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作業級の編成に関する事例研究

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(1)

Kyushu University Institutional Repository

作業級の編成に関する事例研究

青木, 尊重

九州大学農学部

坂本, 格

九州大学農学部

https://doi.org/10.15017/15864

出版情報:演習林集報. 18, pp.47-55, 1963-02-20. 九州大学農学部附属演習林 バージョン:

権利関係:

(2)

47

作業級の編成に関する事例研究

青 木 尊 重・坂 本 格

    Takashige AoKi and Tada shi SAKAMoTo

A Case Study on the Organization of Working−sections

1

11

1 目  的

2 概況と問題の所在 財務的検討

1 序  説 2 資料の整理 3 考  察

IH 労務的検討   1 序  説   2 資料の整理

  3  tPt。  察

Iv 管理的検討 V 結  論  引用文献

 R6sume

■ 総 説

 1 目   的

 作業級の概念は,たとえば吉田正男1)によれば,つぎのとおりである。

 「作業級とは,合目的々なる質並びに量を具うべき永続的蓄積の範囲を規定し,その内   容を造成し従って又収穫予定を行う基礎を得るために綜合されたところの樹種・作業   法・伐期齢を等しくする森林部分を云う。

  即ちこの定義の内容を分解すれば,次の如くなる。

  1)作業級は森林(一事業区)に於ける合目的々なる質並びに量を有する永続的蓄積    の範囲を規定する,即ち蓄積観念を構成する単位である。

  2)か\る蓄積の合目的々なる質的並びに量的内容を造成するの基礎を提供する。

  3)収穫予定を行う基礎となる。

  4)かsる目的を有するところの樹種・作業法・伐二子を等しくする林分集団及びそ    の立つ林面である。」

 われわれは,基本的にはこのような概念規定の仕方に同調するものである。作業級の概 念をこのように解するならば,それの編成はつぎのような順序にしたがってなされるべき

であろう。2)

.1)一経営区に所属する各林分あるいは林面e とに,いくつかの樹種・作業法・伐期令の  組合せを想定する。

12)経営全体としてもっとも合目的々な組合せを各林分あるいは林面ごとに選択する。

3)類似した組合せをもつべく選択された林分あるいは林面の集団をもって作業級を編成  する。

(3)

 そこで,個々の林分あるいは林面の地位・地利の検討をもとにして,樹種・作業法・伐 期令の組合せを考え,作業級を想定し,収穫予定を行ない,その後,財務・労務・管理な どの側面から,想定された作業級の合目的性が検証されなければ,生産の仕組は決定され えないといえる。しかしながら,林業経営において実際に作業級が編成される場合には,

個々の林分あるいは三面の地位・地利がややともすれば重要視されがちであり,経営全体 の立場から,財務・労務・管理などの観点に立って作業級の編成の仕方の合目的性を検証 することが軽視される傾向にある。

 かねてから,われわれは,林業経営を合理的に行なうナこめには,経営全体の立場から,

上述の諸観点に立って個々の生産仕組を決定することが必要であることを痛感しており,

またこのようなことがらに関する事例研究を行なう機会をもちたいと念願してきた。とこ ろが,はからずも九州大学農学部付属粕屋演習林において,このような研究の入門に格好 な問題が潜在していたのである。すなわち,本演習林は,2つの皆伐用材林作業級をもっ ているが,それらの1つに現在所属している「三口」という団地を,もう1つの作業級に 所属がえする方が有利かどうかという閥題が横たわっていたのである。

 そこで,この小論において,われわれは,上記の団地をいずれの作業級に所属させる方 が経営上より有利であるかという問題に,財務的・労務的・管理的諸観点から検討を加え

んとするものである。      一

 本論の作成にあたって有益な御示唆と御援助とを与えて下さっ7本学井上由扶教授なら

びに大野俊一演習崎戸はじめ演習林職員各位に深甚の謝意をささげる次第である。

2 概況と聞題の所在

本演習林は,福岡県粕屋郡篠栗町および久山町にあり,第1図に示したとおりの14団地        よりなりたっている。また,それら団地の面積は,

    第 1 表      第1表に示すとおりである。

団地名 面積ha

平盛山

  ノ 荒飯上

御手洗水 大生細註高大鬼桂新新  ケ     ケ 倉田楽口三浦三木建谷

17. 67 13. 23 15. 57 37. 40 32. 66 32. 17 9. 30

27. 20 23. 08 26. 02 43. 98 12. 16 78. 97 70, 61

養口 440. 02

 きて,問題の皆伐用材林作業級は,「第1皆伐用 材林作門門」(21:L60 ha)と「第2皆伐用材林作三 級」(138.71ha)一以下,便宜上「皆1」・「皆2」.

とよぶことにする一からなり7っており,後者

は桂木・新建・新谷の3団地を,前者は残りの各 団地を回心に編成されている。これら両作業級に

属する林地には, F地質的な相違があり,「皆1」は

片状角閃岩を主体とする岩石よりなるのに対して。

「皆2」は葉状角閃岩を主体とする岩石よりなって いる。そのため,「皆1」に属する林地における樹 木の成育状況は,「皆2」におけるよりもおおむね 不良である。まf,「皆1」は人工林化が遅れてい るのに対して,「皆2」は人工林化が進んでいる。

 このような相違があることから,「皆1」と「皆 2」の施業方針も大いに異なっているが,その状 況は第2表に示すとおりである。

(4)

49

第1図 粕屋演習林位置図

新  谷

新 建

桂木

鬼ケ浦

大浦

町辻.

垂精禍

金出川

篠栗線

◎穴口

  e極楽  生ケ谷

 ロ

演習林事務所

ささぐり 篠栗町

大倉

御亀

e 洗  水

eee 上ノ山

隣国 ろ  −荒平

至飯塚

第2表 台 業 方 針

作業級陣種

期待面積(h・)1歩合(%) 伽令(年)隊期(年)隙期(年)

皆 1

ヒ ノ キ

X  ギ

}   ツ

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20

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皆 2

ヒ ノ キ

X  ギ

72.35 U6.36

522

S7.8

60

T5 60

計i・3&7・}・・a・i

 さて,問題の穴口団地(26.91ha)は,地位および地利において,本団地を除く「皆1 !・

に所属する林地と「皆2」に所属する林地の間でどのような位置に位しているであろうか。

 まず地位の比較を試みよう。.eg 3表は,森林調査簿3)によって計算した地位別百分率を 整理したものである。

(5)

第3表 地位比較表一ユ(%)

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100

 図表において,スギおよびヒノキの2等地とされている而積比率は「門口」:69%,「皆 L=24%,「皆2」:70%であり,まナこマツについてみれば「穴口」:31%,「皆1」:70%,

「皆2」:11%であるところがら,地位的にみて,穴口団地は,二等1」とJ皆2」の間,し かも,より「皆2」に近い位置にあることが推察される。なお穴口団地において,マツの

3等:地に位置ずけられている部分は,「皆1」の林地を地質的に特徴ずけている片鱗角閃岩 の多く存在する林地であり,他は主として「皆2」と同様に葉状角閃岩よりなっている部 分であることから,上記の推察が十分に裏ずけられる。

 さらに,林木の成長関係から,地位の比較を試みるアこめに,さきの森林調査簿をもとに して作成しナこ第4表をみよう。

第4表   地 位 比 較 表一2

樹融地区塩/h劃対フ騨濫驕[対プ曾比}備  考

ヒノキ 160

Q33

て100)  5.4

@96    5.4 P40 1  6.5

 (100)

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ス ギ

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 (…)li  83

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 7.3

y 6.2

@7.9

(100)

W5 P08

穴口団地において成侵関 Wについて計測されてい 驍フはスギ。ヒノキ皿令 堰i2ユ〜30年)のものだけ ナあったから,これのみ ノついて比較を試みざる えなかった。なおこれ

轤フ値は現実値を立木度10,林令30年のものに修

ウして算出した。

 本表の数値のうちヒノキに関する部分から判断しtc場合には,門口団地は地位の点にお 1、・て「皆1」よりわずかに上位にあるといえようが,スギに関する数値によって判断した 場合には,「皆1」と「皆2」のほ1案中間に位するものと考えられる。これは本表の備考の部分 で述べた事情にも関係があるものと察せられるが,ともかくこの比較からしても,穴口団 地は,:地位的には「皆IJと「皆2」の間に位置ずけられよう。

 つぎに,.地利の比較であるが,これは林木を伐倒し,これを製品として市場に輸送する までの費用によって行なわれなければならない。そのナこめの資料は,つぎのようにして調 製した。1

 まず,本演習林の伐出担当者とわれわれとが共同して想定しナこ集・同材方法をもとにし て,近接する某営林署の昭和36年度立木販売価格評定因子調書に示、されている功程と賃金

とを用いて,各団地別の伐木・集運材費用を計算しtg結果,第5表がえられtこ。そして本 門の費用をもとにして,穴口団地と「皆1」・「皆2」それぞれの平均費用を計算し,地利 比較ができるような形にしたものが第6表である。

(6)

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(7)

第6表  地利比較表

区驚白白智比隔考

ロー2 穴皆皆

1, 107

1, 131

 940

(100)

102  85

主伐関係 費用

 さて第6表の比率によって,穴口団地の地利は,「皆1」にきわめて近いことが明らかと

なった。

 要するに三口団地は,地位的には「皆1」と「皆2」の間に位しているが,地利的にば

「皆1」に近いものといえよう。

 したがって,地位および地利についての分析からのみでは,下口団地を「皆2」に所属 がえすべきか否かについての的確な解答は期待しえられない。しかも本団地は,「皆2」の 諸団地と同様に久山町に存在しており,ここで働らく労務者のほとんどすべては久山町久.

原地区から調達されており,そのうえ産出材の輸送経路は「皆2」とほぼ同一であって,

「皆2」地区を管理する本演習林久原作業所との交通も便利であ.る。

 そこで,本団地の所属がえによる作業級の再編成を,経営全体としての立場から検討す る必要が生じた次第である。

II.財務的検討

1.序  説

前章で行なったような:地位・地利についての個別的な検討からは,的確な答えが期待で きなかった。地位は収益を,地利は費用を支配するものであり,またそれに代表されると いう表裏の関係が存在するのであるから;本章では裁然としナご解答がえられることを期待 しつつ,穴口団地を,現行経営案どおりに「皆IJに所属させた場合と,「皆2」に所属が えして作業級を再編成した場合における収益と費用の側面に関する比較検討を試みること

にする。

 なお,以下,穴口団地の所属を現行経営別どおりとする場合には旧案,,「皆2」に所属が えしナこ場合には新案と称することにする。

 2.資料の整理

 まず収益関係資料の整理に関する説明から始めよう。

 収穫量の決定は,将来つまり正常蓄積をそなえた森林が成立した段階における場合につ・

いていえば,

(i)旧案の場合;主伐量は,現行経営案説明書4)の正常蓄積算:定表に示された値をもって  あてた。間伐量は,本表の作成にあたって使用されたつぎの収穫表によって決定した。

樹 酬

使 用 収 穫 二

丁 ・陪 2

ギキツ

 ノスヒマ 粕屋演習林スギ林分収穫表  :地位下 申国地方ヒノキ林分収穫表   3等地 北九州地方アカマツ林収穫表  地位下

平均地位

2等地

(8)

52

・(ii)新案の場合;三口団地を「皆2」に編入した場合,本団地(面積26.91ha)の樹種別  面積比率は,ヒノキ77%,スギ23%とした。これ1は,昭和36年度末における構成が,

 ヒノキ49%,マツ28%,スギ23%であり,そのうちのマツ28%をヒノキ適地として計  算したことによる。これをもとにして,さきの正常蓄積算定表の値を改算して主伐量を  決定し,その後,さきの場合と同様にして間伐量を定めた。

 現段階の収穫量は,旧法の場合は,現行経営案説明書における第工分期指定分をもとに して定めた。また新案の場合は,つぎのようにして決定した。すなわち,旧案と同様の計 算方法によって算出した新案の標準年伐量は,「皆1」;251m3,「皆2」;663 rn 3であった。

ま7,これの旧案のそれに対する比率は「皆1」;86%,「皆2」;106%と計算されたの で,主伐量についてはこの比率を試案の指定量に乗じて,それぞれ割引,割増を行ない,

新案の伐採量としたが,間伐量は,穴口団地の面積比率によって,指定量を割引,割増し て決定した。

 また,収穫物の価格は,日本勧業銀行調査による福岡の木材市場平均価格(昭和36年度 平均)を用いた。

 つぎに費用関係資料の説明に移ろう。

 まず,採取・販売過程の費用は,第5表をもとにして,旧案・新案についてそれぞれ計

算した。

 育林過程の費用は,将来のものについては,さきの正常蓄積算定表をもとにして,それ ぞれの保育作業量を算定し,また,作業功程は,本島官林における昭和32〜36年度の実績 平均をもってあてた。なお,賃金は,昭和36年度のものを用いた。まアこ,現段階の費用に ついて.は,旧案の場合には,現行経営案説明書指定どおりの作業が行なわれるものとして 計算したが,新案の場合には,つぎのようにして計算した。すなわち,新案の標準伐採面 積を計算すると,「皆1」;2.80ha,「皆2」;2.76ha,それぞれの旧案に対する比率は,「皆

1」;100%,「皆2」;121%であったから,この増加分だけ伐採予定地が旧案におけるより も増加するものとして計算したのである。これらは,第7表としてとりまとめた。

 なお,減価償却費は,演習林の経営分析(第4報)5)によって算出した額と,想定された 集材設備の償却額を合計したものを用いた。一一般管理費も,この資料に示されている額を

もって現段階の額とし,将来のものについては,本演習林の昭和33年度における本費目の 一比率が,直接費の20%であったところがら,直接費に,この率を乗じて計算した。

 これらを整理したものが第8表である。

 3.考  察

 ここで,第8表の数字によって,新旧両案の有利性の比較検討に移ろう。

 まず,経済性の指標である費用収益率をみると,将来においては新案;652%旧案653

%であり,現段階においては新案;332%,旧案;335%であって,新旧両案の間にはほと んど差が認められない。

 また,収益・費用・利益のいずれについてみても,新旧両案の間の差は2%をこえてい

,ない。

 要するに,新旧両案の間には,経済性においても,費用・収益・利益の絶対額において も,ほとんど差がないのであり,財務的観点からすれば,新旧両案は,有利性において対 等であると判断される。

(9)

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(11)

III.労務的検討

 1.序  説

 いま,新旧両代替案の比較を行なっているわけであるが,もし,そのいずれかにおいて,

その実行に必要な生産要素量が調達限界をこえる場合,その代替案は,比較の対象として の資格を失うことになる。

 そこで,以下,新旧両案の実施の可能性に関する検討を行なう。ただ,本演習林の場合,

限界性をもつ生産要素は労働力であると考えてよいから,これのみについて分析を進める ことにするが,労働力の調達限界が不明であるから,旧案における必要労働量を限界に近 いものと仮定して考察して行く。また,有利性の検討もあわせて行なう。

 2.資料の整理唱

 採取・販売過程の年間作業量は第8表の値を用いて計算し,作業温血は第5表から計算 して,年間必要労働量についての採取・販売過程の資料を整理した。また,育林過程のも のは,第7表の関係数値によった。そして,これらを綜合整理したものが第9表である。

 3.考  察

 採取・販売過程の新案の必要労働量は,現段階において旧案の101%,将来において99

%で,両案の.間には,ほとんど差が認められない。育林過程では,現段階における新案の

.必要労働量は,愚案の104%であり,わずかに新案のそれが多い。しかし,将来における 育林労働量についてみると,ほとんど差がない。また,総労働量についてみると,新案の

・それは,現段階において旧案の104%,正常段階においては98%で,現段階では新案の方 がわずかに多く労働力を必要としているが,将来においては,ほとんど差がなくなるであ

ろう。

 ところで,採取・販売をすべて直営とすることはほとんどありえないであろうから,ここ での検定の関心は育林労働量に向けられるべきである。しかし,さきにのべたように,新

旧両案には大した相違がない。

 いずれにしても,新案の必要労働量は,旧案のそれと大差がないのであるから,旧案が

・労働力調達限界からみて実践可能であるかぎりにおいて,新案も実践性を十分にもってい るし,.労働力の節約と1、・う点においても,両案の間に優劣の差はないといえる。

IV.管理的検討

 総説においてもすでにふれナことおりJ穴口団地の編成がえが問題とされた発端は,本団 地における作業は,1)旧案「皆2」と同様に,すべて久山町の労働者にたよらなければ不

可能に近いこと,2)本団地との交通は,「皆2」を管理する作業所からの方がより便利で あること,また 3)本団地からの林産物の輸送は,.「皆2」とほぼ1司一の経路をとること,

これらの3点であった。

 したがって,問題の発端からして,穴口団地は,管理的にみれば「皆2」に所属させる

.べきであると判断される。

V.結   論

 以上の検討の結果を総括すれば,財務的・労務的観点からは,新旧両案の有利性・実践

(12)

54

性の間に差は認められないが,管理的観点からみれば,新案が有利であるといえよう。

 したがって穴口団地は,現在のような施業方法がとられるかぎりにおいて,「皆2」の作1 業級に所属させる方がよりよいといわなければなるまい。

 ただ,近来林業労務者の減少がいちぢるしく,本演習林においても,労務者が不足して いるナこめ経営案指定どおりの作業が行なわれ難い状況にある。そこで,このような問題に 的確な解答を与えようとすれば,まず賃金と労働力調達限界との関係を推定し,本演習林『

が支払い可能な賃金を想定して,その限界内に必要労働量が収まるようないくつかの代替 経営案を編成し,それらの各案を,既述の各観点からみて比較検討するとい

、手続が必要

であろう。

 また,このような方法によって経営案を編成すれば,各作業級ごとの保続が幾分みだれ,

それが単なる能率集団すなわち施業団としての意味しかもたなくなる場合も起りうると考 えられるが,経営全体としての保続をはかることは必要であり,概念規定をゆるやかにし た形の作業級は厳として生きているといわなければならない。

引  用  文  献 1)吉田 正男;理論森林経理学1950

2)坂本  格;育成的林業の選択的経営計画法試論(1)日本林学会九州支部大会講演集第15号196L 3)九州大学農学部附属演習林;森林調査簿(昭和31年度調製)

4)     〃       ;粕屋演習林経営案説明書(昭和31年度編成)

5)青木 尊飛・坂本 格・柴田平八郎;演習林の経営分析(第4報) 九大演習林集i報No、141960

(13)

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(14)

55

Resume.

    Working−sections in the forest management must be organized so that the fullest advantage may be reaped in finance, labour−management and 一procure−

ment, and forest administration. This repQrt deals with a case study, carried out as a prirner, of the Kasuya Forest of the Kyushu University Forests, along

the above−mentioned line of consideration.

    Tne Kasuya Forest has two working−sections of timber tr. ees. The one t〈21,1.60 ha) with the Anaguchi Forest (26.91 ha) in it is i/nferior to the other

・(138.71 ha) in site quality and economic location. The problem is  Which is more advantageous, to include the Anaguchi Forest in this working−section or

that? . lt is assumed that the present operating systems will be maintained in

・each working−section−after it is rearranged. The rearranged system will be called the new plan and the present system the existing plan.

   The results of the analysis are summari zed as follows.

      (1) Concerning finance and labour, the next table was obtained.

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Cost Profit

Income vs. Cost Labourers

 Harvest & Transport  Silviculture

New plan vs. Existing plan (o/o)

Present

ユ01

ユ02

101 99

101 104

Future

99 99 99 100

◎ゾO﹂︵コQゾ

(2)

Judging fro m this table, it can be said that there is little difference between the two plans on these points.

Concerning forest administration, it can be said that the new plan is more advantageous than the existing, in view of the procurernent of labourors, the trafiEic to the Anaguchi Forest and the transporta−

tion of forest products.

Thus it is concluded that the new plan is more advantageous.

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