る 5 件法のアンケート以外にも,門出記述式のアンケー 卜やインタピューを過して,分析の裏付けを行うことが盟 ましい.例えば,本研究では,学習志向性と比べるとパフ ォーマンス志向性の平均怖が低い傾向にあった.調査対象 者にはこれまでどのような背鉄があったためこのような 結採になったのかを知るためには, 質的な分析が欠かせな い.今後の大きな限題であると言える.
湖西手
近縁一輝,那須田他人の両氏の全面的な協ノJ には心から 感謝の意を表したいー
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