[賃貸借契約]
[所有権・共有・占有権・⽤益物権]
問1 正解
4したがって正しい記述は[4]です。
参考URL: 最判昭40.12.7
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=53851
問2
正解
3誤り。⾃⼒救済(法的⼿続を経ずに、私⼒の⾏使により権利回復を果たすこと)は原則として禁⽌さ れています。判決⽂では「緊急やむを得ない特別の事情が存する場合においてのみ、その必要の限度 を超えない範囲内で」許されると説明しているので、「事情のいかんにかかわらず許される」とする 本肢は誤りです。
1)
誤り。賃貸借契約終了後の建物に残された残置物の所有権は、元賃借⼈にあります。契約が有効に解 除されていても、法的⼿順を踏まずに残置物を処分することは所有権侵害⾏為に当たるため、残置物 を無断で撤去することは許されません。
2)
誤り。鍵の交換や破壊等により賃借⼈を建物に⼊れないようにする措置は⾃⼒救済に該当し、特段の 事情がない限り、数々の判例で不法⾏為が成⽴することが認められています。よって、本肢の⾏為は 許されません。
3)
[正しい]。判決⽂そのままです。私⼒の⾏使による権利回復、すなわち⾃⼒救済は原則禁⽌ですが、
やむを得ない特別の事情がある場合には、その必要の限度を超えない範囲内で例外的に認められる可 能性があります。
4)
正しい。境界標とは、点、⽮印、⼗字、T字で、現地上の境界の点や線の位置を⽰すための標識です。
測量に基づいて設置されます。
1)
[制限⾏為能⼒者]
したがって誤っている記述は[3]です。
問3
正解
2成年後⾒⼈が成年被後⾒⼈を代理して⾏う対外的な事務には、成年被後⾒⼈を保護するため⼀定の制限 が課せられています。
居住の⽤に供する
建物⼜はその敷地について、売却、賃貸、賃貸借の解除⼜は抵当権の設定その他こ れらに準ずる処分をするには、家庭裁判所の許可を得なければならない(⺠法859条の3)。成年後⾒⼈と成年被後⾒⼈の利益が相反する場合には、特別代理⼈を選任することを家庭裁判所に請 求しなければならない(⺠法860条)。
⼟地の所有者は、隣地の所有者と共同の費⽤で、境界標を設けることができます(⺠法223条)。別段 の定めのない限り、境界標の設置・保存費⽤は両者等しい割合で負担し、測量の費⽤は⼟地の⾯積に 応じて負担することになっています(⺠法223条)。
正しい。⼟地の境界線上にある境界標、囲障(塀や柵のこと)、障壁、溝及び堀は、相隣者の共有に 属するものと推定されます(⺠法229条)。元々の所有者がわからなくなっている場合にはこの規定の 出番です。
2)
[誤り]。⾼地の所有者は、①その⾼地が浸⽔した場合にこれを乾かすため、②⾃家⽤若しくは農⼯業
⽤の余⽔を排出するため、低地のために最も損害の少ない場所及び⽅法を選び、低地に⽔を通過させ ることができます(⺠法220条)。本規定は、⼟地の所有者が、浸⽔地を乾かし、⼜は余⽔を排出する ことは、当該⼟地を利⽤する上で基本的な利益に属することから、⾼地の所有者にこのような⽬的に よる低地での通⽔を認めたものです。
3)
正しい。隣地に直接に⾬⽔を注ぐ構造の屋根を設けることは禁⽌されています(⺠法218条)。このよ うな屋根を設けることは⼟地所有権の侵害⾏為に当たるので、隣地所有者は所有権に基づき、妨害排 除請求または妨害予防請求をすることができます。具体的には⾬樋の設置などを求めることになるで しょう。
4)
不適切。売却の⽬的物が、居住⽤建物やその敷地でないため許可は不要です。
1)
[適切]。成年後⾒⼈が家庭裁判所の許可を受けなければできない法律⾏為は、被後⾒⼈の居住⽤の建 物やその敷地について、売却、賃貸、賃貸借の解除⼜は抵当権の設定等をするときです。居住⽤建物 に抵当権を設定する本肢は、家庭裁判所の許可が必要となる⾏為に当たります。
2)
不適切。オフィスビルは居住⽤建物ではないので、許可は不要です。
3)
不適切。倉庫は居住⽤建物ではないので、許可は不要です。
4)
[売買契約]
[代理]
したがって適切な記述は[2]です。
問4 正解
4したがって正しい記述は[4]です。
問5 正解
3誤り。買主から売主に⼿付が交付された場合、相⼿⽅が契約の履⾏に着⼿するまでは、買主は⼿付を 放棄して、売主は⼿付の倍額を現実に提供することで契約解除することができます(⺠法557条)。売 主Aが⽬的物を引き渡す前であっても、買主Bが契約の履⾏に着⼿(代⾦の⼀部または全部の⽀払いな ど)した場合、もはや⼿付解除はできないので本肢は誤りです。
1)
誤り。買戻しとは、売主が売買代⾦や契約の費⽤を買主に返すことで、売買契約を解除し、売買⽬的 物を取り戻すことができる旨の特約です。買戻しできる期間の上限は
10
年で、期間を定めなかったと きは5
年間となります(⺠法580条3項)。期間の合意がない場合でも買戻しの特約は有効なので、特約⾃体が無効となるとする本肢は誤りです。
2)
誤り。他⼈の権利を売買⽬的物としたときは、売主はその権利を取得して買主に移転する義務を負い ます(⺠法561条)。これは他⼈物売買であることについて売主の善意・悪意を問いません。もし売主 がこの義務を果たさなかった場合には、買主に対する債務不履⾏となるので、債務不履⾏の⼀般原則 に従って、買主は売主に対して損害賠償請求をすることができます(⺠法564条、⺠法415条)。
3)
[正しい]。種類・品質の契約不適合について買主が売主の担保責任を追及するには、原則として、買 主が不適合を知ってから1年以内にその旨を売主に通知する必要があります。ただし、本肢のように、
売主が引渡しの時に種類・品質の契約不適合について
悪意
または善意重過失
の場合には、買主は当該 通知をしなくても、担保責任の請求権が消滅時効(請求できることを知ってから5年 or 引渡しから10 年の早い⽅)にかかるまで担保責任を追及することができます(⺠法566条)。4)
誤り。代理⼈が、⾃⼰または第三者の便益のために代理権の範囲内の⾏為をした場合には、相⼿⽅が その⽬的を知り、または知ることができたときは無権代理⾏為となります(⺠法107条)。無権代理⾏
為は本⼈の追認がない限り、本⼈に対してその効⼒を⽣じません(⺠法113条1項)。よって、相⼿⽅C が知っていた場合には、AC間の法律⾏為の効果がBに帰属することはありません。
1)
誤り。BがAに対して代理権を与えた旨をCに表⽰し、その代理権の範囲内の法律⾏為をAがした場 合、相⼿⽅Cが代理権の授与は真実ではないことにつき悪意または善意有過失であるときを除き、Bは 責任を負わなければなりません(⺠法109条1項)。よって、代理権授与の嘘をついたBですが、相⼿⽅
Cがそのことを知っていたときには責任を負う必要はありません。
2)
[所有権・共有・占有権・⽤益物権]
したがって正しい記述は[3]です。
問6 正解
1[正しい]。AはBから代理権を与えられていないのですから無権代理⾏為となります。無権代理⾏為は 本⼈の追認がない限り、本⼈に対してその効⼒を⽣じませんから、本肢の法律効果がBに帰属するこ とはありません(⺠法113条1項)。
なお、相⼿⽅がその⾏為の代理権があると信じているときに、本⼈が責任を負うのは次の3つのケース です。
3)
正当な代理⼈が、代理権の範囲外の⾏為をしたとき 1
他⼈に代理権を与えていないのに代理権を与えた旨の表⽰を相⼿⽅にし、その他⼈が代理権の範囲 外の⾏為をしたとき
2
代理権消滅後の元代理⼈が、元の代理権の範囲外の⾏為をしたとき 3
誤り。代理権消滅後の元代理⼈がした⾏為について、本⼈が責任を負うのは次のケースです(⺠法112 条)。
元代理⼈が代理権の範囲内の⾏為をした場合には、相⼿⽅の善意無過失が要件となっています。本肢 の相⼿⽅Cは知らなかったことにつき過失があるので、Bは責任を負う必要はありません。
4)
[誤り]。本肢では、AからB、BからC、CからDへと所有者が移っていますが、当事者間であれば登記 がなくても所有権を主張することができます。判例では、転々譲渡がされたとき、前々主(B)は⺠法 177条の第三者に当たらないことが⽰されています(最判昭39.2.13)。同じ理屈で3つ前の所有者に当 たるAも対抗関係にある第三者には該当しません。
1)
正しい。⼟地の賃借⼈と⼟地の新所有者は、どちらも⼟地の使⽤につき正当な権限を有するので対抗 問題となります。⼟地の賃借⼈としてその借地上に登記ある建物を所有する者は、その⼟地の所有権 の得喪につき利害関係を有する第三者です(最判昭49.3.19)。新所有者は所有権の移転登記を備えな ければ、借地権者に対して賃料を請求したり、債務不履⾏による解除をしたりすることができませ ん。
2)
[家族法]
したがって誤っている記述は[1]です。
問7 正解
4正しい。当該第三者は時効の完成前に登場しています。時効取得者は時効完成前の第三者に対して、
登記なくして所有権を主張することが可能です(最判昭41.11.22)。
3)
正しい。第三者に所有権を譲渡した相続⼈は、他の共同相続⼈の持分の譲渡に関しては無権利者とな ります。よって、他の共同相続⼈は、⾃⼰の持分のうち法定相続分までは登記なくとも第三取得者に 対抗することができます(最判昭38.2.22⺠法899条の2第1項)。
4)
正しい。⾃筆証書遺⾔は、遺⾔者が全⽂、⽇付、⽒名を⾃書、押印して作成するものでしたが、2019 年1⽉より財産⽬録についてのみパソコンでの作成や通帳のコピーでも可能になりました。この場合、
財産⽬録の各ページに遺⾔者が署名押印する必要があります。なお、財産⽬録とは、⾃筆証書に添付 する相続財産の全部⼜は⼀部を記載した別紙のことです(⺠法968条1項・2項)。
1)
正しい。公正証書遺⾔は、遺⾔者が遺⾔の趣旨を公証⼈に⼝述し、公証⼈がそれを筆記して作成され る遺⾔です。作成時には
2
⼈以上の証⼈の⽴会いが必要で、作成後は公証役場で保管されます。ただ し、遺⾔者が⾃⼰の真意のとおりに遺⾔するのを妨げられるのを防⽌するため、以下の⼈は公正証書 遺⾔を作成する際の証⼈になることができません(⺠法974条)。未成年者
推定相続⼈や受遺者及びその配偶者・直系⾎族 公証⼈の配偶者、四親等内の親族、書記及び使⽤⼈
推定相続⼈は公正証書遺⾔の証⼈になることはできないので、本肢は正しい記述です。
2)
正しい。遭難した船舶に乗船中に死亡の危急に迫った者は、証⼈
2
⼈以上の⽴会いをもって⼝頭で遺⾔をすることができます(⺠法979条)。その他特別の⽅式の遺⾔については以下のものがあります。
3)
[その他の契約]
したがって誤っている記述は[4]です。
問8 正解
2したがって正しい記述は[2]です。
[誤り]。遺贈義務者等は、受遺者に対して、相当の期間を定めて遺贈の承認⼜は放棄をすべき旨の催 告をすることができます。催告に対し、受遺者から返答がなかった場合には、遺贈を
承認したもの
と みなされます(⺠法987条)。4)
誤り。契約の申込みの通知をした後に申込者が、①死亡、②意思能⼒を有しない状態、③制限⾏為能
⼒者、のいずれかになった場合、相⼿⽅が承諾の通知を発する前にその事実を知ったときは、その申 込みは効⼒を失います(⺠法526条)。
1)
[正しい]。契約の申込みの通知をした後に申込者が、①死亡、②意思能⼒を有しない状態、③制限⾏
為能⼒者、のいずれかになった場合、申込者がその事実が⽣じたとすれば申込みは効⼒を⽣じない旨 の意思表⽰をしていたときは、その申込みは効⼒を失います(⺠法526条)。
2)
誤り。承諾の期間を定めないでした申込みは、撤回する権利を留保した場合を除き、承諾を受けるの に相当な期間を経過するまでは撤回することができません(⺠法525条1項)。本肢は、承諾の期間の定 めも、撤回する権利の記載もありません。相続⼈は申込者の権利義務を承継しますから、承諾を受け るのに相当な期間を経過するまでは撤回できません。
3)
誤り。意思表⽰はその通知が相⼿⽅に届いたときに効⼒を⽣じます(⺠法97条1項)。よって、契約の 成⽴時期は、発信した時点ではなく申込者に承諾の通知が届いた時点となります。
4)
[売買契約]
[担保物権]
問9 正解
3したがって誤っている記述は[3]です。
問10 正解
1正しい。契約が解除された場合、契約は最初からなかったことになり、各当事者には契約前の状態に 戻す義務(原状回復義務)が⽣じるのが原則です(⺠法545条1項)。①売買契約はこの原則に従い、売 主は代⾦に利息を付けて返還し、買主は売買⽬的物及び所有中に売買⽬的物から⽣じた不当利得や果 実を返還することになります。
⼀⽅、②賃貸借契約の解除は将来に向かってのみ効果を⽣じるので、貸主は賃料を返還する必要はあ りません(⺠法620条)。
1)
正しい。①売買契約をすれば甲建物の所有権を得ます。⾃分の所有物をどうしようと⾃由ですから、
甲建物を貸すのに前所有者の承諾は不要です。
⼀⽅、②賃貸借契約の借主が転貸をする際には、貸主の承諾が必要です(⺠法612条1項)。
2)
[誤り]。①の場合の所有権移転登記、②の場合の賃借権の登記はともに「⺠法177条の第三者」に対 抗するための要件です。不法占拠者は⺠法177条に定める第三者に該当しないので、登記がなくても 権利の取得を対抗することができます(最判昭25.12.19)。
3)
正しい。①売買契約の締結後、引渡しまでに、売主買主いずれにも帰責性がない事由で売買⽬的物が 滅失した場合、売主の引渡し債務は消滅し、買主は売主への代⾦⽀払いを拒むことができます(⺠法 536条1項)。Eの放⽕による滅失はA・Bどちらにも責任がないので、買主Bは売主Aへの代⾦⽀払いを 拒むことができます。
②賃貸借契約において、賃借物の全部が滅失するなどで使⽤収益ができない状態になってしまった場 合には、賃貸借契約は当然に終了することになっています(⺠法616条の2)。
4)
[正しい]。被担保債権に債務不履⾏があったときは、抵当権の範囲は抵当不動産の果実に及びます
(⺠法371条)。抵当権者は賃貸された抵当不動産の賃料債権について物上代位することができます
(最判平1.10.17)。
1)
誤り。抵当権と賃借権の優劣は、第⼀順位の抵当権の設定登記と賃貸借の対抗要件取得の先後により 決まります。本肢のように賃借権の対抗要件取得が先であれば、借主は競売の買受⼈に対して賃借権 を対抗することができます(期間の定めの有無は関係ありません)。しかし、第⼀順位抵当権の設定 登記が先であれば、賃借権を対抗することができません。
2)
[借地借家法(⼟地)]
したがって正しい記述は[1]です。
問11 正解
3したがって正しい記述は[3]です。
誤り。本肢では抵当権設定登記よりも後に賃借権の対抗要件を取得しているので、買受⼈に対して賃 借権を対抗することができません。このような場合にすぐに出て⾏けというのは賃借⼈に酷なので、
競売の買受けの時から
6カ⽉
を経過するまでは、その建物を買受⼈に対して引き渡さなくてもよいこ とになっています(⺠法395条1項)。しかし、明渡しを1年間猶予される制度はないので、本肢は誤り です。3)
誤り。本肢では抵当権設定登記よりも先に賃借権の対抗要件を取得しているので、買受⼈に対して賃 借権を対抗することができます。したがって、賃借⼈は賃借権を主張して、甲建物に住み続けること ができます。
4)
誤り。借地権を更新する際の存続期間は、1回⽬の更新では20年以上、2回⽬以降の更新では10年以 上としなければなりません(借地借家法4条)。よって、当初の存続期間が30年であったとしても、更 新の際に30年以下とすることは可能です。
1)
誤り。借地権の存続期間が満了し、借地上に建物があったとしても、借地権設定者が正当な事由をも って異議を述べれば、借地権者からの更新請求を拒絶することができます(借地借家法5条1項)。よっ て、「異議を述べることができない」とする本肢は誤りです。
2)
[正しい]。借地権の対抗⼒は、当該借地上の建物の登記に敷地として記載されている⼟地についての み⽣じます(最判昭44.12.13)。例えば、借地権者がa番地、b番地の2つの⼟地を建物所有の⽬的で賃 借していたとしても、建物がa番地にのみ建っているときは、b番地の敷地については第三者に借地権 を対抗できないということです。これは第三者が登記を⾒た場合に、どの範囲の⼟地貸借権につき対 抗⼒が⽣じているのか知り得るものでなければならないという理由からです。
3)
誤り。借地権設定者は、弁済期の到来した最後の
2
年分の地代等について、借地上の建物について先 取特権を有します(借地借家法12条1項)。本肢は「3年」としているため誤りです。4)
[借地借家法(建物)]
[区分所有法]
問12 正解
2したがって正しい記述は[2]です。
問13 正解
2誤り。期間の定めがある建物賃貸借が、更新拒絶の通知をしなかったために法定更新される場合、従 前と同⼀条件で
期間の定めがない
契約をしたものとみなされます(借地借家法26条1項)。1)
[正しい]。期間の定めがない建物賃貸借では、双⽅がいつでも解約を申し⼊れることができます。賃 貸⼈からの解約申⼊れには正当事由が必要で申⼊れから
6
カ⽉を経過することによって、賃借⼈から の解約申⼊れには正当事由が不要で申⼊れから3
カ⽉を経過することによって終了します(借地借家 法27条1項、⺠法617条1項2号)。2)
誤り。原貸借契約が賃借⼈(転貸⼈)の債務不履⾏によって終了する場合には、その終了を転借⼈に 対抗できます。つまり、6カ⽉を待つことなく建物の明渡しを請求できます(⺠法613条3項)。
3)
誤り。造作買取請求権(借地借家法33条1項)は、借地借家法37条で定める強⾏規定には含まれない ため、普通建物賃貸借および定期建物賃貸借のどちらでも造作買取請求権不⾏使の特約を有効に定め ることが可能です(借地借家法37条)。
4)
正しい。区分所有者からマンションを借りて住んでいる⼈のように、区分所有者の承諾を得て専有部 分を占有する者は、会議の⽬的たる事項につき利害関係を有する場合に、集会に出席して意⾒を述べ ることができます。しかし、議決権の⾏使はできません(区分所有法44条1項)。
1)
[誤り]。最初に建物の専有部分の全部を所有する者(デベロッパや分譲業者等)が、公正証書によっ て設定できる規約は、
規約共⽤部分
に関する定め、規約敷地の定め、敷地利⽤権の分離処分ができる 旨の定め、敷地利⽤権の持分割合に関する定めに限られます。よって、廊下や階段のような法定共⽤部分の規約を設定することはできません(区分所有法32条)。
2)
正しい。共有部分は区分所有者全員の共有に属しますが、規約に定めることによって、⼀部の区分所 有者や管理者を共有部分の所有者とすることができます(区分所有法27条1項)。
3)
[不動産登記法]
したがって誤っている記述は[2]です。
問14 正解
2したがって誤っている記述は[2]です。
管理者は保存⾏為、集会の決議を実⾏すること、規約で定めた⾏為をすることができますが、その他 の⾏為を⾏うには集会の決議によらなければなりません。管理者を所有者として定めておけば、その 共⽤部分については管理者が単独で管理⾏為を⾏うことができるので都合が良いです。なお、実際に 所有権の移転登記が⾏われるわけではありません。
正しい。管理組合が法⼈である場合には理事と監事の設置が必須となります。理事とは管理組合法⼈
の業務を執⾏をする⾃然⼈です。理事が複数⼈の場合、規約に別段の定めがなければ、その過半数で 管理組合法⼈の事務は決定します(区分所有法49条1項・2項)。
4)
正しい。新たに⽣じた⼟地⼜は表題登記がない⼟地の所有権を取得した者は、その所有権の取得の⽇
から
1
⽉以内に、表題登記を申請しなければなりません(不動産登記法36条)。1)
[誤り]。合併の登記とは、別々の登記記録である数個の建物を、物理的な変更なしに登記上1個の建物 とするための登記です。以下の建物については合併の登記をすることができません(不動産登記法56 条)。
共有部分の持分は専有部分の処分に従うことになり、原則として分離して処分することができませ ん。このため共⽤部分である旨の登記がある建物の合併登記はできません。
2)
共⽤部分(団地共⽤部分)である旨の登記がある建物 1
所有者が異なる建物 2
共有持分の割合が異なる共有建物 3
所有権の登記がない建物と所有権の登記がある建物 4
所有権等以外の権利に関する登記がある建物(⼀部を除く)
5
正しい。登記官は、表⽰に関する登記について申請があった場合や職権で登記しようとする場合にお いて、必要があると認めるときは、当該不動産の表⽰に関する事項を調査することができます(不動産 登記法29条1項)。
3)
正しい。区分建物の表題登記は原始取得者(デベロッパや分譲業者等)しか申請することができませ ん。しかし、原始取得者が表題登記をしないまま死亡したり会社が合併消滅したりした場合には、そ の⼀般承継⼈が原始取得者を表題部所有者とする表題登記を申請することができます(区分所有法47条 2項)。
4)
[都市計画法]
[都市計画法]
問15 正解
4したがって正しい記述は[4]です。
問16 正解
3誤り。近隣商業地域は、近隣の住宅地の住⺠に対する⽇⽤品の供給を⾏うことを主たる内容とする商 業その他の業務の利便を増進するため定める地域です(都市計画法9条9号)。「住居の環境を保護す るため」というのは住居系8地域に共通する⽂⾔ですが、近隣商業区域は商業系なので住居の環境保護 については定義に含まれていません。
1)
誤り。準⼯業地域は、主として環境の悪化をもたらすおそれのない⼯業の利便を増進するため定める 地域です(都市計画法9条11号)。「住居の環境を保護するため」というのは住居系8地域に共通する
⽂⾔ですが、準⼯業区域は⼯業系なので住居の環境保護については定義に含まれていません。
2)
誤り。特定⽤途制限地域は、⽤途地域が定められていない⼟地の区域(市街化調整区域を除く) にお いて、その良好な環境の形成や保持を係る観点から、建築物などの建築を制限するために定められる 地域です(都市計画法9条15号)。
特定⽤途制限地域は⽤途地域が定められていない区域にのみ定めることができるので、第⼀種低層住 居専⽤地域について定めることはできません。⽤途地域を補完するために定める「特別⽤途地区」と の押さえ分けをしっかりしておきましょう。
※つまり⾮線引き区域や準都市計画区域のうち⽤途地域の定めがない区域
3) ※
[正しい]。⾼層住居誘導地区は、住宅と⾮住宅の混在を前提とした⽤途地域において、利便性の⾼い
⾼層住宅の建築を誘導するために定める地域です。
第⼀種住居地域
、第⼆種住居地域、準住居地域、近隣商業地域、準⼯業地域で定めることができます(都市計画法9条17号)。
4)
正しい。開発許可申請書は、以下の事項を記載して都道府県知事に提出することとされています(都 市計画法30条1項、都市計画法規則15条)。
開発区域の位置、区域及び規模 予定建築物等の⽤途
1)
[建築基準法]
したがって誤っている記述は[3]です。
問17 正解
3開発⾏為に関する設計
⼯事施⾏者(開発⾏為に関する⼯事の請負⼈⼜は請負契約によらないで⾃らその⼯事を施⾏する 者)
⼯事の着⼿予定年⽉⽇・完了予定年⽉⽇
開発⾏為の別
市街化調整区域内の場合、法34条のうち該当する理由 資⾦計画(⼀定の場合を除く)
上記のとおり、⼯事施⾏者は開発許可申請書の記載事項になっています。
正しい。開発許可を受けた⼯事について開発許可申請書の記載事項を変更しようとする場合は、原則 として都道府県知事の許可を受けなければなりません。ただし、変更に係る開発⾏為が、開発許可が 不要な⾏為に該当するときや⼀定の軽微な変更であるときには、許可は不要となります(都市計画法35 条の2第1項)。軽微な変更の場合は、変更をした後に、遅滞なく、その旨を
届出
をするだけで⾜ります(都市計画法35条の2第3項)。
2)
[誤り]。開発許可を受けた⼯事を廃⽌する際は、廃⽌した後に、遅滞なく、その旨を都道府県知事に
届出
するだけで⾜ります(都市計画法38条)。本肢は「許可」としているので誤りです。3)
正しい。開開発許可を受けた開発区域内の⼟地は、以下の3つの例外を除き、⼯事完了の公告があるま で建築等ができません(都市計画法37条2号)。
⼯事⽤の仮設建築物または特定⼯作物を建築・建設するとき 都道府県知事が⽀障がないと認めたとき
開発⾏為に同意していない者が、権利の⾏使として所有する⼟地に建築等をするとき
本肢の説明どおり、⼯事完了の公告前であっても、開発⾏為に同意していないものが権利の⾏使とし て建築をすることは認められています。
4)
正しい。劇場や店舗などの不特定多数の⼈が利⽤する施設や、共同住宅や病院などの就寝室がある施 設では、災害の際に⼀⽅が使えなくても他⽅を使って避難できるようにするため、その階の床⾯積に よって、2以上の直通階段を設ける義務があります。劇場や映画館などの客席のある階には、その床⾯
積にかかわらず2以上の直通階段が必要なので、本肢は適切な記述です(建築基準法令121条1項1号)。
1)
正しい。既存建築物に構造的な変更を加えることなく⽤途を変更して特殊建築物とする場合、その⽤
途に供する部分の床⾯積の合計が200㎡超であれば、原則として建築確認と同様の確認が必要となり ます。ただし、変更前と変更後の⽤途が類似であるとみなされる場合は確認不要となります(建築基準 2)
[建築基準法]
したがって誤っている記述は[3]です。
問18 正解
2法87条1項)。
映画館と劇場は類似の⽤途とされているため、本肢は建築確認が不要なケースとなります。
[誤り]。換気設備のない居室には、有効部分の⾯積がその居室の床⾯積の
20分の1
以上である窓その 他開⼝部を設けなければなりません(建築基準法28条2項)。本肢は「10分の1以上」としているので誤 りです。3)
正しい。排煙設備は、⽕災で発⽣する煙や有毒ガスが居室に広がるのを防ぐための設備です。煙を留 める防煙壁と、煙を外に逃がす排煙⼝があります。劇場、映画館、病院、共同住宅、百貨店等の特殊 建築物で、延べ⾯積が
500
㎡を超えるものには、原則として排煙設備を設ける義務があります。ただ し、上記に該当する施設であっても、階段
、昇降機の昇降路の部分、昇降機の乗降のための乗降ロビ ーの部分には例外的に設けなくても良いとされています(建築基準法令126条1項3号)。延べ⾯積が800㎡の百貨店は、排煙設備が必要な建築物に該当しますが、階段の部分には設けなくて もよいので記述は適切です。
4)
誤り。道路とみなす道と⾔えば「2項道路」です。2項道路は、集団規定が適⽤されるようになったと き現に建築物が⽴ち並んでいる幅員4m未満の道であり、特定⾏政庁が指定したものである必要があり 1)
ます(建築基準法42条2項)。特定⾏政庁の指定という部分が⽋けているので本肢は誤りです。
[正しい]。道路斜線制限に関する記述です。道路斜線制限とは、都市計画区域及び準都市計画区域内 のすべての建築物に適⽤される、前⾯道路の幅員による⾼さ制限のことです。
道路斜線制限は、道路の反対側の境界線から離れた⼀定距離まで適⽤され、適⽤距離を超えた範囲は 道路斜線制限から除外されます。この適⽤距離は、⽤途地域と容積率の限度に応じて、以下のように 設定されています。
本肢の準⼯業地域は⼯業系の⽤途地域であり、容積率の限度が10分の50(=500%)なので適⽤距離 は
35
mとなります。また住居系地域以外における斜線の勾配は1.5
です。したがって本肢の記述は適 切です。2)
誤り。⽤途地域による畜舎(家畜を飼い養うための建物)の⽤途制限は以下のようになっています。
第⼀種住居地域において畜舎を建築する場合、床⾯積3,000㎡以下のものしか建築することができま せん。したがって本肢の記述は誤りです。
3)
[宅地造成等規制法]
[⼟地区画整理法]
したがって正しい記述は[2]です。
問19 正解
1したがって誤っている記述は[1]です。
問20 正解
1誤り。建築物の敷地が建蔽率制限の異なる地域にわたる場合、その建蔽率は、⼆つの地域の建蔽率を 敷地⾯積で
加重平均
して求めます(建築基準法53条2項)。例えば、敷地⾯積100㎡で建蔽率60%の⼟地、敷地⾯積300㎡で建蔽率70%の⼟地にわたって建築物を建築する場合、適⽤される建蔽率は
「(0.6×100+0.7×300)÷400=0.675=67.5%」となります。
ちなみに「過半の属する地域」の制限が適⽤されるのは⽤途地域の規制です。
4)
[誤り]。宅地造成⼯事区域内で⾏われる宅地造成にあっては都道府県知事の許可制ですが、宅地造成
⼯事区域外で⾏われる宅地造成については許可も届出も不要です。
1)
正しい。都道府県知事は、宅地造成⼯事規制区域内における宅地の所有者等、管理者⼜は占有者に対 して、当該宅地⼜は当該宅地において⾏われている⼯事の状況について報告を求めることができます
(宅造法19条)。
2)
正しい。宅地造成⼯事規制区域内で災害防⽌措置として⾏う⼯事のうち、有資格者による設計が求め られるのは次の2つです(宅造法施⾏令16条)。
本肢の擁壁は5mを超えるものですから、その設置⼯事は有資格者の設計によらなければなりません。
3)
⾼さ
5
mを超える擁壁の設置 1切⼟・盛⼟をする⼟地の⾯積が
1,500
㎡を超える⼟地における排⽔施設の設置 2正しい。都道府県知事は、偽りその他不正の⼿段によって宅地造成に関する⼯事の許可(変更の許可 含む)を受けた者に対して、その許可を取り消すことができます(宅造法14条1項)。
4)
[農地法]
したがって誤っている記述は[1]です。
問21 正解
4[誤り]。施⾏地区内の宅地について所有権または借地権を有するすべての者は、⼟地区画整理組合の 組合員となります(⼟地区画整理法25条1項)。借地権のみを有する者も組合員となるので本肢は誤りで す。
1)
正しい。「公共施設」とは、道路、公園、広場、河川その他政令で定める公共の⽤に供する施設をい う、と定義されています(⼟地区画整理法2条5項)。
2)
正しい。換地処分の公告があった場合、施⾏者は直ちにその旨を換地計画に係る区域を管轄する登記 所に通知しなければなりません(⼟地区画整理法107条1項)。この登記を「⼟地区画整理登記」とい い、施⾏者は所有者等に代位して申請することが認められています。
3)
正しい。地⽅公共団体が施⾏する⼟地区画整理事業では、事業ごとに⼟地区画整理審議会が置かれま す(⼟地区画整理法56条1項)。⼟地区画整理審議会は、施⾏者からの諮問を受けて答申する諮問機関で あり、施⾏者と地権者の間に⽴って調整する役割を担います。具体的には、換地計画、仮換地の指定 及び減価補償⾦の交付に関する事項について審議し、同意したり、意⾒を答申したりすることを職務 とします(⼟地区画整理法56条3項)。
4)
誤り。農地法に定める権利移動とは、所有権の移転のほか、地上権、永⼩作権、質権、使⽤貸借、賃 借権等の使⽤収益権の設定です。使⽤収益権が抵当権設定者に残る抵当権の設定は、権利移動に該当 しないので3条許可は不要です。(農地法3条1項)。
1)
誤り。農地の賃貸借契約は、⼀定の場合を除き、都道府県知事の許可を受けなければ解除することが できないというのが法第18条第1項の許可の内容です。解除のみならず、解約の申⼊れ、合意解約、
更新しない旨の通知がこの許可を受ける対象となるので、解約申⼊れでも都道府県知事の許可が必要 です(農地法18条1項)。
2)
誤り。農地法上の農地であるかどうかは、⼟地登記簿上の地⽬ではなく、現況で判断します。よっ て、現に農地として耕作している⼟地であれば、法の規制対象となる農地となります(農地法2条1 項)。
3)
[正しい]。市街化区域内の農地を農地以外に転⽤する際には、あらかじめ農業委員会へ届出をするこ とで、都道府県知事の許可は不要となります(農地法4条1項8号)。
4)
[国⼟利⽤計画法]
[登録免許税]
したがって正しい記述は[4]です。
問22 正解
1したがって正しい記述は[1]です。
問23
正解
2本特例は、下記適⽤要件をみたす登記について登録免許税を軽減する措置です。軽減される対象は、所 有権保存登記、所有権移転登記(売買・競落に限る)、抵当権設定登記の3種類です。
[正しい]。都市計画区域外の⼟地を取得する場合、⾯積
10,000
㎡以上であれば原則として事後届出 の対象となります。地上権や賃借権の設定も事後届出の対象となる「⼟地売買等の契約」に含まれる ので、12,000㎡の⼟地に地上権の設定を受けたBは事後届出を⾏う必要があります(国⼟利⽤計画法14 条1項)。1)
誤り。遊休⼟地に係る通知とは、国⼟利⽤計画法の許可・事前届出・事後届出が必要な⼟地売買等の 契約があった⼟地について取得後2年以上経過し、その⼟地の利⽤状況が未利⽤・低利⽤であるときに 都道府県知事から⼟地所有者に対してなされる通知です。当該通知を受けた者は、その通知があった
⽇から
6週間
以内にその遊休⼟地の利⽤⼜は処分に関する計画を都道府県知事に届け出なければなり ません(国⼟利⽤計画法29条1項)。本肢は「1⽉以内」としているため誤りです。2)
誤り。⼀定の計画に従って⼀⼈が⼟地を分割購⼊した場合、その合計⾯積を基準として判断します。
市街化調整区域の⼟地を取得する場合、⾯積
5,000
㎡以上であれば原則として事後届出の対象となり ます。「2,000㎡+3,000㎡=5,000㎡」ですから、Dは事後届出を⾏う必要があります。3)
誤り。事後届出の利⽤⽬的に対して都道府県知事が変更を勧告できるという前半の記述は適切です。
しかし、勧告に従わなかった場合の公表は任意です。よって「公表しなければならない」とする本肢 は誤りです(国⼟利⽤計画法29条)。
4)
個⼈の住宅⽤家屋についての登記であること 1
[固定資産税]
したがって正しい記述は[2]です。
問24 正解
1家屋の床⾯積が
50
㎡以上であること 2新築⼜は取得後
1
年以内に登記を受けること 3中古住宅の場合、⼀定の耐震基準に適合していること⼜は昭和
57
年1⽉1⽇以後に建築されたものであ ること4
誤り。軽減措置の適⽤対象となる住宅⽤家屋と認められるためには、床⾯積が50㎡以上であり、か つ、個⼈の居住⽤であることが必要です(租税特措法令41条1号・42条1項1号)。
1)
[正しい]。本特例を受けるための所有権移転登記の原因は
売買
または競落
である必要があります(租 税特措法令42条3項3号)。それ以外の登記原因、例えば交換、贈与、相続は対象外です。2)
誤り。「住宅⽤家屋の所有権の移転登記」についての特例ですので、⼟地には適⽤されません。売買 による⼟地の移転登記については別に軽減措置の規定があります。
3)
誤り。本問の税率軽減措置の適⽤を受ける場合には、都道府県知事の証明書は不要ですが、要件に該 当する家屋であることについて
市町村⻑
(東京23区は区⻑)の証明書が必要です(租税特別措置法令 42条1項)。4)
[正しい]。市町村⻑は、固定資産の価格等の決定・登録後に、①固定資産の価格等の登録がなされて いないこと、②登録された価格等に重⼤な錯誤があることを発⾒した場合においては、直ちに価格等 を決定し、または価格等を修正して、固定資産課税台帳に登録しなければなりません(地⽅税法417 条1項)。そして遅滞なく、その旨を納税者に対して通知する必要があります。
1)
誤り。固定資産税の納税者は、固定資産課税台帳に登録された
価格
に不服がある場合には、公⽰の⽇から納税通知書の交付を受けた⽇後
3
⽉を経過する⽇までの間に、固定資産評価審査委員会に対して 登録事項について審査の申出をすることができます(地⽅税法432条1項)。本肢は「1⽉を経過する までの間」としているため誤りです。2)
[地価公⽰法]
したがって正しい記述は[1]です。
問25 正解
2誤り。固定資産税の納付義務者は、原則として1⽉1⽇現在の所有者です。よって、年度の途中におい て⼟地の売買があった場合でも1⽉1⽇現在の所有者に納付義務があります。実務上は売主買主公平の
⽴場から⽇数で按分計算し、買主が売主に残り期間分の⾦額を⽀払う⽅法がとられていますが、法律 上の規定ではありません。
3)
誤り。⼩規模住宅⽤地(200㎡以下の部分)の課される固定資産税の課税標準は、通常の
6分の1
にな ります。3分の1となるのは住宅⽤地のうち200㎡超の部分です(地⽅税法349条の3の2)。4)
正しい。地価公⽰法は、⼟地鑑定委員会が毎年1回標準地の正常な価格を公⽰し、⼀般の⼟地の取引価 格に対して指標を与えるとともに、公共事業⽤地の取得価格算定の規準とされ、また、国⼟利⽤計画 法に基づく⼟地取引の規制における⼟地価格算定の規準とされる等により、適正な地価の形成に寄与 することを⽬的としています(地価公⽰法1条)。
1)
[誤り]。不動産鑑定⼠は、公⽰区域内の⼟地について鑑定評価を⾏う場合において、当該⼟地の正常 な価格を求めるときは、公⽰価格を規準としなければなりません。「実際の取引価格」は規準としな いので誤りです(地価公⽰法8条)。
2)
正しい。不動産鑑定⼠が標準地の鑑定評価を⾏う際は、取引事例⽐較法、収益還元法及び原価法の3⼿
法により求められる価格を勘案して鑑定評価を⾏うものとされています。条⽂中、近傍類地の取引価 格から算定される推定の価格が「取引事例⽐較法」、近傍類地の地代等から算定される推定の価格が
「収益還元法」、同等の効⽤を有する⼟地の造成に要する推定の費⽤の額が「原価法」に対応してい ます(地価公⽰法4条)。
3)
正しい。⼟地鑑定委員会は、公⽰後すみやかに関係市町村⻑(東京都23区及び政令指定都市について は区⻑)に対し、公⽰事項のうち、当該市区町村が属する都道府県に存する標準地に係る部分を記載 した書⾯及び当該標準地の所在を表⽰する図⾯を送付することとされており、関係市区町村⻑は、閲 覧の場所及び閲覧に関する規程を定めてこれを告⽰し、送付を受けた⽇から3年間上記の書⾯及び図⾯
を⼀般の閲覧に供することとされています(地価公⽰法7条2項地価公⽰法令1条2項)。
4)
[37条書⾯]
したがって誤っている記述は[2]です。
問26 正解
3したがって正しい記述は[3]です。
誤り。売買・交換の場合には、「引渡しの時期」と「移転登記の申請の時期」の両⽅が記載事項とな ります(宅建業法37条1項4号・5号)。本肢は「いずれかを記載」としているので誤りです。
1)
誤り。既存建物である場合の「建物の構造耐⼒上主要な部分等の状況について当事者の双⽅が確認し た事項」は、売買・交換においてのみ記載事項となります。本肢の場合、貸借ですので説明は不要で す(宅建業法37条1項2号の2)。
2)
[正しい]。代⾦、交換差⾦、借賃以外に授受する⾦銭がある場合、37条書⾯には、⾦額・授受の⽬
的・授受の時期の3つを記載しなければなりません(宅建業法37条2項3号)。
3)
誤り。宅地建物取引業者の義務は、契約を締結したときに、宅地建物取引⼠が記名押印した37条書⾯
を交付することです。その内容の説明は義務ではないので「内容を説明させなければならない」とす る本肢は誤りです。
4)
[8種制限]
問27 正解
4誤り。宅地建物取引業者が⾃ら売主となり、宅地建物取引業者以外の買主と売買契約をする場合にお いて、損害賠償額の予定し、また違約⾦の額を定めるときは、その合算額が売買代⾦の
2
割を超えて はいけません。2割を超える特約をしたときは、「2割を超える部分」が無効となります。全体が無効 になるわけではありません(宅建業法38条)。1)
誤り。⼿付⾦等の受領に際し、宅地建物取引業者が⾏うべき保全措置の内容は、以下のいずれかで す。
本肢は「建築⼯事完了前の建物」、つまり未完成物件なので、指定保管機関(保証協会)との⼿付⾦
等寄託契約によって保全措置をすることはできません。よって、誤りです。
2)
誤り。宅地建物取引業者が⾃ら売主となり、宅地建物取引業者以外の買主と売買契約をする場合にお いては、売買代⾦の
2
割を超える⼿付を受領することはできません。買主から承諾を得たとしてもダ 3)[監督処分・罰則]
したがって正しい記述は[4]です。
問28 正解
1メです(宅建業法39条1項)。
[正しい]。保全措置が必要であるにもかかわらず、宅地建物取引業者が保全措置を講じないとき、買 主は⼿付⾦等を⽀払わないことができます(宅建業法41条4項)。本肢は未完成物件のケースですが、
完成済物件でも同様です。
4)
正しい。以下の図解は、免許を取り消さなければならないとき(必要的免許取消事由)と、免許を 取り消すことができるとき(任意的免許取消事由)をまとめたものです。
不正の⼿段で免許を受けた場合には、免許権者はその宅地建物取引業者の免許を取り消さなければな りません(宅建業法66条1項8号)。
ア.
誤り。宅地建物取引業者が免許の条件に違反した場合、免許権者はその宅地建物取引業者の免許を 取り消すことが
できます
。本肢は「取り消さなければならない」としているので誤りです(宅建業法66 条2項)。イ.
誤り。報酬額の掲⽰義務(法46条4項)に違反した場合、指⽰処分を受けることがあるとともに、
50万円以下の罰⾦に処されます(宅建業法65条1項宅建業法82条2号)。どの違反がどの罰則になるかを覚 えるのは難しいですが、法の実効性を担保するため、宣⾔的な条⽂を除いたほぼすべての義務規定に 罰則が付いていると考えましょう。
ウ.
誤り。従業者名簿に虚偽記載があった場合、その虚偽記載をした者が罰則(50万円以下の罰⾦)の 対象となります(宅建業法83条1項3号の2)。さらに両罰規定により、使⽤者のAも同様の罰⾦刑を受け ることがあります(宅建業法84条2号)。よって、「Aは罰則の適⽤を受けることはない」とする本肢は 誤りです。
エ.
[宅地建物取引業・免許]
[業務上の規制]
したがって正しいものは「⼀つ」です。
問29 正解
3したがって誤っている記述は[3]です。
問30 正解
3正しい。宅地建物取引業免許の有効期間は
5
年です(宅建業法3条2項)。免許を更新しようとするとき は、免許の有効期間満了の⽇の90
⽇前から30
⽇前までの間に免許申請書を提出しなければなりませ ん(宅建業法規則3条)。1)
正しい。適正に免許更新の申請をしたにもかかわらず有効期間満了⽇までにその処分 がなされないと きは、従前の免許は、有効期間満了後も処分がなされるまでは効⼒を有します(宅建業法3条4項)。
※更新免許の付与決定または更新拒否決定
2) ※
[誤り]。個⼈である宅地建物取引業者が死亡した場合、その相続⼈は、その者が
死亡した事実を知っ た⽇
から30
⽇以内にその旨を免許権者に届け出なければなりません(宅建業法11条1項1号)。本肢は「死亡した⽇から30⽇」としているため誤りです。
3)
正しい。法⼈である宅地建物取引業者が合併により消滅した場合、
消滅した法⼈
を代表する役員であ った者は、合併の⽇から30⽇以内にその旨を免許権者に届け出なければなりません(宅建業法11条1項2 号)。本肢では法⼈Bが消滅したので、Bの代表役員が届出を⾏います。4)
誤り。取引態様の別とは、宅地建物取引業者がどのような⽴場で取引に関与するのかを⽰すもので、
「売主」「代理」「媒介(仲介)」のいずれかです。
1)
[報酬関連]
したがって正しい記述は[3]です。
問31 正解
2取引態様の別の明⽰は、①広告をするとき、②注⽂を受けたときにしなければなりません。本肢のよ うに取引態様の別を明⽰せずに広告を⾏った場合、その時点で宅建業法違反となります(宅建業法34条 1項)。
誤り。宅地建物取引業者は、都市計画法の開発許可、建築基準法の建築確認、宅造法の宅地造成許可 等の必要な処分を受けるまでは、その⼯事完了前の宅地建物の広告をしてはいけません(宅建業法33 条)。建築確認の申請段階で広告を⾏うことは、宅建業法の規定に違反します。この規定は未完成物 件の「⻘⽥売り」による紛争を防⽌するためにあります。
2)
[正しい]。売る意思のない条件の良い物件を広告することは「おとり広告」に該当し、誇⼤広告等を 規制する宅建業法32条に違反する⾏為となります(宅建業法32条解釈運⽤の考え⽅-第32条関係)。契約に
⾄らなかった場合でも誇⼤広告をした時点で違反となり、指⽰処分や業務停⽌処分の対象となります
(宅建業法65条2項)。
3)
誤り。宅地建物取引業者の免許が失効した場合、その宅地建物取引業者であった者及びその⼀般承継
⼈は、その宅地建物取引業者が
締結した契約に基づく取引
を結了する⽬的の範囲内において、なお宅 地建物取引業者とみなされます(宅建業法76条)。既に契約を締結している取引に関しては、相⼿⽅の保護のために無免許操業の禁⽌規定を適⽤外にす るという趣旨ですので、これから契約を締結しようとしている取引については対象外です。
4)
[業務上の規制]
したがって誤っているものは「⼆つ」です。
問32 正解
1正しい。貸借の媒介・代理では、「借賃の1⽉分+消費税」が依頼者の双⽅から受領できる報酬の限 度となります。ただし、居住⽤建物の媒介の場合、依頼を受けるに当たってその依頼者からの承諾を 得ているときを除き、依頼者の⼀⽅から受領できる報酬は「借賃の0.5⽉分+消費税」以下という制限 があります(報酬告⽰第4)。
本問では借賃が8万円なので、Dから承諾を得ていなければ「8万円×0.5⽉×1.1=44,000円」がDか ら受領できる報酬の限度額となります。
ア.
正しい。貸借の代理・売買では、「借賃の1⽉分+消費税」が依頼者の双⽅から受領できる報酬の限 度となります(報酬告⽰第5)。複数の宅地建物取引業者が取引に関与するときでも限度額は変わりま せん。
よって、A及びCがB及びDから受領する報酬は、合わせて「8万円×1.10=88,000円」以下である必 要があります。
イ.
誤り。居住⽤建物以外の貸借の媒介・代理で権利⾦の授受がある場合、その権利⾦の額を売買代⾦
とみなして報酬額を計算することができます(報酬告⽰第7)。
売買代⾦が200万円以下のときは「売買代⾦×5%+消費税」が基本報酬額となるので、
A(代理)がBから受領できる報酬額 200万円×5%×1.1×2=220,000円 C(媒介)がDから受領できる報酬額
200万円×5%×1.1=110,000円 依頼者双⽅から受領できる報酬額
220,000円
この制限に違反しないように報酬を受領することになります。A及びCが受領できる報酬の額の合計は 220,000円です。
ウ.
誤り。通常の広告費⽤、通常の物件調査費⽤は宅地建物取引業者の負担となります(解釈運⽤の考え
⽅-第34条の2関係)。よって、依頼者の依頼によらない通常の広告の料⾦を報酬とは別に受領すること はできません(報酬告⽰第9)。
本来の報酬と別途受領することができるのは、依頼者からの依頼に基づく特別な広告や調査の費⽤に 限られ、これらを受領するためには、依頼者に事前説明して同意を得ておくことが必要とされていま す。
エ.
[媒介契約]
したがって正しい記述は[1]です。
問33 正解
2[正しい]。供託所等の説明は重要事項の説明と同じく契約成⽴するまでに⾏うこととされています が、法律上は書⾯で説明する必要はありません(宅建業法35条の2)。ただし、宅建業法解釈運⽤の考 え⽅では、供託所等に関する事項を重要事項説明書に記載して説明することが望ましい、としている ため適切な記述です(解釈運⽤の考え⽅-第35条の2関係)。
1)
誤り。買主・借主が宅地建物取引業者である場合には、供託所等の説明は不要とされています(宅建 業法35条の2)。本肢は「説明をしなければならない」としているため誤りです。
※平成29年(2017年)の改正で、営業保証⾦や弁済業務保証⾦の還付権者から宅建業者が除外されたこ とに伴い、説明不要となりました。
2)
誤り。供託所等の説明は
契約成⽴前
に⾏う必要があります(宅建業法35条の2)。本肢は「契約成⽴後」としているため誤りです。
3)
誤り。保証協会の社員であるときには、保証協会の社員である旨、保証協会の名称、住所、事務所の 所在地、保証協会が弁済業務保証⾦を供託した供託所及びその所在地が説明する内容です(宅建業法35 条の2第2号)。⼀⽅、保証協会の社員でないときは必然的に営業保証⾦を供託しているので、営業保証
⾦を供託した主たる事務所の最寄りの供託所及び所在地が説明の内容となります。
保証協会の社員である宅地建物取引業者は営業保証⾦を供託していないので、「営業保証⾦を供託し た…」の件は明らかに変です。
4)
誤り。専任媒介契約では依頼者に対して定期的に業務の処理状況を報告する義務があります。報告 頻度は、専任媒介契約の場合は
2週間に1回以上
、専属専任媒介契約の場合は1週間に1回以上です(宅建業法34条の2第9項)。
本問では「専属専任媒介契約ではない専任媒介契約」が問われているので1週間に1回以上ではなく、
2週間に1回以上が適切です。
ア.
誤り。専任媒介契約における指定流通機構への登録は、取引の相⼿⽅を探索するための措置であり 宅地建物取引業者の義務です。これに反する特約は無効となるので、Aは特約の有無にかかわらず契 イ.
[宅地建物取引業・免許]
したがって正しいものは「⼆つ」です。
問34 正解
1約締結⽇から7⽇以内に指定流通機構に登録をしなければなりません(宅建業法34条の2第5項宅建業法34 条の2第10項)。
正しい。⼀般媒介契約で義務となっていることは、①媒介契約書に記名押印して交付する義務、② 評価額に意⾒を述べるときに根拠を明らかにする義務、③売買・交換の申込みがあったときに遅滞な く依頼者に報告する義務の3つです。媒介契約書⾯の交付は⼀般媒介契約であろうとも省略することは できません(宅建業法34条の2第1項)。
ウ.
正しい。売買・交換の媒介契約を締結した宅地建物取引業者が、媒介対象となる宅地建物の価格に ついて意⾒を述べるときは、依頼者に対して根拠を明らかにしなければなりません(宅建業法34条の2第 2項)。根拠の明⽰は、⼝頭でも書⾯でも良いとされています(解釈運⽤の考え⽅-第34条の2関係)。
エ.
[正しい]。宅建業法上の「宅地」の定義を図解すると以下のようになります(宅建業法2条1号、宅建 業法令1条)。
建物の敷地に供せられる⼟地⇒宅地、道路、公園、河川、広場及び⽔路⇒宅地ではない、よって記述 は適切です。
1)
誤り。宅地建物取引業は以下のように定義されています。
ビルやマンションの1室等を売買する場合のように、建物の⼀部の売買を代理するケースも宅地建物取 引業に該当します。
2)
宅建業法2条2号
宅地建物取引業 宅地若しくは建物(
建物の⼀部を含む
。以下同じ。)の売買若しくは交換⼜は 宅地若しくは建物の売買、交換若しくは貸借の代理若しくは媒介をする⾏為で業として⾏うものを いう。”
[35条書⾯]
したがって正しい記述は[1]です。
問35 正解
4誤り。宅建業法上の「建物」は建築基準法上の建築物とほぼ同じ意味です。すなわち「⼟地に定着す る⼯作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの(建築基準法2条1号)」に未完成建物を加えた 範囲です。学校、病院、官公庁施設等は特殊建築物であり、建築物の⼀種なので宅建業法上の「建 物」に該当します。
3)
誤り。宅建業法上の宅地は、現に建物の敷地となっている⼟地に限らず、広く建物の敷地にする⽬的 で取引の対象とされた⼟地をいい、その地⽬や現況を問いません(解釈運⽤の考え⽅-第2条第1号関係)。
宅地予定地や宅地⾒込地なども「宅地」に含まれます。
4)
誤り。IT重説は以下の要件をすべて満たす場合に限り、対⾯による重説と同様に取り扱うことができ ます(解釈運⽤の考え⽅-第35条第1項関係)。
宅地建物取引⼠及び重要事項の説明を受けようとする者が、図⾯等の書類及び説明の内容について
⼗分に理解できる程度に映像を視認でき、かつ、双⽅が発する⾳声を⼗分に聞き取ることができる とともに、双⽅向でやりとりできる環境において実施していること。
宅地建物取引⼠により記名押印された重要事項説明書及び添付書類を、重要事項の説明を受けよう とする者にあらかじめ送付していること。
重要事項の説明を受けようとする者が、重要事項説明書及び添付書類を確認しながら説明を受ける ことができる状態にあること並びに映像及び⾳声の状況について、宅地建物取引⼠が重要事項の説 明を開始する前に確認していること。
宅地建物取引⼠が、
宅地建物取引⼠証を提⽰し
、重要事項の説明を受けようとする者が、当該宅地 建物取引⼠証を画⾯上で視認できたことを確認していること。宅地建物取引⼠の掲⽰はmIT重説を有効にするための要件となっているため相⼿⽅の省略することは できません。相⼿⽅の承諾があってもダメです。
1)
誤り。重要事項説明書は、買主・借主に対して交付すれば⾜ります。売主・貸主に対して交付する必 要はありません。本肢は「契約の各当事者に」としているので誤りです。
また、重要事項説明書の交付は契約成⽴前に⾏わなくてはなりません。本肢は「売買契約が成⽴した ときは」としているので誤りです。
2)
[宅地建物取引業・免許]
したがって正しい記述は[4]です。
問36 正解
4誤り。専任の宅地建物取引⼠でなければ⾏えない業務はありません。よって「専任の」という部分が 誤りです。例えば、パートやアルバイトの宅地建物取引⼠であっても記名押印することは可能という ことです。また、売買契約の各当事者に対して重要事項説明書に記名押印させる義務はありません。
3)
[正しい]。買主・借主が宅地建物取引業者である場合に省略できるのは、重要事項の説明だけです。
重要事項説明書の交付は省略することはできません。
4)
誤り。宅地建物取引業者が破産⼿続開始の決定があった場合、
破産管財⼈
がその旨の免許権者に届け 出ます。法⼈の役員ではありません(宅建業法11条1項3号)。1)
誤り。免許換えの場合における従前の免許の効⼒は、新しい免許を受けるときまで続きます。よっ て、免許換え申請中も宅地建物取引業を営むことができます。申請を⾏っているにもかかわらず有効 期間満了までに処分がなされないときも、免許更新申請時と同じく処分があるまでの間は従前の免許 は効⼒を有します(宅建業法7条1項)。
2)
[宅地建物取引⼠]
したがって正しい記述は[4]です。
問37 正解
2誤り。宅地建物取引業の免許証を返納する必要があるのは、以下の4つのケースです(宅建業法規則4条 の4)。
本肢のように有効期間満了の場合には返納する義務はありません。⼀⽅、宅地建物取引⼠証は有効期 間満了時も返納しなければならないので、しっかり押さえ分けしておきましょう。
3)
免許換えで新たな免許を受けたとき 1
免許取消処分を受けたとき 2
亡失した免許証を発⾒したとき 3
廃業等の届出をしたとき 4
[正しい]。引き続いて
1
年以上事業を休⽌したことは、必要的免許取消事由となっています。よっ て、丁県知事はEの免許を取り消さなければなりません(宅建業法66条1項6号)。4)
誤り。登録を受けている都道府県とは別の都道府県の事務所に従事することとなった場合、登録を移 転をすることが
できます
(宅建業法19条の2)。登録の移転は義務ではなく任意ですので、「しなけれ ばならない」とする本肢は誤りです。1)
[正しい]。宅地建物取引⼠資格登録簿は⼀般に公開されませんが、宅地建物取引業者名簿は⼀般に公 開されます。宅地建物取引業者名簿の記載事項として「専任の宅地建物取引⼠の⽒名」があるので、
専任の宅地建物取引⼠はその⽒名が⼀般に公開されることとなります(宅建業法8条2項6号)。
2)