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荷重 P (kn) 10 5 貫入抵抗値 =ΔP/ΔL 測定データ回帰線 ΔP ΔL 貫入量 L (mm) 図 -2 貫入抵抗値の算出方法置した その後, 都市ガス (46090kJ/m 3 ) を熱源とし, ISO834 に規定する標準加熱曲線に沿って炉内温度を上昇させ, コン

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(1)

論文 火

要旨: とが可 るため した。 がわか トの劣化 キーワ 1. はじめに 「孔内局 堤,橋梁, 害等による に用いられ 本手法は 42mm 以上 物性を測定 直径6mm 半 長さ270mm トパソコン *1 川崎地質 *2(一財) 油圧ポン ゾンデ

火害を受

よび他手法

「孔内局部載荷 能な微破壊試 ,水セメント その結果,孔 った。また, 化診断手法と ード:火害, に 部載荷法」は トンネルとい コンクリート てきた1),2) は,図-1に示 でコア削孔し する “微破壊 半球状の載荷先 m)および油圧 ,アンプ)か 質(株) 事業 日本建築総合 図-1 ンプ

けたコン

法との比

皿井 剛 荷法」は,コン 試験である。本 比,受熱温度 孔内局部載荷法 他の非破壊・ して有効な手 孔内局部載荷 ,これまで, った土木構造 構造物の劣化 示す載荷試験装 た孔内におい 試験”である。 先端を備えたゾ 圧ポンプ,デー らなっている 業本部保全・エ 合試験所 試験 載荷試験装置 直 長 デ 載荷先端:直

ンクリート

比較検討

剛典*1・澤口 ンクリート構造 本研究では,火 度,加熱後の冷 法は,受熱温度 微破壊手法と 法であること 法,劣化深さ 河川樋門や砂 物の施工不良 深さの評価・ 装置を用い, てコンクリー 載荷試験装置 ゾンデ(直径40m ータ収録装置( 。 エネルギー部 験研究センター 置 直径40mm 長さ270mm ゾンデ データ収録装置 直径6mm 半球状

トの孔内局

啓希*1・春畑 造物の物性(圧 火害を受けたコ 冷却方法を変化 度の違いにより の比較の結果 がわかった。 ,非破壊・微 砂防堰 良や凍 診断 直径 トの 置は, mm, (ノー 筆 温度 孔内 える 本 方法 施し て検 体で 討を な クリ ート と考 2. 試 2.1 試 直方 横 2 を打 メ ン 29.7 の3 化さ ま ため 25m SK 熱 試 W/C (正会員) ー (正会員) 置 状

局部載荷

仁一*2・阪口 圧縮強度,静弾 コンクリートの 化させたコンク 生ずる劣化深 果,孔内局部載 微破壊試験,受 筆者らは,これ 度が異なるコン 内局部載荷法に ることが可能で 本研究では,水 法を変化させた し,孔内局部載 検討した。また で実施した他の を行った。 なお,本研究で リートの物性変 ト中の鉄筋への 考えられる。 試験概要 試験体 試験体は,長さ 方体で,かぶり 200mm 間隔で 打設したものを ン ト 比 63% 7N/mm250% 3 水準(以下, させた。 また,コンクリ め,コンクリー mm,50mm,1 熱電対を埋設 試験体は打設か C:50%は 94 日

法による

口 明弘*2 弾性係数)を深 の劣化診断への クリート試験体 深さの違いを詳 載荷法は,火害 受熱温度 れまでに,水セ ンクリート試験 により試験体の であることを確 水セメント比や たコンクリート 載荷試験法の火 た,孔内局部載 の非破壊・微破 では検討してい 変化を捉えるこ の影響(受熱温 さ1000mm×幅 厚さを50mm で配置し,レデ を用いた。コン (28 日間標準 %(同 35.5N/mm W/C:63%,W リート表面およ ート打設前に, 00mm の 4 深 した。 から 7 日後に 間,W/C:38%

る劣化深さ

深度方向に測定 の適用の可否を 体を用い,測定 詳細に把握でき 害を受けたコン セメント比が同 験体において測 の深さ方向の物 確認してきた3 や受熱温度,加 ト試験体におい 火害診断への適 載荷法の結果と 破壊試験の結果 いないが,鉄筋 ことで,間接的 温度)の推定も 幅500mm×厚さ として異形棒 ディミクストコ ンクリートの調 準 養 生 試 験 体 m238%(同 5 W/C:50%,W/C よび内部の温度 コンクリート 深度×3 地点の計 に脱型後,W/C は95 日間,室

さ測定お

定するこ を検討す 定を実施 きること ンクリー 同一で,受熱 測定を行い, 物性変化を捉 ) 加熱後の冷却 いて測定を実 適用性につい と,同じ試験 果とを比較検 筋位置のコン 的にコンクリ も可能となる さ200mm の 棒鋼D10 を縦 コンクリート 調合は,水セ の 圧 縮 強 度 54.2N/mm2 C:38%)に変 度を測定する ト表面,深さ 計12 ヶ所に C:63%および 室内空中に静 コンクリート工学年次論文集,Vol.36,No.1,2014

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置した。その後,都市ガス(46090kJ/m3)を熱源とし, ISO834 に規定する標準加熱曲線に沿って炉内温度を上 昇させ,コンクリート加熱面の温度が 300,500,750, 950℃となるまで加熱し,加熱後に気中(以下,放水なし) および放水(以下,放水あり)により冷却した。また, 比較のため,未加熱の試験体についても用いた。 2.2 孔内局部載荷法 孔内局部載荷法は,各試験体に直径42mm(直径 42mm 試験孔と呼ぶ)および直径105mm(直径 100mm 試験孔 と呼ぶ)でコア削孔した後,各孔において試験体表面か ら深さ140mm まで,5~12 水準の深さについて実施した。 各測定深度では,骨材や気泡等により生ずるばらつき の影響を低減させるため,ゾンデを円周方向に回転させ, 同一深度において6 点程度の測定を行った。 測定は,i) ゾンデを測定深度に設置,ii) 油圧ポンプに より載荷先端を孔壁に載荷,iii) 載荷時の貫入量と荷重 をデータ収録装置で収録,iv) 同一深度において i)~iii) を繰り返し行い6 点程度のデータを取得,という手順で 実施した。なお,直径 100mm 試験孔における測定の際 には,ゾンデ下面にアタッチメントを取り付け,孔径と の調整を行った。 測定結果は,各測定点の荷重-貫入量曲線の傾きから 図-2に示すように「貫入抵抗値(kN/mm)」を算出し, 測定深度ごとに平均し,各深度のコンクリート物性の評 価指標とした。 2.3 他の非破壊・微破壊試験 孔内局部載荷法との比較のため,採取したコア試料の 圧縮強度試験(JIS A 1149),試験体表面における反発度 法(JIS A 1155)および引っかき傷法を実施した。 引っかき傷法は,日本塗り床工業会の認定品である引 っかき試験器を用いた直読法と,K社考案の引っかき傷 試験器(機械式でハンドルを回し,秒速1~1.2cm で引っ かき傷をつけることが可能)および光学測定器(CCD カ メラで撮影し,画像処理により0.02mm 単位で引っかき 傷幅の測定が可能)を用いた光学測定法により実施した。 3. 試験結果および考察 3.1 孔内局部載荷法 (1) 水セメント比:W/C:63%,W/C:50%,W/C:38% 各水セメント比の放水なし試験体の各加熱条件におけ る,試験体の深さ方向の測定結果を図-3に示す。 なお,加熱の影響による貫入抵抗値の低下の判断は, 本研究では,加熱による影響を受けていないと考えられ る深さ100mm 以深の値から概ね 20%低下した場合とし た。ただし,本研究で設定した閾値は,今後の研究成果 により再検討が必要と言える。 W/C:63%では,未加熱の貫入抵抗値は表層から深部ま で6~8 程度の値であり,深度方向の値の変化はほとんど 無い。しかし,加熱条件下の試験体では,300℃では深さ 10mm,500℃および 750℃,950℃では深さ 60mm まで, 表層付近の貫入抵抗値の低下が確認された。 0 5 10 0 1 2 3 荷重 P (k N) 貫入量L (mm) 貫入抵抗値=ΔP/ΔL 測定データ 回帰線 ΔL ΔP 図-2 貫入抵抗値の算出方法 図-3 孔内局部載荷法結果 水セメント比の比較 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫入 抵抗値 (kN /m m ) φ 42m m ・ φ 100m m 平均値 コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=63% 放水なし 未加熱 300℃ 500℃ 750℃ 950℃ 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫入抵 抗値 (kN /m m ) φ 42m m ・ φ 100m m 平均 値 コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=50% 放水なし 未加熱 300℃ 500℃ 750℃ 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫入抵 抗値 (kN /m m ) φ 42m m ・ φ 100m m 平均 値 コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=38%、放水なし 未加熱 300℃ 500℃ 750℃ 950℃

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また,W/C:50%および W/C:38%についても同様の傾向 が確認されたが,300℃は,W/C:50%では貫入抵抗値の低 下が明確ではなく,W/C:38%では W/C:63%と同様に 10mm と判断された。 貫入抵抗値の低下深さは,W/C:50%の 500℃では 20mm, 750℃では 60mm,950℃では 90mm,W/C:38%の 500℃で は20mm,750℃では 30mm,950℃では 60mm であり, W/C:63%と同様に加熱条件に応じて表層付近の貫入抵抗 値の低下が確認された。 なお,貫入抵抗値の低下の程度の違いは,元々のコン クリート強度の違いにより生じていると考えられる。 (2) 放水の有無:放水なし,放水あり W/C:63%試験体の各加熱条件における,放水なし・あ りの各試験体の測定結果を図-4に示す。 貫入抵抗値は,いずれの加熱条件においても,放水の 有無による違いは明瞭ではなく,ほとんど差が無い。こ のような傾向は,W/C:50%および W/C:38%においても同 図-5 孔内局部載荷法結果 試験孔径の比較 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫 入抵抗値 (kN /m m ) コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=63% 未加熱 放水なし φ100mm φ42mm 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫入抵抗値 (kN /m m ) コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=63% 300℃ 放水なし φ100mm φ42mm 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫入抵抗値 (kN /m m ) コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=63% 500℃ 放水なし φ100mm φ42mm 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫入抵抗 値 (kN /m m ) コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=63% 750℃ 放水なし φ100mm φ42mm 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫入抵抗値 (kN /m m ) コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=63% 950℃ 放水なし φ100mm φ42mm 図-4 孔内局部載荷法結果 放水有無の比較 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫入 抵 抗 値 (kN /m m ) φ42 ・ φ100m m 平均値 コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=63% 300℃ 放水なし 放水あり 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫入抵抗値 (kN /m m ) φ42 ・ φ 100m m 平均値 コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=63% 500℃ 放水なし 放水あり 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫入抵 抗値 (kN /m m ) φ42 ・ φ100m m 平均値 コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=63% 750℃ 放水なし 放水あり 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 20 40 60 80 100 120 140 貫入抵抗値 (k N /mm) φ4 2 ・ φ100m m 平均値 コンクリート表面からの深さ(mm) W/C=63% 950℃ 放水なし 放水あり

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様であった。 (3) 試験孔の孔径:直径 100mm,直径 42mm W/C:63%試験体の各加熱条件の各試験体の,直径 100mm および直径 42mm 試験孔における測定結果を図- 5に示す。 直径100mm と直径 42mm の各試験孔における貫入抵 抗値は,いずれの加熱条件においても両者の測定値にほ とんど差が無い。このような傾向は,他の試験体におい ても同様であった。 孔内局部載荷法は,通常,直径42mm の試験孔におい て測定を行う。上記のように,本実験の結果,直径100mm の試験孔であっても試験結果は直径42mm と同様となる ことがわかった。このため,孔内局部載荷法は,他の試 験を実施するために削孔した直径42mm よりも大きな孔 径の試験孔を活用して測定を行っても問題無いと言える。 (4) 受熱温度と貫入抵抗値 各試験体では,コンクリートの受熱温度を,試験体の 表面,深さ25mm,50mm,100mm に熱電対を設置して 測定している。 コンクリートの受熱温度と貫入抵抗値の関係を表-1 および図-6に示す。受熱温度測定値に対応する貫入抵 抗値は,表面は深さ10mm の測定値,25mm は深さ 20mm 表-1 貫入抵抗値と受熱温度の関係 未加熱 12 6.66 12 6.93 11 7.69 10 7.08 300 309 1.47 124 5.08 79 5.88 45 6.63 500 507 1.92 261 3.58 118 4.98 70 5.94 750 754 - 422 2.38 249 4.51 110 5.86 950 950 - 671 2.78 488 3.74 211 5.25 未加熱 33 8.08 33 8.67 33 9.60 33 9.56 300 306 8.15 137 9.13 98 9.65 63 10.46 500 504 3.58 244 7.98 166 8.74 91 8.76 750 755 5.39 512 5.90 349 6.60 145 8.48 950 951 - 742 2.71 526 5.09 287 8.79 未加熱 29 10.15 29 11.75 28 11.96 28 12.79 300 346 7.86 174 10.13 128 11.06 75 9.23 500 512 5.77 261 9.60 162 9.89 95 13.49 750 753 4.67 541 7.37 356 10.11 168 10.73 950 951 - 743 5.18 545 8.87 284 10.37 300 306 3.77 139 4.89 66 6.76 33 6.49 500 510 - 213 2.70 115 7.56 49 7.06 750 750 - 422 2.92 250 5.48 109 5.85 950 950 - 657 2.10 488 3.49 205 6.03 300 304 5.94 119 8.12 79 8.64 51 8.53 500 517 4.19 282 5.91 157 8.12 92 7.71 750 763 4.38 510 4.47 334 7.95 148 9.52 950 949 - 735 3.22 560 6.20 291 7.05 300 374 6.36 157 8.97 105 10.51 86 11.17 500 509 5.67 219 9.17 158 11.29 91 10.76 750 761 4.29 490 8.40 319 7.95 143 10.70 950 935 - 689 2.80 525 8.69 291 9.39 ※1 貫入抵抗値は、深さ10mmの値 ※2 貫入抵抗値は、深さ20mmと30mmの平均値 な し 63 50 38 コンク リート 温度 ℃ 貫入 抵抗 値 kN/mm コンク リート 温度 ℃ 貫入 抵抗 値 kN/mm コンク リート 温度 ℃ 貫入 抵抗 値 kN/mm あ り 63 50 38 放 水 W/C 加熱 温度 ℃ 測定深度 表面 ※1 25mm ※2 50mm 100mm コンク リート 温度 ℃ 貫入 抵抗 値 kN/mm 図-6 貫入抵抗値と受熱温度の関係 y = -0.0097x + 11.943 R² = 0.7785 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 200 400 600 800 1000 貫入抵抗値 (kN /m m ) コンクリート温度(℃) W/C=38% 表面・放水なし 表面・放水あり 深さ25mm・放水なし 深さ25mm・放水あり 深さ50mm・放水なし 深さ50mm・放水あり 深さ100mm・放水なし 深さ100mm・放水あり 近似直線 y = -0.008x + 6.7025 R² = 0.7166 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 200 400 600 800 1000 貫入抵抗値 (kN /m m ) コンクリート温度(℃) W/C=63% 表面・放水なし 表面・放水あり 深さ25mm・放水なし 深さ25mm・放水あり 深さ50mm・放水なし 深さ50mm・放水あり 深さ100mm・放水なし 深さ100mm・放水あり 近似直線 y = -0.0079x + 9.5352 R² = 0.7916 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 200 400 600 800 1000 貫入抵抗値 (kN /m m ) コンクリート温度(℃) W/C=50% 表面・放水なし 表面・放水あり 深さ25mm・放水なし 深さ25mm・放水あり 深さ50mm・放水なし 深さ50mm・放水あり 深さ100mm・放水なし 深さ100mm・放水あり 近似直線

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と30mm の平均値,50mm は深さ 50mm の測定値,100mm は深さ100mm の測定値をそれぞれ用いた。 なお,前述のように,放水の有無による貫入抵抗値へ の影響はほとんど無いことから,放水の有無を同様に扱 うこととした。また,未加熱は,放水あり・なしで同一 試験体であるため,放水なしとして扱っている。 各深度のコンクリート温度は,加熱温度の違いにより 異なり,300℃では深さ 25mm で 120~170℃程度,50mm では80~130℃程度,100mm では 30~90℃程度,500℃ では25mm で 210~280℃程度,50mm では 120~160℃程 度,100mm では 50~90℃程度,750℃では 25mm で 420 ~540℃程度,50mm では 250~350℃程度,100mm では 110~170℃程度,950℃では 25mm で 660~740℃程度, 50mm では 490~560℃程度,100mm では 210~290℃程 度である。 貫入抵抗値と受熱温度の関係は,いずれの水セメント 比においても,受熱温度の上昇とともに貫入抵抗値が低 下する傾向であり,強い相関が確認された。 これは,孔内局部載荷法によって,コンクリート表面 の加熱温度に係わらず,実際の受熱温度を,精度よく捉 えていることを示している。 なお,貫入抵抗値の低下量は,W/C:63%と W/C50%が 受熱温度1℃に対して-0.008 程度,W/C:38%が-0.01 程 度であり,水セメント比の違い(コンクリート強度の違 い)によって僅かに差があるものの,貫入抵抗値は,受 熱温度1℃に対して概ね-0.009 程度の低下量である。 以上から,孔内局部載荷法は,コンクリート中の深さ 方向の測定が可能なだけでなく,受熱温度を精度よく捉 えることができることから,火害を受けたコンクリート の劣化診断手法として有効な試験手法と言える。 なお,孔内局部載荷法を用いて火害診断を行う場合に は,火害を受けていない健全部または熱の影響を受けて いない深部の測定を行い,コンクリート表面からの深さ 方向の測定結果と比較することで,劣化深さの特定が可 能となると考えられる。 3.2 他の非破壊・微破壊試験との比較 (1) 貫入抵抗値と反発度 貫入抵抗値と反発度の関係を図-7に示す。反発度は コンクリート表面における測定のため,貫入抵抗値は深 さ10mm の測定値を用い,500℃および 750℃の測定値に ついて比較を行った(950℃は試験体表面の剥離により測 定不可能,W/C:63%・放水ありは 500℃以上の測定値無 し)。 上記条件で比較を行ったが,貫入抵抗値と反発度には, ほとんど相関性が認められない。 (2) 貫入抵抗値と引っかき傷 貫入抵抗値と引っかき傷の関係を図-8に示す。引っ かき傷法は手法の異なる直読法および光学測定法をそれ ぞれ比較した。 なお,引っかき傷法はコンクリート表面における測定 のため,貫入抵抗値は深さ10mm の測定値を用い,500℃ および750℃の測定値について比較を行った(950℃は試 験体表面の剥離により測定不可能)。 上記条件で比較を行ったが,貫入抵抗値と引っかき傷 には,両方法ともにほとんど相関性が認められない。 (3) 貫入抵抗値と圧縮強度 貫入抵抗値と圧縮強度の関係を図-9に示す。圧縮強 図-7 貫入抵抗値と反発度の関係 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0 10 20 30 40 50 貫 入抵抗値 (kN /m m ) 反発度 受熱温度 500℃と 750℃の データ W/C=63%・放水なし W/C=50%・放水なし W/C=50%・放水あり W/C=38%・放水なし W/C=38%・放水あり 図-8 貫入抵抗値と引っかき傷の関係 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 貫 入抵抗値 (kN /m m ) 引っかき傷(mm) 直読法 受熱温度500℃ と750℃のデータ W/C=63%・放水なし W/C=50%・放水なし W/C=50%・放水あり W/C=38%・放水なし W/C=38%・放水あり 0.0 3.0 6.0 9.0 12.0 15.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 貫入抵抗値 (kN /m m ) 引っかき傷(mm) 光学測定法 受熱温度500℃ と750℃のデータ W/C=50%・放水なし W/C=50%・放水あり W/C=38%・放水なし W/C=38%・放水あり

(6)

度は,孔内局部載荷法の試験孔を削孔した際に採取した 直径100mm(直径 100mm 試験孔)および直径 32mm(直 径42mm 試験孔)のコア試験体の試験結果である。 なお,孔内局部載荷法は深さごとの“点”のデータで あることから,“長さの平均値”として表されるコア試験 体のデータとは値の意味が異なる。そのため,直接比較 することはできない。そこで,孔内局部載荷法のデータ を,できるだけコア試験体のデータに近づけるため,直 径 100mm コアに対しては孔内局部載荷法の深さ 10~ 140mm の値の平均値を,直径 32mm コアに対しては孔内 局部載荷法の深さ10~60mm の値の平均値を,それぞれ 比較した。 その結果,圧縮強度は,直径 100mm では貫入抵抗値 の4.3 倍,直径 32mm では 3.9 倍となり,貫入抵抗値を 約4 倍すると圧縮強度を推定できることがわかった。両 者の関係は,既往の研究 1),2)においても,同様の結果が 得られている。 なお,本研究における測定値は,劣化部を含んだコア 試験体および,劣化部における貫入抵抗値であることか ら,コア試験体の圧縮強度,貫入抵抗値ともに,劣化部 によるばらつきが含まれていると考えられるため,両者 の相関は0.56~0.58 程度となったと考えられる。 4. まとめ 本研究では,孔内局部載荷試験法の火害診断への適用 性を検討するため,水セメント比や受熱温度,加熱後の 冷却方法を変化させたコンクリート試験体において測定 を実施した。また,同じ試験体で実施した他の非破壊・ 微破壊試験の結果との比較を行った。本研究の結果,以 下の知見が得られた。 (1) 孔内局部載荷法は,コンクリート中の深さ方向の測 定が可能なだけでなく,受熱温度の違いから生ずる 物性低下を精度よく捉えることができる。 (2) 孔内局部載荷法は,通常,直径 42mm の試験孔にお いて測定を行うが,直径100mm の試験孔であっても 試験結果が同様となることがわかった。このため, 他の試験を実施するために削孔した直径 42mm 以上 の試験孔において測定を行っても問題無い。 (3) 以上のことから,孔内局部載荷法は,火害を受けた コンクリートの劣化診断手法として有効な試験手法 と言える。 (4) 採取コア試験体の圧縮強度との比較から,貫入抵抗 値を約4 倍することで,φ100mm およびφ32mm コ ア試料の圧縮強度を推定できることがわかった。こ れは,既往の研究1),2)と同様の結果であるが,本研究 の測定値には劣化部を含むことから相関性は低い。 (5) 孔内局部載荷法と,反発度法,引っかき傷法との相 関は認められなかった。 参考文献 1) 皿井剛典,田中徹,澤口啓希,澤口啓希:孔内局部 載荷試験による構造物の深さ方向のコンクリート 物性評価に関する研究,コンクリート工学年次論文 報告集,Vol.34,No.1,pp.1828-1833,2012.7 2) 皿井剛典,田中徹,澤口啓希:孔内局部載荷試験に よるコンクリート構造物の深さ方向の物性評価に 関する研究,シンポジウム コンクリート構造物の 非破壊検査論文集,Vol.4,pp.151-160,2012.8 3) 皿井剛典,春畑仁一,阪口明弘:火害を受けたコン クリート構造物の劣化診断手法の検討(その3 コ ンクリート劣化深さの微破壊試験結果),日本建築 学会大会学術講演梗概集(北海道),pp.127-128, 2013.8 y = 4.2808x R² = 0.5862 0 10 20 30 40 50 60 0 2 4 6 8 10 12 圧縮強度 (N/mm 2) 貫入抵抗値(kN/mm) φ100mm W/C=63%・放水なし W/C=63%・放水あり W/C=50%・放水なし W/C=50%・放水あり W/C=38%・放水なし W/C=38%・放水あり 直線近似 y = 3.8649x R² = 0.5687 0 10 20 30 40 50 60 0 2 4 6 8 10 12 圧縮強度 (N/mm 2) 貫入抵抗値(kN/mm) φ32mm W/C=63%・放水なし W/C=63%・放水あり W/C=50%・放水なし W/C=50%・放水あり W/C=38%・放水なし W/C=38%・放水あり 直線近似 図-9 貫入抵抗値と圧縮強度の関係

参照

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