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Symantec NetBackup™ 重複排除ガイド

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Symantec NetBackup™ 重複

排除ガイド

(2)

Symantec NetBackup™ 重複排除ガイド

このマニュアルで説明するソフトウェアは、使用許諾契約に基づいて提供され、その内容に同意す る場合にのみ使用することができます。

マニュアル バージョン: 7.0.1

法的通知と登録商標

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(3)

第 1 章

NetBackup の重複排除の概要

... 9 NetBackup の重複排除について ... 9 NetBackup の重複排除オプションについて ... 9 重複排除の動作 ... 11

第 2 章

配置の計画

... 13 重複排除の配置の計画 ... 14 詳細情報 ... 15 重複排除ストレージの宛先について ... 16

NetBackup Media Server Deduplication Option について ... 17

重複排除サーバーについて ... 18 重複排除ノードについて ... 19 重複排除サーバーの要件について ... 20 メディアサーバーの重複排除の制限事項について ... 21 NetBackup のクライアント重複排除について ... 22 クライアント重複排除ホストの要件について ... 23 クライアント重複排除の要件について ... 23 クライアント重複排除の制限事項について ... 24

NetBackup Deduplication Engine のクレデンシャルについて ... 24

重複排除のネットワークインターフェースについて ... 24 重複排除ポートの使用について ... 25 圧縮と暗号化について ... 25 最適化された合成バックアップと重複排除について ... 26 重複排除されたデータの最適化複製について ... 27 最適化複製コピーの要件 ... 27 最適化複製コピーの制限事項 ... 28 共通のメディアサーバーについて ... 28 重複排除と SAN クライアントについて ... 37 重複排除のパフォーマンスについて ... 38 重複排除率に対するファイルサイズの影響 ... 39 重複排除のストリームハンドラについて ... 39 iSCSI、CIFS、NFS について ... 39 配置のベストプラクティス ... 40 完全修飾ドメイン名を使用する ... 40 重複排除の調整について ... 40

目次

(4)

ストレージサーバーに初回の完全バックアップを送信する ... 41 ジョブ数を徐々に増やす ... 41 負荷分散サーバーを徐々に導入する ... 41 クライアントの重複排除を徐々に実装する ... 42 重複排除の圧縮か暗号化を使用する ... 42 最適なバックアップストリーム数について ... 43 重複排除のストレージユニットグループについて ... 43 重複排除データの保護について ... 43 ストレージサーバーの構成を保存する ... 44 重複排除のリストアのしくみ ... 44

同じホストでの Media Server Deduplication による PureDisk Deduplication Option の置き換え ... 45

PureDisk から NetBackup Media Server Deduplication Option へのマ イグレート ... 46 別のストレージ形式から重複排除へのマイグレート ... 47

第 3 章

ストレージのプロビジョニング

... 49 ストレージのプロビジョニングについて ... 49 重複排除ストレージの要件について ... 49 重複排除ストレージの容量について ... 50 重複排除ストレージパスについて ... 51 ストレージの追加について ... 51

第 4 章

重複排除のライセンス

... 53 重複排除のライセンスについて ... 53 重複排除のライセンスキーについて ... 54 NetBackup の重複排除のライセンス ... 54

第 5 章

重複排除の構成

... 55 重複排除の構成 ... 56 重複排除ストレージサーバーの構成 ... 57 重複排除プールについて ... 58 重複排除プールの構成 ... 58

[メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]プロパティ ... 59 重複排除ストレージユニットの構成 ... 60 重複排除ストレージユニットのプロパティ ... 61 重複排除ストレージユニットの推奨事項 ... 63 クライアントの重複排除の有効化 ... 64 圧縮か暗号化の有効化 ... 65 バックアップの構成 ... 66 目次 4

(5)

最適化された合成バックアップの重複排除用の構成 ... 66 重複排除されたデータの最適化複製の構成 ... 67 最適化複製コピーの動作の構成 ... 70 最適化複製の通信のスロットル調整 ... 72 負荷分散サーバーの追加 ... 72 重複排除の pd.conf ファイルについて ... 73 重複排除の pd.conf ファイルの編集 ... 74 pd.conf ファイルの設定 ... 75 重複排除ストレージサーバーとストレージパスの再構成 ... 77

第 6 章

重複排除のアクティビティの監視

... 81 重複排除率の監視 ... 81 重複排除ストレージの容量と使用状況の監視 ... 83 重複排除容量と使用状況のレポートについて ... 83 重複排除コンテナファイルについて ... 85 重複排除コンテナファイル内の容量の表示 ... 86 ディスクレポートの表示 ... 86 重複排除処理の監視 ... 88

第 7 章

重複排除の管理

... 89 重複排除サーバーの管理 ... 89 重複排除ストレージサーバーのプロパティの変更 ... 90 重複排除ストレージサーバーの属性の設定 ... 91 重複排除ストレージサーバーの属性の消去 ... 92 重複排除ストレージサーバーの削除 ... 93 重複排除ストレージサーバーの状態の判断 ... 93 重複排除ストレージサーバーの構成ファイルについて ... 94 ストレージサーバーの構成の取得 ... 95 ストレージサーバーの構成ファイルの編集 ... 96 ストレージサーバーの構成の設定 ... 97 重複排除ホストの構成ファイルについて ... 97 重複排除ホストの構成ファイルの削除 ... 98 負荷分散サーバーの削除 ... 98 重複排除ストレージサーバーの表示 ... 100 重複排除ストレージサーバーの属性の表示 ... 100 重複排除レジストリのリセット ... 101

NetBackup Deduplication Engine クレデンシャルの管理 ... 102

NetBackup Deduplication Engine クレデンシャルの追加 ... 103

NetBackup Deduplication Engine クレデンシャルの変更 ... 103

負荷分散サーバーからのクレデンシャルの削除 ... 103

重複排除クレデンシャルがあるメディアサーバーの確認 ... 104

重複排除プールの管理 ... 104

5 目次

(6)

重複排除ディスクプールのプロパティの変更 ... 105 重複排除プールの属性の設定 ... 105 重複排除プールの属性の消去 ... 106 重複排除プールの状態の変更 ... 107 重複排除ディスクボリュームの状態の変更 ... 107 重複排除プールの削除 ... 108 重複排除プールの状態の判断 ... 108 重複排除ディスクボリュームの状態の判断 ... 109 重複排除プールの表示 ... 109 重複排除プールの属性の表示 ... 110 バックアップイメージの削除 ... 110 クライアントの重複排除の無効化 ... 111 メンテナンス処理について ... 111 メンテナンスの手動実行 ... 112 bpsetconfig の使用による NetBackup 構成オプションの設定 ... 113 ストレージパーティションのサイズ調整 ... 114 リモートサイトのファイルのリストア ... 114 リストアサーバーの指定 ... 115

第 8 章

トラブルシューティング

... 117 重複排除ログについて ... 117 重複排除構成スクリプトログ ... 117

NetBackup Deduplication Engine ログ ... 118

NetBackup 重複排除マネージャログ ... 118 重複排除データベースログ ... 118 PureDisk プラグインログ ... 119 クライアント重複排除のプロキシプラグインログ ... 119 クライアント重複排除のプロキシサーバーログ ... 120 VxUL ログについて ... 120 インストールの問題のトラブルシューティング ... 121 SuSE Linux でインストールが失敗する ... 121 構成の問題のトラブルシューティング ... 122 データベースのシステムエラー (220) ... 122

[サーバーが見つかりませんでした (Server not found)]エラー ... 123

構成中のライセンス情報エラー ... 123 ディスクプールウィザードでボリュームが表示されない ... 124 操作上の問題のトラブルシューティング ... 124 サーバーに十分なメモリがあることを確認する ... 125 バックアップジョブが失敗する ... 125 クライアントの重複排除が失敗する ... 125 ボリュームのマウントが解除されるとボリュームが停止状態になる ... 126 エラー、遅延応答、ハングアップ ... 126 目次 6

(7)

重複排除はサービスが再起動したか、またはドメインコントローラが再 起動した後で失敗する ... 127 ディスクプールを削除できない ... 128 メディアのオープンエラー (83) ... 129 メディアの書き込みエラー (84) ... 129 ストレージの空きのない状態 ... 131 ディスクのエラーとイベントの表示 ... 132 重複排除イベントのコードとメッセージ ... 132

第 9 章

ホストの置換、リカバリ、アンインストール

... 139 重複排除ストレージサーバーのホストコンピュータの交換 ... 139 重複排除ストレージサーバーのディスク障害からのリカバリ ... 141 永続的な重複排除ストレージサーバーの障害からのリカバリ ... 143 NetBackup カタログリカバリ後のストレージサーバーのリカバリ ... 145

Media Server Deduplication のアンインストール ... 146

第 10 章

重複排除アーキテクチャ

... 149 重複排除サーバーコンポーネント ... 149 メディアサーバーの重複排除処理 ... 151 クライアントの重複排除コンポーネント ... 154 重複排除クライアントのバックアップ処理 ... 154 重複排除のフィンガープリントについて ... 157 データ削除処理 ... 158

索引

... 161 7 目次

(8)

目次 8

(9)

NetBackup の重複排除の概

この章では以下の項目について説明しています。

■ NetBackup の重複排除について

NetBackup の重複排除について

自社開発の Symantec PureDisk 重複排除技術は NetBackup の統合重複排除を強化 します。PureDisk はモジュラコンポーネントにパッケージ化されています。コンポーネン トは NetBackup OpenStorage フレームワークを通じて NetBackup に組み込まれます。 これらのコンポーネントによって、Symantec NetBackup は、必要なかぎりデータソース に近い任意の場所でデータを重複排除できる重複排除オプションを提供します。 任意の場所での重複排除により、次に示すように高い投資収益が得られます。 ■ 保存されるデータの量が減ります。 ■ バックアップ帯域幅が削減されます。 帯域幅の削減は、クライアントがネットワーク経由で送信するデータの量を制限すると きに特に重要になります。バックアップサーバーにデータを送信したり、リモート間で イメージ複製を行う場合に、ネットワークを経由することがあります。 ■ バックアップ処理時間帯が短縮されます。 ■ インフラが縮小されます。

NetBackup の重複排除オプションについて

任意の場所での重複排除では、バックアップ処理のどの時点で重複排除を実行するか を選択できます。NetBackup は、バックアップストリーム内の実装されている場所で重複 排除を管理できます。

1

(10)

図 1-1 に、重複排除のオプションを示します。 表 1-1 に、重複排除のオプションの説明を示します。 図 1-1 NetBackup の重複排除 NetBackup クライアント側の重複排除 (中央データセンターにバックアップを送 信するリモートオフィスのクライアントを 含む) NetBackup メディアサーバーの重複排除 OpenStorage Option による ディスク装置の重複排除 NetBackup を使用しない PureDisk の重複排除 第 1 章 NetBackup の重複排除の概要 NetBackup の重複排除について 10

(11)

表 1-1 NetBackup の重複排除オプション 説明 種類 NetBackup のクライアント側の重複排除では、クライアントがバック アップデータを重複排除してデータをストレージの宛先に直接送信し ます。メディアサーバーはデータを重複排除しません。 p.22 の 「NetBackup のクライアント重複排除について」 を参照して ください。 NetBackup Client Deduplication Option NetBackup クライアントは、バックアップデータを重複排除する NetBackup メディアサーバーにバックアップを送信します。NetBackup メディアサーバーは、ストレージにデータを書き込んで重複排除され たデータを管理する NetBackup Deduplication Engine をホストしま す。

p.17 の 「NetBackup Media Server Deduplication Option につい て」 を参照してください。

NetBackup Media Server Deduplication Option

NetBackup OpenStorage Option では、サードパーティのベンダー 装置を NetBackup のディスクストレージとして機能させることができま す。 ディスク装置はストレージを提供し、そのストレージを管理します。ディ スク装置は重複排除機能を提供することがあります。NetBackup は クライアントデータをバックアップおよびリストアし、データのライフサイ クルを管理します。 装置の重複排除

NetBackup PureDisk は NetBackup が配布しているものではない 重複排除ソリューションです。PureDisk はリモートオフィスのデータ の帯域幅が最適化されたバックアップを提供します。 PureDisk インターフェースを使用して、PureDisk サーバー、ストレー ジプールおよびクライアントバックアップをインストール、構成および 管理できます。NetBackup を使用してストレージやバックアップを構 成または管理しないでください。 PureDisk には独自のマニュアルセットがあります。

『Symantec NetBackup PureDisk スタートガイド』を参照してくださ い。

PureDisk ストレージプールを、NetBackup Client Deduplication Option と NetBackup Media Server Deduplication Option の両方 のストレージ宛先として使用できます。 PureDisk の重複排除

重複排除の動作

重複排除は、ストレージメディアにあるバックアップデータの一意のインスタンスを 1 つだ け保有する方式です。重複データは一意のデータコピーへのポインタに置き換えられま 11 第 1 章 NetBackup の重複排除の概要 NetBackup の重複排除について

(12)

す。重複排除は、ファイルレベルとファイルセグメントレベルの両方で実行されます。2 つ 以上のファイルが同じ場合、重複排除はファイルの 1 つのコピーだけを保存します。2 つ 以上のファイルが同じ内容を共有している場合、重複排除はファイルをセグメントに分割 し、一意のファイルセグメントそれぞれについて 1 つのコピーだけを保存します。 重複排除は、NetBackup のバックアップイメージに必要なストレージ領域の量を大幅に 減らします。 図 1-2 は、重複排除されるファイルセグメントの図です。 図 1-2 ファイルの重複排除 A B C D E A B Q D L バックアップ 対象の クライアント ファイル A B C D E Q L ファイル 1 ファイル 2 ストレージに 書き込まれる データ 次に、保存する一意のセグメントを NetBackup がどのように導出するかを説明します。

■ Deduplication Engine は、ファイル 1 をセグメント A、B、C、D および E に分割しま す。

■ Deduplication Engine は、ファイル 2 をセグメント A、B、Q、D および L に分割しま す。

■ Deduplication Engine はファイル 1 のファイルセグメント A、B、C、D および E とファ イル 2 のファイルセグメント Q および L を保存します。Deduplication Engine はファ イル 2 のファイルセグメント A、B および D を保存しません。代わりに、ファイル 1 から すでに書き込まれているファイルセグメント A、B および D の一意のデータコピーに ポイントします。 詳細情報が利用可能です。 p.151 の 「メディアサーバーの重複排除処理」 を参照してください。 第 1 章 NetBackup の重複排除の概要 NetBackup の重複排除について 12

(13)

配置の計画

この章では以下の項目について説明しています。

■ 重複排除の配置の計画

■ 詳細情報

■ 重複排除ストレージの宛先について

■ NetBackup Media Server Deduplication Option について ■ NetBackup のクライアント重複排除について

■ NetBackup Deduplication Engine のクレデンシャルについて ■ 重複排除のネットワークインターフェースについて ■ 重複排除ポートの使用について ■ 圧縮と暗号化について ■ 最適化された合成バックアップと重複排除について ■ 重複排除されたデータの最適化複製について ■ 重複排除と SAN クライアントについて ■ 重複排除のパフォーマンスについて ■ 重複排除のストリームハンドラについて ■ iSCSI、CIFS、NFS について ■ 配置のベストプラクティス

■ 同じホストでの Media Server Deduplication による PureDisk Deduplication Option の置き換え

■ PureDisk から NetBackup Media Server Deduplication Option へのマイグレート

(14)

■ 別のストレージ形式から重複排除へのマイグレート

重複排除の配置の計画

表 2-1 に、NetBackup 重複排除の配置計画の概要を示します。 表 2-1 配置の概要 情報の参照場所 配置タスク p.15 の 「詳細情報」 を参照してください。 重複排除の TechNote の確認 p.16 の 「重複排除ストレージの宛先について」 を参照し てください。 宛先ストレージの決定

p.17 の 「NetBackup Media Server Deduplication Option について」 を参照してください。 p.22 の 「NetBackup のクライアント重複排除について」 を参照してください。 使用する重複排除の種類の決定 p.18 の 「重複排除サーバーについて」 を参照してくださ い。 p.20 の 「重複排除サーバーの要件について」 を参照して ください。 p.23 の 「クライアント重複排除ホストの要件について」 を 参照してください。 p.24 の 「重複排除のネットワークインターフェースについ て」 を参照してください。 p.25 の 「重複排除ポートの使用について」 を参照してく ださい。 p.40 の 「重複排除の調整について」 を参照してください。 p.38 の 「重複排除のパフォーマンスについて」 を参照し てください。 重複排除ホストの要件の確認

p.24 の 「NetBackup Deduplication Engine のクレデン シャルについて」 を参照してください。 重複排除のクレデンシャルの確認 p.25 の 「圧縮と暗号化について」 を参照してください。 圧縮と暗号化についての確認 p.26 の 「最適化された合成バックアップと重複排除につ いて」 を参照してください。 最適化された合成バックアップについ ての確認 p.27 の 「重複排除されたデータの最適化複製について」 を参照してください。 最適化複製の要件の確認 第 2 章 配置の計画 重複排除の配置の計画 14

(15)

情報の参照場所 配置タスク p.39 の 「重複排除のストリームハンドラについて」 を参照 してください。 ストリームハンドラについての確認 p.40 の 「配置のベストプラクティス」 を参照してください。 実装のベストプラクティスについての 確認 p.49 の 「ストレージのプロビジョニングについて」 を参照 してください。 p.49 の 「重複排除ストレージの要件について」 を参照し てください。 p.50 の 「重複排除ストレージの容量について」 を参照し てください。 p.51 の 「重複排除ストレージパスについて」 を参照してく ださい。 ストレージ要件の確認とストレージのプ ロビジョニング

p.45 の 「同じホストでの Media Server Deduplication に よる PureDisk Deduplication Option の置き換え」 を参 照してください。

p.46 の 「PureDisk から NetBackup Media Server Deduplication Option へのマイグレート」 を参照してくだ さい。 PDDO ホストの置き換えまたは PDDO から NetBackup の重複排除へのマイ グレート p.47 の 「別のストレージ形式から重複排除へのマイグレー ト」 を参照してください。 他のストレージから NetBackup の重 複排除へのマイグレート

詳細情報

シマンテック社は以下を含んでいる TechNote を提供します。 ■ 現在サポートされているシステム ■ メディアサーバーとクライアントのサイズ変更の情報 ■ 構成、操作、トラブルシューティングに関する更新情報 ■ その他 次のリンクを参照してください。 http://entsupport.symantec.com/docs/338123 15 第 2 章 配置の計画 詳細情報

(16)

重複排除ストレージの宛先について

NetBackup 7.0 またはそれ以降では、重複排除ストレージ用の複数の宛先が、次の通り 存在します。

■ [Media Server Deduplication Pool (メディアサーバー重複排除プール)]は NetBackup メディアサーバーに接続するディスクストレージを表します。

この宛先を使用する場合は、このガイドに従って重複排除とストレージの計画、実装、 構成および管理を行います。ストレージサーバーを構成するときに、ストレージ形式と して[メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]を選 択します。 メディアサーバー重複排除プールがストレージの宛先の場合、重複排除のために使 われるすべてのホストは NetBackup 7.0 またはそれ以降である必要があります。ホス トには、マスターサーバー、メディアサーバーおよび自身のデータを重複排除するク ライアントが含まれます。統合重複排除は NetBackup とともにインストールされるコン ポーネントが重複排除を実行することを意味します。

■ [PureDisk 重複排除プール (PureDisk Deduplication Pool)]は PureDisk ストレー

ジプールを表します。

PureDisk 重複排除プールを使用する場合は、PureDisk のマニュアルに従ってスト レージの計画、実装、構成および管理を行います。

PureDisk 重複排除プールの宛先は PureDisk がリリース 6.6 またはそれ以降である 必要があります。

『Symantec NetBackup PureDisk スタートガイド』を参照してください。

ストレージを構成した後、このガイドに従って NetBackup のバックアップと重複排除 を構成します。ストレージサーバーを構成するときに、ストレージ形式として[PureDisk 重複排除プール (PureDisk Deduplication Pool)]を選択します。

PureDisk 重複排除プールのストレージの宛先の場合、重複排除のために使われる すべてのホストは NetBackup 7.0 またはそれ以降である必要があります。ホストには、 マスターサーバー、メディアサーバーおよび自身のデータを重複排除するクライアン トが含まれます。統合重複排除は NetBackup とともにインストールされるコンポーネ ントが重複排除を実行することを意味します。 ■ NetBackup が対応していない PureDisk ストレージプールの宛先。必須である PureDisk Deduplication Option のエージェントは、NetBackup に PureDisk スト レージプールを提供します。PDDO では、PureDisk Storage Pool Authority は NetBackup メディアサーバーにインストールされている PureDisk Deduplication Option エージェントを提供します。

PureDisk ストレージプールを使用する場合は、PureDisk のマニュアルに従ってスト レージの計画、実装、構成および管理を行います。

PureDisk ストレージプールの宛先には、NetBackup 6.5 か 7.0 の NetBackup ホス トを使うことができます。ホストには、マスターサーバー、およびメディアサーバーが含 まれます。

第 2 章 配置の計画

重複排除ストレージの宛先について 16

(17)

『Symantec NetBackup PureDisk Deduplication Option ガイド』を参照してくださ い。 表 2-2 に 2 つの NetBackup リリースによってサポートされるストレージの宛先を示しま す。 表 2-2 NetBackup のストレージの宛先サポート PureDisk ストレージプール メディアサーバー重複排除 プール(Media Server Deduplication Pool) NetBackup リリース あり なし 6.5 あり あり 7.0

NetBackup Media Server Deduplication Option につ

いて

NetBackup Media Server Deduplication Option は、Symantec OpenStorage フレー ムワークに存在します。ストレージサーバーはストレージにデータを書き込み、ストレージ からデータを読み込みます。ストレージサーバーは NetBackup メディアサーバーである 必要があります。ストレージサーバーは重複排除のコアコンポーネントをホストします。ま た、ストレージサーバーはバックアップデータも重複排除します。このサーバーを重複排 除ストレージサーバーといいます。 バックアップの場合、NetBackup クライアントソフトウェアは、通常のバックアップに関して はバックアップ済みファイルのイメージを作成します。クライアントは、データを重複排除 する重複排除ストレージサーバーにバックアップイメージを送信します。重複排除ストレー ジサーバーによってディスクにデータが書き込まれます。 p.18 の 「重複排除サーバーについて」 を参照してください。

NetBackup Media Server Deduplication Option は、NetBackup に統合されていま す。バックアップの構成と実行、およびストレージの構成と管理に NetBackup 管理イン ターフェース、コマンド、プロセスを使います。重複排除は NetBackup が重複排除スト レージの宛先にクライアントをバックアップするときに行われます。重複排除を構成して使 用するときに、個別の PureDisk インターフェースを使う必要はありません。

NetBackup Media Server Deduplication Option は、クライアントストリーム形式用に最 適化された NetBackup アプリケーションエージェントに統合されています。エージェント には Microsoft Exchange および Microsoft SharePoint エージェントが含まれますが、 それに限定されません。

図 2-1 は NetBackup メディアサーバーの重複排除を示しています。重複排除ストレー ジサーバーは重複排除コアコンポーネントが有効になっているメディアサーバーです。ス

17 第 2 章 配置の計画 NetBackup Media Server Deduplication Option について

(18)

トレージの宛先は[メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]です。 図 2-1 NetBackup メディアサーバーの重複排除 PureDisk プラグイン PureDisk プラグイン NetBackup Deduplication Engine PureDisk プラグイン NetBackup クライアント NetBackup クライアント NetBackup クライアント メディアサーバー 重複排除プール 重複排除ストレージサーバー 負荷分散サーバー PureDisk ストレージプールをストレージの宛先にすることもできます。 p.16 の 「重複排除ストレージの宛先について」 を参照してください。 詳細情報が利用可能です。 p.149 の 「重複排除サーバーコンポーネント」 を参照してください。 p.151 の 「メディアサーバーの重複排除処理」 を参照してください。

重複排除サーバーについて

表 2-3 に、NetBackup の重複排除に使われるサーバーを示します。 第 2 章 配置の計画

NetBackup Media Server Deduplication Option について 18

(19)

表 2-3 NetBackup 重複排除サーバー 説明 ホスト 1 台のホストが重複排除ノードのストレージサーバーとして機能します。 そのホストは NetBackup メディアサーバーである必要があります。スト レージサーバーは次を実行します。 ■ ディスクストレージにデータを書き込み、ディスクストレージからデー タを読み込みます。 ■ そのストレージを管理します。 またストレージサーバーはデータを重複排除します。したがって、1 つ のホストでデータの重複排除とストレージの管理を行います。 各 NetBackup 重複排除ノードにはストレージサーバーが 1 台のみ存 在します。 1 台のメディアサーバーホスト (重複排除ストレージサーバーとして構成 されたメディアサーバー) でのみ NetBackup の重複排除を使用できま す。 p.19 の 「重複排除ノードについて」 を参照してください。 重複排除ストレージサー バー データの重複排除を支援するように他の NetBackup メディアサーバー を構成できます。それらは重複排除についてファイルのフィンガープリ ントの計算を実行し、ストレージサーバーに一意の結果を送ります。これ らのヘルパーメディアサーバーは負荷分散サーバーと呼ばれます。 p.157 の 「重複排除のフィンガープリントについて」 を参照してください。 NetBackup メディアサーバーは次の 2 つの事が起きたときに負荷分散 サーバーとして機能します。 ■ 重複排除を負荷分散するためにメディアサーバーを有効にする。 ストレージサーバーを構成するときまたはそれ以降に、ストレージ サーバーのプロパティを修正することによってそれを行います。 ■ ストレージユニットのメディアサーバーを重複排除プール用に選択 する。 p.41 の 「負荷分散サーバーを徐々に導入する」 を参照してください。 負荷分散サーバーはリストアと複製ジョブも実行します。 重複排除でサポートされるどの形式のサーバーでも負荷分散サーバー になれます。ストレージサーバーと同じ形式である必要はありません。 負荷分散サーバー

重複排除ノードについて

メディアサーバーの重複排除ノードは、重複排除ストレージサーバー、負荷分散サーバー (存在する場合)、バックアップ対象のクライアント、ストレージです。各ノードは自身のスト 19 第 2 章 配置の計画 NetBackup Media Server Deduplication Option について

(20)

レージを管理します。各ノード内の重複排除がサポートされます。ただし、ノード間の重複 排除はサポートされません。 複数のメディアサーバー重複排除ノードを存在させることができます。ノードはサーバー、 ストレージ、またはクライアントを共有できません。

重複排除サーバーの要件について

同時に実行できるジョブの数は、ホストコンピュータの CPU とメモリによって制約されま す。負荷分散サーバーに重複排除のいくつかをオフロードしないかぎり、ストレージサー バーは重複排除とストレージ管理のために十分な性能を必要とします。 表 2-4 に重複排除サーバーの最小必要条件を示します。NetBackup 重複排除サーバー は常に NetBackup メディアサーバーです。 重複排除のプロセッサには高いクロックレートと高い浮動小数点演算機能が必要です。 さらに、コアごとの高いスループットが好ましいです。各々のバックアップストリームは別の コアを使います。 Intel と AMD のパフォーマンスは類似しており、単一コアのスループットでよく機能しま す。

SPARC64 VII のような、新しい SPARC プロセッサは、AMD と Intel に類似している単 一コアのスループットを提供します。また、UltraSPARC T1 と T2 の単一コアのパフォー マンスは AMD と Intel のプロセッサには及びません。テストは UltraSPARC のプロセッ サが高い集約スループットを達成できることを示します。ただし、そのためには AMD と Intel のプロセッサの 8 倍 のバックアップストリームを必要とします。 表 2-4 重複排除サーバーの最小要件 負荷分散サーバーまたは PureDisk Deduplication Option ホスト ストレージサーバー コンポーネ ント シマンテック社は少なくとも 2.2 GHz ク ロックレートを推奨します。64 ビットのプ ロセッサは必要になります。 少なくとも 2 つのコアは必要になります。 スループットの要件によって、より多くの コアが有用なことがあります。 シマンテック社は少なくとも 2.2 GHz ク ロックレートを推奨します。64 ビットのプ ロセッサは必要になります。 少なくとも 4 つのコアは必要になります。 シマンテック社は 8 つのコアを推奨しま す。 p.38 の 「重複排除のパフォーマンスに ついて」 を参照してください。 p.111 の 「メンテナンス処理について」 を 参照してください。 CPU 第 2 章 配置の計画

NetBackup Media Server Deduplication Option について 20

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負荷分散サーバーまたは PureDisk Deduplication Option ホスト ストレージサーバー コンポーネ ント 4 GB。 4 GB から 32 GB。 ストレージが 4 TB を超える場合は、追加 ストレージの TB ごとに少なくとも 1 GB のメモリを追加することをお勧めします。 たとえば、10 TB のバックエンドのデータ は 10 GB の RAM、32 TB は 32 GB の RAM を必要とします。 RAM オペレーティングシステムは、サポートさ れている 64 ビット版のオペレーティング システムである必要があります。 オペレーティングシステムは、サポートさ れている 64 ビット版のオペレーティング システムである必要があります。 オペレーティ ングシステム メモ: ある環境では、1 つのホストが NetBackup マスターサーバーと重複排除サーバー として機能できます。そのような環境は通常 1 日 に合計 100 未満のバックアップジョブを 実行します。(バックアップジョブは重複排除と非重複排除のストレージを含む任意のスト レージへのバックアップを意味します。)1 日に 100 以上のバックアップを実行すると、重 複排除の操作はマスターサーバーの操作に影響することがあります。 メモ: 重複排除に既存のメディアサーバーを使うと、パフォーマンスは重複排除サーバー の最小必要条件のガイドラインを満たす装置に劣ることがあります。

メディアサーバーの重複排除の制限事項について

NetBackup メディアサーバーの重複排除と Symantec Backup Exec の重複排除は、同 じホストに配置できません。NetBackup と Backup Exec の両方の重複排除を使用する 場合は、各製品が別々のホストに存在する必要があります。

NetBackup の重複排除のコンポーネントは PureDisk から配布され、インストールされる PureDisk Deduplication Option (PDDO) エージェントと同じホストに存在できません。 PDDO エージェントをホストする NetBackup メディアサーバーを NetBackup 7.0 以降に アップグレードすることはできません。NetBackup 7.0 のインストールが PDDO エージェ ントを検出した場合、インストールは失敗します。PDDO エージェントをホストする NetBackup メディアサーバーをアップグレードするには、最初に PDDO エージェントを 削除する必要があります。それから PureDisk Storage Pool Authority のフロントエンド としてそのホストを使うことができます。(ホストは NetBackup の重複排除でサポートされ るホスト形式である必要があります。)

p.45 の 「同じホストでの Media Server Deduplication による PureDisk Deduplication Option の置き換え」 を参照してください。

21 第 2 章 配置の計画 NetBackup Media Server Deduplication Option について

(22)

『Symantec NetBackup PureDisk Deduplication Option ガイド』を参照してください。 各メディアサーバーの重複排除ノード内の重複排除はサポートされますが、ノード間のグ ローバルな重複排除はサポートされません。

NetBackup のクライアント重複排除について

通常の重複排除では、クライアントはメディアサーバーに完全バックアップデータストリー ムを送信します。メディアサーバーの Deduplication Engine ではストリームが処理され、 一意のセグメントのみが保存されます。 NetBackup のクライアント重複排除では、クライアントはバックアップデータの複製を行う PureDisk プラグインをホストします。NetBackup クライアントソフトウェアは、通常のバッ クアップに関してはバックアップ済みファイルのイメージを作成します。次に、PureDisk プラグインはバックアップイメージをセグメントに分割し、その重複排除ノードに保存され ているすべてのセグメントと比較します。さらにプラグインはストレージサーバーの NetBackup Deduplication Engine に一意のセグメントのみを送信します。エンジンに よってメディアサーバー重複排除プールにデータが書き込まれます。 クライアントの重複排除では次の処理が実行されます。 ■ ネットワークの通信量を削減します。クライアントはストレージサーバーに一意のファイ ルセグメントのみを送信します。重複するデータは、ネットワークを介して送信されま せん。 ■ ストレージサーバーからクライアントに一部の重複排除処理の負荷を分散します。 (NetBackup ではクライアント間の負荷は分散されません。各クライアントで自身の データの重複排除が実行されます。) NetBackup のクライアント重複排除は次のためのソリューションです。 ■ リモートオフィスまたは支店のデータセンターへのバックアップ。 ■ LAN に接続されたファイルサーバー。 ■ 仮想マシンのバックアップ。 クライアント側の重複排除は、クライアントホストに未使用の CPU サイクルがある場合、あ るいはストレージサーバーまたは負荷分散サーバーが過負荷状態である場合にも有用 なソリューションです。 図 2-2 はクライアントの重複排除を示しています。重複排除ストレージサーバーは重複排 除コアコンポーネントが有効になっているメディアサーバーです。ストレージの宛先は[メ ディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]です

第 2 章 配置の計画

NetBackup のクライアント重複排除について 22

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図 2-2 NetBackup クライアントの重複排除 PureDisk プラグイン NetBackup 重複排除 クライアント NetBackup PureDisk Deduplication Engine PureDisk プラグイン メディアサーバー 重複排除プール PureDisk プラグイン NetBackup 重複排除 クライアント 重複排除ストレージ サーバー PureDisk ストレージプールをストレージの宛先にすることもできます。 p.16 の 「重複排除ストレージの宛先について」 を参照してください。 詳細情報が利用可能です。 p.154 の 「クライアントの重複排除コンポーネント」 を参照してください。 p.154 の 「重複排除クライアントのバックアップ処理」 を参照してください。

クライアント重複排除ホストの要件について

サポートされているシステムについては、『Symantec NetBackup リリースノート UNIX、 Windows および Linux』を参照してください。

クライアント重複排除の要件について

クライアント重複排除に使われるすべてのホストは NetBackup 7.0 以降である必要があ ります。 23 第 2 章 配置の計画 NetBackup のクライアント重複排除について

(24)

クライアント重複排除の制限事項について

クライアント重複排除は、ジョブごとの複数のコピーをサポートしません。複数のコピーを 指定するジョブでは、バックアップイメージはストレージサーバーに送信され、そこで重複 排除することができます。

NetBackup Deduplication Engine のクレデンシャルに

ついて

NetBackup Deduplication Engine にはクレデンシャルが必要です。重複排除コンポー ネントは、NetBackup Deduplication Engine との通信時にクレデンシャルを使います。 クレデンシャルはエンジン用であり、実行されるホスト用ではありません。

ストレージサーバーを構成するとき、NetBackup Deduplication Engine のクレデンシャ ルを入力します。 クレデンシャルの規則は次のとおりです。 ■ ユーザー名とパスワードに、次の文字を除く印字可能な ASCII 範囲 (0x20-0x7E) の 文字を使うことができます。 ■ アスタリスク (*) ■ 円記号 (¥) とスラッシュ (/) ■ 二重引用符 (") ■ 左かっこ[(]と右かっこ[)] ■ ユーザー名は、最大 127 文字で指定できます。パスワードは、最大 100 文字で指定 できます。 ■ 先頭と末尾の空白および引用符は無視されます。 ■ ユーザー名とパスワードは、空にしたり、すべてスペースにしたりすることはできませ ん。 将来必要になる場合に備えてクレデンシャルを記録し保存してください。

注意: NetBackup Deduplication Engine のクレデンシャルは、入力した後に変更でき ません。そのため、慎重にクレデンシャルを選択し、入力します。クレデンシャルを変更す る必要がある場合は、シマンテック社のサポート担当者に連絡してください。

重複排除のネットワークインターフェースについて

サーバーのホストが複数のネットワークインターフェースを備えている場合、デフォルトで はホストオペレーティングシステムがどのネットワークインターフェースを使うかを判断しま 第 2 章 配置の計画

NetBackup Deduplication Engine のクレデンシャルについて 24

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す。ただし、NetBackup が重複排除トラフィックに使うインターフェースを指定することは できます。 特定のインターフェースを使うためには、重複排除ストレージサーバーを構成するときに そのインターフェース名を入力します。 注意: NetBackup によって重複排除ストレージサーバーが構成された後にパスまたは ネットワークインターフェースを変更することはできません。したがって、慎重にプロパティ を入力ください。 NetBackup の REQUIRED_INTERFACE の設定は、重複排除処理に影響しません。

重複排除ポートの使用について

次の表は NetBackup の重複排除に使われるポートを示したものです。ファイアウォール が各種の重複排除ホストの間にある場合は、その重複排除ホストで指定されているポー トを開きます。重複排除ホストは、自身のデータを重複排除する重複排除ストレージサー バー、負荷分散サーバー、およびクライアントです。 ストレージサーバーが 1 つのみで、自身のデータを重複排除する負荷分散サーバーま たはクライアントがない場合、ファイアウォールポートを開く必要はありません。 表 2-5 重複排除ポート 使用方法 (Usage) ポート

NetBackup Deduplication Engine (spoold)。データを重複排除するホス ト間でこのポートを開いてください。

10082

重複排除データベース (postgres)。ストレージサーバーへの内部的な接 続です (spad から spoold へ)。このポートを開く必要はありません。 10085

NetBackup Deduplication Manager (spad)。データを重複排除するホス ト間でこのポートを開いてください。 10102

圧縮と暗号化について

NetBackup の重複排除は、NetBackup のポリシーベースの圧縮と暗号化とは別で、差 異のある暗号化と圧縮を含んでいます。 シマンテック社はバックアップポリシーではなく重複排除処理の間に圧縮と暗号化を使う ことを推奨します。 p.65 の 「圧縮か暗号化の有効化」 を参照してください。 25 第 2 章 配置の計画 重複排除ポートの使用について

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(バックアップポリシーでは、圧縮は[ポリシー (Policy)]ダイアログボックスの[属性 (Attributes)]タブの[圧縮する (Compression)]設定を選択すると有効になります。同 様に、暗号化は[暗号化する (Encryption)]設定を選択すると有効になります。NetBackup はデータを重複排除する PureDisk プラグインにデータが達する前に、データを圧縮し、 暗号化します。バックアップポリシーでそれらを有効にした場合、重複排除率は低いで す。) 以下は重複排除処理の間に起きる暗号化の動作です。 ■ クライアントの暗号化を有効にすると、データはデータ転送の前に暗号化され、スト レージで暗号化されたままになります。

また、データは暗号化されたかどうかにかかわらず、Secure Sockets Layer 経由でク ライアントからサーバーに転送されます。 ■ 負荷分散サーバーで暗号化を有効にすれば、NetBackup は負荷分散サーバーで データを暗号化します。それはストレージで暗号化されたままになります。 ■ ストレージサーバーで暗号化を設定すると、NetBackup はストレージサーバーでデー タを暗号化します。それはストレージで暗号化されたままになります。 重複排除は暗号化に Blowfish アルゴリズムを使います。

最適化された合成バックアップと重複排除について

最適化された合成バックアップは合成バックアップのより効率的な形式です。メディアサー バーは、合成バックアップを作成するのにどの完全バックアップイメージと増分バックアッ プイメージを使うのかをメッセージを使ってストレージサーバーに指示します。ストレージ サーバーは、ディスクストレージで直接、バックアップイメージを作成 (または合成) します。 最適化された合成バックアップはネットワークをまたがるデータ移動を必要としません。 最適化された合成バックアップは合成バックアップより速いです。通常の合成バックアッ プはメディアサーバー上に作成されます。それらは、ストレージサーバーからメディアサー バーへネットワークを介して移動され、1 つのイメージに合成されます。その後、合成イ メージがストレージサーバーに戻されます。 対象のストレージユニットの重複排除プールはソースイメージが存在するのと同じ重複排 除プールである必要があります。 NetBackup では、Optimizedlmage 属性が最適化された合成バックアップを有効にし ます。これは、ストレージサーバーと重複排除プールの両方に適用されます。ストレージ サーバーを構成した後、ストレージサーバーの Optimizedlmage 属性を設定してくださ い。既存の重複排除プールがあれば、それらでもこの属性を設定してください。 p.66 の 「最適化された合成バックアップの重複排除用の構成」 を参照してください。 NetBackup は、最適化された合成バックアップを生成できない場合、よりデータの移動 に特化した合成バックアップを作成します。 第 2 章 配置の計画 最適化された合成バックアップと重複排除について 26

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重複排除されたデータの最適化複製について

重複排除データの最適化複製は、通常の複製より効率的に 1 つのプールから別のプー ルにバックアップイメージをコピーします。一意の重複排除データセグメントのみが転送 されます。最適化複製は、ネットワークを介して転送されるデータの量を減らします。最適 化複製の宛先は同じ NetBackup ドメインの一部である必要があります。つまり、コピー元 と宛先は同じ NetBackup マスターサーバーを使う必要があります。 最適化複製はディザスタリカバリ用にバックアップイメージをオフサイトでコピーするよい 方式です。 p.16 の 「重複排除ストレージの宛先について」 を参照してください。 p.67 の 「重複排除されたデータの最適化複製の構成」 を参照してください。

最適化複製コピーの要件

最適化された複製の要件は次のとおりです。 ■ コピー元イメージが NetBackup の メディアサーバー重複排除プールに存在すれば、 宛先は別のメディアサーバー重複排除プールまたは PureDisk 重複排除プールに できます。(NetBackup では、PureDisk ストレージプールは PureDisk 重複排除プー ルとして構成されます。) 宛先が PureDisk ストレージプールの場合、PureDisk 環境はリリースレベル 6.6 以 降である必要があります。 ■ コピー元イメージが PureDisk ストレージプールに存在する場合、宛先は他の PureDisk ストレージプールである必要があります。 PureDisk の環境は両方ともリリースレベル 6.6 またはそれ以降である必要がありま す。 ■ コピー元のストレージと宛先のストレージには少なくとも 1 つの共通のメディアサー バーがなければなりません。 p.28 の 「共通のメディアサーバーについて」 を参照してください。 ■ 最適化複製の宛先に使うストレージユニットでは、共通のメディアサーバーのみ選択 してください。 複数選択すると、NetBackup は最もビジー状態でないメディアサーバーに複製ジョ ブを割り当てます。共通ではないメディアサーバーを選択すると、最適化複製ジョブ は失敗します。 p.28 の 「共通のメディアサーバーについて」 を参照してください。 メディアサーバーの負荷分散について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 UNIX および Linux』または『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 Windows』を参照して ください。

■ ソースストレージユニットを宛先ストレージユニットとして使用することはできません。

27 第 2 章 配置の計画 重複排除されたデータの最適化複製について

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最適化複製コピーの制限事項

以下は、最適化複製コピーの制限事項です。 ■ PureDisk ストレージプール (PureDisk 重複排除プール) からメディアサーバー重複 排除プールへの最適化複製を行うことができません。 ■ 設定された回数再試行した後、最適化複製ジョブが失敗した場合、NetBackup は ジョブを再実行しません。 デフォルトでは、NetBackup は最適化複製ジョブを 3 回再試行します。再試行の数 は変更できます。 p.70 の 「最適化複製コピーの動作の構成」 を参照してください。 ■ 最適化複製はストレージユニットグループと連携して動作しません。最適化複製の宛 先としてストレージユニットグループを使うと、NetBackup は通常の複製を使います。 ■ 最適化複製は最適化複製ジョブが実行中の間の複数コピーをサポートしません。バッ クアップイメージの (コピー元の) コピーから複数の新しいコピーを作成するように NetBackup が構成されている場合は、次が起きます。 ■ ストレージライフサイクルポリシーでは、1 つの複製ジョブが 1 つの最適化複製コ ピーを作成します。最適化される複製先が複数存在する場合、別々のジョブが宛 先ごとに存在します。この動作は最適化複製先のデバイスがソースイメージが存 在するデバイスと互換性があると仮定します。 残りの複数のコピーが、最適化複製が可能でないデバイスに移動するように構成 されている場合、NetBackup は通常の複製を行います。1 つの複製ジョブがそれ らの複数コピーを作成します。 ■ 他の複製の方式の場合、NetBackup は通常の複製を行います。1 つの複製ジョ ブがコピーすべてを同時に作成します。他の複製の方式には、NetBackup Vault、 bpduplicate コマンドライン、NetBackup 管理コンソールのカタログユーティリ ティの複製オプションが含まれます。

共通のメディアサーバーについて

コピー元のストレージと宛先のストレージには少なくとも 1 つの共通のメディアサーバー がなければなりません。共通のサーバーはコピー操作を開始し、監視し、検証します。共 通のサーバーはコピー元のストレージと宛先のストレージ両方のクレデンシャルを必要と します。(重複排除の場合、クレデンシャルは NetBackup Deduplication Engine 用であ り、それが動作するホスト用ではありません。) 通常、共通のサーバーとしてストレージサーバーの 1 つを使いますが、最適化複製を制 御するために別のメディアサーバーを使うことができます。それはコピー元のストレージと 宛先のストレージ両方のクレデンシャルを持ち、接続していなければなりません。(ストレー ジサーバーを構成するときにクレデンシャルを構成するか、またはメディアサーバーにク レデンシャルを後で追加できます。) 第 2 章 配置の計画 重複排除されたデータの最適化複製について 28

(29)

どのサーバーが最適化複製を開始するかによって、複製がプッシュ型の複製かプル型 の複製かが決定されます。厳密には、プッシュ型の複製にもプル型の複製にも利点はあ りません。ただし、複製操作を開始するメディアサーバーは新しいイメージコピーの書き 込みホストにもなります。

プッシュ型の重複排除

図 2-3 にプッシュ型の構成を示します。重複排除ノード A は通常のバックアップを含ん でいます。重複排除ノード B は最適化複製のコピー先です。ホスト A は両方のノードの クレデンシャルを持っており、共通のサーバーです。 図 2-3 プッシュ型の複製 ホスト B、データが到着したことを確認してください 準備完了、データを渡します NetBackup Deduplication Engine PureDisk プラグイン 重複排除ノード A (通常バックアップ

)

重複排除ノード B (複製) NetBackup Deduplication Engine PureDisk プラグイン ストレージサーバー A ストレージサーバー B ホスト A クレデンシャル: ホスト B ホスト A ホスト B ホスト B クレデンシャル: 図 2-3 に対して、次のスクリーンショットは通常のバックアップのストレージユニットの設定 を示します。ディスクプールはローカル環境のメディアサーバー重複排除プールです。ホ スト A が両方のノードのクレデンシャルを備えているので、ホスト A は両方のノードのスト レージユニットに表示されます。ノード A の通常のバックアップには、リモートホストの重 複排除データは不要です。そのため A しか選択されていません。 29 第 2 章 配置の計画 重複排除されたデータの最適化複製について

(30)

図 2-3 の最適化複製に対して、次のスクリーンショットはストレージユニットの設定を示し ます。宛先はリモート環境のメディアサーバー重複排除プールです。共通のサーバーを 選択する必要があります。そのため、A しか選択されていません。 第 2 章 配置の計画 重複排除されたデータの最適化複製について 30

(31)

バックアップにもノード B を使う場合は、ストレージユニットのホスト A ではなくホスト B を ノード B のバックアップ用に選択します。ホスト A を選択すると、それはノード B 重複排 除プールの負荷分散サーバーになります。

図 2-4 にメディアサーバー重複排除プールから PureDisk ストレージプールへのプッシュ 型の重複排除を示します。(NetBackup では、PureDisk ストレージプールは PureDisk 重複排除プールとして構成されます。)メディアサーバー重複排除プールは通常のバック アップを含んでいます。PureDisk 重複排除プールは最適化複製のコピーの宛先です。 ローカルメディアサーバーは両方の環境のクレデンシャルを備えており、共通のサーバー です。 31 第 2 章 配置の計画 重複排除されたデータの最適化複製について

(32)

図 2-4 PureDisk ストレージプールへのプッシュ型の複製 データが到着したことを確認してください 準備完了、データを渡します 重複排除ノード A (通常バックアップ) NetBackup Deduplication Engine PureDisk プラグイン ストレージサーバー A ローカル_メディアサーバー クレデンシャル: ローカル_メディアサーバー リモート_メディアサーバー メディアサーバーの重複排除プール (通常バックアップ) PureDisk 重複排除プール PureDisk プラグイン リモート_メディアサーバー PureDisk コンテンツルーターおよびストレージプール 図 2-4 に対して、次のスクリーンショットは通常のバックアップのストレージユニットの設定 を示します。ディスクプールはローカル環境のメディアサーバー重複排除プールです。 通常のバックアップには、リモートホストの重複排除データは不要です。そのためローカ ルホストしか選択されていません。 第 2 章 配置の計画 重複排除されたデータの最適化複製について 32

(33)

図 2-4 の最適化複製に対して、次のスクリーンショットはストレージユニットの設定を示し ます。ディスクプールはリモート環境の PureDisk 重複排除プールです。共通のサーバー を選択する必要があります。そのため、ローカルメディアサーバーのみ選択されていま す。この構成がプル型の構成である場合、リモートホストがストレージユニットで選択され ます。 33 第 2 章 配置の計画 重複排除されたデータの最適化複製について

(34)

図 2-5 に 2 つの PureDisk ストレージプール間の最適化複製を示します。NetBackup メディアサーバー A は両方のストレージプールのクレデンシャルを備えており、最適化さ れた複製を開始し、監視し、検証します。宛先のストレージユニットでは、共通のサーバー (メディアサーバー A) が選択されます。この構成はプッシュ型の構成です。PureDisk 重 複排除プール (つまり、PureDisk ストレージプール) では、PureDisk のコンテンツルー ターはストレージサーバーとして機能します。 第 2 章 配置の計画 重複排除されたデータの最適化複製について 34

(35)

図 2-5 ストレージプールの複製 PureDisk コンテンツルーター およびストレージプール A PureDisk コンテンツルーター およびストレージプール B ストレージプール A、データを ストレージプール B に送信して ください ストレージプール B、 データが到着したこと を確認してください PureDisk プラグイン NetBackup メディアサーバー A クレデンシャル: コンテンツルーター A コンテンツルーター B NetBackup の 2 つの重複排除プールの間で複製するとき負荷分散サーバーを使うこと ができます。ただし、それは 2 つの PureDisk ストレージプール間でのほうが一般的で す。

プル型の重複排除

図 2-6 にプル型の構成を示します。重複排除ノード A は通常のバックアップを含んでい ます。重複排除ノード B は最適化複製のコピー先です。ホスト B は両方のノードのクレデ ンシャルを持っており、共通のサーバーです。 35 第 2 章 配置の計画 重複排除されたデータの最適化複製について

(36)

図 2-6 プル型の複製 ホスト A、データを送信してくだい NetBackup Deduplication Engine PureDisk プラグイン 重複排除ノード A (通常バックアップ) 重複排除ノード B (複製) NetBackup Deduplication Engine PureDisk プラグイン ストレージサーバー A ストレージサーバー B ホスト A ホスト B データが到 着したこと を確認して ください クレデンシャル: ホスト A ホスト B ホスト A クレデンシャル: 図 2-6 の場合、通常のバックアップのストレージユニットの設定はプッシュ型の複製の例 と同じです。複製先について、次のスクリーンショットはストレージユニットの設定を示しま す。それらはホスト B が選択されていること以外はプッシュ型の例に類似しています。ホ スト B は共通のサーバーです。従ってストレージユニットで選択する必要があります。 第 2 章 配置の計画 重複排除されたデータの最適化複製について 36

(37)

バックアップにもノード B を使う場合は、ストレージユニットのホスト A ではなくホスト B を ノード B のバックアップ用に選択します。ホスト A を選択すると、それはノード B 重複排 除プールの負荷分散サーバーになります。

重複排除と SAN クライアントについて

SAN クライアントは NetBackup クライアントの高速なバックアップとリストアを提供する NetBackup のオプション機能です。ファイバートランスポートは SAN クライアント機能の 一部である NetBackup の高速データ転送方式の名前です。バックアップとリストアの通 信は SAN を介して行われます。 SAN クライアントは重複排除オプションとともに使うことができます。ただし、重複排除は メディアサーバーではなくクライアントで行う必要があります。重複排除ストレージサーバー (または負荷分散サーバー) と FT メディアサーバーの両方になるようにメディアサーバー を構成します。それから、SAN クライアントバックアップは重複排除サーバー/FT メディア サーバーホストに SAN を介して送信されます。そのメディアサーバーで、バックアップス トリームは重複排除されます。 SAN クライアントではクライアントの重複排除を有効にしないでください。重複排除のデー タ処理はファイバートランスポートの高速トランスポート方式と非互換です。クライアント側 37 第 2 章 配置の計画 重複排除と SAN クライアントについて

(38)

の重複排除はメディアサーバーとの LAN 経由の双方向通信に依存します。SAN クライ アントは SAN を介して FT メディアサーバーにデータを高速でストリーム配信します。

重複排除のパフォーマンスについて

多くの要因 (特にサーバーハードウェアとネットワーク容量) がパフォーマンスに影響しま す。 表 2-6 に、重複排除ストレージサーバーのバックアップジョブ中のパフォーマンスに関す る情報を示します。重複排除ストレージサーバーは、最小のホスト要件に従います。クラ イアント重複排除または負荷分散サーバーは使用されていません。 p.20 の 「重複排除サーバーの要件について」 を参照してください。 表 2-6 重複排除ストレージサーバーの重複排除ジョブの負荷パフォーマン ス 説明 処理段階 初回シードは、すべてのクライアントが最初にバックアップされるときです。 次の条件では、およそ 15 から 20 個のジョブを同時に実行できます。 ■ ハードウェアが最小必要条件を満たしている。(より高性能なハードウェアによっ てパフォーマンスが向上します。) ■ 圧縮なし。データが圧縮されると、CPU 使用率がすぐに増大するため、処理で きる並列実行ジョブの数が減ります。 ■ 重複排除率が 50% から 100% の間。重複排除の率は、すでに保存されてい るデータの割合であるため、再度保存されることはありません。 ■ 保存されるデータの量は、ストレージ容量の 30% 未満。 初回シード 通常の処理は、すべてのクライアントが一度バックアップされている状態です。 次の条件では、およそ 15 から 20 個のジョブを同時に実行でき、高いパフォーマ ンスが得られます。 ■ ハードウェアが最小必要条件を満たしている。(より高性能なハードウェアによっ てパフォーマンスが向上します。) ■ 圧縮なし。データが圧縮されると、CPU 使用率がすぐに増大するため、処理で きる並列実行ジョブの数が減ります。 ■ 重複排除の率は 10% から 50% の間。重複排除の率は、すでに保存されてい るデータの割合であるため、再度保存されることはありません。 ■ 保存されるデータの量は、ストレージ容量の 30% から 90% の間です。 通常の処理

クリーンアップは、NetBackup Deduplication Engine が期限切れバックアップイ メージのデータセグメント削除などの保守作業を行うときです。 NetBackup は通常の処理中と同じ数の並列実行バックアップジョブを保持します。 ただし、ジョブを完了する平均時間が大幅に増加します。 クリーンアップ 期間 第 2 章 配置の計画 重複排除のパフォーマンスについて 38

図 1-1  に、重複排除のオプションを示します。 表 1-1  に、重複排除のオプションの説明を示します。 図 1-1 NetBackup の重複排除 NetBackup クライアント側の重複排除 (中央データセンターにバックアップを送 信するリモートオフィスのクライアントを 含む) NetBackup メディアサーバーの重複排除 OpenStorage Option による ディスク装置の重複排除 NetBackup を使用しない PureDisk の重複排除 第 1 章 NetBackup の重複排除
表 1-1 NetBackup の重複排除オプション 説明種類 NetBackup のクライアント側の重複排除では、クライアントがバック アップデータを重複排除してデータをストレージの宛先に直接送信し ます。メディアサーバーはデータを重複排除しません。 p.22 の  「NetBackup のクライアント重複排除について」  を参照して ください。NetBackup ClientDeduplication Option NetBackup クライアントは、バックアップデータを重複排除する NetBackup
表 2-3 NetBackup 重複排除サーバー 説明ホスト 1 台のホストが重複排除ノードのストレージサーバーとして機能します。 そのホストは NetBackup メディアサーバーである必要があります。スト レージサーバーは次を実行します。 ■ ディスクストレージにデータを書き込み、ディスクストレージからデー タを読み込みます。 ■ そのストレージを管理します。 またストレージサーバーはデータを重複排除します。したがって、1 つ のホストでデータの重複排除とストレージの管理を行います。 各 NetBack
図 2-2 NetBackup クライアントの重複排除 PureDisk プラグインNetBackup重複排除 クライアント NetBackup PureDisk Deduplication Engine PureDisk プラグイン メディアサーバー 重複排除プール PureDisk プラグインNetBackup重複排除 クライアント 重複排除ストレージサーバー PureDisk ストレージプールをストレージの宛先にすることもできます。 p.16 の  「重複排除ストレージの宛先について」  を参照してく
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