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確率論 I – 練習問題

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確率論 I – 練習問題

,

Ver. 2.1

2008/01/21,

西岡,

http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/nishioka ; [email protected]

本文の解答が理解し難い場合は,相談/質問をすること.

1 確率空間 , 条件付き確率 , 分布

1.1. サイコロを1回なげる. このとき,起こりえる事象は

w1= 1の目がでる, w2= 2の目がでる, · · · , w6= 6の目がでる であり,事象空間は Ω ={w1, w2, . . . , w6}である. サイコロは公平とする. つまり

P[w1] =P[w2] =· · ·=P[w6] =1 6 である. 確率空間(Ω,P),

A≡サイコロの目が奇数={w1, w3, w5}, B サイコロの目が4以上={w4, w5, w6} とおく. 次の確率を計算せよ.

(i)P[A∩B], (ii)P[A∪B], (iii)P[A] +P[B]P[A∩B].

1.2. (Ω,P)を 問1の確率空間とする.

(i) 事象C ‘3の倍数の目がでるとする. C w1,· · · , w6 を使って表せ. (ii) 条件付き確率P[w3/C]を計算せよ.

(iii) 事象Cw3は独立か?

1.3. 6枚は赤, 4枚は黒の印を裏側に付けたカードがある. その10枚のカードを表側を上にして並べ, の中からランダムに選んだ3枚のカードを順に裏返す.

A≡ {最初に裏返したカードが赤印}, B≡ {2番目に裏返したカードが黒印}, C≡ {3番目に裏返したカードが赤印},

とおくとき,次の確率を計算せよ.

(i)P[A∩B], (ii)P[B], (iii)P[B∩C], (iv)P[C].

1.4 (2006年公認会計士試験). C社の配当は,海外親企業の業績に依存して,以下の表の各行の確率で金額

が決まる.

配当金

1 5 10

親企業の業績 最高(E1) 0.1 0.2 0.7 1.0 好調(E2) 0.2 0.6 0.2 1.0 停滞(E3) 0.6 0.3 0.1 1.0

(2)

例えば業績が最高のとき配当が5 円である確率はP[5/E1] = 0.2,業績が停滞のとき配当が10円である確

率はP[10/E3] = 0.1 である. また業界情報に依れば,親企業の業績に関して以下のような観測がなされて

いる.

P[E1] = 0.2, P[E2] = 0.3, P[E3] = 0.5.

C社の配当が10円だったとき,親企業の業績が停滞であった確率P[E3/10]はいくらか,求めなさい. お計算過程も示しなさい.

1.5(2007年度公認会計士試験, 難問!). ある製品を1個製造するためには3 種類の原材料D1, D2, D3 うち1つを用いることができる. 3つの工場A1, A2, A3 では,原材料を次の表の比率で使用していることが知 られている.

1 各工場の原材料使用比率 D1 D2 D3 A1 p11 p12 p13 1.0 A2 p21 p22 p23 1.0 A3 p31 p32 p33 1.0

たとえばA1 工場が出荷する製品のうち,D1 を原材料として使用するものの比率はp11,A2 工場が出荷する 製品のうちD3 を使用する比率はp23である. なお,各工場の出荷量の割合はπ1, π2, π31+π2+π3= 1) となっている.

(i) いま,ある工場の製品を入れた箱があるが,どの工場から出荷されたものか不明である. そこで箱から取り 出した製品5 個の原材料を検査したところ, 2個がD1, 2個がD2, 1個がD3 であった. このとき, この箱が 工場A2から出荷されたものである確率を式で表しなさい.

(ii) pij の値が下の表に与えられ, またπ1 = 0.4,π2= 0.2,π3 = 0.4のとき, 前問の確率を数値で求めな さい.

D1 D2 D3 A1 0.1 0.2 0.7 1.0 A2 0.3 0.3 0.4 1.0 A3 0.5 0.3 0.2 1.0

2 確率変数の平均 / 分散 / 共分散

==========

確率変数の 平均/分散/共分散/分散係数 を計算するために以下の補題は便利である 補題3.2.4 X(w), Y(w)を確率変数,a, bを定数とする.

(3)

(i) E[

a X(w) +b Y(w)] =aE[X(w)] +bE[Y(w)].

(ii) 定数aにたいしては,E[a] =a.

(iii) X(w)Y(w)が独立なら E[X(w)·Y(w)] =E[X(w)]·E[Y(w)]. 補題4.1.6 X(w), Y(w)を確率変数,c, c を定数とする.

(i) V[c X(w) +c] =c2V[X(w)].

(ii) V[c] = 0. 逆に分散V[X(w)] = 0となる 確率変数X(w)は定数である. (iii) V[X(w)] =E[(

X(w))2

](

E[X(w)])2

. (iv) X(w)Y(w)が独立なら

V[X(w) +Y(w)] =V[X(w)] +V[Y(w)]. 補題4.2.2 X(w), Y(w), Z(w)を確率変数,a, bを定数とする.

(i) Cov[X, Y] =E[X(w)·Y(w)]E[X(w)]·E[Y(w)]. . (ii) Cov[X, X] =V[X].

(iii) Cov[a X+b Y, Z] =aCov[X, Z] +bCov[Y, Z].

(iv) V[X(w) +Y(w)] =V[X(w)] + 2Cov[X, Y] +V[Y(w)].

(v) X(w)Y(w)が独立なら, Cov[X, Y] = 0.

補題4.2.3 ρ[X, Y]を確率変数X(w), Y(w)の相関係数とする.

(i) 分散が存在するすべての確率変数X(w), Y(w)にたいし, ¯¯ρ[X, Y]¯¯1.

(ii) X(w)Y(w)が独立なら, ρ[X, Y] = 0. (ただし,ρ[X, Y] = 0でも独立とは限らない.) (iii) ある定数a, bがあり,Y(w) =a X(w) +b ならば, ¯¯ρ[X, Y]¯¯= 1. 逆に, ¯¯ρ[X, Y]¯¯= 1 なら,

X(w)−E[X(w)]

V[X] =Y(w)E[Y(w)]

V[Y] .

==========

2.1. 次の確率変数X にたいし,E[X], V[X], E[2X], V[2X],を計算せよ.

X の値 0 1 2 3

確率 2/6 1/6 2/6 1/6

2.2(2006年公認会計士試験). 表が出る確率がp,裏が出る確率 1−pのコインを n回投げた. このとき, 表が出た回数をSn とする.

(i) 確率変数Sn の平均 E[Sn]および分散 V[Sn]を求めよ.

(ii) p= 0.5 であるコインを 10回投げ,各回毎に表が出れば 1歩前に進み,裏が出れば1 歩後ろに進む. 10 回投げ終わったときに元の位置にいる確率を求めよ.

(iii) p= 0.5であるコインを10回投げたとき, 6歩以上前進している確率を求めよ.

(4)

2.3 (2007年公認会計士試験). A, B二人が次のようなゲームを行うとき,以下の問いに答えなさい. 白玉と赤玉がそれぞれ 5 個ずつ入っている壷の中から玉を取り出すとき,白玉が出れば Aの勝ち, 赤玉が出 ればBの勝ちとする. ただし, 取り出した玉は毎回壷に戻すものとする. 先に3 回勝った方がゲームに勝ち, 1000円の賞金を受け取るものとする.

(i) このゲームにおいて4回以下で勝負がつく確率を求めなさい. (ii) 勝負がつくまでの回数の期待値を求めなさい.

(iii) 1回目に白玉が出たとする. この時点で,ゲーム終了時にAが受け取る金額の期待値を求めなさい.

2.4. A, B 二人が先にN 回勝った方が賞金を手に入れるというゲームをしている. それぞれのゲーム Aの勝率はp, Bの勝率は 1−pである.

いま, A N−m, BN−n回勝っている. このとき, Aが賞金を手に入れる確率Qを求めよ. 2.5. A社の株X(w)B社の株 Y(w)がある. それぞれの間には,

V[X(w)] = 1, V[Y(w)] = 2, Cov[X, Y] = 0.4

の関係がある. A社の株をx, B社の株を1−x保持する時, xをどう決めれば最も安全か?

2.6 (2006年公認会計士試験). A社の株価は毎期,確率0.41.5倍に上昇するか,または確率0.60.6 倍に下落する. またB社の株価は毎期,確率0.61.2倍に上昇するか,または確率0.40.9倍に下落する. さらに両者の株価変動には関連性があり,共分散は 0.0.324である. なお,各期の株価の変動は互いに独立で ある.

A社とB社の今期の株価をともに1 万円とするとき,以下の問に答えなさい.

(i) A社およびB社の1期後における株価の期待値を求めなさい.

(ii) A社およびB社の1期後における株価の分散を求めなさい.

(iii) A社の株50株とB社の株50株から構成されるポートフォリオの1期後における価値の平均と分散を

求めなさい.

(iv) A社の株価が2期後に 1万円を上回る確率PA および B社の株価が2 期後に1 万円を上回る確率PB

を求めなさい.

2.7 (公認会計士試験サンプル問題). 2つの株式A, B の収益率をそれぞれ RA, RB とする. 確率変数 RA, RB

E[RA] = 2, E[RB] = 4, V[RA] = 4, V[RB] = 9,

,両者の相関係数は-0.5 である. このとき,株式A B に同額投資した場合の収益率(RA+RB)/2の期 待値および分散を計算せよ.

2.8. 確率変数X(w), Y(w)

E[X(w)] = 0, V[X(w)] = 1, E[Y(w)] = 1, V[Y(w)] = 1, Cov[X, Y] = 1 であるとする. このとき,次を計算せよ.

(i) E[2X(w) +Y(w)], (ii) V[X(w) +Y(w)], (iii) ρ[X, Y], (iv) Cov[X+Y,3X+Y], (v) ρ[X−1, X+ 2Y].

(5)

付録 A 解答 – 1. 確率空間 , 条件付き確率 , 分布

1.1 解答 (i) A∩B ={w5}. よって P[A∩B] = 1/6.

(ii) A∪B={w1, w3, w4, w5, w6}. よって P[A∪B] = 5/6.

(ii) P[A] +P[B]P[A∩B] = 1/2 + 1/21/6 = 5/6 =P[A∪B]. 2 1.2 解答 (i) C={w3, w6}.

(ii) ベイスの公式より P[w3/C] = P[w3∩C]

P[C] = 1/6 2/6 = 1

2. (iii) P[w3/C] = 1

2 ̸=1

6 =P[w3]だから, Cw3は独立ではない. 1.3 解答 (i) P[A∩B] = 6

10·4 9 = 4

15. (ii) P[B]は直ぐには計算できない.

P[B] =P[A∩B] +P[Ac∩B] = 4 15+ 4

10·3 9 =2

5. (iii) P[B∩C]は直ぐには計算できない.

P[B∩C] =P[A∩B∩C] +P[Ac∩B∩C] = 6 10· 4

9·5 8 + 4

10·3 9 ·6

8 = 4 15. (iv) P[C]も直ぐには計算できない.

P[C] =P[A∩B∩C] +P[Ac∩B∩C] +P[A∩Bc∩C] +P[Ac∩Bc∩C]

= 6 10·4

9 ·5 8 + 4

10 ·3 9· 6

8+ 6 10·5

9 ·4 8 + 4

10 ·6 9· 5

8 = 3 5. 2 1.4 解答 ベイスの公式より

P[E3/10] = P[E310] P[10] . これの分母と分子を計算する.

P[E310] =P[10/E3]·P[E3] = 0.1·0.5 = 0.05.

さらに

E1, E2, E3 は互いに素, P[E1] +P[E2] +P[E3] = 1 だから,

P[10] =P[10∩E1] +P[10∩E2] +P[10∩E3]

=P[10/E1]·P[E1] + +P[10/E2]·P[E2] +P[10/E3]·P[E3]

= 0.7·0.2 + 0.2·0.3 + 0.1·0.5 = 0.25.

以上より

P[E3/10] =0.05

0.25 = 0.2. 2

(6)

1.5 解答 (i) 事象H

H 5個の製品の原材料は, 2個がD1, 2個がD2, 1個がD3 とおく. すると多項分布の公式を使い,

P[H/A1] = 5!

2! 2! 1!

(P[D1/A1])2(

P[D2/A1])2

P[D3/A1] = 5!

2! 2! 1!

(p11

)2( p12

)2

p13,

P[H/A2] = 5!

2! 2! 1!

(P[D1/A2])2(

P[D2/A2])2

P[D3/A2] = 5!

2! 2! 1!

(p21

)2( p22

)2

p23,

P[H/A3] = 5!

2! 2! 1!

(P[D1/A3])2(

P[D2/A3])2

P[D3/A3] = 5!

2! 2! 1!

(p31

)2( p32

)2

p33.

これにベイスの公式を適用し

P[H] =P[A1]P[H/A1] +P[A2]P[H/A2] +P[A3]P[H/A3]

= 5!

2! 2! 1!

{π1 ( p11)2(

p12)2

p13+π2( p21)2(

p22)2

p23+π3( p31)2(

p32)2

p33}

再び ベイズの公式を使うと,設問の箱が工場A2より出荷された確率 P[A2/H]は以下の通り: P[A2/H] = P[A2]P[H/A2]

P[H]

= π2(

p21)2( p22)2

p23 π1(

p11)2( p12)2

p13+π2( p21)2(

p22)2

p23+π3 ( p31)2(

p32)2

p33 . (1)

(ii) (1)に数値を代入して, P[A2/H] = 0.253· · · 2

付録 B 解答 – 2. 確率変数の平均 / 分散 / 共分散

2.1 解答

E[X] = 0· 2 6+ 1·1

6 + 2·2 6+ 3·1

6 =8 6 V[X] =E[X2](

E[X])2

= 02·2

6 + 12·1

6 + 22· 2

6+ 32·1 6(8

6)2=11 9 . 2X X から作られた新しい確率変数で,以下の通り:

確率 2/6 1/6 2/6 1/6

X の値 0 1 2 3

2X の値 20= 1 21= 2 22= 4 23= 8

E[ 2X] = 20·2

6 + 21· 1

6+ 22·2

6 + 23·1 6 =10

3 V[ 2X] =E[ 22X](

E[ 2X])2

= 22·0·2

6 + 22·1·1

6 + 22·2·2

6+ 22·3· 1 6(10

3 )2

= 17100 9 = 53

9 . 2 2.2 解答 確率変数Xk

Xk =

{ 1 k 回目のコイン投げで表がでた時 0 k 回目のコイン投げで裏がでた時

(7)

とおく. すると Sn=X1+X2+· · ·+Xn であり, ‘勝率pの2項分布に従う: P[Sn =k] =nCk pk (1−p)nk, k= 0,1,· · ·, n (i) E[Xk] = 1·p+ 0·(1−p) =p. V[Xk] = 12·p+ 02·(1−p)−p2=p(1−p).

これより

E[Sn] =n p, V[Sn] =n p(1−p).

(ii) 10回投げて元の位置にいるから,表が出た回数は5 .

P[S10= 5] =10C5 (1 2)5 (1

2)5= 10!

5! 5! (1

2)10= 252

1024 0.247. . .

(iii) 10回投げて6 歩以上前進しているから,表が出た回数は8 回以上.

P[S108] =P[S10= 8] +P[S10= 9] +P[S10= 10]

=10C8(1 2)5 (1

2)5+10C9 (1 2)5 (1

2)5+10C10 (1 2)5 (1

2)5

= (45 + 10 + 1) (1

2)10= 56

1024 0.0547. . . 2 2.3 解答確率変数Xk

Xk=

{ 1 k回目の取り出しで白玉がでた 0 k回目の取り出しで赤玉がでた とおく. 白玉と赤玉は同数で毎回取り出すたびに壺に戻すから,

P[Xk = 1] = 1

2 =P[Xk = 0]

である. このとき Sn=X1+X2+· · ·+Xn とおく. このSn 勝率1/2の2項分布に従う: P[Sn =k] =nCk (1

2)k (1

2)nk =nCk (1

2)n, k= 0,1,· · ·, n 勝負がつくまでの回数をT とする. 3≤T 5 ,

{T = 3}={S3= 3} ∪ {S3= 0}, {T= 4}={S3= 2, X4= 1} ∪ {S3= 1, X4= 0}, {T = 5}={S4= 2, X5= 1} ∪ {S4= 2, X5= 0}={S4= 2}.

(2)

(i) (2)に従って確率を計算する.

P[T 4] =P[T = 3] +P[T = 4] = 2·(1

2)3+ (3C2+3C1) (1 2)3·(1

2)

=1

4 + 6· 1 16 =5

8. (ii) 再び(2)に従い,

E[T] = 3·1

4+ 4· 6

16+ 5·P[S4= 2] = 3 4+24

16+ 5· 6 16 = 66

16.

(8)

(iii) X1= 1の条件下でA が勝のは

H12, 3回目に続けて白玉が出る,

H22, 3, 回目に白玉が1,赤玉が 1回でて, 4回目に白玉がでる, H32, 3, 4回目に白玉が1,赤玉が2 回でて, 5回目に白玉がでる, の場合である. それぞれの確率を計算すると

P[H1] = (1 2)2= 1

4, P[H2] = 2·(1 2)2·1

2 =1

4, P[H3] = 3·(1 2)3·1

2 = 3 16.

つまりQ= 11/16だから,Aの受け取る金額の期待値は

1000·11

16 = 687.5. 2 2.4 解答 0!1 と約束すると,

Q=

m+n1

k=m

k1Cm1 pm (1−p)km. 2

2.5 解答 A社の株をx, B社の株を1−x保持したときの分散 F(x)を計算する: F(x) =V[xX(w) + (1−x)Y(w)]

=V[x X(w)] + 2Cov[x X,(1−x)Y] +V[(1−x)Y(w)]

=x2V[X(w)] + 2x(1−x)Cov[X, Y] + (1−x)2V[Y(w)]

=x2+ 0.8x(1−x) + 2 (1−x)2

= 2.2x23.2x+ 2 = 2.2 (x1.6

2.2)2+ 21.62 2.2 . よって,x= 1.6/2.2 = 8/11のときに分散が最小となり,もっとも安全. 2 2.6 解答. Xn, n= 1,2,· · · を独立同分布の確率変数で,

P[Xn = 1.5] = 0.4, P[Xn = 0.6] = 0.6.

とする. またYn, n= 1,2,· · · も独立同分布の確率変数で,

P[Yn = 1.2] = 0.6, P[Yn= 0.9] = 0.4.

するとA, B社のn期目の株価SA(n), SB(n)

SA(n) =Xn·Xn1· · ·X1·SA(0), SB(n) =Yn·Yn1· · ·Y1·SB(0) となる.

(i) E[X1] = 1.5·0.4 + 0.6·0.6 = 0.96だから

E[SA(1)] =E[X1·SA(0)] =E[X1]·SA(0) = 0.96·104= 96·102. 同様にE[Y1] = 1.2·0.6 + 0.9·0.4 = 1.08となるので,

E[SB(1)] =E[Y1]·SB(0) = 1.08·104= 108·102.

(9)

(ii) X1, Y1 の分散を計算する.

V[X1] =E[(X1)2](E[X1])2= 1.52·0.4 + 0.62·0.60.962= 0.1944.

V[Y1] =E[(Y1)2](E[Y1])2= 1.22·0.6 + 0.92·0.41.082= 0.0216.

これより

V[SA(1)] =V[X1](

SA(0))2

= 0.1944·108= 1944·104, V[SB(1)] =V[Y1](

SB(0))2

= 0.0216·108= 216·104. (iii) A50, B50株からなるポートフォリオのn期目の価値をQ(n)とする.

Q(n) = 50(

SA(n) +SB(n)) .

これより

E[Q(1)] = 50(

E[SA(1)] +E[SB(1)])

= 50(

0.96·SA(0) + 1.08·SB(0))

= 48·SA(0) + 54·SB(0) = 102·104. V[Q(1)] = 502 V[SA(1) +SB(1)]

= 502(

V[SA(1)] +V[SB(1)] + 2Cov[SA(1), SB(1)])

= 502{

0.1944·(

SA(0))2

+ 0.0216(

SB(0))2

+ 2Cov[X1, Y1]·SA(0)·SB(0)}

= 502{

0.1944·(

SA(0))2

+ 0.0216(

SB(0))2

+ 2·0.0324·SA(0)·SB(0)}

= 486(

SA(0))2

+ 31.5(

SB(0))2

+ 162·SA(0)·SB(0) = 679.5·108. (iv) 1.5·0.6 = 0.9 だから

PA=P[SA(2)≥SA(0)] =P[X1= 1.5, X2= 1.5] = 0.42= 0.16.

一方1.2·0.9 = 1.08だから,

PB=P[SB(2)≥SB(0)]

=P[X1= 1.2, X2= 1.2] +P[X1= 1.2, X2= 0.9] +P[X1= 0.9, X2= 1.2]

= 0.62+ 2·0.6·0.4 = 0.84. 2

2.7 解答 平均を求める.

E[RA+RB

2 ] = E[RA] +E[RB]

2 = 2 + 4

2 = 3.

分散を求めるために,まずRA RB の共分散を計算する. RA RB の相関係数が-0.5だから

0.5 = Cov[RA, RB]

V[RA]V[Rb] = Cov[RA, RB]

4·9 = Cov[RA, RB] 6 つまりCov[RA, RB] =3.

V[RA+RB

2 ] = 1 4 (

V[RA] +V[RB] + 2Cov[RA, RB] )

=1 4

(4 + 9 + 2·(3))

= 7 4. 2

(10)

2.8 解答 (i) E[ 2X(w) +Y(w)] = 2E[X(w)] +E[Y(w)] = 2·0 + 1 = 1.

(ii) V[X+Y] =V[X] + 2Cov[X, Y] +V[Y] = 1 + 2·1 + 1 = 4.

(iii) ρ[X, Y] = Cov[X, Y]

V[X]V[Y] = 1

1·1 = 1.

(iv)

Cov[X+Y,3X+Y] =Cov[X,3X+Y] +Cov[Y,3X+Y]

= 3V[X] + (1 + 3)Cov[X, Y] +V[Y] = 3 + 4 + 1 = 8.

(v) V[X1] =V[X] = 1. V[X+ 2Y] =V[X] + 4Cov[X, Y] + 4V[Y] = 1 + 4 + 4 = 9.

Cov[X1, X+ 2Y] =Cov[X, X+ 2Y] =V[X] + 2Cov[X, Y] = 1 + 2 = 3.

これより

ρ[X−1, X+ 2Y] = Cov[X1, X+ 2Y]

V[X1]V[X+ 2Y] = 3

1·9 = 1. 2

参照

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