1.講 義
①「まち・ひと・しごと創生」について~地方創生 をめぐる最新動向~ (内閣官房まち・ひと・しごと創生本部 事務局 企画官 西川 和宏 氏) 2060年に1億人程度の人口を維持する「国の長期 ビジョン」と2015~2019年の5か年の政策目標・施 策を策定する「国の総合戦略」を受けて、地方自治 体においても、中長期の将来展望である「地方人口 ビジョン」とともに、国と同様に5か年の「地方版 総合戦略」が策定中である。 国では地方自治体での戦略策定・遂行の取り組み に対して、地域経済分析システムの整備による「情 報支援」、小規模市町村への国家公務員等の派遣や 府省庁職員を相談窓口に専任する「人的支援」、並 びに地方版総合戦略の策定・実施のための「財政的 支援」といった多様な支援措置を講じている。 2015年6月30日に閣議決定された「まち・ひと・ しごと創生基本方針2015―ローカル・アベノミクス の実現に向けて―」では、「ローカル・イノベー ション」、「ローカル・ブランディング」、「ローカ ル・サービス生産性向上」をキーワードに、産業と 金融が一体となった地域の「稼ぐ力」向上への取り 組みを支援していく。 2015年を地方自治体に限らず産官学金労言が関与 して地方版総合戦略の策定・決定を行う「地方創生 元年」として位置付け、中でも地域の実情や企業の 業況をよく知る地域金融機関には、地方自治体と相 互に連携を図りながら、地域の企業や産業が成長戦 略を持ち、地域活性化を推進するような環境整備に平成27年度 地域シンクタンク研修(第7回)
―地方創生をデザインする~戦略策定へのヒント―
一般財団法人日本経済研究所 地域未来研究センター
一般財団法人日本経済研究所(以下、日経研)で は、平成27年7月9日と10日の二日間、「地域シン クタンク研修」を開催しました。当研修は地域シン クタンクの調査研究スタッフを対象に、地域の戦略 を自らデザインするための分析力と表現力の向上、 並びに地域シンクタンク間の相互交流を目的に、平 成21年より毎年実施しています。 7回目を迎えた今回は、北は北海道から南は鹿児 島まで、全国30機関37名の方々にご参加いただき 「地方創生をデザインする~戦略策定へのヒント~」 をテーマに、講義と演習が行われました。 (プログラム) 平成27年度地域シンクタンク研修
地方創生をデザインする~戦略策定へのヒント~ 平成27年7月9日㈭ 14:00~14:05 開会挨拶 日経研 理事長 荒木 幹夫 14:10~15:10 講義「『まち・ひと・しごと創生』について~ 地方創生をめぐる最新動向~」 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部 事務局 企画官 西川 和宏氏 15:10~16:10 講義「福岡地域戦略推進協議会の成果と展望 ~産学官民連携によるビジネス創出の生態系~」 福岡地域戦略推進協議会(FukuokaD.C.) エグゼクティブ・アドバイザー 後藤 太一氏 16:20~18:00 演習①~講義~「地方創生に向けて~地域産 業振興のセオリーと分析手法~」 日経研 調査局 上席研究主幹 佐藤 淳 ~ディスカッション~ 19:00~20:30 意見交換会(懇談会) 平成27年7月10日㈮ 9:30~12:30 演習②~企画作成~ 13:30~14:30 〃 14:30~15:50 演習③~プレゼンテーション~ ファシリテーター:日経研 地域未来研究センター長 鍋山 徹 地域未来研究センター 副局長 大西 達也 調査局 上席研究主幹 佐藤 淳 16:00~16:30 講評 鍋山 徹向けた積極的関与が期待されている。 具体的には、様々なライフステージにある地域企 業の事業内容や成長可能性を適切に評価できるよ う、より一層の事業性評価や目利き力の向上を図 り、潜在的な成長可能性を持つ企業の成長を地方自 治体や様々なサポート機関と連携して顕在化するな どが考えられる。 ②「福岡地域戦略推進協議会の成果と展望~産学官 民連携によるビジネス創出の生態系~」 (福岡地域戦略推進協議会 エグゼクティブ・アド バイザー 後藤 太一 氏) 2011年4月に設立された福岡地域戦略推進協議会 (FukuokaD.C. 以下、FDC)は、福岡市を中心とし た9市8町から構成された広域行政圏である「福岡 都市圏」の成長戦略の策定から推進までを一貫して 行うシンク&ドゥタンクである。福岡市は「暮らし の質(英国 Monocle 誌)」や「まちづくり分野(国 連ハビタット)」等で、これまでに世界レベルでも 高い評価を得ているものの、実際には九州地域内外 から集まってきた若者を吸収するだけの十分な雇用 の場がないことが課題となっている。 FDC では、国際競争力の強化によって、福岡都 市圏を「住みやすいまち」から質の高い雇用が創出 され、人材と投資が流れ込む「持続可能な地域」と することを目標としており、「実行を前提として会 員が入会していること」、「世界情勢を認識した戦略 を組み立てていること」、「民間活力の投入と公共政 策の担保を連動させていること」に加えて、「福岡 の市民力を成長の源泉に位置付けていること」を特 徴としている。 独自の地域戦略の策定にあたり、FDC では福岡 の強み(弱み)について福岡都市圏内外の産官学66 機関116人にインタビューを実施した。さらに、「こ れまでの成長実績」、「国際ベンチマーク(成長予 測)」、「都市圏の産業特性」、「産業別の優位性と成 長性」、「街づくりの実績と方向性」、「国内外におけ る広域経済圏の形成」といった様々な観点から徹底 した「地域診断」を実施した。その結果として「ア ジアと共にビジネス拠点として成長することが必 然、かつ可能」といった情勢認識が導き出された。 FDC は「域外に向けて挑戦する環境をつくる」、 「人材の多様性を強化する」、「革新的・創造的な交 流の場をつくる」を3つの柱として、交流の活性化 により質を重視した成長を図る地域戦略を策定。さ らに、その実現のために他地域と差異性を見出せ る、福岡ならではの重点産業分野として「食」、「観 光」、「環境」に代表される8つを選出し、それらの 事業化に向けて5つの部会(観光・スマートシ ティ・食・人材・都市再生)を設置している。 FDC 設立から5年目となる現在までの成果とし ては、「協働の基盤の発展(会員の増加、市民理解 の促進、政府からの評価等)」、「域外へのワンス トップ窓口の確立」、「事業体の目論見の検討(国家 戦略特区など政策への反映、公民連携事業の形成支 援等)」があげられる。今後は、実行(ドゥ)を更 に加速し、「事業化」、「広域化」、「法人化検討」を 進めつつ、世界に選ばれる福岡の価値を創出してい きたい。 講義の風景
2.演 習
地方創生に向けた企画案を策定するために、研修 参加者が5~6人ずつ8グループに分かれて、ワー クショップ形式で演習が行われました。 ⑴ ディスカッションに向けた講義 「地方創生に向けて~地域産業振興のセオリーと分 析手法~」 (日経研調査局 上席研究主幹 佐藤 淳) 地域の産業には、農林水産業、鉱工業や観光業な ど域外からマネーを獲得して基盤産業となりうる 「移出産業」と、建設業、小売業や地域金融機関な ど域内の需要によって成り立つ「域内産業」があ る。また、「インテグラル(すり合わせ:工業製品 やシステムを構成する部品等が相互に強く依存し 合っている状態)産業」と「モジュール(組合わ せ)産業」、並びに「付加価値重視」と「コスト重 視」といった4つの要素を用いたマトリクスによっ て、既存産業(半導体、繊維、農林水産業等)を分 類する手法がある。 地域産業振興の分析の留意点は、①日本標準産業 分類の小分類や細分類のデータを用いた「特化係数 法」により、地域の移出産業を見出すこと、②それ ぞれの産業毎に振興策を考えること、③地域資源と 結び付けやすいインテグラル(すり合わせ)で高付 加価値の産業を育てていくこと等があげられる。 ⑵ ディスカッション グループ内での自己紹介を兼ねて、研修参加者が 事前課題として用意してきた「①自らの地域の有望 な取組み(プロジェクト)」と「②他地域の気にな る取組み(プロジェクト)」について、その概要を 紹介し合うことで情報を共有しました。 続けて、有望なプロジェクトの特性を可視化する ために、「雇用力」を縦軸、「外貨獲得力」を横軸と した「地方創生マトリクス(図表1)」を作成し、 そのプロジェクトを選定した理由やマトリクス上で の位置づけ等について、グループ毎に発表を行いま した。 各グループからは、有望なプロジェクトとして 「地域ブランド戦略(栃木県宇都宮市、長野県塩尻 市)」、「伝統産業グローバル革新塾(京都)」や「は ままつ起業家カフェ(浜松市)」などが紹介されま した。 (図表1)地方創生マトリクスのイメージ (注)A~Dは取組み(プロジェクト) 雇用力 外貨 獲得力 ⑶ 企画作成 2日目は、「各グループが1つのシンクタンクと して、首長に地方創生に向けた戦略(企画案)を提 案する」といった想定で、5つの地域(図表2)を 演習で取り上げて、その課題と可能性を分析し、独 自の戦略に関する企画案を作成しました。 グループ毎に、北から函館都市圏(北海道)、中 魚沼・南魚沼地区(新潟県)、南信州広域連合(長 野県)、日田都市圏(大分県)、大隅地方(鹿児島 県)について、「暮らす(人口推移)」、「働く(就業 者数、事業所数、製造品出荷額、小売年間販売額)」、 「訪れる(観光入込客数)」等のデータを用いた分析 を行い、「具体的な戦略」と「その策定理由」をま とめました。 まず、「具体的な戦略」の策定にあたり、仮説を立 て る た め に「SWOT 分 析」 を 行 い ま し た。 SWOT 分析とは、事業戦略を検討する際に取り巻 く環境による影響と、それに対する現状を分析する ことで新たな機会を発見していく手法です。各地域 の内部要因である「強み(S:Strength)」と「弱み (W:Weakness)」、 外 部 要 因 で あ る「機 会(O: Opportunity)」と「脅威(T:Treat)」を洗い出し たうえで、4つの要素を掛け合わせる「クロス SWOT 分析」により、複数の戦略を導き出すこと が可能となります(図表3)。 なお、自らがコントロール可能な内部環境である 「強み(S)」と「弱み(W)」については、「経済価値 (V)」、「希 少 性(R)」、「模 倣 困 難 性(I)」、「組 織 (O)」毎に整理を行う「VRIO 分析」を、自らの努 力で変えられない要素である外部環境の「機会 (O)」 と「脅 威(T)」 に つ い て は、「政 治 的 要 因 (P)」、「経済的要因(E)」、「社会的要因(S)」、「技術 的要因(T)」毎に整理を行う「PEST 分析」を活用 して、仮説の検証を行いました。そのうえで、各地 域の戦略(企画案)をまとめ、それぞれの戦略を前 出の「地方創生マトリクス(図表1)」上にプロッ トしました。 ⑷ プレゼンテーション&講評 具体的な地域が創生するための戦略に関する企画 案について、グループ毎にプレゼンテーションを行 いました(図表4)。ほとんどの研修参加者が土地 勘のない地域の分析に挑戦し、短時間での作業にも (図表2)演習で取り上げた5地域 大隅地方 (鹿児島県) 中魚沼・南魚沼地区 (新潟県) 南信州広域連合 (長野県) 函館都市圏 (北海道) 日田都市圏 (大分県) (図表3)クロス SWOT 分析のフレームワーク
かかわらず、充実した内容の企画案が出そろいまし た(図表5)。 講師の後藤太一氏を加えたファシリテーター陣と の質疑応答が終了した後、日経研地域未来研究セン ター長の鍋山徹より、①議論の前にデータ分析を行 うことの重要性(時にはデータそのものを疑ってみ (図表5)各グループの企画案の概要 Aグループ Bグループ Cグループ Dグループ Eグループ Fグループ Gグループ Hグループ 地域 函館都市圏 函館都市圏 大隅地方 南信州広域連合 日田都市圏 大隅地方 中魚沼・南魚沼地区 南信州広域連合 具体的な戦略 ①がごめ昆布産地の PR ②観光産業の推進 ③健康産業への展開 →「ガ・ゴーメ函館」ブラ ンドで対外的 PR ①観光産業 ②食料品製造業 ③医療産業 →地産外商(外貨獲得と地域循環) ①畜産・焼酎の高付 加価値化 (原料生産・加工・ 販売の各段階) →ト レ ー サ ビ リ ティ(安全安心) →蔵元見学、レス トラン →和牛と焼酎の食 の組合せを推進 ①航空宇宙産業クラスター特区 ②水引産業のブランド化 →「日本のお土産には水引」 を PR(水引コンテスト等) ③観光業 ①医療関連産業の推進 ②木工産業の推進 ③宿泊産業の推進 →福岡、東九州、アジア をターゲット ①健康食品・予防医療産業の推進 ②観光産業「星と宇宙の町」 ①食品クラスター構想(観光含む) →地元酒造会社の試飲・販 売ストリート ②農業学校による農業人口の 拡大 ①グローバルニッチ企業支援 ②宿泊型観光、ミニ MICE →リニアモーターカー効果を 最大限に 戦略の 策定理由 ①養殖手法の確立等で出荷 額が増加。機能性食品で あ り 希 少 性 が あ る。 漢 方、サプリメント、堆肥 等への応用可。観光業に 波及。 ②夜 景 や 朝 市 等 の 資 源 あ り。新幹線(新函館北斗 駅が2016年3月開業)、 空港、フェリーターミナ ルの利用可。インバウン ド増加を期待。 ③道内で医療従事者が圧倒 的に多い。 ①国内外で観光のブランド価値が 高い。観光業は成長分野。健康 もあわせた観光。 ②マグロや昆布の収穫が多く集積 があるが、労働生産性が低く、 付加価値の取りこぼしがある。 機能性やストーリーを付け加え ることができる。 ③医療福祉の集積がある。ウォー キングや地元食材など地域資源 を活かしたヘルスツーリズム で、域外からの需要を取り込め る可能性。 ①生産量全国一。ブ ランド力があり、 原材料からの一貫 生産体制が整う。 高付加価値化で、 アジア新興国向け 輸出の増加を期待。 ①航空部品のグローバルニッチ 企業が存在。今後、航空宇宙 産業は外貨獲得力・雇用力で 期待。飯田にリニアモーター カー駅ができることにより、 全国の研究者が集まりやすく なる。 ②水引の全国シェア70%。ブラ ンド化により観光業にも波及。 ③山に囲まれた「日本一星の美 しい村」を武器に、宿泊型観 光(昼神温泉等)の可能性。 ①医療施設が充実。 ②日田杉の木工工房があ り、デザイン力等によ る高付加価値化を期待。 ③温泉(日田温泉)や歴 史的観光資源(天領の 町並み・豆田町)のさ らなる活用を期待。 ①農業・畜産業と鹿屋体育大学等の健康・ スポーツ科学技術により、付加価値の高 い健康食品や予防医療関連産業の推進を 期待。地理的表示の流れをプラスに。 ②肝付町のロケット基地(内之浦宇宙空間 観測所)と「日本一星の美しい町」の観 光資源。九州新幹線終着駅・鹿児島中央 駅からの直行バス等アクセスの確保、ク ラブツーリズム等テーマ旅行の設定によ り、アジア富裕層向けのインバウンド増 を期待。 ①食品製造業の高いブランド 力と東京圏からの近接性に より、観光業も期待。海外 での和食ブームが追い風。 苗場へのスキー客を取り込 める。 ②農業従事者の減少が懸念さ れる中、技術を有する農業 従事者が多い。後継者育成 によりサスティナブルな地 域を目指す。 ①電子・電機産業の地場企業の 集積がある。 ②山、星など日本の原風景を活 かした宿泊型観光。飯田にリ ニアモーターカー駅ができる ことで三大都市圏がマーケッ トに。首都圏高齢者需要を期 待。 プレゼンテーションの風景 (図表4)最終プレゼンテーション資料の一例
る姿勢も必要)、②人から評判を聞く前に自分の目 で現場を見ることが重要(巷での情報と自分で見た ものの間のズレに気付くことこそが未開拓ゾーンに なり得る)、といった講評が行われました。 全ての日程終了後に、研修参加者の方々からは 「地方創生に取り組むにあたって、他地域の調査研 究スタッフと議論・情報交換ができたのは貴重な経 験であった」といった感想や「このような内容の研 修をもっと早い時期に受講できればよかった」と いった意見をいただきました。 なお、1日目に開催された研修参加者と日経研を 含む DBJ グループ役職員による意見交換会では、 研修参加者全員が持ち寄った地域特産品を用いなが ら地域 PR(自己紹介)を行うなど、相互交流を深 めました。 (図表5)各グループの企画案の概要 Aグループ Bグループ Cグループ Dグループ Eグループ Fグループ Gグループ Hグループ 地域 函館都市圏 函館都市圏 大隅地方 南信州広域連合 日田都市圏 大隅地方 中魚沼・南魚沼地区 南信州広域連合 具体的な戦略 ①がごめ昆布産地の PR ②観光産業の推進 ③健康産業への展開 →「ガ・ゴーメ函館」ブラ ンドで対外的 PR ①観光産業 ②食料品製造業 ③医療産業 →地産外商(外貨獲得と地域循環) ①畜産・焼酎の高付 加価値化 (原料生産・加工・ 販売の各段階) →ト レ ー サ ビ リ ティ(安全安心) →蔵元見学、レス トラン →和牛と焼酎の食 の組合せを推進 ①航空宇宙産業クラスター特区 ②水引産業のブランド化 →「日本のお土産には水引」 を PR(水引コンテスト等) ③観光業 ①医療関連産業の推進 ②木工産業の推進 ③宿泊産業の推進 →福岡、東九州、アジア をターゲット ①健康食品・予防医療産業の推進 ②観光産業「星と宇宙の町」 ①食品クラスター構想(観光含む) →地元酒造会社の試飲・販 売ストリート ②農業学校による農業人口の 拡大 ①グローバルニッチ企業支援 ②宿泊型観光、ミニ MICE →リニアモーターカー効果を 最大限に 戦略の 策定理由 ①養殖手法の確立等で出荷 額が増加。機能性食品で あ り 希 少 性 が あ る。 漢 方、サプリメント、堆肥 等への応用可。観光業に 波及。 ②夜 景 や 朝 市 等 の 資 源 あ り。新幹線(新函館北斗 駅が2016年3月開業)、 空港、フェリーターミナ ルの利用可。インバウン ド増加を期待。 ③道内で医療従事者が圧倒 的に多い。 ①国内外で観光のブランド価値が 高い。観光業は成長分野。健康 もあわせた観光。 ②マグロや昆布の収穫が多く集積 があるが、労働生産性が低く、 付加価値の取りこぼしがある。 機能性やストーリーを付け加え ることができる。 ③医療福祉の集積がある。ウォー キングや地元食材など地域資源 を活かしたヘルスツーリズム で、域外からの需要を取り込め る可能性。 ①生産量全国一。ブ ランド力があり、 原材料からの一貫 生産体制が整う。 高付加価値化で、 アジア新興国向け 輸出の増加を期待。 ①航空部品のグローバルニッチ 企業が存在。今後、航空宇宙 産業は外貨獲得力・雇用力で 期待。飯田にリニアモーター カー駅ができることにより、 全国の研究者が集まりやすく なる。 ②水引の全国シェア70%。ブラ ンド化により観光業にも波及。 ③山に囲まれた「日本一星の美 しい村」を武器に、宿泊型観 光(昼神温泉等)の可能性。 ①医療施設が充実。 ②日田杉の木工工房があ り、デザイン力等によ る高付加価値化を期待。 ③温泉(日田温泉)や歴 史的観光資源(天領の 町並み・豆田町)のさ らなる活用を期待。 ①農業・畜産業と鹿屋体育大学等の健康・ スポーツ科学技術により、付加価値の高 い健康食品や予防医療関連産業の推進を 期待。地理的表示の流れをプラスに。 ②肝付町のロケット基地(内之浦宇宙空間 観測所)と「日本一星の美しい町」の観 光資源。九州新幹線終着駅・鹿児島中央 駅からの直行バス等アクセスの確保、ク ラブツーリズム等テーマ旅行の設定によ り、アジア富裕層向けのインバウンド増 を期待。 ①食品製造業の高いブランド 力と東京圏からの近接性に より、観光業も期待。海外 での和食ブームが追い風。 苗場へのスキー客を取り込 める。 ②農業従事者の減少が懸念さ れる中、技術を有する農業 従事者が多い。後継者育成 によりサスティナブルな地 域を目指す。 ①電子・電機産業の地場企業の 集積がある。 ②山、星など日本の原風景を活 かした宿泊型観光。飯田にリ ニアモーターカー駅ができる ことで三大都市圏がマーケッ トに。首都圏高齢者需要を期 待。 研修参加者が持ち寄った地域特産品