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秋田県における個人預金貯金の動向

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Academic year: 2021

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本稿の内容について、商用目的で転載・複製を行う場合は、予め日本銀行秋田支店までご相 談ください。転載・複製を行う場合は、出所を明記してください。 照会先:日本銀行秋田支店 総務課(TEL:018-824-7802) 本レポートは日本銀行秋田支店のホームページ(http://www3.boj.or.jp/akita/)からもご覧いただけます。

秋田県における個人預貯金の動向

2 0 1 2 年 9 月 1 2 日

日本銀行秋田支店

日本銀行秋田支店 金融経済調査シリーズ

今年、 日本銀行 秋田支店は開設 9 5 周年を迎えました! 当店広報キャラクター:どっこい・しょー太郎 (1917年<大正6年>8月1日開設) 当店広報キャラクター:じぇん子ちゃん

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(概要)

秋田県における国内銀行(出先金融機関を含む)の預金に、比較的規模が大 きく長期時系列での計数取得が可能な、ゆうちょ銀行貯金を加えた「預貯金」(法 人預金や公金預金も含むベース)の動向をみると、2008 年度以降、前年比増加 に転じている。とりわけ、国内銀行預金が前年を上回って推移しており、中で もウエイトの大きい個人預金が全体の伸びを牽引している。国内銀行の個人預 金残高は、2011 年度末に 2.4 兆円を突破し、既往ピークを更新している。 金融機関の預貯金は金融仲介活動の源泉となる。本稿では、秋田県における 預貯金の約 8 割にあたる「個人預貯金」(国内銀行個人預金+ゆうちょ銀行貯金) の動きの背景にある様々な要因や先行きの見通しについて、整理する。 個人預貯金の動きには、地域経済の情勢に加え、人口動態や金融機関の営業 戦略など多くの要因が影響している。こうした中、最近の秋田県の個人預貯金 においては、①雇用・所得環境と消費動向、②金融機関業態間の資金シフト、 ③預金者のリスクテイク姿勢、④個人事業主の個人預金、の 4 点が、主な変動 要因となっていると考えられる。 先行き、日本一の速さで高齢化が進む秋田県では、相対的に多額の預貯金を 保有する高齢者の割合が一段と増加することとなる。他方で、高齢化と同時に 進む人口減少については、預貯金を減らす方向に働く可能性がある。人口増減 率と預貯金増減率の関係をみると、ある程度、正の相関が観察され、先行きの 秋田県の人口動態予測を踏まえると、中長期的に預貯金規模が縮小していく可 能性がある。 今後とも、預貯金動向をきめ細かくモニターするとともに、預貯金動向が金 融機関行動や地域経済に与える影響について注意深くフォローしていくことが 必要である。

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2 0.49 2.09 2.43 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 79 83 87 91 95 99 03 07 11 兆円 年度 ▲ 6.0 ▲ 4.0 ▲ 2.0 0.0 2.0 4.0 6.0 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 前年比、寄与度% 年度 NCD 金融機関 公金 法人 個人 前年比

1. はじめに

秋田県における国内銀行(出先金融機関を含む)の預金1に、比較的規模が大 きく長期時系列での計数取得が可能な、ゆうちょ銀行貯金を加えた「預貯金」(法 人預金や公金預金も含むベース)の動向をみると、2008 年度以降、前年比増加 に転じている(図表 1)。とりわけ、国内銀行預金が前年を上回って推移してお り、中でもウエイトの大きい個人預金が全体の伸びを牽引(図表 2)している。 国内銀行の個人預金残高は、2011 年度末に 2.4 兆円を突破し、既往ピークを更 新している(図表 3)。 金融機関の預貯金は金融仲介活動の源泉となる。そこで、本稿では、秋田県 における預貯金の約 8 割にあたる「個人預貯金2」にスポットを当て、その動き の背景にある様々な要因や先行きの見通しについて、整理する。 1国内銀行銀行勘定。ただし、国内銀行には、整理回収機構(1999 年 3 月以前は整理回収銀行)、紀伊預金 管理銀行(2002 年 3 月 31 日付けで解散)、日本承継銀行(2004 年 3 月 8 日付けで解散)、第二日本承継銀 行(2011 年 12 月 26 日付けで事業譲渡)、ゆうちょ銀行を除く。 2 本稿では、「国内銀行の個人預金」に、計数取得が可能で個人預金が中心である「ゆうちょ銀行貯金」を 加えた値を「個人預貯金」として使用。 図表 2 秋田県の国内銀行預金の前年比 図表 3 秋田県の国内銀行の個人預金残高 資料)日本銀行「都道府県別預金・現金・貸出金」 既往ピークを更新中 図表 1 秋田県の預貯金前年比の推移 ▲ 4.0 ▲ 3.0 ▲ 2.0 ▲ 1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 前年比% 兆円 年度 国内銀行預金+ゆうちょ銀行貯金(左軸) 前年比(右軸) 資料)日本銀行「都道府県別預金・現金・貸出金」 (注) 国内勘定のみ。なお、個人預金(NCD を含む)、法人預金、公金預金、金融機 関預金等を含むベース。 資料)ゆうちょ銀行「ディスクロージャー誌」、 日本銀行「都道府県別預金・現金・貸出金」

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3 ▲ 6.0 ▲ 5.0 ▲ 4.0 ▲ 3.0 ▲ 2.0 ▲ 1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 秋田 全国 前年比% 年 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 季調済・倍 年度 秋田 全国

2. 個人預貯金の動きの背景にある様々な要因

個人預貯金の動きには、地域経済の情勢に加え、人口動態や金融機関の営業 戦略など多くの要因が影響している。こうした中、最近の秋田県の個人預貯金 の主な変動要因としては、①雇用・所得環境と消費動向、②金融機関業態間の 資金シフト、③預金者のリスクテイク姿勢、④個人事業主の個人預金、の 4 点 が考えられる。 ① 雇用・所得環境と消費動向 マクロ的には、家計の所得状況(可処分所得)と個人消費(最終消費支出) の差が貯蓄となり、個人預貯金動向の基本的背景となる。秋田県における雇用・ 所得環境は、依然として、全国に比べて厳しい状況が続いている(図表 4、5)。 2001 年度以降の秋田県の県民経済計算をみると、雇用者報酬の減少に伴い可処 分所得が縮小傾向を辿る中、2006 年度までは貯蓄も縮小している。もっとも、 2007 年度以降、貯蓄は拡大に転じ、最近の預貯金増加の動きにつながっている。 これは、団塊世代3 の退職による退職資金の流入により、可処分所得の減少ペー スが幾分緩やかになったことや、リーマン・ショック後の世界的な景気悪化局 面で、予防的に貯蓄する動きが強まり、最終消費支出の縮小ペースが加速した こと等が影響していると考えられる(図表 6)。 なお、高齢化が進行する秋田県では、年金受給額が年々増加を続けており、 2009 年度は 4,600 億円超となっている。雇用者報酬が減少傾向にある中、年金 受給額の増加は、可処分所得の下支えとなり、可処分所得に占める年金給付額 の割合は徐々に上昇している(図表 7)。 3 一般には、1947~1949 年生まれの人を指す。 図表 4 有効求人倍率(年度平均) 図表 5 現金給与総額(従業員 5 人以上) 資料)秋田労働局「一般職業紹介状況」 資料)厚生労働省「毎月勤労統計調査地方調査」

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4 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 1.5 1.7 1.9 2.1 2.3 2.5 01 02 03 04 05 06 07 08 09 億円 兆円 年度 貯蓄(≒可処分所得-最終消費支出)(右軸) 可処分所得(左軸) 最終消費支出(左軸) 0 5 10 15 20 25 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 % 億円 年度 共済年金(左軸) 厚生年金(左軸) 国民年金(左軸) 年金受給額/可処分所得(右軸) (億円、%、%ポイント) 残高 シェア 残高 シェア 残高 シェア 銀行 33,163 59.0 31,381 53.6 1,782 5.4 (うち個人預金) 23,985 42.6 20,870 35.6 3,115 7.0 地方銀行 32,220 57.3 30,307 51.8 1,913 5.5 他業態 23,082 41.0 27,169 46.4 ▲ 4,087 ▲ 5.4 ゆうちょ銀行 11,332 20.1 16,412 28.0 ▲ 5,080 ▲ 7.9 56,245 100.0 58,550 100.0 ▲ 2,305 2011/3月 (①) 2001/3月(②) 変化幅(①-②) 合  計 ② 金融機関業態間の資金シフト 国内銀行に他業態(信用金庫、信用組合、労働金庫、農協、ゆうちょ銀行) を加えた秋田県内の預貯金規模(法人預金や公金預金も含むベース)は、10 年前 に比べ縮小している。この間、シェアの変化をみると、「地方銀行」を中心に「銀 行」がシェアを高めた一方、ゆうちょ銀行はシェアを低下させている(図表 8)。 ゆうちょ銀行では、個人貯金の預入制限4がある中、2000 年以降の定額貯金の 大量満期償還等から、全国的に貯金残高が減少しており、秋田県でも同様の傾 4 法律に基づき、1 人につき、財形定額貯金等を除く貯金(通常貯金、定額貯金、定期貯金等)は合せて 1,000 万円まで、財形定額貯金、財形年金定額貯金、財形住宅定額貯金は合せて 550 万円までの預入限度額が定 められている。 図表 6 県民経済計算における可処分所得 と最終消費支出(秋田県) 図表 7 秋田県の年金受給額と可処分所得 に占める割合 資料)秋田県「県民経済計算」 (注) 年金受給額は、厚生年金、国民年金、共済 年金(長期分)の合計 資料)秋田県「県民経済計算」 (注 1) 預金(NCDを原則含む)は国内勘定のみ。上記預貯金・シェアには、「個人預金」、「法人預金」、「公金預金」、 「金融機関預金」等を含む。なお、「うち個人預金」は、日本銀行「都道府県別現金・預金・貸出金」の値。 (注 2) 他業態とは、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協、ゆうちょ銀行の合計。 図表 8 秋田県内の金融機関預貯金残高とシェア 資料)月刊金融ジャーナル、日本銀行「都道府県別現金・預金・貸出金」

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5 ▲ 10 ▲ 5 0 5 10 15 20 25 79 83 87 91 95 99 03 07 11 前年比% 年度 秋田 全国 0.35 1.69 1.12 52 260 166 0 50 100 150 200 250 300 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 79 83 87 91 95 99 03 07 11 兆円 兆円 年度 秋田 (左軸) 全国 (右軸) (%、%ポイント) 1999年 2004年 2009年 1999年 2004年 2009年 1999年 2004年 2009年 預貯金 57.7 69.6 64.1 58.1 61.0 61.6 ▲ 0.4 8.6 2.6 普通預貯金 9.8 16.7 19.2 9.3 15.3 17.9 0.6 1.4 1.4 定期性預貯金 47.9 52.9 44.9 48.8 45.7 43.7 ▲ 1.0 7.2 1.2 生命保険など 37.5 24.0 27.2 27.4 26.1 23.4 10.1 ▲ 2.1 3.8 有価証券 3.3 5.4 7.8 11.6 11.0 13.3 ▲ 8.3 ▲ 5.5 ▲ 5.5 株式・株式投信 2.5 3.1 3.4 6.7 6.7 7.7 ▲ 4.3 ▲ 3.6 ▲ 4.4 債券・公社債投信 0.4 2.3 3.9 2.5 3.1 4.4 ▲ 2.0 ▲ 0.8 ▲ 0.5 貸付信託・金銭信託 0.4 0.1 0.5 2.3 1.2 1.2 ▲ 1.9 ▲ 1.2 ▲ 0.7 その他 1.5 0.9 0.9 2.9 1.9 1.8 ▲ 1.4 ▲ 1.0 ▲ 0.9 合計 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 - - - 秋田県 (①) 全国 (②) 秋田県-全国 (①-②) 向がみられる。秋田県内では他の金融機関が、キャンペーン等による積極的な 資金吸収を行ったことが相俟って、ゆうちょ銀行の貯金の一部が国内銀行等に シフトした可能性がある(図表 9、10)5。こうした金融機関業態間の資金シフ ト等が、業態別の残高の動きに影響を与えていると考えられる。 ③ 預金者のリスクテイク姿勢 総務省の「全国消費実態調査」をみると、秋田県では、全国と比べて、株式 等のリスク商品投資には慎重なスタンスにある一方、安全資産とされる預貯金 で金融資産を保有する傾向が強い(図表 11)。こうしたリスクテイクに比較的慎 重な預金者の姿勢も最近の個人預貯金増加の背景にあると考えられる。 5 銀行預金のほか、投資信託や保険商品等にも一部の資金がシフトしたと考えられる。 資料)ゆうちょ銀行「ディスクロージャー誌」 図表 9 ゆうちょ銀行の貯金残高 図表 10 ゆうちょ銀行の貯金残高前年比 図表 11 金融資産の科目別構成比(全国消費実態調査) 資料)総務省「全国消費実態調査」

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6 (億円) 04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度 10年度 11年度 保証承諾額 823 754 856 944 1,415 1,203 1,043 1,107 0 100 200 300 400 500 600 └ 0 4 ┘ └ 0 5 ┘ └ 0 6 ┘ └ 0 7 ┘ └ 0 8 ┘ └ 0 9 ┘ └ 1 0 ┘ └ 1 1 ┘ 億円 年度 ④ 個人事業主の個人預金 2008 年度以降、リーマン・ショック後の緊急保証制度や東日本大震災後の災 害復旧支援資金等の制度融資による企業の資金繰り支援が相次ぎ、保証承諾額 は高水準にある。秋田県は、全国に比べ個人事業主の割合が高いことから、貸 出を通じて手元流動性として増加した個人事業主の預金が、統計上で分類され る個人預金の押し上げに寄与している可能性がある(図表 12)。

3. 先行きの見通し

秋田県における個人預貯金は、前述の要因等を背景に変動しており、2000 年 代半ばにかけていったん減少した後、足もと緩やかな増加傾向にある(図表 13)。 先行き、日本一の速さで高齢化が進む秋田県では、相対的に多額の預貯金を 保有する高齢者6の割合が一段と増加することとなる。他方で、高齢化と同時に 進む人口減少については、預貯金を減らす方向に働く可能性がある。ちなみに、 都道府県データを用いて人口増減率と預貯金増減率(法人預金や公金預金も含 むベース)の関係をみると、ある程度、正の相関が観察される(図表 14)。 6 ライフサイクルの考え方によれば、高齢になるに従い、既存の預貯金を取り崩しながら生活するため、 預貯金残高は減少することになる。もっとも、世代別に預貯金残高を比較すると、高齢者世帯が相対的に 多額の預貯金を保有している(「家計の金融行動に関する世論調査」、2011 年、金融広報委員会)。 震災復旧支援資金 による実行増 緊急保証制度に よる実行増 ▽ 民営事業所数に占める個人 事業所数および割合 秋田 全国 民営事業所 55千所 5,886千所 うち個人 事業所 27千所 2,465千所 50.4% 41.9% 資料)秋田県信用保証協会、総務省「経済センサス基礎調査」 図表 12 秋田県の保証承諾額

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7 R² = 0.6234 ▲ 18.0 ▲ 12.0 ▲ 6.0 0.0 6.0 12.0 18.0 ▲ 10.0 ▲ 5.0 0.0 5.0 10.0 預 貯 金 増 減 率 ( 2 0 0 0 年 度 → 2 0 1 0 年 度 ) 人口増減率 (2000年→2010年) 1,257 1,075 1.028 3.739 3.553 500 700 900 1,100 1,300 1,500 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 81 83 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 千人 兆円 総人口 (右軸) 個人預貯金 (左軸) 国内銀行の個人預金 (左軸) ゆうちょ銀行貯金 (左軸) そこで、秋田県の将来人口推計と世代別貯蓄金額(全国平均)を用いて、個人 預貯金の規模の見通しをラフに試算してみると、将来的には人口減少のマイナス 効果が大きくなり、預貯金額は減少トレンドに入っていく結果となった(図表 15)。 秋田県 図表 13 秋田県における個人預貯金と総人口 (注) 預貯金残高は年度末計数。総人口は 10 月 1 日時点。 資料) ゆうちょ銀行「ディスクロージャー誌」、総務省「国勢調査」、秋田県「秋田県の市町村別・年齢別人口」、 日本銀行「都道府県別預金・現金・貸出金」 図表 14 都道府県別預貯金増減率と人口増減率 増減率% 増減率% (注) 預貯金(NCDを原則含む)は、国内銀行に他業態を加えた値。国内勘定のみ。なお、個人預金、法人預金、 公金預金、金融機関預金等を含むベース。 資料)月刊金融ジャーナル、総務省「国勢調査」、秋田県「秋田県の市町村別・年齢別人口」

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8 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 兆円 20代 30代 40代 50代 60代 70代以上 (試算方法) ・人口推計に基づく世代別人口(秋田県)×年令別預貯金残高※により算出 ※ 年令別預貯金残高は、「家計の金融行動に関する世論調査、(2011 年、金融広報委員会)」に よる二人以上世帯調査(金融資産を保有していない世帯を含む)における世帯主の年令別預 貯金額を採用。地域性未考慮。年令別預貯金額は全期間において同じ値を使用している。 (試算結果)

4. おわりに

これまでみてきたとおり、秋田県における個人預貯金の動向には、景気情勢 や金融機関の営業推進の動向等の様々な要因が影響している。足もとでは、リ ーマン・ショック後の予防的な貯蓄志向の高まり等から銀行個人預金を中心に 緩やかな増加傾向にある。もっとも、先行きの秋田県の人口動態予測を踏まえ ると、中長期的に預貯金規模が縮小していく可能性がある。また、高齢化が進 む秋田県では、所得に占める社会保障給付の存在感が増しており、社会保障制 度等の改革も預貯金の動きに影響を及ぼしうる。今後とも、預貯金動向をきめ 細かくモニターするとともに、その金融機関行動や地域経済に与える影響につ いて注意深くフォローしていくことが必要である。 以 上 5.5 5.6 5.5 5.4 5.2 4.9 4.6 年 図表 15 人口推計に基づく個人の預貯金見通し(試算) 資料)国立社会保障・人口問題研究所「都道府県別将来推計人口」、金融広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査」

参照

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