技-0-8
系
統
ア
ク
セ
ス
検
討
基
準(特別高圧)
平成17年4月1日( 制 定 )
平成25年3月29日(第2回改正)
目 次 1.目 的 ··· 1 2.用語の定義 ··· 1 3.適用範囲 ··· 3 4.系統情報の閲覧および事前相談の業務運行 ··· 4 (1)業務フロー図 ··· 4 (2)申込み窓口 ··· 4 a.系統情報の閲覧の申込み窓口 ··· 4 b.事前相談の申込み窓口 ··· 5 (3)系統情報の閲覧 ··· 5 a.系統情報の閲覧の申込み ··· 5 b.系統情報の閲覧の申込みに必要な情報 ··· 5 c.閲覧可能な系統情報および説明可能な内容 ··· 5 (4)事前相談 ··· 5 a.事前相談の申込み ··· 5 b.事前相談の申込みに必要な情報 ··· 5 c.確認期間および検討料 ··· 6 d.回答内容 ··· 6 5.系統アクセス検討の業務運行 ··· 7 (1)業務フロー図 ··· 7 (2)申込み窓口 ··· 9 a.系統アクセス検討の申込み窓口 ··· 9 b.契約の申込み窓口 ··· 9 (3)契約申込みに先立ち行う系統アクセス検討 ··· 9 a.系統アクセス検討の申込み ··· 10 b.系統アクセス検討の申込みに必要な情報 ··· 10 c.検討期間および検討料 ··· 16 d.回答内容 ··· 17 (4)契約の申込み ··· 17 a.契約の申込み ··· 17 b.契約申込み時に行う系統アクセス検討 ··· 19 c.契約申込みの承諾 ··· 20 d.需要者側の準備期間 ··· 20 e.工事費負担金契約の締結 ··· 20 f.契約書の作成 ··· 20 (5)給電申合書などの締結 ··· 20
(6)系統連系の開始 ··· 20 6.系統アクセス検討の基本的考え方 ··· 21 (1)系統条件 ··· 21 (2)検討断面 ··· 21 (3)受電電圧・供給電圧 ··· 21 a.受電電圧 ··· 21 b.供給電圧 ··· 21 (4)回線数 ··· 22 (5)設備規模 ··· 22 (6)送電線の種類 ··· 22 (7)工事費の算出 ··· 22 7.発電設備の系統連系技術要件 ··· 22 (1)電気方式 ··· 22 (2)発電機定数 ··· 22 (3)力率 ··· 23 (4)運転可能周波数 ··· 23 (5)電力品質対策 ··· 23 a.電圧変動 ··· 23 b.その他電力品質 ··· 24 (6)安定度対策 ··· 24 (7)短絡・地絡故障電流対策 ··· 24 (8)保護装置 ··· 25 a.発電設備故障時の保護 ··· 25 b.連系系統事故時の保護 ··· 25 c.単独運転防止 ··· 27 d.発電設備構内事故時の保護 ··· 27 e.再閉路 ··· 27 f.脱調分離・安定度対策 ··· 28 g.保護リレーの設置場所 ··· 28 h.解列個所 ··· 28 i.保護リレーの設置相数 ··· 28 (9)連系用変圧器 ··· 28 (10)中性点接地装置・電磁誘導障害対策 ··· 29 (11)自動負荷制限装置・発電抑制 ··· 29 (12)線路無電圧確認装置 ··· 30 (13)保安通信用電話設備 ··· 30 (14)給電情報伝送装置 ··· 30 a.通信回線 ··· 30 b.給電情報伝送項目 ··· 30
(15)系統保護用信号端局装置 ··· 31 8.需要設備の系統連系技術要件 ··· 32 (1)電気方式 ··· 32 (2)力率 ··· 32 (3)電力品質対策 ··· 32 a.電圧変動 ··· 32 b.高調波 ··· 32 c.電圧フリッカ ··· 33 d.電圧不平衡 ··· 33 e.周波数の安定保持 ··· 33 (4)短絡・地絡故障電流対策 ··· 33 (5)保護装置 ··· 33 a.連系系統事故時の保護 ··· 34 b.需要設備構内事故時の保護 ··· 34 c.再閉路 ··· 34 d.保護リレーの設置場所 ··· 34 e.解列個所 ··· 34 f.保護リレーの設置相数 ··· 36 (6)中性点接地装置・電磁誘導障害対策 ··· 36 (7)保安通信用電話設備 ··· 36 (8)給電情報伝送装置 ··· 36 a.通信回線 ··· 37 b.給電情報伝送項目 ··· 37 (9)系統保護用信号端局装置 ··· 37 9.連系設備の標準的な設計 ··· 38 (1)送電線 ··· 38 a.一般基準 ··· 38 b.架空送電線 ··· 38 c.地中送電線 ··· 42 (2)変電設備 ··· 46 a.結線法 ··· 46 b.遮断器 ··· 46 c.断路器 ··· 47 d.変流器 ··· 47 e.配電盤 ··· 47 f.保護装置 ··· 47 g.変電設備の設計 ··· 47
(3)保安通信設備 ··· 48 a.一般基準 ··· 48 b.架空通信線路 ··· 48 c.地中通信線路 ··· 48 d.通信線搬送設備 ··· 48 e.電力線搬送設備 ··· 49 f.電話設備以外の保安通信設備 ··· 49 g.保安装置 ··· 49 10.発電設備,需要設備の設備分界・施工分界の考え方 ··· 50 (1)送電線引込み工事 ··· 50 a.架空引込み工事 ··· 50 b.架空分岐工事 ··· 52 c.地中引込み工事 ··· 53 (2)通信関係設備 ··· 55 a.配電線添架メタル通信ケーブルの場合 ··· 55 b.配電線添架光ファイバケーブルの場合 ··· 56 c.OPGW(光ファイバ複合架空地線)の場合 ··· 56 d.電力線搬送の場合 ··· 56 e.マイクロ波無線の場合 ··· 56 (3)取引用計器 ··· 57 a.計器の設置場所 ··· 57 b.設備分界点 ··· 57 11.系統連系を断る場合の考え方 ··· 59 12.計画変更・撤回時の基本的な考え方 ··· 60 (1)系統連系希望者が申し出た場合 ··· 60 a.契約内容を変更する場合 ··· 60 b.契約を撤回する場合 ··· 61 (2)当社の送電部門が申し出た場合 ··· 62
系 統 ア ク セ ス 検 討 基 準(特別高圧) 1.目的 本基準では,発電者および需要者が当社電力系統へ連系する場合に必要となるアクセス設備の検討 を適正に行うことを目的に,アクセス設備検討の基本的考え方,連系する電気設備の技術要件を示す。 2.用語の定義 (1)電力系統 発電所,変電所,開閉所および負荷とこれらを結ぶ電線路からなり,発電電力を負荷に送る電力 設備網をいう。ただし本基準では,特に定める場合を除き,次の設備は含めない。 ・発電所,変電所の配電用変圧器の二次側機器と配電線。 ・発電所,変電所の所内用変圧器。(火力・原子力発電所の起動用変圧器を除く。) (2)発電者 一般電気事業,特定規模電気事業または特定電気事業の用に供する電気を発電する者をいう。(電 力系統に電力を流入する自家用発電設備設置者などを含む。) (3)需要者 一般電気事業者,特定規模電気事業者または特定電気事業者から電気の供給を受けている者をい う。 (4)発電設備 発電することを目的に設置する電気工作物のうち電力系統に連系されるものをいう。 (5)需要設備 電気の使用を目的に設置する電気工作物のうち電力系統に接続されるものをいう。 (6)系統アクセス検討 受電側接続検討,供給側接続検討の総称。 (7)送電部門 送変電設備を建設,所有,運転,維持管理し,同設備に連系された発電設備も含めた電力系統全 体の協調的運用およびその計画業務に携わる部門をいう。 (8)系統情報の閲覧 系統連系希望者の希望により,系統連系希望地点付近の状況がわかる系統図を提示(閲覧)する ことをいう。また,系統連系希望者の求めにより,系統連系希望地点との接続先候補となり得る送 変電設備の位置および系統連系希望地点周辺における送変電設備の状況等について説明することを いう。 (9)事前相談 系統連系希望者の希望により,系統アクセス検討申込みに先立ち,発電設備の新増設や契約内容 の変更にあたり,容量面から評価した連系制限の有無等について確認することをいう。 (10)受電側接続検討 当社の送電部門が,発電設備の新増設や契約内容の変更にあたり,供給設備の新たな施設または 変更について検討することをいう。なお,系統連系希望者の設備側に必要な対策の検討も含む。 (11)供給側接続検討 当社の送電部門が,需要設備の新増設や契約内容の変更にあたり,契約の申込みおよび系統連系
希望者の希望により契約の申込み前に供給設備の新たな施設または変更について検討することをい う。なお,系統連系希望者の設備側に必要な対策の検討も含む。 (12)託送供給 接続供給および振替供給の総称。 (13)接続供給 当社が契約者から受電し,当社が維持および運用する供給設備を介して,同時に,その受電した 場所以外の当社の供給地域内の場所において,契約者の特定規模電気事業または特定電気事業の用 に供するための電気の量の変動に応じて,契約者に電気を供給することをいう。 (14)振替供給 当社が,契約者から当社以外の一般電気事業,特定規模電気事業または特定電気事業の用に供す るための電気を受電し,当社が維持および運用する供給設備を介して,同時に,その受電した場所 以外の会社間連系点において,当該契約者に,その受電した電気の量に相当する量の電気を供給す ることをいう。 (15)発電場所 発電者が,一般電気事業,特定規模電気事業または特定電気事業の用に供する電気を発電する場 所をいう。 (16)受電地点 当社が,一般電気事業,特定規模電気事業または特定電気事業の用に供する電気を発電者から受 電する地点をいう。 (17)接続受電電力 接続供給の場合で,受電地点において,当社が契約者から受電する電気の電力をいう。 (18)振替受電電力 振替供給の場合で,受電地点において,当社が契約者から受電する電気の電力をいう。 (19)会社間連系点 当社以外の一般電気事業者等が維持および運用する供給設備と当社が維持および運用する供給設 備との接続点をいう。 (20)供給地点 当社が,託送供給にかかわる電気を契約者に,もしくは電気を需要者に供給する地点をいう。 (21)需要場所 需要者が,契約者から供給された接続供給にかかわる電気を,もしくは当社から供給された電気 を使用する場所をいう。 (22)接続供給電力 供給地点において,当社が需要者に供給する接続供給にかかわる電気の電力をいう。 (23)振替供給電力 供給地点において,当社が契約者に供給する振替供給にかかわる電気の電力をいう。 (24)契約電力 契約上使用できる最大電力(キロワット)をいう。 (25)契約受電電力 契約上使用できる受電地点における受電電力の最大値(キロワット)をいう。
(26)負荷制限 発電設備の脱落時に主として連系された送電線が過負荷となるおそれがあるときは,発電設備の 設置者において自動的に負荷を制限することをいう。 (27)発電抑制 送電線の事故時に健全な送電線が過負荷となるおそれがあるときなどは,必要に応じて過負荷検 出装置または転送遮断装置を設置し,発電設備の出力を抑制または発電設備を系統から解列するこ とをいう。 (28)スーパービジョン 設備の運転情報,遮断器の開閉情報,保護リレーの動作などの情報を遠方へ伝送・表示する装置 のことをいう。 (29)テレメータ 電圧,電流,電力などの計測値を遠方へ伝送・表示する装置のことをいう。 (30)同時同量監視データ収集システム 特定規模電気事業者の発電者,需要者の検針メーターから,30分毎のデータを通信回線(携帯電 話または一般電話回線)によりデータ受信するシステムのことをいう。 (31)同時同量支援システム 同時同量監視データ収集システムによって収集した,当該特定規模電気事業者の需要者データの 30分値を,同時同量達成に寄与するために合理的な間隔で,当該特定規模電気事業者に提供するシ ステムのことをいう。 3.適用範囲 本基準は,系統情報の閲覧,当社が運用する電力系統への,発電者の発電設備の事前相談および系 統アクセス検討,また需要者の需要設備の系統アクセス検討,および当社が運用する電力系統を介し た託送供給などの事前相談および技術検討に係わる業務に適用する。
4.系統情報の閲覧および事前相談の業務運行 (1)業務フロー図 系統情報の閲覧および事前相談の標準的な業務フローを図4-1に示す。 図4-1 系統情報の閲覧および事前相談の標準的な業務フロー図 系統情報の閲覧 事前相談 申 込 者 当 社 窓 口 送 電 部 門 窓 口 検 討 個 所 (2)申込み窓口 a.系統情報の閲覧の申込み窓口 系統情報の閲覧の申込み窓口は,表4-1のとおり。 表4-1 系統情報の閲覧の申込み窓口 申込者 送電部門窓口 当社以外の電気事業者 本店 電力システム部 ネットワークサービスセンター 支店 電力流通本部 (設備計画) 供給先未定の閲覧希望者 当社への供給を希望する発電者 当社の発電部門 ・ 閲 覧 申 込 み ・ 受 付 ・ 説 明 ・ 閲 覧 ・ 依 頼 票 提 出 ・ 受 付 ・ 受 付 事 前 相 談 検 討 ・ 回 答 票 作 成 ・ 回 答 票 送 付 ・ 回 答 票 受 領
b.事前相談の申込み窓口 事前相談の申込み窓口は,表4-2のとおり。 表4-2 事前相談の申込み窓口 申込者 送電部門窓口 当社窓口 発 電 者 当社以外の電気事業者 154kV以上 電力システム部(系統計画) 154kV未満 支店 電力流通本部(設備計画) 電力システム部 ネットワークサービスセンター 供給先未定の発電者 当社への供給を希望する発電者 営業部門(営業所・支店) 当社の発電部門 電力システム部 (系統計画) - (3)系統情報の閲覧 a.系統情報の閲覧の申込み 系統情報の閲覧を希望する申込者は,所定の様式により,閲覧の申込みを行う。 b.系統情報の閲覧の申込みに必要な情報 申込者は,次の事項を明らかにして,所定の様式により,系統情報の閲覧の申込みを行う。 (a) 系統情報の閲覧に必要な申込者の情報 提出を求める情報 提出を求める理由 備 考 ① 申込者の名称,連絡先 申込者の名称 申込者情報の管理のため 連絡先 連絡のため必要な基本事項 ②希望連系地点 資料準備のため ③閲覧の目的 目的を確認するため ④免許証等の写し 閲覧者の確認のため c.閲覧可能な系統情報および説明可能な内容 系統情報のうち,閲覧可能な系統情報および説明可能な内容は,以下とする。 (a) 閲覧可能な系統情報 ① 送電線経過図(第三者情報を除く) (b) 説明可能な内容 ① 送電線の名称,電圧階級,回線数等 (4)事前相談 a.事前相談の申込み 事前相談を希望する申込者は,所定の依頼票により,事前相談の申込みを行う。 b.事前相談の申込みに必要な情報 申込者は,次の事項を明らかにして,所定の依頼票により,事前相談の申込みを行う。
(a) 事前相談に必要な申込者の情報 提出を求める情報 提出を求める理由 備 考 ① 申込者の名称,連絡先 申込者の名称 事前相談結果の管理のため 連絡先 連絡のため必要な基本事項 ②発電場所および連系条件 発電設備設設置場所の住所 直線距離計測のため 発電設備の種類 連系制限有無確認のため 発電設備容量 同 上 最大受電電力 同 上 希望連系点 直線距離計測のため 希望受電電圧 連系制限有無確認のため 発電設備設置場所の位置図 (5万分の1程度) 直線距離計測のため c.検討期間および検討料 検討結果の回答は,原則として,事前相談の申込みを受付けてから1ヶ月以内に行う。ただし, 1ヶ月を待たずに検討が終了する場合には,検討終了後速やかに回答を行う。また,1ヶ月を超 える場合は,理由,進捗状況および今後の見込みを申込者に説明する。 事前相談については検討料を申し受けない。 d.回答内容 確認結果は,申込者に以下の項目を回答する。 (a) 154kV以上の回答内容 ① 容量面から評価した連系制限の有無 ② 電源線敷設に対して,標準化された単価・工期の目安 ③ 電源線敷設に対して,発電設備設置場所から連系点までの直線距離 (b) 154kV未満の回答内容 ① 容量面から評価した連系制限の有無 ② 電源線敷設に対して,発電設備設置場所から連系点までの直線距離
5.系統アクセス検討の業務運行 (1)業務フロー図 系統アクセス検討の標準的な業務フローを図5-1,契約申込みおよび契約・工事実施の標準的 な業務フローを図5-2に示す。 図5-1 系統アクセス検討の標準的な業務フロー図 系統アクセス検討 系 統 連 系 希 望 者 当 社 窓 口 送 電 部 門 窓 口 検 討 個 所 ※1:当社窓口の要請により,検討個所が対応する場合がある。また,書類確認と平行して実施 する場合もある。なお,事前協議により,申込書の記載内容に修正が必要となった場合は, ※2のフローにより申込書を修正する。 ※2:※2:内は申込書の記載内容に不備があるなど,系統アクセス検討に必要な情報に不足が ある場合のフローとなる。(原則7営業日以内に修正依頼を行う) ※3:送電部門窓口が書類確認を完了した日を受付とし,検討期間の開始日とする。 ・ 申 込 書 提 出 ・ 申 込 書 修 正 ・ 修 正 依 頼 ・ 受 取 ・ 確 認 依 頼 ・ 受 付 確 認 ・ 書 類 確 認 ・ 書 類 確 認 完 了 ・ 検 討 依 頼 系 統 ア ク セ ス 検 討 ・ 回 答 書 作 成 ・ 回 答 書 送 付 ・ 回 答 書 受 領 ・ 事 前 協 議 ( 設 備 分 界 個 所 等 の 確 認 ) ※2 ・ 修 正 依 頼 ・ 受 付 連 絡 ※1 ・ 検 討 料 請 求 ・ 入 金 ・ 入 金 確 認 ・ 請 求 確 認 ・ 入 金 確 認 ※3
図5-2 契約申込みおよび契約・工事実施の標準的な業務フロー図 契約申込み 契約・工事実施 系 統 連 系 希 望 者 当 社 窓 口 送 電 部 門 窓 口 検 討 個 所 ※1:系統連系希望者が「当社以外の電気事業者」の場合は『接続あるいは振替供給契約』,「当 社の発電部門」,「当社への供給を希望する発電者」の場合は『系統連系の申込み』とな る。 ※2: 内は契約申込書の記載内容に不備があるなど,系統アクセス検討に必要な情報に不 足がある場合のフローとなる。 ※3:送電部門窓口では,書類確認完了の日を管理する。 ※4:系統連系希望者が「当社の発電部門」の場合は,系統運用に関わる基準の適用とする。 また,「系統連系計画の決定」を契約書締結に代える。 ・ 契 約 申 込 書 ・ 工 事 費 負 担 金 契 約 の 締 結 ・ 契 約 書 な ど の 締 結 ・ 系 統 連 系 の 開 始 ※1 ※4 ・ 受 取 ・ 工 事 の 実 施 ・ 申 込 書 修 正 ・ 修 正 依 頼 ・ 確 認 依 頼 ・ 受 付 連 絡 ・ 受 付 確 認 ・ 書 類 確 認 ・ 修 正 依 頼 ・ 書 類 確 認 完 了 ・ 検 討 依 頼 系 統 ア ク セ ス 検 討 ・ 回 答 書 ・ 承 諾 ・ 負 担 金 提 示 ・ 承 諾 の 受 領 ・ 負 担 金 確 認 ・ 工 事 実 施 依 頼 ※3 ※2
(2)申込み窓口 a.系統アクセス検討の申込み窓口 系統アクセス検討の申込み窓口は,表5-1のとおり。 表5-1 系統アクセス検討の申込み窓口 系統連系希望者 送電部門窓口 当社窓口 発 電 者 当社以外の電気事業者 電力システム部 (系統計画) 電力システム部 ネットワークサービスセンター 供給先未定の発電者 当社への供給を希望する発電者 営業部門(営業所・支店) 当社の発電部門 - 需 要 者 供 給 元 当社以外の電気事業者 電力システム部 ネットワークサービスセンター 未決定 当社 自家用発電設備なし 支店電力流通本部 (設備計画) 営業部門(営業所・支店) 自家用発電設備あり 支店電力流通本部 (設備計画) b.契約の申込み窓口 契約の申込み窓口は,表5-2のとおり。 表5-2 契約の申込み窓口 系統連系希望者 送電部門窓口 当社窓口 発 電 者 当社以外の電気事業者 電力システム部 ネットワークサービスセンター 供給先未定の発電者※1 当社への供給を希望する発電者 電力システム部 ネットワークサービスセンター 営業部門(営業所・支店) 当社の発電部門 - 需 要 者 供 給 元 当社以外の電気事業者 電力システム部 ネットワークサービスセンター 未決定※2 当 社 支店電力流通本部 (設備計画) 営業部門(営業所・支店) ※1:「系統連系申込書」に限る(本契約は供給先決定後に別途申込み) ※2:「供給準備に関する申込書」に限る(本契約は供給元決定後に別途申込み) (3)契約申込みに先立ち行う系統アクセス検討 当社電力系統に発電設備および需要設備の連系を希望する申込者は,契約の申込みに先立ち,次 の手続きにより系統アクセス検討を行う。ただし,需要設備のみを連系する契約の申込みに先立ち 行う系統アクセス検討は,申込者が希望する場合に行う。 また,受電地点が会社間連系点の場合または他の託送供給契約および当社との売電契約(余剰含 む)等により,既に連系されている連系設備に変更がなく,受電電力の最大値および最小値に変更 がない場合については,系統アクセス検討を省略する場合がある。
a.系統アクセス検討の申込み 当社電力系統に発電設備および需要設備の連系を希望する申込者は,契約の申込みに先立ち,所 定の申込書により,系統アクセス検討の申込みを行う。ただし,需要設備のみを連系する契約の申 込みに先立ち行う系統アクセス検討は,申込者が希望する場合に行う。 系統アクセス検討は,発電者から電気を受電,あるいは需要者に電気を供給するにあたり,アク セス設備の新たな施設または変更についての検討を行うものである。 なお,系統アクセス検討の申込み受付は,送電部門窓口が,検討に必要な情報などの書類確認を 完了かつ検討料の入金確認をした時点とする。 b.系統アクセス検討の申込みに必要な情報 申込者は,次の事項を明らかにして,所定の様式により,系統アクセス検討の申込みを行う。 (a) 受電側接続検討に必要な発電設備の情報 提出を求める情報 提出を求める理由 備 考 ① 申込者の名称,連絡先 申込者の名称 接続検討結果の管理のため 連絡先 連絡のため必要な基本事項 ② 代表申込者の名称,連絡先(申込者が複数の場合) 代表申込者の名称 接続検討結果の管理のため 連絡先 連絡のため必要な基本事項 ③ 発電者の名称,発電場所および受電地点 発電者の名称 接続検討の管理のため 発電場所の所在地および名称 ア ク セ ス 設 備 の ル ー ト 選 定 に お いて発電場所を特定するため 受電地点 アクセス設備(送電線ルート, 引き込み)の検討のため 地形図(5万分の1程度) アクセス設備のルート選定, 設備形態の検討のため 敷地平面図・設備レイアウト 同 上 受電室の平面図 計器箱の設置個所検討のため ④ 発電設備が当社の供給区域外にある 場合には,託送供給に必要となる当 社以外の一般電気事業者との振替供 給契約の内容または申込内容 潮流検討のため ⑤ 発電設備の発電方式,発電出力,発電機の詳細仕様,昇圧用変圧 器の諸定数および系統安定上必要な仕様 発電設備の概要 (定格出力,台数,種類) 発電設備の詳細項目との突き 合わせのため 電力系統への連系状況 同 上 単線結線図 安定度検討,技術要件適合確 認のため 負荷設備,受電設備, 保護回路を含む インピーダンス図 同 上
提出を求める情報 提出を求める理由 備 考 発 電 設 備 全 般 発電機の種類 (同期発電機,誘導発電機) 安定度検討のため 既設・新増設の別 既 設 ・ 新 増 設 の 別 に よ っ て 提 出 デ ー タ の 種 類 を 判 断 す る た め 原動機の種類 安定度検討のため 台数 短絡・地絡電流検討,安定度 検討,電圧検討のため メーカー・型式 設置機器の仕様確認のため 電気方式 技術要件適合確認のため 定格電圧 短絡・地絡電流検討,安定度 検討,電圧検討のため 定格容量 同 上 定格出力 潮流検討,安定度検討のため 力率(定格) 技術要件適合確認,電圧検討のため 力率(運転可能範囲) 同 上 定格周波数 技術要件適合確認のため 相 数 同 上 極 数 安定度検討のため 制動巻線の有無 同 上 連続運転可能周波数の範囲 技術要件適合確認のため 運転可能周波数 同 上 励磁方式 安定度検討のため 系統安定化装置(PSS)の有無 同 上 自 動 電 圧 調 整 装 置 (AVR) ブロック図 安定度検討,電圧変動検討の ため 逆変換装置を使用する場 合の種類 技術要件適合確認のため 系統並解列個所 同 上 自動同期検定装置(機能) の有無 技術要件適合確認,電圧変動 検討のため 事故時運転継続(FRT)要 件適用の有無 同 上 同 期 発 電 機 出力変化範囲・変化速度 発電機運転制御装置の要否確 認のため 連続運転可能端子電圧 短絡・地絡電流検討,安定度 検討,電圧検討のため 発電機の飽和特性 同 上 調速機(ガバナ)のブロック図 安定度検討のため
同 期 発 電 機 直軸過渡リアクタンス 安定度検討のため 直軸初期過渡リアクタンス 安定度 検討,短絡・地 絡電流 検討のため 直軸同期リアクタンス 安定度検討のため 横軸過渡リアクタンス 同 上 横軸初期過渡リアクタンス 同 上 横軸同期リアクタンス 同 上 電機子漏れリアクタンス 同 上 単位慣性定数 同 上 直軸開路過渡時定数 同 上 直軸開路初期過渡時定数 同 上 横軸開路過渡時定数 同 上 横軸開路初期過渡時定数 同 上 電機子時定数 同 上 逆相リアクタンス 同 上 零相リアクタンス 同 上 慣性定数 同 上 励磁系頂上電圧 同 上 誘 導 発 電 機 拘束リアクタンス 短絡・ 地絡電流検討, 電圧変 動検討のため 限流リアクトル容量 同 上 ソフトスタート機能の有無 同 上 ソフトスタートによる 突入電流制限値 同 上 始動電流 同 上 二 次 励 磁 巻 線 形 誘 導 機 力率調整範囲 技術要件適合確認のため 拘束リアクタンス 同 上 二次励磁装置の種類 同 上 高調波電流歪率 電力品質影響確認のため 逆 変 換 装 置 出力変化範囲 発電機運転制御装置の要否確 認のため 自動電圧調整機能 電圧変動検討のため 過電流制限値 故障電流確認のため 主開路方式 電圧変動対策検討のため
提出を求める情報 提出を求める理由 備 考 逆 変 換 装 置 出力制御方式 電圧変動検討のため 高調波電流歪率 電力品質影響確認のため 昇 圧 用 変 圧 器 メーカー・型式 設置機器の仕様確認のため 定格電圧 安定度検討,短絡・地絡電流 検討,電圧検討のため 定格容量 同 上 結線法 同 上 インピーダンス 安定度検討,短絡・地絡電流 検討,電圧変動検討,保護方 式検討のため 変圧器励磁特性 電圧変動検討のため 必 要 に よ り 提 出 を求める 無電圧タップ切替器の有無 (タップ点数,電圧調整範囲) 電圧検討,安定度検討,短絡・ 地絡電流検討のため 負荷時タップ切替器の有無 (タップ点数,電圧調整範囲) 同 上 ⑥連系設備の詳細仕様 連 系 用 遮 断 器 メーカー・型式 設置機器の仕様確認のため 定格電圧 技術要件適合確認のため 定格電流 同 上 定格遮断電流 同 上 定格遮断時間 同 上 操作方法(三相一括操作 または各相操作) 同 上 連 系 用 変 圧 器 メーカー・型式 設置機器の仕様確認のため 定格電圧 安定度検討,短絡・地絡電流 検討,電圧検討のため 定格容量 同 上 結線法 同 上 インピーダンス 安定度検討,短絡・地絡電流 検討,電圧変動検討,保護方 式検討のため 変圧器励磁特性 電圧変動検討のため 無電圧タップ切替器の有無 (タップ点数,電圧調整範囲) 電圧検討,安定度検討,短絡・ 地絡電流検討のため 負荷時タップ切替器の有無 (タップ点数,電圧調整範囲) 同 上 中性点接地方式 短絡・地絡電流検討,保護方 式検討のため
提出を求める情報 提出を求める理由 備 考 ⑦ 受電電力の最大値および最小値 潮流検討,安定度検討のため ⑧ 受電地点における受電電圧 ア ク セ ス 設 備 の 電 圧 階 級 選 定,ルート選定において考慮 するため ⑨ 発電場所における負荷設備および受電設備 負 荷 設 備 自家消費の最大・最小お よび力率 潮流検討のため 特 殊 設 備 高調波発生源の有無 高調波抑制対策確認のため 高調波に関する資料 同 上 受 電 用 変 圧 器 メーカー・型式 設置機器の仕様確認のため 定格電圧 安定度検討,短絡・地絡電流 検討,電圧検討のため 定格容量 同 上 結線法 同 上 インピーダンス 安定度検討,短絡・地絡電流 検討,電圧変動検討,保護方 式検討のため 変圧器励磁特性 電圧変動検討のため 必 要 に よ り 提 出 を求める 調 相 設 備 種類 電圧無効電力面の検討のため 負 荷 設 備 の 力 率 に 調 相 設 備 を 含 む場合は不要 電圧別容量 (特高・高圧・低圧) 同 上 同 上 合計容量 同 上 同 上 自動力率制御装置の有無 同 上 同 上 ⑩ 保護装置 発電機保護 (器具番号,種類,遮断個所) 保護協調,保護装置などの適 合確認のため 連系系統保護 (器具番号,種類,遮断個所) 同 上 単独運転防止 (器具番号,種類,遮断個所) 同 上 構内保護 (器具番号,種類,遮断個所) 同 上 保護ブロック図 同 上 再閉路方式 同 上 ⑪ 受 電 地 点 に お け る 予 備 送 電 サ ー ビ ス ま た は 予 備 電 力 の 希 望 の 有 無 お よ び 希 望 す る 予 備 送 電 サ ー ビスまたは予備電力の種別 アクセス設備の検討のため
提出を求める情報 提出を求める理由 備 考 ⑫工事工程表 設置機器との接続時期確認の ため ⑬ 供給開始希望日 供給開始希望日 技術検討年次断面の決定のため アクセス設備の運開希望日 送変電設備工事工期確保の確 認のため ⑭ アクセス設備の希望回線数 (常時・予備) アクセス設備の回線数決定の ため ⑮ 取引用計器に関する資料 計量電圧に関する資料 技術要件適合確認のため 計器諸元に関する資料 同 上 変成器諸元に関する資料 同 上 取引用VCT取り合い図 VCT設計のため ⑯ 振替供給の場合に必要な情報 振替供給の種類(中継振替ま たは地内振替) 潮流検討のため 振替供給する電気の供給先た る電気事業者の名称および供 給地点 同 上 振替供給契約希望期間 地域間連系線潮流管理のため なお,受電地点が会社間連系点の場合等において,検討を省略する場合は,①,②,④,⑬, ⑯以外の提出は省略できる。 申込者が受電側接続検討の申込時に,詳細な発電機仕様の決定に至っていない場合など,情報 項目⑤,⑥,⑫,⑮の提出が困難な場合は,代替定数の使用などを発電者と協議の上,検討方法 を決定する。この場合,契約申込み時に,設計値または実機データなどの諸定数で検討結果を再 確認する必要があり,定数の変更により検討結果も変わる場合もあるため,その取扱いについて 申込者と確認する。 (b) 供給側接続検討に必要な需要設備の情報 提出を求める情報 提出を求める理由 備 考 ① 需要者の名称,需要場所および供給地点 需要者の名称 接続検討の管理のため 需要場所の所在地 ア ク セ ス 設 備 の ル ー ト 選 定 に お いて需要場所を特定するため 供給地点 アクセス設備(送電線ルート, 引き込み)の検討のため 敷地平面図・設備レイアウト アクセス設備のルート選定, 設備形態の検討のため ② 供給地点における供給電圧 アクセス設備の電圧階級選定,ル ート選定において考慮するため
提出を求める情報 提出を求める理由 備 考 ③ 供 給 地 点 に お け る 予 備 送 電 サ ー ビ ス ま た は 予 備 電 力 の 希 望 の 有 無 お よ び 希 望 す る 予 備 送 電 サ ー ビスまたは予備電力の種別 アクセス設備の検討のため ④ 契約電力 潮流検討のため ⑤ 供給開始希望日 技術検討年次断面の決定のため ⑥ 申込者の名称,連絡先 申込者の名称 接続検討結果の管理のため 代表申込者の名称 同 上 連絡先 連絡のため必要な基本事項 供給側接続検討を申込む場合,申込者への情報開示に係る需要者の承諾書(所定の様式による) もあわせて提出する。 需要者側に発電設備(非常用で系統に接続しないものを除く)がある場合は,発電設備が技術 要件に適合しているかどうかを確認するため,(a)受電側接続検討に必要な発電設備の情報に準 じた情報を提出する。 c.検討期間および検討料 (a) 発電者 受電側接続検討結果の回答は,原則として,受電側接続検討の申込みを受付け,検討に必要な 情報などの書類確認が完了してから3ヶ月以内に行う。ただし,3ヶ月を待たずに受電側接続検 討が終了する場合には,検討終了後速やかに回答を行う。また,3ヶ月を超える場合は,理由, 進捗状況および今後の見込みを申込者に説明する。 なお,検討期間中において,検討に必要な情報の不足などにより,検討ができないことが判明 した場合,発電者に不足している情報の提出を求めるものとし,提出を求めた日から検討に必要 な情報が提出される日は,検討期間に含めないものとする。 検討料は,原則として,1受電地点1検討につき20万円に消費税等相当額を加えた金額とす る。ただし,受電地点が会社間連系点の場合など,受電側接続検討が生じないときには,検討料 は不要とする。受電側接続検討にあたり,とくに多額の費用を要する場合など,上記検討料によ ることが適当でないときには,受電側接続検討に要した費用の実費に消費税等相当額を加えた金 額を検討料とする。この場合は,その理由を申込者に説明する。 (b) 需要者 供給側接続検討結果の回答は,アクセス工事の要否および工事が必要な場合の当該工事の種別 について,原則として2週間以内に回答する。ただし,申込者の希望により工事概要や工事費負 担金の算出などを検討する場合は,(a) 発電者に準じた検討期間を要する場合がある。その他, 2週間を超える場合は,理由を申込者に説明する。 需要者側に発電設備(非常用で系統に接続しないものを除く)がある場合は,(a)発電者に準 じる。 需要者の供給側接続検討については検討料を申し受けない。
d.回答内容 検討結果は,申込者に以下の項目を原則として文書により回答する。 (a) 受電側の回答内容 ① 系統アクセス工事の概要(必要に応じ工事概要図等) ② 技術検討の結果(電圧,潮流,安定度,短絡容量,発電設備の技術要件ほか) ③ 概算工事費および算定根拠 ④ 工事費負担金概算(内訳を含む)および算定根拠 ⑤ 所要工期 ⑥ 発電者側に必要な対策 ⑦ 前提条件 ⑧ 運用上の制約 (b) 供給側の回答内容 ① アクセス工事の要否および工事が必要な場合の当該工事の種別 需要者側に発電設備(非常用で系統に接続しないものを除く)がある場合は,発電設備の連系 に必要な対策についても回答する。 《申込者が希望する場合》 ② 系統アクセス工事概要(必要に応じ工事概要図等) ③ 工事費負担金概算額(内訳を含む)および算定根拠 ④ 所要工期 (4)契約の申込み a.契約の申込み 契約者は,系統アクセス検討の検討結果を承認した上で,契約を希望する場合には,次の事項を 明らかにして,所定の申込書により,契約の申込みを行う。なお,託送供給に関する申込みの場合, 『託送供給約款』の(契約の要件)に定める発電者および需要者の契約者に対する承諾書 (注) の写 しもあわせて提出する。 (注)契約者が,発電者および需要者に『託送供給約款』における発電者および需要者に関する事 項を遵守させ,かつ,発電者および需要者がそれぞれに『託送供給約款』における発電者お よび需要者に関する事項を遵守する旨の承諾をする文書をいう。 契約の申込みに必要な発電設備の情報は,系統アクセス検討時に必要な情報に準じる。契約申込 みに先立ち行う系統アクセス検討において,発電機の諸定数に代替定数などを使用した場合には, 設計値または実機データなどの諸定数を提出する。なお,発電機の諸定数を含め,契約申込みの内 容が,契約申込みに先立ち行う系統アクセス検討時の内容から大幅に異なる場合は,再度,契約申 込みに先立ち行う系統アクセス検討を行うこととし,契約の申込みを受付けない場合がある。 また,契約申込みに必要な需要設備の情報は,次のとおりとし当社所定の様式により提出する。
(a) 供給側の契約申込みに必要な需要設備の情報 提出を求める情報 提出を求める理由 備 考 ① 需要者の名称,需要場所および供給地点 需要者の名称 接続検討の管理のため 需要場所の所在地 ア ク セ ス 設 備 の ル ー ト 選 定 に お いて需要場所を特定するため 供給地点 アクセス設備(送電線ルート, 引き込み)の検討のため 敷地平面図・設備レイアウト アクセス設備のルート選定, 設備形態の検討のため ② 供給地点における供給電圧 ア ク セ ス 設 備 の 電 圧 階 級 選 定,ルート選定において考慮 するため ③ 需要場所における負荷設備および受電設備 単線結線図 技術要件適合確認のため ・保護回路を含む ・ 発 電 設 備 が あ る 場 合はこれを含む 負 荷 設 備 合計容量 潮流検討のため 総合負荷力率 電圧検討のため 特 殊 設 備 高調波発生源の有無 高調波抑制対策確認のため 高調波に関する資料 同 上 電圧フリッカ発生源の有無 電圧フリッカ対策の検討のため 電圧フリッカに関する資料 同 上 受 電 用 変 圧 器 定格電圧 短絡・地絡電流検討,電圧検 討のため 定格容量 同 上 インピーダンス 短絡・地絡電流検討,電圧変 動検討,保護方式検討のため 変圧器励磁特性 電圧変動検討のため 必 要 に よ り 提 出 を求める 調 相 設 備 種類 電圧無効電力面の検討のため 「総合負荷力率」 に 調 相 設 備 を 含 む場合は不要 電圧別容量 (特高・高圧・低圧) 同 上 同 上 合計容量 同 上 同 上 保 護 装 置 発電機保護 (器具番号 ,種類,遮断 個所) 保護協調,保護装置などの適 合確認のため 発 電 設 備 が あ る 場合に提出 連系系統保護 (器具番号 ,種類,遮断 個所) 同 上
提出を求める情報 提出を求める理由 備 考 保 護 装 置 単独運転防止 (器具番号 ,種類,遮断 個所) 同 上 発 電 設 備 が あ る 場合に提出 構内保護 (器具番号 ,種類,遮断 個所) 同 上 ④ 供 給 地 点 に お け る 予 備 送 電 サ ー ビ ス ま た は 予 備 電 力 の 希 望 の 有 無 お よ び 希 望 す る 予 備 送 電 サ ー ビスまたは予備電力の種別 アクセス設備の検討のため ⑤ 契約電力 潮流検討のため ⑥ 希望する契約種別 同 上 ⑦ 接続・振替受電電力の計画値および 接続・振替供給電力の計画値 同 上 託 送 供 給 に 関 す る場合提出 ⑧ 連絡体制 技術要件適合確認のため ⑨ 供給開始希望日 供給開始希望日 技術検討年次断面の決定のため アクセス設備の運開希望日 送変電設備工事工期確保の確 認のため ⑩ 回線数(常時・予備) アクセス設備の回線数決定の ため ⑪ 申込者の名称,連絡先 申込者の名称 接続検討結果の管理のため 代表申込者の名称 同 上 連絡先 連絡のため必要な基本事項 需要者側に発電設備(非常用で系統に接続しないものを除く)がある場合は,発電設備の情報 についても提出する。 b.契約申込み時に行う系統アクセス検討 契約の申込み受付後,系統アクセス検討を行う。検討終了後速やかに契約者に回答を行う。なお, 受電側接続検討については,契約申込みの内容が,契約申込みに先立ち行う系統アクセス検討時の 内容と変更がなく,また,系統状況に変更ない場合には,省略することがある。 検討期間は,受電側接続検討の検討期間に準じる。 検討結果は,契約者に契約の申込みに先立ち行う系統アクセス検討の回答内容に準じ回答する。 ただし,供給側接続検討の回答内容は,以下のとおりとする。 (a) 供給側接続検討の回答内容 ① 系統アクセス工事の概要(必要に応じ工事概要図等) ② 技術検討の結果(電圧,潮流ほか) ③ 工事費負担金概算(内訳を含む)および算定根拠 ④ 所要工期 ⑤ 需要者側に必要な対策 ⑥ 前提条件
⑦ 運用上の制約 需要者側に発電設備(非常用で系統に連系しない設備を除く)がある場合は,発電設備の連系に 必要な対策についても回答する。 c.契約申込みの承諾 契約者が当社からの系統アクセス検討結果を承認し,特段の事情がなければ,当社は供給承諾書 を作成し,契約者に送付する。なお,託送供給に関する場合は,承諾書を作成し,契約者に送付す る。 供給承諾後,供給準備,その他必要な手続きを進める。 d.需要者側の準備期間 接続供給に関する需要者で,当社供給設備の新設または増強工事が必要ない場合,当社で申込書 類を確認終了後,接続供給を承諾し接続供給開始までの標準的な期間は,表5-3のとおりとする。 表5-3 需要者の標準的な準備期間 工事内容 特別高圧 計量器 工事不要 通信端末 工事不要 2週間 通信端末 取付工事 6週間 計量器取替工事 +通信端末取付工事 3ケ月 計量器・VCT取替工事 +通信端末取付工事 7ケ月 通信端末は,無線によるデータ授受を標準とする。ただし,申込み地域,計器の取付場所によっ ては,無線を使用することができず,電気通信事業者による回線の引込み工事が発生する場合には, 同時同量支援システムによるデータ提供が標準工期より遅れる場合がある。 e.工事費負担金契約の締結 アクセス工事の開始にあたり,契約者と工事費に関する必要な事項について契約書を作成する。 工事費負担金は,原則として工事着手前に申し受け,著しい差異が生じた場合は,工事終了後に過 不足分を精算する。 f.契約書の作成 供給開始前に,供給に関する必要な事項について協議が整った後,契約者との間で契約書を作成 する。 (5)給電申合書などの締結 系統運用上必要な事項について,当社と発電者,需要者間で給電申合書を締結する。また,その 他必要な事項(連絡体制,設備保守区分など)がある場合には確認書などを締結する。 (6)系統連系の開始 供給準備その他必要な手続きが整った後,速やかに系統連系を開始する。 天候,用地交渉,停電交渉などの事情による止むを得ない理由によって,あらかじめ定めた供給 開始日などに系統連系ができないことが明らかになった場合には,その理由を契約者に知らせ,改 めて契約者と協議の上,供給開始日などを定めて系統連系を開始する。
6.系統アクセス検討の基本的考え方 限られた期間内での検討となるため,アクセス設備については,実現性を加味し,最も効率的かつ 経済的と判断される送電線ルートなどを選定し『系統計画作成基準』に基づき検討を行う。 (1)系統条件 アクセス検討の対象とする系統は,最新の供給計画等に基づいたものとする。 検討に織り込む発電設備は,供給計画に計上済であり,送電方法が具体的に定まっている発電設 備と,契約の申込みが承諾された発電設備とする。 (2)検討断面 検討断面は,検討対象となる発電設備の系統連系予定日以降,重負荷時,軽負荷時のうち最も厳 しくなる断面とするが,検討内容に応じて複数断面を考慮する。 受電電力(逆潮)の最大値は,系統アクセス検討申込みの「受電電力の最大値」とする。 複数の発電機が連系する場合,各発電機の出力配分によって,電圧,系統安定度などに問題が生 じる場合もあるため,発電機の部分停止,出力配分の変更など厳しい断面を考慮し検討する。 (3)受電電圧・供給電圧 a.受電電圧 受電電圧は,会社間連系点を受電地点とする場合を除き,発電場所における発電設備の最大出力 および受電地点における契約受電電力(発電場所における発電設備,受電設備および負荷設備など を基準として,契約者と当社との協議により受電地点ごとに定める。)等の連系規模に応じて,表 6-1のとおりとする。 表6-1 連系規模ごとの受電電圧 連系規模 標準電圧 2,000kW 未満 6kV 2,000kW以上 10,000kW未満 30kV 10,000kW以上 50,000kW未満 60kV 50,000kW以上 140kV b.供給電圧 供給電圧は,会社間連系点を供給地点とする場合を除き,供給地点における契約電力などの連系 規模に応じて,表6-2とおりとする。 表6-2 連系規模ごとの供給電圧 連系規模 標準電圧 2,000kW 未満 6kV 2,000kW以上 10,000kW未満 30kV 10,000kW以上 50,000kW未満 60kV 50,000kW以上 140kV
受電電圧については発電者に,供給電圧については需要者に特別の事情がある場合または当社の 供給設備の都合でやむをえない場合には,aまたはbに定める当該標準電圧より上位または下位の 電圧で,受電または供給することがある。 (4)回線数 アクセス送電線の回線数は,1回線もしくは,発電者および需要者が予備供給設備を希望する場 合は2回線を原則とする。ただし,当該アクセス送電線の1回線事故時に,当社電力系統に大きな 影響が発生する場合は,2回線併用受電とすることがある。 (5)設備規模 アクセス設備は原則として,熱容量,電圧降下,安定度,短絡・地絡電流などを考慮し,契約電 力,契約受電電力を送電可能な必要最小限の規模とするが,将来計画などを考慮し,協議により決 定することがある。 (6)送電線の種類 送電線は,原則として架空送電線とする。ただし,次の事項に該当する場合に地中送電線を採用 することがある。 ⅰ.架空送電線の建設が法規上の制限(市街地施設制限など)により不可能な場合。 ⅱ.地域環境との調和,経済性などの面から,架空送電線より総合的に有利な場合。 (7)工事費の算出 受電・供給側接続検討における設計,工事費の積算および工期については,できる限り精度を高 める。 限られた期間内での検討であるため,実際の工事実施時の詳細設計段階で変更となることはやむ を得ないことから,変動要因があればその旨を予め申込者あるいは契約者に説明する。 7.発電設備の系統連系技術要件 発電設備を当社の電力系統に連系することを可能とするために必要となる技術要件を以下に示す。 なお,風力発電設備および太陽光発電設備などの導入拡大に伴い,連系条件を付する場合は,本技術 要件以外に別途定める技術要件を合わせて適用する。また,需要者側に発電設備を設置する場合は, 逆潮流の有無に関わらず,本技術要件を適用する。 (1)電気方式 発電設備の電気方式は,当社の電力系統の電気方式と同一の交流50Hz3相3線式とする。また, 電圧は系統電圧と同一とする。 なお,新潟県佐渡市については交流60Hz 3相3線式とする。 (2)発電機定数 連系系統,電圧階級によっては,安定運転対策や短絡・地絡電流抑制対策などの面から,発電設 備の同期リアクタンスなどの値を指定する場合がある。 なお,当社の既設発電機の主な定数を,表7-1に示す。
表7-1 既設発電機の主な定数 発 電 機 定 数 既設火力機の定数 直軸過渡リアクタンス(Xd’) ※22~33[%](不飽和値) 直軸初期過渡リアクタンス(Xd”) ※14~27[%](不飽和値) 直軸同期リアクタンス(Xd) ※150~170[%] 直軸開路時定数(Tdo’) 5.0~13.0[SEC] 直軸開路初期時定数(Tdo”) 0.02~0.10[SEC] 慣性定数(発電機+タービンの値)(M) 6.0~10.0[MW・SEC/MVA] ※発電機定格容量ベース (3)力率 発電設備の発電機定格力率は,連系する系統の電圧を適切に維持するため,原則として当社設備 並みの遅れ 90%~進み95%とする。 また必要に応じ,発電設備の送電線引込み口の力率,電圧や無効電力の調整スケジュールを設定 し,これに沿った運転をする場合がある。 (4)運転可能周波数 当 社 設 備 の 周 波 数 維 持 ・ 制 御 方 式 と 協 調 し た 運 転 可 能 周 波 数 範 囲 と す る た め , 48.5Hz を 超 え 50.5Hz 以下の周波数範囲で連続運転可能な発電設備とする。また,周波数低下時の運転継続は, 48.5Hz で10分以上,48.0Hzで1分以上とする。 なお,新潟県佐渡市については標準周波数が 60Hz であるため,別途協議する。 (5)電力品質対策 発電設備を電力系統へ連系することにより,電圧変動および高調波電流などの特異現象が過大に なると,電力系統ならびに他の需要者の各種機器に対し,過熱焼損,振動を与え,その正常動作に 影響を及ぼす他,他者の電気工作物に支障を及ぼすため,適切な防止対策を実施する。 a.電圧変動 (a)常時の電圧変動 発電設備の連系により,電力系統の電圧変動率が以下の許容上限値を逸脱するおそれがある場 合には,発電者において自動的に電圧を調整するものとする。 電圧変動率(△V=電圧変動量/常時電圧)の最大値:2%以下 (b)発電機並列時の瞬時電圧変動 同期発電機を用いる場合には,制動巻線付きのもの(制動巻線を有しているものと同等以上の 乱調防止効果を有する制動巻線付きでない同期発電機を含む。)とするとともに自動同期検定装 置を設置するものとする。 また,誘導発電機を用いる場合であって,並列時の瞬時電圧低下により電力系統の電圧変動が 許容上限値(電圧変動率で2%以下)を逸脱するおそれがあるときは,発電者において限流リア クトルなどを設置するものとする。なお,これにより対応できない場合には,同期発電機を用い るものとする。 自励式の逆変換装置を用いる場合には,自動的に同期が取れる機能を有するものを用いるもの とする。
また,他励式の逆変換装置を用いる場合であって,並列時の瞬時電圧低下により電力系統の電 圧変動が許容上限値(電圧変動率で2%以下)を逸脱するおそれがあるときは,発電者において 限流リアクトルなどを設置するものとする。なお,これにより対応できない場合には,自励式の 逆変換装置を用いるものとする。 (c)連系用変圧器の突入電流による瞬時電圧変動 連系用変圧器を加圧する場合の励磁突入電流により,著しい瞬時電圧低下が発生するおそれが ある場合は,発電者において必要な対策を行う。 b.その他電力品質 その他電力品質対策については,「8.需要設備の系統連系技術要件(3)電力品質対策」に準 じる。 (6)安定度対策 電源の連系検討にあたっては,系統安定度の検討を慎重に行い,必要な場合は,電源から送変電 設備に至る各種の安定度向上対策を検討し,効率的な対策を施すことにより,必要最小限の供給信 頼度を保持した送電容量を確保する。 系統安定度の検討は,「『系統計画作成基準』の 10.信頼度の評価方法(2)系統安定度」の項 に則り実施する。 基幹系統の安定度を維持するため275kV以上の系統に連系する発電機には,原則としてサイリス タ形励磁装置[系統安定化装置(PSS)付き]を設置する。なお,広域的な安定度維持が必要となる場合 は,複数入力PSS(ΔP+Δω形 PSSなど)の採用を指定する。また,154kV 系統に連系する発電機へ のPSS 設置は,個別検討とする。 連系する系統によっては,系統安定度を考慮し,励磁方式,頂上電圧を指定することがある。 また,275kV 以上の系統に連系する発電機に対し,発電機送電電圧制御励磁方式(PSVR)適用の必 要性を検討し,電圧安定性向上効果が認められる発電機については採用する。 (7)短絡・地絡故障電流対策 短絡・地絡故障電流は,電力系統の送電線または変電所の母線の1個所で3相短絡事故・1相地 絡事故を起こした場合に,発電所から流入する短絡・地絡故障電流であり,遮断器の遮断容量を決 定する場合の基本となる電流である。 発電設備が電力系統に連系することにより短絡・地絡故障電流が増加すると,以下のような問題 が発生する。 ①遮断器などの直列機器および送電線の容量不足 ②通信線への電磁誘導障害 ③故障電流による設備の損傷 このため,系統の短絡・地絡故障電流が他者の遮断器の遮断容量などを上回るおそれがあるとき は,発電者において短絡・地絡故障電流を制限する装置(限流リアクトルなど)を設置する。これ により対応できない場合には,異なる変電所系統への連系,上位電圧の送電線への連系,その他の 短絡・地絡故障電流抑制対策が必要となる。 遮断器の遮断容量選定に用いる短絡・地絡故障電流は,原則として,系統連系希望日以降,5年 程度先の系統断面において,故障発生直後の電流となるよう,発電機の初期過渡リアクタンス(Xd”) を用いて計算し,遮断容量を選定する。なお,短絡容量の数値については,連系される系統(必要
に応じて一段上位の送電線を含む。)内における発電設備(既設,供給計画上のものを含む),送 電線,変圧器などのインピーダンスを条件として算出するものとし,各電圧階級における短絡・地 絡故障電流の最大値は,表7-2のとおりとする。 表7-2 短絡・地絡故障電流の最大値 電圧(kV) 500 275 154 66 電流の最大値(kA) 63 50 40 31.5 (8)保護装置 発電設備の故障または系統の事故時に,事故の除去,事故範囲の局限化などを行なうための保護 協調の基本的な考え方は以下に基づく。 ①発電設備に異常または故障を生じた場合,この影響を連系された系統へ波及させないために,発 電設備を当該系統から解列すること。 ②連系された系統に短絡事故または地絡事故が発生した場合,発電設備を当該系統から解列するこ と。ただし,系統側の系統保護方式などにより,発電設備を解列する必要がない場合を除く。 ③上位系統事故や連系された系統の事故などにより当該系統の電源が喪失した場合であって,単独 運転が認められない場合には,発電設備を当該系統から解列し単独運転が生じないこと。 ④連系された系統の事故時の再閉路時に,発電設備が当該系統から解列されていること。 ⑤連系された系統以外の事故時には,原則として発電設備は解列されないこと。 当社および他者の保護装置と相互協調上必要な保護装置およびそれに必要な通信関係設備につい て,以下の項目により設置するものとするが,各連系形態により異なる場合があるため,詳細につ いては別途協議する。 a.発電設備故障時の保護 発電設備が故障した場合,系統の保護のため,次により保護装置を設置する。 発電設備の発電電圧が異常に上昇あるいは低下した場合に,これを検出し解列することのできる 過電圧リレーおよび不足電圧リレーを設置する。ただし,発電設備自体の保護装置により検出・保 護できる場合は省略できる。 b.連系系統事故時の保護 系統の短絡・地絡事故時の保護のため,『系統保護基準』に則り,表7-3に示す方式の保護装 置を設置する。 なお,太陽光発電および風力発電等については,一斉に停止又は解列すると,系統全体の電圧・ 周波数維持に大きな影響を与える可能性があるため,瞬時電圧低下や系統送電線事故中の瞬時的な 周波数上昇,大規模電源脱落時の周波数低下,系統分離時の周波数上昇・低下等の系統擾乱時にも 停止又は解列せず,運転を継続すること。
表7-3 送電線保護リレー方式 ※1 電圧階級 (kV) 保護種別 当社変電所側 発電設備側 短 絡 地 絡 短 絡 地 絡 二 回 線 送 電 線 連 系 一 般 ・ 専 用 送 電 線 500 275 主保護 PCM 電流差動リレー方式×2 同 左 後備保護 短 絡 方 向 距 離 リ レー方式×2 地 絡 方 向 距 離 リ レー方式×2 同 左 154 主保護 方向比較リレー方式 またはPCM 電流差動リレー方式※2 同 左 後備保護 回線選択,短絡 方 向 距 離 リ レ ー方式※3 回線選択,地絡方 向 ・ 地 絡 過 電 圧 リレー方式※3 同 左 66 33 主保護 回線選択リレー方式 またはPCM 電流差動リレー方式※4 同 左 後備保護 短 絡 方 向 距 離 リレー方式 地 絡 方 向 ・ 地 絡 過 電圧リレー方式 同 左 一 回 線 送 電 線 連 系 一 般 送 電 線 500 275 主保護 PCM 電流差動リレー方式×2 同 左 後備保護 短 絡 方 向 距 離 リ レー方式×2 地 絡 方 向 距 離 リ レー方式×2 同 左 154 主保護 方向比較リレー方式 またはPCM 電流差動リレー方式※2 方向比較リレー方式※5 または PCM 電流差動リレ ー方式※2 後備保護 短 絡 方 向 距 離 リレー方式※3 地 絡 方 向 ・ 地 絡 過 電 圧 リ レ ー 方 式※3 短 絡 方 向 ま た は 短 絡 方 向 距 離 リ レ ー方式※6 地 絡 過 電 圧 リレー方式 66 33 主保護 短 絡 方 向 距 離 リレー方式 地 絡 方 向 ・ 地 絡 過 電 圧 リ レ ー 方 式 短 絡 方 向 ま た は 短 絡 方 向 距 離 リ レ ー方式※6,7 地 絡 過 電 圧 リ レ ー 方 式 ※7 後備保護 - -※7 -※7 専 用 送 電 線 500 275 主保護 PCM 電流差動リレー方式×2 同 左 後備保護 短 絡 方 向 距 離 リ レー方式×2 地 絡 方 向 距 離 リ レー方式×2 同 左 154 主保護 短 絡 方 向 距 離 リ レ ー 方 式※ 8,9 地 絡 方 向 ・ 地 絡 過 電 圧 リ レ ー 方 式※8,9 短 絡 方 向 ま た は 短 絡 方 向 距 離 リ レ ー方式※6,8 地 絡 過 電 圧 リレー方式 後備保護 - - 66 33 主保護 短 絡 方 向 距 離 リレー方式 地 絡 方 向 ・ 地 絡 過 電 圧 リ レ ー 方 式 短 絡 方 向 ま た は 短 絡 方 向 距 離 リ レ ー方式※6 地 絡 過 電 圧 リレー方式 後備保護 - - (注)※1:二回線送電線連系:二回線で連系(二回線併用)する場合をいう。 一回線送電線連系:一回線で連系する場合をいう。 一般送電線:当社の変電所と発電設備が3端子以上で連系する場合をいう。 専用送電線:当社の変電所と発電設備が2端子で連系する場合をいう。 ※2:方向比較リレー方式が有効に機能しない場合適用する。 ※3:主保護・後備保護一体形の方向比較リレー方式において,保護装置停止時の事故除去遅延 により系統安定度維持対策が必要な場合には,後備保護装置を2系列とする。
※4:回線選択リレー方式が有効に機能しない場合適用する。 ※5:受信専用方向比較リレー方式を適用する場合がある。 ※6:短絡方向リレー方式が有効に機能しない場合は,短絡方向距離リレー方式を採用する。 なお,誘導発電機,二次励磁発電機または逆変換装置を用いた発電設備を連系する場合 は,不足電圧リレー方式を適用するものとし,この場合,発電設備故障対策用の不足電 圧リレーと兼用が可能である。 ※7:発電設備が併用2回線送電線の分岐に1回線連系する場合などで,当社変電所側に PCM 電流差動リレー方式を適用するときの主保護は,PCM 電流差動リレー方式とし,後備保 護は,短絡方向または短絡方向距離リレー方式,地絡過電圧リレー方式とする。 ※8:保護装置停止時の事故除去遅延により系統安定度維持対策が必要な場合には,保護装置を 2系列とする。 c.単独運転防止 (a) 逆潮流ありの条件で連系する場合 適正な電圧・周波数を逸脱した単独運転を防止するため,周波数上昇リレーおよび周波数低下 リレー,または転送遮断装置を設置する。なお,周波数上昇リレーおよび周波数低下リレーの特 性は,単独運転の結果,系統電圧が定格電圧の 40%程度まで低下した場合においても,周波数 を検知可能なものとする。周波数上昇リレーおよび周波数低下リレーが上記特性を有しない場合 は,単独運転状態になった場合に系統などに影響を与えるまで低下した系統電圧を,検出可能な 不足電圧リレーと組み合わせて補完しながら使用する。 (b) 逆潮流なしの条件で連系する場合 単独運転を防止するため,周波数上昇リレーおよび周波数低下リレーを設置する。ただし,発 電設備の出力容量が系統の負荷と均衡する場合であって,周波数上昇リレーまたは周波数低下リ レーにより検出・保護できないおそれがあるときは,逆電力リレーを設置する。 d.発電設備構内事故時の保護 発電設備構内事故時の保護のため,下記の保護装置を設置する。 (a) 連系用変圧器高圧側(系統側)事故対策 引込み口に過電流リレー(または短絡方向距離リレー)および地絡過電流リレー(または地絡 方向リレー)を設置する。なお,275kV 母線および安定度上問題のある個所については,母線保 護リレーを設置する場合がある。 e.再閉路 系統事故時,早期に復旧する必要がある場合には,自動再閉路の採用を検討する。また,系統の 安定運用のため採用を指定する場合がある。自動再閉路機能を採用する場合は,線路および母線の 電圧を確認するための計器用変圧器が必要となり,さらに構内事故の場合に再閉路をロックする機 能が必要となる。なお,単相再閉路方式または多相再閉路方式などを採用する場合には,発電機の 軸トルクの検討,各相操作遮断器の選定などが必要である。 当社標準の再閉路方式を表7-4に示す。 当社変電所の引出口の再閉路方式は表7-4を標準とし,発電設備側または需要設備側の再閉路 方式の適用は協議のうえ決定する。
表7-4 再閉路方式 保護方式 再閉路方式 備 考 PCM電流差動リレー方式 高速度多相,中速度三相 方向比較リレー方式 高速度単相,中速度三相 短絡方向 距離リレー方式,地絡方向 距離リ レー方式,回線選択リレー方式,地絡方向・ 地絡過電圧リレー方式 中速度三相(低速度三相 ※ ) ※66,33kV の場合 f.脱調分離・安定度対策 発電機脱調時にすみやかにそれを検出し,発電機を解列するため,脱調分離リレー装置を設置す る場合がある。 また系統の安定度維持対策として,転送信号などによって発電機の遮断を行なう装置を設置する 場合がある。 g.保護リレーの設置場所 保護リレーは,受電地点または故障の検出が可能な場所に設置する。 h.解列個所 解列個所は,系統から発電設備を解列できる個所とする。解列個所の例を次に示すが,具体的に は別途協議するものとする。なお,解列にあたっては,発電設備などを系統から機械的に切り離す ことができ,かつ,電気的にも完全な絶縁状態を保持しなければならないため,原則として,半導 体のみで構成された電子スイッチを遮断装置として適用することはできない。 (a) 連系する送電線事故時の解列個所:連系用遮断器 (b) 連系用変圧器高圧側(系統側)母線事故時の解列個所:連系用遮断器 (c) 発電設備事故時の解列個所:発電機並列用遮断器 (d) 周波数上昇リレー・周波数低下リレーおよび転送信号による解列個所:発電機並列用遮断器 i.保護リレーの設置相数 保護リレーの設置相数は次による。 (a) 地絡過電圧リレー,地絡方向リレー,地絡用電流差動リレーおよび地絡過電流リレーは零相回 路設置,過電圧リレー,周波数低下リレー,周波数上昇リレーおよび逆電力リレーは一相設置 とする。 (b) 不足電力リレーは二相設置とする。また,過電流リレーは二相以上設置とする。 (c) 短絡方向リレー,不足電圧リレー,短絡・地絡兼用電流差動リレー,短絡用電流差動リレーお よび短絡方向距離リレーは三相設置とする。 (9)連系用変圧器 定格容量は,対象発電機の定格力率に対応したものとし,短絡電流に対する熱的機械的強度の十 分な構造のものを選定する。 連系系統,電圧階級によっては,安定運転対策や短絡電流抑制対策などの面から,発電者が設置 する連系用変圧器のインピーダンスを指定する場合がある。当社標準の連系用変圧器インピーダン スを表7-5に示す。