ドル・円(1)
【先週レビュー】 先週レポートで≪28日発表され た7~9月期の実質GDP(国内総生 産)は前期比年率2.9%増と伸びが 加速しており、市場の12月利上げ観 測を強める結果となったが、FBIに よるヒラリー候補のメール問題再捜 査決定で、大統領選を巡って不透明感が高まっている。米GDPに続き、4日の 米10月雇用統計が良好な結果となっても、大統領選挙の行方が不透明のままな ら、様子見ムードが継続する可能性。~中利略)。3日は文化の日で日本は休日。 3日はイングランド銀行(英中銀、BOE)が金融政策を発表するが、ポンド安 や想定外に底堅い経済指標を受け、同会合での利下げ観測は後退している。1日 は、中国PMI(製造業・非製造業。ⅤⅠⅩ指数も上昇しており、年末に向けて ABCDリスクには、それぞれ注意したい≫としたが、先週は、米大統領選を目 前に控え、クリントン氏のメール問題に関してFBIが再調査を実施する方針と 報じられたことがきっかけに、マーケット全体に不透明感が広がり、VIX指数 が英国民投票時以来の高水準に上昇。リスク回避の動きが広がり、円高ドル安が 進行。英高裁がEU離脱に関して議会の承認を得る必要と判断したことに加えて、 英中銀が発表した四半期インフレで2017年のインフレ見通しと成長見通し が上方修正されたことがポンド買い・ドル売りの動きも円高ドル安の一因。 日銀金融政策決定会合では、金融政策の現状維持決定。政策金利をマイナス0. 1%とし、10年物の国債利回りをゼロ近辺に操作するという現在の金融調節を 継続。国債買い入れに関して「保有残高が年80兆円増加するペースをめど」と する方針維持。また、これまで「2017年度中」としていた物価目標2%の達 成時期を「2008年度ごろ」に先送りした。展望リポートで、2016年度の 消費者物価指数(生鮮食品除く)の伸び率は7月時点の見通し0.1%からマイ ナス0.1%に下方修正。2017年度の物価上昇率見通しは7月時点の1.7% から1.5%に引き下げた。2018年度も1.9%から1.7%に下方修正。 米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利を0.25~0.50%で 据え置き。声明文では、12月利上げの可能性をにじませる内容。ドル・円(2)
【週末のNY市場】 週末のドル円は、朝方発表の10月 の米雇用統計を受けて12月の米利上 げを見込んだ円売り・ドル買いが出た 一方、米大統領選を巡る不透明感から ドルの上値も限定的だった。雇用統計 で10月の非農業部門雇用者数の増加 幅は市場予想を下回ったが、過去分が上方修正された。平均時給の伸び率は予想 を超え、インフレ圧力が強まっているとの見方が広がった。 CFTC建玉明細(11/1 現在)によると大口投機家玉は、43,160枚の買 い越し。前週(44,595枚の買い越し)から縮小。 週末のNY株式市場は、7日続落。米大統領選を巡る根強い不透明から、リス ク資産を手仕舞う動きが続いた。 NYダウは、17,888.28ドル(前日比-42.39ドル) ナスダック総合指数は、5,046.370ポイント(前日比-12.038)。 【今週見通し・戦略】 FBIのヒラリー候補メール問題再捜査通告により、大統領選挙直前の10月 ギリギリの段階で「オクトーバー・サプライズ」が起きた。3回のTV討論会を 経て、ヒラリー候補で、ほぼ決まりと見ていたマーケットは、一斉にリスク回避 の動きとなっている。過去の大統領選挙でも数多くのドラマを作った「オクトー バー・サプライズ」だが、今回も選挙の風向きが急変している。 今回のメールは、「ウィキリークス」から流れたものではなく、ヒラリー候補 の側近フーマ・アベディン氏が夫(ウィナー元下院議員)と共有していたノート パソコンを、ウィナー元下院議員の「猥褻事件」をFBIが捜査していた最中に 見つかったとされる。ロンドンのエクアドル大使館に滞在を続けるウィキリーク ス創設者のジュリアン・アサンジ容疑者のインターネット回線が切断された事や、 トランプ候補の女性蔑視発言で、選挙戦の勝負はあったと見られていたが、ヒラ リー候補の側近であるアベディンの夫(この夏に離婚)が送った猥褻メールから 再捜査を招くと言うヒラリー陣営にとっては想定外の事態が起きた格好だ。ドル・円(3)
【今週見通し・戦略】 投機資金は、「もしトラ」(もしもトラ ンプが大統領になったら)懸念から、現 金比率を高め、安全資産への金(GOL D)へ資金をシフトしている。年内の利 上げ観測の高まりから買われていたド ル円も、102円台まで反落。NYダウ も7日続落した。不正(オーバーサンプリング)だと共和党側から批判されてい る世論調査でさえ、支持率の逆転が一部で出てきた。オバマを支持して民主党に 入れていた黒人層が、今回の選挙でクリントンを支持しない傾向を強めており、 期日前投票では、黒人の投票率が4年前より16%低い。 トランプ候補が勝利なら、リスク商品は一旦、総売りとなりそうだ。NYダウ は200日移動平均線割れを試し、ドル円も100円割れを試す流れが予想され る。一方、東京早朝時間に米連邦捜査局(FBI)のコミー長官が、ヒラリー・ クリントン前国務長官の私用メール問題について、訴追を求めないとした「7月 時点の結論に変更はない」と説明した。選挙人獲得予想から有利なヒラリー候補 が大統領になり、リスクオンを期待する向きもあるが、不人気で信用がなく、健 康問題・メール問題を抱える「政権基盤の弱い」大統領誕生では、リスクオンの 動きは限られるだろう。また、ヒラリー候補が当選となっても大差でなければ、 トランプ陣営から不正選挙・不正投票で異議申し立てがなされる可能性もあり、 混迷が嫌気されるリスクは残ったままだ。法的に訴追されることは免れない可能 性も残り、1974年にウォーターゲート事件で弾劾されて辞任したニクソン大 統領の再来となる可能性もある。1972年の大統領選挙でニクソンは勝利した が、翌73年にはウォーターゲート事件で、民主党全国委員会本部を盗聴してい た事実が明らかとなり、74年に辞任を余儀なくされた。年齢からも2期連続と なる可能性は極めて低く、当選と同時にレイムダッグ化する可能性も高い。 年末にかけて「欧州問題」「地政学リスク」など波乱要因は山積みで、ヒラリ ー大統領誕生でも、簡単に年内利上げを実施できるか不透明な状況が継続し、ド ル円の戻りも限定的だろう。クリントン政権の財務長官は、FRB理事のラエ ル・ブレイナード氏が最有力視されているが、早期利上げに一貫して反対する「ハ ト派」として知られる人物。東京金(11/4 帳入値:4,287 円)
【先週レビュー】 先週レポートで≪ドル高とNY金高 が同時進行したのは、通貨の顔として は売られたものの、モノの顔としてイ ンドや中国勢の買いが下値を支えたの が背景。8月までの香港から中国本土 への金輸出は555.3トンと前年同 期比で15%増。インドは、31日の ディワリ(燈明の祭り)で需要のピー クを迎えるが、中国では来年の春節需要の手当て買いの時期。さらに、ここにき て、FBIによるヒラリー・クリントン候補のメール問題の再捜査で、大統領選 挙の不透明感が高まっており、金の持つ「安全資産」としての顔も評価されてき そう≫としたが、先週のNY金(12月限)は、FBIによるヒラリー候補メー ル問題の再捜査決定で、米大統領選挙に対する不透明感が高まり、ドル急落、米 株価の下値追いで急反発となった。米紙ワシントン・ポストとABCテレビが1 日公表した世論調査で、トランプ氏の支持率が、ヒラリー・クリントン氏を僅差 ながら上回った事や、米ADP民間雇用者増加数が予想を下回ったことをはやし、 1300ドル台を回復した。 週末のNY金(12月限)は、原油安で1300ドルを下回ったが、米雇用が 予想を下回って切り返した。米賃金上昇で押されたが、米大統領選挙への不透明 感で下支えられた。CFTC建玉明細(11/1 現在)によると大口投機家玉は、2 15,131枚の買い越し。前週(196,980枚の買い越し)から拡大。 【今週見通し・戦略】 トムソン・ロイターGFMSは「ゴールド・サーベイ2016Q3」でトラン プ氏勝利なら金は1400~1500ドルに急伸するとしているが、今週の焦点 は米大統領選挙。ヒラリー候補が当選となっても大差でなければ、トランプ陣営 から不正選挙・不正投票で異議申し立てがなされる可能性もあり、混迷が嫌気さ れるリスクは残ったままだ。ヒラリー大統領でリスクオンを期待する向きもある が、政権基盤の弱い大統領誕生では、リスクオンの動きは限られる。東京金(11/4 帳入値:4,287 円)
【今週見通し・戦略】 仮にヒラリー候補が、大統領選挙 に勝利して大統領になったとして も、法的に訴追されることは免れな い可能性も高く、1974年にウォ ーターゲート事件で弾劾されて辞 任したニクソン大統領の再来との 声も多い。1972年の大統領選挙 でニクソンは勝利したが、翌73年 にはウォーターゲート事件で、ニク ソン陣営が民主党全国委員会本部 を盗聴していた事実が明らかとな り、74年に辞任を余儀なくされた。 いずれが大統領になっても年齢的 なことも含めて、2期連続8年間、 努める可能性は低く、選挙終了と共 にレイムダッグ化する大統領にな るかもしれない。 10月の講演会では、「国際秩序再変下での複合的危機進行」と題して、トラ ンプ大統領誕生をきっかけとした、巨大な地殻変動の可能性もお話ししたが、F BIのクリントン捜査再開表明後、英首相官邸が、トランプ陣営に接触し、会合 の場を持ったと伝えられている。一方、米連邦当局は4日、ニューヨーク市警察 などに対し、来週8日の米大統領選挙の前後に過激派組織「アルカイダ」による 攻撃が発生する可能性があるとして警戒を要請した。大統領選挙前後のテロにも 警戒が必要だ。さらに、5日午後(現地時間)、ネバダ州で集会を開いていたド ナルド・トランプ氏が舞台から避難する騒ぎがあった。ヒラリー候補に関する不 審死の件は、選挙期間中、何度となく噂に上がっていた。 2017年初めの就任前後にかけて、株価下落、円高ドル安、金(GOLD) 高になっていく可能性。リスク回避絡みでの追随安した押し目は買い拾いたい。 また、ヒラリー候補が当選で利食い絡みで下げた場合も、押し目買いで対応した い。いずれもチャート上の底打ち確認後の参入方針としたい。東京白金(11/4 帳入値:3,286 円)
【前週レビュー】 先週レポートで≪金との割安感税 制の流れだが、ヒラリーメール問題が 株価にまで影響してくると、金と比べ て上値が重くなる可能性も要想定≫ としたが、先週のNY白金(10月限) は、月末要因や、米利上げ観測で反落 して始まった後、米大統領選挙に対す る不透明感で逃避買いが金に殺到し た事に追随高となり、心理的節目1000ドルを回復した。 週末のNY白金(1月限)は、米雇用が予想を下回ったことを好感、金の上 値追いやドル反落、米株価指数先物の反発をはやして急反発。ただ、上昇一服後 は、米大統領選挙に対する不透明感や原油反落で上げ幅縮小。 CFTC建玉明細(11/1 現在)によると大口投機家玉は、23,140枚の買 い越し。前週(20,098枚の買い越し)から拡大。 【電気自動車】 フィッチ・レーティングスは、電気自動車(EV)の普及を予想。電池の大幅 な価格下落により、年率32.5%でEVの成長が続けば約20年で世界の自動 車の4分の1がEVになると分析。米ゼネラル・モーターズ(GM)が年内に新 型EVを発売し、EVで先行した米テスラモーターズに対抗する。パリで開かれ た自動車ショーでは、独フォルクスワーゲン(VW)が航続距離600キロメー トル、独ダイムラーが同500キロメートルのEVのコンセプト車を発表。欧米 大手が電池の小型化や低価格化に自信を深め、EV強化を打ち出しており、内燃 機関からEVへのシフトが進むと、自動車触媒需要の減少要因になる。 【今週見通し・戦略】 金に追随高しているが、米大統領選挙の結果を受けて株安となれば、金と比較 して売られやすい。一方、株高で反応すると、金との価格差を縮小する展開へ。東京ゴム(11/4 帳入値:177.8 円)
【先週レビュー】 先週レポートでは≪保合い放れは、 東京だけでなく、上海市場の動きと合 わせたダブルチェックを行いたい。東 京だけの場合、ダマシとなるリスクも ある≫としたが、先週は、月末要因で 利益確定の手仕舞い売りが先行して始 まった。その後も、円高や原油安を背 景に高値修正局面入りとなった。先限が17日の高値184.6円を上抜けなか ったことも利食い売り要因。文化の日の休場前の2日には、原油安に加えて、ト ランプリスクを嫌気した円高・株安もあり、先限を含む複数限月がサーキットブ レーカーを発動する大幅下落となった。 アジア合成ゴム価格に関しては年初からの原油高に加え、シンガポールのロイ ヤル・ダッチ・シェル社の操業停止、アジア地域の数カ所のナフサクラッカーの 設備定修などから夏場にいったん上昇していたスチレン・ブタジエンゴム(SB R)などの合成ゴム価格は、最近の原油相場の急落により先安感が広がっている。 【米自動車販売台数】 10月の米自動車販売は前年比4.4%減の年率1829万台。値引き幅を拡 大したが、販売は伸び悩んだ。なおフォード・モーターは本社火災を受けて推計 値となった。12月に利上げされると、来年のローン金利が上昇し、自動車販売 が伸び悩む可能性も。 【全国営業倉庫生ゴム在庫】 日本ゴム輸入協会が集計した10月20日現在の全国営業倉庫生ゴム在庫は 7318トンで、10日時点に比べて282トン減少。10月11~20日の期 間は、入庫が771トン、出庫は1053トン。 【今週の見通し・戦略】 10月レンジの放れ待ち。放れのきっかけは大統領選挙になると思われ、水曜 日以降は、変動率が高まる可能性。東京米国産大豆(11/4 帳入値:44,930 円)
【先週レビュー】 先週レポートでは≪ハーベスト・プレ ッシャーの時期で、一目均衡表の雲で上 値が抑えられているが、950㌣以下で の底打ち感は確認された格好。南米産の 天候相場と米国産の輸出動向を睨みな がら、高値買わず、金融絡みで大きく下 げれば、中長期スタンスからの買いを考 えたい≫としたが、先週のシカゴ大豆 (1月限)は、ファンドの買い越し縮小に対する逆張り買いで反発する場面もあ ったが、豊作観測で反落スタート。その後も、収穫進展による供給増加、高水準 の単収報告による生産高の上方修正予想、テクニカル悪化が圧迫し、約1週間ぶ りの安値に続落した。原油安や金融市場のリスク回避の動きも嫌気された。 週末のシカゴ(1月限)は、乾燥予報による収穫期の売り圧力、インフォーマ の単収上方修正で前日安値を下回ったが、需要が旺盛なことやドル反落、飼料穀 物の反発で小幅続伸。CFTC建玉明細(11/1 現在)によると大口投機家玉は、 139,637枚の買い越し。前週(124,977枚の買い越し)から拡大。 【農務省需給報告米国産見通し(生産高・期末在庫:億Bu、単収:Bu)】 予想平均 予想レンジ 前月見通し 前年実績 生産高 43.18 42.01-43.86 42.69 39.26 単 収 52.0 50.6-52.8 51.4 48.0 期末在庫 4.20 3.65-4.85 3.95 1.97 【週間純輸出成約高(10月27日までの一週間)】 大 豆:257万4100トン(事前予想:130万~180万トン) 【今週の見通し・戦略】 収穫率が平年(85%)を上回り、87%に達したことで、ハーベスト・プレ ッシャーが意識されているが、ハーベスト・ロー(収穫期の安値)は、大統領選 挙後の大波乱がなければ950㌣以下で既に確認された格好と見る。東京とうもろこし(11/4 帳入値:19,470 円)
【先週レビュー】 先週レポートでは≪シカゴは逆三尊の ネックラインが下値支持として機能中≫ としたが、先週のシカゴ(12月限)は、 産地の降雨による収穫遅れ観測、週間輸 出検証高の増加で反発する場面もあった が、収穫進展による供給増加やドル高・ 原油安、大豆の下値追いで上値を抑えら れて始まった。その後も、収穫進展によるハーベスト・プレッシャーや、原油の 急落、大豆の下値追い、供給増加、小麦とのスプレッド売りが圧迫し、10月1 3日以来の安値に沈んだ。週末にかけて週間輸出成約高の増加、メキシコ向けの 大口成約で下げ一服となった。 週末のシカゴコーン(12月限)は、インフォーマの単収・生産高見通しの上 方修正や乾燥予報による収穫進展観測、ドル高・原油安で値を消したが、前日安 値を維持したことや、大豆反発、ドル反落で切り返した。CFTC建玉明細(11/1 現在)によると大口投機家玉は、77,970枚の買い越し。前週(62,012 枚の買い越し)から拡大。 【農務省需給報告米国産見通し(生産高・期末在庫:億Bu、単収:Bu)】 予想平均 予想レンジ 前月見通し 前年実績 期末在庫 22.91 21.43-26.69 23.20 17.38 生産高 150.17 148.80-152.26 150.57 136.01 単 収 173.0 171.4-175.3 173.4 168.4 【週間純輸出成約高(10月27日までの一週間)】 147万3500トン(事前予想:70万~105万トン) 【今週の見通し・戦略】 シカゴは雲のねじれの時間帯での変化に注目。大統領選挙でリスク回避が高ま らなければ、ハーベストローは既に付けた相場。底固めの段階と見る。東京原油/ガソリン/灯油(1)
【先週レビュー】 先週レポートでは≪NY原油はダブ ルトップを完成し、減産合意以降50 ドル±5ドルのレンジ下限を試す流れ。 年末に向 けての注 目点とし て挙げた 「米大統領選挙」と「OPEC総会」、 「米利上げ動向」はそれぞれ不透明感 強い。月末の協議で産油国の話し合い がまとまらなかったことに加えて、F BIの再捜査決定で、トランプリスクが再浮上する可能性もあり、8日の大統領 選挙まではリスクオンにはなり難い。大統領選挙に対する不透明感が強まると、 東京原油市場は、円高リスクも警戒すべきかもしれない≫としたが、先週のNY 原油(12月限)は、OPECの技術的会合や、非OPEC加盟国を招いた専門 家会合で何の成果も出ず、産油国の協調生産調整に向けた取り組みへの懐疑的な 見方が一段と強まる中、1か月ぶりの安値水準まで続落して始まった。その後も、 原油在庫の増加見通し、米大統領選挙への不透明感の広がりなどから続落。米石 油協会(API)と米エネルギー情報局(EIA)から発表された原油在庫が予 想以上に急増したことから週末にかけて45ドル割れとなった。 週末のNY原油(12月限)は、EIA原油在庫の増加幅が1982年の統計 開始以降で最大となったことや、ナイジェリアやリビなどOPEC加盟国の生産 回復、世界石油需要の伸び鈍化見通しなどなどを背景にした供給過剰懸念が嫌気 され続落。イランが生産抑制を拒否するなら、サウジアラビアは原油価格押し下 げのために増産に踏み切ると脅しているとの報道や、米大統領選挙への不透明感 も一因となった。その後、バルキンドOPEC事務局長がこの報を否定したため、 夜間取引の高値近辺に急回復するも、中盤以降は戻りを売り押された。 CFTC建玉明細(11/1 現在)によると大口投機家玉は、原油が354,39 9枚の買い越し。前週(403,586枚の買い越し)から縮小。ヒーティング オイルが33,211枚の買い越し。前週(27,133枚の買い越し)から拡大。 改質ガソリンが58,200枚の買い越し。前週(60,153枚の買い越し)か ら縮小。東京原油/ガソリン/灯油(2)
【EIA米週間在庫(エネルギー情報局)10/28 までの週】 前週比 原油 4億8257万8000バレル 1442万バレル増加 クッシング 5845万1000バレル 8万9000バレル増加 ガソリン 2億2380万バレル 220万バレル減少 留出油 1億5060万バレル 180万バレル減少 【製油所稼働率】 石油元売り・精製各社の製油所で停止中のトッパー(常圧蒸留装置)は、4日現 在、4基・日量25万3,500バレル。現有能力(32トッパー・日量378 万9,700バレル)に対する停止率は6.7%。 停止能力の内訳は、中京を含む東日本で25万3,500バレル、西日本では、 0バレル。東京原油/ガソリン/灯油(3)
【ドバイ原油】(11/4 帳入値:32,920 円) 先週レポートで≪月末の協議で産油 国の話し合いがまとまらなかったこと に加えて、FBIの再捜査決定で、トラ ンプリスクが再浮上する可能性もあり、 8日の大統領選挙まではリスクオンに はなり難い。大統領選挙に対する不透明 感が強まると、東京原油市場は、円高リ スクも警戒すべきかもしれない≫としたが、先週の東京ドバイ原油は、NY原油 安に円高が加わり、先限つなぎ足は、ディセンディング・トライアングル下放れ で下げ加速となった。4月限が新甫発会となったが、29,400円まで下落し、 先限つなぎ足として9月30日以来の安値をつけた。 NY原油は10月末の協議で産油国の話し合いがまとまらなかったことに加 えて、FBIの再捜査決定で、トランプリスクが高まり、減産合意以降の50ド ル±5ドルのレンジ下限を割り込んできた。OPECが10月末に開いた原油の 生産調整に関する高官会合で、サウジアラビアがイランに対し、減産を受け入れ なければサウジ自身が大幅増産し、原油相場を押し下げるとどう喝していたとロ イターが報じた。サウジは28日の会合でイランに生産量を日量360万~37 0万バレル程度に抑えるよう要求。受け入れれば、今夏に1070万バレルだっ た自国の生産量を1020万バレルまで引き下げると提案したが、イランは減産 の例外扱いを求めて譲らなかったため、サウジは生産量を日量1100万バレル、 さらには1200万バレルまで増やして原油相場を下落させると主張し、会場か らの引き揚げも示唆した模様。年初に断交したイランとサウジの溝は深く、イラ クもISとの戦いを理由に増産維持を主張している。産油国は、11月30日の OPEC総会に向けて、11月25日の会合での合意を目指し、引き続き協議す る予定だが、40ドルを割り込んでくると、危機感の共有や減産に向けた動きが 出てくる可能性もあろう。 今週は、8日に米大統領選挙、8日に米エネルギー情報局(EIA)短期見通 し、10日に国際エネルギー機関(IEA)月報、11日にOPEC月報が控え る。特に、米大統領選挙後は、ボラティリティ(変動率)が高くなりそうで要注 意。東京原油/ガソリン/灯油(4)
【バージガソリン】(11/4 帳入値:46,020 円) 石油連盟週報(10月23日~29 日)によると、ガソリンの週末在庫は、 ガソリンの週末在庫は、前週比1.5% 増の150万2143キロリットル。 週間原油処理量は、4.0%減の31 5万9860キロリットル。出荷量は、 ガソリンが2.2%減の94万656 4キロリットル。先週レポートで≪引 き続き、終値ベースでのレンジ放れ待ち≫としたが、先週は、海外原油安+円高 でレンジ下放れから下げ加速。8月安値~10月高値までの上昇に対する38. 2%押し達成。半値押しは41,380円、61.8%押しは40,200円。大 統領選挙絡みで続落するようなら、値頃ではなくチャートパターンでの底打ち確 認を待って、試し買いは可能。先限は需要期限月で中長期的な買い妙味ある限月。 【バージ灯油】(11/4 帳入値:42,650 円) 石油連盟週報(10月23日~29 日)によると、灯油の週末在庫は、3. 4%減の271万9185キロリッ トル。出荷量は、灯油は40.8%増 の31万3984キロリットル。 先週レポートで≪灯油は需要期に 入り、北日本の気温が低下とともに需 要増期待が高まっているが、需要期限 月は期近。先限は不需要期限月である点に注意≫としたが、先週は海外原油安+ 円高で大幅続落となった。9月28日安値~8月4日安値が試される流れ。同水 準割れなら、心理的節目35000円まで、チャート上の目立った節目はない。 【米石油掘削リグ稼動数(米石油サービス会社ベーカー・ヒューズ)】 4日時点の米石油リグ稼動数は前週比9基増の450基。前年同期を21%下 回り、2014年10月10日のピーク(1609基)を72%下回っている。週間予定(11/7~11/13)
■「チャート画像は、株式会社オーバルネクストの Win-Station によるもので す。当該画像の著作権は、同社に帰属します。」
東京パラジウム 2,068.0 -13.0 (-0.6%) 313 783 2,372.0 1,710.0 海外商品市場 前週末終値 NY金($/onz) 1,304.5 +27.7 (+2.2%) NY白金($/onz) 1,004.5 +23.1 (+2.4%) NY銀(¢/onz) 18.370 +.6 (+3.2%) LMEアルミ(3ヶ月、$/t) 1,722.0 +3.0 (+0.2%) ロコ・ロンドン(PM、$/onz) 1,302.8 +29.8 (+2.3%) CRB指数 182.50 -6.71 (-3.5%) 為替・株式市場 前週末終値 ドル円 103.23 -2.03 (-1.9%) ユーロドル 1.1096 +0.018 (+1.6%) 日経平均株価 16,905.36 -541.05 (-3.1%) NYダウ 17,888.28 -272.91 (-1.5%) S&P 500 2,085.18 -41.23 (-1.9%) NADAQ 5,046.37 -143.73 (-2.8%) DAX 10,259.13 -437.06 (-4.1%) ハンセン指数 22,642.62 -312.19 (-1.4%) 上海総合株価指数 3,125.32 +21.05 (+0.7%) 注)国内商品市場は先限価格、海外商品市場は期近価格、為替は東京17時現在。 週間変動幅(率) 週間変動幅(率) 4000 4100 4200 4300 4400 4500 4600 2016/7/14 2016/8/29 2016/10/13 東京金先限(日足終値) 5MA 25MA 96 98 100 2016/6/10 2016/7/25 2016/9/6 2016/10/21 1100 1150 1200 1250 1300 1350 1400 2016/7/21 2016/9/1 2016/10/14 NY金期近(日足終値) 5MA 25MA
東京ゴム 177.8 -6.1 (-3.3%) 47,190 18,014 205.1 144.5 海外商品市場 前週末終値 NY原油(ドル/バレル) 44.07 -4.63 (-9.5%) NYRBOB(ドル/ガロン) 1.3786 -0.0763 (-5.2%) NYヒーティングオイル(¢/ガロン) 1.4303 -0.1273 (-8.2%) IPEブレント(ドル/バレル) 45.58 -4.13 (-8.3%) CRB指数 182.50 -6.71 (-3.5%) 原油・石油関連統計 最新週 国内ガソリン在庫 1,502,143 +21,851 (+1.5%) 国内灯油在庫 2,719,185 -96,802 (-3.4%) 国内軽油在庫 1,414,309 -56,011 (-3.8%) 国内レギュラー価格(円/l) 126.30 +0.30 (+0.2%) 米国原油在庫 499,740 -2,976 (-0.6%) 米国ガソリン在庫 226,011 ±0 ±0 米国ディスティレート在庫 150,550 -1,828 (-1.2%) 米製油所稼働率(%) 85.60 +0.60 (--) *在庫の単位は国内が(Kl)、米国が(1000B/D) 参照:石油連盟、石油情報センター、EIA(米エネルギー情報局) 注)国内商品市場は先限価格、海外商品市場は期近価格、為替は東京17時現在。 週間変動幅(率) 週間変動幅(率) 35000 36000 37000 38000 39000 40000 41000 42000 43000 44000 45000 2016/7/14 2016/8/29 2016/10/13 東京灯油先限(日足終値) 5MA 25MA 35000 37000 39000 41000 43000 45000 47000 2016/7/14 2016/8/29 2016/10/13 東京ガソリン先限(日足終値) 5MA 25MA 0 10 20 2016/6/16 2016/7/29 2016/9/12 2016/10/24
東京小豆 11,630 +60 (+0.5%) 564 678 12,030 7,560 海外商品市場 前週末終値 シカゴコーン(¢/Bu) 348.75 -6.25 (-1.8%) シカゴ大豆(¢/Bu) 981.50 -19.75 (-2.0%) シカゴ小麦(¢/Bu) 414.25 +5.75 (+1.4%) NYコーヒー(¢/ポンド) 171.35 +5.85 (+3.5%) NY砂糖(¢/ポンド) 21.73 -0.43 (-1.9%) CRB指数 182.50 -6.71 (-3.5%) 穀物関連統計 最新週 週間輸出成約高(コーン) 1473.5 +674.2 (10/27) 週間輸出成約高(大豆) 2514.2 +468.8 (10/27) 週間輸出検証高(コーン) 791,896.0 +247,475.0 (10/27) 週間輸出検証高(大豆) 2,867,212.0 +107,452.0 (10/27) 作柄(コーン) % -74 (10/24) 作柄(大豆、良以上) 74% ±0 (10/17) *輸出統計の単位は(1000Bu)、作柄は全体に占める割合(%) 参照:USDA(米農務省) 注)国内商品市場は先限価格、海外商品市場は期近価格、為替は東京17時現在。 それぞれの価格の週間変動幅は前々週終値との比較。また統計数値に関しては最新週と前週値との比較。 前週比/データ日付 週間変動幅(率) 40000 41000 42000 43000 44000 45000 46000 47000 2016/7/14 2016/8/29 2016/10/13 東京一般大豆先限(日足終値) 5MA 25MA 18500 19000 19500 20000 20500 21000 21500 22000 2016/7/14 2016/8/29 2016/10/13 東京コーン先限(日足終値) 5MA 25MA 0 2016/6/10 2016/7/25 2016/9/6 2016/10/21
確認のうえ、ご検討くださいますようお願いいたします。 ○当社の証拠金の額に対する取引金額の割合は、商品や約定値段によって異なりますので 現時点では明示できませんが、通常取引では概ね 20~160 倍程度、損失限定取引では概ね 1~10 倍程度となります。また、お客様が最初に預託する証拠金の額は、各商品により異な り、通常取引の最高額は 1 枚当たり 186,000 円、損失限定取引の最高額は 1 枚当たり 4,283,000 円です。ただし、通常取引は、その後の相場の変動によっては追加の証拠金が必 要になる場合がありますのでご注意ください。追加に必要となる証拠金の額は、商品や相 場の変動によって異なります。 ※ここでいう「通常取引」とは、対面取引における損失限定取引以外の取引のことをい います。 ○建玉時及び決済時の取引手数料は商品や取引形態によって異なり、片道 1 枚あたりの取 引手数料は以下の通りです。また、オンライン取引通常口座、対面取引(コールセンター 取引を含む)において日計り決済を行った場合は新規建玉時の取引手数料のみとなります。 なお、オンライン取引「アクティブ口座」の取引手数料は往復分の記載をしておりますが、市 場の状況等により 1 計算区域をまたいで決済した場合は往復で 780 円となりますので、あ らかじめご注意ください。 オンライン取引「通常口座」 195 円~390 円 オンライン取引「アクティブ口座」 390 円 対面取引(通常取引) 1,188~11,664 円 対面取引(損失限定取引) 1,965~16,329 円 コールセンター取引 864~2,160 円 (上記の証拠金及び手数料は平成 28 年 10 月 31 日の帳入値をもって算出) 当社ディスクローズ資料は本支店および日本商品先物取引協会(ホームページ)で閲覧で きます。 お客様相談窓口 ・日産証券株式会社 CX営業管理部 TEL:0120-050-633 ・日本商品先物取引協会相談センター URL:https://www.nisshokyo.or.jp/ 日産証券株式会社(〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町 1-38-11) 関東財務局長(金商)第 131 号 金融商品取引業者 商品先物取引業者