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第 10 回 消化管先進画像診断研究会 Gastrointestinal Advanced Imaging Academy: GAIA 日 会 程平成 29 年 3 月 12 日 ( 日 )9:00~16:00 場イイノホール & カンファレンスセンター 4 階 Room A 当番世話人馬嶋健一郎

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(1)

消化管先進画像診断研究会

Gastrointestinal Advanced Imaging Academy: GAIA

日   程  平成 29 年 3 月 12 日(日)9:00~16:00 会   場  イイノホール&カンファレンスセンター 4階 Room A 当番世話人  馬嶋 健一郎(亀田メディカルセンター 健康管理科)

共   催  消化管先進画像診断研究会  堀井薬品工業株式会社 

第10回

第10回

(2)

「精度の高い大腸画像診断を行うために」

モーニングセミナー 9:00 − 10:00

司会: 福島県立医科大学 会津医療センター 小腸大腸肛門科 遠藤俊吾  1)大腸癌死亡 / 発生の抑制をめざして新しい内視鏡 FUSE colonoscope の有用性と限界 9:00 − 9:30

静岡県立静岡がんセンター 内視鏡科 今井健一郎  2)大腸カプセル内視鏡検査について

  − e learning システムの有用性及び読影支援センターの経験から見た CCE の現状について−

 9:30 − 10:00 若宮渡部医院 渡部宏嗣 開会挨拶 10:00 − 10:05 亀田メディカルセンター 健康管理科 馬嶋健一郎

第 1 部 パネルディスカッション1 10:05 − 11:15     

  「本邦における大腸 CT 検査の精度検証 JANCT、UMIN6665 の結果から施設の状況をみる」

  〜本邦初の 2 つの大規模臨床試験がトップジャーナルに掲載 大腸 CT 検査の標準化の大切さを共有しよう!〜

司会:斗南病院 消化器内科 平山眞章 松田病院 放射線部 岩月建磨   1)Japanese National CT Colonography Trial(JANCT)の結果が意味すること

国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診開発研究部 永田浩一   2)下剤の減量と検査精度(UMIN6665 より)

福島県立医科大学 会津医療センター 放射線科 歌野健一   3)大腸 CT 検査で異常を指摘し、大腸内視鏡検査がおこなわれた症例についての検討

市立砺波総合病院 放射線科 龍 泰治   4)当施設における大腸 CT 検査の精度管理のために行っていること

NTT 東日本伊豆病院 放射線部 丸山 健   5)Dry 変法による任意型検診大腸 CT 検査の妥当性について

榊原サピアタワークリニック 放射線部 伊山 篤   6)JANCT からみた当施設の大腸 CT 検査精度

亀田メディカルセンター幕張 診療放射線部 藤原正則    

[休憩 11:15 − 11:25]

第 2 部 大腸 CT 検査 ワークステーション(WS)を使いこなす 11:25 − 12:45     初級〜上級編まで、実際の症例をみて学ぶ!

司会:福島県立医科大学会津医療センター 放射線科 歌野健一 北海道消化器科病院 放射線科 高林 健  ※ WS メーカーによるプレゼンと経験豊富な診療放射線技師による読影の実演

(3)

第 3 部 教育講演 13:35 − 14:20     司会:大腸肛門病センター高野病院 消化器内科 野崎良一   「大腸がん検診 最近の話題」

宮城県対がん協会 がん検診センター 島田剛延 

[休憩 14:20 − 14:30]

第 4 部 パネルディスカッション 2 14:30 − 15:55    「大腸 CT 検査における偽陰性病変とその対策」

  〜貴重な偽陰性症例の経験を共有し、見逃しを減らそう!〜 

司会:自治医科大学 放射線科 木島茂喜   長崎県上五島病院 放射線科 安田貴明   1)JANCT 症例における大腸 CT 検査偽陰性病変の検討

斗南病院 消化器内科 平山眞章   2)多施設共同臨床試験 UMIN6665 から見えてくる大腸 CT 検査の偽陰性病変

国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診開発研究部 永田浩一   3)偽陰性症例 下部直腸・肛門管がん

亀田総合病院 画像診断室 神子枝里子   4)大腸 CT 検査病変無しより1年4ヶ月後に2型腫瘤を指摘された症例の検討

まつおかクリニック 放射線科 清水徳人   5)初回大腸 CT 検査施行後、約3年で発見された進行大腸癌の2例

市立稚内病院 内科 加藤貴司   6)全大腸内視鏡検査と大腸 CT 検査で指摘されなかった進行大腸癌の1例

長崎みなとメディカル市民病院 消化器内科 本田徹郎 閉会挨拶 15:55 − 16:00

山陽病院 外科 池原貴志子

(4)

モーニングセミナー

 9:00 − 10:00

司会: 福島県立医科大学 会津医療センター 小腸大腸肛門科 遠藤俊吾

1)大腸癌死亡 / 発生の抑制をめざして 新しい内視鏡 FUSE colonoscope の有用性と限界 9:00 − 9:30 静岡県立静岡がんセンター 内視鏡科 今井健一郎

大腸内視鏡検査では無症状の大腸癌を診断したり、腺腫性ポリープを発見し、摘除することにより、大腸 癌の発生および死亡を抑制すると報告されています(Zauber et al. N Engl J Med 2012)。一方で、 20%前 後の症例で腺腫の見逃しが発生し(van Rijn et al. Am J Gastroenterol 2006)。検査をしたにも関わらず、

大腸癌を発症し、問題とされています。いかにして病変の見逃しを減らすかが、これからの大腸内視鏡検 査における重要な課題の一つとされています。

細長く、彎曲した形状や半月ヒダの存在、といった大腸特有の臓器特性が観察を難しくしますが、特に半 月ヒダの裏に隠れた病変を的確に発見することは熟練者であっても難しいです。近年、スコープの先端に3 つのレンズを備えた、超広視野角大腸内視鏡(Full-spectrum endoscopy colonoscope: FUSE, EndoChoice 社、米国)が開発されました。FUSE は、標準的な大腸内視鏡の視野角 170 度に比べ、格段に広い 330 度 の超広視野角を有し、病変の見逃しを減らすことが期待されています。我々の施設では 2015 年より FUSE を臨床使用し、その経験を報告しています(Its S et al. Gastroenterol Res Pract 2016)。当日はそれらの データや動画を提示し、FUSE の有用性と限界についてお話しさせて頂きます。また、我々が参加してい る「FUSE を用いた大腸病変検出能に関する多施設ランダム化比較試験(UMIN000020448)」にも少し触れ、

大腸内視鏡検査と大腸癌死亡 / 発生抑制に関して考察したいと考えています。

2)大腸カプセル内視鏡検査について

  - e learning システムの有用性及び読影支援センターの経験から見た CCE の現状について- 9:30 − 10:00 若宮渡部医院 渡部宏嗣

大腸カプセル内視鏡検査(colon capsule endoscopy: CCE)が保険適用となってから3年が経過し、既に全 国各施設において CCE が実施され、日常診療の一角を担っている。しかしながらその症例数は読影経験と して未だ十分とは言い難いことが多く、CCE の普及においては、読影担当者の読影能力の向上が極めて重 要である。日本カプセル内視鏡学会(the Japanese Association for Capsule Endoscopy: JACE)は、CCE 読影能力の向上を目的に、定期的にハンズオンセミナーを開催している。また、CCE 初学者を対象に、イ ンターネットを利用した e learning システム(electronic learning system for CCE: ELCCE)を開発・運 用している。本セミナーにおいては、ELCCE の実際およびその学習効果について概説する。また、我々 は保険適用当初より、CCE 読影支援センターを開設し、読影支援業務を行っており、2016 年 10 月現在、

160 余例の CCE 読影を行っている。読影支援の経験から明らかになってきた CCE の現状と診断能につい ても触れたいと考えている。

(5)

第 1 部 パネルディスカッション 1

 10:05 − 11:15

 「本邦における大腸 CT 検査の精度検証 JANCT、UMIN6665 の結果から施設の状況をみる」

〜本邦初の 2 つの大規模臨床試験がトップジャーナルに掲載 大腸 CT 検査の標準化の大切さを共有しよう!〜

司会: 斗南病院 消化器内科 平山眞章 松田病院 放射線部 岩月建磨

1)Japanese National CT Colonography Trial(JANCT)の結果が意味すること

国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診開発研究部 永田浩一        日本初の大腸 CT 検査の精度検証として、大腸内視鏡検査に対する大腸腫瘍検出能の非劣性試験「Japanese National CT Colonography Trial(JANCT), UMIN ID 2097」の結果が 2017 年1月号の American Journal of Gastroenterology(IF: 10.383)に公表された。JANCT は日米 14 施設の多施設共同試験として、エビデン スに基づいた腸管前処置法、撮影条件、読影方法を厳密に遵守し、2日間のハンズオンセミナーの受講と 100 例の読影トレーニングをパスした読影医による大腸 CT 検査の診断精度を検証したものである。日本の消化 器内視鏡専門医による内視鏡診断をゴールドスタンダードに判定され、その成績は 6mm 以上の大腸ポリー プ・腫瘍に対する患者別の感度、特異度、陽性適中率、陰性適中率が、それぞれ 87%、92%、79%、95% で あった。日本の内視鏡診断に基づいた判定においても、大腸 CT 検査の精度は先行する欧米の臨床試験と同 様に高いことが証明されたのである。今後、学会主導による検査の標準化が進んでいくことが予想されるが、

検査精度を担保するためには標準的な検査法を理解し、正しく検査を実行していくことが大切である。標準 化によって施設間の精度のばらつきは最小化され、検査を希望する患者さんに最適な検査を提供することが 可能となるからである。

(Am J Gastroenterol 2017; 112: 163-171. 本論文はオープンアクセスとなっていますので、PubMed やジャー ナルホームページからご自宅からでも自由に読むことができます。)

2)下剤の減量と検査精度(UMIN6665 より)

福島県立医科大学 会津医療センター 放射線科 歌野健一

[目的]

40 歳以上の便潜血陽性患者 321 名を対象に、大腸内視鏡検査をゴールドスタンダードとして低用量前処置 を用いた大腸 CT 検査の精度評価を行った。参加施設は日本の7施設(北海道社会事業協会小樽病院、北海 道消化器科病院、自治医科大学、亀田メディカルセンター幕張、亀田総合病院、松田病院、長崎県上五島病院)

である。

[方法]

前処置は、被験者の受容性向上のために、PEG 腸管洗浄剤 380mL と非イオン性ヨード造影剤 20mL およ びモサプリド 40mg を前日の朝・晩に服用とした。CT 撮影では、鎮痙剤は使用せず、CO2 自動注入器を 使用した。読影は、2日間の基礎事項に関するレクチャーを受け 300 例以上の大腸内視鏡検査で結果の確認 された大腸CT検査の読影経験を有する3名の読影者が、AZE製のWSを用いて3D primary法でおこなった。

[結果]

10mm 以上のポリープに対する患者別の感度・特異度・陽性適中率・陰性適中率は 91%(40/44)、99%

(255/258)、93%(40/43)、98%(255/259)であり、6mm 以上では 90%(71/79)、93%(207/223)、82%(71/87)、

96%(207/215)であった。10mm 以上のポリープに対する病変別の感度・陽性適中率は、91%(50/55)、

94%(50/53)であり、6mm 以上では 83%(116/140)、83%(116/140)であった。低用量前処置及び大腸 CT 検査自体の受容性は、大腸内視鏡検査の前処置及び検査自体と比べ良好であり、次回検査として 62%

(176/282)が大腸 CT 検査を選択すると答えた。

[結論]

低用量前処置を用いた大腸 CT 検査の精度は、通常量の大腸 CT 検査同様に良好であった。これは、タギング、

CT 撮影および読影等で、これまでに得られたエビデンスにのっとって、大腸 CT 検査が行われたことが 理由と考えられる。

(6)

3)大腸 CT 検査で異常を指摘し、大腸内視鏡検査がおこなわれた症例についての検討

市立砺波総合病院 放射線科 龍 泰治

【背景と目的】当科ではスクリーニング大腸 CT 検査の読影を CT colonograpy Reporting And Data System(C-RADS)にもとづいてレポートしている。C-RADS C3 もしくは C4 に分類した症例のうち、

大腸内視鏡検査がおこなわれた症例をふりかえり大腸 CT 検査の精度を検討することとした。

【方   法】2014 年4月から 2017 年1月までの施行されたスクリーニング大腸 CT 検査 298 症例から、

C3 の 25 症例および C4 の 15 症例を検討対象とした。

【結   果】C3 では 25 症例中 16 症例で大腸内視鏡検査が施行されて 10 例で真陽性、6 例で偽陽性 であった。C4 では 15 症例中 15 症例で大腸内視鏡検査が施行されて 14 例で真陽性、1例で偽陽性であっ た。陽性適中率は C3 で 62.5%、C4 で 93.3%、C3/C4 全体で 77.4% であった。

【考   察】 C-RADS の C1 もしくは C2 では大腸内視鏡検査がおこなわれないので病変であることが 少しでも疑わしい症例は C3 とレポートしていた。C3 での陽性適中率が低いがやむをえないように考え ている。

4)当施設における大腸 CT 検査の精度管理のために行っていること

NTT 東日本伊豆病院 放射線室1)、放射線科2)、看護部3)

丸山 健1)、和田幸司1)、野村美由紀3)、 石黒勇二2)、吉野雅仁2)、滝口昇吾1)

当施設では精度検証で精度が担保されている検査手技にて検査を実施している。読影は設備が整ってい ないため、精度が担保されている読影法を用いている遠隔読影を選定し活用している。また、検診を中 心に行っている施設のため、精密検査は他施設に依頼している。今回は当施設における精度評価を行った。

対象は職域検診のオプションとして大腸 CT 検査を受け、要内視鏡となり紹介先の施設より結果報告が あった 70 名 118 病変とした。結果報告書より病変に対する陽性反応適中率、そして要内視鏡率・内視鏡 受診率を評価した。

当施設における成績は、内視鏡検査で指摘された 10mm 以上の病変は 14 病変、6 − 9mm の病変は 52 病変であった。内視鏡検査では指摘されなかった 10mm 以上の偽陽性病変は 1 例、6 − 9mm の偽陽性 病変は 9 例であった。10mm 以上の病変の陽性反応適中率は 93.3%、6 − 9mm の病変に対する陽性反応 適中率は 85.2% であった。また、大腸 CT 検査陽性者の内視鏡検査受診の未把握率は 29.6%、検査陽性 率は 10.9%、内視鏡検査受診率は 71.4% であった。

当施設では精度検証で精度が担保されている検査手技を用いることで、検診目的として良好な結果が得 られた。しかし、内視鏡検査受診の未把握率や受診率などが検診としての課題である。検診目的で行っ ている大腸 CT 検査の精度管理の現状について報告する。

(7)

5)Dry 変法による任意型検診大腸 CT 検査の妥当性について

榊原サピアタワークリニック 放射線部 伊山 篤

大腸内視鏡検査と同程度の腸管洗浄剤を飲ませて大腸 CT 検査の前処置を行うことが一般的であった時代 に、腸管洗浄剤を飲まずに在宅で行える Dry 変法は受診者の負担が軽減され、大腸検査を受けやすくする 前処置法であった。しかし洗浄剤を使用しない方法のため、当クリニックの連続する 50 例の大腸内の状態 を調べた結果では全体の 30%弱に固形残渣がみられた。タギング能は良好であったので 2D 画像による読 影は可能であるが、読影に時間がかかり大変手間のかかる症例もあった。次に任意型検診としての妥当性を みるため精度調査を行った。検査陽性者は全 764 名中 78 名で検査陽性率は 10.2%であった。その後の追跡 調査が可能であった検査陽性者に対して行った調査では精検受診率 90.2%、患者別陽性的中率 90.9%、検査 不良率 3.7%であった。大腸 CT 検査の前処置法として、多量の洗浄剤が飲めない受診者に対して検査する 場合に有効な方法であり、Dry 変法を経験した施設として報告する。

6)JANCT からみた当施設の大腸 CT 検査精度

亀田メディカルセンター幕張 診療放射線部 藤原正則

大腸がん検査の標準は大腸内視鏡検査であるが、大腸 3D-CT(以下大腸 CT)検査の位置づけをどうす るかが議論されている。我々は人間ドックの大腸 CT 検査において、より精度の高い大腸がん検査を提 供するため大腸 CT 検査とあわせて便潜血検査を施行し、便潜血陽性だった場合、大腸 CT 検査の結果 にかかわらず大腸内視鏡検査も同日全例追加施行する方針をとってきた。このデータを用い便潜血陽性 者に施行した大腸 CT 検査の精度を大腸内視鏡検査をゴールドスタンダードとして検証したので報告す る。対象は 2010 年7月から 2015 年 11 月に当施設の任意型検診において、便潜血陽性および、大腸 CT 検査を施行後、大腸内視鏡検査を施行した受診者 120 名、男性 92 名、女性 28 名、平均年齢 55 歳(SD10)

である。前処置は 3% となるようにガストログラフィンを混合した PEG 洗浄剤により実施し、検査終 了後速やかに読影を実施した。大腸内視鏡検査は大腸 CT 検査の結果を把握した上で施行する事を基本 としている。その結果、患者別の感度および特異度は、6mm 以上の病変で感度 85.7 %(30/35)、特異度 95.3%(81/85)、10 mm 以上の病変で感度 100%(17/17)、特異度 98.1%(101/103)であった。

当施設の大腸 CT 検査精度は大規模な多施設共同臨床試験(JANCT)に遜色ない結果が得られ、6mm 以上の病変では大腸がん検査のモダリティとして十分に期待できる検査法であると考える。

(8)

第 2 部 大腸 CT 検査ワークステーション(WS)を使いこなす

 11:25 − 12:45      初級〜上級編まで、実際の症例をみて学ぶ!

司会: 福島県立医科大学会津医療センター 放射線科 歌野健一 北海道消化器科病院 放射線科 高林 健

1)株式会社AZE

2)富士フイルムメディカル株式会社

(9)

第 3 部 教育講演

 13:35 − 14:20    司会 : 大腸肛門病センター高野病院 消化器内科 野崎良一

大腸がん検診 最近の話題

宮崎県対がん健診協会 がん健診センター 島田剛延

2016 年には大腸がん検診における大腸 CT 検査の位置付けが、2 つの視点から話題となった。

1つは精密検査法としての位置づけであり、日本消化器がん検診学会の大腸がん検診精度管理委員会から報 告があった。既存の文献をもとに、検査精度・偶発症・被曝量等について評価を行い、「精密検査を全大腸 内視鏡検査で行うことが困難な場合は、大腸 CT 検査あるいは、S状結腸内視鏡検査と注腸X線検査の併用 のいずれかを実施する。」ことが提案された。同時期に行われた検診学会のパネルディスカッションにおい ても本質的な異論は出ず、今後はがん検診実施のための指針においても承認されることが予想される。その 結果、大腸 CT 検査は全国的に広く実施されることになると思われるが、様々な施設が大腸 CT 検査を実施 することになっても、文献で報告されている高い精度や安全性等を再現できるよう、正しい前処置法・撮影 法・読影法を普及することが今後の重要な課題である。

大腸がん検診に携わる者にとって衝撃的ともいえるもう1つの話題は、US Preventive Services Task Force

(USPSTF:米国予防医学専門委員会)が8年ぶりにガイドラインを改定し、従来から推奨されていた3つの スクリーニング方法(便潜血検査・S状結腸内視鏡検査・全大腸内視鏡検査)に加え、大腸 CT 検査と便 DNA 検査も推奨したことである。従来から米国では ACS/MSTF/ACR が合同で同様の推奨をしていたが、

USPSTF も同様の見解となるとその影響はかなり大きい。RCT による評価を重視する欧州では、スクリー ニング方法として便潜血検査や内視鏡検査を推奨する国はあるが、大腸 CT 検査と便 DNA 検査は推奨され ていない。わが国の大腸がん検診ガイドラインは対策型検診と任意型検診に分け、各々推奨するスクリーニ ング方法をあげているが、2005 年版では大腸 CT 検査に関する十分な情報がないという判断から検討対象 外となっていた。近年、大腸 CT 検査の精度評価のみならず、S状結腸内視鏡検診の死亡率減少効果に関す る RCT 結果のような重要なエビデンスが集積されており、ガイドライン改変の必要性が高まっている。わ が国の新しいガイドラインでは、大腸 CT 検査に関してどのような評価が出るのか期待される。

(10)

第 4 部 パネルディスカッション 2

 14:30 − 15:55  「大腸 CT 検査における偽陰性病変とその対策」

 〜貴重な偽陰性症例の経験を共有し、見逃しを減らそう!〜

司会 : 自治医科大学 放射線科 木島茂喜  長崎県上五島病院 放射線科 安田貴明

1)JANCT 症例における大腸 CT 検査偽陰性病変の検討

斗南病院 消化器内科 平山眞章

【目的】大腸 CT 検査読影において、偽陰性症例は必ず発生する。Lindenbaum らの大腸 CT 検査読影経験 に関する検討でも、 6mm 以上病変の 90% 以上の検出率を到達目標としていた。その上でこれらの見落と し病変がどのような病変で起こりやすいのかを理解することは重要と考える。今回、本邦での大腸 CT 検 査大規模臨床試験 JANCT の結果の内、10mm 以上の Index lesion に対し、放射線科医も消化器内視鏡医 も共に偽陰性とした病変について再検討する機会を得たので報告する。

【方法及び対象】1257 全例に大腸内視鏡検査を施行した JANCT の結果から、放射線科医あるいは消化器 内視鏡医が偽陰性とした病変を検討した。

【成績】10mm 以上の病変が放射線科医、消化器内視鏡医共に偽陰性としていたのは、0-Ip 1 症例 1 病変、

0-Is 5 症例 6 病変、0-IIa 11 例 13 病変の 17 例 20 病変であった。放射線科医、消化器内視鏡医どちらか偽 陰性とした病変は 0-Ip 8 症例 8 病変、0-Is 10 症例 12 病変、0-IIa 17 症例 19 病変であった。0-IIc、Type1、2、

3 型病変には偽陰性病変を認めなかった。偽陰性病変が指摘された各肉眼型でどちらかの読影医が偽陰性 とした病変数に対するどちらの読影医も偽陰性とした病変数の比率を検討すると 0-Ip 12.5%、0-Is 50%、

0-IIa 68.4% と病変の高さが低くなるにつれ病変の存在診断が困難となることが考えられた。JANCT では パリ分類を採用したため、LST 分類は採用されなかったが偽陰性病変となった 0-IIa 病変のみならず、0-Is 病変でも多くが平坦型の病変であった。

【結論】消化管 CT 読影では病変の高さの差が認められる病変は指摘されやすいが、高さの差が少ない病変 は指摘されにくい。読影にあたっては、平坦型病変は存在診断が難しく偽陰性病変となりやすいことを念 頭に置くべきと考えられた。

2)多施設共同臨床試験 UMIN6665 から見えてくる大腸 CT 検査の偽陰性病変

国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診開発研究部 永田浩一

JANCT に続いて実施された「低用量腸管前処置による大腸 CT 検査の精度検証(UMIN6665)」が Radiology(IF: 6.798)に採用された。UMIN6665 は全国の7施設の多施設共同試験として、JANCT に準じ たプロトコルで実施された。対象となった便潜血陽性の 304 症例において、6mm 以上の病変は 140 病変 認め、このうち 24 病変が大腸 CT 検査で見落とされた。隆起型の 115 病変では見落としが 11 病変あり感 度は 90%であった。隆起型病変の見逃しの理由について、4病変は見直してみると病変が指摘できる単純な 読影ミスで、3病変はタギングされた残渣内に埋没しているため MPR でしか指摘できないもの、3病変は見 返しても指摘できないもの、そして1病変はサイズ計測が内視鏡と 50%以上乖離していたため偽陰性と判 定されたものであった。一方、表面型の 21 病変では見落としが 13 病変あり感度は 38%に過ぎなかった。

表面型病変の見逃しの理由について、10 病変は見返しても指摘できず、3病変はサイズ計測が内視鏡と 50%以上乖離していたため偽陰性と判定されたものであった。表面型病変の感度は隆起型病変の感度に比 べて有意に低く、見直しても病変が指摘できなかった病変が 77%を占めたことから、大腸 CT 検査の表面 型病変に対する検出精度の限界と考えられる。本パネルディスカッションでは 10mm 以上の見逃し病変を 中心に紹介し、大腸 CT 検査における偽陰性病変の特徴とその対策と限界について議論したい。

(11)

3)偽陰性症例 下部直腸・肛門管がん

亀田総合病院 画像診断室 神子枝里子

大腸 CT 検査において直腸の下部および肛門の病変は診断が難しいとされている。今回、我々が経験した 大腸 CT 検査における下部直腸・肛門管がんの偽陰性症例を報告する。症例:人間ドックにて大腸 CT 検 査を受診し、異常なしの結果であった。しかし3か月後に血便があり外来受診、内視鏡を施行し下部直腸か ら肛門管にかけて隆起した腫瘍所見が発見され、病理診断で adenocarcinoma の診断であった。化学療法、

放射線治療後手術が行われ最終病理診断は RbP: muc(diff),a2,ly0,v0,n1(2/19) pStage Ⅲa であった。大腸 CT 検査偽陰性の原因は、内痔核など良性疾患と判断した事に加え、バルーンによる圧迫の影響もあると考え られた。大腸 CT 検査において直腸の下部および肛門の病変は、偽陰性も偽陽性も起きやすく診断が難し い事が指摘されている。その理由はこの部位には、内痔核など病的意義に乏しい隆起所見が多くみられる点、

また、バルーンにより病変が圧迫され描出が困難となる事である。当院では今症例を教訓として改善策を 検討し、直腸の下部から肛門にかけては矢状断なども念入りに観察する事とし、腹臥位ではバルーンを脱 気した状態で撮影するよう手順を改良した。大腸 CT 検査において直腸の下部および肛門病変の診断は難 しいが、この部位を意識して撮影、読影を行う事は重要であると考え、今回の報告を行った。

4)大腸 CT 検査病変無しより1年4ヶ月後に2型腫瘤を指摘された症例の検討

まつおかクリニック1)、近畿大学医学部奈良病院消化器外科2)

清水徳人1)、伊奈純平1)、松岡正樹1)、木谷光太郎2)

当院では 2010 年 12 月より大腸 CT 検査を開始した。大腸 CT 検査の読影は腸管内病変の一次読影を診療 放射線技師が行い、二次読影を消化器科医が行っている。腸管外病変については放射線科医に読影をお願 いしている。

当院では大腸 CT 検査のフォローアップは現状一年後としており、治療対象となる病変のなかった患者様 には一年後の検査を勧めている。フォローアップについては JPS(Japan Polyp Study)のようにとまでは いかなくとも、検討は必要であると考える。

2013 年 6 月に大腸 CT 検査にて腸管内病変無しであった患者様が、2014 年 10 月に便潜血陽性にて再度大 腸 CT 検査を行い、回盲部に 2 型腫瘍が指摘されたケースがあった。

今回、比較検討を行ったので報告する。

(12)

5)初回大腸 CT 検査施行後、約3年で発見された進行大腸癌の2例

市立稚内病院 内科1)

医療法人彰和会北海道消化器科病院 放射線部2)

医療法人彰和会北海道消化器科病院 内科3)

加藤貴司1)、高林健2)、堀田彰一3)

大腸 CT 検査は JANCT や UMIN6665 の結果を経て、本邦においても大腸精密検査法の一つとして普及し ていくことが期待されているが、異常所見を認めない場合の適切な検査間隔については定まっていない。

米国の大腸がん検診ガイドラインにおいて、検査間隔は5年とされているが、今回、初回検査施行後、約3 年の経過で発見された進行大腸がんの2例を経験したため報告する。

【症例1】60 歳代、男性。胆石症の術前大腸精査を目的に 2012 年5月、PEG-C 法による大腸 CT 検査を施 行した。上行結腸に8mm 大のポリープを認め、大腸内視鏡検査(TCS)を勧めたが、その後当院を受診さ れていなかった。2016 年1月、職場検診にて便潜血陽性を指摘され、近医にて TCS を施行されたところ、

上行結腸に 2 型腫瘍および多発ポリープを認め、当院を紹介され受診した。大腸 CT 検査を再度施行し、

初回検査を再検討したところ、ポリープについては同部位に認められたが、2型腫瘍の部位については異常 を指摘できなかった。外科切除後の病理結果では、68 × 47mm、pT3、pN0 の大腸がんであった。

【症例2】50 歳代、女性。2013 年1月、便潜血陽性のため PEG-C 法による大腸 CT 検査を施行した。特に 異常を認めず、その後は毎年便潜血検査を受けていたが陰性であった。2016 年1月、再度便潜血陽性を指 摘されたため当院を受診した。TCS を施行したところ、S 状結腸に 2 型腫瘍を認めた。術前に大腸 CT 検 査を施行し、初回検査と比較したが、2型腫瘍の部位については異常を指摘できなかった。外科切除後の病 理結果では、31 × 31mm、pT3、pN0 の大腸がんであった。

大腸 CT 検査においてもいわゆる中間期がんが存在しており、今後検査の普及に伴い大腸 CT 検査の重要 な課題の一つとなると思われる。多施設でのさらなる症例の蓄積が必要であろう。

6)全大腸内視鏡検査と大腸 CT 検査で指摘されなかった進行大腸癌の1例

長崎みなとメディカルセンター市民病院 消化器内科 本田徹郎

全大腸内視鏡検査(TCS)と大腸 CT 検査で病変がないと証明されていた大腸に2年の経過で深達度 SS、

大きさ 11mm の進行大腸癌が急速に発育した症例を経験したので報告する。症例は 75 歳、女性でX年8月 に血便精査目的で TCS を施行しS状結腸に2型進行癌を認めた。術前精査目的で施行した大腸 CT 検査にお いても内視鏡所見と同様に主病変以外は散発するポリープを認めるのみであった。後日、S状結腸切除術 が施行され、病理組織学的診断は高分化型腺癌(tub1、muc)、pSS、ly0、v0、pN0、pPM0、pDM0、

pRM0 であった。X+2年8月に術後経過観察目的で施行された TCS において新たに下行結腸に進行大腸癌 を認めた。前回同様に術前精査目的に再度、大腸 CT 検査を施行した後に左結腸切除術が施行され病理組 織学的診断は、11mm の高分化型腺癌(tub1)、pSS、ly0、v0、pN0、pPM0、pDM0、pRM0 であった。

本症例では初回検査時に施行した TCS と大腸 CT 検査において下行結腸にポリープが確認され、2年間の 経過で無治療であったことから2年後においても同部位に存在するポリープを指標とすることで2年後に認 めた進行大腸癌の発生部位を初回の大腸 CT 検査においても同定することが可能となり、その所見は陰性 であった。このことから2年後に認めた進行大腸癌は初回検査時に存在しないことが証明できたたため単な る見逃し例ではないと判断でき、微小癌が急速に発育した大腸癌である可能性が高いと考えた。大腸 CT

(13)

COLORECTAL LENGTH IN JAPANESE AND AMERICAN ASYMPTOMATIC ADULTS BASED ON CT COLONOGRAPHY

日本人とアメリカ人の大腸の長さは違うのか?

―大腸 3D - CT (仮想内視鏡)による 1,300 名の検討-

永田浩一、田尻久雄、光島徹, 他.

(日本消化器内視鏡学会雑誌 2013; 55: 435-44.)

《解説》 大腸は立体的で伸縮する臓器であるた め,生理的に近い形状で大腸の長さを正確に計測 することは困難であった.従来,新鮮剖検例,注腸 X 線検査あるいは外科手術の開腹時の計測を用 いて,大腸の長さの検討について報告されてきた

(1-7).しかし,これらの計測方法は生体内での計 測ではなかったり,計測手技が複雑であったり,あ るいは簡便化した直線的な計測あるいは 2 次元 計測に基づくなど,客観性あるいは精度の点で課 題があった.近年,大腸3D - CT(仮想内視鏡,CT colonography)の登場により,大腸の長さを 3 次 元の曲線で正確に計測することができるようになっ た(8-13).一般的に、日本人は肉食中心のアメリカ 人と比較して、大腸が長いと考えられてきたが,現 在までのところ欧米人との差異について大規模に 検討された報告はほとんどない.本研究では日本 人とアメリカ人の大腸の長さを大腸 3D - CT で客 観的に計測し,解析することを目的としている.大 腸の長さは全大腸の長さ,およびS 状結腸と直腸 を合計した長さに分けて計測した.これは,近年臨 床応用の進んでいる大腸カプセルや大腸内視鏡検 査時においてS 状結腸の長さが問題となりえるた めである.本検討では日本人群650名とアメリカ人 群650名の合計1,300名という大多数を対象とし ている.また、対照群は大腸がんに対する平均的リ スク患者となっている。アメリカ人群の人種が均一

でないことやアメリカ人群では身長や BMIなどの情 報が欠落していたことから,体格にまで踏み込んだ 検討をすることはできなかったなどの限界はあるも のの、対象が1,300 名と大規模であること,拡張し た大腸の長さを正確に計測できる大腸 3D - CT に よる解析であることから,日本人とアメリカ人の大腸 の長さの一般論を述べるには十分な根拠となる報 告であると考えられる。このように新しい技術を用 い、これまで常識と考えられていたことを検証してい くことは、今後の技術革新のためにも大変に意義深 いことと考えられる。

参考文献

1. Am J Med 1924167499 -519 2. SurgRadiol Anat 199214251 - 7 3. 日本大腸肛門病会誌 19944731 - 9 4. Clin Radiol 199550318 - 21 5. Int J Colorectal Dis 199510216 - 21 6. Br J Surg 1995821491 - 3

7. Surg Radiol Anat 200830409 - 15 8. AJR Am J Roentgenol 2007189774 - 9 9. Br J Radiol 200982475 - 81

10. AJR Am J Roentgenol 20091931291 - 5 11. AJR Am J Roentgenol 20091931296 - 304 12. Endoscopy 200941674 - 8

13. Dig Liver Dis 201042291 - 6

福島県立医科大学会津医療センター 歌野健一

  

【目的】大腸3D - CTを用いて日本人とアメリカ人の大腸の長さを比較した.

【対象】大腸がんに対する平均的リスク患者で 50 歳以上の日本人とアメリカ人 650 名ずつ,合計 1,300 名を対象とした.大腸の長さは全大腸の長さ,およびS 状結腸と直腸を合計した長さに分けて計測した.

【結果】全対象における全大腸の長さの平均は日本人とアメリカ人でそれぞれ 154.7cm,158.2cm,( p 値:0.003,効果量:0.17),S 状結腸と直腸を合計した長さの平均はそれぞれ 63.3cm,62.5cm,( p 値:

0.23,効果量:0.07)であった.世代別では,50歳代で全大腸の長さの平均は日本人とアメリカ人でそれぞ れ153.2cm,155.6cm,60歳代で155.2cm,159.3cm,70歳代で161.8cm,165.2cmで,日米ともに世 代が上がるにつれて有意に長くなった.

【結論】日本人とアメリカ人の大腸の長さの差に実質的効果はみられずほぼ同等である.一方,日米ともに 世代が上がるにつれて全大腸の長さは長くなる.

寄稿連載「最新文献紹介」

National Survey of CT Colonography Practice in Ireland.

アイルランドにおける大腸 CT 検査の実態全国調査

Smyth AE, Healy CF, Aherne EA, et al.

Ir Med J 2016; 109(6): 419.

【要旨】

アイルランドにおける大腸 CT 検査の実施状況を調査するための全国調査を行った。 調査項目は各 施設の年間検査件数、 検査適応、 検査方法、 診断医の読影トレーニング、 そして注腸 X 線検査か らの移行状況についてである。

アイルランド国内で CT 装置を有する 45 施設に調査を実施した。 30 施設で大腸 CT 検査を実施して おり、 そのうち 21 施設から回答があった。 21 施設の経験年数の中央値は5年、 年間検査件数の中 央値は 90 件であった。 16 施設(76%)で主な検査目的は有症状者を対象とした診断検査目的であり、

約半数の施設では内視鏡挿入不能例後の診断検査目的で実施していることが多いと回答した。 16 施設 (76%) でタギングおよび炭酸ガス自動送気装置を使用していた。 21 施設で 51 名の放射線科 医が診断を行っており、4施設では二重読影を行い、8施設では二重読影は行っておらず、 残りの9 施設では行う場合と行わない場合があるとの回答であった。 37 名 (73%) の診断医は大腸 CT 検査 の正式なトレーニングコースへの参加経験があった。 78% の施設で大腸 CT 検査導入後、 注腸 X 線 検査の件数が減少していた。 67% の施設では注腸 X 線検査を全く行っていないか年間 25 件未満で あった。 多くの施設で、 CT 装置のキャパシティーのため、 大腸 CT 検査を増やすことができないと 回答した。

≪解説≫

アイルランドは 7 万 300 平方キロメートル (北海 道とほぼ同じ) の国土を有し、 人口は約 464 万 人 (日本の 27 分の1) である。 日本は OECD 加 盟国中、 人口当たりの CT 保有数が断トツの1位 であることもあり、 アイルランドの CT 装置数が非 常に少ない印象を受ける。 しかし、 CT を保有し ている病院の3分の2で大腸 CT 検査を実施して いることを考慮すると、 大腸 CT 検査の普及は日 本より進んでいる可能性がある。 さらに、 73% の 診断医が読影トレーニング経験をつんでいる点 も、 先進的な印象を受ける。 ただし、 アイルラン ドの全国調査は、 実施状況のみに留まり、 偶発 症の頻度などのデータについては調査されていな いことが残念である。

大腸 CT 検査の実態全国調査はアイルランド以 外に、 今までアメリカ、 イギリス、 イタリア、 オー ストラリア、 そしてイスラエルといった国々で実施 されている1-5)。 日本でも消化管先進画像診断研 究会 (GAIA) と日本消化器がん検診学会 大腸 がん検診精度管理委員会の共催で、 大腸 CT 検 査の実施状況および偶発症に関する実態全国調 査が 2016 年に実施された。 全国調査の実施に よって、 大腸 CT 検査の実施状況や普及状況、

そして大腸穿孔などの偶発症頻度が明らかにな るだろう。 さらに本調査を通して大腸 CT 検査の 標準化が進むとともに、 より安全な検査の実施が 推進されることが期待される。 2016 年末までに集

計 ・ 解析が完了しており、 その公表が待たれる ところである。

参考文献

1) Pickhardt PJ. Incidence of colonic perforation at CT colonography: review of existing data and implications for screening of asymptomatic adults. Radiology 2006;239:313-6.

2) Burling D, Halligan S, Slater A, et al. Potentially serious adverse events at CT colonography in symptomatic patients: national survey of the United Kingdom. Radiology 2006;239:464-71.

3) Iafrate F, Iussich G, Correale L, et al. Adverse events of computed tomography colonography: an Italian National Survey. Dig Liver Dis 2013;45:645-50.

4) Atalla MA, Rozen WM, Niewiadomski OD, et al. Risk factors for colonic perforation after screening computed tomographic colonography: a multicentre analysis and review of the literature. J Med Screen 2010;17:99-102.

5) Sosna J, Blachar A, Amitai M, et al. Colonic perforation at CT colonography: assessment of risk in a multicenter large cohort. Radiology 2006;239:457-63.

(国立がん研究センター 永田浩一)

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COLORECTAL LENGTH IN JAPANESE AND AMERICAN ASYMPTOMATIC ADULTS BASED ON CT COLONOGRAPHY

日本人とアメリカ人の大腸の長さは違うのか?

―大腸 3D - CT (仮想内視鏡)による 1,300 名の検討-

永田浩一、田尻久雄、光島徹, 他.

(日本消化器内視鏡学会雑誌 2013; 55: 435-44.)

《解説》 大腸は立体的で伸縮する臓器であるた め,生理的に近い形状で大腸の長さを正確に計測 することは困難であった.従来,新鮮剖検例,注腸 X 線検査あるいは外科手術の開腹時の計測を用 いて,大腸の長さの検討について報告されてきた

(1-7).しかし,これらの計測方法は生体内での計 測ではなかったり,計測手技が複雑であったり,あ るいは簡便化した直線的な計測あるいは 2 次元 計測に基づくなど,客観性あるいは精度の点で課 題があった.近年,大腸3D - CT(仮想内視鏡,CT colonography)の登場により,大腸の長さを 3 次 元の曲線で正確に計測することができるようになっ た(8-13).一般的に、日本人は肉食中心のアメリカ 人と比較して、大腸が長いと考えられてきたが,現 在までのところ欧米人との差異について大規模に 検討された報告はほとんどない.本研究では日本 人とアメリカ人の大腸の長さを大腸 3D - CT で客 観的に計測し,解析することを目的としている.大 腸の長さは全大腸の長さ,およびS 状結腸と直腸 を合計した長さに分けて計測した.これは,近年臨 床応用の進んでいる大腸カプセルや大腸内視鏡検 査時においてS 状結腸の長さが問題となりえるた めである.本検討では日本人群650名とアメリカ人 群650名の合計1,300名という大多数を対象とし ている.また、対照群は大腸がんに対する平均的リ スク患者となっている。アメリカ人群の人種が均一

でないことやアメリカ人群では身長や BMIなどの情 報が欠落していたことから,体格にまで踏み込んだ 検討をすることはできなかったなどの限界はあるも のの、対象が1,300 名と大規模であること,拡張し た大腸の長さを正確に計測できる大腸 3D - CT に よる解析であることから,日本人とアメリカ人の大腸 の長さの一般論を述べるには十分な根拠となる報 告であると考えられる。このように新しい技術を用 い、これまで常識と考えられていたことを検証してい くことは、今後の技術革新のためにも大変に意義深 いことと考えられる。

参考文献

1. Am J Med 1924167499 -519 2. SurgRadiol Anat 199214251 - 7 3. 日本大腸肛門病会誌 19944731 - 9 4. Clin Radiol 199550318 - 21 5. Int J Colorectal Dis 199510216 - 21 6. Br J Surg 1995821491 - 3

7. Surg Radiol Anat 200830409 - 15 8. AJR Am J Roentgenol 2007189774 - 9 9. Br J Radiol 200982475 - 81

10. AJR Am J Roentgenol 20091931291 - 5 11. AJR Am J Roentgenol 20091931296 - 304 12. Endoscopy 200941674 - 8

13. Dig Liver Dis 201042291 - 6

福島県立医科大学会津医療センター 歌野健一

  

【目的】大腸3D - CTを用いて日本人とアメリカ人の大腸の長さを比較した.

【対象】大腸がんに対する平均的リスク患者で 50 歳以上の日本人とアメリカ人 650 名ずつ,合計 1,300 名を対象とした.大腸の長さは全大腸の長さ,およびS 状結腸と直腸を合計した長さに分けて計測した.

【結果】全対象における全大腸の長さの平均は日本人とアメリカ人でそれぞれ 154.7cm,158.2cm,( p 値:0.003,効果量:0.17),S 状結腸と直腸を合計した長さの平均はそれぞれ 63.3cm,62.5cm,( p 値:

0.23,効果量:0.07)であった.世代別では,50歳代で全大腸の長さの平均は日本人とアメリカ人でそれぞ れ153.2cm,155.6cm,60歳代で155.2cm,159.3cm,70歳代で161.8cm,165.2cmで,日米ともに世 代が上がるにつれて有意に長くなった.

【結論】日本人とアメリカ人の大腸の長さの差に実質的効果はみられずほぼ同等である.一方,日米ともに 世代が上がるにつれて全大腸の長さは長くなる.

寄稿連載「最新文献紹介」

Diagnosis of early colorectal cancer invasion depth by quantitative evaluation of the basal indentation in CT colonography.

大腸 CT 検査による側面壁変形の定量的解析を用いた早期大腸癌深達度診断

Miyasaka M, Tsurumaru D, Nishimuta Y, et al.

Jpn J Radiol 2016; 34(12): 786-94.

【要旨】

目的 : 大腸 CT 検査による側面壁変形の定量的解析を用いた早期大腸癌壁深達度診断の検討を 行った。

方法 : 32 症例の早期大腸癌 34 病変 (m 癌 13 病変、 sm 癌 21 病変) を対象に、 術前に実施され た大腸 CT 検査を後ろ向きで検討した。 大腸癌浸潤による壁変形を CT enema 像と MPR 像とから算 出しその比 (BI 比) を用いて、 m 癌と sm 癌に違いがあるか比較検討した。

結果 : BI 比は m 癌に比べて sm 癌で有意に高かった。

結論 : 大腸癌浸潤による壁変形を CT enema 像と MPR 像による定量的解析による早期大腸癌壁深 達度診断の精度向上をはじめて示すことができた。

≪解説≫

欧米諸国と異なり、 日本における大腸 CT 検査 は検診 ・ 精密検査目的ではなく術前検査目的と して導入 ・ 活用されてきた経緯がある。 従来、

術前検査の部位診断および深達度診断の補助 は注腸 X 線検査が担ってきたが検査の減少によ り、 徐々に大腸 CT 検査に置き変わってきた。

それに伴い、 注腸 X 線検査における Ushio らの 壁変形分類が1)、 大腸 CT 検査の CT enema 像 に応用されるようになった2-4)

本研究の特徴は、 従来、 主観的な要素が多い 形態の判断を定量的に判断することで評価した ことであろう。 この臨床応用は、 大腸 CT 検査が 術前検査としてより貢献することにつながる可能 性を示したといえる。

ただし、 深達度診断が臨床上重要視されるのは 内視鏡治療の可否を分ける sm slight なのか sm massive なのか、 つまりリンパ節転移の可能性 の有無を分ける判断である。 これは、 必ずしも m 癌と sm 癌との区別が重要視されるわけではな いということである。 深達度診断の中心的な役割 を担うのは、 今までのところ内視鏡検査であり5)、 大腸 CT 検査による深達度診断の精度は内視鏡 検査診断には及ばない。 しかし、 内視鏡診断も 完全ではないことから、 大腸 CT 検査によって診 断精度を補助的に高めようという試みは大切で ある、 そして、 本研究のような挑戦が今後のブ レイクスルーする技術につながっていくものと信じ ている。

参考文献

1) Ushio K, Goto H, Matsumura Y, et al. Significance of the profile view in the X-ray diagnosis of cancer of the digestive tract. Stomach Intest 1986;21:27–41.

2) Nagata K, Endo S, Kudo SE, et al. CT air-contrast enema as a preoperative examination for colorectal cancer. Dig Surg 2004;21:352-8.

3) Utano K, Endo K, Togashi K, et al. Preoperative T staging of colorectal cancer by CT colonography. Dis Colon Rectum 2008;51:875-81.

4) Kayashima Y, Kimura F, Inoue K, et al. Computed tomographic air-contrast enema imaging for presurgical examination of colon tumors: assessment with colon phantoms and in patients. Radiat Med 2008;26:6-14.

5) Kudo S, Tamura S, Nakajima T, et al. Diagnosis of colorectal tumorous lesions by magnifying endoscopy.

Gastrointest Endosc 1996;44:8-14.

(国立がん研究センター 永田浩一)

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COLORECTAL LENGTH IN JAPANESE AND AMERICAN ASYMPTOMATIC ADULTS BASED ON CT COLONOGRAPHY

日本人とアメリカ人の大腸の長さは違うのか?

―大腸 3D - CT (仮想内視鏡)による 1,300 名の検討-

永田浩一、田尻久雄、光島徹, 他.

(日本消化器内視鏡学会雑誌 2013; 55: 435-44.)

《解説》 大腸は立体的で伸縮する臓器であるた め,生理的に近い形状で大腸の長さを正確に計測 することは困難であった.従来,新鮮剖検例,注腸 X 線検査あるいは外科手術の開腹時の計測を用 いて,大腸の長さの検討について報告されてきた

(1-7).しかし,これらの計測方法は生体内での計 測ではなかったり,計測手技が複雑であったり,あ るいは簡便化した直線的な計測あるいは 2 次元 計測に基づくなど,客観性あるいは精度の点で課 題があった.近年,大腸3D - CT(仮想内視鏡,CT colonography)の登場により,大腸の長さを 3 次 元の曲線で正確に計測することができるようになっ た(8-13).一般的に、日本人は肉食中心のアメリカ 人と比較して、大腸が長いと考えられてきたが,現 在までのところ欧米人との差異について大規模に 検討された報告はほとんどない.本研究では日本 人とアメリカ人の大腸の長さを大腸 3D - CT で客 観的に計測し,解析することを目的としている.大 腸の長さは全大腸の長さ,およびS 状結腸と直腸 を合計した長さに分けて計測した.これは,近年臨 床応用の進んでいる大腸カプセルや大腸内視鏡検 査時においてS 状結腸の長さが問題となりえるた めである.本検討では日本人群650名とアメリカ人 群650名の合計1,300名という大多数を対象とし ている.また、対照群は大腸がんに対する平均的リ スク患者となっている。アメリカ人群の人種が均一

でないことやアメリカ人群では身長や BMIなどの情 報が欠落していたことから,体格にまで踏み込んだ 検討をすることはできなかったなどの限界はあるも のの、対象が1,300 名と大規模であること,拡張し た大腸の長さを正確に計測できる大腸 3D - CT に よる解析であることから,日本人とアメリカ人の大腸 の長さの一般論を述べるには十分な根拠となる報 告であると考えられる。このように新しい技術を用 い、これまで常識と考えられていたことを検証してい くことは、今後の技術革新のためにも大変に意義深 いことと考えられる。

参考文献

1. Am J Med 1924167499 -519 2. SurgRadiol Anat 199214251 - 7 3. 日本大腸肛門病会誌 19944731 - 9 4. Clin Radiol 199550318 - 21 5. Int J Colorectal Dis 199510216 - 21 6. Br J Surg 1995821491 - 3

7. Surg Radiol Anat 200830409 - 15 8. AJR Am J Roentgenol 2007189774 - 9 9. Br J Radiol 200982475 - 81

10. AJR Am J Roentgenol 20091931291 - 5 11. AJR Am J Roentgenol 20091931296 - 304 12. Endoscopy 200941674 - 8

13. Dig Liver Dis 201042291 - 6

福島県立医科大学会津医療センター 歌野健一

  

【目的】大腸3D - CTを用いて日本人とアメリカ人の大腸の長さを比較した.

【対象】大腸がんに対する平均的リスク患者で 50 歳以上の日本人とアメリカ人 650 名ずつ,合計 1,300 名を対象とした.大腸の長さは全大腸の長さ,およびS 状結腸と直腸を合計した長さに分けて計測した.

【結果】全対象における全大腸の長さの平均は日本人とアメリカ人でそれぞれ 154.7cm,158.2cm,( p 値:0.003,効果量:0.17),S 状結腸と直腸を合計した長さの平均はそれぞれ 63.3cm,62.5cm,( p 値:

0.23,効果量:0.07)であった.世代別では,50歳代で全大腸の長さの平均は日本人とアメリカ人でそれぞ れ153.2cm,155.6cm,60歳代で155.2cm,159.3cm,70歳代で161.8cm,165.2cmで,日米ともに世 代が上がるにつれて有意に長くなった.

【結論】日本人とアメリカ人の大腸の長さの差に実質的効果はみられずほぼ同等である.一方,日米ともに 世代が上がるにつれて全大腸の長さは長くなる.

寄稿連載「最新文献紹介」

Combined assessment using optical colonoscopy and computed tomographic colonography improves the determination of tumor location and invasion depth 大腸内視鏡検査と大腸 CT 検査を組み合わせて行うことで大腸がんの深達度 診断、局在診断能が改善する

Kanazawa H, Utano K, Kijima S, Sasaki T, Miyakura Y, Horie H, Lefor AK, Sugimoto H.

Asian J Endosc Surg 2017; 10(1): 28-34.

【目的】 大腸癌の深達度診断、 局在診断の精度を大腸 CT 検査と大腸内視鏡検査で評価する。

【方法】 術前に大腸 CT 検査と大腸内視鏡検査を共におこなった 143 名を対象とした。 大腸内視鏡 検査のみの場合と大腸内視鏡検査に大腸 CT 検査を組み合わせた場合で検討した。

【結果】 局在診断では大腸 CT 検査と大腸内視鏡検査を組み合わせることで、 大腸内視鏡検査単 独よりも優位に優れた診断能を示した。 ( 大腸内視鏡検査単独 90%、 大腸 CT 検査と組み合わせ ると 98%、 P<0.05) 特に大腸内視鏡検査単独では下行結腸癌の局在を診断できなかった。 深達度 診断でも大腸 CT 検査と大腸内視鏡検査を組み合わせることで、 大腸内視鏡検査単独よりも診断能 が改善した ( 大腸内視鏡検査単独 55%、 大腸 CT 検査と組み合わせると 73%、 P<0.05)。

【結論】 大腸癌術前に大腸 CT 検査と大腸内視鏡検査を組み合わせて行うことで、 深達度診断、 局 在診断能が共に改善する。

≪解説≫

本研究では、 大腸内視鏡検査に加えて大腸 CT 検査を行うことで、 大腸癌術前に正確な局在診 断と深達度診断ができることが報告された。 大 腸癌の手術は腹腔鏡手術が主体となってきてお り1)、 腫瘍の局在診断を正確に行うことは、 カメ ラ用ポートや鉗子用ポートの作成位置を決定す るに当たり重要な情報となる。 適切な位置にポー トを作成しないと手術難易度が上がってしまうこと

にもなる2, 3)

しかし、 本研究でも示されたように下行結腸を中 心に大腸内視鏡検査で大腸癌の局在を正確に 評価することは難しい場合がある。これに対して、

注腸類似像で全体像が把握できる大腸 CT 検査 は局在診断に有用である。

近年、 一部の施設では大腸癌術前の注腸造影 検査は大腸 CT 検査へと置き換わってきている。

術前大腸 CT 検査は、 深達度診断、 局在診断 だけでなく腸管外の遠隔転移やリンパ節転移の 検索や血管走行などの情報も与えてくれる4)。 今

後はさらに多くの施設で大腸癌術前の大腸 CT 検査は必須の検査となっていくであろう。

参考文献

1) InomataM, YasudaK, Shiraishi N et al. Clinical evidence of laparoscopic versus open surgery for colorectal cancer.

Jpn J Clin Oncol 2009; 39: 471–7.

2) Cho YB, Lee WY, Yun HR et al. Tumor localization for laparoscopic colorectal surgery. World J Surg 2007; 31:

1491–5.

3) Nagata K, Endo S, Tatsukawa K, et al. Intraoperative fluoroscopy vs. intraoperative laparoscopic ultrasonography for early colorectal cancer localization in laparoscopic surgery. Surg Endosc 2008; 22: 379-85.

4) Kijima S, Sasaki T, Nagata K, et al. Preoperative evaluation of colorectal cancer using CT colonography, MRI, and PET/CT. World J Gastroenterol 2014; 20:

16964-75.

(自治医科大学 放射線科 木島茂喜)

参照

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25 回の提案募集方式などもその流れで検討され、出てきたと思います。

査するとい うことに なる と思いますが 、いずれ に しても、それ は科学的 実 験とは切り離 してやると 我々の質問 に対して

を判別することはできるし,また,労力を払えば,それが何処なのか,何

す。 ○馬場部会長 浜田委員。

いつ,いかなるところにおいても,起りうる普遍的なものといえる。「無論,偉人たちの

太 史令に御語し 『史問教嘩を続け,遂に『史剖

 薬にしても手術にしても,効能があれば,必ず副作用や危険性はつきまとう.そこで医師は両者

アドバイス 私はあなた方に言いたいのです。 あなたの欲しいものに向かって進み、