IT による PTA 業務効率化
―IT ツールによる改善機会についての評価―
Work Efficiency Improvement of PTA enabled by Information Technology
―
Evaluation of IT Enabled Effectiveness Improvement Opportunity-
ネットワーク情報学部
栗原大地,村田凉我,飯塚佳代
School of Network and Information Taichi KURIHARA, Ryoga MURATA, Kayo IIZUKA Keywords: parent - teacher association (PTA), operation process, IT implementation
Abstract
7.おわりに
本研究の事例に関して,PTA の調査や取材を通して感 じたことは,PTA の方々が業務プロセスに対して実施上 の困難な点がありながらも,学校のために貢献してきた こと,また1 年の範囲内でできる改善点には対応しなが らも,それ以上業務の手法を変えることが難しい現状が あるということである.企業であれば業務担当者が短期 間で頻繁に変わることは少なく,それぞれの業務の責任 者がわかりやすいが,PTA の業務においては,ほとんど の役職が毎年入れ替わるという環境である.業務改善を するためには、改善のためのリソースや、その業務がな ぜ必要なのかについて検討する機会が必要であるが,目 の前の仕事をこなすこと,そのための時間を捻出するこ とで精いっぱいになると現状の業務プロセスを繰り返し 行っていかなければならない.このような状況であると, 改善効果の試算ができないと,業務の変更が難しい場合 もある.本研究では,今回のケーススタディによりPTA の業務(広報誌作成業務・役員選考業務)における具体 的な工数削減に関する試算を行うことができた.この結 果から, プロセスを見直し一部の業務に対して IT ツー ルを用いることによって大幅に業務効率を上げることは 期待できると考えられる.今後の研究として,業務効率 化を見込めるIT ツールを現状の業務プロセスから移行 に対しての負荷を考慮した導入プロセスに関するテーマ も今後の展開として考えられる.謝辞
この研究は専修大学情報科学研究所の共同研究助成 (2018 年度)を受けたものです。また、協力いただいた小 学校の PTA 関係者の皆様に感謝の意を表したいと思い ます。参考文献
[1] 益満環・安田一彦(2000)「IDEF0 の最近の展開」 「研究年報経済学」東北大学経済学会,第51 巻 1 号, pp.163-176.[2] IDEF – Integrated DEFinition Methods (IDEF) https://www.idef.com/idefo-function_modeling_method/ [3] 松本巖,モデリン グ手法(その 1) https://www.slideshare.net/matsu4926/ss-22035358 [4] Google フォームとは https://boxil.jp>mag
[5] K. Iizuka, R. Tamaki, T. Kurihara, N. Sagawa and K. Yoshida (2019), Improving Efficiency of Parent-Teacher Association (PTA) Communications, Proceedings of Asia-Pacific Conference on Business and Social Science (APCBSS) 2019, pp.167-176. [6] 岡和田拓也・飯塚 佳代 (2012), 業務効率化を目的
としたワークフローツールの適用可能性に関する分析, 専修ネットワーク&インフォメーション第 20巻,pp.31-42.