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指 導 教 員 伊 東 治 己

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Academic year: 2021

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A Study on the Effectiveness ofEnglish‑Japanese Translation by Students 

EFLReading Ins廿uctionat Senior

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1

教 科 ・ 領 域 教 育 専 攻 白 語 系 ( 英 語 ) コ ー ス

稲 井 穣 二

1.研究の目的と鼓磯

最近、英語教育の分野においては

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実樹句コ ミュニケーション能力」の育成が目指され、英 語を話したり、聞いたりする能力が強調されて いるように思う。しかし、英文を読むという技 能を伸ばすことも非常に重要だと考える。その 理由は次の2つで、ある。

1つ目の理由は、リーディングは生徒にとっ てスピーキングやリスニング、以上に必要とされ る大切な技能だと言えるからである。日本では 大部分の生徒は会話よりもまず書かれた英語に 接する機会が多い。そして何より、入試におい て英文の錦織力は必要不可欠で、あり、高校の 英語の授業においても読解能力は必ず必要とさ れるカであるからた

2つ目の理由は、最近の英語教育が会話重視 へと向かっている結果として、生徒の読解能力 の低下を感じるからであるD

以上、

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つの理由で、

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技能の中で、も拍手織告 の指導に焦点をあてた。そして、読解指導の中 でも生徒に和訳させる活動について検討した。

その理由は文法訳読が悪のように言われている が、実はその効果についてはあまり検証されて いないからであるロまた、まったく生徒に訳さ せずに大意を取るだけとか、英文を訳しながら 説明するだ、けで、あったり、訳だ、け配って英文と 見比べさせたり、という指導で果たして生徒が 正確に英語を読めるようになるのか、非常に疑

指 導 教 員 伊 東 治 己

聞を感じるからである。そこで、、この論文では、

英語翻卒指導における和訳の利用価値を明らか にした上で、その有効性を現場での読解指導を 通して検証を試みた。

2.論文の概要

第一に、まず教室での母語の使用の議論に ついて、

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つの問題点を明らかにした。ひと つは、日本のように母語が使える状況の中で、

母語の使用は、日本の英語教育環境にとって適 切かどうかという点である。もう 1つは、どの ような場面で母語を使ったほうがよいのかとし、

う点である。このような点を踏まえ、母語の使 用と、日本の英語教育で行なわれてきた訳読に ついて否定的な立場と、肯定的な立場のそれぞ れの根拠を整理し、主な対立点を明らかにした。

母語の使用や訳読は、外国語獲得の妨げになる のか、それとも積樹句活用が望ましいのれし、

まだに共通理解は得られていなし、。

そこで、第二に、研究上はさまざまな対立点 があるが、高校お宅教育の現場では、実際に母 語や生徒に和訳をさせる活動がどのような扱わ れ方をしているのか、その実態を調査するため 徳島県の高校教員に対してアンケート調査が行 われた。そして、教室では、複雑なコミュニケ ーションが求められる場面で、日本語の使用が 優勢であることがわかった。また、現場では、

ほとんどの貌市が内容理解のために多か

‑302‑

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れ少なかれ授業で生徒に和訳をさせていた。こ のように生徒に和訳をさせる方法は、税市には 広く利用されていたのである。

第三に、現場にこのような傾向があることを 踏まえて、生徒に和訳をさせることの効果を認 める立場から、その意義と方法とについて論じ た。まず母語を使ってよいとする根拠を提示し、

生徒に和訳をさせることの意義として、英文の 意味の理解の重要性について述べた。次に学習 者にとっての利点として、単語持寄IJ慎、文の形 式などへの注意や学習項目の定着が促されるこ

と、また、自分で効率よく学習できるという利 点を提示した。教師にとっての利点としては、

生徒の理解度の有効な言判面、生徒のつまずきの 発見という2点を示した。

生徒による和訳を生かした授業の中での、和 訳指導の指針としては、訳は手段にすぎないこ と硝卒させることや、和訳ばかりに偏らないこ と、不日訳は英文の意味、構造瑚卒の硲忍として 行なうことなどを挙げた。また、和訳をさせた 後は必ず正しい意味の確誌または生徒の訳の 訂正の時間をとることの重要性を指摘し、和訳 させて内容確認した後の次の活動を計画するこ との必要性lこついても述べた。

指導の基本的枠組みとしては、予習、授業、

復習、そして言判面というそれぞれの場面で生徒 に不献をさせる指導の要点を示した。予習での 頭の中の和訳や、授業では、生徒がわかりにく い文、学ぼせたい項目を含んだ英文を訳させる ことや、訳する内容への興味の喚起、口頭での 訳の使用の推奨などとしりた点を提示した。

指導の具体的手順では、文の要素に焦点を当 てた不婿Rから始め、文型や内容語への注意を促 しながら、文脈の中で意味を捉えることや、訳 のタイプを使しヲ討ナることの重要性を説明し、

生徒の和訳の正誤の確認3寺の、意味のとり方の 過程の爵見とし、う点にも鰍し、和訳活動のバリ エーションとしていくつかの活動を紹介した。

第四に、日本の高校での誠事指導において、

和訳の効果が検証された。調査は、高校2年生 2クラスの英語

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の授業において、生徒の和訳 によって教える和訳クラスと、英間英答によっ て教える英問クラスで行われ、指導の後、効果 を調べるための検証テストが行われたやその結 果は、単語の記憶率や、内容瑚卒や、構文瑚卒 を含んだ検証テストにおいて、 2つのクラスに は差がなかったというものだ、ったcそれにより、

和訳を使った指導は、これら3つの項目におい て、英問英答と同等の効果を持つ可能性を示し た。また、生徒の戴搬や学習への興味という点 でよい影響を与えるということがわかった。

3.今後の課題

材命文では、生徒に和訳をさせることが英 問英答と比べて高い学習効果があることを 証明するまでには至らなかった。しかし、生 徒に和訳をさせるという方法は、調査の結果 でも明らかになったように、授業ではよく使 われる方法であるので、今後もより抗議され た研究によって明らかにされる必要がある。

また、今回は筆記による和訳を扱ったが、口 頭での和訳がどのような効果をもたらすの かも検討されるべきだろう。そして、和訳先 渡しの授業のように、和訳を見ながら英文を 読む学習と、和訳をして瑚卒する学習の効果 の違いも今後明らかにされるべき課題であ ると考える。生徒の翻卒力向上のために、今 後、教育現場で、の実践を通して、さらに深く 研究を続けていきたい。

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参照

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